2025/03/14 更新

写真b

イシハラ ミナコ
石原 美奈子
ISHIHARA Minako
所属
人文学部 人類文化学科 教授
職名
教授
主な研究課題
長期研究:北東アフリカにおけるイスラームとエスノナショナリズム

短期研究:エチオピアのオロモ民族のイスラーム化
専攻分野
文化人類学,北東アフリカ地域研究

学位

  • 博士(学術) ( 2009年12月   東京大学 )

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    博士

    学位論文名:エチオピアのムスリム聖者崇拝ーティジャーニー導師アルファキー・アフマド・ウマルと西部オロモ社会ー

  • 学術修士 ( 1992年3月   東京大学 )

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    修士

研究分野

  • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学  / エチオピア、イスラーム、聖者、オロモ、ジャコウネコ、ティジャーニー教団

学歴

  • 東京大学   総合文化研究科   超域文化科学専攻文化人類学コース

    - 1998年1月

所属学協会

  • 日本ナイル・エチオピア学会評議員(2001.4〜現在に至る)

  • 日本ナイル・エチオピア学会会員(1993.9〜現在に至る)

  • 日本中東学会会員(1992.5〜現在に至る)

  • 日本アフリカ学会会員(1992.5〜現在に至る)

  • 日本文化人類学(民族学)会会員(1992.7〜現在に至る)

委員歴

  • 日本ナイル・エチオピア学会評議員(2001.4〜現在に至る)  

  • 日本ナイル・エチオピア学会会員(1993.9〜現在に至る)  

  • 日本中東学会会員(1992.5〜現在に至る)  

  • 日本アフリカ学会会員(1992.5〜現在に至る)  

  • 日本文化人類学(民族学)会会員(1992.7〜現在に至る)  

論文

  • The Life History of a Muslim Holyman: Al-Faki Ahmad Umar

    Ethiopia in Broader Perspective   Vol.II   391 - 402   1997年12月

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    出版者・発行元:13th Inter-national Conference, of Ethiopian Studies.  

  • オロモのクランの歴史研究の可能性について

    アフリカ研究   No.49   27 - 52   1996年9月

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    出版者・発行元:日本アフリカ学会  

  • Textual Analysis of a Poetic Verse in a Muslim Oromo Society in Jimma Area, Southwestern Ethiopia

    Senri Ethnological Studies   No.43   207 - 232   1996年1月

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    出版者・発行元:国立民族学博物館  

  • A Note on Religious Activities of Some Sheikhs in Negelle, Borana Region of Southern Ethiopia

    Nilo-Ethiopian Studies   No.1   75 - 81   1993年1月

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    出版者・発行元:日本ナイル・エチオピア学会  

  • エチオピア南部ボラナ地方におけるイスラームを理解するための一試論

    修士論文   1992年3月

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    出版者・発行元:東京大学  

  • Contextualising Books Among the Muslim Oromo in Southwestern Ethiopia: Prospects for Future Research

    AFRICAN RESEARCH AND DOCUMENTATION   No.135   117 - 131   2019年12月

  • A Muslim Holywoman in a Christian Empire: Textual Analysis of the Hagiography of Sitti Mumina

    Sophia Journal of Asian, African, and Middle Eastern Studies   No.36   109 - 130   2018年12月

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    出版者・発行元:上智大学アジア文化研究所  

    【特集】「現代エチオピアにおける女性の諸相」の一部をなす。本特集は『現代エチオピアの女たち』(石原美奈子編著)をもとにしており、本稿は同著で筆者が担当した「第6章 キリスト教国家とムスリム聖女」に一部変更を加えながら英訳したものである。19世紀末~20世紀前半のエチオピア帝国形成期にムスリム聖者として数多くの支持者を集めるようになったスィティ・ムーミナの人生を、聖者伝から読み解く試みである。

  • “Change in the Significance of Affiliation to Ṭarīqa The Case of Tiǧāniyya in and around Ǧimma”

    AETHIOPICA, International Journal of Ethiopian and Eritrean Studies   No.19   149 - 164   2017年6月

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    スーフィー組織(タリーカ)の重要性は、社会情勢とともに変化している。エチオピア南西部のジンマ地方を事例に、おもにティジャーニーヤというスーフィー組織の社会的位置づけの変化について述べている。

  • The Role of Women in Tijaniya: From Three Oromo Religious Centers in Western Ethiopia

    Annales d’Ethiopie   Vol. 30-2015   21 - 43   2017年2月

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    出版者・発行元:Centre francais des etudes ethiopiennes  

    本論文は、エチオピア西部のムスリム・オロモ社会においてもっとも広く支持者を抱えるティジャーニーヤと呼ばれるスーフィー組織における女性の役割について、ティジャーニー導師として有名なAl-Faki Ahmad Umar(1953年没)に縁がある3つの地域の比較を行っている。

  • 政治化される「共生」ーエチオピアにおける宗教対立をめぐってー

    人類学研究所論集   第3号   116 - 150   2016年3月

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    出版者・発行元:南山大学人類学研究所  

    エチオピアはキリスト教徒とムスリムが平和的に共存する国と言われてきた。だがこの「共存」は常に不安定なもので、相互の対立・衝突が起きると想起されるイデオロギーでもあった。本論文では、2000年以降にエチオピア各地で連続的に起きた一部のムスリムによるキリスト教徒あるいはキリスト教関連施設への襲撃に対して、政府が「共存」を旗印にとった政策・方針について考察・検討するものである。

  • コーヒーの意味と価値の変容ーエチオピア南西部の事例ー

    人類学研究所研究論集   第1号   150 - 180   2013年3月

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    出版者・発行元:南山大学人類学研究所  

    エチオピアはアラビカ種コーヒーの発祥地であり、いまやコーヒーを飲む慣習はエチオピアの国民文化と化している。だがコーヒーを飲む慣習の拡がりは20世紀に入ってからである。本論文は、コーヒー発祥地とされている南西部において、どのようにコーヒーの意味や価値が変化したのかについて論じている。

  • Beyond Authenticity: Diverse Images of Muslim Awliya in Ethiopia

    African Study Monographs   Suppl. no.41   81 - 89   2010年3月

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    出版者・発行元:Kyoto University ASAFAS  

  • エチオピアのムスリム聖者崇拝-ティジャーニー導師アルファキー・アフマド・ウマルと西部オロモ社会-

    博士論文   2009年

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    20世紀初頭にエチオピアにやってきた西アフリカのボルノ出身のティジャーニー導師アルファキー・アフマド・ウマルは、西部オロモ社会に受け入れられ、1953年に没した後も西部オロモの人々から崇敬の対象とされている。本論文は、前半がアルファキー・アフマド・ウマルの人生誌、後半がその死後、現在にいたるまで西部オロモ社会で発達してきたアルファキー・アフマド・ウマルを対象とする崇敬の諸慣行をとりあげている。

  • The Religious Roles of the Naggaadie in the Historical Gibe Oromo Kingdoms.

