研究者詳細

研究助成
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年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2023  科学研究費補助金  元外国人留学生の日本の職場への適応:人間関係における感情作業と感情管理からの検討 
研究代表者  独立行政法人 日本学術振興会  390,000円(2023年度分 間接経費分含む) 

研究内容(Research Content)  本研究の最終年度にあたる2023年度は、第1の研究課題「留学生が大学時代に習得する感情規則および表出規則の解明」の分析結果の一部を日本人間性心理学会第42回大会にて報告した。さらに、2021年度後半より進めてきた第2の研究課題「元留学生の職場内外の人間関係構築および維持における感情作業と感情管理の解明」については、2022年10月末までに実施したオンライン形式による質問紙調査および面接調査のデータのうち、まずは面接調査から得られた質的データの分析を進めてきた。具体的には、「感情管理」、「感情作業」、「認知」、「感情」、「学習」の5つに逐語録を分け、「感情管理」について修正版グラウンデッドセオリー・アプローチ(M-GTA)を用いてカテゴリー生成を終え、「感情作業」においてもカテゴリー生成を行いつつある。
 しかし、コロナ禍による面接調査の遅れが最終年度まで影響し、すべてのカテゴリー生成の分析のための時間が不足し、ひいてはGoogleフォームにて実施した質問紙調査と関連づけて実施する分析への遅れにも繋がっている。それゆえ、1年間の補助期間延長を申請し承認されたため、2024年度には「認知」、「感情」、「学習」についてカテゴリー生成を行うと共に、元留学生と元日本人学生との比較や在職年数による比較、さらには質問紙調査の結果とも照合し、元留学生の職場適応の困難性と健全性の検証を進め、関連する学会の年次大会での報告および学会誌への投稿を予定している。 

備考(Remarks) 共同 

2022  科学研究費補助金  元外国人留学生の日本の職場への適応:人間関係における感情作業と感情管理からの検討 
研究代表者  独立行政法人 日本学術振興会  520,000円(2022年度分 間接経費分含む) 

研究内容(Research Content)  本研究の3年目にあたる2022年度は、主に2021年度後半より進めてきた第2の研究課題「元留学生の職場内外の人間関係構築および維持における感情作業と感情管理の解明」に取り組む。また、昨年度より分析を進めてきた第1研究課題の分析結果については、成果の公表に向けてまとめている。
具体的には、2022年3月より開始したオンライン形式による質問紙調査および面接調査を2022年10月末までに外国人留学生14名、日本人元学生14名に対し、全てを終了し、得られた音声情報をテキストデータにほぼ変換し終え、分析作業に移行できる段階である。また、Googleフォームにて実施した質問紙調査についても既にデータを整理し、面接調査と連動し、第2の研究課題を検証するための分析に取りかかれる段階まで進めている。
 最終年度である2023年度において、主として本研究の成果のまとめと成果の公表を主な課題とし、関連する学会での年次大会での報告および学会誌への投稿を予定している。 

備考(Remarks) 共同 

2021  科学研究費補助金  元外国人留学生の日本の職場への適応:人間関係における感情作業と感情管理からの検討 
研究代表者  独立行政法人 日本学術振興会  1,170,000円(2021年度分 間接経費分含む) 

研究内容(Research Content)  本研究は、日本の職場への元留学生の適応プロセスを人間関係の構築と維持の側面から捉え、その際の感情作業と感情管理を明らかにすることにより、元留学生の職場適応の困難性と健全性を検証することを目的とし、2つの研究課題を設定、調査・研究を進めてきている。
 2021年度は、昨年度の面接調査で得られたデータを修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチに基づき第1の研究課題「留学生が大学時代に習得する感情規則および表出規則の解明」の分析を進めている。さらに、第2の研究課題「元留学生の職場内外の人間関係構築および維持における感情作業と感情管理の解明」に向け、第1研究課題から導き出された「感情・表出規則」やその影響要因などの結果を反映し、職場内外の人との応対における感情作業・管理に関する面接調査項目および質問紙調査項目を作成した。南山大学研究審査委員会「人を対象とする研究」倫理審査の承認を得た後、2022年3月より元外国人留学生12名および元日本人学生12名に対し質問紙調査および面接調査を進めつつある。これらの調査を2022年の秋頃までに終了させ、最終年度である令和5年度に成果を公表できるよう分析を進めていく予定である。 

