2024/11/22 更新

写真b

サカシタ コウジ
坂下 浩司
SAKASHITA Koji
所属
人文学部 人類文化学科 教授
職名
教授
主な研究課題
長期研究:アリストテレス哲学の体系的研究

短期研究:アリストテレス『形而上学』の研究
専攻分野
西洋古代哲学史、応用倫理学(工学倫理)

学位

  • 博士(文学) ( 1996年3月   京都大学 )

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    博士

  • 文学修士 ( 1991年3月   京都大学 )

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    修士

  • 文学士 ( 1988年3月   立命館大学 )

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    学士

研究分野

  • 人文・社会 / 哲学、倫理学  / 古代ギリシア哲学 アリストテレス 生物学 形而上学 存在論 神学 幸福論 意志の弱さ

学歴

  • 京都大学   文学研究科

    - 1994年3月

所属学協会

  • 関西哲学会

  • 古代哲学会

  • 日本西洋古典学会

  • 中部哲学会

  • 日本倫理学会

  • 日本科学哲学会

  • 関西倫理学会

  • 日本哲学会

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委員歴

  • 中部哲学会  

  • 日本倫理学会  

  • 日本科学哲学会  

  • 関西倫理学会  

  • 日本哲学会  

  • 日本西洋古典学会  

  • 関西哲学会  

  • 古代哲学会  

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論文

  • 「アリストテレス『形而上学』A(第一)巻第八章〜第一〇章──訳と注解──」

    坂下浩司

    『アカデミア 人文・自然科学編』   ( 第27号 )   237 - 264   2024年1月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 「アリストテレス『形而上学』Α(第一)巻第四章〜第七章──訳と注解──」

    『アカデミア 人文・自然科学編』   第24号   279 - 308   2022年6月

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    出版者・発行元:南山大学  

    2012年に出たPrimavesiの新しい『形而上学』Α(第一)巻第四章から第七章のギリシア語テクストをもとに日本語訳を作成し、脚注と詳細な補註を付した。

  • 「アリストテレス『形而上学』Α(第一)巻第一章〜第三章──訳と注解──」

    『アカデミア 人文・自然科学編』   第23号   119 - 151   2022年1月

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    出版者・発行元:南山大学  

    2012年に出たPrimavesiの新しい『形而上学』Α(第一)巻のギリシア語テクストをもとに日本語訳を作成し、脚注と詳細な補註を付した。

  • 『形而上学』Γ巻第1章の《存在論》再考──Α巻における「第一の諸原理の探求」にとってΓ巻の「存在としての存在」そして「或る自然」とはいったい何だったのか」

    『古代哲学研究』   Vol.LII(52)   1 - 24,62-64(Summary)   2020年6月

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    出版者・発行元:古代哲学会  

    『形而上学』Γ巻第1章の「存在としての存在」の学(いわゆる《存在論》)について、Α巻の「第一の諸原理の探求」としての「ピロソピアー」の立場から、特に「或るピュシス」を中心に、古註を手がかりとしながら捉え直す試み。

  • 「アリストテレスの生物学著作における三つのピュシス概念──「自然は無駄なことをせず最善のことをする」という言明を中心に──」

    『ギリシャ哲学セミナー論集』   Vol.XIII ( Vol.XIV合併号 )   48 - 64.   2017年5月

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    出版者・発行元:ギリシャ哲学セミナー  

    2005年に公刊したアリストテレス著『動物部分論・動物運動論・動物進行論』(京都大学学術出版会)の「解説」を、近年の目的論関係の諸文献のサーヴェイを通じてアップデートする試み。目的論的な過程における「素材」(ヒューレー)の役割の見直しの作業が近年進んでいることに注目する。特に、Henryの「生物の自然目的論の諸制約」に議論を検討し、そこにアリストテレス目的論の新しい方向性を見る。

  • 「選択と同意──T・アーウィンのアリストテレス的/トマス的アクラシアー論」

    『理想』   第696号   88 - 99.   2016年3月

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    出版者・発行元:理想社  

    論文「《意志の弱さ》の歴史的現象学」の続編にあたる研究で、その論文で触れたトマスの議論を、T・アーウィンという研究者の議論を紹介批評しつつ再検討した。

  • 「胎児は人かという生命倫理学上の問題に関して『出エジプト記』第二一章第二二〜二五節を用いることについて──ヘブライ語テキスト、その七十人訳、ラテン語旧訳、アウグスティヌス擬作『旧約と新約聖書の諸問題』、および、真作『再考録』『旧約七書の諸問題』をめぐって」