    Siegbert Uhlig(ed) Proceedings of the 15th International Conference of Ethiopian Studies   9   2006年10月

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    出版者・発行元:Harrassowitz Verlag  

    19世紀エチオピア南西部のギベ川支流域に成立した5つのオロモ王国へのイスラームの導入に貢献したのは「ナッガーディエ(商人)」と呼ばれる人々である。現在は、オロモの農民と同化しているが、その祖先は北部高地から交易商人として移住してきた人々である。ナッガーディエは、他のオロモ農民が知らないジャコウネコの飼育方法など知っている。

  • エチオピア帝国への包摂と地方の形成ー旧ギベ5王国の事例を通してー

    72 - 96(25p.)   2006年3月

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    出版者・発行元:京都大学大学院人間・環境研究科  

    19世紀エチオピア南西部のギベ川流域に形成された5つのオロモのイスラーム王国は19世紀末エチオピア帝国に征服された。本論文は、その過程およびその後1936−41年イタリアの植民地支配を受けるなかで旧5王国の政治関係がどのように変動したか、考察するものである。

  • エチオピアにおける食糧安全保障政策ー人間中心アプローチに向けた諸課題ー

    アフリカにおける「人間の安全保障」の射程」ー研究会中間成果報告書ー   109 - 154   2004年3月

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    出版者・発行元:アジア経済研究所  

    エチオピアにおいて食糧安全保障の確保は国家的課題である。本稿は、現政権下で施行されている食糧安全保障政策(集団移住・近代農法の普及による食糧増産)について概観した上で、しばしば「豊か」であるとして食糧安全保障政策の対象外に置かれるエチオピア南西部のコーヒー栽培農村S村を事例に、同村が過去10年間でどのように変化したか、数量的把握に努める。結論としてコーヒー栽培農村は、メイズとコーヒー栽培の微妙なバランスの上で生活を営んでおり、外から押し付けられた近代農法は直接的には小農の生活向上に奏効していない。世帯・個人レベルでの食糧安全保障を目指すならば、ローカルな価値観との対話が必要であろう。

  • The Cultural Logic of Civiculture in Ethiopia

    Nilo-Ethiopian Studies   8-9号   35 - 60   2003年1月

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    出版者・発行元:日本ナイル・エチオピア学会  

    エチオピアは古くから麝香の産地として世界的に知られ、ジャコウネコ飼育は、文献では12世紀まで遡ることの出来る歴史を持っている。飼育技術は19世紀から今日まで基本的に変わっていないとされ、主にエチオピア西南部でムスリムの「ネッガーディエ(商人)」あるいは「ネッガード」と呼ばれる人々によって飼育が行われてきた。近年一部の動物権利擁護団体がジャコウネコ飼育に対して批判を展開し、政府はさまざまな仕方で対応してきた。本論文は、ジャコウネコ飼育の歴史、飼育者の飼育技術とそれを支える伝説・価値観について詳しく検討した後に、動物権利擁護団体の批判点の矛盾を指摘するものである。

  • アフリカ

    史学雑誌   第111編第5号   309 - 312   2002年5月

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    出版者・発行元:史学会  

    2001年に公刊されたアフリカ関連の主要な著書・論文について、書評をまじえながらそれらの傾向と特色についてまとめた。

  • エチオピアにおける地方分権化と民族政治

    アフリカ研究   No.59   85 - 100   2001年12月

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    出版者・発行元:日本アフリカ学会  

    エチオピアは91年に発足した新政権の下,民族自決に重きをおき地方分権化を進め,95年には連邦制を導入し,構成州に大幅な自治権を付与した。本論文は,98から99年にかけて筆者が実施した州政府機関関係者とのインタビュー調査に基づいて,エチオピアにおける地方分権化の方向性と進捗状況について報告し,いくつかの問題点を指摘するものである。

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書籍等出版物

  • 変貌するエチオピアの光と影:民族連邦制・開発主義・革命的民主主義の時代

    石原美奈子・眞城百華・宮脇幸生( 担当: 共編者(共編著者) 範囲: 「はじめに」「第1章 エチオピアにおける民族連邦制と革命的民主主義」(分担率25%)、「第7章 オロモ民族主義の過去・現在・未来:民族連邦制の功罪」)

    春風社  2025年2月  ( ISBN:978-4-86816-005-2

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    総ページ数:415p.   担当ページ:pp.11-17、pp.31-37、pp.209-238   記述言語:日本語   著書種別:学術書

  • エチオピアの歴史を変えた女たちの肖像

    ( 担当: 共訳)

    ぎょうせい   2024年5月 

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    担当ページ:119  

    エチオピア人歴史学者Tekeste Negashとスウェーデン人タペストリー作家ベリット・サフルストロームによる「Woven」を上智大学眞城百華とともに翻訳した。全5章のうち1~3章を石原が担当した。

  • イスラーム文化事典

    ( 担当: 共著)

    丸善出版   2023年1月 

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    担当ページ:720p.   著書種別:事典・辞書

    八木久美子ほか202名、執筆担当部分は「ジェンダー(エチオピア)」(pp.258-259)、「政治とイスラーム(エチオピア)」(pp. 644-645)。

  • 宗教遺産テクスト学の創成

    ( 担当: 共著)

    勉誠出版  2022年3月 

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    総ページ数:698  

    木俣元一・近本謙介編。石原執筆担当部分は「聖性の遺産化をめぐる政治力学の理解に向けて――エチオピアのイスラーム聖者崇敬複合の事例――」(pp.493-511)。

  • 愛と共生のイスラーム―現代エチオピアのスーフィズムと聖者崇拝ー

    ( 担当: 編集)

    春風社  2021年3月 

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    総ページ数:550p.  

    全10章構成のうち、第9章(松波康男著)、第10章(吉田早悠里著)以外は、石原が担当した。1992年以来、30年近くにわたり、エチオピア西部で調査を続けてきた成果である。西アフリカ出身のティジャーニー教団導師アルファキー・アフマド・ウマルが、どのようにエチオピアにやってきて、どのように受入れられたのか、そして死後どのようにそのカリスマ性が西オロモ社会のなかで存続したのか、について描き出した民族誌である。大学院人間文化研究科博士前期課程出身の松波・吉田両氏の調査成果である第9・10章は、近年の変わりゆく状況を見事に捉えている。

  • 『反政治機械』(ジェームズ・ファーガソン著)

    ( 担当: 共訳)

    水声社   2020年3月 

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    担当ページ:464頁  

    James Ferguson著Anti-Politics Machine(1990)の邦訳である。松浦由美子・吉田早悠里と3人の共訳である。

  • 『東方キリスト教諸教会―研究案内と基礎データ―』

    ( 担当: 共著)

    明石書店  2017年8月 

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    総ページ数:605p.  

    東方キリスト教諸教会の研究動向と基礎データを載せている。三代川寛子編。「第3章 エチオピア正教会 3 国家を支える宗教」pp. 161-172(12p.)を担当した。

  • 現代エチオピアの女たち

    ( 担当: 編集)

    明石書店  2017年2月 

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    総ページ数:302p.  

