研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
平林 美紀 ( ヒラバヤシ ミキ , HIRABAYASHI Miki )
所属
Organization
法務研究科法務専攻(専門職学位課程)
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

民法

学会活動
Academic societies

日本私法学会会員、日本社会保障法学会会員

社会活動
Community services

名古屋大学医学部附属病院治験審査委員会委員(2023年4月~現在に至る)
愛知県救急搬送対策協議会委員(2022年10月〜現在に至る)
三重県収用委員会委員(2017年10月〜2023年10月)
愛知県個人情報保護審議会委員(2012年4月〜2022年3月)
FM愛知番組審議会委員(2009年4月〜2015年3月)
名古屋市都市計画審議会委員(2006年6月〜2010年6月)

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (0)
著書数 books (0)
学術論文数 articles (0)

出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
名古屋大学大学院法学研究科 博士課程  1998年03月  単位取得満期退学 
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取得学位
     
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 博士(法学)  不真正連帯債務論の再構成  名古屋大学大学院法学研究科民刑事法専攻博士(後期)課程  1999年03月 
修士 法学修士    名古屋大学大学院法学研究科民刑事法専攻博士(前期)課程  1995年03月 
学士 法学学士    名古屋大学法学部  1993年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  多数当事者の債権債務関係 

概要(Abstract) 連帯債務、不可分債務、保証債務をめぐる法律問題など、主として多数当事者の債務関係について研究するとともに、平成29年民法(債権法)改正で新設された連帯債権に関しても研究を行う。 

短期研究  連帯債務と不可分債務の異同について 

概要(Abstract) 平成29年の民法(債権法)改正では、多数当事者の債権債務関係についても大幅な見直しが図られた。連帯債務と不可分債務は、給付が可分か不可分かによって客観的に区別される規律とはなったが、従来、不可分債務とされていた賃借人複数の場合の賃料債務の性質についても、見解が一致しない状況があり、明確とはいえない。連帯債務と不可分債務について、その対外関係、対内関係、影響関係が、平成29年改正によっていかなる変更を受けているのか(また受けていないのか)を検討する。 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2021  新基本法コンメンタール 債権1  共著   
日本評論社  , B5  , 368p.  , 2021/10/01   

概要(Abstract) 2017年に改正され、2020年4月1日より施行された改正民法のうち、「第3編債権・第1章総則」(第399条〜520条の20)を対象とした逐条の注釈書である。
このうち、平林は、「第3節 多数当事者の債権及び債務 第3款 連帯債権(第432条〜第435条の2)および「同 第4款 連帯債務」(第436条〜第445条)の解説を担当した(pp.145-166(22p.))。 

備考(Remarks)  

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2023  建物リフォーム工事に係る建築請負契約のクーリングオフによる解除の可否  単著   
民事判例27 2023年前期  , 日本評論社  , pp.80-83  , 2023/12/30   

概要(Abstract) 大阪地判令和4年11月17日金法2211号38頁につき、現代民事判例研究会での報告をふまえ、判例評釈として取りまとめたものである。 

備考(Remarks)  

2021  取引裁判例の動向  単著   
民事判例22――2020年後期  , 日本評論社  , 22  , pp.3-13  , 2021/05/30   

概要(Abstract) 2020年12月1日から12月31日までに各種判例集・雑誌に掲載された契約に関する裁判例約33件を取り上げて、紹介したものである。現代民事判例研究会における報告・意見交換を踏まえた成果である。  

備考(Remarks)  

2019  継続的契約(生命保険募集代理店委託契約)の解除とコンプライアンス違反  単著   
民事判例19 2019年前期  , 日本評論社  , pp.84-87  , 2019/10/30   

概要(Abstract) 東京高判平成30年6月14日金法2112号54頁につき、現代民事判例研究会での報告をふまえ、判例評釈として取りまとめたものである。 

備考(Remarks)  

2017  過払金返還請求権と和解契約——「和解と錯誤」をめぐって  単著   
21世紀民事法学の挑戦(加藤雅信先生古希記念)  , 株式会社信山社  , 下巻  , pp.195-222  , 2018/03/30   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2017  取引裁判例の動向  単著   
民事判例14 2016年後期  , 日本評論社  , pp.3-16  , 2017/4/25   

概要(Abstract) 2016年7月1日から12月31日までに各種判例集・雑誌に掲載された契約に関する裁判例約60件を取り上げて、紹介したものである。その中で、最判平成28年1月12日民集70巻1号1頁をはじめとする同日付の最高裁判決4件の影響を受けたと思われる下級審裁判例5件に着目し、「注目すべき裁判例」として整理を行っている。現代民事判例研究会における報告・意見交換を踏まえた成果である。 

