研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
牛田 千鶴 ( ウシダ チヅル , USHIDA Chiduru )
所属
Organization
外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

ラテンアメリカ地域研究、教育学

学会活動
Academic societies

1992年 4月−現在に至る,日本ラテンアメリカ学会会員
1992年 5月−現在に至る,アメリカ学会会員
1994年 7月−現在に至る,日本比較教育学会会員
1998年 6月−2000年 5月,日本ラテンアメリカ学会中部日本研究部会運営委員
2003年11月−現在に至る,日本イスパニヤ学会会員
2004年6月−2006年6月,日本ラテンアメリカ学会中部日本研究部会運営委員
2005年4月−現在に至る,Latin American Studies Association (USA)会員
2005年12月−2007年6月,日本ラテンアメリカ学会選挙管理委員
2007年12月−2009年6月,日本ラテンアメリカ学会選挙管理委員長
2010年6月−2014年6月, 日本ラテンアメリカ学会理事

社会活動
Community services

1995年12月−2003年 3月,法務省 法廷通訳人
1999年12月−2000年 3月,三重FM放送 ラジオ公開講座講師
2000年 4月−2000年 9月,三重テレビ放送「○ミエTV」コメンテーター
2003年 4月−2008年 5月,NGO「ニカラグアの会」運営委員会委員
2007年 5月−2009年 3月,財団法人コジマ国際育英協会評議員
2011年 7月―2012年 3月,「魅力ある高等学校づくり推進研究協議会」             委員(名古屋市教育委員会)
2014年 4月-2016年3月, 名古屋テレビ放送番組審議委員会委員
2015年 4月—現在に至る, スーパーサイエンスハイスクール運営指導委             員(名古屋市教育委員会)

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (29)
著書数 books (17)
学術論文数 articles (12)

出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
東京外国語大学大学院地域研究研究科地域研究 修士課程  1989年03月  修了 
名古屋大学大学院国際開発研究科国際開発専攻 博士後期課程  1996年03月  単位取得満期退学 
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取得学位
     
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
学士 文学士    南山大学外国語学部イスパニヤ科  1984年03月 
修士 国際学修士    東京外国語大学大学院地域研究研究科アジア・太平洋地域コース(ラテンアメリカ)専攻  1989年03月 
博士 博士(教育学)  「ラティーノ(在米ラテンアメリカ系住民)のエスニシティとバイリンガル教育ー学業不振問題の解消と米社会における自律的統合に向けた課題ー」  名古屋大学大学院教育発達科学研究科  2009年06月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  アメリカス(南北アメリカ諸国)におけるバイリンガル・バイカルチュラル教育の事例比較研究 

概要(Abstract)  先住民や移民などのマイノリティをめぐるバイリンガル・バイカルチュラル教育の歴史と現状について、アメリカ合衆国、メキシコ、ニカラグア、エクアドル、ペルー、ボリビア、パラグアイなどの事例を調査し、比較研究として纏める。 

長期研究  米国のラティーノ・コミュニティとラテンアメリカ社会を繋ぐ越境的ネットワークの役割と影響力 

概要(Abstract) 米国のラティーノ・コミュニティに焦点を当て、政治経済的・社会文化的エンクレイブ化による同一出身地域からの移民の継続的流入が、言語・慣習の再生産とともにエスニック・アイデンティティの保持を促し、その一方で、言語文化の共有が基盤となって、出身国の違いを超えた“ラティーノ”としての越境的ネットワークの構築と集団的結束力の強化がなされてきたとの仮説に立ち、その検証を行う。他方、米国へと越境する移民たちが、ラテンアメリカ諸国の出身地にどのような政治・経済・社会的影響を及ぼしうるのかについても、考察・分析を試みる。 

短期研究  アメリカ合衆国におけるラテンアメリカ系移民児童とバイリンガル・バイカルチュラル教育  

概要(Abstract)  アメリカ合衆国最大のマイノリティ集団となったラティーノ(ラテンアメリカ系住民)の自律的社会参入に果たす教育の役割をめぐり、母語と母文化を尊重するプログラムの有効性について検証する。
 

短期研究  米国北東部のラティーノ居住区における母語・継承文化教育の実践と学力向上との相関性 

概要(Abstract) ニューヨーク州やニュージャージー州など従来プエルトリコ系やドミニカ共和国系移民の伝統的集住地域とされてきたアメリカ合衆国北東部において、近年著しい人口増加を遂げてきている中米系およびメキシコ系移民の新興居住区に注目し、公立学校−ミドルスクールを含む小中学校−に通う彼らの子どもたちの(英語習得を含む)学力向上に、バイリンガル・バイカルチュラル教育を中心とする母語教育・継承文化教育がどれほどの有効性をもって作用してきたのかについて、実証的な調査・研究を行う。 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2015  『アウトカムに基づく大学教育の質保証ーチューニングとアセスメントにみる世界の動向-』  共著  978-4-7989-1308-7 C3037 
東信堂  , 未設定  , 328p.  , 2015/06/30   

概要(Abstract) メキシコでは、1970年以降の約30年間に、私立大学の激増を背景として高等教育機関数は10倍以上に、また学生総数は約8倍に膨れ上がった。こうした状況は大学間の質的不均衡を顕在化させ、卒業率の低さや卒業者の就職難という社会問題を引き起こした。1991年には高等教育機関相互評価委員会(CIEES)が設置され、2006年までに累計約3,000もの教育プログラムが外部評価を受けるに至った。1994年には、全国高等教育評価センター(CENEVAL)が開設され、相次いで学習成果アセスメント・ツールとしての各種試験が導入された。試験結果は、個人の能力を大学院あるいは雇用者等に証明するものとして全国的に通用する。また2000年には、高等教育認証審議会(COPAES)が発足し、次々と出現する認証評価機関の適格性を審査・保証し、公正な認証評価の取り組みを浸透させていくこととなった。今後ますます高等教育のマス化が進行するであろうメキシコ社会においては、大学等における専門教育の質保証や学習成果アセスメントに関わる取り組みが、いっそうその意義を増していくに違いないことを本稿では示唆している。 

