氏名 Name |
北村 雅則 ( キタムラ マサノリ , KITAMURA Masanori ) |
---|---|
所属 Organization |
国際教養学部国際教養学科 |
職名 Academic Title |
教授 |
専攻分野 Area of specialization |
日本語学、初年次教育における文章表現教育、海外における異文化適応に関するライフストーリー研究 |
学会活動 Academic societies |
日本語学会会員(1998.4~現在に至る) |
著書・学術論文数 No. of books/academic articles |
総数 total number (24)
著書数 books (5) 学術論文数 articles (19) |
学校名 Univ. |
卒業年月(日) Date of Graduation |
卒業区分 Graduation Classification2 |
---|---|---|
関西大学文学部国文学科 | 1998年03月 | 卒業 |
大学院名 Grad. School |
修了課程 Courses Completed |
修了年月(日) Date of Completion |
修了区分 Completion Classification |
---|---|---|---|
名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻日本文学日本語学講座 | 博士後期課程 | 2005年03月 | 単位取得満期退学 |
学位区分 Degree Classification |
取得学位名 Degree name |
学位論文名 Title of Thesis |
学位授与機関 Organization Conferring the Degree |
取得年月(日) Date of Acquisition |
---|---|---|---|---|
博士 | 博士(文学) | モノダで終わる文-解釈決定に関わる諸要因の分析- | 名古屋大学大学院 | 2005年12月28日 |
長期研究/短期研究 Long or Short Term research |
研究課題名 Research Topic |
---|---|
長期研究 | 異言語・異文化環境のコミュニケーションにおける方略的能力の調査研究 |
概要(Abstract) 本研究は、異言語・異文化環境において、コミュニケーションの方略的能力(会話維持のための言い換え、推測能力)がどのように発揮され、それが異文化理解や受容にどのように関連するのかを調査・分析するものである。特に、語学習得を主目的としない海外への長期渡航者(主にサッカー選手・コーチ)を対象に、コミュニケーションの場面をサッカーの場に限定し、言葉が通じない環境でどのように意思疎通を図ろうとするのか、そのための工夫や試行錯誤の過程を聞き取り調査することで、異文化への適用や理解を促進するための手法・能力を明らかにする。また、同一人物に対する継続的な調査を行うことで、異文化への適応やコミュニケーションスタイルの変化を観察し、コミュニケーションにおける方略的能力を明らかにするのみならず、異文化世界で活躍しうる人材を育成するための視座を得るといった応用的な側面も目論む研究である。 |
|
長期研究 | ピアレビューにおける効果的な支援手法の構築 |
概要(Abstract) レポートやプレゼンテーションといったアカデミックスキルを自律的に向上させるために、学生による相互評価(ピアレビュー)を行い、評価の観点や伝え方といった結果を分析することを通して、ピアレビューをより効果的に行うための支援手法を構築する。 |
|
短期研究 | サッカーにおける声がけの諸相と効果 |
概要(Abstract) サッカーの練習や試合中、選手同士が声をかけあう様子を観察し、どのような声がけを行っているのかを類型化する。また、声をかける側と受けとる側双方に対してインタビューを行い、それを質的に分析することを通して、当事者やチーム内にどのような変化や効果が生じているのかを明らかにする。 |
年度 Year |
著書名 Title of the books |
著書形態 Form of Book |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
---|---|---|---|
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date | |||
2021 | 挑戦者たちが向き合った世界と言葉-ここではないどこかでサッカーをするということ- | 共著 | |
MALO PO MALO Project , B5 , 269p. , 2022/01/01 | |||
概要(Abstract) 「ここではないどこかでサッカーをする」とはどういうことか。海外で活躍する多くのプロサッカー選手にインタビューしている著者が、現段階で海外挑戦に一区切りをつけた10名に改めてインタビューを行った。彼らが見た海外サッカーの世界とそこでの経験が、現在にどう結びついているのか。過去のインタビューと合わせ、彼らのライフストーリーとして提示する。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2015 | 「評価」を持って街に出よう-「教えたこと・学んだことの評価」という発想を超えて | 共著 | |
くろしお出版 , A5 , pp.222-236 , 2016/01/08 | |||
