研究者詳細

研究経歴
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長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  インドネシアにおける言語文化をめぐる文化史 

概要(Abstract) インドネシアには多くの民族集団がそれぞれの言語を持ち,それはそれぞれに言語文化を発展させてきた。インドネシアの文学という時に,それらの言語集団の言語文化の営為を総合したものをさす所以である。本研究においては、西ジャワのスンダ語の言語文化を巡る営み,すなわち,文字の使用の変化,口承文化の伝統,出版,読書形態,印刷文化の展開,貸し本文化の広がり,広義のリテラシーなどについて焦点を当てて調査研究を行い,インドネシアの言語文化の有り様のひとつの面を描き出すことを目的とする。 

短期研究  蘭領東インド時代のインドネシアにおける出版文化の形成 

概要(Abstract) インドネシアの出版文化がどのように形成されてきたかを、オランダ植民地時代に遡り研究することが目的である。19世紀のインドネシアは、イスラームの伝統を引くリトグラフの印刷技術を持っていたが、オランダから西洋の印刷技術がもたらされて以降、教科書、雑誌、新聞などをはじめとして多くの出版物が社会に流布していくことになり、近代の出版文化が生まれたと言える。本研究では、20世紀前半の出版物の広がり、民間の出版社、特にインドネシア人の経営する出版社の出現、小説という新たなジャンルの出現、読書という営為の出現、植民地政庁が運営する「民衆図書局」(バライ・プスタカ)の独占的な役割などに注目し、未だオランダの植民地であったインドネシアにおいて印刷文化がどのように形成されていったかを調査し、研究するものである。
 その際に、引き続き西ジャワのスンダ語を話す人々の文化的な営為に注目してスンダ語の出版物の研究を中心におくが、合わせて20世紀になって民族主義運動とともに蘭領東インドの共通言語となっていったムラユ語(マレー語)の出版物にも注意を払いながら研究を進める。またオランダ植民地政庁の公文書を含む文献資料やオランダ語の言説も研究対象とすることで、植民者と被植民者の関係性の中で形成された印刷文化を明らかにしていく。 

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