    『社会と倫理』   第30号   127 - 143.   2015年11月

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    出版者・発行元:南山大学社会倫理研究所編  

    胎児は人かという生命倫理学上の問題に関して『出エジプト記』第二一章第二二〜二五節が用いる議論があり、そのような議論を根拠としての、ヘブライ語テキスト、その七十人訳、ラテン語旧訳、アウグスティヌス擬作『旧約と新約聖書の諸問題』、および、真作『再考録』『旧約七書の諸問題』を詳細に調査した。

  • 《意志の弱さ》の歴史的現象学──ακρασια, incontinentia, そしてakrasia──

    『現象学年報』   30   1 - 10   2014年11月

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    出版者・発行元:日本現象学会  

    本論文は、いわゆる《意志の弱さ》(Weakness of Will)という考えが古代ギリシアにはなかったこと、しかし、現代ではあるとされていることを確認した上で、特にアリストテレスの『二コマコス倫理学』解釈の中でそれが出てきたのはどこでかを論じ、《意志の弱さ》を歴史的に現象させることを目指した。

  • 「アリストテレス学と現代分析系/非分析系形而上学との対話──「形而上学再考/再興」のために──」

    『哲學』   61号   69 - 84   2010年4月

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    出版者・発行元:日本哲学会  

    以下の章からなる。「第一章 現代分析系形而上学との対話──ロウの〈「様相的知識(modal knowledge)」としての形而上学〉構想」、「第二章 現代非分析系形而上学との対話──ハイデガー/シェーラーの「弱き神の理念」やヨナスの「ミュートス」論がアリストテレス神学に示唆するもの」、「第三章 形而上学の本性とその帰結、形而上学と他の学との関係──アリストテレス学的な形而上学構想を中心に」。

  • 「なぜ若きハイデガーは『動物運動論』を「広範な基盤」として『魂について』と『ニコマコス倫理学』を解釈する計画を『ナトルプ報告』で立てたのか──〈引用研究〉と〈参照箇所研究〉によるハイデガーの断片的テクストへのアプローチ──」

    電子ジャーナルHeidegger-Forum   Vol.2   90 - 113   2008年4月

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    出版者・発行元:ハイデガー・フォーラム  

    以下の節からなる。「はじめに──アリストテレス論第2部構想をめぐって」、「第1章 『ナトルプ報告』への「付論(Beilagen)」の分析の開始──アリストテレスの著作のどの著作のどの箇所へ何度言及しているのか」、「第2章 ハイデガーが「付論」において『ニコマコス倫理学』第6巻第2章に何度も言及する意図は何か──本論文の解釈の方向性」、「第3章 「付論5」および「6」の分析──「根本現象」としての「プロアイレシス(選択)」と実践的三段論法について」、「第4章 「プロアイレシス」が登場する「付論」の分析──「オレクシス(欲求)」の重要性」、「第5章 『ニコマコス倫理学』、『魂について』、『動物運動論』における「実践的三段論法」論の意義──そのことが若きハイデガーにとってもった意義について」、「付論 生と世界を関係付けるものとして若きハイデガーが生物の「進行方向」に着目していることについて──世界への生物の依存と世界の生物による再構成、『動物進行論』の意義」。

  • 倫理の理論と現実の行為──古代哲学の立場から──

    『関西哲学年報・アルケー』   No.15   27 - 41,57   2007年6月

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    出版者・発行元:関西哲学会  

    課題研究のテーマ「倫理と現実」を、古代哲学(特にアリストテレス倫理学)の立場から論じた。アリストテレス倫理学は徳倫理であるが、徳倫理は反理論(アンチ・セオリー)であると思われているので、これに反論し、倫理学における厳密性、普遍性、個別性などを考察した。

  • アリストテレスの『ニコマコス倫理学』における外的善と幸福──「至福さを損なう」という言葉の意味をめぐって──

    『アカデミア』人文・社会科学編   vol.83   73 - 84   2006年6月

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    出版者・発行元:南山大学  

    アリストテレスは『ニコマコス倫理学』第1巻第8章において、子供ができないこととか顔かたちが美しくないことといった「もろもろの外的善」の欠如が、徳に従った活動をする人間の努力を挫き、人生の全般的価値を傷つけると言っているようにも受け取れることを述べている。本論文は、クーパーとケニーの論争を紹介批評し、自説を展開する。

  • 存在の多義性という問題(依頼論文)