備考(Remarks) 深堀聰子編著。木戸裕・夏目達也・鈴木俊之・南部広孝ほか11名による共著。(担当:第5章「メキシコにおける大学教育の質保証-私立大学激増に伴う質保証システムの整備と学習成果アセスメントの取組-」pp.133-145) 

2014  『南米につながる子どもたちと教育―複数文化を「力」に変えていくために―』   編著   
行路社  , A5  , 261p.  , 2014/08/10   

概要(Abstract)  文部科学省の調査によると、日本における公立の小・中学校、高等学校等に在籍する外国人児童・生徒は全国で7万人を超え、うち日本語指導が必要な児童・生徒は2万7,000人に上っている。母語別では、ポルトガル語話者が32.8%で最も多く、次いで中国語が20.4%、フィリピノ語が16.6%、スペイン語が12.9%で、これら4言語話者が日本語指導の必要な児童・生徒の82.7%を占めている(いずれも2012年5月1日現在のデータより)。ポルトガル語話者とスペイン語話者を合わせると45.7%でほぼ半数に達しているが、そのほとんどが、1990年代以降に南米から日本へやって来た移民の子どもたちであることは言うまでもない。いまや、公立学校に籍を置く日本語を母語としない子どもたちのほぼ二人にひとりが、南米系児童・生徒なのである。
 本書では、日本で暮らす南米につながる子どもたちに注目し、彼(女)らを取り巻く教育の課題を明らかにするとともに、彼(女)らの母語や母文化が活かされるような教育環境とはいかなるものかを探ってみたいと考えた。第一部では、「言語文化と教育をめぐるエンパワメントの取り組みと課題」と題し、今日の日本社会における多様化の現状を踏まえた上で、行政・学校・支援団体等による取り組みや、母語教育および日本語教育の課題等に関する論攷を収載した。また第二部では、「日本で育った南米につながる若者たち-子どもの頃を振り返って-」と題し、日本で生まれ育った、あるいは幼少期に来日して日本の小・中学校、高校等で学んだ経験を持つ若者たちに、それぞれの体験について記してもらった。
 上記の公立学校在籍児童・生徒数には含まれない子どもたちにも関心を寄せつつ、複数文化を保持することが、子どもたち本人はもとより、日本の地域社会の今後の発展にとっても有益であるとの視座に立ち、幅広い読者を想定した内容とすべく構成を練ったつもりである。 

備考(Remarks)  

2012  『ことばと国家のインターフェイス』(南山大学地域研究センター共同研究シリーズ)  共著  978-4-87534-443-8 C3036 
行路社  , A5  , 373p.  , 2012/03/31   

概要(Abstract) 米国では、移民の子どもの母語を用いて授業理解を促す取り組みが、1960年代以降とりわけ顕著に展開されてきた。メキシコ系米国人を中心とする政治運動(チカーノ運動)を経て、1968年には連邦法としての「バイリンガル教育法」が成立し、公教育の枠組みにおける母語での教育支援が全米的に制度化された。しかしながら、1980~90年代には英語単一主義(English Only)運動が全米に拡がり、2002年に同法は廃止された。その一方で州レベルでは、それぞれ独自の母語教育の実践が展開されてきた。本稿では、米国最大の移民集団であるラテンアメリカ系(ラティーノ)の子どもたちの状況に焦点を当て、母語教育の取り組みに関しニューヨーク市の事例を中心に考察した。母語を重視したバイリンガル教育が長期的学習成果の達成にはもっとも有効であるとの研究成果に基づいた同市のプログラム編成内容を分析し、市内公立校における取り組み状況について明らかにした。 

備考(Remarks) 加藤隆浩編著。笠原政治・松田京子・宮沢千尋ほか20名による共著。
(担当:第13章「在米ラテンアメリカ系移民と母語教育-ニューヨーク市の取り組みを中心に-」,pp.287-300)

 

2011  『アメリカ研究統合化の役割としての「映画」』  共著   
行路社  , A5  , 247p.  , 2011/11/20   

概要(Abstract)  『同じ月の下で』(監督:パトリシア・リヘン/2007年)では、愛する息子をメキシコの地に残し米国へ出稼ぎに行った母と、その母を慕って国境を越え、数々の困難を経てついに母との再会を果たす少年の姿が描かれる。本稿では、カルリートス少年が恋しい母の元にたどりつくまでの1週間を映画のストーリー展開に即して紹介するとともに、メキシコ人労働者に米国への不法な越境を促す背景と要因、移住後の職や家族とのつながり、合法化の可能性等について、女性移民に焦点を当てて考察している。 

備考(Remarks) 宮川佳三編著。岩野一郎・川島正樹・鈴木達也ほか9名による共著。(担当:第10章「メキシコに子を残し米国へ出稼ぎに行く母親たち-『同じ月の下で』に描かれる現実-」,pp.205-219) 

2009  『ラティーノのエスニシティとバイリンガル教育』  単著  978-4-7503-3178-2 
明石書店  , A5  , 256p.  , 2010/03   

概要(Abstract) 2009年6月に名古屋大学教育発達科学研究科より博士号(教育学)を授与された論文を基とする本書は、三部構成をとっている。第I部は「エスニック・マイノリティ集団としてのラティーノ」、第II部は「バイリンガル教育の制度的変遷と理論的基盤」、第III部は「ラティーノ集住地域におけるバイリンガル教育の特色」と題し、それぞれ3 つの章を擁している。多様なバイリンガル教育プログラムの中でも特に「双方向イマージョン式」モデルに注目し、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、フロリダ州での現地調査を基に、ラティーノの子どもたち(移民第2世代以降を含む)の学習達成度の向上に、同プログラムがもっとも有効であることを示した。 