備考(Remarks)  

2016  和解契約の解釈と錯誤無効(東京高判平26・10・30)  単著   
現代消費者法  , 民事法研究会  , 31号  , pp.89-98  , 2016/06/15   

概要(Abstract) 過払金返還請求訴訟における清算条項を含む和解契約について争われた東京高判平成26年10月30日(判例集未登載)に関する判例研究である。本判決自体は、問題の焦点を「和解と錯誤」論にあるとして結論を導いているが、本稿では、類似する複数の下級審裁判例や、別の論点を扱った最近の最高裁判決の動向に鑑み、「契約の解釈」を重視した解決を提唱している。 

備考(Remarks)  

2014  共同相続された委託者指図型投資信託受益権および個人向け国債の当然分割(否定)  単著   
私法判例リマークス2015[上]平成26年度判例評論(法律時報別冊)  , 日本評論社  , 50号  , pp.70-73  , 2015/02/25   

概要(Abstract) 最判平成26年2月25日民集68巻2号173頁に関する判例評釈である。投資信託受益権について、下級審判決が割れていたところこれを統一して、当然に分割しないとするとともに、個人向け国債についても当然分割を否定する判断を最高裁として始めて下した点で、意義の大きい最高裁判例である。その結論については賛同しつつも、理由付けにおいて別の考え方がありうる旨、別の最高裁判決との関係等を論じたものである。 

備考(Remarks)  

2014  明示的一部請求と消滅時効の中断  単著   
民事判例8 2013年後期  , 日本評論社  , pp.90-93  , 2014/04/20   

概要(Abstract) 最判平成25年6月6日民集67巻5号1208頁につき、現代民事判例研究会での報告をふまえ、判例評釈として取りまとめたものである。 

備考(Remarks)  

2012  転借人の不法投棄による土地の毀損と賃借人の責任  単著   
加賀山茂先生還暦記念『市民法の新たな挑戦』  , 信山社  , pp.435-460  , 2013/01/30   

概要(Abstract) 転借人の不法投棄による土地の毀損に基づき、賃貸人が賃借人に対して,債務不履行に基づく損害賠償を求めた事案を手がかりに、「履行補助者の故意・過失」に関する伝統的通説が今なお実務への影響を失っていないことを示したうえで、そのような実務の態度を、―特に適法転貸借における「承諾」の解釈の重要性を強調しながら―を批判的に論ずるものである。 

備考(Remarks)  

2012  個人向け国債と共同相続人の一部の者による中途換金及び相続分に応じた代金支払請求の許否  単著   
私法判例リマークス(法律時報別冊)  , 日本評論社  , 45号  , pp.58-61  , 2012/07/25   

概要(Abstract) 福岡地裁平成23年6月10日判決に関する判例評釈である。相続人が複数いる場合、可分債権は、相続と同時に法律上当然に分割されて、相続分に応じて相続されると解されているところ、本件では、投資信託の解約請求権ないし解約金支払請求権について、また、個人向け国債の中途換金請求権等について、共同相続人の一人が自己の相続分に応じて単独行使することは許されないとした。本稿では、先行する類似の下級審裁判例や最高裁判決と比較しながら、本判決の構造―債権の可分・不可分性に言及せず、権利の性質が解約権を意味することから、解約権行使の不可分性(民法544条参照)を理由とした問題解決を図ったことーを明らかにしつつ、残された課題として、果実たる利子の問題に言及している。 

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2022  共同賃借人の賃料支払債務  判例解説  単著 
判例講義 民法Ⅱ債権〔新訂第3版〕  , 勁草書房  , 第2巻  , 53-53  , 2023/02/20   

概要(Abstract) 大判大正11年11月24日民集1巻670頁を解説したものである。 

備考(Remarks)  

2022  連帯債務の相続  判例解説  単著 
判例講義 民法Ⅱ債権〔新訂第3版〕  , 勁草書房  , 第2巻  , 54-54  , 2023/02/20   

概要(Abstract) 最判昭和34年6月19日民集13巻6号757頁を解説したものである。 

備考(Remarks)  

2022  不真正連帯債務と混同の絶対効の否定  判例解説  単著 
判例講義 民法Ⅱ債権〔新訂第3版〕  , 勁草書房  , 第2巻  , 55-55  , 2023/02/20   

概要(Abstract) 最判昭和48年1月30日判時695号64頁を解説したものである。 

備考(Remarks)  

2022  連帯債務者の求償と通知  判例解説  単著 
判例講義 民法Ⅱ債権〔新訂第3版〕  , 勁草書房  , 第2巻  , 56-56  , 2023/02/20   

概要(Abstract) 最判昭和57年12月17日民集36巻12号2399頁を解説したものである。 

備考(Remarks)  

2022  共同不法行為者の一人に対する債務免除の効力  判例解説  単著 
判例講義 民法Ⅱ債権〔新訂第3版〕  , 勁草書房  , 第2巻  , 56-56  , 2023/02/20   

概要(Abstract) 最判平成10年9月10日民集52巻6号1494頁を解説したものである。 

備考(Remarks)  

2022  連帯債務  演習書  単著 
Law Practice 民法2債権編〔第5版〕  , 商事法務  , 第2巻  , 210-219頁  , 2022/10/15   

概要(Abstract) 法科大学院生の自習用演習教材として、連帯債務に関する演習問題を作成し、その解説をしたものである。 

備考(Remarks)  

2020  可分債権の相続(1)――共同相続人による分割承継  判例解説  単著 
判例プラクティス民法3親族・相続[第2版]  , 信山社  , pp.134-134  , 2020/12/15   

概要(Abstract) 最判昭和29年4月8日民集8巻4号819頁を解説したものである。
改訂にあたり、近時の最高裁判例の動向を踏まえて一部を書き改めた。 

備考(Remarks)  

2020  可分債権の相続(2)――自己の相続分を超える預貯金債権の行使  判例解説  単著 
判例プラクティス民法3親族・相続[第2版]  , 信山社  , pp.135-135  , 2020/12/15   

概要(Abstract) 最判平成16年4月20日家月56巻10号48頁を解説したものである。
改訂にあたり、近時の最高裁判例の動向を踏まえて一部を書き改めた。 

備考(Remarks)  

2020  現金の相続  判例解説  単著 
判例プラクティス民法3親族・相続[第2版]  , 信山社  , pp.136-136  , 2020/12/15   

概要(Abstract) 最判平成4年4月10日家月44巻8号16頁を解説したものである。
改訂にあたり、近時の最高裁判例の動向を踏まえて一部を書き改めた。 

備考(Remarks)  

2020  連帯債務の相続  判例解説  単著 
判例プラクティス民法3親族・相続[第2版]  , 信山社  , pp.139-139  , 2020/12/15   

概要(Abstract) 最判昭和34年6月19日民集13巻6号757頁を解説したものである。
改訂にあたり、近時の最高裁判例の動向を踏まえて一部を書き改めた。 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2006   

民法総則、外書講読(ドイツ語)B、ベーシック演習、ミドル演習、アドバンスト演習(以上、2007年度担当科目) 

 
2022  教材の開発 

法務研究科の「民法演習Ⅰ」(未修2年・既修1年対象)について、前任者から引き継いだ予習教材及び事例問題を見直し、修正・加筆をした。 

2022/09/15〜2023/1/31 
2014  教材の開発 

法学部2年次生以上を対象とした「契約法」の講義のために、レジュメを作成した。事例を多く盛り込むことで、学生に具体的なイメージをもたせて、難解な法制度に対する抵抗感を和らげる工夫をしている。 

 
2013  教材の開発 

法科大学院の講義科目である「契約法」(春学期4単位)について、予復習教材として冊子を作成・改訂した。 

2008/04/01〜2014/03/31 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2023  南山大学セミナー講師  2023/09/08 

活動内容等(Content of Activities) 南山高校女子部の生徒に対して、「多様なパートナー関係と民法」と題する抗議を行なった。 

2023  名古屋大学附属病院治験審査委員会  2023/04/01〜現在に至る 

活動内容等(Content of Activities) 治験審査委員会委員として、新規に申請される治験の内容や、被験者に対する説明文書・同意文書などについて、専門的見地から意見を述べる。 

2022  愛知県救急搬送対策協議会委員  2022/10/01〜現在に至る 

活動内容等(Content of Activities) 傷病者の搬送および受入れの実施基準に関する協議を行うとともに、傷病者の搬送及び受入れの実施にかかる連絡調整のために設置された協議会において、専門的な見地から意見を述べるなどする。 

2018  三重県収用委員会委員  2018/10/20〜2023/10/19 

活動内容等(Content of Activities) 三重県収用委員会委員として、土地収用に関する裁決等の手続きに関与している。 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2023 
2022 
2021 
2020 
2019 
2018 
2017 
2016 
2015 
2014 
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2024/05/16 更新