研究者詳細

学術論文
分割表示   全件表示 >>

29 件中 1 - 10 件目

年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2018  対外拡張主義とデジタル統制が進む中国-異形の資本主義の政治と社会ー  単著   
アカデミア・社会科学編  , 南山大学  , 17号  , 2019/06   

概要(Abstract) 改革開放から40年が経ち、WTOへの加盟も実現して世界第二位の経済大国へと成長した中国は「国家資本主義」とか「異形の資本主義」と呼ばれて、疑義と不安の対象になっている。政治・外交と対内的な統制・監視システムの角度から、いくつからのエピソードの分析を通じて、習近平政権下の中国社会構造の特性の一端を検証してみた。 

備考(Remarks)  

2017  オルドスにおける開発と移住-東勝区における生活再建とコミュニティの階層化ー  単著   
アカデミア・社会科学編  , 南山大学  , 15号  , pp.25-47  , 2018/06   

概要(Abstract) ゴーストタウンとして知られるオルドスの現実はそのラベルとは異なるものである。予備調査が実現したのは、康巴什新区(オルドスのシンボル的な市街地)ではなく旧市街地である東勝区であった。多くの住民が30㌔離れた旧市街地に住むことを選択しているが、この旧市街地にも移民が集積していた。ここには①内蒙古自治区の遠隔地の農牧民が故郷の貧困から抜け出るために、まず若年、中年者が移民として入り、収入の安定につれて、故郷の老親を呼び寄せたり、➁鉱山開発などのために土地を接収された農牧民のためには「移民住宅」が用意されていた。➀は元の市街地の周辺地域に居住し、➁は市の郊外の不便な地区に隔離された移民住宅での生活が用意されていた。故郷へ家や土地が残る老人は帰還を望み、故郷から切り離された50歳以上の元農牧民は、再雇用のチャンスも無く、人工的に構築された都市に沈殿している様が観察された。 

備考(Remarks)  

2016  英雄譚に正当性を付与するための論理と情理-ネット空間で展開された「狼牙山五壮士」名誉毀損問題の意味ー  単著  ISSN 2185-3274 
アカデミア・社会科学編  , 南山大学  , 13号  , 23-42  , 2017/06   

概要(Abstract) 1941年9月に河北省の「狼牙山」での日本軍と中共八路軍の戦闘で、崖から飛び降りた5人の兵士に関する英雄譚は年々孤島され美化されている。この英雄譚に関して学術的観点から疑義を呈した著名な雑誌『炎黄春秋』(中共の改革派のオピニオン誌)の前編集長兼主筆の洪振快は、名誉毀損裁判という形で、共産党・党・解放軍を相手にイデオロギー闘争を展開することになった。党側は「歴史虚無主義」「共産乙の指導」「民族の記憶」などという概念で、年々美化されるこの英雄譚の正当性と主張する。 

備考(Remarks)  

2015  信訪制度に見る中国”公民社会”の到達点  単著   
日中社会学研究  , 日中社会学会  , No.23  , 14  , 2015/06   

概要(Abstract) 日本の「請願制度(請願法)」に一見類似する中国の「信訪制度(信訪)条例」の特性とその運用実態について、2件の集団信訪の具体的事例(ダイオキシンを発生するごみ焼却場とマンションの区分所有権をめぐる住民運動)と2件の個人信訪の具体例(中央規律委員会における職務怠慢・失当のケースや)を分析した。現実には応星(YING Xing)教授いうところの「特殊行政救済」である「信訪制度」がほとんど機能していないこと、また司法に独立性が付与されず「官本位」とされる党・政主導の政治状況下にあり、特に習近平 政権下で進む言論統制の悪化(「七不讲」と高名なは女性記者への刑事訴追、『炎黄春秋』雑誌への圧力問題)の分析を通じて、中国の公民(中国的”市民”)が「鳥籠(憲法の解釈権を共産党が握り、司法が見独立)の中に入れられたような状況であることを論証した。この「鳥籠」というのは陳雲の経済理論から援用したもので、経済は市場経済、政治は社会主義という中国の指示と経済のねじれが「信訪制度」の運用実態にも顕在化している点を突いた。
 