備考(Remarks)  

2008  『国際協力における自立のための技術教育と起業家育成の可能性』  共著  978-4-86299-005-1 
現代図書  , A5  , 158p.  , 2009/02   

概要(Abstract)  スリランカ及びニカラグアを事例にとり上げ、開発途上国の人々の自立を目的とした国際協力活動と技術・職業訓練教育のあり方について分析している。文献整理の他、公的機関及び民間ボランティア団体の国際協力活動を中心に両国で調査を行い、現地の若者たちの自立に繋がりうる技術・職業訓練教育プログラムの特徴や課題について考察を行なっている。また、国際協力活動をより効果的に実践していく上で留意すべき側面や改善すべき点に関し、提言として取りまとめている。 

備考(Remarks)  日本学術振興会平成20年度科学研究費補助金研究成果公開促進費による出版物で、3年間にわたる現地調査の成果をまとめたアーナンダ・クマーラとの共著である。(担当:序章「研究の概要」pp.1-4、第1章「国際協力における技術教育」pp.5-16、及び第3章「現地調査その2 ニカラグアの事例」pp.71-101) 

2007  『現代中米・カリブを読む』  共著  978-4-634-47453-6 
山川出版社  , A5  , 198p.  , 2008/03   

概要(Abstract)  2007年に行われた国際交流基金・中南米理解講座をもとに編集された一般書である。「親米と反米、繁栄と貧困、多様性と共通性が同居する、複雑な現代中米・カリブ地域の全体像を紹介」する内容となっている。牛田は第3章「米国のラティーノ社会-呼称をめぐるエスニシティと政治性-」の執筆を担当し、ラティーノ、ヒスパニック、イスパノ、チカーノといった様々な呼称が生まれた歴史的背景やそこに反映されるエスニック・アイデンティティについて分析した上で、在米ラテンアメリカ系移民と彼らの本国であるラテンアメリカ諸国との政治・経済・社会的関係についても考察した。 

備考(Remarks) 小池康弘編、坂口安紀、岸川毅、安原毅 他9名。(担当:第3章「米国のラティーノ社会-呼称をめぐるエスニシティと政治性-」pp.57-77) 

2007  『ラテンアメリカの教育改革』  編著  978-4-87534-407-0 
行路社  , A5  , 203p.  , 2007/08   

概要(Abstract)  本書は、南山大学ラテンアメリカ研究センターが刊行を開始した研究シリーズ(和書)の第1巻である。編者として各執筆者の原稿のとりまとめと編集を担当し、序文では、ラテンアメリカにおける教育の歴史を国際社会の動向と絡めながらレビューした。また第10章では、1980年代を通じ教育の民主化と国家再建のための人材育成を目指して展開されたニカラグアにおける民衆教育の成果と限界について振り返った上で、1990年以降の自由主義政権下で国際的支援を得て推進された教育改革プログラムに触れ、教育の拡充と格差の進行という一件矛盾した現象が同時に生じた背景と要因について分析を試みた。 

備考(Remarks) 青木利夫、江原裕美、斉藤康雄、重冨恵子、野元弘幸、林みどり、松久玲子、三輪千明、米村明夫、牛田千鶴(担当:「序」 pp.3-10, 第10章「ニカラグアにおける『民衆教育』以後の社会状況と教育実践」pp.181-199) 

2006  『地球時代の南北アメリカと日本』  共著  4-623-04727-X 
ミネルヴァ書房  , A5  , 228p.  , 2006/11   

概要(Abstract)   今や黒人を抜いて米国最大のマイノリティ集団となったラティーノに焦点をあて、どのような過程を経て人口増加が進んできたのかに関し、その歴史的背景や各時代の政治・経済動向等を踏まえながら明らかにした。その上で、人口増加を基盤とするコミュニティの拡張やラティーノの政界進出、言語・文化をめぐる諸政策について触れ、今後の米社会ならびにラテンアメリカ地域との関係性においてラティーノが果たし得る役割に関し考察した。振り幅は各々異なるとしても、米国であれラテンアメリカ諸国であれ、帰属する国家の下でのナショナル・アイデンティティと、米社会における地域住民としてのローカル・アイデンティティ、そしてラティーノとしてのエスニック・アイデンティティを併せ持つ人々であることに変わりはない。「南北アメリカ」を舞台とするヒトとモノの流れの大きなうねりの中で、境界を跨いでアイデンティティを紡ぎ続ける彼らは、よきにつけ悪しきにつけ、米国とラテンアメリカ両社会をつなぐ太いパイプの構築者であることを指摘し、結びとした。 

備考(Remarks) 二村久則,山田敬信,浅香幸枝,牛田千鶴 他9名(担当:第5章「米国最大のエスニックマイノリティ集団“ラティーノ” 人口増加過程の歴史社会的概観」pp.101-122). 

