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著書
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20 件中 1 - 10 件目

年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2023  中国のリアル  共著   
晃洋書房  , 未設定  , 205p.  , 2023/04/20   

概要(Abstract) 本書において第6章「多民族国家中国の社会構造と民族問題(pp.84-96.(13p))を執筆し、人口面や民族自治地方の特徴を踏まえながら多民族国家中国の社会構造を明らかにしたうえで、政治学や国際関係の視点から、中国共産党一党支配体制における民族政策と民族問題について、その現状と今後の行方について論じた。本書は執筆者の既存研究に最新のデータを加えた内容で、教科書としての役割も期待される内容となっている。 

備考(Remarks)  

2022  中国共産党の統治と基層幹部  共著   
慶應義塾大学出版会  , 未設定  , 2023/03/31   

概要(Abstract) 本書において第9章「新疆ウイグル自治区「訪恵聚」活動にみる基層幹部の動態分析(pp.271-293.(23p))を執筆した2014年2月に新疆ウイグル自治区で始められた「訪民情、恵民生、聚民心(人々の状況を伺い、人々の暮らしに利益をもたらし、人々の心を一つにする) 」活動を事例に取り上げて、現在の中国における基層幹部の動態を明らかにした。
 建国以来中国では、工作隊(工作組)を基層レベルに派遣して国家統合を推進する政治手法が採用され続けている。今日の工作隊は、1950年代ないし60年代のように国家建設を強力に推進した時期の工作隊とは、活動目的が異なってきている。しかしながら、中国政府にとって新疆ウイグル自治区やチベット自治区といった少数民族地域は、建国以来今日まで分離独立運動など民族問題への対応を喫緊の課題としてきており、国家建設の途上にある地域として様々な政策が講じられている。21世紀を迎えた今日においても、これら少数民族地域に派遣される工作隊は、1950年代の工作隊が担ったような国家建設という目的を担い続けているといえる。このような問題意識のもと、本論文では2014年2月以降に新疆ウイグル自治区で展開されている「訪恵聚」活動に焦点をあてて、この考察をすすめた。 

備考(Remarks)  

2020  よくわかる現代中国政治  共著   
ミネルヴァ書房  , A4  , 238p.  , 2020/04/14   

概要(Abstract) 本書において、中国・胡錦濤政権期における「少数民族地域の不安定化」について執筆した。改革開放時代の1984年に制定された民族区域自治法は、少数民族に対する計画出産の弾力的運用や大学入試での優遇などを謳い、政治面でも民族自治の観点から、自治区主席、自治州州長、自治県県長といった行政機関のトップリーダーに当地の主たる少数民族をあてることを定めていた。しかし、実質的な政治権力を握る党書記については少数民族を優遇する規定はなく、チベット自治区や新疆ウイグル自治区など五つの自治区すべてで漢族が党書記を担当している。少数民族にとって、中国共産党による一党支配体制とは漢族が政治権力を独占するガバナンスでもある。また経済発展に伴って、チベット自治区は鉄道で内地と結ばれ、新疆ウイグル自治区では石油開発がさらに進むなど、自治区への漢族の流入と漢族主導の経済開発が進んだ。少数民族の間には法で定められた民族自治が形骸化しているとの不満があり、胡錦濤政権期において不満を爆発させたのが、チベットとウイグルであった。チベットやウイグルの不安定化には多くの要因があるが、ガバナンスという観点からすれば、少数民族の意見や不満を集約する機能が中国政治に欠けている点が指摘できる。一党独裁体制の中で、少数民族の意見を吸い上げ、それを政策としてフィードバックするためのガバナンス構築が必要である。
 

備考(Remarks)  

2018  『「1968」年再訪 「時代の転換期」の解剖』  共著   
行路社  , A5  , 327p.  , 2018/10/05   

概要(Abstract)  本書において第10章「中国文化大革命における理想と現実」(pp.189-206.(18p))を執筆した。1968年あるいはそれも含めた1960年代全体を「時代の転換期」という視点から再考しようとする場合、中国政治の文脈でそのもっとも中心的な位置を占めるのは、なんといっても「プロレタリア文化大革命」である。1968年の世界的な変動のなかで、西側諸国の学生運動などでも毛沢東の肖像画が賞賛的に掲げられるなど、世界の社会運動にあたえた影響も大きかった。1966年から1976年まで展開された文化大革命は、「混乱の10年」と一言で総括されることが多い。しかし、もし文化大革命が単なる「混乱の10年」であったとしたら、文化大革命を時代の転換期と捉えることはむずかしいだろう。文化大革命の期間にも、組織や制度が破壊されただけではなく、現在の中国政治を分析するうえで重要な機能を果たす制度が生み出されているケースもあり、文化大革命は単に「混乱の10年」の一言で総括できるものではない。本論文では、中国における1968年および1960年代が時代の転換期であるとすればそれはどのような意味においてそう言えるのかについて、1949年の中華人民共和国建国からの前史を視野にいれながら検討を進めた。 

備考(Remarks)  

2015  人文・社会科学のための研究倫理ガイドブック  共著   
慶應義塾大学出版会  , 未設定  , pp.217-221  , 2015/10/30   

概要(Abstract) 「地域研究における非民主主義体制研究と研究倫理」を執筆 

備考(Remarks)  

2015  地図で読む 世界史  共著   
実務教育出版  , 未設定  , 2015/07/05   

概要(Abstract) 「多民族国家 中華人民共和国」を執筆 

備考(Remarks)  

2014  変容する中国・国家発展改革委員会 機能と影響に関する実証分析  共著   
未設定  , 2015/02/20   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2013  現代中国政治外交の原点  共著   
慶應義塾大学出版会  , 未設定  , 406 p.  , 2013/10/18   

概要(Abstract) 同書のなかで「「自治」をめぐる民族紛争-民族区域自治制度の制定と展開」、pp.207-225.(19p.)を執筆した。

 

備考(Remarks)  

2013  東アジア分断国家 中台・南北朝鮮の共生は可能か  共著   
原書房  , 未設定  , 235 p.  , 2013/05   

概要(Abstract) 本書第1章「「共生」概念の検討-現代東アジア研究への視座-」、pp.1-24.(24p.)を執筆。 

備考(Remarks)  

2013  中国がつくる国際秩序  共著   
ミネルヴァ書房  , 未設定  , 254 p.  , 2013/05   

概要(Abstract) 同書において、「中国のナショナリズムと民族問題」119-137.を執筆した。 

備考(Remarks)  

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