研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
鎌田 修 ( カマダ オサム , KAMADA Osamu )
所属
Organization
人文学部日本文化学科
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

日本語教育学

学会活動
Academic societies

日本語教育学会
第二言語習得研究会会長
日本語プロフィシェンシー研究会会長

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (58)
著書数 books (14)
学術論文数 articles (44)

出身学校
学校名
Univ.
卒業年月(日)
Date of Graduation
卒業区分
Graduation
   Classification2
大阪外国語大学外国語学部英語学科 1974年03月  卒業 
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出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
米国マサチューセッツ大学大学院(The University of Massachusetts, Graduate School))教育研究科バイリンガリズム(Bilingualism) 博士後期課程  1986年08月  修了 
米国ピッツバーグ大学大学院(The University of Pittsburgh, Graduate School)文芸・言語研究科一般言語学(General Linguistics) 修士課程  1980年04月  修了 
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取得学位
     
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 Ed.D Doctor of Education    マサチューセツ大学大学院  1986年08月 
修士 MA, Master of Arts in Linguistics    ピッツバーグ大学大学院  1980年04月 
学士 文学士    大阪外国語大学外国語学部  1974年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  日本語学習者の談話能力習得の解明 

概要(Abstract)    

短期研究  第2言語学習者の接触場面とその教材化に関わる理論構築  

概要(Abstract)    

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2015  生きた会話を学ぶ「中級から上級への日本語なりきりリスニング」  未設定   
ジャパンタイムズ  , 未設定  , 149p.  , 2016/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 本書全体の監修とユニット1、9、10の作成に関わる 

2015  談話とプロフィシェンシー:その真の姿の探求と教育実践をめざして  編著   
凡人社  , A5  , 238 p.  , 2015/05/20   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2015  日本語教育のための言語テストガイドブック  共著   
くろしお出版  , A5  , 248p(内16p担当)  , 2015/04/01   

概要(Abstract) 第7章OPI (Oral Proficiency Interview)を担当、以下のような内容のものを執筆した。

外国語を学ぶ最大の動機は何といってもその言葉を使ってコミュニケーションしてみたいという思いではなかろうか。とりわけ、昨今の交通手段の発達、さらに、インターネット通信の普及は、「空飛ぶ鳥のように」とは言えなくも、人の行き来を物理的にも、また、ネット上でも大変容易なものにしている。そのように「外国語を使ってコミュニケーションを行う」という考えは、今や広く外国語教育の指針に影響を与え、欧州のCommon European Framework for References of Languages: Teaching and Learning (CEFR 『欧州外国語教育参照枠組み』), 米国のStandards for Foreign Language Learning: Preparing for the 21st Century(『21世紀に向けての国家的外国語教育スタンダード』)だけでなく、日本における『JF日本語教育スタンダード』の基本的な骨子にもなっている。また、外国語能力の測定・評価においても、作成当初からこのような考えを基に書かれたACTFL Proficiency Guidelines(米国外国語教育協会能力評価基準)は言うまでもなく、かつては学習時間が能力評価の軸であった「日本語能力試験」(国際交流基金、国際日本語教育支援協会)を、日本語を使って何が出来るかという“Can-do statement”の考えを取り入れた新しい評価に変えるところにまで至っている
 このように広く行き渡った外国語能力観は、しかしながら、その最も基本的な部分であろう「話す能力」の測定においては、ここで詳細するACTFL Oral Proficiency Interview (ACTFL口頭能力面接試験、以下、OPI)以外にテストの「妥当性」(validity)と「信頼性」(reliability)を確保できるものが未だ存在していない。もちろん、OPIとて、外国語の口頭能力測定として完全なものとは言えない。OPIにも多くの問題があることが事実であるが、それ以外に確固たる口頭能力試験が存在しないのも事実である(Liskin-Gasparro 2014、近藤ブラウン2013等)。本稿ではこのような外国語教育における口頭能力試験の現状を背景に、OPIがどのように生まれ、どのように作られ、そして、どのように実施されているかについて詳述を試みる。なお、OPIについてはすでに様々な機会に述べてきているため、ここでの記述との重複は避けられないが、ここでは、13年振りに改訂された2012 ACTFL Proficiency Guidelines(以下、ガイドライン)と2013 OPI Tester Training Manual(以下、テスター養成マニュアル)を参照することで新たな原稿として提供した。
 

備考(Remarks)  

2013  日本語教育の新しい地平を開く−牧野成一退官記念論集ー  共編著   
ひつじ書房  , B5  , 2014/03/31   

概要(Abstract) プリンストン大学名誉教授牧野成一氏の退官記念シンポジウムにおいて行った3部構成からなるラウンドテーブルで発表された論文をまとめあげたもの。本書も3部構成からなり、第1部は「日本語教育と言語学・文化学」、第2部は「日本語教育と第二言語習得・教授法」、第3部は「日本語教育とOPI」と題するもので鎌田は第3部の編集、及び、「OPIにおける”維持(sustain)”の概念に関する一考察」と題した論文執筆を行った。本論は、ACTFL-OPI(全米外国語教育協会口頭能力面接試験)による評価において、極めて重要な概念である「維持(sustai)」の意味を掘り下げ、それが持つ能力評価上の位置づけーーー本来アナログ的な能力評価にディジタル的評価を加えるために導入されたが、それでもまだ十分ではないということを指摘した。なお、牧野成一氏も各部に論文を一本ずつ書き、本書をより充実したものにするのに貢献した。 