2006  『北米の小さな博物館―「知」の世界遺産―』  共著  4-7791-1161-7 
彩流社  , A5  , 245p.  , 2006/06   

概要(Abstract)   マイノリティが先祖の「記憶」を残し「主張」する空間として「博物館」を捉え、コミュニティー成立の背景やエスニック集団としての特質に触れながら、北米各地に開設されてきた「小さな博物館」を紹介する本である。牛田が担当したのは、州総人口の約半数をヒスパニックが占めるニューメキシコ州の「全米ヒスパニック文化センター」である。同センターは、1万冊以上の蔵書を誇る学術文芸資料館や、国内外のアーティストを迎えて演劇・コンサート・講演会などを開催する大・小のホール、美術館、スペイン語資料センターなどを備え、実に多面的な文化事業を展開している。多言語・多文化政策を推進するニューメキシコ州において同センターは、多民族共生社会を支える貴重な存在として、様々な「学びの場」を提供している。 

備考(Remarks) 田中きく代,高木(北山)眞理子,柳澤幾美,浦田葉子,杉浦恵美子,梅垣昌子,牛田千鶴 他30名(担当:「ラテン文化のルネサンス 全米ヒスパニック文化センター」pp.220-227) 

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  「米国高等教育におけるラティーノ学生への多面的支援」  単著   
『アカデミア』(社会科学編)  , 南山大学  , 第12号  , pp.43-56  , 2017/01/31   

概要(Abstract) 米国内最大のマイノリティ集団で、若年層の占める割合の高いラティーノは、将来の米社会を支える労働力供給基盤としても、近年いっそう期待されつつある。本稿では、ラティーノ学生在籍率の高い高等教育機関において、連邦政府や州政府等の政策的・財政的後ろ盾を得て展開されてきた、ラティーノ学生支援の取り組みに注目する。大学やコミュニティカレッジへの進学を促し、ラティーノの若者たちが何らかの専門性を身につけ社会に貢献していけるよう支援することは、米社会のすべての構成員に対し、より良い未来を保証していく過程でもある。そうした視点に立ち本稿では、ラティーノ学生への多面的支援プログラムについてまとめ、ラティーノ・コミュニティの発展と米社会の今後について考察する一助とする。 

備考(Remarks)  

2009  「越境するラティーノの言語文化とアメリカ公教育の課題−バイリンガル教育を中心に−」  単著   
『アカデミア』(人文・社会科学編/南山大学紀要)  , 南山学会  , 第90号  , pp.327-347  , 2010年1月   

概要(Abstract)  米国では近年,公立学校に通うラティーノ(ラテンアメリカ系)の子どもたちが増加してきている。本稿ではラティーノのエスニシティを象徴する言語文化に焦点をあて,連邦政府や州政府が対言語マイノリティ政策として取り組んできたバイリンガル教育に注目しつつ,多民族・多文化社会における公教育のあり方について考察した。ラティーノの子どもたちにとって学校は,家庭やエスニック・コミュニティとは異なる社会を学ぶ場でもある。学校という公的領域で自らのエスニシティが尊重され,学習面・精神面で安定した発達や成長が実現できてこそ,米社会の一員としての誇りや自覚も芽生え,国家への信頼や忠誠心も育まれる。今後の米公教育においては、バイリンガル教育が適正に再評価され,共生の実現に向けた忍耐強い取り組みがなされていくことこそが課題である、との一文を結語とした。 

備考(Remarks)  

2009  「ラティーノ(在米ラテンアメリカ系住民)のエスニシティとバイリンガル教育ー学業不振問題の解消と米社会における自律的融合に向けた課題ー」  単著   
博士論文  , 名古屋大学  , 189p.  , 2009年6月   

概要(Abstract)  第I部は「エスニック・マイノリティ集団としてのラティーノ」、第II部は「バイリンガル教育の制度的変遷と理論的基盤」、第III部は「ラティーノ集住地域におけるバイリンガル教育の特色」と題し、それぞれ3 つの章を擁している。多様なバイリンガル教育プログラムの中でも特に「双方向イマージョン式」モデルに注目し、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、フロリダ州での現地調査を基に、ラティーノの子どもたち(移民第2世代以降を含む)の学業不振問題の解消に向けた同プログラムの有効性について明らかにするとともに、多文化共生に向け、主流文化にある(英語を母語とする)子どもたちをも含めた質の高いバイリンガル教育政策の推進を提言している。 

備考(Remarks)  本稿は、名古屋大学教育発達科学研究科より博士号(教育学)を授与された学位請求論文である。 

2008  「在米ラテンアメリカ系住民のエンパワーメントとバイリンガル教育」  単著  978-4-88303-235-8 
『ことばと社会』  , 三元社  , 11号  , 155p.  , 2008/12   

概要(Abstract)  米国におけるラテンアメリカ系移民の言語状況に焦点を当て、英語単一教育からバイリンガル教育の法制化までの道程をチカーノ運動の高揚との関連において紐解いた後、イングリッシュ・プラス政策を推進してきたニューメキシコ州を事例として、移民の子どもたちの母語重視型バイリンガル教育プログラムの成果について分析を行った。 

備考(Remarks)  定松文を編者として組まれた特集「移民と言語」に収めれた一篇である。定松文・浜井祐三子・金美善・園部裕子・牛田千鶴(担当頁:pp.48-68) 

2003  "Latino Immigrant Children and Bilingual Education in California"  単著   
Emigración Latinoamericana (JCAS Symposium Series)  , 国立民族学博物館地域研究企画交流センター  , No.19  , 590p.  , 2003/09   

概要(Abstract)   特別共同研究「人口移動の基礎研究」第7回シンポジウム「ラテンアメリカからの出移民:北米・ヨーロッパ・日本の地域間比較」での報告を基に、シリーズ第19巻としてまとめられた論文集の一篇である。カリフォルニア州におけるバイリンガル教育の歴史と移民政策の変遷を辿った上で今日の動向に関するいくつかの特徴を指摘し、ラテンアメリカ系移民児童の事例を基に、多文化・多言語社会における教育の課題について検討した。結論部分では、移民児童を対象としてきたバイリンガル教育が、英語を母語とする主流文化の児童の能力向上にも有効であることを示し、グローバリゼーションの時代にふさわしい教育のひとつであることを主張した。 

備考(Remarks) Karsten Paerregaard, Richard Roman, Edur Velasco Arregui, Maxine L. Margolis, David Howard, Bettina E. Schmidt, Fernando Lozano-Ascencio, Manuel Ángel Castillo, 他20名 (担当頁:pp.77-94) 

