研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
榎本 雅記 ( エノモト マサキ , ENOMOTO Masaki )
所属
Organization
法務研究科法務専攻(専門職学位課程)
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

刑事手続法

学会活動
Academic societies

日本刑法学会

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (16)
著書数 books (2)
学術論文数 articles (14)

出身学校
学校名
Univ.
卒業年月(日)
Date of Graduation
卒業区分
Graduation
   Classification2
神戸大学法学部法律学科 1997年03月  卒業 
神戸大学教育学部初等教育学科 1994年03月  卒業 
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出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
神戸大学大学院法学研究科公法専攻 博士後期課程  2003年03月  修了 
神戸大学大学院法学研究科公法専攻 博士前期課程  1999年03月  修了 
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取得学位
   
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 博士(法学)    神戸大学大学院  2003年03月 
修士 修士(法学)    神戸大学大学院  1999年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  日米比較刑事手続法・証拠法 

概要(Abstract) アメリカ合衆国刑事手続法、証拠法を比較法対象として、現行日本法の現状分析、法運用の改善、新たな制度導入の可能性等について検討する。 

短期研究  刑事免責制度、司法取引制度 

概要(Abstract) 刑事免責制度、司法取引制度に関して、理論上および運用上の問題点を検討する。 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2022  世界諸地域における社会的課題と制度改革  共著   
三修社  , 未設定  , 2023/03/31   

概要(Abstract) 本書は、南山大学地域研究センターによる共同研究「欧米亜諸国・諸地域における近時の社会制度改革に関する研究」の成果として、発刊された。世界に存在する様々な課題を、法学、政治学、福祉学、国際政治学等の観点から、析出・分析し、解決への手がかりを探る内容となっている。

本人執筆部分
同書第4章「アメリカ合衆国刑事司法における人種・民族格差問題――司法取引を中心に――」(pp.87-103)
アメリカ合衆国の刑事司法における刑事手続のさまざまな段階、たとえば身体捜検、逮捕、量刑段階において、黒人が不利益な扱いを受けてきたことがこれまでの研究で明らかにされているところ、近時差別解消に向けて、特に司法取引における格差に着目する調査が行われるようになってきた点に焦点をあて、合衆国における司法取引を概観するとともに、司法取引における格差問題に取り組んだ近時の論稿を紹介し、格差問題解消のための議論の現在地を示す試みである。 

備考(Remarks)  

2012  判例講義刑事訴訟法  共著   
悠々社  , その他  , 2012/04   

概要(Abstract) 刑事訴訟法分野に関する重要判例を取り上げ、論点、事実の要約、裁判の流れ、判旨とともに、解説として判例の法理、判例を読むという各項目をたてて執筆された判例教材。
AB版 全234頁
編者:平良木登規男・椎橋隆幸・加藤克佳
共著者:宇藤崇、榎本雅記、加藤克佳、黒澤睦、小池信太郎、椎橋隆幸、洲見光男、清水真、関正晴、髙倉新喜、滝沢誠、多田辰也、田中優企、檀上弘文、辻本典央、長井圓、中島宏、成田秀樹、平良木登規男、フィリップ・オステン、松田岳士、緑大輔、安井哲章、柳川重規

本人担当部分:自白に関する6項目「手錠をかけたままの取調べと自白」「違法な取調べによる自白」「取り調べ手続の違法と自白」「接見制限と自白」「証拠能力のない自白に基づく派生証拠」「反復自白」(p.167, p.172~177)を単著。
 

備考(Remarks)  

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2024  弁護側証人刑事免責論の展開――アメリカ合衆国での議論を中心に  単著   
『刑事司法の理論と実践 渡辺修先生古稀祝賀論文集』  , 現代人文社  , 202-218  , 2024/05/31   

概要(Abstract) 弁護側証人刑事免責に関する近時のアメリカ合衆国における判例・論稿の紹介をし、わが国への導入に向けての一試論を展開したもの。 

備考(Remarks)  