    『アルケー・関西哲学会年報』   No.13   209 - 223   2005年6月

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    出版者・発行元:関西哲学会、京都大学学術出版会  

    存在の多義性、すなわち存在が多くの意味を持つことは、アリストテレス自身の言い方では、存在が「多くの仕方で言われる(ポッラコース・レゲスタイ)」ということであるが、この言いまわしは存在だけではなく、善や同一性など、重要な概念が論じられる際には、ほとんどいつも用いられる。本論文は、この「多くの仕方で言われる」という言いまわしをめぐって、『形而上学』B巻第3章における存在の多義性の論証の検討を中心に、C.Shields,Order in Multiplicity: Homonymy in the Philosophy of Aristotle, Oxford, 1999の論評を行ったものである。

  • 科学技術者の倫理──工学倫理と徳倫理──

    『社会と倫理』   第14号   86 - 99   2003年1月

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    出版者・発行元:南山大学社会倫理研究所  

    工学倫理を徳倫理の立場から論じた。まず、美徳をアリストテレス的に説明し、次に、工学倫理における科学技術者の美徳の取り扱いをメイとシンジンガーという研究者において確認したうえで、最後に、ケーススタディをおこなった。

  • 「アリストテレスにおける外的目的性の問題──『政治学』第1巻第8章と『形而上学』Λ巻第10章の解釈を中心に──」(査読付き論文)

    『古代哲学研究』   Vol.XXXIV   1 - 15   2002年5月

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    出版者・発行元:古代哲学会  

    アリストテレスの目的論に関する近年の研究では、生物体とその器官の内的な目的論的関係(内的目的性)に焦点が絞られている。伝統的にアリストテレスに帰せられることが多かった、「全体あるいは世界」が持つ目的性、あるいは、生物体の外部で成立する目的論的関係(外的目的性)は否定的な取り扱いを受けている。本論文は、外的目的性の真の姿を明らかにし、それをアリストテレスに帰すことは正当であることを主張した。

  • 「「自体的存在」としてのカテゴリー ──『形而上学』Δ巻第7章における存在への視点──」(査読付き論文)

    『西洋古典学研究』   第46号   56 - 66   1998年3月

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    出版者・発行元:日本西洋古典学会,岩波書店  

    通常のアリストテレスの存在論によると、実体だけがそれ自体で(自体的に)存在するのであって、量や質などの非実体は実体に属するという形でしか存在しない属性(付帯性)だとされている。しかしΔ7では、実体だけではなく非実体もまた同様に「自体的にある」とされてしまっており、これが近年の研究者たちを困惑させている。本論文は、実体と非実体を、或る意味で、それ自体であるものとして同様に扱うことはいかにして可能かを考察する。

  • 「真としての存在──アリストテレス『形而上学』Θ巻10章──」(査読付き論文)

    『アルケー・関西哲学会年報』   No.2   42 - 52   1994年7月

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    出版者・発行元:関西哲学会、晃洋書房  

    アリストテレスの真理論の存在論的意義に関する研究。アリストテレスの真理論は、伝統的に、判断と事実の一致に定位していると解されている。そして、一致するということ自体は、事柄のあり方ではないので、存在論の研究対象にはならないとされる。これに対して本論文は、アリストテレスが、判断を手がかりとしながら、事柄自体のあり方へ目を向け、事柄のあり方としての真理・「真としての存在」を明らかにしているとする。

  • 「アリストテレスの目的論における物質の必然」(査読付き論文)

    『古代哲学研究』   Vol.XXIV   38 - 48   1992年5月

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    出版者・発行元:古代哲学会  

    アリストテレスの自然学における目的論の研究。アリストテレスの目的論は、すべての出来事を合目的的だとするものではなく、物質の単なる必然性によって生じるものも認めている。しかし、合目的性と物質の単なる必然性とがどのように関係しているかについては意見が分かれている。本論文は、同一の物質が複数のアスペクトを持つことによって、目的に従いつつ、しかも同時に物質の単なる必然にも従うということを明らかにしている。

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書籍等出版物

  • 日本動物学会編『動物学の百科事典』

    ( 担当: 共著)

    丸善出版   2019年9月 

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    担当ページ:xxv p.+ 770 p.   著書種別:事典・辞書

    第1章「動物学の歴史」(編集担当:八杉貞夫・西川輝昭)、第2節「アリストテレスの動物学──その多彩な業績と影響」(見開き2ページ全体を使った「中項目」)執筆、pp.6-7.巻頭の「編集にあたって」において、「従来の小項目の解説ではなく、中項目として、通読の読み物として」と説明されている通り、断片的な記述ではなく、まとまった一つの見方が提示されている。すなわち、単なる辞書的記述ではなく、著者のこれまでのアリストテレス生物学(動物学)研究の成果の概要が述べられている。目的論における素材の要素の重要性や、倫理学にもつながる「意志の弱さ」論への言及、また、アリストテレスが自分の生物学研究の基本的な術語を作成する苦労までが述べられていることは、従来の生物学や動物学の事典におけるアリストテレスの記述にはなかったものである。

  • 『続・ハイデガー読本』

    ( 担当: 共著)

    法政大学出版局  2016年5月 

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    総ページ数:8 p.  