備考(Remarks)  

2012  生きた素材で学ぶ「新・中級から上級への日本語」  共著   
ジャパンタイムズ  , B5  , 206  , 2012/06/05   

概要(Abstract) 1998年に発行した『生きた素材による「中級から上級への日本語」』を全面的に改定したもの 

備考(Remarks)  

2012  対話とプロフィシェンシー〜コミュニケーション能力の広がりと高まりをめざして〜(プロフィシェンシーを育てる2)  共編著  978-4-89358-833-3 
凡人社  , A5  , 199 p.  , 2012/05   

概要(Abstract) 本書は脚本家平田オリザ氏が提案した「会話」と「対話」の新たなる差別化と、さらに、コミュニケーション教育、とりわけ「プロフィシェンシー」を志向する日本語教育にとっていかに「対話」が重要であるかを、様々な角度から論じた啓蒙的論文集である。まず、編者である鎌田が実践的コミュニケーション能力を縦軸志向に捉えるプロフィシェンシーの概念とその対話的広がりについて論じ、本書の全体的な方向性を示した。次に、平田が国語教育と日本語教育における重要課題として「対話」の概念を説明し、さらに、牧野が談話文法の観点から「対話」の意味を探った。続いて、野山は日本における定住外国人と日本人との「対話」を促進している事例報告と、さらに、今後の社会型日本語教育のあり方について論じた。それに続き、川村はホームステイにおける「対話」、伊東はコミュニティーが育む日本語の対話能力の習得について、嶋田は教室における日本語教育がいかに教室の外の一般社会と結びつき、総合的な対話能力の教育が必要であることを論じた。 

備考(Remarks)  

2009  プロフィシェンシーと日本語教育  共編著   
ひつじ書房  , A5  , 245  , 2009/05   

概要(Abstract) 近年とみに注目を浴びている「プロフィシェンシー」という新しい概念とその研究の可能性を様々な角度から論じた論文を集め、編集したもの。語学における「堪能度」「熟達度」あるいは、「実力」とも訳されるこの概念が会話、談話(ポライトネス)、読解、作文、言語活動、教室活動、言語研究、第二言語の習得研究、日本語教員養成、さらに、多文化共生という広範なテーマにおいて、どのような意味を持ち、また、どのように教育・研究において実践されるかを、第一線で活躍するそれぞれの方面の専門家が論じ、日本語教育研究に新たな視点を与え、更なる活性化をねらった。 

備考(Remarks) 共編著;鎌田修、山内博之、堤良一 

2008  プロフィシェンシーを育てる : 真の日本語能力をめざして  共編著   
凡人社  , 未設定  , 239p  , 2008/12   

概要(Abstract) 2007年8月京都にて行った「第6回国際OPIシンポジウム」の成果を踏まえた啓蒙的論文集。外国語の熟達・習熟度を表すプロフィシェンシーという概念を様々な角度から説明し、その理解を促進することとその教育、研究上の実践を訴えた論文10本全236頁を共編した。第1部「プロフィシェンシーって何?」、第2部「プロフィシェンシーをどう測る?」、第3部「プロフィシェンシーをどう育てる?」と題した3部構成からなる。また、「ACTFL-OPIにおけるプロフィシェンシーの測定」と題する章(pp.108-129)も担当し、口頭能力の測定に使われるACTFL-OPIについて、その理念、構造を詳述し、また、問題点にまで触れた。 

備考(Remarks) 鎌田修, 嶋田和子, 迫田久美子編 

2004  言語教育の新展開:牧野成一教授古希記念論文集  共編著   
ひつじ書房  , B5  , 2005/01   

概要(Abstract) OPI (Oral Proficiency Interviews)の最大理念(であり、また、意義)は「あなたは、今、ここで、何を、どう語れるか」ということである。しかし、そのような「被験者自身の真の実力」を追及すればするほど被験者、つまり、外国語学習者自身が対面型面接モードに限られたOPIという狭い範囲での言語活動だけではなく、多種多様な言語活動からなる実際の生活をその学習者がどのように処理しているかを追及する必要がある。つまり、学習者自身が遭遇する接触場面の綿密な分析を抜きにして真の実力を示したということはできないことになる。OPIの「意義」は、OPIの枠組みを越えなければならないという「異議」へと変貌することにより「本当の意義」になうという主張をした。(pp.311-326及び 5ページ解説等) 

備考(Remarks) 編集・執筆分担:本書全体の編集と「前書き」「牧野成一先生のご紹介」「後書き」の執筆。さらに、「OPIの意義と意義−接触場面研究の必要性」の章を執筆。共編著:鎌田修、筒井通夫、ナズキアン富美子、畑佐由紀子 

2003  接触場面と日本語教育ーネウストプニーのインパクトー  共著   
明治書院  , A5  , 457  , 2003/09   

概要(Abstract) 執筆分担「接触場面の教材化」(pp.353-370) 

備考(Remarks)  

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  「国語」「日本語」どう違う?ー実体のあることばとしての統一体とはー  単著   
『不思議に満ちた言葉の世界』  , 第1巻  , pp.146-150  , 2017/03/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  上級日本語学習者に残る中間言語的特徴—文末表現の習得に絡めて−  共著   
日本語学  , Vol.32/No.2  , pp.58-69  , 2017/02/01   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2015  本学研究叢書第9巻日本語教育の研究  未設定   
ACTFL-OPI  , 外語教学与研究出版社  , pp.453-482  , 2016/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 徐敏民、近藤安月子、丸山千歌編集 

