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学術論文
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年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2018  Medical Knowledge of Dental Disease and Treatment before the National Health Insurance Scheme in Britain  単著   
南山経済研究  , 南山大学経済学会  , 第33巻第3号  , pp. 353-361  , 2019/03/31   

概要(Abstract) The purpose of this research is to clarify medical knowledge of dental disease and treatment in Britain before the introduction of the National Health Insurance scheme, that is, before 1911. The most serious issue was the high rate of children's dental disease, and many dentists and researchers examined children's dental condition. The causes of dental disease were considered to be bacterial infection, malnutrition and so on. Dentistry subsequently advanced to cover bacteriology and nutrition. 

備考(Remarks)  

2018  イギリス国立公文書館の開放性・柔軟性・国際性について―歴史的背景と現在の取り組みを手掛かりに  単著   
アルケイア―記録・情報・歴史―  , 南山アーカイブズ  , 第13号  , pp. 57-75  , 2018/11/30   

概要(Abstract) 本稿の目的は、イギリス国立公文書館について、設立の経緯、所蔵文書の内容、文書管理の方法、永久保存する文書の選択プロセス等を分析することにより、その基本的性質を明らかにすることにある。そして、分析の結果明らかになった同館の性質としてまず目を引くのは、その開放性と柔軟性である。同館には、世界中から歴史家・研究者が集まり、日々史料調査が営まれているが、所蔵文書に関しては、基本的に誰でも自由に利用することができる。そして、こうした開放性は、イギリスのアーカイヴにおいて、歴史的に古くから見られた性質であった。さらに、テクノロジーの進歩や、利用者の新たな要望を迅速に取り込み、絶えず利便性・効率性の向上が図られてきただけでなく、文書の積極的利用を促進するための独自の取り組みを加速させており、時代の変化に即応する柔軟性を有している。また、同館が所蔵する史料群には、旧植民地やコモンウェルスを中心に、イギリス以外の国や地域に関する文書も数多く含まれており、イギリスの帝国たる側面をうかがわせつつ、その国際性を示しているのである。 

備考(Remarks)  

2017  The economic situation and National Health Insurance in Nottinghamshire in the interwar years: overview of a new coalfield  単著   
南山経済研究  , 南山大学経済学会  , 第32巻第3号  , pp. 269-288  , 2018/03/31   

概要(Abstract) This article examines the relationship between economic situation and the administration of the National Health Insurance (NHI) in Nottinghamshire. In the interwar years Nottinghamshire was representative of new coalfields with unique economic characteristics. Modern collieries had better productivity, safety, and wages than old ones. Furthermore, there was sustainable development in various other industries, which contributed to the economy of Nottinghamshire. This provided inhabitants of Nottinghamshire, including coal miners, with better housing conditions, than in the old coalfields. Miners from older coalfields moved to newer ones such as Nottinghamshire in search of better wages and labour conditions. However, this increased the complexity of NHI administration. 

備考(Remarks) ※公益財団法人日東学術振興財団の助成による研究成果 

2015  両大戦間期イギリスにおける国民健康保険制度と炭鉱労働者―炭鉱労働者認可組合の分析を中心に  単著   
南山経済研究  , 南山大学経済学会  , 第30巻第2号  , pp.71-92  , 2015/10/31   

概要(Abstract)  イギリス国民健康保険制度(1911~46年)は、疾病給付(罹患時に支給される現金給付)を柱とした制度であり、認可組合と呼ばれる民間組織が各々財政的に独立した形で自治的運営を行うという点に大きな特徴があった。そして、財政的な独立性により、主に罹患リスクの高さの差異によって給付内容に格差が生じており、危険職種である炭鉱労働者によって組織された認可組合は、とりわけ不利な状況にあった。
 ただし、炭鉱労働者認可組合の中でも、非炭鉱労働者を受け容れるのか否かといった運営方針や、財政的独立性を解消して単一の基金のもとでプーリング機能を保証していくべきか否かといった制度そのものに対する考え方の点で、大きな隔たりがあった。そして今後の研究では、こうした相違の含意を、実態分析を通じて、いっそう明らかにしていかなければならない。 

備考(Remarks) ※「2014年度パッヘ研究奨励金I-A-2」(Nanzan University Pache Research Subsidy I-A-2 for the 2014 academic year)による研究成果 

2014  ヨハネス・ヒルシュマイヤー「貿易摩擦、行革、資本主義の危機ー日本の役割」翻訳と解説  単著   
アルケイア―記録・情報・歴史ー  , 南山アーカイブズ  , 第9号  , pp. 139-156  , 2015/03/16   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  Johannes Hirschmeier, 'Boeki Masatsu, Gyokaku and the Crisis of Capitalism: The Role of Japan'に関する、翻訳および解説。
 原著は、『南山学園史料集10 ヨハネス・ヒルシュマイヤー著作集 教育論』南山アーカイブズ、2015年に収録。 

2013  両大戦間期イギリス国民健康保険制度における認可組合自治と被保険者選択  単著   
南山経済研究  , 南山大学経済学会  , 第28巻第3号  , pp.245-264  , 2014/03/31   