    先に出版された『ハイデガー読本』の姉妹篇で、ハイデガーと哲学史上の著名な哲学者の関係を論じたもの。第1部第3章の「アリストテレス 『形而上学』第一巻第一~二章が人を感激させる理由」を担当。ハイデガーがガダマーら弟子たちをアリストテレスの読解によって感激させたというエピソードから書き起こして、アリストテレスの「著作」の性格、それを解釈し翻訳するとはいかなることであるのかを、ドイツロマン主義の翻訳論や現代の翻訳学者の説を援用しつつ明らかにした。

  • 『アリストテレス 問題集』

    ( 担当: 共訳)

    岩波書店   2014年6月 

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    担当ページ:715.p+24.p  

    伝アリストテレス『問題集』の全訳(共訳、第26-36巻の訳と注、および索引作成を担当)。岩波新版アリストテレス全集第13巻。

  • 『アリストテレス 自然学小論集』

    ( 担当: 単訳)

    岩波書店 『新版 アリストテレス全集』  2013年2月 

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    担当ページ:269p.  

    アリストテレスの真作。有名な『魂について』の続編に当たり、魂と体が共同して引き起こしている「魂と体の共通の現象」を考察している。具体的には、感覚、記憶、想起、眠り、目覚め、夢などである。言わばアリストテレスの「心身関係論」の書である。

  • 『古代ギリシア・ローマの哲学 ケンブリッジ・コンパニオン』

    ( 担当: 共訳)

    京都大学学術出版会  2009年6月 

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    総ページ数:185-222  

    第5章「アリストテレス」(ジョン・M・クーパー著)の翻訳。最新の研究に基づいたアリストテレスの概説。

  • 『岩波講座哲学02形而上学の現在』

    ( 担当: 共著)

    岩波書店  2008年8月 

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    総ページ数:75-91  

    以下の節からなる。「はじめに アリストテレス学的観点から」、「一 ラムジーとラッセルの対立が意味するもの──構成要素/関係という問題」、「二 個物を消去する試みの不十分さと偶然的結合体としての個物の問題──個物は普遍的性質/個別的性質の束なのか、性質プラス基体なのか、どちらでもないのか」、「三 部分としての実体を拡張しつつ含む付帯的な全体、偶然的結合の原因としての指定質料──リアルなもの、個物と性質の実体/内属性モデルから可能態/現実態モデルへ」、「おわりに アリストテレス学的展望──「可能態/現実態」モデルの一つの展開としての伝統的な「質料/形相」モデルの問題点と、もう一つの可能な展開」。

  • 『イリソスのほとり 藤澤令夫先生献呈論文集』

    ( 担当: 共著)

    世界思想社  2005年3月 

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    総ページ数:481-517  

    担当箇所の題目は「アクラシアー論──アリストテレスの場合──」。アリストテレス倫理学の根本問題の一つである「アクラシアー(無抑制、ないし意志の弱さ)」を論じた。『ニコマコス倫理学』だけではなく『動物運動論』や『形而上学』も視野に入れ、従来の説を網羅的に批判した上で、自説を展開している。

  • 『アリストテレス 動物部分論・動物運動論・動物進行論』

    ( 担当: 単訳)

    京都大学学術出版会  2005年2月 

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    総ページ数:578  

    アリストテレスが最も得意とした学問である生物学の代表的な三著作を全訳。詳細な内容目次、哲学的註解、さらに解説を付した。

  • 『自然概念の哲学的変遷』

    ( 担当: 共著)

    世界思想社  2003年10月 

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    総ページ数:27-47  

    「生ける自然」がなぜ「死せる自然」と化したの原因を西洋形而上学の歴史に探り、人間と自然の本来的なあり方を模索する。私の担当分では、アリストテレスのピュシス概念を究明した。

  • 『アリストテレスの形而上学 自然学と倫理学の基礎』

    ( 担当: 単著)