2002  「カリフォルニア州におけるバイリンガル教育の新潮流−“双方向イマージョン式バイリンガル教育”の有効性を中心に−」  単著   
『比較教育学研究』  , 日本比較教育学会  , No.28  , 231p.  , 2002/06   

概要(Abstract)   ラテンアメリカ系移民児童の学力向上問題に焦点を当て、スペイン語と英語による“双方向イマージョン式バイリンガル教育”プログラムの有効性を検討した。カリフォルニア州デービス市のセサル・チャべス小学校で実施されるプログラムを事例としてとり上げ、州統一学力試験の結果と州教育局による学校評価指数を基に、同校のラテンアメリカ系移民児童の学習到達度を同学区他校との比較において分析した。その結果、自己の帰属する民族集団の言語・文化が尊重され、自尊感情や学習に対する動機付けが得られやすい同プログラムは、母語による認知・学習能力の発達とともに、英語能力の向上にも有効であることが明らかとなった。 

備考(Remarks) 望田研吾、中島千恵、宮腰英一、大塚 豊、杉本 均、佐藤博志、佐々木英一、木原直美、川野哲也、下村智子、他12名 (担当頁:pp.113-128) 

1996  「教育における多文化主義の試み−ラテンアメリカ系移民の母語維持をめぐって−」  単著   
『アメリカ史研究』  , アメリカ史研究会  , No.19  , 74p.  , 1996/08   

概要(Abstract)  80年代以降、マイノリティ人口の増加と経済の低迷を背景として、主流社会内部に危機感が強まり、共通の単一文化による統一を標榜する動きが活発になってきた。こうした同化主義の再燃とともに、多文化主義は、国家の統合を妨げるものとして攻撃の的とされてきた。本稿では、多文化主義が決して統合を否定するものではなく、むしろそれを希求し、分断された社会に新たな調和をもたらそうとするものであることを、教育と言語の問題に焦点をあてて示した。 

備考(Remarks) 辻内鏡人、飯野正子、鵜月裕典、小塩和人、石山徳子、中條 献、牛田千鶴 (担当頁:pp.17-21) 

1994  「米国におけるバイリンガル教育是非論争−マイノリティの統合をめぐって−」  単著   
『CAMPANA:Suzuka International Forum』(紀要)  , 鈴鹿国際大学  , No.1  , 101p.  , 1995/03   

概要(Abstract)   深刻な経済停滞期にある中、米国の対マイノリティ政策は、寛容から不寛容へと転換しつつある。その動向に関し、バイリンガル教育をめぐる論争に焦点をあてて分析した。反対派は英語単一教育を主張し、言語的同化による国民統合を標榜する。賛成派は、母語使用が英語学習の効率をあげるばかりでなく、マイノリティの子どもの自尊心を向上させ学習意欲を高めると主張し、実証を試みる。本稿では、後者の妥当性に立脚しつつ論考を進めた。 

備考(Remarks) 藤井高美、コスティック・ステファン、アーナンダ・クマーラ、大野稔彦、梅田肇、赤澤 堯、牛田千鶴 (担当頁:pp.77-90) 

1990  La Educación Popular en diez años de la Revolución Sandinista  単著   
(Monografía)  , 南山大学ラテンアメリカ研究センター  , No.9  , 47p.  , 1991/02   

概要(Abstract)  民衆教育はもともと、民衆の内から生ずる自律的な教育として、国家の推進する国民教育とは区別される概念であった。サンディニスタ革命政権は、その民衆教育を 国家主導のもとで実践し、一方で「新しい人間」の創造と参加型民主主義の確立を理想としながら、他方で急速な近代化と国家統合を現実的課題としていた。内戦と貧困という厳しい状況のもとで、ニカラグアの民衆教育は次第に理想よりも現実を優先させ、国家の利害を反映させていく結果となった。しかしながら政治色の濃い教育内容は、むしろ国民の革命政権に対する不信感を助長し、1990年の総選挙におけるサンディニスタ政権の敗北要因のひとつとなったことを明らかにした。 

備考(Remarks)  

1988  「民衆教育と“意識化”をめぐって−サンディニスタの実験−」  単著   
修士論文  , 東京外国語大学  , 137p.  , 1989/01   

概要(Abstract)  1979年に成立したサンディニスタ政権は、革命後の社会建設に必要な人材の育成を、ブラジルの教育学者パウロ・フレイレの提唱する「意識化」によって実現しようと試みた。参加型民主主義の確立を理想とする「意識化」政策は、1980年の全国識字運動によって着手され、その後の民衆教育課程においても踏襲された。本来民衆の内側から生まれるべきはずの民衆教育が、急速な国家再建(国民国家の統合)の有効な手段として位置付けられることにより生じた限界性に関し、具体的事例を通じて検証するとともに、「意識化」政策の課題について検討した。 

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  「ヒスパニックの子どもと若者への教育支援プログラム」  連続公開講座講演報告  単著 
イベロアメリカ研究センターニューズレター  , 関西外国語大学イベロアメリカ研究センター  , Vol.6  , pp.7-12  , 2017/02   

概要(Abstract)  今や米国総人口の6人にひとりを占めるヒスパニックだが、大学進学率および卒業率は、アジア系や非ヒスパニック系白人に比べ、依然として低い。近い将来、米社会のマジョリティとなるであろうヒスパニックの子どもや若者に注目し、彼(女)らの社会的上昇移動に深くかかわる教育面での課題に焦点を当て、初等教育課程におけるバイリンガル教育プログラムやコミュニティ・カレッジにおける学生支援プログラム等、特色ある取り組みについて紹介した。 

備考(Remarks)  

2014  『アジア太平洋時代のラテンアメリカ』  資料  共著 
ラテンアメリカ・モノグラフ・シリーズ  , 上智大学イベロアメリカ研究所  , No.25  , 166p.  , 2015/03/05   

