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学術論文
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Collaboration
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NeoCILIUS
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2013  第三次インドシナ紛争に至るベトナム人民軍の対外認識と戦略  単著   
軍事史学  , 軍事史学会  , 第49巻・第2号  , pp. 64-82  , 2013/09   

概要(Abstract) ベトナムで近年編纂された諸史料を用いて、ベトナム戦争終結後、第三次インドシナ紛争に至る過程をベトナム人民軍および共産党の対外認識の変遷を軸として説明した。この結果、当初楽観的な対外認識を抱いていたベトナム人民軍がカンボジアのポル・ポト政権との武力衝突の過程で次第に同政権が中国そして米国と結託していると評価するようになったことが示された。 

備考(Remarks)  

2010  米国のカンボジア和平構想とその失敗−交渉・政治・紛争、1972−1973年−  単著   
アカデミア・人文社会科学編  , 南山大学  , 第91号  , 375-398   

概要(Abstract)  インドシナ紛争の解決過程において一国のみ当事者間の和平交渉や協定なしに決着がつけられ、またポル・ポト政権という20世紀史上有数の残虐な政権を生みだしたにも関らず、従来まで充分な研究が進められてこなかったカンボジア和平構想について、米国・ベトナム・中国等の文献を利用しつつ検討した。
 この結果、1972年末から73年の段階で、米国の主たる交渉者であったヘンリー・キッシンジャーがカンボジア抵抗勢力と外国の間における影響力関係を誤認しており、これがカンボジア抵抗当事者の交渉への動機付けを失わせたことが明らかになった。 

備考(Remarks)  

2007  カンボジア先史・古代史の再検討−土器・モミガラ形態からみた歴史性・地域性−  共著   
アカデミア・人文社会編  , 南山大学  , 85号  , 60−106  , 2007/06   

概要(Abstract) 南山大学・カンボジア王国芸術大学共同で行われてきているカンボジア歴史地域調査第4次・第5次調査の結果を中心として、カンボジア東南部における土器編年をベトナム南部メコンデルタのそれと照合すると共に、古代遺跡のレンガ中におけるモミガラ形態の計量分析を行い、これら結果を碑文学的検討と比較検討を行った。この結果、歴史性・地域性は研究ジャンルによって異なり、単一の学問領域から国家形成を検討することが不充分であること、カンボジアにおける国家形成において政治的上部構造の変化に対応して農業的下部構造の変化が必ずしも現れないことが示唆された。 

備考(Remarks)  

2006  カンボジア先史・古代史再構成の展望−2004〜2005年度調査結果を中心として−  共著   
アカデミア・人文社会編  , 南山大学  , 第83号  , 211−246  , 2006/06   

概要(Abstract) カンボジア王国芸術大学との共同調査結果を、碑文学における成果を中心として、物質文化の側面から再検討する展望を示した。5〜8世紀におけるいわゆるプレアンコール期碑文出土地点の調査によって、遺跡レンガ中籾殻形態分布・建築及びその部材・土器・塚状地形形態分類といった方法を複合することで、国家形成過程を明らかにしえることが示され、また新たに発見されたものを含む先史・古代史遺跡出土土器等について考察した。これらの結果、カンボジア東南部における先史から歴史時代初期における遺跡の継続性、そして中国文献に登場する「扶南」国の民族性がクメール人を主体とするものであることが示唆された。 

備考(Remarks)  

2003  北部ベトナム一集落における市場経済化の諸特性−多元性と平等性、1999−2000年  共著   
国学院経済学  , 第52巻・第1号  , 121−148  , 2004/02   

概要(Abstract) 北部ベトナム・紅河デルタ一集落の全戸家計・個人データ、5歳以上の全村民生活時間調査のデータ、村民への面接調査等に基づいて、世帯・個人水準の多変量解析を行い、経済発展・市場経済化という2重の側面を持つ近年の社会経済変動が、多元性と平等性という2つの特質をもつことが指摘された。また、人口・生産活動・消費活動・学歴・進学傾向・社会組織加盟・ジェンダー・年齢等多面的な検討を行い、合わせて今後の社会経済動向における諸問題を指摘した。 

備考(Remarks)  

2002  カンボジア共産党のイデオロギーと政策−中国・ソ連・ベトナムの影響と独自性  単著   
アカデミア 人文・社会科学編  , 南山大学  , 76  , 187-215  , 2003/01   

概要(Abstract) 各当事者によって編纂された文献を用いてカンボジア共産党のイデオロギーを中国・ソ連・ベトナムと比較し、その独自性である経験重視、フィードバック過程を欠いた大衆路線がエリート主義的党員育成と結合し、過激な政策が修正されずに継続する結果をもたらしたことを指摘した。ポル・ポト政権の政策が部分的にはそのイデオロギーの結果であることが示唆された。 

備考(Remarks)  

2002  ベトナム戦争とカンボジア  単著   
国際政治  , 国際政治学会  , 130  , 128-142  , 2002/05   

概要(Abstract) ベトナム戦争におけるカンボジアの役割を歴史的に検討し、国際体系水準における変化がいかに国内政治体系に影響を与えたかを指摘した。ポル・ポト政権の成立が中国・ベトナムのイデオロギー的認識よりも紛争に関連する現実的な判断の副産物として説明しうることが示唆された。 