2014  日本語の会話能力とその測定・評価  単著   
日本語学  , 明治書院  , 33/12  , pp.16-27  , 2014/10/01   

概要(Abstract) 筆者は長年に渡り、論文の執筆並びに講演、講習会等を外国語教育(とりわけ、日本語教育関係)の場でおこなってきた(牧野他 2001、鎌田他 2008、2012等)が、ここでは、国語教育関係者や母語話者の会話能力 も意識して執筆した。
 本稿の構成は次のとおりである。まず、そもそも日本語の会話能力とは何であるかを「日本語使用者」という観点から考察する。それは、母語話者であれ、非母語話者であれ、また、日本語(国語も)を学習中のものであれ、すでに学習を終えているものであれ、一般に使われる「日本語学習者」ではなく、「日本語使用者」としての、より一般的な日本語会話能力の記述が可能になると思われるからである。次に、そのような実際の日本語使用を軸に会話能力の測定、評価を定めたACTFL Proficiency Guidelines –Speaking-(米国外国語教育協会プロフィシェンシー評価基準−話技能、以下、APG-S) を現存の会話能力評価基準の代表的なものとして取り上げる。また、その基準に合わせて会話能力を測定する方法として開発されたACTFL-Oral Proficiency Interview(ACTFL 面接式口頭能力測定、以下、OPI)を紹介し、結びに、それが、国語教育や日本語母語話者に対してどういう意味を持つか考察した。
 

備考(Remarks)  

2013  地域の日本語教室とコミュ二ティーをどう繋ぐかー対話とプロフィシェンシーという観点からー  未設定   
ヨーロッパ日本語教育  , Association of Japanese Education in Europe  , Vol.18  , pp. 271-279  , 2014/03/31   

概要(Abstract) プロフィシェンシーの観点から教室内、教室外、そして、地域生活者環境の間に「対話」(リンク)の必要性を唱えた。しかし、それは、それぞれ、3つの学習環境が根本的に異なるものだから「対話」が必要だというのではない。むしろ、いずれの環境においても、真に意味あるコミュニケーションが行われる場合と、教育・学習のために行われるコミュニケーションが濃淡の違いとして存在することを認めた上で、より意味あるコミュニケーション活動を目指すには、それらの特性の融和が必要であることを意味する。 

備考(Remarks)  

2011  プロフィシェンシーに基づいた世界を結ぶ日本語教育  単著   
南山大学日本文化学科論集  , 南山大学日本文化学科  , 12号  , pp.1-20  , 2012/03   

概要(Abstract) 外国語教育においてプロフィシェンシーという概念が生まれた背景をまず述べ、それがいかに外国語教育の基盤をなすものであるかを具体的な接触場面とこれまで行った教材作成の研究を基に論じた。プロフィシェンシーはある時点のコミュニケーション能力の強化とさらなる成長を志向したものであり、当然、一言語使用地点における能力強化だけではなく、別の地点におけるそれとの繋がりを必要とする。ひいては、世界各地における日本語教育を結ぶことになり、また、日本語教育はそのようなことを可能にするような方法で実行されるべきであると主張した。 

備考(Remarks)  

2011  書評論文「山口治彦著『明晰な引用、しなやかな引用』」  単著   
『日本語の研究』  , 日本語学会  , 第7巻2号  , pp.54-60  , 2011.4.1   

概要(Abstract) 本書は、「はじめにディスコースありき」「暗黙の前提から脱却」との意気込みで挑んだ日本語と英語の話法対照研究であり、その最大の成果は何といっても引用が交わされる対話と語りの会話データを正面からじっくりと眺め、そこから分析を始めた点であろう。引用がコミュニケーションの大事な手段の一つであることを考えれば当然のことだが、とかく「文法規則」「構文」云々と言いはじめると書き言葉、あるいは内省的データの分析が優先され、本来の目的が忘れられてしまう。その意味で本書が引用研究を本来あるべき姿に戻したことは大きな貢献である。しかし、その一方で、本書はそのような談話分析的手法を徹底できたかというと疑問符がつく。とりわけ、コンテクストの認識について、著者は対話と語りをコンテクストと呼ぶが、むしろ、それは表現上の「モード(形態)」である。コンテクストというなら、さらに、当該のディスコースを取り巻く社会的・文化的背景まで考慮にいれた分析を行うべきではなかろうか。引用を他人のことばを「取り込む」言語行為と定義付けたのは、近接的、遠隔的事項への接近がどのように行われるのかを知るだけでは十分ではない。どのような伝達場面(コンテクスト)に、どのような言語場面にあった元発話をどう取り込むかということまで記す必要があろう。多少、分析が複雑になろうとも、より現実的な記述と説明を求めるのが談話分析の目的ではなかろうか。さらなる研究の成果を期待する。 

備考(Remarks)  