2019  刑事免責と証人審問権  単著   
法律時報  , 日本評論社  , 92/3  , pp.33-39  , 2020/03/01   

概要(Abstract) 第1回公判期日前の証人尋問における刑事免責利用の可否について、立法過程における議論、利用否定説の論拠を検討するとともに、証人審問権の位置づけと伝聞法則との関係にさかのぼり考察することによって、問題の所在を明らかにし、解釈論としては公判期日前の証人尋問において刑事免責を利用することは可能とせざるを得ないものの、実務上これを利用するには、新たな立法措置を検討することが望ましいと論じたもの。 

備考(Remarks)  

2016  刑事免責に基づく証言強制制度  単著   
刑法雑誌  , 日本刑法学会  , 55/2  , pp. 238-252  , 2016/02   

概要(Abstract) 刑事免責制度に関して、アメリカ合衆国における判例・学説の展開、実務の運用の紹介をふまえて、わが国への導入について検討し、新立法案のもつ問題点を指摘した。 

備考(Remarks)  

2014  日本の警察官職務執行法  単著   
真理財經法學  , 真理大學法律學系出版  , 13  , pp. 97-112  , 2014/09   

概要(Abstract) 台湾真理大学および髙雄大学での講演を基に、日本の警察官職務執行法の現状と判例、重要問題等について解説した。 

備考(Remarks)  

2013  新たな捜査方法―供述や客観的証拠の広範な収集  単著   
季刊刑事弁護  , 現代人文社  , 75  , pp. 28-33  , 2013/07   

概要(Abstract) 新時代の刑事司法制度を検討する特集の一論文として、新たな捜査方法、とりわけ法制審基本構想で取り上げられている捜査手法(刑の減免、協議・合意、刑事免責、拡大通信傍受、会話傍受等)に焦点をあて、その導入の当否について検討した。

 

備考(Remarks)  

2012  刑事免責に基づく証言強制制度(6・完)  単著   
名城法学  , 名城大学法学会  , 62/2  , pp. 29-51  , 2012/10   

概要(Abstract) わが国への刑事免責制度導入の可否について、立法論を展開し、その問題点を検討した。

 

備考(Remarks)  

2012  刑事免責に基づく証言強制制度(5)  単著   
名城法学  , 名城大学法学会  , 62/1  , pp. 31-58  , 2012/08   

概要(Abstract) わが国への刑事免責制度導入の可否について、その憲法適合性、現行法上での適法性を検討した。 

備考(Remarks)  

2012  違法収集証拠排除論の再構成・試論  単著   
三井誠先生古稀祝賀論文集  , 有斐閣  , pp. 683-702  , 2012/01   

概要(Abstract) 違法収集証拠排除論について、これまでの枠組みに加え、証拠収集主体について私人収集、被告人側収集の証拠を、証拠提出主体として被告人提出を加え、それらを統一的に理論構成しようとの提唱をした。

 

備考(Remarks)  

2007  過失態様の変化と訴因変更の要否に関する一考察  単著   
名城法学  , 名城大学法学会  , 56/3  , pp. 1-24  , 2007/02   

概要(Abstract) 過失犯における過失態様の変化にともなう訴因変更の要否に関するこれまでの判例・学説の展開を整理した上で、過失犯を不作為犯的要素の強いものとそうでないものに区分けし、両者間で訴因変更が必要な範囲に違いが生じることを論証した。

 

備考(Remarks)  

2006  刑事免責に基づく証言強制制度(4)  単著   
名城法学  , 名城大学法学会  , 56/2  , pp. 51-95  , 2006/12   

概要(Abstract) わが国への刑事免責制度導入の可否について検討するための基礎作業として、アメリカ合衆国連邦法域における弁護側証人免責制度について、判例および学説の展開を紹介した。

 

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2024  刑事訴訟法の条文をミクロ、マクロの各視点からみてみよう  寄稿  単著 
法学セミナー  , 日本評論社  , 831号  , 30-35  , 2024/04/01   

概要(Abstract) 法学入門2024「条文に親しむ」という特集中、刑事訴訟法の条文の読み方を初学者向けに示したもの。 

備考(Remarks)  

2023  警察犬による臭気選別  判例研究  単著 
別冊ジュリスト 刑事訴訟法判例百選[第11版]  , 有斐閣  , 267号  , 146-147  , 2024/03/30   