概要(Abstract) メキシコ、グアダラハラ大学太平洋研究科教授アルトゥーロ・サンタ=クルス博士による報告 ”La Continuidad del regionalismo latinoamericano en un mundo en transición: una lectura constructivista" (邦訳:「過渡期にある世界においてのラテンアメリカ地域主義の継続性-構成主義的解釈―」)に対するコメンテーターとしての発言収録分:pp.27-29(スペイン語)、pp.113-115(日本語訳) 

備考(Remarks)  

2011  『学習成果アセスメントのインパクトに関する総合的研究』  調査報告  共著 
国立教育政策研究所  , 高等教育-009  , 201p.  , 2012/03/15   

概要(Abstract) メキシコでは、1970年以降の約30年間に、私立大学の激増を背景として高等教育機関数は10倍以上に、また学生総数は約8倍に膨れ上がった。こうした状況は大学間の質的不均衡を顕在化させ、卒業率の低さや卒業者の就職難という社会問題を引き起こした。1991年には高等教育機関相互評価委員会(CIEES)が設置され、2006年までに累計約3,000もの教育プログラムが外部評価を受けるに至った。1994年には、全国高等教育評価センター(CENEVAL)が開設され、相次いで学習成果アセスメント・ツールとしての各種試験が導入された。試験結果は、個人の能力を大学院あるいは雇用者等に証明するものとして全国的に通用する。また2000年には、高等教育認証審議会(COPAES)が発足し、次々と出現する認証評価機関の適格性を審査・保証し、公正な認証評価の取り組みを浸透させていくこととなった。 

備考(Remarks) 深堀聰子氏(国立教育政策研究所総括研究官)を研究代表者とする平成23年度プロジェクト研究の調査研究報告書(研究成果報告書)で、同氏をはじめ木戸裕氏・夏目達也氏ら11名による共著である。(担当章:第10章「メキシコにおける高等教育の質保証と学習成果アセスメント-導入経緯と社会的意義―」,pp.183-193) 

2010  “Multicultural Education: Past and Current Realities for an Informed Future”  シンポジウムでの発表  その他 
AMME 2010 Inaugural Conference  , AMME: Alliance for Multilingual Multicultural Education  , 創設大会  , 2010年5月20日   

概要(Abstract)  世界の言語分布状況や多言語使用状況について紹介した上で、米国における文化的・言語的多様性に触れ、英語を母語としない移民の子どもたちが、公教育課程でドロップアウトすることなく米社会で成功を収めていくためには、彼らのエスニシティやアイデンティティが尊重される教育環境を整える必要があるとの前提に立ち、多文化教育・バイリンガル教育を連邦レベルで政策化していくことの重要性を指摘した。 

備考(Remarks)  

2010  "Bilingual Education: Gateway to Better Future for Latino Children"  研究発表  その他 
Cumbre 2010: Forth Latino/Latin American Summit of the Great Plains  , Office of Latino/Latin American Studies (ネブラスカ大学/米国)  , 第4回大会  , 2010年5月14日   

概要(Abstract)  米国におけるバイリンガル教育の歴史および理論的背景に触れた上で、フロリダ州マイアミ市内で取り組まれてきた双方向型イマージョン式バイリンガル教育プログラムを事例として取り上げ、貧困家庭に育つラテンアメリカ系移民児童の学力向上に関する同プログラムの成果を、標準試験の得点や教育環境等の分析を通じて明らかにした。 

備考(Remarks)  

2010  "Language and Empowerment among Second Generation Hispanics"  セミナーでの研究発表  その他 
Spring 2010 Colloquium Series  , Center for Migration and Development (プリンストン大学/米国)  , 2010年4月29日   

概要(Abstract)  ラテンアメリカ系移民2世を主な対象として、その言語使用状況について分析を行い、全米で英語学習支援が必要な児童・生徒の過半数がこうした2世たちである事実を確認した上で、オバマ政権下でダンカン教育長官ならびにテルマ・メレンデス教育相補佐官等が中心となって進める移民の子どもたちへの教育支援の内容に言及し、今後の課題に関する考察を行なった。 

備考(Remarks)  

2009  “Bilingual Education and Latino Immigrant Children”  セミナーでの研究発表  その他 
Fall 2009 Colloquium Series  , Center for Migration and Development (プリンストン大学/米国)  , 2009年12月10日   

概要(Abstract)  米国におけるバイリンガル教育の歴史と理論的背景について概観した後、フロリダ州における双方向型イマージョン式バイリンガル教育プログラム実施校におけるラティーノ児童の学業成績が極めて良好であることを州標準試験のデータを通じて明らかにし、社会経済的に不利な条件を背負った家庭の子どもたちでも公教育プログラムを通じて学業面での成功を収めることを可能とする条件を5項目にまとめ、考察・分析を行った。 

備考(Remarks)  

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2016  「アメリカにおけるヒスパニックパワーの拡大」  単独  2016/11/08 
関西外国語大学連続公開講座  , 関西外国語大学イベロアメリカ研究センター   

概要(Abstract) 今や米国総人口の6人にひとりを占めるヒスパニックだが、大学進学率および卒業率は、アジア系や非ヒスパニック系白人に比べ、依然として低い。近い将来、米社会のマジョリティとなるであろうヒスパニックの子どもや若者に注目し、彼(女)らの社会的上昇移動に深くかかわる教育面での課題に焦点を当て、初等教育課程におけるバイリンガル教育プログラムやコミュニティ・カレッジにおける学生支援プログラム等、特色ある取り組みについて紹介した。 

備考(Remarks) 当日の報告要旨は2017年2月発行の『イベロアメリカ研究センターニューズレター(Vol.6)』に掲載されている。(「その他研究業績」欄参照) 