2010  「日本語教育の出発点であり、到達点である接触場面とはーヨーロッパ、日本、世界を活動の場として」  単著   
Proceedings from the 15th Symposium on Japanese Language Education in Europe  , ヨーロッパ日本語教師会  , Vol. 15  , 2011.3.31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2010  「OPI (Oral Proficiency Interview)と接触場面研究の関わり」  単著   
『国立台中技術学院2010文化・語言・教学国際学術研討会論文集』  , 国立台中技術学院語学学群  , pp.13-45  , 2011.1.1   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2010  「OPIとフィードバック」  単著   
『日本語OPI研究会20周年記念論文集・報告集』  , 日本語OPI研究会  , pp.8-19  , 2010.7.1   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2008  書評論文 杉浦まそみ子著『引用表現の習得研究--記号論的アプローチと機能的統語論に基づいて』  書評  単著 
第二言語としての日本語の習得研究 (Acquisition of Japanese as a second language)  , 第二言語習得研究会, 凡人社  , 11  , p181〜194  , 2008/12   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2006  日本語教授法ワークショップDVD -TEN YEARS AFTER -  編書及びDVD作成企画  単著 
日本語教授法ワークショップDVD  , 凡人社  , 2007/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2006  大学院進学ガイド2007(概論)  その他  単著 
月刊日本語  , アルク  , 4月号  , 2007/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2006  Present State of Study Abroad Programs for American Students in Japan  研究発表(招待発表)  その他 
International Conference of Japanese Language Education  , Columbia University, USA  , 2006/08   

概要(Abstract) 米国コロンビア大学における日本語教育国際大会での発表。日本国内における高等教育レベルの留学には大別して、大学の学部内に入り込んで学習を行うタイプと学部とは切り離された留学生センターや留学生別科などで学習を行う場合とがある。ビデオ撮影による実態を見せ、短期留学といえど、学部学生との共同学習が可能であることを主張した。世界中の大学間にある学年歴の差違など単純ではない問題があるものの、留学生が課外活動のみならず、教室活動においても日本人学生とともに共同学習ができる環境を作り上げる必要があることを主張し 

備考(Remarks)  

2006  プロフィシェンシーと言語活動遂行能力  研究発表(招待発表)  その他 
The 5th International Japanese OPI 2006 Berlin  , Japanese-German Center Berlin, Germany  , 2006/08   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2005  文化能力は測れるか:OPIにおける文化能力の位置づけ  報告  単著 
日本語・日本文化講座夏期セミナー20周年記念シンポジウム&第4回OPI国際シンポジウム報告・論文集  , 北海道国際交流センター  , pp.30-34  , 2005/07   

概要(Abstract) OPI(面接式口頭能力測定)において文化能力の位置づけの史的観察を行ない、さらに、文化と言語はお互いに混じり合い、しかし、その対比については文化性、言語性という面で濃淡を持つという「文化の器仮説」を提案した。 

備考(Remarks)  

2003  多元性のある日本語教育教材及び作成―欧州広領域での使用を目指して  報告  単著 
『南山大学国際教育センター紀要』  , 南山大学国際教育センター  , 第4号  , pp.13-22  , 2004/03/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 平成15年度主要活動の報告 

2000  多元性のある日本語教育教材研究及び作成−欧州広領域での使用を目指して−  科学研究費プロジェクト  共著 
文部省科学研究費共同研究  , 2001/03   

概要(Abstract) 研究課題名:「多元性のある日本語教育教材研究及び作成−欧州広領域での使用を目指して−」
研究種目:基盤研究(A)(2)12358001
ロシアを含む欧州全土で使用可能な多元的で、かつ、多角的な日本語教材作成のための研究および、そのモデル作りを目指した研究プロジェクト(平成12年〜15年)の初年度報告。(p.25〜62) 

備考(Remarks) 研究代表者:鎌田修  研究分担者:鎌田修、佐治圭三、中川良夫、由井紀久子、内田万里子、エレン・ナカズミ、坂本正、川口義一、山内博之、平高史也、代田智恵子 

1999  津田早苗著『談話分析と文化比較』  書評  単著 
『月刊日本語』  , アルク  , 平成11年12月号  , 1999/12   

概要(Abstract) 間接表現の分析に大切な関連性理論が最初に非常にわかりやすく紹介されたものの、全体としてポライトネスの立場に偏ってしまった点、やや物足りなさを残すが、日米文化における間接表現の対照研究にとって本書は入門書としての役割を十分に果たした研究所である。誤植の多いのが少々気になるが、生きた英語の学習、また、文学作品の談話的分析を始める者にとっても大いに勧められる。(B5判、p.1) 

備考(Remarks)  

1998  第二言語としての日本語の習得研究  科学研究費報告  共著 
文部省科学研究費共同研究  , 1999/03   

概要(Abstract) 研究課題名:「第二言語としての日本語の習得研究」
研究種目:基盤研究A(1)課題番号08308019
「第二言語としての日本語の修得研究」を統語面、音韻面、社会言語面、発話運用面等、多様な視点から調査分析し、そこに一定のプロセスを見いだそうとした総合研究のなかで、学習者の自然発話からコ−パス(KYコ−パス)の作成を分担、その分析を行った。(A4判 p227.〜237) 

備考(Remarks) 研究代表者:カッケンブッシュ寛子(名古屋外国語大学教授)  研究分担者:長友和彦、河野俊之、小林ミナ、佐藤豊、迫田久美子、鎌田修、渋谷勝巳、田中真理、山内博之、戸田貴子、カッケンブッシュ・寛子 

