研究者詳細

研究助成
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6 件中 1 - 6 件目

年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2016  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  日本人スペイン語学習者のスペイン語イントネーションに関する実験音声学的研究 
    124,000円 

研究内容(Research Content)  本研究では、筆者自身が行ってきたこれまでの研究における分析を受け、日本人スペイン語学習者の発話における韻律上の問題点を、スペイン語母語話者の発話と比較しながら、実験音声学的に観察することを目的としている。今回は特に日本人スペイン語学習者の無強勢語の発音における問題点を中心的テーマとして取り上げた。
 数名のネイティブスピーカーおよび日本人スペイン語学習者に文リストを読ませて音声サンプルを収集し、その中に含まれる無強勢語・無強勢音節の連続部分を音声分析用ソフトウェアを用いて分析した。
 その結果、ネイティブスピーカーは当該部分を比較的平板な音調で発音しているのに対し、日本人スペイン語学習者は音調の上下が大きくなる傾向が見られた。また、スペイン語圏での滞在期間が長い学習者は、そうでない学習者に比べ、ネイティブスピーカーに近い特徴を持つのではないかと推測される結果が得られた。今後、分析対象を増やし、このような傾向が一般的に見られるかどうかを検証したいと考える。 

備考(Remarks)  

2016  共同研究  ヨーロッパ言語共通参照枠の現状と今後-初習外国語を中心に- 
代表    900,000円 

研究内容(Research Content) 本研究は、昨年度に引き続き、近年注目を浴びている「ヨーロッパ言語共通参照枠」について、スペイン語・フランス語・ドイツ語を中心に、欧州におけるその現状と今後、日本におけるその受容・現状・今後、教育現場でのその受容・現状・今後を、言語学的・言語教育的・社会言語学視点から分析・考察しようとするものである。 

備考(Remarks) 南山大学地域研究センター共同研究(研究代表者:泉水浩隆) 

2015  共同研究  ヨーロッパ言語共通参照枠の現状と今後-初修外国語を中心に- 
代表    900,000円 

研究内容(Research Content) 本研究は、近年注目を浴びている「ヨーロッパ言語共通参照枠」について、スペイン語・フランス語・ドイツ語を中心に、欧州におけるその現状と今後、日本におけるその受容・現状・今後、教育現場でのその受容・現状・今後を、言語学的・言語教育的・社会言語学視点から分析・考察しようとするものである。 

備考(Remarks) 南山大学地域研究センター共同研究(研究代表者:泉水浩隆) 

2013  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  日本人学習者のスペイン語疑問文イントネーションの発話に関する実験音声学的研究 
    174,000円 

研究内容(Research Content)  本研究では、2011年度および2012年度「パッヘ研究奨励金Ⅰ-A-2」で扱った日本人スペイン語学習者のイントネーションの知覚に関する問題とその分析を受け、日本人スペイン語学習者の発話におけるイントネーションの問題点を、スペイン語母語話者の発話と比較しながら、実験音声学的に観察することを目的としている。
 数名のネイティブスピーカーに対し、日本人スペイン語学習者の発話にどのような音声的問題が存在すると感じているかに関する自由記述のアンケートを行って今後の研究への示唆を得ると同時に、日本人スペイン語学習者から音声サンプルを収集し、無強勢語を含む平叙文や疑問文をどのように発音しているかを音声分析用ソフトウェアを用いて分析した。
 その結果、日本人スペイン語学習者の発話においては、ネイティブスピーカーと比較して、(1) 疑問文末のピッチの上がり方が遅い、(2) 最初のピッチの頂点が早く現れる、(3) 疑問文のピッチレンジが狭い、(4) 無強勢語が連続する場合、その部分において、ネイティブスピーカーの発話には見られない、上がって下がるピッチパターンが観察される、などの特徴があることが分かった。ただし、今回の分析はあくまでもいくつかのケースを見たに過ぎないので、このような傾向が一般的に見られるかどうかを検証するのは今後の課題としたい。 