概要(Abstract) 第13章「学習者によるアノテーションを用いた協調学習過程観察支援システムの設計」を共同執筆した。協同学習のうち、特にディスカッションを想定した際、ディスカッションの到達目標を一概に定めることは難しい。そのため、学習者がどのようなディスカッションをしたのかを映像や音声に記録し、それを振り返ることから得られる教育効果を定め、システムの設計に反映させた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2010 | 日本語学最前線 | 共著 | |
和泉書院 , A4 , 754p , 2010.5 | |||
概要(Abstract) 「ツモリダの用法と構造変化-文法史研究の一試論-」を執筆。ツモリダの用法である〈意志〉〈思い込み〉について、相互承接といった形式面の相違と解釈の相違をどのようにつなげられるのかについて、共時・通時の両側面から論じた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2007 | 日本語の構造変化と文法化 | 共著 | |
ひつじ書房 , A4 , 276p , 2007.7 | |||
概要(Abstract)
北村(2004)の帰結をもとに、従来、助動詞的とされてきた〈一般的傾向〉を助動詞とはとらえず、文末名詞文という名詞述語文ととらえることができることを示した。モノダ文の〈一般的傾向〉と名詞述語文である〈代用語〉であいまいになる例をもとに、その構造的差違が名詞修飾にあることを示した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2002 | 名古屋大学日本語学研究室の過去・現在・未来 | 共著 | |
名古屋大学大学院文学研究科 , B4 , 292p , 2002.4 | |||
概要(Abstract)
"「モノダ文の用法の再検討-発話機能という視点の必要性-」を執筆。モノダ文が様々な意味を表す要因を助動詞化に求める従来の研究に対して、モノダ文の解釈には発話機能という語用論的な視点が必要であることを論じた。特に〈驚き〉の用法には発話機能(=語用論的条件)をふまえた分析が必要であることを示した。 |
|||
備考(Remarks) |
年度 Year |
論文題目名 Title of the articles |
共著区分 Collaboration Classification |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
---|---|---|---|
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2022 | スマートフォンを使用した相互評価に見られるアノテーション傾向と問題点の分析 | 単著 | |
アカデミア. 人文・自然科学編 , 南山大学 , 25 , pp.183-196 , 2023/1/31 | |||
概要(Abstract) グループプレゼンテーションの際にスマートフォンを用いて行った相互評価(リアルタイムアノテーション)とその結果をもとにした振り返り活動について、評価傾向と問題点の分析をした。聴衆が行うアノテーションは概ね妥当なものであったが、一見、実技と関連しない観点や種類のアノテーションも存在した。しかし、精査すると評価者の評価基準が強く反映されたアノテーションであったため、これらを有効な評価結果とするためにもアノテーションンの意図を伝える工夫や支援が必要であることが明らかとなった。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2020 | プレゼンテーション学習における振り返りサイクルを確立するための実践的研究 | 単著 | |
アカデミア 人文・自然科学篇 , 南山大学 , 21 , pp.213-226 , 2021/01/31 | |||
概要(Abstract) 本研究では、初年次教育においてグループプレゼンテーションを複数回行い、それらを振り返ることの効果と課題について分析した。プレゼンテーションの際、スマートフォンを用いた相互評価を行い、その結果とプレゼンテーションを録画した動画を同期したものを材料として振り返りを行ったが、アンケート結果からは、動画を用いて振り返りを行うことによって何が課題だったのかが一目瞭然であるという利点や複数回振り返ることが必要だと感じていることなどが明らかとなり、振り返りのコメントからは、前回の反省を次回のプレゼンテーションに活かしたというよりは、プレゼンテーションを行う度に新たな課題に直面する様子が観察できた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2019 | 複数文化圏経験による相互文化的コミュニケーション能力向上の記述分析 −海外在住経験を持つ日本人サッカー選手へのインタビュー調査から− | 共著 | |
アカデミア. 人文・自然科学編 , 南山大学 , 18 , pp.83-114 , 2019/06/30 | |||
概要(Abstract) 海外の複数国に滞在した経験のある日本人サッカー選手を対象にインタビュー調査を行い,複数文化圏を経験することにより「相互文化的コミュニケーション能力」がどのように獲得され,またどのように変化し,さらに「相互文化的仲介者」としてどのように周囲に還元されているのかを段階的に記述分析した。その結果,ケース毎に「相互文化的仲介者」としての行動は異なるが,複数文化圏での経験が彼らに大きな影響を与えていることが確認できた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2018 | 相互文化的コミュニケーション能力の段階的獲得過程に関する理論的分析ー海外在住経験を持つ日本人サッカー選手へのインタビュー調査からー | 共著 | |
アカデミア. 人文・自然科学編 , 南山大学 , 16 , pp.155-188 , 2018/06/30 | |||