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2016  Developing a Japanese Oral Proficiency Test –JOPT-:日本語口頭能力テストJOPTの開発  共同  2017/03/17 
American Association of Teachers of Japanese Annual Conference  , American Association of Teachers of Japanese   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  Developing a Japanese Oral Proficiency Test –JOPT-:日本語口頭能力テストJOPTの開発  共同  2017/01/20 
Japanese Studies Colloquium  , Dept. of Asian Languages, Literatures and Cultures, University of Hawaii   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  新しい日本語テスト「JOPT」  共同  2016/10/09 
2016年度日本語教育学会秋季全国大会  , 日本語教育学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  日本語口頭能力試験“JOPT”の開発と意義:アカデミック、ビジネス、そしてコミュニティー部門における共生に基づく言語使用能力の測定  未設定  2016/07/09 
第20回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム  , 欧州日本語教師会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  生素材の教材化、その楽しさと苦しさ:リスニング教材の作成を一例に  共同  2016/06/25 
2016年度日本語プロフィシェンシー研究会第1回例会  , 日本語プロフィシェンシー研究会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2015  非伝達的な日本語対話能力の存在・解明・育成  共同  2015/08 
第19回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2015  パネルセッション「非伝達的な日本語対話能力の存在・解明・育成」  共同  2015.0828 
第19回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム   , ヨーロッパ日本語教師会   

概要(Abstract) 「談話的直観とプロフィシェンシー〜対話の原点を求めて〜」と題して、まず、人間には、ある文の文法性を直感的に判断できる言語的直観(grammatical intuition)が生得的に備わっているというチョムスキーの仮説を信じるなら、同時に人間には、他人(あるいは自己)との対話の適切性/不適切性を判断できる談話的直観(discourse intuition)も生得的に備わっているという仮説も成立するであろう。本発表は、複数の話者の存在を前提とした対話を成立させる根源は、人間が本来持っている談話的直観であり、また、「今、ここで、あなたは、どんな言語活動(あるいは、言語行動)がどのように、そして、どれほどできるのか」を問う「プロフィシェンシー」、つまり、言語運用にかかわる「実力」の根源もそこにあることを主張した。論証としては、以下のことを述べた。
談話的直観とは何らかの対話が成立する際、自然発生的に生じる要素に関わるものである。具体的には、相づち、フィラー等がそれにあたり、いわゆる従来の言語学では「ゴミ扱い」されていたが、実は、それらは極めて生得的であるため誤用不可能(定延, 2013)とまで言え、一連の発話を全体的に包み込み、まとまりのあるものとして成立させる重要な要素である。
 第1言語であれ、第2言語であれ、言語習得の初期段階では発話の塊(unanalyzed chunk)がそのままの塊として使用され、その後、それが意味ある分解を始めることにより、習得が次の段階へと発展していくことが知られている。挨拶言葉など慣用表現の多くは、最初そのままの塊として使われるが、その後、塊の分解、精緻化とともに、適切な文脈における適切な使用へと進んでいくのと同じである。このプロセスは相づちやフィラーで包まれた塊としての談話や対話が分解され、そこから文や発話が認識されるようになるという過程を意味し、文と文が結びつき文章が、あるいは、発話と発話が連なり、談話や対話が生まれるという通説とは逆のものである。したがって、教育的にも「文型(文)」を積み重ね「文脈(談話)」を形成させる「文型優先型」ではなく、まず「文脈(談話)」を「分解」させ、「文型(文)」を発見させる「文脈優先型」の指導をすることがプロフィシェンシーの育成にも肝要であるといえる。

 

備考(Remarks) 共同発表者:
定延利之、嶋田和子 

2014  日本語会話能力試験の開発—大規模外国語能力試験が対象にしている口頭能力の比較  共同  2014/08 
第19回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム  , Association of Japanese Teachers in Europe   

概要(Abstract) 大規模レベルで実施される外国語能力検定試験には、口頭能力試験が付随しているものも多い。本発表は、科学研究費の助成を受けて現在開発中の「日本語会話能力試験(仮称)」の基盤研究として、TOEFL等の英語、ドイツ語やスペイン語等の検定試験を対象に外国語の口頭能力試験を比較し、それらが何をもって会話能力と称し、どのような基準、どのようなテスト方法で、評価を行っているかを検討するものである。発表者達の多くは、ACTFL-OPIに関わりが深いが、いったんOPIを相対化し、より望ましい試験のあり方を提案した。
 試験の対象とする能力の捉え方は、口頭能力、話す力、会話能力等々、試験によって異なる名称がそれぞれの立場を示している。それぞれ言語のモード、技能、言語活動を意味している。試験時間は20分程度のものが多い。評価基準については、類似の傾向、すなわち、自分領域から社会領域へ、具体から抽象へ、描写から議論へという難易度に基づく傾向がみられる。CEFRの枠組みを意識したものが多い一方、独自の項目、基準を提示しているものもある。試験方式として抽出できる特徴には、「即時性(即時対応/準備時間付)」、「聞き手の役割(対話型/語り型)」、「応答性(聞く力の扱い)」「情報取得」等がある。面接官の人数も1名、2名等があり、受験者もグループとなることがある。
 本発表が目指している会話能力試験はプロフィシェンシーの概念に基づくものの、基本的にはJF日本語教育スタンダード、さらに、その基になっているCEFRと同じCan-Doラインにあり、いまだ会話能力テストを持たない現行の日本語能力試験などとの補完性もたもちたい。
 

