プログラム解析手法に関する研究
短期研究:ソフトウェアの利用関係に基づくソフトウェア部品の分類手法
短期研究:コンポーネントランクを用いた開発プロセス評価手法の提案
2025/07/08 更新
博士(工学) ( 2003年9月 大阪大学 )
修士(工学) ( 2001年3月 大阪大学 )
学士(工学) ( 1999年3月 大阪大学 )
保守支援,プログラム解析,利用関係
情報通信 / ソフトウェア / 保守, 支援システム
大阪大学 基礎工学研究科 情報数理系専攻
2001年4月 - 2003年9月
国名: 日本国
備考: 博士後期課程
大阪大学 基礎工学研究科 情報数理系専攻
1999年4月 - 2001年3月
国名: 日本国
備考: 博士前期課程
大阪大学 基礎工学部 情報工学科
- 1999年3月
IEEE
2003年 - 現在
電子情報通信学会
2000年 - 現在
情報処理学会
1999年 - 現在
情報処理学会ソフトウェア工学研究会運営委員(2014-4~2018-3)
情報処理学会東海支部評議員(2005-5〜2009-5)
情報処理学会ソフトウェア工学研究会運営委員(2025-4) 運営委員
2025年4月 - 現在
情報処理学会ソフトウェア工学研究会運営委員(2014-4~2018-3)
2014年4月 - 2018年3月
情報処理学会東海支部評議員(2005-5〜2009-5)
2005年5月 - 2009年5月
ライブラリ部品の利用状況の一致度に基づくソフトウェア部品分類手法の評価 査読
横森励士,野呂昌満,井上克郎
ソフトウェア工学の基礎31 50 85 - 90 2024年12月
An Empirical Analysis of Git Commit Logs for Potential Inconsistency in Code Clones 査読
Reishi Yokomori, Katsuro Inoue
1 - 12 2024年10月
利用部品の一致度に基づいて得られたソフトウェア部品群における部品間の関連性の調査
『ソフトウェア工学の基礎30』 49 33 - 42 2023年11月
An Empirical Analysis of Code Clone Authorship in Apache Projects
2023 IEEE 17th International Workshop on Software Clones (IWSC) 8 2023年10月
ソフトウェア部品の利用関係に基づくクラスタリングの進化分析
ソフトウェア工学の基礎 29 48 pp. 97 - 102 2022年11月
ユーザーレビューにおける地域・アプリケーション 固有の苦情傾向に関する調査
ソフトウェア工学の基礎 28 47 pp. 91 - 96 2021年11月
ユーザーレビューの苦情内容の傾向に関する 評価帯における違いや地域差の調査
ソフトウェア工学の基礎XXVII 46 pp. 87 - 96 2020年11月
Use-Relationship Based Classification for Software Components
Proceedings of the Quantitative Approaches to Software Quality pp 59 - 66 2018年12月
Changes of Evaluation Values on Component Rank Model by Taking Code Clones into Consideration
IEICE Transactions on Information and Systems Vol.E101-D, No.1 130 - 141 2018年1月
Extensions of Component Rank Model by Taking into Account for Clone Relations
Proceedings of the 10th International Workshop on Software Clones pp. 30 - 36 2016年3月
Further Considerations about Relationship between Framework and Application Components
International Journal of Computer Science and Application Vol. 4, Issue. 1 18 - 31 2015年4月
Evolution of Component Relationships between Framework annd Application
Journal of Computers Vol. 23, No2 61 - 79 2012年7月
Measuring the Effects of Aspect-Oriented Refactoring on Component Relationships: Two Case Studies
in proceedings of the 10th Annual Aspected-Oriented Software Development Conference (AOSD.11) pp215 - 226 2011年3月
Assessing the Impact of Framework Changes Using Component Ranking
Proceedings of 25th IEEE International Conference on Software Maintenance 189 - 198 2009年9月
Software Component Recommendation Using Collaborative Filtering
Proceedings of 2009 ICSE Workshop on Search-Driven Development Users, Infrastructure, Tools and Evaluation 17 - 20 2009年5月