概要(Abstract) 海外在住経験を持つ日本人サッカー選手を対象にインタビュー調査を行い、相互文化的コミュニケーション能力(ICC)の段階的獲得過程を分析した。同一の国に長期間滞在している選手に複数回行ったインタビューから、どのようなきっかけでICCの各要素が獲得されるのかを観察した結果、言語が介在しにくい環境にいるサッカー選手であっても、言語能力がICC向上に大きな関わりを持つことが確認できた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2018 | Development of a Mobile Observation Support System for Students: FishWatchr Mini | 共著 | |
LREC 2018 Proceedings , ELRA , pp.2269-2274 , 2018/05/07 | |||
概要(Abstract) スマートフォン、タブレット等を使用して、ディスカッションやプレゼンテーションの相互評価を可能とする"FishWatchrMini"の開発と、実践例について紹介した。"FishWatchrMini"を使用した実践において行ったアンケートから、操作方法が難しくなく直感的に使用できること、相互評価を行うことで自分の問題点が理解でき、有用である点などが判明した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2017 | 知識量の変化に着目した協同学習の学習効果の分析 | 共著 | |
南山大学短期大学部紀要 , 39 , pp.161-174 , 2018/03/19 | |||
概要(Abstract) 本論文では、南山大学短期大学部において開講した「日本語表現」に協同学習を導入した過程と、その実践から得られた学習・教育効果を学習者の知識量の変化という観点から分析した。協同学習として悪文添削を導入し、個人による悪文添削活動を経て、協同学習としてグループごとに悪文添削を行った際、個々の指摘がどの程度適正化されるのかを測定した。悪文はあらかじめ決められた箇所の分だけ用意されているため、適切な添削数は決まっている。学習者が適切な添削数にどれだけ近づけたかを標準得点を用いて順位化し、グループ内の協同学習を経た結果と比較した。その結果、全体的な傾向として、知識量の点で下位層が上位層に近づくという意味での協同学習の効果は認められ、グループ活動の中で幅広い意見を採用したグループの方が協同学習前後の標準得点の差において、効果が出やすいという結果を導き出した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2017 | 異文化環境における経験と異文化間能力獲得の相関関係 : 海外在住経験を持つ日本人サッカー選手へのインタビューから | 共著 | |
アカデミア. 人文・自然科学編 , 南山大学 , 14 , pp.121-151 , 2017/06/30 | |||
概要(Abstract) 本稿では,海外在住経験を持つ日本人サッカー選手を対象にインタビュー調査を行い,異文化環境における経験と異文化間能力獲得の相関関係を分析した。同一人物に複数回行ったインタビューからは,言語が介在しにくい環境に適応する過程において,チームメイトや監督との関係性や,チームへ の貢献度による立場の変化など,様々な外的要因からの経験を経て,心境の変化や言語能力の向上のみならず,信頼関係の構築といった異文化間能力を獲得する過程が段階的に観察できた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2016 | 異文化環境におけるコミュニケーションの実態調査 : 在モンテネグロ日本人サッカー選手へのインタビューから | 共著 | |
アカデミア. 人文・自然科学編 , 南山大学 , 12 , pp.135-148 , 2016/06/30 | |||
概要(Abstract) 本研究調査では、異言語・異文化環境におけるコミュニケーションついて、モンテネグロで活動する日本人サッカー選手を対象にインタビューを行い、その実態を概観した。その結果、多くの選手が異文化環境に戸惑いを感じながらも、コミュニケーションを成立させるために様々な「方略的言語能力」を駆使し、言語能力だけではなく、伝える力、柔軟な対応力、自分の長所を伸ばして戦っていくことの重要性といったことを認識して、「異文化間コミュニケーション能力」を身に付けていく過程が観察できた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2015 | 日本語文章表現における「なと思う」の使用とその背景の分析 | 単著 | |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 11 , pp.201-209 , 2016/01/30 | |||
概要(Abstract) 日本語文章表現において、学習者によく見られる不適切な表現として「なと思う」の使用が挙げられる。「なと思う」の使用に関し、どの程度の規範意識が働いているのか、実態を調査し、その背景となる要因を記述した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2014 | 知識の体系化を意図した受講生の論理的な説明手法の分析 | 単著 | |
アカデミア 人文・自然科学編 , 8 , pp.127-136 , 2014/6/30 | |||