概要(Abstract) 警察犬による臭気選別に関する最決昭和62年3月3日に対して、臭気選別の実施方法・問題点、本決定以前の裁判例の概観と本決定の位置づけ、本決定以降の裁判例、臭気選別方法と証拠としての使用のあり方の各観点から評釈したもの。 

備考(Remarks)  

2022  2022年学界回顧 刑事訴訟法  書評  共著 
法律時報  , 日本評論社  , 94/13  , 182-193  , 2022/12/01   

概要(Abstract) 2021年10月から2022年9月の1年間に公刊された刑事訴訟法分野の著書・論文について、その内容を紹介したもの。 

備考(Remarks)  

2022  協議・合意制度に基づく協議・合意関係文書の類型証拠開示を認めなかった事例  判例研究  単著 
新・判例解説Watch(法学セミナー増刊 速報判例解説)  , 日本評論社  , 30号  , 217頁  , 2022/04/25   

概要(Abstract) 協議・合意制度に基づく協議・合意関係文書の類型証拠開示を認めなかった東京高裁令和元年12月13日決定について、本決定と原決定との判断枠組みの相違に着目し、より合理的な判断枠組みのあり方を提示したもの。 

備考(Remarks)  

2021  2021年学界回顧 刑事訴訟法  書評  共著 
法律時報  , 日本評論社  , 93/13  , 185-196  , 2021/12/01   

概要(Abstract) 2020年10月から2021年9月の1年間に公刊された刑事訴訟法分野の著書・論文について、その内容を紹介したもの。  

備考(Remarks)  

2020  2020年学界回顧 刑事訴訟法  書評  共著 
法律時報  , 日本評論社  , 92/13  , 183-194  , 2020/12/01   

概要(Abstract) 2019年10月から2020年9月の1年間に公刊された刑事訴訟法分野の著書・論文について、その内容を紹介したもの。 

備考(Remarks)  

2020  違法な先行行為および令状請求の疎明資料への虚偽記載を経て獲得された尿の鑑定書の証拠能力が否定された事例  判例研究  単著 
新・判例解説Watch(法学セミナー増刊 速報判例解説)  , 日本評論社  , 27号  , 195頁  , 2020/10/25   

概要(Abstract) 違法な先行行為と令状請求の疎明資料への虚偽記載を経て獲得された尿の鑑定書の証拠能力が否定された、東京高裁令和1年7月16日判決について、疎明資料への虚偽ないし不正確な事実記載が問題とされた近時の判例を踏まえた上で、従来、違法性の承継論、毒樹の果実論として争われてきた論点について、近時の議論の展開状況を提示し、本件に特徴的な問題点を明らかにしたもの。 

備考(Remarks)  

2019  接見禁止に対する準抗告を棄却した原決定につき刑訴法81条の解釈適用を誤ったとされた事例  判例研究  単著 
法学教室  , 有斐閣  , 468号  , 138頁  , 2019/09/01   

概要(Abstract) 接見禁止に対する準抗告を棄却した原決定につき刑訴法81条の解釈適用を誤ったとされた事例に関する最高裁平成31年3月13日決定について解説したもの。 

備考(Remarks)  

2019  違法な先行行為に基づき作成された書証及び同行為を疎明資料として実施された捜索差押により得られた証拠の証拠能力  判例研究  単著 
法学教室  , 有斐閣  , 463  , 139  , 2019/04/01   

概要(Abstract) 違法な先行行為に基づき作成された書証、同行為を疎明資料として実施された捜索差押により得られた証拠の証拠能力が問題となった、名古屋地裁平成30年2月28日決定について解説したもの。 

備考(Remarks)  

2018  ワークショップ 刑事免責  学会ワークショップ報告  単著 
刑法雑誌  , 有斐閣  , 57/3  , 478  , 2018/12/31   

概要(Abstract) 2017年5月に実施された日本刑法学会第95回大会ワークショップにおいて、著者がオーガナイザーを務めた「刑事免責」に関する、著者および話題提供者の報告内容、その後に行われたフロア参加者との討論内容をまとめたもの。 

