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学術論文
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年度
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論文題目名
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共著区分
Collaboration
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NeoCILIUS
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
1999  Le recit de mort dans l’Histoire de France de Jules Michelet(博士論文)  単著   
パリ第8大学  , A4用紙380枚  , 2000/03   

概要(Abstract) 『フランス史』の死の物語を取り上げ、ミシュレの歴史記述の独自性を分析する。ミシュレは『中世史』において、個人の死を通して社会を描く象徴的技法を確立した。当時の彼の進歩主義的な歴史哲学は、ジャンヌ・ダルクの「受難」における死の弁証法に集約される。しかし『革命史』以降、ミシュレが従来の進歩主義を失うに従い、死の弁証法は機能しなくなる。このように、ミシュレの叙述スタイルの変化には、彼の歴史観の変貌が反映されている。 

備考(Remarks)  

1997  La mort dans l’Histoire de France (1) : le Moyen Age  単著   
『フランス文学語学研究』  , 早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻  , 17号  , 149-166  , 1998/01   

概要(Abstract) 「民衆の歴史」という主張を標榜しながらも、ミシュレは歴史作品の中で個人の死の描写に多くのページを割いた。彼の歴史記述においては、特定の個人の死の状況の中に社会全体の運命が反映される仕組になっている。ここでは主著『フランス史』の中世の部を取り上げ、そこに描かれた様々な死を分類し、それぞれに付与された意味を解読することで、ミシュレの歴史記述における「死の物語」の意味作用を明らかにする。 

備考(Remarks)  

1996  Le ≪ Sacerdoce ≫ de l’Histoire : essai sur l’anticlericalisme de Jules Michelet  単著   
『フランス文学語学研究』  , 早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻  , 16号  , 75-85  , 1997/01   

概要(Abstract) 中期の著作『イエズス会』『司祭、女性、家庭』におけるミシュレの反教権主義について考察する。彼のカトリック攻撃は単に宗教の否定を目指したものではなく、歴史家という「祭祀」を媒介とする新しい宗教の設立の試みと考えられる。ミシュレの反教権運動の原因を、一イエズス会士に対する「私怨」という実証的事実に求めるのは不十分であり、むしろその対抗意識の前提となる彼自身の「宗教性」にこそ注目すべきである。 

備考(Remarks)  

1996  La Recuperation de la ≪ famille perdue ≫ : etude sur la religiosite du Journal et de l’Histoire d  単著   
パリ第8大学  , A4用紙60枚  , 1996/10   

概要(Abstract) ミシュレの公的著作(歴史作品)と私的著作(『日記』等)の間にある平行関係を検討する。ミシュレは『日記』を「失われた家族」の回復の手段としたが、同様の姿勢を彼の後年の歴史記述のスタイルに見ることができる。すなわち、彼は研究対象である過去の民衆と歴史家である自分の間に一種の家族的関係を想定することで、『フランス史』執筆に「失われた家族」の回復という意味を与えようとしたのである。 

備考(Remarks)  

1993  「贖罪」としての歴史−『民衆』序文における自伝的要素について−  単著   
『Etudes francaises −早稲田フランス語フランス文学論集−』  , 早稲田大学文学部フランス文学研究室  , 1号  , 23-33  , 1994/01   

概要(Abstract) ミシュレの公的著作(歴史作品)と私的著作(『日記』等)の間にある平行関係を検討する。『民衆』序文は自伝的要素を多く含んでおり、ミシュレの公的記述と私的記述の接点に位置している。ここでミシュレは自らの民衆としての出自を告白し、「家族」と「民衆」を同一視する。こうして家族への罪責感情を民衆への負債に転換することで、彼は「民衆」に歴史を与えることに個人的贖罪の意味を与えようとするのである。 

備考(Remarks)  

1992  ミシュレにおける自然への恐怖  単著   
『フランス文学語学研究』  , 早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻  , 12号  , 113-124  , 1993/01   

概要(Abstract) ミシュレの自然に対する姿勢は、初期の否定的態度から後期の肯定的評価へと大きく変化した。ここでは晩年の「博物誌」の最初の2作品『鳥』『昆虫』を通して、ミシュレの自然観の変遷がいかに行われたかを検討する。この2作で描かれるのは単なる自然賛美ではなく、むしろ自然の「馴化」の過程である。ここには自然の内包する「死」に対する恐怖をいかに克服するかという課題があり、その点で歴史作品の「復活」の主題に繋がるものである。 

備考(Remarks)  

1992  ミシュレにおける「死」と「復活」−『日記』の一読解−  単著   
『早稲田大学大学院文学研究科紀要』  , 早稲田大学大学院文学研究科  , 別冊19集  , 85-94  , 1993/01   

概要(Abstract) 「死」はミシュレの歴史思想の主要概念であるが、ここでは『日記』の中の近親者の死に関する記述を通して、それが同時に私的な強迫観念でもあることを検証する。若きミシュレにとって過去を語ることは「喪失」を回復する手段であり、このことが彼の後年の歴史記述のスタイルを決定している。すなわち、「歴史は復活である」という彼の定義は、歴史執筆により自らと過去の民衆の間に擬似的な家族関係を作成する試みなのである。 

備考(Remarks)  

1991  『フランス革命史』における「正義」と「恩寵」について  単著   
『フランス文学語学研究』  , 早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻  , 11号  , 149-165  , 1992/01   

概要(Abstract) ミシュレの『フランス革命史』の主要概念である「正義」と「恩寵」の関係について再検討を試みる。大革命を「恩寵に対する正義の勝利」と定義しながら、時折「恩寵」の擁護を訴える点に、ミシュレの理想がむしろ二原理の両立にあることが推測される。この両原理はジャコバン派とコルドリエ派、ロベスピエールとダントンの対立の内に体現されており、それらの両立の困難が大革命の挫折を招いたと解釈できるのである。 

備考(Remarks)  

1991  ミシュレ研究  単著   
早稲田大学修士論文  , 1991/03   

概要(Abstract) ミシュレの歴史思想における「統一」と「結合」の二概念を分析する。彼は「統一」を歴史の支配的原理として提示しながらも、これに対して時に「結合」という類似概念を批判的に対置した。この両概念の微妙な差異の内に、彼の思想の内包する根源的な二重性が表れている。ミシュレの歴史思想のもつこのような二元論的性格は、例えば『民衆』における政治観、社会観、教育観などにも確認できる。 

備考(Remarks)  

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