備考(Remarks)  

2014  信訪から集合行動へ-甕安事件のインプリケーション-  単著   
アカデミア・社会科学編  , 南山大学  , 第9号  , 18  , 2015/06   

概要(Abstract) 2008年に貴州省の革命聖地の一つである甕安県で勃発した大規模暴動について、その経緯を整理するとともに、その背後に信訪(陳情)案件が重畳していた点を確認した。信訪から集合行動へ(暴動)へという社会不安・不満が累積拡大する要因を分析するとともに、暴動の経過や鎮静化委における中国共産党と政府の行動から、社会主義中国における治安維持活動の特性、、秩序化のデザイン設計というい興味深い視点も析出できた。甕安事件の先行条件、暴動や鎮静化のパターンにみる”甕安モデル”は中国の市場経済化に伴う高度経済成長下で進む開発主義が生み出す社会変動と集合行動を理論化する際の一般図式を呈している。 

備考(Remarks)  

2013  甕安の発展は続くか?-集団抗議事件への対処とその陥穽  単著   
信訪制度と社会運動-日中共同セミナー報告論文集  , 社会運動研究会  , pp.4-22  , 2014/03/31   

概要(Abstract) 2008年に中国貴州省の農村部で発生した暴動はその後に地域の安定と成長を獲得したことから「甕安モデル」とされ、集合行動のソフトランディングの成功例とされる。しかし果たしてそうであるのか?こうした問題意識から、現地調査の結果も踏まえて、集団陳情、事件の顛末、事件の背景の重層性などについて多面的に分析し、その秩序回復が一時的なものではないかという仮説を出した。  

備考(Remarks)  

2012  陳情制度のパラドクスと政治社会学的意味  単著   
陳情-中国社会の底辺から-  , 東方書店  , pp.225-265  , 2012/10/15   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2012  中国における陳情者拘束・強制送還に見る行政と市場の協同  単著   
アカデミア・社会科学編  , 南山大学  , 第3号  , pp.111-124  , 2012/06   

概要(Abstract) 合法的信訪条例を根拠に首都北京へ上京した信訪人を「一票否決(指標の一つでもクリアできなければ昇進でないという公務員の業務査定の原則)」の観点から地方政府は、かなりの費用・時間・人材のコストをかけて北京から地元へ連れ帰ろうとする。人権侵害への批判、コスト削減を目指して、警備会社にアウトソーシングすることが顕在化している。もっとも著名な警備会社である「安元鼎」を事例として、そのメカニズムや問題点を分析した。 

備考(Remarks)  

2011  信訪制度の不可解さと中国政治のインボルーション  単著   
中国における陳情行動に関する実証的研究(科研研究成果報告書)  , 南山大学外国語学部松戸研究室  , pp.4-31  , 2012/03/31   

概要(Abstract) 中国の信訪制度が意図と結果の乖離からさまざまの不可解な現象を生み出しているメカニズムの解明と、そのことが中国政治の迷走の一因であることを分析し、その解明に「政治のinvolution」という概念を使用することの可能性を論じた。 

備考(Remarks) 平成21・22・23年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)による研究成果の総括論文である。 

2011  合法的『信訪制度』が何ゆえに行政拘禁を招くのか  単著   
アカデミア・社会科学編  , 南山大学  , 2号  , pp.17-37  , 2011/06/30   

概要(Abstract) 合法化された「信訪制度」に基づく陳情活動が違法とみなされて、弾圧され人権侵害が生まれる事態を、特に労働矯正所への送致をもとに実証的にそのメカニズムを分析した。
 

備考(Remarks) 「2010年度南山大学パッヘ研究奨励金1‐A-2」による研究成果の一部 

Page: [<<PREV] [1] [2] [3] [NEXT>>]