概要(Abstract) 著者が担当している講義「日本語表現」において、主体的な学習を引き出すために協同学習を導入し、「敬語の知識の涵養」「論理的な説明手法の習得」という2つの目的のもと実践した結果を報告、分析するものである。敬語の知識に関して、学習者は暗黙知としては備えているもののそれを論理的に説明することができない傾向がうかがえ、そこが問題として明らかとなった。 |
|||
備考(Remarks) |
年度 Year |
題目又はセッション名 Title or Name of Session |
細目 Authorship |
発表年月(日) Date |
---|---|---|---|
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos. | |||
2022 | プレゼンテーションの相互評価に見られるアノテーション集中箇所に関する分析 | 共同 | 2023/03/26 |
日本教育工学会2023年春季全国大会 , 日本教育工学会 | |||
概要(Abstract)
プレゼンテーション中に相互評価(リアルタイムアノテーション)を行った際、アノテーションが集中する箇所についてアノテーションの数・観点・種類とコメント数との関連を分析した。アノテーション数が多さや観点・種類数のばらつきの大きさによって振り返りの着目点となる度合いが変化することが明らかとなった。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2022 | 協同型作文教育支援システムの設計 | 共同 | 2023/03/25 |
日本教育工学会2023年春季全国大会 , 日本教育工学会 | |||
概要(Abstract) 作文やレポートの書き方を授業内で学習する際、学習者同士の相互添削やグループでの振り返り活動などさまざまな実践が教育現場で行われている。我々は、このような協同型の作文教育において、学習者・教師を含めた活動全体を支援するシステムを開発し、その設計について述べる。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2022 | 多段階の振り返りを考慮した教育活動データの共有手法の開発 | 共同 | 2022/09/10 |
日本教育工学会 2022年秋季全国大会JSET , 日本教育工学会 | |||
概要(Abstract)
ディスカッション練習やプレゼンテーション練習といった、協同型の教育活動における観察結果を効率的、かつ、適切に共有する方法について、我々が従来から開発してきたビデオアノテーションに基づく教育活動観察支援システムFishWatchrを拡張する形で、ビデオ・観察結果を多段階の振り返りのグループで共有する手法を提案した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2021 | プレゼンテーションの相互評価に見られる相反するアノテーションの分析 | 共同 | 2021/10/16 |
日本教育工学会 2021年秋季全国大会 , 日本教育工学会 , 日本教育工学会 2021年秋季全国大会講演論文集 , 日本教育工学会 , pp.71-72 | |||
概要(Abstract) プレゼンテーションの際,モバイルデバイスを用いたリアルタイムの相互評価(アノテーション)を行い,同時間帯において「良い/惜しい」という評価の種類が相反する場合について分析した。当該事例は39単位あり,その中で単純なミスに起因するものが10例,場面の相違が1例,着眼点の違いによるものが28例あり,ミス以外については妥当な評価であったことが判明した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2021 | 遠隔環境におけるプレゼンテーション練習支援手法の検討 | 共同 | 2021/10/16 |
日本教育工学会 2021年秋季全国大会 , 日本教育工学会 , 日本教育工学会 2021年秋季全国大会講演論文集 , 日本教育工学会 , pp.83-84 | |||
概要(Abstract)
本発表では,ビデオ会議システムなどを介した遠隔環境において,グループでのプレゼンテーション練習を行うために必要な支援方法を検討した。検討時は遠隔環境での実践モデルを作成し,(a)実践データの共有,(b)複数メンバーの実践データの管理と利用,(c)意見伝達の効率化に対する支援を提案した。また,我々が開発してきた教育活動向けの観察支援システムFishWatchrを拡張するための方針を示した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2019 | モバイルデバイスを用いたプレゼンテーション相互評価と振り返りの信頼性 | 共同 | 2020/02/29 |
日本教育工学会2020年春季全国大会 , 日本教育工学会 | |||
概要(Abstract) プレゼンテーションの際に行った,モバイルデバイスを用いたリアルタイムの相互評価とその結果をもとにした振り返りについて,それらの信頼性を分析した。その結果,リアルタイムアノテーションは632箇所中590箇所(93.4%)が妥当,振り返り時のコメントは64箇所中54箇所(84.4%)が妥当なものであった。不適当なものは,アノテーションの失敗やコメントのしかたといった運用上の問題であり,運用が適切に行われれば相互評価や振り返りの信頼性は高いと言える。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2019 | スマートフォンを用いた相互評価によるプレゼンテーションスキルの改善 | 単独 | 2019/10/19 |
日本教育工学会研究会19-4 , 日本教育工学会 , 日本教育工学会研究報告集 , 日本教育工学会 , 19-4 , pp.163-168 | |||
概要(Abstract)
