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著書
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12 件中 1 - 10 件目

年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2021  宗教遺産テクスト学の創成  共著   
勉誠出版  , B5  , 698  , 2022年3月30日   

概要(Abstract) 木俣元一・近本謙介編。石原執筆担当部分は「聖性の遺産化をめぐる政治力学の理解に向けて――エチオピアのイスラーム聖者崇敬複合の事例――」(pp.493-511)。 

備考(Remarks)  

2020  愛と共生のイスラーム―現代エチオピアのスーフィズムと聖者崇拝ー  編著   
春風社  , A5  , 550p.  , 2021年3月25日   

概要(Abstract) 全10章構成のうち、第9章(松波康男著)、第10章(吉田早悠里著)以外は、石原が担当した。1992年以来、30年近くにわたり、エチオピア西部で調査を続けてきた成果である。西アフリカ出身のティジャーニー教団導師アルファキー・アフマド・ウマルが、どのようにエチオピアにやってきて、どのように受入れられたのか、そして死後どのようにそのカリスマ性が西オロモ社会のなかで存続したのか、について描き出した民族誌である。大学院人間文化研究科博士前期課程出身の松波・吉田両氏の調査成果である第9・10章は、近年の変わりゆく状況を見事に捉えている。 

備考(Remarks)  

2017  『東方キリスト教諸教会―研究案内と基礎データ―』  共著   
明石書店  , A5  , 605p.  , 2017年8月   

概要(Abstract) 東方キリスト教諸教会の研究動向と基礎データを載せている。三代川寛子編。「第3章 エチオピア正教会 3 国家を支える宗教」pp. 161-172(12p.)を担当した。 

備考(Remarks)  

2016  現代エチオピアの女たち  編著   
明石書店  , A5  , 302p.  , 2017/02/28   

概要(Abstract) 本書は20世紀以降のエチオピアの、とりわけ農村部の女性たちに焦点をあて、政治経済的変動のなか、女性たちがいかに家族・村・郡、そして国家と交渉しながら立ち位置を定め、社会変化のアクターになってきたかについて、アムハラ・オロモ・ティグライ・ホールなど、エチオピアを構成する様々な民族の社会で現地調査を実施してきた日本人研究者たちが切り取ってきた事例を通して実証的に検討している論文集である。石原の担当箇所は以下のとおりである。
「プロローグ」pp.9-26
「第6章 キリスト教国家とムスリム聖女―スィティ・ムーミナの奇跡譚を通してー」pp.180-233
「エピローグ」pp.289-291
 

備考(Remarks)  

2013  せめぎあう宗教と国家ーエチオピア 神々の相克と共生ー  編著   
風響社  , A5  , 436.  , 2014/02/20   

概要(Abstract) エチオピアの多様な宗教のあり方について、多民族国家の成立過程と個別民族・地域の民族誌的記述を通して描き出している。全9章構成で石原は「序」(pp.1-13)、「第一章 国家を支える宗教ーエチオピア正教会」(pp.23-87)、「第二章 国家に抗う宗教ーイスラーム」(pp.89-156)を担当した。 

備考(Remarks) 本書の刊行は平成25年度科研費補助金(研究成果促進費)によるものである。 

2013  Muslim Ethiopia: The Christian Legacy, Identity Politics, and Islamic Reformism   共著   
Palgrave Macmillan  , A5  , 267p.  , 2013/4   

概要(Abstract) Ch.4 'The Formation of Trans-Religious Pilgrimage Centers in Southeast Ethiopia: Sitti Mumina and the Faraqasa Connection'(pp.91-114)を担当。2010年ノルウェーのベルゲン大学で開かれたワークショップの成果がもとになって出版物となった。石原はエチオピア南東部にみられるムスリム女性聖者スィッティ・ムーミナに関連する聖地群がキリスト教徒・ムスリムにとって共有の聖地とされている実態とその歴史的根拠について報告している。 

備考(Remarks)  

2011  Research in Ethiopian Studies, Selected papers of the 16th International Conference of Ethiopian Studies, Trondheim July 2007  共著   
Harrassowitz Verlag  , B5  , 590  , 2011/08   

概要(Abstract) 論文'Spirit Possession and Pilgrimage: The Formation and Configuration of the Tijjani Cult in Western Oromoland'(pp.248‐259)は単著。'On the Filming of "Pilrimage to Ya'a"'(pp.260-274)はYasuo Matsunamiと共著。 

備考(Remarks) 2007年にトロンハイムで開催された第16回国際エチオピア学会で発表され、選抜された研究(46本)の論文集。 

2008  社会変動と宗教の<再選択>:ポスト・コロニアル期の人類学研究  共著   
風響社  , A5  , 300pp.  , 2009/03   

概要(Abstract) ムスリム精霊を憑依させるキリスト教徒の霊媒師と出会い、キリスト教とイスラームが共存し得る背景にムスリム聖者モーミナを崇敬対象とするカルトとの関連を見出す。そしてこの女性聖者モーミナを対象とする崇敬カルトが、キリスト教を根幹とする近代国家としてエチオピア帝国が形成される過程でイスラームとの共存の道を模索する政治・社会的葛藤の時代の産物であることを明らかにした。 

備考(Remarks) 本書は南山大学人類学研究叢書で宮沢千尋編である。8編の論文の内、石原は「近代エチオピア国家形成と異教『共存』−皇帝・霊媒師・踊る精霊たち−」(pp.137−175)を執筆。 

2007  朝倉世界地理講座第11巻 アフリカI  共著   
朝倉書店  , 未設定  , 2007/04   

概要(Abstract) アフリカの宗教に関する総論。アフリカの伝統的な霊魂観・世界観およびキリスト教とイスラームの導入と社会変容、近代化・グローバル化と宗教への影響、の3部分に分けて記述した。 

備考(Remarks) 第三章 人々と暮らし 第3節 アフリカの宗教と社会 (pp133-146) 

2005  人間の安全保障の射程ーアフリカにおける課題ー  共編著   
アジア経済研究所  , A5  , 57pp  , 2006/02   

概要(Abstract) 人間の安全保障委員会は報告書第三章「移動する人々」において、貧困や紛争から逃れるために非自発的に移動を余儀なくされた人々が、人間の安全保障を脅かされる危険性がある、と指摘している。ここには国内の開発事業により「自発的に移動する」とされた人々が陥る危険性を汲み取って保護責任を問う視点が欠落している。本論文は、2003年エチオピア政府が着手した「自発的再定住プログラム」が、どのような歴史的背景のもとで、いかなる政策に基づいて策定されたのかについて記した上で、再定住サイトでの調査をもとに、同プログラムがどのような問題点を抱えているかについて検討している。 

備考(Remarks) 第5章 「移動する人々」の安全保障ーエチオピアの自発的再定住プログラムの事例ー 

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