備考(Remarks)  

2012  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  スペイン語平叙文および疑問文イントネーションの知覚に関する実験音声学的研究 
    300,000円 

研究内容(Research Content)  本研究では、2011年度「パッヘ研究奨励金Ⅰ-A-2」で扱った日本人スペイン語学習者のイントネーションに知覚に関する問題を、今度はスペイン語母語話者との比較を念頭に置いて、同様の視点から、実験音声学的に分析することを目的とした。今回も引き続き、2011年度の実験の際に用いた ① 平叙文、② 上昇調疑問文、③ 下降調疑問文、④ 句末の4つのパターンを基に作成した刺激音を使用し、既に手元にある日本人学習者の実験データとスペイン語母語話者による実験データを比較し、どのパターンの認識に困難が生ずるか、日本人学習者とスペイン語母語話者の知覚・認識の程度に差異があるかどうか、あるとすればどのような点に差異が観察されるかを検討したいと考えた。
 知覚実験では、上記の4つのパターンを含む刺激を、(a) 特に加工を施さない場合、(b) 韻律的情報のみを残すように音声分析用ソフトウェアで加工して聞かせた場合、(c) 文頭・文中・文末のいずれかの部分をホワイトノイズで聞こえないよう音声分析用ソフトウェアで加工して聞かせた場合の3条件を用意し、各ケースでどのような反応が見られるか分析した。
 その結果、(1) 日本人学習者・スペイン語母語話者、いずれも、上記 (a), (b) の条件下では、平叙文、上昇調疑問文に対する正答率は高い、(2) しかし、下降調疑問文と句末の正答率は、スペイン語母語話者に比べ、日本人学習者は低くなる、(3) 日本人被験者は、文のタイプを判断するのにほぼ文末の動きのみをキューとして用いている一方、スペイン語母語話者は、まず文末の動きをキューとして用い、次にそれ以外の情報源をキューとして用いているのではないかということを示唆する結果が得られた。
 

備考(Remarks)  

2011  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  日本人学習者のスペイン語イントネーションに関する実験音声学的研究-知覚を中心に- 
    400,000円 

研究内容(Research Content)  本研究では、日本人スペイン語学習者のイントネーションに関する問題を、特に知覚の面に焦点をあてて、実験音声学的に分析することを目的とした。特に今回は① 平叙文、② 上昇調疑問文、③ 下降調疑問文、④ 句末の4つのパターンを用いて刺激音を作成し、日本人学習者がこれらのパターンをどの程度知覚・認識できるかを実験的に検証した上で、どのパターンの認識に困難が生ずるか、また、スペイン語学習歴と知覚・認識の程度に関連があるかどうかを調査したいと考えた。
 この調査のため、スペイン語を専攻言語として学ぶ76名の日本人学生に対して知覚実験を行った。実験では、上記の4つのパターンを含む刺激を、(a) 特に加工を施さない場合、(b) 韻律的情報のみを残すように音声分析用ソフトウェアで加工して聞かせた場合、(c) 文頭・文中・文末のいずれかの部分をホワイトノイズで聞こえないよう音声分析用ソフトウェアで加工して聞かせた場合の3条件を用意し、各ケースでどのような反応が見られるか分析した。
 その結果、(1) (a), (b) いずれの条件下でも平叙文、上昇調疑問文に対する正答率は高い、(2) しかし、下降調疑問文と句末の正答率はそれに比べ低くなる、(3) 日本人被験者は、文のタイプを判断するのにほぼ文末の動きのみをキューとして用いており、この点がスペイン人ネイティブスピーカーと異なる、(4) スペイン語学習歴と上記のパターンの知覚・認識の程度に明らかな関連は見られないということを示唆する結果が得られた。
 今後の課題として、より細かい統計分析を行うこと、他のイントネーションパターンではどのような傾向が見られるか検証を続けること、日本人学習者の知覚とネイティブスピーカーによるそれとの差異をさらに詳しく観察することなどがあろう。 

備考(Remarks)  

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