研究者詳細

学術論文
分割表示   全件表示 >>

31 件中 21 - 30 件目

年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2008  処罰と正常性:例外状態のなかの司法と犯罪統制  単著   
『現代思想』  , 青土社  , 第36巻第13号  , pp.142-160  , 2008/10   

概要(Abstract) 本論考では、19世紀末における近代刑法の転換が、ミシェル・フーコーの言う「正常化権力」の出現を典型的に表すものであることを示そうとした。この時期には、古典的な応報刑に代わり、犯罪者を「正常」となるように矯正する教育刑が主流となる。法学的な正/不正の判断が心理学者などによる正常/異常の診断に取って代わられるこうした事態は、法権利や司法権力の地位を根本的に変えるものであったことを明らかにした。 

備考(Remarks)  

2008  リベラリズム、ユダヤ人、古代人:レオ・シュトラウスにおける啓示の二義性  単著   
『思想』  , 岩波書店  , No.1014  , pp.57-77  , 2008/10   

概要(Abstract) 本論考が対象としたのは、前期のドイツ時代のレオ・シュトラウスにおける理論的展開である。彼は政治的リベラリズムがユダヤ人問題の解決に無力であることを批判し、当初は政治的シオニズム運動に向かうが、最終的には古代ギリシア政治哲学へと回帰していく。この論考では、彼のリベラリズム批判の理論的基礎が、いかにユダヤ的な啓示哲学とギリシア的な合理主義哲学とのあいだで揺れ動いているかを示した。 

備考(Remarks)  

2006  国際連盟とヨーロッパ秩序:カール・シュミットの連邦理念  単著   
『UTCP研究論集』  , 東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」  , 第10号  , pp.95-112  , 2007/03   

概要(Abstract) 本論考では検討したのは、両大戦間期のシュミットの「連邦」理念である。第一次大戦後の普遍主義的な国際法制の進展に寄与したジュネーヴ国際連盟(Völkerbund)を彼が批判したのは、単純な国家中心的ナショナリズムの立場からではなく、それが彼の理想とする国際法秩序(「真の連邦(Bund)」)にそぐわなかったからである。この論考では、ヨーロッパ秩序として構想されたこの「真の連邦」の内実を明らかにした。 

備考(Remarks)  

2006  ユダヤ‐ドイツ的ナショナリズムと国際連盟理念:ヘルマン・コーエンの政治思想  単著   
『社会思想史研究』  , 社会思想史学会  , 第30号  , pp.149−164  , 2006/09   

概要(Abstract) 本論考では、新カント派哲学者へルマン・コーエンが第一次大戦時に展開した正戦論を検討し、そこに見られる世界市民主義とナショナリズムの結合の理論的背景を解明した。カントの普遍主義に依拠しつつ、諸民族の同権的共存を可能にする「倫理的社会主義国家」や「諸国家連盟」を構想したコーエンだったが、その実現をユダヤ‐ドイツの伝統に託すことで、ドイツの戦争を普遍的理念の実現のための正戦とみなすに至ったのである。 

備考(Remarks)  

2006  歴史の終焉と政治の変容:冷戦下のカール・シュミット・サークルにおける世界内戦論  単著   
『現代思想』  , 青土社  , 第34巻第7号  , pp.160-173  , 2006/06   

概要(Abstract) 本論考では、東西冷戦期のシュミットによる「世界内戦」論を追究した。彼は米ソ両大国の東西対立を古典的な国家間戦争とは根本的に異質な戦争とみなし、それを産業‐技術的な世界観の普遍支配によって具体的な場所に根ざした法秩序(「ノモス」)が破壊される「世界内戦」であると特徴づけた。脱政治化と中立化のイデオロギーがかえって最悪の敵対をもたらすというこのシュミットの議論のアクチュアリティを、この論考で検討した。 

備考(Remarks)  

2005  主権国家と普遍主義のはざまの国際法:カール・シュミットの広域秩序構想とその挫折(1939-45)  単著   
『UTCP研究論集』  , 東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」  , 第5号  , pp.60-79  , 2006/03   

概要(Abstract) 本論考で検討したのは、第二次大戦中のカール・シュミットの「広域」理論である。この時期の彼は、近代国際法の基礎であった主権国家体制がもはや限界に来ていると考え、それに代わって「広域」という国際秩序を構想した。そして、第一次大戦後に進展した国際法の普遍主義的法制化に反発して提起されたこの構想では、域外列強の普遍主義的干渉を退けうるようなヨーロッパ・アイデンティティの防衛が意図されていたことを示した。 

備考(Remarks)  

2005  実存哲学から政治へ:フランツ・ローゼンツヴァイクにおけるユダヤ性の実践的意味  単著   
『哲学・科学史論叢』  , 東京大学教養学部哲学・科学史部会  , 第8号  , pp.23−46  , 2006/01   

概要(Abstract) 本論考では、第一次大戦中、ドイツにヘーゲル的な世界史的民族としての使命を割り当てて、ナショナリズム的な正戦論を展開したローゼンツヴァイクが、戦後はむしろ、そのように自らの普遍性を主張するナショナリズムとキリスト教とがもたらす帝国主義的な帰結を批判するようになったことを示した。そしてこの背景をなしているのは、ヘーゲル主義から離反してユダヤ哲学へ向かうという彼の理論的転向であったことを解明した。 

備考(Remarks)  

2004  現実政治から帝国主義へ:前期のフランツ・ローゼンツヴァイクにおける世俗化論と世界史観  単著   
『UTCP研究論集』  , 東京大学21世紀COE「共生のための国際哲学交流センター」  , 第3号  , pp.5−16  , 2005/03   

概要(Abstract) 本論考で試みたのは、ユダヤ人哲学者フランツ・ローゼンツヴァイクが第一次大戦の時期に行なった国際政治についての考察の哲学的・神学的基礎を究明することである。つまり、彼は国民国家理念に基づく「現実政治」というマイネッケの思想をヘーゲル主義的な世界史の観点から批判し、第一次大戦のうちに国民国家を超えてしまうような帝国主義の理念を、さらにはキリスト教的な普遍的支配要求の現れを見ていたことを明らかにした。 

備考(Remarks)  

2004  規範の法と例外の法:カント民主主義論のラディカルな再構成のために  単著   
『政治思想研究』  , 政治思想学会  , 第4号  , pp.121−139  , 2004/05   

概要(Abstract) 本論考では、主権の絶対性を主張して抵抗権を否認したカントに、実はラディカルな抵抗の民主主義の可能性があることを、彼の宗教論における「悪」の問題の検討を通じて明らかにした。つまり、カントはそのなかで定言命法のうちに普遍化可能性という倫理的要求を超える例外性の契機が内在していることを認めたのであり、ここから、普遍的合意を目指すハーバーマス的公共性にとどまらない批判的公共性の理論を取り出すことができる。 

備考(Remarks)  

2000  自然史とその運命  単著   
『相関社会科学』  , 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻  , 第10号  , pp.2-20  , 2001/03   

概要(Abstract) 本論考では、ゲオルク・ルカーチとテオドーア・アドルノにおけるマルクス主義的唯物論についての理解の違いを解明した。ルカーチにとって重要だったのは、歴史の主体として想定されるプロレタリアートの革命的実践にほかならなかったが、アドルノはそうしたヘーゲル主義的な観念論的主体性を批判し、マルクスの「自然史」概念から示唆を得るかたちで、主体なき歴史過程における変革の実践を構想していたことを明らかにした。 

備考(Remarks)  

Page: [<<PREV] [1] [2] [3] [4] [NEXT>>]