初年次教育としてのプレゼンテーション学習において、スマートフォンによる相互評価とPCによる振り返りを複数回行った教育実践研究である。相互評価の結果をもとにどのように振り返りを行ったかを、残されたコメントをもとに定性的に分析した。その結果、相互評価の結果から改善点を見出し、次の改善につながった例も観察できた。また、相互評価→振り返りのサイクルは学習者にとっては負担となるが、このサイクルが一回では不十分だという学習者の意見が93%を占め、結果として有益であったことが分かった。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2018 | 異文化への適応過程に見られるコミュニケーション能力と変容の記述ー海外在住経験を持つ日本人サッカー選手へのインタビューを通してー | 単独 | 2018/09/14 |
日本コミュニケーション学会中部支部 2018年度第1回研究会 , 日本コミュニケーション学会中部支部 | |||
概要(Abstract) 海外在住の日本人サッカー選手が、現地での生活やサッカーにどのように適応し、監督やチームメイトとコミュニケーションを図っているのかについて、インタビューを通して明らかになったことを報告した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2018 | Development of a Mobile Observation Support System for Students: FishWatchr Mini | 共同 | 2018/05/10 |
LREC2018 , ELRA | |||
概要(Abstract) スマートフォンやタブレット等を使用して、ディスカッションやプレゼンテーションができる”FishWatchrMini”の開発とそれを使った実践例について紹介した |
|||
備考(Remarks) |
|||
2017 | 学習者用モバイル観察支援ツールFishWatchr Miniにおける振り返り支援機能の開発 | 共同 | 2017/09/16 |
日本教育工学会 第33回全国大会 , 日本教育工学会 | |||
概要(Abstract) 我々が現在開発中のスマートフォン等のモバイルデバイスを使った学習活動の観察支援ツール"FishWatchr Mini"の機能を拡充した結果を示した。例えばプレゼンテーションにおける相互評価をした際に、学習者自身が個別に振り返りを行うために,アノテーション総数、種類ごとの数の表示や時系列に即した特徴的な行動の抽出を行えるようにした。 |
|||
備考(Remarks) |
年度 Year |
助成名称または科学研究費補助金研究種目名 Name of grant or research classification for scientific research funding |
研究題目 Research Title |
|
---|---|---|---|
役割(代表/非代表) Role |
助成団体 Granting body |
助成金額 Grant amount |
|
2022 | 科学研究費補助金 | 多段階の振り返りに対応した協同型教育活動支援システムに関する研究 | |
非代表 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) |
|||
備考(Remarks) |
|||
2021 | 科学研究費補助金 | 多段階の振り返りに対応した協同型教育活動支援システムに関する研究 | |
非代表 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) |
|||
備考(Remarks) |
|||
2020 | 科学研究費補助金 | 多段階の振り返りに対応した協同型教育活動支援システムに関する研究 | |
非代表 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) |
|||
備考(Remarks) |
|||
2019 | 科学研究費補助金 | ビデオアノテーションを利用した協同型実習活動支援システムに関する研究 | |
非代表 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) |
|||
備考(Remarks) |
|||
2018 | 科学研究費補助金 | ビデオアノテーションを利用した協同型実習活動支援システムに関する研究 | |
非代表 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) |
|||
備考(Remarks) |
|||
2017 | 科学研究費補助金 | ビデオアノテーションを利用した協同型実習活動支援システムに関する研究 | |
分担者 | 日本学術振興会 | ||
研究内容(Research Content) |
|||
備考(Remarks) |
|||
2016 | 科学研究費補助金 | 即時性と教育効果を考慮した協調学習過程の構造化手法に関する研究 | |
分担者 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) 学習者が、プレゼンテーションを効果的に行うために、その過程を録画し、プレゼンターとも、オーディエンスともなる学習者自身がアノテーションを行うことで、プレゼンテーションのヒントを共有し、効果を上げることをもくろむものである。モバイルデバイスを使用する観察支援ツールFishWatchrMiniをプレゼンテーションの場に導入し、相互評価を行い、振り返りをするという教育実践を行った結果を分析した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2015 | 科学研究費補助金 | 協同による知識の体系化・視覚化システムを用いたライティング指導法の研究 | |