    本書は20世紀以降のエチオピアの、とりわけ農村部の女性たちに焦点をあて、政治経済的変動のなか、女性たちがいかに家族・村・郡、そして国家と交渉しながら立ち位置を定め、社会変化のアクターになってきたかについて、アムハラ・オロモ・ティグライ・ホールなど、エチオピアを構成する様々な民族の社会で現地調査を実施してきた日本人研究者たちが切り取ってきた事例を通して実証的に検討している論文集である。石原の担当箇所は以下のとおりである。 「プロローグ」pp.9-26 「第6章 キリスト教国家とムスリム聖女―スィティ・ムーミナの奇跡譚を通してー」pp.180-233 「エピローグ」pp.289-291

  • Ya'a, Zibeth

    ( 担当: 共著)

    Harrassowitz Verlag Encyclopaedia Ethiopica  2014年8月 

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    担当ページ:1-2, 186-188   著書種別:事典・辞書

    Ya'a: Tijani指導者にして聖者として崇拝されるAl-Faki Ahmad Umarの人生の概略とその墓廟があるYa'aについて概説した。 Zibeth:エチオピアで行われているジャコウネコ飼育と麝香の採取と取引について概説した。

  • せめぎあう宗教と国家ーエチオピア 神々の相克と共生ー

    ( 担当: 編集)

    風響社  2014年2月 

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    総ページ数:436.  

    エチオピアの多様な宗教のあり方について、多民族国家の成立過程と個別民族・地域の民族誌的記述を通して描き出している。全9章構成で石原は「序」(pp.1-13)、「第一章 国家を支える宗教ーエチオピア正教会」(pp.23-87)、「第二章 国家に抗う宗教ーイスラーム」(pp.89-156)を担当した。

  • Muslim Ethiopia: The Christian Legacy, Identity Politics, and Islamic Reformism

    ( 担当: 共著)

    Palgrave Macmillan  2013年4月 

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    総ページ数:267p.  

    Ch.4 'The Formation of Trans-Religious Pilgrimage Centers in Southeast Ethiopia: Sitti Mumina and the Faraqasa Connection'(pp.91-114)を担当。2010年ノルウェーのベルゲン大学で開かれたワークショップの成果がもとになって出版物となった。石原はエチオピア南東部にみられるムスリム女性聖者スィッティ・ムーミナに関連する聖地群がキリスト教徒・ムスリムにとって共有の聖地とされている実態とその歴史的根拠について報告している。

  • Research in Ethiopian Studies, Selected papers of the 16th International Conference of Ethiopian Studies, Trondheim July 2007

    ( 担当: 共著)

    Harrassowitz Verlag  2011年8月 

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    総ページ数:590  

    論文'Spirit Possession and Pilgrimage: The Formation and Configuration of the Tijjani Cult in Western Oromoland'(pp.248‐259)は単著。'On the Filming of "Pilrimage to Ya'a"'(pp.260-274)はYasuo Matsunamiと共著。

  • Encyclopedia Aethiopica Vol.4

    Harrassowitz   2010年 

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    担当ページ:2p.   著書種別:事典・辞書

  • 社会変動と宗教の<再選択>:ポスト・コロニアル期の人類学研究

    ( 担当: 共著)

    風響社  2009年3月 

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    総ページ数:300pp.  

    ムスリム精霊を憑依させるキリスト教徒の霊媒師と出会い、キリスト教とイスラームが共存し得る背景にムスリム聖者モーミナを崇敬対象とするカルトとの関連を見出す。そしてこの女性聖者モーミナを対象とする崇敬カルトが、キリスト教を根幹とする近代国家としてエチオピア帝国が形成される過程でイスラームとの共存の道を模索する政治・社会的葛藤の時代の産物であることを明らかにした。

  • 朝倉世界地理講座第11巻 アフリカI

    ( 担当: 共著)

    朝倉書店  2007年4月 

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    アフリカの宗教に関する総論。アフリカの伝統的な霊魂観・世界観およびキリスト教とイスラームの導入と社会変容、近代化・グローバル化と宗教への影響、の3部分に分けて記述した。

  • 人間の安全保障の射程ーアフリカにおける課題ー

    ( 担当: 共編者(共編著者))

    アジア経済研究所  2006年2月 

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    総ページ数:57pp  

    人間の安全保障委員会は報告書第三章「移動する人々」において、貧困や紛争から逃れるために非自発的に移動を余儀なくされた人々が、人間の安全保障を脅かされる危険性がある、と指摘している。ここには国内の開発事業により「自発的に移動する」とされた人々が陥る危険性を汲み取って保護責任を問う視点が欠落している。本論文は、2003年エチオピア政府が着手した「自発的再定住プログラム」が、どのような歴史的背景のもとで、いかなる政策に基づいて策定されたのかについて記した上で、再定住サイトでの調査をもとに、同プログラムがどのような問題点を抱えているかについて検討している。

  • 社会化される生態資源

    京都大学学術出版会  2005年3月 

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    総ページ数:179-216  

    エチオピア西南部で人類学的調査研究を継続的に実施してきた9人によるモノグラフを集めたもの。石原は、「コーヒーの森とシャネル5番」と題する論文を執筆した。エチオピアで12世紀以来の歴史をもつジャコウネコの飼育の現状と近年動物愛護運動がそれに対する批判を展開していることによる影響について論じている。

  • 文化人類学最新術語100

    弘文堂  2002年7月 

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    総ページ数:2  

    「伝統と近代」の項目。

  • 『岩波イスラーム辞典』

    岩波書店   2002年2月 

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    著書種別:事典・辞書

    「エチオピア」「ソマリア」「ムハンマド・アブドゥレ・ハサン」「アファール」等14項目の解説。

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MISC

  • 書評「高村美也子著『プランテーションの人類学──タンザニア・ボンデイ社会とココヤシ栽培』 」 査読

    石原美奈子

    『年報人類学研究』   第15号   71 - 73   2024年6月

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    記述言語:日本語   掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

  • エチオピアにおける文化人類学界の動向

    石原美奈子

    人類学研究所通信   ( 23号 )   8 - 10   2023年7月

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    記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

  • 「眞城百華『エチオピア帝国再編と反乱(ワヤネ)―農民による帝国支配への挑戦』(春風社)」

    『アフリカ研究』   103号   61 - 63   2023年5月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

  • 「書籍化への原動力の源は」

    『わたしの学術書』   421 - 430   2022年4月

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    出版者・発行元:春風社  

  • 宮脇幸生編『国家支配と民衆の力ーエチオピアにおける国家・NGO・草の根社会』大阪公立大学共同出版会、2018年、276頁

    アフリカ研究   No.98   53 - 56   2020年

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本アフリカ学会  

    2009年に制定された「慈善団体および市民団体に関する布告(CSO法)」は、NGOの活動を規制する法律として、その影響について注目が集まっている。本書はCSO法の影響が、様々な分野で活動を展開するNGOにどのようにみられるのかについて、エチオピア各地をフィールドとして調査研究を実施してきた人類学者たちの調査をもとに考察分析した成果である。

  • アフリカのムスリム人口増大と社会変動ーエチオピアを中心にー

    SRIDジャーナル   第17号   p.1 - 7   2019年7月

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    出版者・発行元:国際開発研究者協会  

    アフリカのムスリム人口の増加がなぜ問題とされるのか、そこに潜む政治性について論じた上で、アフリカにおけるイスラーム急進派組織の系譜について記した。そして、キリスト教徒人口が多数派を占め、宗教の融和が切実な問題となっている今日のエチオピアの事例に言及し、ムスリム社会を二分してきた「ワハビーヤ」と「スーフィーヤ」という二つのカテゴリーの関係について、今後の展望も合わせて報告した。

  • スーフィー聖者アルファキー・アフマド・ウマルの人生とその時代背景

    FIELDPLUS   22号   4 - 7   2019年7月

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    出版者・発行元:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所  

    巻頭特集「祈りでつながるイスラーム」(責任編集:石川博樹)の3エッセイ―のひとつ。現在もエチオピアで数多くの崇敬者がいるティジャーニー教団の導師であり、スーフィー聖者であるアルファキー・アフマド・ウマルの人生をその時代背景とともに解説した。

  • Sayuri Yoshida "The Reality of Discrimination: Ethnography of the Kafa and the Manjo in Ethiopia"

    Nilo-Ethiopian Studies   No.20   47 - 48   2015年4月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:Japan Association for Nilo-Ethiopian Studies  

    吉田早悠里著『誰が差別をつくるのか』の書評を英語で投稿したものである。

  • Transcending Ethno-Religious Boundaries at Pilgrimage Centers- The Faraqasa Connection on Ethiopia-

    大阪大学グローバルCOE   2010年3月

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    出版者・発行元:大阪大学  

    エチオピア東部から南東部には、女性ムスリム聖者モーミナゆかりの聖地がいくつか点在しており、それらは他とは異なる共通点をもつ。本論文では、これら独特の儀礼や習慣をもつ聖地を「ファラカサ・コネクション」と呼ぶ。発表では、これら「ファラカサ・コネクション」の聖地の特徴と、その特徴と密接な関連のある聖者モーミナの人生について明らかにした。

  • Attempts to accommodate diverse images of Muslim awliya—Manuscripts, oral tradition and manzuma (religious verses)--

    国際ワークショップ   2008年9月

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    出版者・発行元:ハラル・文化センター・京都大学共催  

    エチオピアのムスリム聖者の人生史を収集する調査において研究者として直面した諸問題について発表した。アルファキー・アフマド・ウマル、ハッジ・ブシュラ、スィッティ・モーミナの3人の聖者の事例を比較。

  • エチオピアの霊媒師

    はるかなる神の国へ、エチオピア   154号   2   2007年1月

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    出版者・発行元:旅行人  

    エチオピアには精霊憑依の事例が多く、中東ムスリム世界の女性の間で広く知られているザール(精霊憑依を伴う治療儀礼)も、その起源をたどるとエチオピアであるとされている。後半において、2006年10月末に筆者が調査を実施したエチオピア南東部の聖地ファラカサでの精霊憑依の事例について紹介している。

  • エチオピアのイスラーム

    はるかなる神の国へ、エチオピア   154号   2   2007年1月

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    出版者・発行元:旅行人  

    エチオピアはキリスト教の国として知られているが、人口のおよそ3分の一はムスリムである。エチオピアにおけるイスラームの導入の歴史を短く概説した後、聖者崇拝の諸慣行について紹介している。

  • 奥野・花渕編『文化人類学のレッスン』

    アフリカ研究   68号   3   2006年3月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本アフリカ学会  

    一橋大学大学院出身の文化人類学者がそれぞれのフィールド経験から得られた知見をもとに編集した文化人類学の大学生向け教科書。とてもわかりやすく、執筆者にアフリカ研究者が多いので、アフリカにおける文化人類学の教科書としても読める。

  • 大学は政治を変えられるか? -2001年4月アディスアべバ暴動を読む-

    JANES ニュースレター   No.11   2002年3月

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    出版者・発行元:日本ナイル・エチオピア学会  

    2001年4月,アディスアべバ大学において行なわれた学生デモに機動隊がその鎮圧を目的に介入し,多くの死傷者が出た。本稿は,現政権下でますます脅かされている大学の自治に対し,問題提起をしている。

  • 大塚和夫著『近代・イスラームの人類学』(東京大学出版会,2000年)

    民族学研究   66巻 4号   503 - 506   2002年3月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本民族学会  

    本書は,近代とイスラームをキーワードにして現代のアラブ・ムスリム世界の様々な側面をテーマにして議論を展開しているが,書評では著者の「近代」概念の扱かい方について若干のコメントを加えた。

  • Hussein Ahmed, Islam in Nineteenth-Century Wallo, Ethiopia Brill, 2001

    Nilo-Ethiopian Studies   No.7   102 - 104   2002年3月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本ナイル・エチオピア学会  

    エチオピア史学界においてイスラーム研究が占める位置は周縁的である。本書は,数少ないエチオピアのイスラーム研究の第一人者による研究書である。

  • 和田正平編『現代アフリカの民族関係』(明石書店,2001年)

    アフリカ研究   No.60   162 - 164   2002年3月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本アフリカ学会  

    本書は,1994年から98年まで国立民族学博物館で行なわれた共同研究の成果であり,21の論文から構成されている。現代アフリカの民族関係に関連しているという共通点があるだけで,これらの論文は,内容や分析の仕方は玉石混稀である。

  • エチオピア南西部におけるジャコウネコの飼育技術に関する調査報告

    第4回研究会合   2002年2月

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    出版者・発行元:平成13年度科研費「国家・開発政策をめぐる環境変化と少数民族の生存戦略:北東アフリカ諸社会の比較研究」  

    2001年8月17日から9月17日まで,エチオピア南西部オロモ・カファ両社会において,行なったジャコウネコの飼育に関する調査報告。

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講演・口頭発表等

  • エチオピア都市における宗教空間の力学に関する一考察―ジンマ市の事例から―

    日本ナイル・エチオピア学会第32回学術大会  2023年4月  日本ナイル・エチオピア学会

  • 「オロミア州はオロモのものなのか?」

    日本ナイル・エチオピア学会第31回学術大会  2022年4月  日本ナイル・エチオピア学会

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    一般公開シンポジウム「エチオピアの連邦制再考:民族といかに向き合うのか」(オンライン)

  • 眞城百華発表へのコメント「三つ巴の戦いはどこに向かうのか?」

    科研費研究会  2021年3月  「経済開発と資源の重層的ガバナンスに関する人類学的研究――エチオピアの事例から」(研究代表者:宮脇幸生大阪府立大学教授)

  • ‘Contextualizing Books among the Muslim Oromo in Southwestern Ethiopia

    20th International Conference of Ethiopian Studies  2018年10月  ICES committee, Mekele University

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    科研費(海外学術調査)「エチオピアにおけるイスラーム化の史的検証:アラビア文字資料の収集・分析を通してー」(研究代表者:石原美奈子)の研究成果のひとつである。

  • 「エチオピアのイスラームージンマ王国のイスラーム化ー」(東京外国語大学AA研共同研究:エチオピア・ジンマ王国伝来イスラーム祈祷集研究)

    共同研究「エチオピア・ジンマ王国伝来イスラーム祈祷集研究」  2017年10月  東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所

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    AA研図書館所蔵の19世紀の祈祷書Dala'il al-Khairatiの意義を考察する上で必要となる歴史的背景(エチオピアにおけるイスラーム、ジンマ地方の地政学的重要性、宗教的特徴)についてパワーポイントを利用して紹介した。

  • 変貌するスーフィー組織ーエチオピアのティジャーニーヤ 今日的展開―

    人類学研究所共同研究会  2017年1月  南山大学人類学研究所

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    20世紀にエチオピア西部で広まったティジャーニーヤと呼ばれるスーフィー組織が、変わりゆく政治経済的背景のもと、どのように変貌を遂げたかについて口頭で報告した。

  • Change in the Significance of Affiliation to Tariqa

    19th International Conference of Ethiopian Studies  2015年8月  Warsaw University

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    エチオピア南西部で主流となっているタリーカ(スーフィー組織)はティジャーニーヤである。ティジャーニーヤがエチオピア南西部にどのように導入されたのか、主要なシャイフ(導師)の人生とネットワークを通して解明する。さらに、デルグ政権・現EPRDF政権下でティジャーニーヤへの帰属の意義がどのように変化したのかについて報告している。

  • “On the Translocality of Pilgrimage Centers: Sitti Momina and the Faraqasa System in Ethiopia”

    国際ワークショップ「The Comparative Analysis of Pilgrimage and   2014年5月  筑波大学

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    エチオピア南東部の聖地ファラカサとそこに墓廟があるムスリム女性聖者Sitti Muminaに対する一連の崇敬慣行群をtranslocalityという概念で分析した。

  • 「現代エチオピアのスーフィズムーティジャーニーヤの場合ー」

    日本ナイル・エチオピア学会第23回学術大会  2014年4月  日本ナイル・エチオピア学会

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    ムスリム世界では近現代にイスラーム復興主義が支持を広げ、それに圧されてスーフィズム(イスラーム神秘主義)は衰退する、と言われてきた。だが、近年ムスリム世界のみならず西洋世界においても、イスラーム復興主義に対抗し得る思想・運動としてスーフィズムが見直されてきている。エチオピアでも近年、イスラーム復興主義者の先導によるキリスト教徒とムスリムの対立が武力衝突に発展する事件が起きており、政府も対抗措置を講じてきている。政府は、エチオピア東部のハラル出身でレバノンで著名になったシャイフ・アブダッラー・ハラリの思想(「アハバシ主義」)への支持を表明し、民衆主導で組織化が始まったとされる「アハル・アッスンナ・ワ・ルジャマア」を後押しした。このような「スーフィズムの政治化」ともいえる動きの中で、ティジャーニーヤがどのようにそれに関わっているのか、についてこれまで行った調査に基づいて発表した。

  • 聖者伝を読み解く:Sitti MominaのManaqibを通して

    日本ナイル・エチオピア学会第21回学術大会  2012年4月  日本ナイル・エチオピア学会

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    ムスリム世界の聖者伝は、しばしば荒唐無稽な「奇蹟」譚を集めたものとして、学術的分析の対象とされてこなかった。本発表では、エチオピア南東部ファラカサに墓廟がある女性ムスリム聖者Sitti Mominaの聖者伝に注目するものである。アムハラ語で書かれたSitti Mominaの聖者伝の特徴を明らかにした上で、それがSMの聖者性および聖者としての成立過程をどのように表現しているのか、読者にどのようなメッセージを投げかけているのか、内容分析を行った。

  • 「エチオピアの聖地ファラカサ参詣にみられる異教共存の論理」

    日本アフリカ学会  2008年5月  龍谷大学

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    エチオピア南東部のムスリム聖地ファラカサにみられる異教共存の諸相についての研究発表。

  • 個人研究発表「聖地ファラカサにおける異教共存の論理」

    日本ナイル・エチオピア学会第17回学術大会  2008年4月  弘前大学

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    エチオピア南東部アルシ地方の聖地ファラカサにみられる異教共存の実態を聖者モーミナの人生との関連において解明。

  • On the Filming of "Pilgrimage to Ya'a"

    16th International Conference of Ethiopian Studies  2007年7月  Norweigian University of Science and Technology(Trondheim)

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    松波康男制作の民族誌映画"Pilgrimage to Ya'a"に制作過程に関する研究発表。

  • Spirit Possesseion and Pilgrimage-The Formation and Configuration of the Tijjani Cult in Western Oromoland

    16th International Conference of Ethiopian Studies  2007年7月  Norwegian University of Science and Technology(Trondheim)

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    20世紀前半エチオピア西部オロモ社会においてムスリム聖者として崇敬の対象とされた西アフリカ出身のティジャニー導師アルファキー・アフマド・ウマルが1953年に逝去した後、地域的に一定の広がりのある「ティッジャーニー・カルト」が形成された。

  • エチオピア帝国の形成と異教共存ー皇帝・霊媒師と踊る精霊たちー

    南山大学人類学研究所研究会  2006年12月  南山大学人類学研究所

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    正教会系キリスト教を国教とするエチオピア帝国において、イスラームおよびムスリムは、社会的には共存しながらも政治的には脅威となる存在であった。そうしたイスラームの帯びる両義的な性格を体現したのが霊媒師である。とくに19世紀末に近代国家としてのエチオピア帝国を建国した皇帝メネリク2世以降の皇帝は、ムスリム霊媒師との関係がみられる。

  • 不可視界を介した異教共存・融合ー2つの精霊憑依の事例

    日本ナイル・エチオピア学会第15回学術大会  2006年4月  南山大学

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    南山大学において実施された第15回大会1日目のシンポジウム企画として。エチオピア南西部に住む(クシ系)アルボレ・(スルマ系)マジャン・(クシ系)オロモが、キリスト教とイスラームをどのように受容しているか、についてそれぞれの地域で調査を続けている研究者が発表した。石原は、オロモ社会における事例を紹介した。キリスト教徒がムスリム聖地に赴くことや、ムスリムがキリスト教徒に赴くこと、またはムスリム精霊がキリスト教徒に憑依することやキリスト教徒がムスリム精霊に憑依されたことをきっかけに改宗する事例などを紹介

  • 南西部オロモ社会のイスラーム化:聖者・宗教指導者・「商人」の役割を通して

    2005年7月  上智大学

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    エチオピア南西部オロモ社会(「ギベ5王国」)は19世紀王国形成・発展期において、イスラームを段階的に受容した。発表では、19世紀のギベ5王国のイスラーム化の過程に関し、当時王国を訪れたイタリア人・フランス人の探検家や宣教師の報告、および筆者が現地で収集した口頭伝承・文献資料に基づいて報告した。

  • The Religious Roles of the Naggaadie in the Historical Gibe Oromo Kingdoms

    The 15th International Conference of Ethiopian Studies  2003年7月  The University of Hamburg

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    19世紀エチオピア南西部で栄えた「ギベ5王国」は、17〜18世紀にこの地域に移住してきたオロモが伝統的なワカ信仰とガダ(年齢組織)を放棄してイスラームを取り入れて、周囲のオロモ社会との相違が鮮明になった。このイスラームの導入に大きな役割を果たしたのが北部出身のムスリム商人や宗教指導者とその子孫で、これらの人々はNaggaadieと呼ばれる。本発表は、Naggaadieがどのような人々であり、どのようにオロモの人々にイスラームを布教したか、について論じている。