備考(Remarks)  

2014  パネル:より自然な話し言葉の為にー文法・教育・評価からの「文節」再検討—  共同  2014/07 
2014 International Conference on Japanese Language Education   

概要(Abstract) 英語の発話は節(主語+述語)が単位になりがちだが,日本語の発話はしばしば「文節」(典型的には名詞+格助詞)を単位として話される (Clancy 1982, Maynard 1989, Iwasaki 1993)。
だが,文節を単位とする話し方は,研究の場でも教育の場でも顧みられていない。橋本文法とは異なり,現在の日本語研究は英語研究と同様,文や節に圧倒的な重心を置き,日本語教育の現場も学習者に完全な文を話させようとする。
このように研究と教育が文節を重視しないのは,文節という考えが時代遅れで,また,文節単位の話し方が幼稚で舌足らずな乱れた話し方で,学習者の手本となり得ないからなのか?
本パネルでは,こうした考えが話し言葉の実態を軽視しており,有益ではないということを示す。そのために,話し言葉の「文法」と「評価」に関する日本国内の2つのプロジェクト(科研基盤A,代表者は定延及び鎌田)の成果を持ち寄り,さらに海外で日本語教育の現場に立つ音声研究者(永野)を交え,文法・教育・評価の垣根を越えて,話し言葉の単位について分野横断的な議論をおこない、フロアを含めた討議を通し,考えを深めた。
 

備考(Remarks)  

2013  地域の日本語教室とコミュニティーをどう繋ぐかー対話とプロフィシェンシーという観点からー  未設定  2013/09/06 
第17回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム  , The Asscoiation of Japanese Language Teachers in Europe   

概要(Abstract) プロフィシェンシーという概念を使って、教室内、教室外、それに地域生活の学習環境の違いに「対話」(リンク)を行うことを提唱。しかし、それは、それら3つの環境が根本的に異なるものという考えではなく、それぞれに行われるコミュニケーションがどれほどオーセンティックなものであるかという点に濃淡の違いがあり、どの環境であれ、意味ある、オーセンティシティが保たれるべきでそれを可能にするのがプロフィシェンシーであろうと考える。 

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2016  科学研究費補助金  日本語会話能力テストの研究と開発:国内外の教育環境及び多文化地域社会を対象に 
代表  日本学術振興会   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2016  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-1  行きた素材による初級からの日本語会話教材の素案作成—会話当事者の意識を基盤に 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2015  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  聞く過程の強化と自己成長を促す教材の完成:「聞き返し」と「当事者意識」の試み 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2015  科学研究費補助金  日本語会話能力テストの研究と開発:国内外の教育環境及び多文化地域社会を対象に 
代表  日本学術振興会   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2014  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  聞く過程の強化と自己成長を促す教材開発に向けて—「聞き返し」に着目して 
代表    300,000.- 

研究内容(Research Content) 聞き取れないものをどうすれば聞き取れるようになるかというプロセスをさらに一歩前進させ、聞き取れたものに反応し、それからは、むしろ、話し手の立場に立ち、逆に相手に聞き取らせるような聞き手としての自己成長にまで発展させる聴取りのプロセスを探ることを目標に、学外共同研究者と研究会議を6度行った。春学期に3度、それから秋学期に3度の計6回を首都大学東京、立教大学、そして、南山において行った。研究計画に従い、最初の3回は基盤研究として先行研究の確認を行い、後の3回は実際の会話データを網羅的に収集、録音したものを文字化し、そこに見る聞き返し行為を分析した。最後の3回目は録音スタジオにて柳家さん喬師匠を招き、インタビュー録音を行い、そこに聞き返しのストラテジーを盛り込むことを行った。本教材の出版元となるジャパンタイムズとの話し合いも混ぜ、原稿作成の段階にまで至っている。以下が本教材の目次立てで目下全12ユニットのうち半分ほどの構成が整っているが、完成までには少なくともあと半年はかかるであろう。特に、これらの研究過程において、聴解教材の良し悪しを決める一つの重要な要素「当事者意識」の注入が課題に残った点を解決する必要があり、継続して探求していくつもりである。なお、本研究の成果は研究面においては来る8月フランスで行われる欧州日本語教師会で発表予定である。また、印刷物としての成果は1年以内にジャパンタイムズから刊行の予定である。

ユニット1 日々の楽しみ 
ユニット2 食べる楽しみ、作る楽しみ
ユニット3 バイト体験
ユニット4 結婚のお祝い
ユニット5 買う楽しみ
ユニット6 旅をする楽しみ
ユニット7 就活、面接
ユニット8 恋の話
ユニット9 ポップカルチャー
ユニット10お笑い
 

備考(Remarks)  

2014  科学研究費補助金  「日本語会話能力テストの研究と開発:国内外の教育環境及び多文化地域社会を対象に」 
代表  日本学術振興会  42,250,000 

研究内容(Research Content) 本研究は、現代の多文化地域社会において、従来のような日本語教育機関の学習者のみを対象にすることがいかに無意味であるかを、まず、認識する。そして、 国内外の日本語教育機関のみならず、地域の日本語教室で学ぶ学習者や定住外国人も対象にした会話能力テスト(JOPT)を開発する。
また、世界中 の日本語教師の大半を占める非母語話者教師や、専門家ではないボランティア教師でも測定と評価ができる弾力的なテスト作りを実現する。そのため、国内外で JOPTテスター養成の研修会を開催し、必要に応じたテストの改善を行い、さらにテスターマニュアルを加えた会話能力テスト(JOPT)を作成する。本研究の目的は、以下の4項目にまとめられる。

