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7 件中 1 - 7 件目

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掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2009  医療観察法と刑事司法  寄稿  単著 
臨床精神医学  , アークメディア  , 38/05  , pp. 523-528  , 2009/05   

概要(Abstract) 2003年に成立した心神喪失者等医療観察法は、まもなく施行後5年の見直しの時期を迎える。もっとも、医療観察法は、保安処分との関係、本法による自由制約の法的性質、犯罪危険性の法的位置づけ等をめぐって、法施行前から現在に至るまで議論がある。本稿では、これらの点について、法律及び現在の運用から認められるところにしたがって一定の評価をした上で、刑事司法との関係で、法律の運用上問題となってきた点、及び法律の対象とされていないために問題が残った点を指摘して、若干の検討をしたものである。 

備考(Remarks) 特集「心神喪失者等医療観察法の改正をめぐって」の一環として執筆した。 

2008  裁判員制度とは何か  寄稿  単著 
精神科  , 科学評論社  , 14/03  , 7  , 2009/03   

概要(Abstract) 裁判員制度が施行されることにより、精神鑑定等の実務も大きく変化することが見込まれる。本稿は、精神科従事者向けに、精神医学専門家の裁判員裁判への関わりについて概要を紹介するとともに、裁判員制度下での精神鑑定に関して論点となりうる部分について、若干の考察を行ったものである。 

備考(Remarks) 特集「裁判員制度と精神鑑定」の項目の一つとして、精神科の医師及びコメディカル向けの雑誌に執筆したものである。 

2007  遺伝子組換え実験--カルタヘナ法による規制とはどういうものか  寄稿  単著 
実験医学  , 羊土社  , 26/4  , pp. 568-573  , 2008/3   

概要(Abstract)  バイオ科学者向けに、研究にかかわる法的問題を紹介する連載企画「知っておきたい! バイオの法律と倫理指針」の一環として執筆された。
 遺伝子組換え実験に関しては、主として「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」による規制が存在する。本稿では、バイオ科学者がかかわることの多いと思われる、実験室内で研究開発目的で組換え体を用いた実験を行う場合を念頭において、法規制の大枠を簡単に紹介した。 

備考(Remarks)  

2007  児童虐待への法的介入  科研費補助金報告書  共著 
267  , 2007/5   

概要(Abstract)  大阪及びフランスへの訪問調査に関する報告部分を執筆した。このうち、大阪調査に関する報告部分については、社会安全研究財団報告書(2005年度)に記載する。
 フランスでは、民法に規定された育成扶助assistance éducativeを中心に児童への保護的対応がなされている。その働きの鍵となるのが、少年担当検事及び少年判事juge des enfantsを中心とする司法機関の役割と、児童相談所aide sociale à l'enfanceを中心とする地方自治体機関との連携である。我が国でいえば、家裁がより積極的・主体的に活動を行うというイメージであろう。
 ただし、本報告はあくまで暫定的なものであり、不備の点も多い。今後、さらに調査を進める必要がある。 

備考(Remarks)  平成17−18年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書(研究代表者:岩瀬徹教授)
 水留は、同研究に県境協力者として関与した。水留の報告書における分担部分は、「大阪府の児童虐待対応--大阪府中央子ども家庭センター、大阪府立修徳学院--」「フランスにおける児童虐待への法的対応」(pp. 172-206、ただし、いずれも町野朔教授との共同執筆)。 

2006  Zürichの医療機関、医療施設・刑事施設  寄稿  共著 
司法精神医学  , 日本司法精神医学会  , 2/1  , pp. 8-12  , 2007/3   

概要(Abstract)  平成18年度科学研究費補助金による共同研究「心神喪失者等医療観察法--その理念と運用--」における調査を報告したものである。本稿中、水留は「1.Zürich大学附属精神病院」を分担執筆した。
 スイスはドイツ法系の保安処分制度を基礎としつつも独自にそれを発展させている。訪問調査の趣旨はこの制度を調査し、わが国の医療観察制度への示唆を得ることにあったが、その際、スイスの一般精神医療についても調査し、その制度の背景を知る必要があった。本稿の分担部分は、そのような意図のもとに執筆されたものである。
 チューリヒ大学精神病院は、研究を主とするわが国の大学病院像と異なり、精神保健圏域(catchment area)の中核病院として、地域精神医療の重要な一角をなしている。研究と臨床とを積極的に接近させたこの在り方は、わが国の精神医療システム、さらには司法精神医療に対して、重要な視座を与えるものであろうと思われる。 

備考(Remarks)  丸山雅夫教授、中村恵講師、柑本美和講師、田口寿子氏、松原三郎氏、益子茂氏との共著。水留の分担部分は、pp. 8-9。 

2005  児童虐待の対応の実態と防止に関する研究  調査報告書  共著 
157  , 2006/3   

概要(Abstract)  社会安全研究財団の研究費による共同研究における調査報告である。この調査の目的は、わが国における児童虐待対応の実態を把握することにある。なお、この調査は、科研(基盤B)「児童虐待への法的介入」と合同で行われたため、本稿に最低限の加筆訂正を行ったものを、科研報告書(2007年)にも執筆している。
 大阪府においては児童相談所(大阪府では「子ども家庭センター」という)による休日・夜間対応の枠組が作られているが、その中心となる一時保護所は同時に、種々の理由で入所した児童への対応にも追われている。一時保護所の体制整備、ならびに入所児童の特性に合わせた処遇の可能性を探ることが、調査からは必要と感じられた。
 府立の児童自立支援施設「修徳学院」は、性非行を行った加害児童への処遇プログラムを実施している。性非行は、虐待児の行き先となる児童養護施設で根絶することのできていない問題である。性非行の問題は、今後虐待児道の処遇を考えるにあたって欠かすことのできない視点であろう。 

備考(Remarks)  平成17年度社会安全研究財団補助金調査研究事業(研究代表者:町野朔教授)
 水留は研究協力者として研究に参加した。報告書における水留の分担部分は「大阪府の児童虐待対応--大阪府中央子ども家庭センター、大阪府立修徳学院」(pp. 99-120、ただし、町野教授との共同執筆)である。 

2002  医療刑務所の現状--北九州医療刑務所・岡崎医療刑務所  寄稿  共著 
日本精神病院協会雑誌  , 創造出版  , 22/3  , pp. 67-77  , 2003/3   

概要(Abstract)  平成13年度、14年度科学研究費補助金による共同研究「刑事司法と精神医療--刑罰、医療、保安処分」における調査を報告したものである。
 わが国には、自由刑の執行中や未決勾留中に、医療上の理由から、これらの施設での処遇に耐え得なくなった者を収容する「医療刑務所」のうち、精神障害受刑者(法務省の処遇分類級にいうM級受刑者)等を専門に処遇する、北九州医療刑務所及び岡崎医療刑務所を訪問した。
 調査を通じて、これらの医療刑務所は、その建前--医療によって行刑に復帰させること--に必ずしもこだわらず、精神障害を有する受刑者の刑期が終わるまでのケアに携わっていることが窺われた。他方で、行刑諸規則の枠組内で処遇を行わなければならないことが、治療上の大きな制約をもたらしうることが明らかとなった(監獄法当時の調査であり、刑事収容施設法の施行以後にどのような変化があるかについては、再度調査の必要があろう)。 

備考(Remarks)  町野朔教授との共著。その後、町野朔・中谷陽二・山本輝之編・触法精神障害者の処遇(信山社、初版2005年)に収録された。 

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