  • イタリア統治の意義(1)ーRas Imru部隊への対応をめぐるオロモ領主の同盟・対立関係

    日本ナイル・エチオピア学会第12回学術大会  2003年4月  日本ナイル・エチオピア学会

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    エチオピアは1936年から41までイタリアの植民地統治下に置かれた。本発表は、故グラズマッチ・ペトロス氏の手記をもとに、筆者が当時のイタリア統治の状況を直接経験した住民へのインタビューを行った調査の成果の一部を紹介するものである。イタリア統治の状況については、これまで植民地行政文書を用いた統治体制に関する研究と、イタリア体制に対し抵抗運動を展開した愛国戦士の活動に関する研究が主流であり、イタリア統治直前までのアムハラ支配体制のもとで搾取されたオロモなど南部諸民族は、イタリア軍の到来を歓迎したとする見方

  • エチオピア南西部におけるジャコウネコ飼育の技術伝承

    日本ナイル・エチオピア学会第11回学術大会  2002年4月  日本ナイル・エチオピア学会

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    エチオピア南西部において「ネッガーディエ(商人)」と呼ばれる移民クランは、代々ジャコウネコ飼育を行ってきたことで知られている。本発表は、近年ジャコウネコ飼育がどのように行われており、どのような点が動物愛護運動の非難を受けているのか、それがどのくらい妥当であるのかについて論じている。

  • エチオピアの民族政治とムスリム聖者崇敬慣行

    日本ナイル・エチオピア学会第10回学術大会  2001年4月  日本ナイル・エチオピア学会

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    ムスリム聖者崇敬をめぐる諸慣行は,異なる宗教政策をとってきた近代エチオピアの政治体制の影響を様々な形で受けてきた。本発表では,民主化と民族自決の原則を掲げる現政権の下で一種の宗教復興ブームが起こる中で,ムスリム聖者・崇敬慣行がどのような影響を被っているのかについて,エチオピア南部オロモ社会の二大聖地の比較を通して検討している。

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 「エチオピア南西部におけるコーヒーの栽培・流通・消費に関する歴史人類学的研究」

    2024年4月 - 2025年3月

    公益財団法人たばこ総合研究センター  2024年度研究助成 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1000000円 ( 直接経費:1000000円 )

  • エチオピアにおける郷土史・地方史の体系的収集・分析を通した多元的歴史認識の解明

    2022年

    文部科学省  科学研究費補助金 基盤研究(B) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2600000円

  • 『愛と共生のイスラームー現代エチオピアのスーフィズムと聖者崇拝』にかかる出版費助成

    2020年

    南山大学  南山大学学術叢書出版助成(南山学会) 

  • エチオピアにおけるイスラーム化の史的検証:アラビア文字資料の収集・分析を通してー

    2020年

    文部科学省  科学研究費補助金 基盤研究(B) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:900000円

  • 「エチオピアにおけるイスラーム化の史的検証:アラビア文字資料の収集・分析を通してー」

    2019年

    文部科学省  科学研究費補助金 基板研究(B)(海外学術調査) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1800000円

    エチオピア西部のムスリム知識人が保有する様々な書物をデジタル保存する作業を行い、書物を通してイスラーム化のプロセスを検証する。

  • 「エチオピアにおけるイスラーム化の史的検証:アラビア文字資料の収集・分析を通してー」

    2018年

    文部科学省、日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤B(海外学術調査) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    エチオピア西部のムスリム知識人が保有する様々な書物をデジタル保存する作業を行い、書物を通してイスラーム化のプロセスを検証する。

  • 基板研究(B)(海外学術調査)「エチオピアにおけるイスラーム化の史的検証:アラビア文字資料の収集・分析を通して」

    2017年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)(海外学術調査) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2200000円

    エチオピア南西部のイスラーム化の過程をアラビア文字資料の収集・分析を通して探ることが目的。

  • 「現代エチオピアの女たち」

    2016年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 研究成果公開促進 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1200000円

    基盤研究B「現代エチオピア国家の形成と農村社会における女性の役割に関する実証的研究」の成果として、明石書店から出版された本書の出版助成金。

  • 現代エチオピア国家の形成と農村社会における女性の役割に関する実証的研究

    2016年

    文科省  科学研究費補助金 基盤研究(B) 

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2600000円

    本研究は、20世紀以降のエチオピア農村部の女性の政治・宗教・社会的役割の変遷に焦点をあて、それを現地調査によって検証するものである。エチオピアは20世紀初頭近代国家として歩みを始めたが、女性が国家形成過程、および人口の8割が住む農村社会においてどのような役割を果たしてきたかについてほとんど研究がなされてこなかった。本研究は、異なる政権下で農村在住もしくは農村出身の女性たちが共同体や社会、ひいては国家の形成にどのように関わってきたかについて明らかにすることを目的とする。

  • 現代エチオピア国家の形成と農村社会における女性の役割に関する実証的研究

    2015年

    文部科学省  科学研究費補助金 基盤研究(B) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2600000円

    エチオピアが国家として形成されてから今日までの歴史の中で女性、とりわけ農村女性が注目を集めることは殆どなかった。本研究は、現代エチオピア国家の形成に農村社会の女性が積極的な役割を果たしたことを歴史学・開発学・文化人類学に携わる研究者によって実証的に研究するものである。

  • 現代エチオピア国家の形成と農村社会における女性の役割に関する実証的研究

    2014年

    文部科学省  科学研究費補助金 基盤研究(B) 

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2500000円

    本研究は、20世紀以降のエチオピアの農村部の女性の社会・宗教・政治的役割の変遷に焦点をあて、それを現地調査によって検証するものである。エチオピアは20世紀初頭に近代国家として歩み始めたが、女性が国家形成過程および人口の8割が住む農村社会においてどのような役割を果たしたのかについて、ほとんど研究がなされてこなかった。本研究は、異なる政権下で、農村在住の、もしくは農村出身の女性たちが共同体や社会、ひいては国家の形成にどのように関わってきたかについて明らかにすることを目的とする。

  • 民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究

    2013年

    文部科学省  科学研究費補助金 基盤研究(B)(海外学術調査) 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2730000円

    現EPRDF政権下で宗教が公共領域において大きな役割を演じるものと期待されるなか、宗教活動が活発化してきている。本研究は、エチオピア南部を中心に調査研究してきた文化人類学者たちがそれぞれ調査対象としてきた民族・地域における宗教をめぐる活動状況を比較研究するものである。

  • 民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究

    2012年

    文部科学省  科学研究費補助金 基盤研究(B)(海外学術調査) 

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:5980000円

    本研究は代表者のほか分担者6名協力者4名が行っている共同研究である。現EPRDF政権下のエチオピアでは、国民が自由に政治参加する場や機会が減ってきており、宗教が国家の代替機能を果たす場面が増えている。宗教の多面的な役割や情報を、エチオピア南西部で文化人類学的調査を行ってきたメンバーで提示しあい、エチオピアにおける宗教の公共性に対する理解を深めることを目的とした研究である。エチオピアでの調査を進めながら、国内研究会を1年に2回実施し、最終年度では成果を公刊する予定である。

  • 民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究

    2011年

    南山大学  科学研究費補助金 基盤研究(B) 

      詳細を見る

    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:4600000円

    本研究は、民族連邦制国家道を歩むエチオピアにおいて人々が宗教に選択的に依存し始めている現状を踏まえ、宗教がどのように民族や地域超た共同体もくは公共空間を切り拓く原動力となっているのか、現地調査を通して実証的に研究することを目的とする。