1. 国内外の日本語教育機関だけでなく、多文化地域社会での日本語使用者の会話能力の測定・評価基準の作成。
2. 多様な背景を持つ日本語使用者の個別性を尊重し、かつ、妥当性、信頼性、汎用性の高い会話能力テストの開発。
3. 母語話者だけでなく非母語話者もも対象にした短期間でのテスター養成。
4. JOPT実施状況のビデオとそのコーパスを基にデータバンクを構築、公開。 

備考(Remarks) 研究分担者総数9名からなる4年間(2013~2016)の共同研究。 

2013  科学研究費補助金  「日本語会話能力テストの研究と開発:国内外の教育環境及び多文化地域社会を対象に」 
代表  日本学術振興会  42,250,000 

研究内容(Research Content) 本研究は、現代の多文化地域社会において、従来のような日本語教育機関の学習者のみを対象にすることがいかに無意味であるかを、まず、認識する。そして、 国内外の日本語教育機関のみならず、地域の日本語教室で学ぶ学習者や定住外国人も対象にした会話能力テスト(JOPT)を開発する。
また、世界中 の日本語教師の大半を占める非母語話者教師や、専門家ではないボランティア教師でも測定と評価ができる弾力的なテスト作りを実現する。そのため、国内外で JOPTテスター養成の研修会を開催し、必要に応じたテストの改善を行い、さらにテスターマニュアルを加えた会話能力テスト(JOPT)を作成する。本研究の目的は、以下の4項目にまとめられる。

1. 国内外の日本語教育機関だけでなく、多文化地域社会での日本語使用者の会話能力の測定・評価基準の作成。
2. 多様な背景を持つ日本語使用者の個別性を尊重し、かつ、妥当性、信頼性、汎用性の高い会話能力テストの開発。
3. 母語話者だけでなく非母語話者もも対象にした短期間でのテスター養成。
4. JOPT実施状況のビデオとそのコーパスを基にデータバンクを構築、公開。 

備考(Remarks) 研究分担者総数9名からなる4年間(2013~2016)の共同研究。 

2013  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  様々な外国語運用能力規定モデルに潜む第二言語の教育環境に関わる習得観 
代表    300,000.- 

研究内容(Research Content) 本研究は、第二言語(外国語)の学習と教育に対してその指針を示した代表的モデルである欧州言語共通枠組み(CEFR)、ACTFL米国外国語スタンダード、JF日本語能力スタンダードなどを精査することにより、それらに共通する第二言語の運用能力観を再検討することである。これらのモデルは、単に目標言語について「知っている」ということはその言語が運用できると言うことは別のものとして捉え、いわゆる、“Can-do-statements”に代表される遂行能力観を最も大切なものとしている。そして、それを育むものは教室外、あるいは、目標言語が生活上使われている目標言語文化圏が最適の学習環境を提供すると考えているようだ。本研究はそのことに警鐘を鳴らす意味で、米国外国語教育協会が作成したACTFL Proficiency Guidelines、欧州共通言語枠組み(CEFR)やそれをモデルに作成されたJF日本語スタンダード(国際交流基金)と日本語能力試験を精査し、第二言語の運用能力を育む最も妥当な環境を模索する。そのため、以下の研究計画を立て、それを実行した。

<研究計画>
1. 昨年刊行された2012 ACTFL Proficiency Guidelines(ACTFLプロフィシェンシー基準)を再検討する。
2. 欧州共通言語枠組み(CEFR)の中身の再検討を行う。
3. JF日本語スタンダード(国際交流基金)、日本語能力試験で使用されている“Can-do-statements”の中身を精査し、それらが日本語の学習環境とどのような関わりを持つかを検討する。
4. 上記3項目を併せ、外国語運用能力の規定を学習環境の役割から捉え直し、より妥当性の高い運用能力の規定を試みる。

<成果>
上記の研究計画にしたがって、研究活動を行い、カナダ日本語教育協会と欧州日本語教師会(マドリッド)で研究発表を行った。そして、その成果を論文としてまとめ、次ページで述べる学術誌で採用、公開された。
 

備考(Remarks)  

2012  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  様々な外国語運用能力モデルの基盤をなす言語機能能力の明示化 
代表    300,000.- 

研究内容(Research Content) 本研究は、代表的な外国語運用能力モデルであるACTFL Proficiency Guidelines (米国外国語教育協会の運用能力規定)、欧州言語共通枠組み(CEFR)、JF日本語スタダード(国際交流基金)等において重要な位置づけを持つ“Can-do-statements” の中身を精査することにより、言語機能能力の姿をより明示的に表すことを試みた。そのため、以下の計画に従って、研究を進めた。

1. 最近発表されたばかりの2012 ACTFL Proficiency Guidelines(ACTFLプロフィシェンシー基準)を精査し、これまでに使用されてきた1986年版と1999年版のガイドラインがどのような理由で現在の形になったかを突き止め、さらに、この最新版の妥当性を検証する。
2. 欧州共通言語枠組み(CEFR)の中身の再検討を行う。
3. JF日本語スタンダード(国際交流基金)、日本語能力試験で使用されている“Can-do-statements”の中身を精査し、その妥当性を検証する。
4. 上記4項目を併せ、外国語運用能力の規定における言語機能能力のより適切で妥当性の高い記述を試みる。
 