概要(Abstract)  イギリス国民健康保険制度(1911~46年)の運営体制である認可組合制度とは、国民健康保険の運営実務機関として認可された各種の民間組織、すなわち認可組合が、そこに加入する被保険者自身による自治を以て保険運営を遂行していくことを理想とした制度であった。ただし研究史においては、自治の形骸化や、運営面における官僚主義化が指弾されており、こうした解釈に反駁する議論も(本稿筆者による過去の研究も含めて)、十分な実証的根拠を提示することはできなかった。このような背景を踏まえて本稿では、認可組合制度について、主に①認可組合自治のあり方、②認可組合と被保険者の関係という観点から改めて詳細に分析し、以下の事実を明らかにした。
 各認可組合は、自治の実態、自治に対する考え方、運営実務の実態、運営実務に対する考え方、国民健康保険制度そのものに対する考え方において、有意な相違を見せた。そしてこうした相違には、各組合の19世紀における民間組織としてのあり方やその成り立ちの違いが極めて濃厚に反映されていた。すなわちイギリス国民健康保険制度(1911~46年)とは、各民間組織が19世紀以来保持してきた独自性の発露される場でもあったのであり、既存研究で描かれてきたような自治の形骸化や官僚主義化といったイメージだけでは語りえない、歴史的経路依存性に基づく多面性・重層性を有していたのである。 

備考(Remarks) ※「2013年度パッヘ研究奨励金I-A-1」(Nanzan University Pache Research Subsidy I-A-1 for the 2013 academic year)による研究成果 

2012  両大戦間期イギリスにおける労働と福祉について―国民健康保険制度の運営実態分析を中心に  単著   
経済科学  , 名古屋大学大学院経済学研究科  , 第60巻第3号  , pp. 181-198  , 2013/03/31   

概要(Abstract)  イギリスにおける国民健康保険制度(1911~48年)は,その運営方式に大きな特徴があった。すなわち,拠出と給付を管理運営するのは政府組織ではなく,認可組合と呼ばれる民間組織であり,被保険者自身による自治が期待されていた。しかし全体的に見ると自治が有効に機能していなかったこともあり,この認可組合を通じた運営は,同時代を生きたG・ギボン卿からも「非政府的官僚制」と揶揄された。また国民健康保険制度そのものも,その給付の不十分さゆえに批判が絶えなかった。
 しかし国民健康保険制度は,その給付の不十分さと引き換えに常に財政黒字を維持してきた。そしてこの国保基金は,第一次大戦後の不況地帯における高失業やゼネストにより生じた社会的コストを,目的外使用という形ではあったものの,部分的に引き受けることができた。すなわち国民健康保険制度は,健康保険分野における給付こそ不十分ではあったが,それゆえに戦間期の危機的状況の中で,緩衝帯として一定の役割を果たすことができるだけの資金的余裕と柔軟性を持ちえたのである。
 さらに,各認可組合の自治に対する考え方には大きな開きがあった。既存研究で指摘されてきた通り簡易生命保険会社は確かに自治に全く関心を持っていなかったが,支部連合型友愛組合は自治に強い関心を持っていた。また支部連合型友愛組合の間でも支部の独立性に違いがあるなど,少なくとも「官僚主義的」との一言では表現しえない程に国民健康保険運営のあり方は様々であり,被保険者の多様な嗜好にも一定程度応えうるだけの多様性を持っていたのである。 

備考(Remarks)  

2009  ベヴァリッジによる「自由社会のための計画化」の変容―「友愛組合活用論」から「ヴォランタリー活動促進論」へ―  単著   
社会経済史学  , 社会経済史学会  , 第75巻第6号  , pp. 25-45  , 2010/03/31   

概要(Abstract)  1940年代における社会政策をめぐる対立の基本的構図は,「計画化」を志向する労働党およびベヴァリッジが,「計画化」に消極的なチャーチル率いる保守党に対抗するという形で描かれてきた。しかし労働党とベヴァリッジもまた「ベヴァリッジ・プラン」の解釈をめぐって対立関係にあり,前者は中央集権的な国家福祉の拡充を重視した「福祉国家のための計画化」を,後者は国家活動とヴォランタリー活動の協調関係を重視した「自由社会のための計画化」を企図し,戦後は前者が主流の地位を得た。こうした中でベヴァリッジは,友愛組合を国家福祉の枠組みの中で活用するという当初の構想から,友愛組合を含めたヴォランタリー活動全般を促進するという構想へと,自らの「計画化」を変容させていった。この変容過程は,彼が友愛組合の限界を強く意識し,それを克服すべく試行錯誤していく過程であった。すなわち彼は,ヴォランタリー活動を無条件に肯定していたのではなく,むしろその活動の具体的な問題性を自ら掘り起こすとともに解決策を模索していたのであり,ここに自由主義的介入を旨とする彼の議論の独自性が見出されるのである。 

備考(Remarks) ※査読あり 

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