備考(Remarks) 共同 

2020  科学研究費補助金  元外国人留学生の日本の職場への適応:人間関係における感情作業と感情管理からの検討 
研究代表者  独立行政法人 日本学術振興会  260,000円(2020年度分 間接経費分含む) 

研究内容(Research Content)  本研究は、元外国人留学生の日本の職場への適応を職場内外の人間関係の構築と維持に着目し、元留学生の感情的側面から職場適応の健全性を検証する。具体的には2つの課題を設定する。第1に、留学生が大学時代に習得する感情規則および表出規則を明らかにすることである。第2に、元留学生が職場内外の人間関係を構築し、維持していく上でどのような感情作業をし、感情管理をしているのかを明らかにすることである。この2つの課題に対し、現在、日本の大学に在学中の留学生、さらには元留学生と元日本人学生を対象に面接調査を行い、職場内外の人々との応対の場における感情作業とその際の感情管理を明らかにし、元留学生であるがゆえの職場適応の困難度と健全度を感情的側面から解明する。この解明より、留学生や日本人学生にとっての感情的負担がない「健全な職場への適応」のあり方、産業社会にとっての優秀な人材の長期的かつ安定的な確保と活用の方策について提言する。
 2020年度は、第1の研究課題「留学生が大学時代に習得する感情規則および表出規則の解明」に取り組む。そのため、研究分担者の協力を得て、臨床心理学、異文化間教育学、組織心理学における新規参入者の適応および人間関係における感情管理について文献調査を進める。その情報と感情労働研究にて論じられている感情・表出規則に関する知見を踏まえ、現在、日本の大学に在学中の留学生に対し半構造的面接調査の調査項目を作成し、6名の留学生に対し半構造的面接調査を実施してきている。その後、M-GTAに基づく分析により留学時代に習得した感情・表出規則およびその方法について明らかにすると共に、2021年度実施予定の第2課題に関するインタビュー調査への調査の準備を進める。 

備考(Remarks) 共同 

2019  科学研究費補助金  感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究 
研究代表者  独立行政法人 日本学術振興会  600,000円(2019年度分) 

研究内容(Research Content)  近年、産業界全体のサービス産業化に伴い、「おもてなしの心」を付加価値として活用する動向や過剰な「顧客至上主義」により、どのような仕事であれ、働く人々に自己の感情を犠牲にし、顧客の心に寄り添う「感情労働」の要請が強まっている。そこで本研究では、従来から感情労働が高く要請されてきた職種のみならず、その要請が認識されてこなかった職種にも注目し、2つの目的を設定する。
 第1は、組織心理学、臨床心理学、社会心理学の研究者による横断的視点から定性的および定量的調査を実施、汎用性の高い感情労働尺度の開発と、社会における感情労働化の動向を検証する。第2は、入職時点から現時点に至るまでの就労経験より感情労働への適応プロセスを検証する。この検証結果は、新たな感情労働研究の可能性を示し、労働環境や労働者の精神健康の改善、個人・組織・社会が持つレジリエンスの向上に貢献できよう。
 本研究の最終年にあたる2019年度は、2017年度に実施したインタビュー調査の分析を進め、学会報告としては人間性心理学会第38回大会にて発表、さらに論文として南山大学『アカデミア 人文・自然科学編』や『南山経営研究』にも公表した。2018年度に実施した質問紙調査についても分析を進め、感情労働により生じる効果に関して経営行動科学学会第22回年次大会にて発表した。また、『感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究―「心の労働」に関する調査報告書:基礎編―』として本研究の報告書の基礎的分析結果を報告書にまとめると共に、本研究で得られた定性・定量データをもとに感情労働への影響要因、感情労働による内的側面について精緻化し、最終的な本研究の目的である適応プロセス・モデルの検証を進めている。 