備考(Remarks)  

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2022  協議・合意制度と証拠開示  単独  2022/06/18 
第170回判例刑事法研究会  , 神戸大学   

概要(Abstract) 協議・合意制度に関連する各種書面の証拠開示について、いわゆる類型証拠開示が認められないとされた、東京高決令和元年12月13日の評釈を報告したもの。 

備考(Remarks)  

2019  刑事免責と証人審問権  単独  2019/10/19 
日本刑法学会名古屋部会   

概要(Abstract) 第1回公判期日前の証人尋問における刑事免責利用の可否について、立法過程における議論の検討、利用否定説の論拠とその検討とともに、証人審問権の位置づけと伝聞法則との関係にさかのぼり考察することによって、問題の所在を明らかにするとともに、解釈論としては利用可能とせざるを得ないことを論じたもの。 

備考(Remarks)  

2018  地下鉄サリン事件などのオウム真理教関連事件に関与し逃亡していた被告人について、事件から約20年後に言い渡された有罪判決に対し被告人が控訴したが、死刑確定者の証人尋問における遮へい措置の採用及び公判期日外の証人尋問等に関する訴訟手続の法令違反の論旨等を排斥して、控訴を棄却した事例  単独  2018/09/29 
第157回判例刑事法研究会  , 神戸大学   

概要(Abstract) 地下鉄サリン事件などのオウム真理教関連事件に関与し逃亡していた被告人について、事件から約20年後に言い渡された有罪判決に対し被告人が控訴したが、死刑確定者の証人尋問における遮へい措置の採用及び公判期日外の証人尋問等に関する訴訟手続の法令違反の論旨等を排斥して、控訴を棄却した事例に関する東京高裁平成28年9月7日(判時2349号83頁)の評釈を報告した。 

備考(Remarks)  

2017  2016年改正刑事訴訟法と刑事司法改革の動向  単独  2017/07/12 
南山学会法学系列研究例会  , 南山学会   

概要(Abstract) 2016年刑事訴訟法改正の経緯を概観した上で、改正の重要点である、取調べの録音・録画制度の導入、捜査・公判協力型協議・合意制度の導入、刑事免責制度の導入それぞれの内容と残された問題点について解説し、今後の司法制度改革の展望について検討を加えた。 

備考(Remarks)  

2017  刑事免責ワークショップオーガナイザー  未設定  2017/05/20 
日本刑法学会第95回大会   

概要(Abstract) 平成28年度通常国会において公布された改正刑事訴訟法で刑事免責が新たに導入されることになった。2年以内の施行に向けて、実際の運用がどのようになるのかについて、法務省刑事局参事官の協力も得て、オーガナイザーの立場で、実務運用のあり方を中心に検討を加えた。どのような事件で当該制度が利用されるのか、同時に導入される協議・合意制度との関係、弁護のあり方等を中心に議論された。 

備考(Remarks)  

2016  取調べの可視化の現在と未来  単独  2016/10/28 
取調べ可視化日・韓・台シンポジウム  , 名城大学   

概要(Abstract) 名城大学で開催された、取調べ可視化日・韓・台シンポジウムの基調講演の1つとして、日本における取調べの可視化の現在と未来について報告したもの 

備考(Remarks)  

2015  控訴審による職務調査の範囲(傷害罪につき公訴事実中の暴行の一部を否定して縮小認定した原判決に対し被告人のみが控訴した場合に、控訴審が職権調査により原判決が否定した暴行を認定することが許されるとされた事例)  未設定  2015/12/29 
第44回刑事手続法研究会  , 同志社大学   

概要(Abstract) 控訴審による職務調査の範囲(傷害罪につき公訴事実中の暴行の一部を否定して縮小認定した原判決に対し被告人のみが控訴した場合に、控訴審が職権調査により原判決が否定した暴行を認定することが許されるとされた事例)に関する高松高裁平成25年4月11日判決の評釈を報告したもの 

備考(Remarks)  