  • エチオピアにおけるコーヒー関連文化の変容に関する人類学的研究

    2010年

    パッヘ研究奨励金 

      詳細を見る

    パッヘI-A

  • 開発国と国家支配ー連邦制国家エチオピアにおける開発エージェントと国家権力の相克

    2010年

    文部科学省  文部科学省科学研究補助金 

      詳細を見る

    基盤研究(B)

  • 開発国と国家支配-連邦制国家エチオピアにおける開発エージェントと国家権力の相克

    2009年

    文部科学省  基盤研究(B) 

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    担当区分:研究分担者 

    文部科学省科学研究補助金

  • 開発国と国家支配―連邦制国家エチオピアにおける開発エージェントと国家権力の相克

    2008年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    担当区分:研究分担者  資金種別:競争的資金

    配分額:45500円

    基盤研究(B)

  • 異教共存・融合のローカル・メカニズムに関する人類学的研究:エチオピアの事例

    2008年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1690000円

    基盤研究(B)

  • 異教共存・融合のローカル・メカニズムに関する人類学的研究:エチオピアの事例

    2007年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2210000円

    基盤研究(B)

  • 国民国家の形成過程における民族紛争の史的検証ー北東アフリカ諸社会の比較研究ー(研究代表者:福井勝義京都大学教授)

    2006年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    基盤研究(A)

  • 異教共存・融合のローカル・メカニズムに関する人類学的研究:エチオピアの事例

    2006年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    基盤研究(B)

  • 近代エチオピア国家への編入と伝統的市場・流通体系の変容に関する人類学的研究

    2005年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    若手研究(B)

  • 近代エチオピア国家への編入と伝統的市場・流通体系の変容に関する人類学的研究

    2004年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    若手研究(B)

  • 国家・開発政策をめぐる環境変化と少数民族の生存戦略:北東アフリカ諸社会の比較研究

    2003年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    研究助成

  • 近代エチオピア国家への編入と伝統的市場・流通体系の変容に関する人類学的研究

    2003年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    若手研究(B)

  • 動物と人の共生の論理ーエチオピア南西部におけるジャコウネコ飼育に関する研究ー

    2002年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    研究助成

  • 国家・開発政策をめぐる環境変化と少数民族の生存戦略:北東アフリカ諸社会の比較研究

    2002年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    研究助成

  • 国家・開発政策をめぐる環境変化と少数民族の生存戦略:北東アフリカ諸社会の比較研究

    2001年

    文部科学省  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    研究助成

  • エチオピアのオロモ民族のイスラーム化

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    エチオピアのオロモ民族の段階的なイスラーム化のプロセスに関し,ムスリム宗教指導者と商人の相互関係の側面からアプローチし,イスラーム復興主義とオロモ民族主義との関連について考察する。

  • 北東アフリカにおけるイスラームとエスノナショナリズム

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    現代の北東アフリカの政治動向を左右する重要な要素となっているイスラームとエスノナショナリズムをめぐる社会現象や政治問題について,行為者の視点を重視しながら考察する。

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その他

  • エチオピア南西部における現地調査

    2022年8月

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    科研費基盤(B)「エチオピアにおける郷土史・地方史の体系的収集・分析を通して多元的歴史認識の解明」の一環として実施した。

  • 講演「アフリカで女性は社会の変革者になり得るのか?ーエチオピアの場合ー」

    2019年7月

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    仙台市で開催された市民向けアフリカ・セミナー(仙台国際センター)。

  • 講演会「エチオピアのイスラームー文化と歴史-」

    2018年12月

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    アジア経済研究所研究会「アフリカの政治・社会変動とイスラーム」で講演を実施した。

  • 人類学研究所・人類文化学科共催人類学フェスティバルでベリト・サールストロム作タペストリー作品展「エチオピアの歴史をつくった女性たち」

    2018年10月

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    3年次ゼミ生の成果としての展示

  • 展示「祈りでつながるイスラーム」

    2018年4月 - 2018年5月

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    東京外語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究会「エチオピア・ジンマ王国伝来イスラーム祈祷集研究」の成果として

  • エチオピア南西部におけるアラビア文字資料の収集(科研費による)

    2017年

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    エチオピア南西部ジンマ地方で、アラビア文字資料をもつ宗教指導者を訪ね、蔵書を映像データに変換した。

  • エチオピアにおける現地調査

    2016年8月

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    エチオピア西部においてティジャーニーヤの活動を追跡調査した(科研費による調査)。

  • エチオピアにおける現地調査

    2015年8月

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    エチオピア南西部ジンマ県においてアルファキー・アフマド・ウマル以前にティジャーニーヤを導入したとされる二人の人物、ハッジ・ユースフとハッジ・ザカリアに関する調査を実施した。

  • エチオピアにおける現地調査(科研費(基盤B)による)

    2014年8月

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    エチオピア南西部において(女性を含む)ティジャニーヤの活動を調査し、アルファキー・アフマド・ウマルの弟子たちの人生について聞き取りを行った。

  • ワークショップ

    2010年

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    ノルウェーのベルゲン大学において開催されたワークショップ「Transforming Identities and New Representations of Muslims in Contemporary Ethopia」において、"The Formation of a Trans-religious Regional Cult in Southeast Ethiopia"を研究発表した。

  • グローバルCOEプログラム

    2010年

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    大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学」
    の「地中海地域におけるトランスナショナリティに関する人文学的研究」のメンバーとして参加し、成果論文として"On the Translocality of Pilgrimage Centers"を発表・提出した。

  • グローバルCOEプログラム

    2009年

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    大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学」のメンバーとして年2回の研究会に出席した。

  • グローバルCOEプログラム

    2008年

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    大阪大学「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」の研究プロジェクト「地中海地域におけるトランスナショナリティに関する人文学的研究」のメンバーとして研究会に参加・研究発表を行った(於大阪大学)

  • 現地調査

    2008年

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    文部科学省科研費補助金「異教共存・融合のローカル・メカニズム:エチオピアの事例」(研究代表者:石原美奈子、課題番号18401042)により、エチオピア東南部で現地調査を実施した。

  • 現地調査

    2007年12月 - 2008年1月

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    エチオピア北東部ウォロ地方にある聖者モーミナの生誕地と聖者モーミナの継承者ヌール・アフマドにゆかりのあるウォロ地方のモスクを訪れ、聞き取り調査を実施した。

  • 講師

    2007年7月

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    「アフリカセミナーの会」(於仙台国際センター)において「エチオピアにおける異教共存」と題し講師として研究発表を行った。

  • 現地調査

    2007年

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    前半は、エチオピア南西部ジンマ地方のムスリム聖者サイイド・ナスラッラーに関する調査を実施した。サイイド・ナスラッラーの墓廟において、アラビア語の伝記や口頭伝承などを収集した。また後半は、エチオピア南東部アルシ地方の聖地ファラカサにおいて実施された祭りを参与観察した。

  • 現地調査

    2007年

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    エチオピア南東部の聖地ファラカサにおもむき、10月29日に行われた盛大な祭りに参与観察した。その後、ハラルゲ地方およびアルシ地方に点在する聖者モーミナにゆかりのある聖地を巡回し、地域カルトの実態について調査した。