2013  「母語教育の重要性―学力への影響を中心に―」  単独  2013/10/12 
上智大学創立100周年・南山大学外国語学部創設50周年記念シンポジウム『日本で暮らす外国とつながる子どもたち―教育現場で求められていること―』  , 上智大学(グローバル・コンサーン研究所)・南山大学(外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科/ラテンアメリカ研究センター)   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2011  米国におけるラテンアメリカ系住民の言語文化と公教育-スペイン語と英語によるバイリンガル教育の歴史と成果-」  単独  2011年10月24日 
シリーズ「アメリカン・ディアスポラ」第4回  , 同志社大学グローバル・スタディーズ研究科   

概要(Abstract)  報告の第1部では、「米国の中のスペイン語圏社会」に焦点を当て、ヒスパニック/ラティーノ人口の出身国(地域)別割合や州別居住分布状況、人種・エスニック集団別の大学在学者数や高校ドロップアウト率等をグラフによって示し、言語状況に関する特徴について指摘した。第2部では、「バイリンガル教育法の成立から廃止まで」をテーマに、1954年のブライン判決とその後のチカーノ運動の展開を経て1968年に成立した連邦バイリンガル教育法が、様々な政治・経済・社会状況の影響を受けつつ2002年に廃止に至った背景について解説した。また第3部では、「学力面から見たバイリンガル教育の成果」と題し、カミンズによる相互依存原理仮説に依拠しつつ、多様なバイリンガル教育の中でも「双方向イマージョン式」バイリンガル教育プログラムに着目して考察と分析を行なった。
 最後に、本報告の結論として、バイリンガル教育の成果とラテンアメリカ系移民児童・生徒の学業面での成功の要件に関し、以下の点を指摘した。
1) 全児童・生徒を対象とする「バイリンガル教育」の展開
2) 児童・生徒の学力向上にバイリンガル教育が有効であるとの確信の共有
3) 異文化や他言語に寛容な校内環境と質の高いバイリンガル教育プログラムの提供
4) 地域社会およびグローバル化の進む世界におけるスペイン語の影響力と重要性に関する正当な評価
5) 経済界からの支援と行政による政策の積極的推進
 

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2016  科学研究費補助金  「米国の高等教育機関におけるラティーノ学生受入れのための制度的・教育的支援策」 
代表  日本学術振興会  119万円 

研究内容(Research Content) アメリカ合衆国では今や、総人口の6人にひとりがラティーノ(ラテンアメリカ系住民)である。だがその一方で、大学進学率および卒業率は、アジア系や非ラティーノ系白人に比べ、依然として低い。「米国の高等教育機関におけるラティーノ学生受入れのための制度的・教育的支援策」と題する本研究は、近い将来、米国若年層のマジョリティを占めることになるであろうラティーノの若者に注目し、彼(女)らの社会上昇に深くかかわる高等教育に焦点を当て、受入れのための制度面での整備、ならびに入学後から卒業に至るまでの教育面での支援を中心に特色ある取り組みを選定し、成果の度合いやその背景について分析・評価することを目的とする。 

備考(Remarks)  

2015  科学研究費補助金  「米国の高等教育機関におけるラティーノ学生受入れのための制度的・教育的支援策」 
代表  日本学術振興会  143万円 

研究内容(Research Content)  アメリカ合衆国では今や、総人口の6人にひとりがラティーノ(ラテンアメリカ系住民)である。だがその一方で、大学進学率および卒業率は、アジア系や非ラティーノ系白人に比べ、依然として低い。「米国の高等教育機関におけるラティーノ学生受入れのための制度的・教育的支援策」と題する本研究は、近い将来、米国若年層のマジョリティを占めることになるであろうラティーノの若者に注目し、彼(女)らの社会上昇に深くかかわる高等教育に焦点を当て、受入れのための制度面での整備、ならびに入学後から卒業に至るまでの教育面での支援を中心に特色ある取り組みを選定し、成果の度合いやその背景について分析・評価することを目的とする。 

備考(Remarks)  

2012  科学研究費補助金  「米国北東部のラティーノ居住区における母語・継承文化教育の実践と学力向上との相関性」 
代表  日本学術振興会  104万円 

研究内容(Research Content) 本研究は、ニューヨーク州やニュージャージー州など従来プエルトリコ系やドミニカ共和国系移民の伝統的集住地域とされてきたアメリカ合衆国北東部において、近年著しい人口増加を遂げてきている中米およびメキシコ系移民の新興居住区に注目し、公立学校に通う彼らの子どもたちの(英語習得を含む)学力向上に、バイリンガル・バイカルチュラル教育を中心とする母語教育・継承文化教育がどれほどの有効性をもって作用してきたのかについて、実証的に調査・研究することを目的とする。  

備考(Remarks)  

2011  科学研究費補助金  「米国北東部のラティーノ居住区における母語・継承文化教育の実践と学力向上との相関性」 
代表  日本学術振興会  143万円 

研究内容(Research Content)  本研究は、ニューヨーク州やニュージャージー州など従来プエルトリコ系やドミニカ共和国系移民の伝統的集住地域とされてきたアメリカ合衆国北東部において、近年著しい人口増加を遂げてきている中米およびメキシコ系移民の新興居住区に注目し、公立学校に通う彼らの子どもたちの(英語習得を含む)学力向上に、バイリンガル・バイカルチュラル教育を中心とする母語教育・継承文化教育がどれほどの有効性をもって作用してきたのかについて、実証的に調査・研究することを目的とする。 

備考(Remarks)  

2010  科学研究費補助金  「米国北東部のラティーノ居住区における母語・継承文化教育の実践と学力向上との相関性」 
  日本学術振興会   

研究内容(Research Content) 助成金 

備考(Remarks)   

2010  パッヘ研究奨励金  「米国におけるメキシコ・中米・カリブ系移民の越境的言語文化の浸透と社会的影響力」 
     

研究内容(Research Content) 特定研究に対する助成 

備考(Remarks)  