2015  刑事免責に基づく証言強制制度  単独  2015/05 
日本刑法学会第93回大会   

概要(Abstract) 刑事免責制度導入の可否につき、その合憲性・適法性・立法論を検討した。検察側刑事免責の導入の可否について、導入するためには新立法によることになるが、その場合形態として行為免責、使用派生使用免責いずれでも憲法上許容される余地はあるものの、後者の場合、免責証言の派生使用について、証拠の非証拠的使用も許さないような解釈・措置をとる必要がある。特にこの点について、法制審議会での刑事免責導入案には、なお議論の余地が残されている。弁護側刑事免責については、導入しないことが被告人の証人審問権と抵触するおそれもあるためその導入が推奨される。 

備考(Remarks)  

2015  刑事免責制度の導入  単独  2015/03 
日本刑法学会名古屋部会   

概要(Abstract) 制度導入に向けて法制審議会の議論が進行する中で、今一度刑事免責制度の制度設計のあり方、問題点について検討を加えた。使用・派生使用免責形態の免責制度の導入にあたっては、証拠の非証拠的使用も許さない制度が自己負罪拒否特権の保護からも正しい制度であることを論証した。弁護側証人免責についても導入がより推奨されることを報告した。 

備考(Remarks)  

2015  退去強制によって出国した者の検察官に対する供述調書について、刑訴法321条1項2号前段により証拠採用することが許容されないとされた事例  単独  2015/02/21 
第143回判例刑事法研究会  , 神戸大学   

概要(Abstract) 退去強制によって出国した者の検察官に対する供述調書について、刑訴法321条1項2号前段により証拠採用することが許容されないとされた事例に関する東京地裁平成26年3月18日判決の評釈を報告した。 

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2007  研究助成金  刑事免責制度の研究――アメリカ合衆国各州の制度を中心に 
代表  市原国際財団助成金   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2007  科学研究費補助金  国際化時代における刑法解釈論・政策論の総合的研究 
非代表  神戸大学   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2006  学術研究奨励助成金 「若手研究助成事業費」  刑事免責制度に関する比較法的研究――アメリカ合衆国法を中心に 
代表  名城大学総合研究所   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2022  講義用補助教材 

2022年度春学期法務研究科「刑事訴訟法Ⅰ」講義用補助教材として、講義内容の説明と、予習課題を示した冊子を作成した。  

2022/04/01~2022/08/31 
2021  講義用補助教材 

2021年度春学期法務研究科「刑事訴訟法Ⅰ」講義用補助教材として、講義内容の説明と、予習課題を示した冊子を作成した。  

2021/04/01~2021/08/31 
2020  講義用補助教材 

2020年度秋学期法務研究科「刑事訴訟法Ⅱ」講義用補助教材として、講義内容の説明と、予習課題を示した冊子を作成した。 

2020/09/05~2021/01/31 
2020  講義用補助教材 

2020年度第1Q「刑事訴訟法A」講義用補助教材として、講義内容の説明と、各項目冒頭に比較的簡単な事例問題を付したものを作成した。各種データ、判例等を中心に最新の物にアップデートした。 

2020/0401/~2020/06/15 
2019  講義用補助教材 

2019年度第4Q「刑事訴訟法B」講義用補助教材として、講義内容の説明と、各項目冒頭に比較的簡単な事例問題を付したものを作成した。各種データ、判例等を中心に最新のものにアップデートした。  

2019/11/18~2020/01/27 
2018  講義用補助教材 

2018年度第2Q「刑事訴訟法A」講義用補助教材として、講義内容の説明と、各項目冒頭に比較的簡単な事例問題を付したものを作成した。各種データ、判例等を中心に最新のものにアップデートした。 

2018/04/01~2018/05/31 
2017  講義用補助教材 

2017年度後期「刑事訴訟法事例研究」に使用する補助教材として、司法試験を意識した事例問題を中心としたものを作成した。 

2017/09/15~2018/01/31 
2017  講義用補助教材 

2017年度前期「刑事訴訟法Ⅰ」において、刑事訴訟法未修者を対象としつつも、すでにかなりの知識をもっている者に対しても対応できるように、基本的知識の整理とともに、比較的簡単な事例形式の演習問題を付した補助教材を作成した。 

2017/04/01~2017/07/31 
2014  体験型学習の導入 

名城大学法学部での「海外研修」は、海外の司法システムを体感し、我が国のシステムとの比較を可能とするためのプログラムである。協定校であるハワイ大学ロースクールでの特別講義の受講により合衆国法の基本を学ぶとともに、州裁判所、連邦裁判所、弁護事務所等を見学することで、合衆国法の実際の運用を体感することができた。事後に報告レポートを課したが、そこでは、上記目的とならんで、語学学習の必要性や、文化交流の重要性等を痛感したとの報告が多数あり、今後の学習意欲の増進につながったことがみてとれた。 

2014/04/01~2014/08/31 
2011  体験型学習の導入 

名城大学法学部での「実践法教育」は、「教えることを通じて学ぶ」をコンセプトに、学生主体に行われた授業である。高校生対象の模擬裁判員裁判を実演し、高校生と共に当該裁判の評議を行うことを最終目標とし、それに向けて年間を通じて、刑事手続の基礎の理解、刑事裁判傍聴、プレゼンテーション技術の習得、ディスカッション技術の習得、模擬裁判シナリオの作成等を行った。授業評価アンケートの結果では、他の授業とは異なり自らが主体的に参加する点に大きなモチベーションを感じた学生が多く見られた。また、本授業の第1回と最終回において、授業成果を図るために、同一の論述試験を課したところ、受講者のほぼ全員につき、刑事裁判に関する理解の向上が見られた。 

2011/04/04~2017/03/31 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2021  名古屋刑務所視察委員会委員  2021/04/01~ 

活動内容等(Content of Activities) 名古屋刑務所、豊橋刑務支所、岡崎拘置支所を視察し、被収容者からの信書の確認、被収容者との面接、職員との意見交換等を通じて、刑務所長に対して意見を述べ、刑務所の適切な施設運営に資すること。 

2019  南山大学小学生向け講座講師  2019/08/29 

活動内容等(Content of Activities) 南山大学で実施している小学生向け講座「有罪・無罪を決めるのは君だ!」と題して、模擬刑事裁判を実施した。  

2019  南山エクステンションカレッジ公開講座「暮らしと法」講師   2019/05/11~2019/11/30 

活動内容等(Content of Activities) 南山エクステンションカレッジの「暮らしと法」講座を春期、秋期それぞれ2回ずつ担当し、「近時の刑事司法改革の動向」「事件記事にみる刑事手続」と題した講座を実施した。  

2018  南山大学中学生向け講座講師  2018/08/04 

活動内容等(Content of Activities) 南山大学中学生向け講座「有罪・無罪を決めるのは君だ!」と題した講座の講師を務めた。 

2018  南山エクステンションカレッジ公開講座「暮らしと法」講師  2018/04/28~2018/12/01 

活動内容等(Content of Activities) 南山エクステンションカレッジの「暮らしと法」講座を春期、秋期それぞれ2回ずつ担当し、「新聞から読み解く刑事手続」「あなたが裁判員に選ばれたら」と題した講座を実施した。 

2017  高校出張模擬授業  2017/10/31 

活動内容等(Content of Activities) 愛知県立豊橋東高等学校にて、法律学に関する模擬授業を実施した。 

2017  南山大学小学生向け講座講師  2017/08/08 

活動内容等(Content of Activities) 南山大学で実施している小学生向け講座「有罪・無罪を決めるのは君だ!」と題して、模擬刑事裁判を実施した。 

2014  海外出張講義  2014/12 

活動内容等(Content of Activities) 台湾・世新大学にて「日本の刑事司法改革の最新動向」講義の講師を務める。 

2014  海外出張講義  2014/03 

活動内容等(Content of Activities) 韓国・高麗大学にて「日本刑事手続をめぐる近時の状況について」講義の講師を務める。 

2013  海外出張講義  2013/05 

活動内容等(Content of Activities) 台湾・真理大学および髙雄大学にて「日本の警察官職務執行法」講義の講師を務める。 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2023 
2022 
2021 
2020 
2019 
2018 
2017 
2016 
2015 
2014 
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2024/05/27 更新