  • 研究会

    2006年

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    科研費補助金(基盤研究(A))による『国民国家の形成過程における民族紛争の史的検証ー北東アフリカ諸社会の比較研究ー』(研究代表者:福井勝義京都大学教授)の研究分担者として研究会合に参加した。

  • 現地調査

    2006年

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    文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B))による研究プロジェクト「異教共存・融合のローカル・メカニズムに関する人類学的研究:エチオピアの事例」(研究代表者:石原美奈子)の一環として、エチオピア南西部、オロミア州ジンマ地方ゲラ地区およびエチオピア東部ハラル州において、ムスリムとキリスト教徒の相互関係

  • 現地調査

    2006年

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    文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B))による研究「異教共存・融合のローカル・メカニズムに関する人類学的研究:エチオピアの事例」の一環として、エチオピア東南部、オロミア州アルシ地方のムスリム女性聖者モーミナの墓廟があるファラカサへの参詣儀礼を参与観察した。その後北東部ウォッロ地方に住む著名なムス

  • 現地調査

    2005年12月 - 2006年1月

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    エチオピア西部ウォッレガ地方において、ティジャーニー教団導師アルファキー・アフマド・ウマルの宗教的貢献に関する補充調査を実施した。

  • 現地調査

    2005年

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    平成17年度文部科学省科研費(若手研究(B))による『近代エチオピア国家への編入と伝統的市場・流通体系の変容に関する人類学的研究』の一環として、エチオピア南西部ジンマ地方・西部ウォッレガ地方農村部において生産・流通活動に関する現地調査を実施した。

  • 研究会

    2005年

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    科研費補助金(基盤研究(A))による『国民国家の形成過程における民族紛争の史的検証ー北東アフリカ諸社会の比較研究ー』(研究代表者:福井勝義京都大学教授)の研究分担者として研究会合に参加した。

  • 現地調査

    2004年

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    平成16年度文部科学省科研費(若手研究(B))による『近代エチオピア国家への編入と伝統的市場・流通体系の変容に関する人類学的研究』の一環として、エチオピア南西部で現地調査を実施した。

  • 研究会

    2004年

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    アジア経済研究所の委嘱を受け「アフリカ紛争問題への人間中心アプローチ」研究会に委員として参加。

  • 現地調査

    2004年

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    外務省経済協力局の委嘱を受け「対エチオピア国別援助計画」策定に係るタスクフォース(主査:神戸大学大学院国際協力研究科高橋基樹教授)のアドバイザーとして同行。

  • 現地調査

    2004年

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    平成16年度文部科学省科研費(若手研究(B))による『近代エチオピア国家への編入と伝統的市場・流通体系の変容に関する人類学的研究』の一環として、エチオピア南西部で現地調査を実施した。

  • 現地調査

    2003年

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    平成15年度科研費(若手研究(B))「近代エチオピア国家への編入と伝統的市場・流通体系の変容に関する人類学的研究」の一環としてエチオピア南西部において調査を実施した。

  • 研究会

    2003年

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    平成15年度アジア経済研究所主催「アフリカにおける『人間の安全保障』の射程」研究会に委員として参加した。

  • ジャコウネコ飼育の実態とその改善策に関する調査

    2002年8月

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    文部省科研費補助金(基盤研究(A)(1)「国家・開発政策をめぐる環境変化と少数民族の生存戦略:北東アフリカ諸社会の比較研究」(研究代表者:福井勝義京都大学教授)の一環として(研究協力者として参加)、またパッヘ研究奨励金I-A-2の研究補助を受けて、エチオピア南西部において現地調査を実施した。

  • 現地調査

    2001年

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    エチオピア南西部におけるジャコウネコの利用状況に関する調査

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担当授業科目(学内)

  • イスラムとの出会い

    2000年4月 - 現在

その他教育活動及び特記事項

  • 変わりゆく漁村、大淀~くらし・伝統・祭り~

    2019年4月

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    2019年度「フィールドワーク(文化人類学)」の学外授業として明和町大淀地区で実施した学生によるフィールドワーク実習の成果報告書を監修した。

  • 人類学フェスティバルに「エチオピアの歴史をつくった女性たち」を出展

    2018年10月

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    人類学研究所主催の人類学フェスティバルに石原ゼミ(3年生)が出展。スウェーデン人タペストリー作家ベリト・サールストロムによる5つの作品を展示し、そこに織り込まれた女性たちの歴史上の役割や功績についてパネルを作成した。

  • 漁業・祭礼・観光ー「風の島」、菅島の挑戦ー

    2018年4月

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    2018年度「フィールドワーク(文化人類学)」履修生が三重県鳥羽市菅島で行った社会調査実習の成果を編集・監修した。

  • 漁業・祭礼・観光ー模索する篠島ー

    2017年4月 - 2018年3月

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    2017年度「フィールドワーク(文化人類学)」の成果物である。2017年8月に南知多町篠島で実施した社会調査実習をもとに履修生が執筆した原稿を編集・監修した。

  • 熨斗鰒の町に生きる―変わりゆく国崎町ー

    2017年3月

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    2016年度学科科目「フィールドワーク(文化人類学)」の成果報告書。

  • 人類学フェスティバル出展「寄ってきませんか?ここから鳥羽市国崎町!」

    2016年11月

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    「フィールドワーク(文化人類学)」の成果を人類学フェスティバルで出展。写真展示、アワビ・アートのワークショップ、PV、国崎の特産品試食コーナーなど。

  • 人類学フェスティバルへの出展「アフリカの病気」

    2015年11月

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    「アフリカの病気」と題し、アフリカで流行しているマラリア、エボラ出血熱、HIV/AIDSを取り上げ、それぞれ罹患状況・人々の対処法・国際社会の取り組みについて3年次ゼミ生が調べたことを展示・発表した。

  • フィールドワーク(文化人類学)報告書「潮騒の島を生きるー神島を守る」編集

    2015年

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    学科科目「フィールドワーク(文化人類学)」の一環として、神島で行った調査実習の成果である。

  • 人類学フェスティバルにゼミ「アフリカの女たち」出展

    2014年11月

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    3年ゼミ生が企画・出展。アフリカの女性たちを題材にパネル展示、占いコーナー、ビーズ作りコーナー、クイズ・コーナー、映画コーナーを設けた。

  • フィールドワーク(文化人類学)の成果報告書「うつくしの島、佐久に生きるー離島の挑戦ー」

    2014年

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    2014年9月4~8日、愛知県西尾市一色町佐久島において実施したフィールドワーク(文化人類学)の報告書を編集・監修した。執筆者は17名。

  • 報告書「名古屋の宗教行動のカタチ」の作成

    2011年4月

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    「フールドワーク(文化人類学)」の履修生による報告書

  • フィールドワーク報告書「遠山谷に生きるー語り継ぐ八重河内ー」

    2009年

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    フィールドワーク(文化人類学)の授業の一環として、報告書を編集した。

  • フィールドワーク(文化人類学)

    2008年

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    静岡県浜松市佐久間町川合において、「フィールドワーク(文化人類学)」の一環として調査実習を行い、『天竜川とともに生きる―伝統を受け継ぐ川合―』を編集した。

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