備考(Remarks)  

2001  単一与党の政治的制度化−日本自民党とカンボジア人民革命党の比較検討−  単著   
国際学論集  , 上智大学国際関係研究所  , 49  , 59-77  , 2002/01   

概要(Abstract) 政治的制度化概念における組織環境と時間概念の明示的分類によって下位概念間の変化モデルを提示し、日本自民党とカンボジア人民革命党の初期、中期段階における派閥間関係、対外認識を比較検討した。これによって政治的安定と特定の制度化過程の関連が示された。 

備考(Remarks)  

2000  「抗米救国戦争」におけるベトナム労働党の戦略と資源動員−B2戦域の動向を中心として−  単著   
軍事史学  , 軍事史学会  , 36/3-4  , 142-155  , 2001/03   

概要(Abstract) ベトナムによって編集された集積データを用いて同労働党による戦争目的の達成の原因を検討した。68年まで、抽象的な理論に基づく戦争方針が実行された結果、労働党は危機に陥るが、その後より柔軟な戦略策定と資源動員を採用したことによって米中緊張緩和をはじめとする環境変動を乗り切ったことを説明した。政治的適応における中期的な変化と政治体系の能力拡大の関係が示された。 

備考(Remarks)  

2000  ポル・ポト政権の連繋政治−外交・紛争・粛清、1975−78年  単著   
国際学論集  , 上智大学国際関係研究所  , 46  , 1-19  , 2000/07   

概要(Abstract) 独自に編集された事件データを用いてポル・ポト政権の対外政策決定構造を検討した。因子分析による時期区分と各変数の分析によって、同政権が1977年前半における試行錯誤的対外攻撃と粛清を経由した後に中国の助言を受け入れつつベトナムとの全面戦争によって崩壊していったことが示唆された。連繋政治論における紛争研究の独自性は主としてその動態的変化に観察されることが確認された。 

備考(Remarks)  

1999  クメール民族軍の戦略と環境適応、1970−75年  単著   
軍事史学  , 軍事史学会  , 35/4  , 41-53  , 2000/03   

概要(Abstract) 米国やカンボジアの公文書を用いてカンボジア内戦の主要当事者であるクメール民族軍の環境適応様態を分析した。彼らは対外環境や敵対勢力に対する妥当な認識を持たず、米国の助言にもかかわらず自らの固定的価値・信条体系に固執したためにより有利な人的・物質的資源を有効に用いることができず、この傾向がポル・ポトらの権力掌握をもたらした。これにより政治的制度化過程の一貫性が示された。 

備考(Remarks)  

1999  ベトナム戦争の文脈から見た1970年カンボジア政変−ベトナム解放勢力の軍事補給路との関連で−  単著   
東南アジア−歴史と文化  , 東南アジア史学会  , 28  , 81-103  , 1999/06   

概要(Abstract) 米国公文書やベトナム等で編纂された文献を用いてカンボジア史の主要な転回点となったシハヌーク国家元首追放の原因を検討した。ベトナム労働党、中国、カンボジアの合意によって行われたカンボジア経由のベトナム解放勢力向け中国軍事援助は69年初頭までに米国首脳に察知され、紛争早期解決を重視する米国は通常の官僚機構を経ずにカンボジア反政府指導者らを扇動して政変のきっかけを作ったが、長期的には紛争の構造をより複雑にした。 

備考(Remarks)  

1998  中国−インドシナ同盟と第三次インドシナ紛争−勢力均衡・民族主義・イデオロギー、1970−1978年  単著   
国際学論集  , 上智大学国際関係研究所  , 43  , 1-19  , 1999/01   

概要(Abstract) 著者によって編集された内容分析データを用いて中国とインドシナ各国共産主義勢力の相互認識を分析した。国家記念日に交換される書簡の因子分析によって中国の積極的な勢力均衡認識、ベトナム・ラオスの消極的な勢力均衡認識、カンボジアの非合理的な民族主義認識が確認された。また、紛争の原因を探索するためには帰納的・非合理的認識の操作化が有効であることが示唆された。 

備考(Remarks)  

1995  環境変動と適応−カンボジアをめぐる政治、1970−1973  単著   
国際学論集  , 上智大学国際関係研究所  , 37  , 29-53  , 1996/01   

概要(Abstract) 独自に編集された計量データを用いてカンボジア共産党の権力掌握過程における価値・信条体系と外部環境との相互作用分析を行った。価値・信条体系の変動係数を算出することで、カンボジア共産党の非妥協的認識が大国間緊張緩和の結果であることが指摘された。また、組織成長期における政治的適応様態が、成長後の政策を拘束したことが示唆された。 

備考(Remarks)  

1993  環境変動と適応−カンボジアをめぐる政治、1970−1973  単著   
134  , 1994/03   

概要(Abstract) 独自に編集された事件データ・内容分析データを用いてカンボジア共産党の権力掌握過程における価値・信条体系の分析を行った。選択された12カ国の国際関係、内戦2当事者の人事異動や価値・信条体系変動の検討によって、カンボジア共産党の非妥協的認識が大国間緊張緩和と一貫した関係を持つことが示唆された。また、組織成長期における政治的適応様態の一貫性という仮説が支持された。 

備考(Remarks) 修士論文 

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