ソフトウェア開発を支援するソフトウェア部品検索システム
ソフトウェアエンジニアリング最前線2008 /ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2008 25 - 32 2008年8月
開発履歴中のソースコードを対象とした更新の重要度を評価する手法の提案
電子情報通信学会論文誌D-I VolJ91-D-I, No.4 945 - 955 2008年4月
Towards Effective Reference Analysis for Software Component Retrieval System
in proceedings of Workshop on Accountability and Traceability in Global Software Engineering(ATGSE2007) 51 - 52 2007年12月
Evaluation of Source Code Updates in Software Development Based on Component Rank
in proceedings of 13th Asia Pacific Software Engineering Conference (APSEC06), 8 2006年12月
ファイルの同時変更パターンと変更差分の分析による論理的結合関係の自動抽出
ソフトウェアシンポジウム2005論文集 9p 2005年6月
Ranking Significance of Software Components Based on Use Relations
Transactions on Software Engineering Vol. 31, No. 3 p.213 - 225(13p) 2005年4月
ソフトウェア開発プロジェクトのリアルタイム管理を目的とした支援システム
電子情報通信学会論文誌D-I VolJ88-DI, No.2 pp228 - 239 2005年2月
Javaソフトウェア部品検索システムSPARS-J
電子情報通信学会論文誌D-I Vol.J87DI、No12 1060 - 1068,9p 2004年12月
Application of Collaborative Filtering for Software Component Retrieval System
International Workshop on Computer Supported Knowledge Collaboration, Shanghai 3p 2004年7月
Empirical Project Monitor: A Tool for Mining Multiple Project Data
In Proceedings of the International Workshop on Mining Software Repositories (MSR2004) pp.42 - 46(5p) 2004年5月
Empirical Project Monitor: Automatic Data Collection and Analysis toward Software Process Improvement
日本ソフトウェア科学会研究会資料シリーズ、No.28、第1回ディペンダブルソフトウェアワークショップ(DSW2 141 - 150(10p) 2004年2月
エイリアス関係を考慮したJavaスライシングツール
電子情報通信学会論文誌D-I 848 - 851(4p) 2003年11月
動的情報を利用したソフトウェア部品評価手法
電子情報通信学会論文誌D-I Vol.J86DI、No.1 pp.783 - 785(3p) 2003年10月
利用実績に基づくソフトウェア部品重要度評価システム
電子情報通信学会論文誌D-I Vol.J86-DI,No.9 671 - 681(11p) 2003年9月
Design and Implementation of Bytecode-based Java Slicing System
In Proceedings of the Third IEEE International Workshop on Source Code Analysis and Manipulation(SCA 108 - 117(10p) 2003年9月
ソフトウェア保守・再利用の支援を目的としたプログラム解析手法に関する研究
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻博士論文 92p 2003年8月
Component Rank: Relative Significance Rank for Software Component Search
In Proceedings of 25th International Conference on Software Engineering (ICSE2003) 14 - 24(11p) 2003年5月
Java Program Analysis Projects in Osaka University: Aspect-Based Slicing System ADAS and Ranked-Component Search System SPARS-J
In Proceedings of 25th International Conference on Software Engineering (ICSE2003) 828 - 829(2p) 2003年5月
オブジェクト指向プログラムの変更作業を支援する影響波及解析システム
電子情報通信学会論文誌D-I Vol.J86-D-I,No3 150 - 158(9p) 2003年3月
利用実績に基づくソフトウェア部品検索システムSPARS-J
クリティカルソフトウェアワークショップ予稿集 41 - 42(2p) 2003年3月
An information-leak analysis system based on program slicing
Information and Software Technology Vol.44, No.15 8p 2002年12月
ソフトウェア部品間の利用関係を用いた再利用性評価手法の提案
ソフトウェア・シンポジウム2002論文集 216-225 10p 2002年5月
Analysis and Implementation Method of Program to Detect Inappropriate Information Leak
In Proceedings of The Second Asia-Pacific Conference on Quality Software (APAQS 2001) 5 - 12(8p) 2001年12月
オブジェクト指向プログラムにおけるセキュリティ解析アルゴリズムの提案と実現
大阪大学大学院基礎工学研究科情報数理系専攻修士論文 42p 2001年2月
スライス計算効率化のためのプログラム依存グラフの節点集約法
電子情報通信学会論文誌D-I Vol.J84-D-I, No 9p 2001年1月
日本のスマートフォンアプリケーションにおける ユーザーレビューの苦情内容の分析
( 担当: 共著)
情報処理学会 情報処理学会第82 回全国大会論文集 2020年2月
部品間の関係を利用したソフトウェア部品の分類手法の提案
( 担当: 単著)
情報処理学会 情報処理学会研究報告 2016年11月
スプリングアルゴリズムを用いたソフトウェア部品グラフの視覚化手法について
( 担当: 共著)
情報処理学会 第78回情報処理学会全国大会講演論文集 2016年3月
スマートフォンアプリケーションのレビュー自動分類のシステム実現に関する考察 査読
宮下拓也,横森励士,井上克郎
ソフトウェア工学の基礎31 50 185 - 186 2024年12月
暗号通貨ウォレットを構成するソフトウェアの開発活動と関係性の観察
ソフトウェア工学の基礎 28 47 pp. 175 - 176 2021年11月
バージョン間の部品間の関係の変化を掲示するツールの試作
電子情報通信学会2014年総合大会講演論文集 1(pp.23) 2014年3月
第31回ソフトウェア工学国際会議(ICSE2009)参加報告
情報処理学会研究報告 Vol.2009-SE-165, No.10 1 - 8 2009年7月
名前の重複を考慮したJava ソフトウェア部品間の利用関係解析手法の提案
電子情報通信学会技術研究報告 6 2008年3月
第13回アジア太平洋ソフトウェア工学国際会議(APSEC2006)参加報告
情報処理学会研究報告 Vol.2007, No.33 8p 2007年3月
組込みソフトウェアビジネス実態アンケート調査
ユビキタス市場と組込みソフトウェアに関する調査研究 39p 2006年4月
コンポーネントランクを用いたソフトウェアのクラス設計に関する分析手法の提案
電子情報通信学会技術研究報告 SS2005-37, Vol. 6p 2005年8月
コンポーネントランクを用いた開発プロセス評価手法の有効性について
情報処理学会研究報告 Vol.2005, No.75 8p 2005年7月
開発履歴データのリアルタイム収集・分析システムEPMの拡張について -
電子情報通信学会技術研究報告, SS2004-56 Vol.104, No.722 1 - 6(6p) 2005年3月
ソフトウェア部品推薦のための協調フィルタリング手法の提案と実現
電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会 Vol.104、No.243 7 - 12(6p) 2004年8月
Javaを対象としたソフトウェア部品検索システムSPARS-Jの実験的評価
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.103,No.708 6 2004年3月
Empirical Project Monitor: プロセス改善支援を目的とした定量的開発データの自動収集・分析システムの試
電子情報通信学会技術報告 Vol.103, No.708 6 2004年3月
Javaソフトウェア部品 解析・検索システムSPARS-Jの構築
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.103, No.481 6 2003年11月
エイリアス関係を利用したJavaスライシングツールの実現
電子情報通信学会技術研究報告 SS2002-56 6 2003年3月
動的情報を利用したソフトウェア部品評価手法の提案と評価
電子情報通信学会技術研究報告 SS2002-42 6 2003年1月
Javaバイトコードの動的依存解析情報を用いたスライシングシステムの実現
日本ソフトウェア科学会第19回大会講演論文集 1C-2 5p 2002年9月
利用頻度に基づくソフトウェア部品の解析・検索システムの提案
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.102, No.329 6p 2002年9月
プログラム依存グラフを利用した情報漏洩解析手法の提案と実装
電子情報通信学会技術研究報告 SS2002-14 6 2002年7月
ソースコード間の関係を用いた再利用性評価手法の提案
情報処理学会研究報告 Vol.2002, No.23 8 2002年3月
セキュリティ解析アルゴリズムの実現とオブジェクト指向言語への適用に関する一考察
電子情報通信学会技術研究報告 SS2000-30 8 2000年11月
局所的集約によるプログラム依存グラフの効率的な構築法
情報処理学会第60回(平成12年前期)全国大会 2 2000年3月
ソフトウェアの利用関係に基づくソフトウェア部品の分類手法
ソフトウェアを構成する部品においてある機能を実現するためには,前準備,後処理などで,他の部品を取り決められた手順に従い利用することになるケースが多いと考える.
そのため,ソフトウェア内の部品対に関して,他の部品の利用状況に基づいて類似度の計算を行い,距離行列を作成して階層的クラスター分析を行うことで,他の部品の利用状況が似ている部品の集合をクラスターとして得ることができると考えた.
実際に得られる部品の集合は,デザインパターンなどのもとで,類似した機能を実現する部品の集合であったり,継承などを用いて,似た概念を実現している部品の集合であったり,ある特定の要素を対象とした機能群を構成する部品の集合であることが確認でき,ソフトウェアを機能面から分類することができる手法であると考えている.
コンポーネントランクを用いた開発プロセス評価手法の提案
コンポーネントランクとは,ソフトウェア部品の利用関係から,各部品の被利用度を評価したもので,よく利用される部品だけでなく,重要な部品から利用される部品も評価されるという性質を持っている.
一方,ソフトウェア開発においては大規模化が進んでおり,開発の複雑度上昇に伴う開発の遅延が問題になっている.一つのソフトウェアを開発するために,多くの人間が共同開発を行うことも多い.そのため,開発者はCVSなどの構成管理ツールをもとに,全体的な開発の進捗を管理することが非常に多くなっている.
現在の開発では要求定義→設計→実装という形が定着しており,ソフトウェアを構成する部品が作成された後にその部品間の関係を記述していく,という手法が一般的である.
本研究では,コンポーネントランクの時間による変動をもとに,開発プロセスが安定しているかを評価するための手法を提案する.新たに機能が追加されたりすることで,部品間の利用関係は変動し,コンポーネントランクも大きく変動する.この現象をもとに,CVSの各リビジョンを対象にコンポーネントランクを計算し,その変動を見ることで開発プロセスの安定度を評価する.
利用関係に基づくソフトウェア部品クラスタリング手法の 有効性評価のまとめ
2023年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:100000円
ソフトウェアを構成する部品の数は,年を経るごとに増大していき,管理が難しくなっていく。ソフトウェア部品の中には,デザインパターンがソフトウェア内のいろいろな場所で採用される場合のように異なる場所で使われるがその役割などに類似性を見出すことができる部品の集合や,継承を用いてある概念に基づいて作られた部品のように機能群として扱うことができる部品の集合などが存在する。それらはひとまとめにして理解すると効率的に理解できるような部品であると考えられる。
我々の研究グループでは,ソフトウェア内の各部品の利用関係を抽出し,それぞれの部品の利用部品の一致状況から部品間の類似度を求め,そこから距離行列を作成し,階層的クラスター分析を行うことで,樹形図所のまとまりを部品群をみなすという手法に基づいたソフトウェア部品の分類手法を提案している。
今年度の研究成果として,ソフトウェア内の部品の利用先の一致度に基づいて,階層的クラスタリングを行った場合,どのような部品群が得られるかや,得られる部品群間に類似性がみられるかどうかなどを調査した結果をまとめ,査読付き国内会議に投稿したところ,無事に採録され,2023年11月に開催された国内会議において発表した。
利用関係を用いたソフトウェア部品分類手法の活用方法についての調査研究
2022年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:279000円
フトウェアを構成する部品の数は,年を経るごとに増大していき,管理が難しくなっていく。ソフトウェア部品の中には,デザインパターンをソフトウェア内のいろいろな場所で採用することでソフトウェアの中で担う役割が似ている部品,継承を用いてある概念に基づいて作られた部品,特定の対象を扱うために機能群として扱うことができるような部品,のように,類似性を見出すことができ,ひとまとめにして理解すると効率的に理解できるような部品というものが多く存在している。
我々の研究グループでは,ソフトウェア内の各部品の利用関係を抽出し,それぞれの部品の利用部品の一致状況から部品間の類似度を求め,そこから距離行列を作成し,階層的クラスター分析を行うといった,ソフトウェア部品の分類手法を提案している。階層的クラスター分析によってまとめられた部品どうしは,ほとんどの事例で前述のような共通点のうちのいずれかを持ち,提案している手法が一つのソフトウェア内の部品を分類するのに役立つと考えている。この,『ひとまとめにして理解できるような,機能的に共通点を持った部品群を抽出する』ということが,本研究の目的である。
本年度は,これらの提案手法をソフトウェアの各バージョンに対して適用した結果,得られる部品群がどのように変化していたかをまとめ,その結果をどのように活用できそうかを考察した論文を作成し,査読付きの国内会議に投稿することを計画している。その参加費用を本奨励金からの支出することを検討している。
ソフトウェア開発の保守工程における支援手法に関する研究
2021年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
配分額:246000円
近年活用されているソフトウェアの中には,保守されている期間が30年以上となるものは珍しくなく,長期間にわたって保守がなされているものがとても多い。そのようなソフトウェアは,長期の保守の間に様々な改変を受けており,そのどれもが必要な改変である。保守活動を支援するための手法は,ソフトウェアを長期間にわたって維持するために欠かすことできない。
本研究では,支援手法につなげることを目的とて,2つのアプローチで分析を行っており,その評価結果を論文としてまとめることを目指している。昨年度までの成果を踏まえながら,それぞれについて今年度の活動方針をまとめる。
ソフトウェア開発における成果物を保守活動に利用するための分析手法について
2020年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
近年活用されているソフトウェアの多くは,1990年代 や2000年代に開発されたものも多く,長期間にわたって保守が行われているものがとても多い。10 ~20年以上にわたって維持されているソフトウェアは,その期間の間に様々な改変を受けており,そのどれもが必要な改変である。ソフトウェアを長期間にわたって維持するための手法を考慮する必要がある。本研究では,2つの分析手法における評価結果をまとめて研究発表を行うことを目指している。
ソフトウェア保守を支援するための開発成果物の分析手法について
2019年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
配分額:100000円
近年活用されているソフトウェアの多くは,長期間にわたって保守活動されているものがほとんどで,ソフトウェアが有効に利用されるためには,長期間にわたる保守活動をどう効果的に行っていくかについて検討する必要がある。
本研究では,保守活動における支援をどのように行っていくかについて,以下の2つのアプローチを提案し,それらの支援がどのように保守活動に役立つかについて考察した。
ソフトウェア部品の理解支援を目的とした情報の抽出手法に関する研究
2018年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:100000円
利用先の一致度に基づいてソフトウェア部品を分類した場合について,それらの結果の傾向についてまとめた結果を,最終的に国際ワークショップに投稿し,発表を行った
ソフトウェア部品の理解支援を目的とした情報の抽出手法に関する研究
2017年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:100000円
コンポーネントランクの計算において,コードクローンの関係を加味した場合に結果がどのように変化するかについて分析した結果について,それらをまとめ論文化を行った.さらに,今後の準備として,利用先の一致度に基づいてソフトウェア部品を分類した場合について,それらの結果の傾向についてまとめた.
コードクローンの関係を用いたコンポーネントランク法の拡張手法の改良について
2016年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
配分額:124000円
本研究では,コードクローンの関係をコンポーネントランクモデル上で考慮することで,コンポーネントランク法を拡張するための手法を提案した。具体手的な研究成果としては,昨年度までの成果として国際ワークショップにおいて発表した論文に対して, コンポーネントランク法の拡張手法の精度をさらに向上させるための改良手法について検討を行った.
本年度の研究成果として,そのようなアプローチに基づくソフトウェア理解支援手法の一つとして,ソフトウェア部品間の類似性を利用してソフトウェアの理解に役立てるための研究を行った.具体的には,各部品に対してコードクローン関係や利用関係を分析し,メトリクスを計測する.得られた値自体の類似性や,実際の利用先や利用元部品がどれだけ一致しているかに基づいてソフトウェア部品の分類を行い,分類結果を部品群として抽出し,それらの部品群の性質を調査した.
フレームワークとアプリケーション間の関係の推移についての調査研究
2013年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
長期間にわたって利用されるソフトウェアは,機能の改良や機能追加を通じて徐々にその規模を大きくしていく.それにつれて複雑していくソフトウェアの内部構造の成長過程を理解することは,開発者がどのようにソフトウェアを保守工程で扱っているかを理解するのに役立つと考えている.本研究では,そのようなソフトウェアが巨大化していく過程で,どのように利用関係やコードクローンに関する関係が変化していくかを分析することを目的として研究を行った。当初投稿予定であった国際会議は,2013年12月に行われるAPSEC(アジア太平洋ソフトウェア工学会議)であった。過去の研究をベースに1の内容が中心となるように追加して投稿したが,残念ながら不採録であった。そこで,2014年3月に開催された電子情報通信学会総合大会 にて2の内容を中心として利用関係やクローン関係の変化の推移を表示するツールについての論文を作成・投稿し,発表を行った。
部品間の関係の変化に基づいたアスペクト指向言語を用いたリファクタリング手法の評価
2011年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:169000円
本研究は,昨年度までに行っていた研究を引き続き行うものである.昨年度までに公刊した成果の中では,2つのアスペクト指向言語を用いたリファクタリングプロジェクトを題材に,リファクタリングの前後を通じて,各部品における利用関係の数やクローン関係の数がどのように変化したか,具体的にどう利用関係やクローン関係が変化したかを調査し,それらをまとめて研究成果として査読付き国際会議において発表した.
今年度は,それらを論文誌にて論文化することを目的に,他のアスペクト指向言語を用いたリファクタリングプロジェクトへの適用実験を行うとともに,新たな評価尺度による分析を行い,その結果を追加する.これらの追加された結果を用いて,自説の補強や新たに得られた知見を説明する内容を加え,論文誌に投稿を行う.
ソフトウェア開発における変更の影響度を測定するためのメトリクスに関する研究
2009年
日本学術振興会 科学研究費補助金
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:600000円
ソフトウェアの開発作業における開発作業とコンポーネントランクの変動の関連について
2008年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
ソフトウェア開発における変更の影響度を測定するためのメトリクスに関する研究
2008年
日本学術振興会 科学研究費補助金
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:600000円
コンポーネントランクを用いた開発プロセス可視化手法のオープンソースプロジェクトに対する適用
2006年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
コンポーネントランクを用いた開発プロセス評価手法の有効性評価
2005年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
保守作業や再利用支援を目的とした プログラム解析手法に関する研究
ソフトウェアが肥大化するにつれ,プログラムの作成だけでなく,デバッグや保守などのプログラムを維持するためのコストが,飛躍的に増大している.これらの作業を支援するための手法として,いろいろな手法が提案されている.
わたしの研究では,プログラムスライシングなどのプログラム解析手法を利用する,プログラムを構成するソフトウェア部品を評価するといった2つのアプローチを用いて,保守作業や再利用の支援を目的とした手法についての研究を行っている.
新規市場調査委員会 委員長補佐
2005年 - 2006年
国際科目群(ソフトウェア工学科)
2016年
アルゴリズムとデータ構造(旧:アルゴリズム論)
2015年
理工学概論
2014年 - 2022年
プログラミング応用実習
2013年 - 2019年
ソフトウェア構築と保守
2011年 - 2022年
演習科目
2011年 - 2022年
ソフトウェア工学応用
2011年
ソフトウェア開発技術
2011年
プログラミング応用
2011年
プログラミング基礎
2011年
プログラミング基礎実習
2010年
知識・言語と情報社会(情報社会におけるソフトウェアの役割)
2010年
プログラミングII
2008年
プログラミングI
2007年 - 2008年
情報通信学実習II
2006年
プログラミング実習I
2005年 - 2008年
プログラミング実習III
2005年 - 2008年
プログラミング実習II
2005年 - 2008年
社団法人情報サービス産業協会新規市場調査委員会委員長補佐(2005.9〜2006.4)