備考(Remarks)  

2018  科学研究費補助金  感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究 
研究代表者  独立行政法人 日本学術振興会  500,000円(2018年度分) 

研究内容(Research Content)  近年、産業界全体のサービス産業化に伴い、「おもてなしの心」を付加価値として活用する動向や過剰な「顧客至上主義」により、どのような仕事であれ、働く人々に自己の感情を犠牲にし、顧客の心に寄り添う「感情労働」の要請が強まっている。そこで本研究では、従来から感情労働が高く要請されてきた職種のみならず、その要請が認識されてこなかった職種にも注目し、2つの目的を設定する。
 第1は、組織心理学、臨床心理学、社会心理学の研究者による横断的視点から定性的および定量的調査を実施、汎用性の高い感情労働尺度の開発と、社会における感情労働化の動向を検証する。第2は、入職時点から現時点に至るまでの就労経験より感情労働への適応プロセスを検証する。この検証結果は、新たな感情労働研究の可能性を示し、労働環境や労働者の精神健康の改善、個人・組織・社会が持つレジリエンスの向上に貢献できよう。
 そのため、本研究の2年目にあたる2018年度は、前年度に実施したインタビュー調査の分析を進め、その結果より抽出された要因を感情労働への適応プロセス・モデルの大枠に配置し、検証すべきモデルを構築してきた。この構築された感情労働への適応プロセス・モデルを定量的分析により検証するため、質問紙調査を実施してきている。 

備考(Remarks)  

2017  科学研究費補助金  感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究 
研究代表者  独立行政法人 日本学術振興会  1,100,000円(2017年度分) 

研究内容(Research Content)  近年、産業界全体のサービス産業化に伴い、「おもてなしの心」を付加価値として活用する動向や過剰な「顧客至上主義」により、どのような仕事であれ、働く人々に自己の感情を犠牲にし、顧客の心に寄り添う「感情労働」の要請が強まっている。そこで本研究では、従来から感情労働が高く要請されてきた職種のみならず、その要請が認識されてこなかった職種にも注目し、2つの目的を設定する。
 第1は、組織心理学、臨床心理学、社会心理学の研究者による横断的視点から定性的および定量的調査を実施、汎用性の高い感情労働尺度の開発と、社会における感情労働化の動向を検証する。第2は、入職時点から現時点に至るまでの就労経験より感情労働への適応プロセスを検証する。この検証結果は、新たな感情労働研究の可能性を示し、労働環境や労働者の精神健康の改善、個人・組織・社会が持つレジリエンスの向上に貢献できよう。
 そのため、2017年度は予備調査の段階と位置づけ、研究課題として社会における感情労働化の動向を検証するために必要な汎用性の高い感情労働尺度の開発、および感情労働への適応プロセスのモデルの構築を進めるため、文献調査とインタビュー調査を中心に実施する。このインタビュー調査で得られたテキストデータに対し定性的および定量的分析を実施し、次年度の研究課題に向け、感情労働尺度の開発と感情労働への適応プロセスに配置すべき要因を詳細に抽出する。 

備考(Remarks)  

2006  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  経営組織におけるメンタリングの制度的活用を促進するための根拠と有効性に関する調査研究 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

2005  科学研究費補助金  臨床研修医のメンタリング・プログラム導入の効果に関する研究 
研究分担者     

研究内容(Research Content) 臨床研修医の育成、精神健康の向上のために導入されたメンタリング・プログラムの効果を評価するため、時系列的にデータを収集し、臨床研修医への効果を検証するとともに、プログラム自体の問題点についても検証し、より有効なプログラム開発を提案した。 

備考(Remarks) 平成17年度〜平成19年度 

2005  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  経営組織におけるストレス・マネジメント―組織内発達支援関係と精神健康との関係性からのアプローチ― 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

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