備考(Remarks)  

2011  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  日本語能力の向上に繋がる日本語学習者と日本語母語者との共同活動場面の調査研究 
代表    300,000.- 

研究内容(Research Content) 本研究は2000年から始めた科研「多元性のある日本語教育教材研究及び作成—欧州広領域での使用を目指して—」基盤研究(A)(2)に端を発し、その後、大学院GP(言語科学2006-7)でも取り上げ、また、本申請の時点では採用されなかったが、2011年11月に補正追加採用が決まった科研でも活動の一部に予定したものである。本研究では(1)日本語学習者が日本語を介した接触場面のうち、望む、望まないに関わらず遭遇する場面の目録化、次に(2)日本語教育、第二言語習得的観点からして、日本語学習者が遭遇すべきである接触場面の目録化、さらに(3)それらの場面から、日本語能力の向上に繋がっている場面とそれが失敗に終わる場面を取り上げ、それらの詳細な観察と記述を試みた。さらに(4)日本語能力の向上に繋がる接触場面の継続が生起する根本的な原因を探り出すことを目標とした。その結果は次の通りで、その成果の一部を『南山大学日本文化学科論集』第12号(pp.1-20)に発表した。 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2015  生きた会話を学ぶ「中級から上級への日本語なりきりリスニング」 

監修鎌田修、著者奥野由紀子、金庭久美子、山森理恵、ジャパンタイムズ、149p.(本書全体の監修とユニット1、9、10の作成に関わる)の作成にあたり、東京TBSスタジオにて落語家柳家さん喬師匠とのインタビュー録音などを行った。 

 
2015  異文化コミュニケーション体験 

秋学期の日本文化学演習IIは例年の通り、別科留学生との合同授業(オープンコース)で日本人学生との恊働学習を行い、直接的な異文化コミュニケーション体験を味わった。 

 
2007  GP魅力ある大学院教育イニシアティブ:言語科学国際共同研究カリキュラム化 

GPプロジェクトの一環として、ワークショップ2回(8月1日&2月1日)を企画運営した。いずれにおいても、コンソーシアム校であるオーストラリアニューサウスウェールズ大学、ベルリン自由大学、韓国同徳女子大学校の大学院生と本学言語科学専攻の大学院生との共同研究促進のためのワークショップ(研究発表と討論)を行なった。 

2007/8/1, 2008/2/1 
2007  GP魅力ある大学院教育イニシアティブ:言語科学国際共同研究カリキュラム化 

GPプロジェクトの一環として韓国同徳女子大学校での共同研究のために本学大学院生(言語科学専攻)を引率。私自身の講義一つの他、院生間の共同研究を支援した。 

2007/11/16-19 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2017  リオ連邦大学/サンパウロ州立大学(ブラジル)  2017/03/10 

活動内容等(Content of Activities) 招待講演、講習会 

2015  21° Simposio de Enseñanza del Idioma Japonés en México (第21回メキシコ日本語教師会年次大会)基調講演&講習  2016/03 

活動内容等(Content of Activities) 「会話ができるとは、そして、できないとは、会話能力の原点と育成」メキシコシティ・日墨協会 

2015  日本言語テスト学会第42回研究例会基調講演  2015/10 

活動内容等(Content of Activities) 「日本語会話能力テストの研究と開発:国内外の教育環境及び多文化地域社会を対象に」常葉大学 

2015  The 18th British Association of Teachers of Japanese Annual Conference Keynote Speech & Workshop  2015/08 

活動内容等(Content of Activities) 「プロフィシェンシーを高めるための異文化コミュニケーション教育」, University of Cambridge 

2014  科研事業シンポジウム  2015/03/26 

活動内容等(Content of Activities) 広島大学教授柳瀬陽介氏による「テストとは受験者と試験者を共に試すもの-言語熟達度評価の歴史-共同体性について-」基調講演、さらに、科研メンバーを含むパネルセッションを行った 

2014  香港日本語教育セミナー(香港日本語教育研究会)基調講演、講習会  2015/03/14-15 

活動内容等(Content of Activities) 「プロフィシェンシーを高めるための談話教育」と題した講演、並びに、講習を行った。 

2013  科研事業シンポジウム講演  2014/03/28 

活動内容等(Content of Activities) ハワイ大学教授近藤ブラウン美紀氏を招き、彼女による講演「言語能力評価の最前線〜運用能力の評価を目指して〜」、並びに、2013年度科研事業の報告を行った。 

2013  海外学会における基調講演  2013/08/23 

活動内容等(Content of Activities) Canadian Association for Japanese Language Education 2013 in Torontoにおける基調講演(招待講演)“Proficiency and Japanese Language Education: The Use of the Japanese Language in Real-Life Situations”及び、それを踏まえたワークショップを行った。 

2012  台湾交流協会主催日本語教育研修会講演  2013/03/16-17 

活動内容等(Content of Activities) 講演「レベルに合った会話能力の促進」 

2012  浜松国際交流協会講演  2013/01/21 

活動内容等(Content of Activities) 講演「OPIから学ぶ発話を引き出す授業」 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2016 
2015 
2014 
2013 
2012 
2011 
2010 
2009 
2008 
2007 
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2017/04/29 更新