代表 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) 日本語文章表現教育において協同学習を採用する際の1つの手法を提案するものである。協同学習を行う際、学習者の理解度によって知識の定着が異なるという問題が生じる。その点を回避すべく、教師から出された課題に対して、学習者が持つ個別的・断片的な知識・情報や理解不足の点を、「調べ」「まとめ」「分類する」という協同作業を通して「見える」形に昇華させた後、自分たちが「使える」「確認できる」知識にするという自立的な相互学習活動を実現し、その活動を支援するwebベースのシステムを開発、運用する。それを「知識の体系化・共有化・視覚化」と称し、授業実践の中でその教育効果を検証する。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2015 | 科学研究費補助金 | 即時性と教育効果を考慮した協調学習過程の構造化手法に関する研究 | |
分担者 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) 学習者同士の話し合いを効果的に行うために、その過程を録画し、学習者自身がアノテーションを行うことで、効果を測定するものである。1つの手法として、話し合いのルールを設定した上で学習者がそのルールに則ってどのような話し合いを行うのかを分析する。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2014 | 科学研究費補助金 | 即時性と教育効果を考慮した協調学習過程の構造化手法に関する研究 | |
分担者 | 文部科学省 | ||
研究内容(Research Content) 学習者同士の話し合いを効果的に行うために、その過程を録画し、学習者自身がアノテーションを行うことで、効果を測定するものである。1つの手法として、話し合いのルールを設定した上で学習者がそのルールに則ってどのような話し合いを行うのかを分析する。 |
|||
備考(Remarks) |
年度 Year |
タイトル Title |
内容等 Content |
活動期間 Period of Activities |
---|---|---|---|
2020 | Zoomを用いたクラス横断プレゼンテーションの計画と実践 |
1年次必修科目である「創造的・批判的思考」において、教室での対面授業を経験しない学生たちに対し、オンラインの学習環境の中、Zoomを用いて3クラス合同のプレゼンテーションを計画し、実践した。オンライン環境における見やすい資料提示法を解説したり、Webclassを用いたアンケート結果を共有したりし、教室とは異なった視点や意見・結果の共有ができた。 |
|
2019 | プレゼンテーションの振り返りにおける経験学習的プロセスの導入 |
「学びの技法」「創造的批判的思考」において、プレゼンテーションを行う際、(1)相互評価を導入、(2)その結果をもとに振り返る、(3)振り返りの結果を次のプレゼンテーションに活かす、という経験学習的プロセスを導入した。 |
|
2018 | FishwatchrMIniを使ったプレゼンテーションの振り返り支援 |
スマートフォンを使用してプレゼンテーションをアノテーションすることで相互評価し、それを録画したデータと同期したものを使用して振り返りを3回行った。アンケートでは、3回の振り返りについて約90%の受講生が好意的に評価し、例えば「毎回見ることで自分の成長が見られて良い」とのコメントを得た。 |
|
2017 | モバイルデバイスを用いたプレゼンテーションの振り返り支援 |
授業内で行うプレゼンテーションを相互評価し、その結果を各々の振り返りに活かす授業実践を行った。 |
|
2016 | プレゼンテーション改善のための即時的な相互評価とフィードバックの確立 |
現在開発中のFishWatchrMiniを用い、スマートフォンでアノテーションをすることで、プレゼンテーションの相互評価とフィードバックを行った。「【FishWatchrMiniのフィードバックを見て】他の人・グループのプレゼンの中で、みんなが良いと指摘した部分について、プレゼンスキル別に振り返ることができたので、よかった。」というアンケート項目について、128名中、76名(59.3%)が「よく当てはまる」、42名(32.8%)が「それなりに当てはまる」と回答し、9割以上の受講生がこの手法に関して、好意的に評価した。 |
|
2015 | グループ・ディスカッションの導入と改善 |
短期大学部の日本語表現・日本文化の講義において協同学習を導入した。今年度は、グループ・ディスカッションをテーマに、授業実践を行い、研究発表をした。この実践研究はをJSPS科研費挑戦的萌芽研究「協同による知識の体系化・視覚化システムを用いたライティング指導法の研究」(課題番号25560123) 、JSPS科研費挑戦的萌芽研究「即時性と教育効果を考慮した協調学習過程の構造化手法に関する研究」(課題番号26560135)の助成を受けている。 |
|
2013 | 知識の体系化・視覚化・共有化を意図した協同学習 |
短期大学部の日本語表現・日本文化の講義において協同学習を導入した。受講生が個人ではなく集団としてより確かな知識の獲得に近づけるという仮説をもとに、授業実践を行い、研究発表をした。この実践研究はをJSPS科研費挑戦的萌芽研究「協同による知識の体系化・視覚化システムを用いたライティング指導法の研究」(課題番号25560123) の助成を受けている。 |
|
2011 | 教科書:『日本語表現テキスト』 |