    岩波書店  2002年12月 

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    総ページ数:224  

    アリストテレス哲学の体系的骨格を明らかにすることを狙いとし、神学としての第一哲学と「存在としての存在」の学という二重の本性を持つ彼の形而上学の内的統一性を明らかにして、それと理論学としての自然学および実践学としての倫理学がいかに関係するかを解明した。アリストテレスの形而上学を「メタ・ピュシカ」としてだけではなく「メタ・エチカ」としても解明することを目指している。

  • 『工学倫理の条件』

    ( 担当: 共著)

    晃洋書房  2002年11月 

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    総ページ数:24-30  

    2001年に名古屋工業大学で行われた2回の工学倫理シンポジウム(「工学倫理の条件──21世紀の市民社会における技術者教育の可能性─」および「工学倫理と企業倫理──組織のなかの技術者」)の記録を中心に、日本の工学教育に関わる者たちが共同し、日本の大学や企業の現場をふまえた上で、工学倫理のプログラムが満たさなければならない必要条件とは何かを真正面から議論した。大貫徹氏・瀬口昌久氏と共に編集責任者となった。

  • 『はじめての工学倫理』

    ( 担当: 共著)

    昭和堂  2001年4月 

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    工学倫理(科学技術者の倫理)の全体を、「事例分析」と「基礎知識」に分けて概観した入門書。齊藤了文氏と共に編集責任者となった。従来は、大部の翻訳書しかなく不便であったので、コンパクトで見通しがよく、哲学的観点から整理された入門書を企画した。日本の事例の収集・分析にも力を入れた。概念的に理解させるよりも先に事例そのものに当たることによって理論を身につけられるようにした。

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MISC

  • 『はじめての工学倫理 第3版』

    2013年1月

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    出版者・発行元:昭和堂  

    工学倫理の教科書。第3版。

  • 倫理の理論と現実の行為──古代哲学の立場から──

    関西哲学会   2006年10月

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    出版者・発行元:神戸大学にて  

    課題研究発表のテーマ「倫理と現実」を古代哲学の立場から論じた。とくに、アリストテレスの徳倫理の立場をとり、現代英米倫理学の反理論的立場を批判し、さらに、徳倫理は反理論ではなく理論も必要であることを論じた。

  • 書評:千葉恵『アリストテレスと形而上学の可能性』

    『西洋古典学研究』   Vol.LIV   159 - 163   2006年3月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本西洋古典学会、岩波書店  

    千葉恵氏の『アリストテレスと形而上学の可能性』について、「ロギケー」の位置づけと目的論の解釈を中心に書評した。

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 哲学の勧め及び哲学の歴史と歴史の哲学に関するアリストテレスの第一哲学構想の研究

    2019年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(C)(一般)  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1000000円

    本研究は、アリストテレスの『形而上学』に関する、20世紀になってから発見された二つの問い、(1)第1巻第1章から第2章が実は彼の初期著作『哲学の勧め』から取られたにすきないのてはないか、(2)同第3章から第10章は、タレスに始まる哲学史の記述の雛形となっているか、それは信用てきないのてはないか、という問いを、文書類型的方法、歴史哲学的方法、文献学的方法という、従来3つ同時に用いられたことのない方法により攻略する。そのため、『哲学の勧め』てあった第1およひ第2章か彼の第一哲学(=形而上学)構想へ組み込まれた意味を解明し、アリストテレスの歴史に関する発言を歴史哲学的に反省して、第3章から第10章か哲学史的知識を得るための源泉となり得ることとその歴史哲学的意味を明らかにする。最終的成果として、『形而上学』第1巻の明確な理解か得られる翻訳と註解を、文献学的反省に基つき作成する。

  • 古代ギリシアにおける生物学と哲学─アリストテレスの生物学著作の哲学的註解の作成

    2003年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    研究助成

  • アリストテレス『形而上学』の研究

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    アリストテレス『形而上学』の全体を研究し、京都大学学術出版会版・西洋古典叢書の枠内で個人全訳を出版する。

  • アリストテレス哲学の体系的研究

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    現代のアリストテレス研究は個別研究に細分化する傾向があるので、彼の哲学の新しい全体像を、存在論・自然学・倫理学の全分野を視野に入れて描き出す。

その他

  • 日本西洋古典学会HP委員会から依頼された調査

    2013年2月

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    アリストテレスを「万学の祖」と呼ぶ出典は何か調査した。その結果、この表現に正確に対応する確かな出典は、現在のところ、17世紀までしかさかのぼれないこと、「万学の祖」は必ずしもアリストテレスを賞賛するものではなかったらしいことが判明し、HPに掲載された。