2009  フルブライト奨学金(研究員プログラム)  “The relationship between ethnic identity and academic performance among Latin American immigrant children in the United States” 
  日米教育委員会フルブライト交流プログラム   

研究内容(Research Content) 米国渡航費・滞在費(3ヶ月分)・研究費等 

備考(Remarks)  

2009  パッヘ研究奨励金  「国際移動と教育−越境するラティーノの言語文化をめぐるアメリカ公教育の課題−」 
     

研究内容(Research Content) 特定研究に対する助成 

備考(Remarks)  

2008  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  「ロサンゼルスにおけるメキシコ系移民コミュニティの歴史的形成過程とその背景」 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

2008  科学研究費補助金  『国際協力における自立のための技術教育と起業家育成の可能性−スリランカとニカラグアの比較を中心に−』 
共同研究(研究分担者)  日本学術振興会   

研究内容(Research Content) 研究成果公開促進費 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2010  「時事スペイン語II」のための視聴覚教材の編集と配付資料の作成 

米国のスペイン語放送局UNIVISIÓNによるニュース報道番組をDVDに録画編集し、既成教材によらない時事問題の学習を促した。| 

2010年9月〜2011年1月 
2009  「ラテンアメリカ社会論A」のための教材資料作成 

ラテンアメリカ社会の特質を歴史的に概観し、かつ現代社会における問題や課題について教育を中心に考察するため、各種統計資料・視聴覚資料を毎回の授業のテーマに即してパワーポイントにまとめた。さらに一部文字資料としてプリントを作成し配付した。 

2009年4月〜7月 
2008  留学報告会 

ゼミ生による学科学生向け留学報告会の開催 

2008年度秋学期 
2008  教材作成 

320名以上が受講した学部共通科目「南北アメリカ論」の講義用資料(配付プリント等)の作成 

2008年9〜11月 
2008  卒業論文集の刊行 

4年ゼミ生による「卒業論文集」(頁数:455ページ)編集作業に関する助言・支援 

2008年3月 
2007  卒業論文集の刊行 

 4年ゼミ生による「卒業論文集」の編集および刊行に向けた助言と支援 

2008年3月 
2006   

2006年8月 2005年11月の学祭模擬店での収益金を基にスペイン語の児童書・辞典等を購入し、4年ゼミ生がスペイン語に訳した日本の児童書を添えて、3年ゼミ生有志とともにニカラグアの小学校・成人学校を訪問し贈呈
2007年3月 4年ゼミ生および2005年度卒業生有志とともに「卒業論文集」刊行
2007年3月 語学研修に参加する1・2年生35名をスペインへ引率(研修先:レオン大学、文化研修を含め計34日間) 

 
2005   

2005年3月 4年ゼミ生とともに「卒業論文集」刊行
 

 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2015  現地調査  2015/08/18~2015/08/26 

活動内容等(Content of Activities) 平成27年度 科学研究費助成事業(基盤研究(C))「米国の高等教育機関におけるラティーノ学生受入れのための制度的・教育的支援策』の研究遂行のため、現地調査を行った。
ニューヨーク市立大学では、シティカレッジのJuan Carlos Mercado教授(学際研究部長)、クイーンズカレッジのHelen Gaudette氏(グローバル教育推進室長)ならびにSEEKプログラム(地域の優秀なマイノリティ高校生に大学への進学を促し支援するプログラム)担当者3名との面談を実現できたほか、大学院センター内にあるラテンアメリカ・カリブ・ラティーノ研究所で資料収集を行った。
プリンストン大学では、社会学部のDouglas Massey教授が統括責任者を務めるラテンアメリカ系移民研究プロジェクトのシニア・リサーチャーであるMagaly Sanchez氏、ならびに新移民研究調査プロジェクトのディレクターであるMonica Espinoza氏と意見交換を行った。
ラトガース大学では、ラティーノ芸術文化センターのCarla Ortiz氏と面談し、貴重な情報および資料を得ることができた。
 

2010  現地調査  2011/02/28〜2011/03/13 

活動内容等(Content of Activities)  ニューヨーク市ならびにニューブランズウィック市(ニュージャージー州)のラティーノ集住地区、教区局、公立学校、研究機関、移民支援団体等を訪問し、聞き取り調査ならびに資料収集を実施した。 

2010  在外研究  2010/04/01〜2010/08/24 

活動内容等(Content of Activities) 同上 

2009  在外研究  2009/08/26〜2010/03/31 

活動内容等(Content of Activities)  プリンストン大学(アメリカ合衆国ニュージャージー州)社会学研究科ダグラス・マッシー教授のもと、メキシコ系移民研究プロジェクトならびにラテンアメリカ系移民研究プロジェクトの一員として、在米ラテンアメリカ系移民の子どもたちの母語保持と学力向上との相関性について研究を行った。 

2012  現地調査  2013/03/22-29 

活動内容等(Content of Activities)  プリンストン大学・ニュージャージー州教育局・ニューブランズウィック市のラテンアメリカ系移民集住地区にある移民支援団体(Lazos América Unida)・ホーボーケン市のバイリンガル小学校(チャーター・スクール“Hola”)等を訪問し、聞き取り・意見交換・資料収集を行なった。


 

2012  現地調査  2012/08/27-2012/09/06  

活動内容等(Content of Activities)  ニューヨーク市立大学、移民支援団体(Mano a Mano/Mi Casa es Puebla/Casa México)、カトリック教会(セントポール教会)、バイリンガル小学校(PS106)、ラテンアメリカ系移民集住地区(スパニッシュ・ハーレム、ブルックリン)、ハーバード大学教育学研究科等を訪問し、聞き取り・意見交換・資料収集を行なった。
  

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2016 
2015 
2014 
2013 
2012 
2011 
2010 
2009 
2008 
2007 
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2017/03/08 更新