名古屋学院大学における日本語表現の授業で使用する教科書を執筆、編集した。 |
|
2009 | 教科書:『スキルアップ!日本語力 大学生のための日本語練習帳』 |
大学1,2年生を対象とした日本語表現法のテキスト。大学生として必要な日本語の基礎力を向上させることを目的とし、敬語、文法、漢字、語彙などの内容を網羅している。 |
|
2009 | 教科書:『日本語写作力専門塾』 |
台湾における日本語教育(Writing)を念頭において執筆したものである。作文の書き方に焦点をあて、分かりやすいテーマのもとどのように作文すればよいかを示した。 |
年度 Year |
活動名称 Name of activities |
活動期間 Period of Activities |
---|---|---|
2022 | 留学(国内) | 2022/04/01〜2022/08/31 |
活動内容等(Content of Activities) 東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻の私学研修員として、研究課題「内省に表れる言語表現の質的研究」の研究を遂行した。協同学習の教育工学的な研究と海外で活躍するサッカー選手のライフストーリー研究を柱とし、そこで見られる振り返りコメントやインタビューデータといった質的なデータをどのように分析し、研究を深めていくのかということについて追究した。 |
||
2021 | 留学(国内) | 2021/04/01〜2022/03/31 |
活動内容等(Content of Activities)
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻の私学研修員として、研究課題「内省に表れる言語表現の質的研究」の研究を遂行した。協同学習の教育工学的な研究と海外で活躍するサッカー選手のライフストーリー研究を柱とし、そこで見られる振り返りコメントやインタビューデータといった質的なデータをどのように分析し、研究を深めていくのかということについて追究した。 |
||
2021 | 言語処理学会第28回年次大会 (NLP2022)大会賞選考審査員 | |
活動内容等(Content of Activities) 言語処理学会第28回年次大会の大会賞選考審査員を務めた。 |
||
2020 | 言語処理学会第27回年次大会 (NLP2021)大会賞選考審査員 | |
活動内容等(Content of Activities) 言語処理学会第27回年次大会の大会賞選考審査員を務めた。 |
||
2019 | 言語処理学会第26回年次大会 (NLP2020)大会賞選考審査員 | |
活動内容等(Content of Activities) 言語処理学会第26回年次大会の大会賞選考審査員を務めた。 |
||
2012 | 学会誌編集委員 | |
活動内容等(Content of Activities) 言語処理学会『自然言語処理』の編集作業 |
||
2011 | 学会誌編集委員 | |
活動内容等(Content of Activities) 言語処理学会会誌『自然言語処理』の編集委員 |
年度 Academic Year |
学術研究著書の件数 No. of Academic Books |
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers |
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins |
学会受賞等の受賞件数 No. of Academic Awards Received |
国際学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences |
国際学会での研究発表の件数 No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences |
国内学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf. |
国内学会での研究発表の件数 No. of Papers Presented at National Academic Conf. |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
2021 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2020 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2019 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2018 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 |
2017 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2016 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2015 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2014 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2013 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2023/02/24 更新
Copyright(C) 2010 Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved.