研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
藤川 美代子 ( フジカワ ミヨコ , FUJIKAWA Miyoko )
所属
Organization
人文学部人類文化学科
人類学研究所
職名
Academic Title
准教授

出身学校
学校名
Univ.
卒業年月(日)
Date of Graduation
卒業区分
Graduation
   Classification2
琉球大学法文学部人間科学科 2003年03月  卒業 
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出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科歴史民俗資料学専攻 博士後期課程  2014年03月  修了 
琉球大学大学院人文社会科学研究科人間科学専攻 修士課程  2005年03月  修了 
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取得学位
     
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 歴史民俗資料学  「連家船漁民の研究―水・陸のはざまを生きる福建南部の水上居民―」  神奈川大学大学院  2014年03月 
修士 文学    琉球大学大学院  2005年03月 
学士 文学    琉球大学 2003年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  定住/非定住をめぐる人類学的研究 

概要(Abstract) 定住/移動という生活形態の差異が、いかにして人々の間にマジョリティ/マイノリティ、差別/被差別といった関係性を生じさせるのかを検討する。 

短期研究  東南中国の船上生活者の暮らしとアイデンティティをめぐる人類学的研究 

概要(Abstract) 陸地の人々との関係性、住まい方や生業の変化、儀礼のやり方などの諸要素が、いかに連関して船上生活者たちの帰属意識を維持あるいは再編させているかを検討する。 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2016  『水上に住まう―中国福建・連家船漁民の民族誌』  単著   
株式会社 風響社  , A5  , 490  , 2017/02   

概要(Abstract) ―水上。そこは、人が住まうのに適した空間なのか。あるいは、脱却・忘却すべき空間なのか。本書は、約百年にわたる現代中国を舞台に、福建省南部の船上生活者を見つめながら、水上(と陸上)に住まうことの意味を問う民族誌である。本書が目指すのは、船上生活者の水上/陸上に住まうという営みを、単なる容器としての船や家屋で寝泊まりする行動に矮小化するのではなく、反対にそれを被差別的状況に対する抵抗の実践などと無批判に過大評価するのでもなく、彼らの生き方を示すような、さまざまな日常実践の総体として捉えることを目指している。 

備考(Remarks)  

2009  『即将逝去的船影—九龙江上『吉普赛人』史迹(邦訳:やがて消えゆく船の影―九龍江「ジプシー」たちの足跡)』  共著   
海風出版社  , B5  , 178 p.  , 2010/02/00   

概要(Abstract) 福建省南部を流れる九龍江で長らく船上生活をしてきた「連家船漁民」と呼ばれる人々の暮らしについて、連家船漁民出身の二人が描いた著作。祖先は農民であったという彼ら自身の間で伝えられる出自の説明や、家屋を持たないことで周囲の農民たちから侮辱された経験、船上での生活習慣といった多岐にわたる内容について描く。そのうち、日本人留学生として彼らと接していた自分が、連家船漁民の大家族の一員として迎え入れられ共同生活を送るようになった経緯と、それによってもたらされた研究の心構えの変化に触れた部分を執筆。 

備考(Remarks) 著者:張亜清、張石成、藤川美代子。執筆担当部分:「我与九龙江上“吉普赛人”的情缘(邦訳:私と九龍江のジプシーたちを結ぶ心の絆)」、pp.169-172.(4p.) 

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2015  「福建の船上生活者にとって「家」とは何か―ある家族の年代記から―」  単著   
『物質文化』  , 物質文化研究会  , 96  , 45-58  , 2016/03/01   

概要(Abstract) 「船上生活者」とカテゴライズされる人々の多くは、住まい方の異質性を根拠に陸上集団からの差別・排除を経験してきた。それゆえに、近代化の過程で各地の船上生活者が陸上に家屋を獲得した時、為政者や研究者が想定したのは「移動から定住へ」というごく単純な構図であった。ここで前提されるのは、弱者たる船上生活者は陸上世界への常に同化を切望しているはずとの見方であり、その背後には文明の発生を定住化へと結びつける人類史研究上の「根拠なき定住者優越主義」の無反省な踏襲が見え隠れする。だが、家屋獲得後に繰り広げられる船上生活者の暮らしは、それほど単純なものではない。現実の船上生活者が営む多様な日常実践を理解するためには、この前提から離れ、船上生活者自身にとって土地や家屋の獲得はいかなる意味を持ってきたのかと問い直す必要がある。中国福建省南部の河で暮らしてきた「連家船漁民」の一家族の住まい方をめぐる実践からは、家屋の獲得を経ても船上での移動生活を続ける人々の姿が浮き彫りになる。ほとんど機能的意味を持たぬかに見える家屋の購入に執着する家族の姿は、土地や家屋に関する陸上の価値観が連家船漁民の間でも強く意識されてきたこと、その一方で、家屋にいかに住まうのかについては陸上の価値観にまったく無頓着であることを示している。この事実は、為政者や研究者が想定してきた「家屋の獲得=陸上での生業への移行=定住」というプロセスの必然性を強く否定するものである。 

備考(Remarks)  

2014  「水上生活者の子どものために設置された児童福祉施設の研究―「住むための船」から「学ぶための寮」へ移った子どもの視点から」  共著   
『住総研 研究論文集』  , 一般財団法人住総研  , No.41  , pp.1-11  , 2015/03/00   

概要(Abstract) 水上生活者の子どもを陸で教育することが、水上生活者の陸地定住を促したというステレオタイプな言説があるが、これまで事例研究はほとんど行われてこなかった。そこで本研究では、水上と陸の間に位置していた水上生活者の子ども向けの児童福祉施設について、建築史および文化人類学・民俗学的な方法で、施設利用者である子どもの視点に留意して分析する。本研究の調査地(日本・中国)における陸地定住は人災、自然災害や法の改正などが契機となっており、児童福祉施設と学校教育は陸上がりを促したというより、子どもの将来の選択肢を広げる役割を果たしたことを指摘した。 

備考(Remarks) 主査:厚香苗、委員:藤原美樹、藤川美代子による共著 

2012  「現代中国の社会変化期における水上居民の暮らし」  単著   
『年報非文字資料研究』  , 神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター  , 第9号  , pp. 277-307  , 2013/03/00   

概要(Abstract) 福建省南部で長らく船上生活をしてきた連家船漁民と呼ばれる人々が、中華民国期から現在までの激動の時代をどのように暮らしてきたのか、複数の人々の語りを中心に描き出す。国共内戦や集団化政策、陸上の住居の獲得、そして改革開放といった政策の転換に大きな影響を受けながらも、それだけでは捉えられぬ彼らの暮らしぶりを基層社会の側から理解することを目指す。 

備考(Remarks)  

2012  「水上の移動生活を支える陸上の親族ネットワーク―中国福建省南部の水上居民「連家船漁民」を例に―」  単著   
『次世代人文社會研究』  , 韓日次世代學術FORUM  , 第9號  , pp. 231-248  , 2013/03/00   

概要(Abstract) 福建省南部の九龍江において、連家船漁民と呼ばれる人々は陸上に土地を持たず、家族で船に寝泊まりする移動生活を送ってきた。彼らは1960年代の定住化政策で住居を得たが、現在でも多くが船での移動生活を続けている。論文では3世代の一家族を取り上げ、家族成員の大多数がそれぞれ船での移動を続けるという生活形態が、子育てをめぐって陸上に広がる父系・母系の親族ネットワークに支えられて初めて成立することを明らかにする。 

備考(Remarks)  

2011  「中国福建省南部における水上居民の葬送儀礼とその変遷」  単著   
『年報非文字資料研究』  , 神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター  , 第8号  , pp.313-339  , 2012/03/00   

概要(Abstract) 福建省南部に暮らす船上生活者、連家船漁民たちの葬送儀礼と祖先祭祀の変遷を描く。最後は、陸上漢族たちから異質な人々と見なされてきた彼らが、死者儀礼に現れる自分たち独特の民俗事象を、自身でどのように解釈しているのかに注目し、他者からマイノリティの立場へと落とし込められてきた連家船漁民たちが、そうした他者からの位置づけに対抗する姿を読み取る。 

備考(Remarks)  

2011  「端午節の儀礼にみる水上生活者たちの所属意識―中国福建省九龍江河口に暮らす連家船漁民の事例から―」  単著   
『比較民俗研究』  , 比較民俗研究会  , 第24号  , pp.4-39  , 2010/03/00   

概要(Abstract) 中国福建省九龍江河口の漁村で行なわれた現地調査をもとにした論考。古くから陸上に土地や家を持たず、船を家として暮らしてきた連家船漁民と呼ばれる人々は、共産党政権下になってようやく定住する土地を手に入れた。端午節の一連の儀礼から、連家船漁民たちが自らの暮らす土地を、陸上の人々からの借り物としてではなく、自身のものとして考えるようになった歴史が伺える。そこから、彼らの所属意識のあり方を論じる。 

備考(Remarks)  

2005  「家屋の空間構成をめぐる象徴性―奄美大島大和村O村落の場合―」  単著   
『比較民俗研究』  , 比較民俗研究会  , 第20号  , pp.109-132  , 2005/10/00   

概要(Abstract) 奄美大島の一村落で行なわれた現地調査をもとにした論考。赤ちゃんが生れて最初に家の外へ出る際や、夫の家に嫁ぐ(妻を娶る)際、出産をする際、死を迎える際といった人生の節目に、家屋のどの部屋が用いられるのかを描く。また、それらの部屋がそれぞれの場合においてどのような儀礼的象徴性を持つのかを論じる。 

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2015  「船上生活者の日常実践を見つめる」  寄稿  単著 
『南山考人』  , 南山大学考古文化人類学研究会  , 第44号  , pp.87-92  , 2016/03/29   

概要(Abstract) 特集:教員紹介として依頼された寄稿原稿。中国と日本の船上生活者について研究を始めることになったきっかけ、これまでの研究内容、今後の研究計画を紹介したもの。 

備考(Remarks)  

2013  「足元から見つめる中国・水上居民の世界 『声なきマイノリティ』という前提からの脱却を目指して」  寄稿  単著 
『なじまぁ』  , 立教大学アジア地域研究所  , 第4号  , p.22  , 2014/03/00   

概要(Abstract) 水上居民をはじめとする被差別的なマイノリティを扱った研究は往々にして、研究対象が持つ「声なきマイノリティ」という側面を強調する傾向がある。たとえば、水上居民の場合、彼ら自身が周囲に広がる被差別的状況をどのように捉えているのかなどの主体的な解釈の方法が中心的な主題として取り上げられることはきわめて少ない。対象社会を見下ろすことを放棄し、常に社会の周縁へ追いやられてきたマイノリティの足元から社会を眺めようとする態度が、彼らの主体的解釈の方法を理解するために必要であることを主張している。 

備考(Remarks)  

2013  「第5章 船上生活と子供たち 1節 子どもたちの日常生活」  調査報告  共著 
『北九州市若松洞海湾における船上生活者の歴史的変容―オーラルヒストリーからのアプローチ』  , 神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター  , pp.51-67  , 2014/03/00   

概要(Abstract) 九州の北東端に位置する若松港(現・北九州市若松区)は、明治中期から昭和40年代にかけて筑豊炭鉱の興隆とともに石炭の集積地および積出港として栄えた。昭和20~40年代にこの若松港で石炭を積む艀に家族とともに暮らした経験を持つ人々の語りから、水上の船と陸上の寄宿舎および学校を行き来する生活について描く。筆者は、子どもたちの日常生活に注目した1節の執筆を担当。 

備考(Remarks) 共同研究代表:田上繁との共著 

2013  岳永逸、王耀鳳「信仰か、余暇か―妙峰山廟会百年の流れ―」  翻訳  共訳 
『比較民俗研究』  , 比較民俗研究会  , 第28号  , pp. 58-90  , 2013/11/00   

概要(Abstract) 訳者:藤川美代子、白莉莉。原題:岳永逸、王耀凤「信仰抑或休闲:妙峰山庙会的百年流变」 

備考(Remarks)  

2012  「岸上伸啓編著『捕鯨の文化人類学』」  書評  単著 
『比較民俗研究』  , 比較民俗研究会  , 第27号  , pp. 187-191  , 2012/06/00   

概要(Abstract) イルカを含む鯨類の捕獲をめぐっては、動物愛護団体・環境保護団体と捕鯨者・鯨肉を食する者の間に、「文明/野蛮」という単純な二元論的議論に裏打ちされた深い溝が横たわってきた。現代の捕鯨が抱える諸問題に向き合い、世界各地の捕鯨や捕鯨文化の歴史と現状を広い視点で比較・検討することを可能にした『捕鯨の文化人類学』の持つ意味を論じる。 

備考(Remarks)  

2011  「闽南地区水上居民的生活与祖先观念(邦訳:福建省南部における水上居民の生活と祖先観)」  シンポジウム論文集  単著 
『第二届海洋文化与社会发展研讨会』  , 上海海洋大学海洋文化研究中心  , pp. 179-185  , 2011/12/00   

概要(Abstract) 上海海洋大学のシンポジウムにおいて口頭発表した内容をまとめた中国語の論文。中国東南部の船上生活者は、漢族でありながら、当該地域の一般的な漢族なら持つはずの族譜や位牌、墓碑など文字記録を持たない特徴があるとされてきた。論文では、福建省南部の連家船漁民の男性を例とし、彼にとっての祖先には、普通であれば「鬼」の範疇に入るような死者が含まれることから、それらの特徴こそが船上生活の歴史を反映することを指摘する。 

備考(Remarks)  

2011  岳永逸「生活・政治・商品―文化・社会生態としてみる草の根の相声―」  翻訳  共訳 
『比較民俗研究』  , 比較民俗研究会  , 第26号  , 125-186  , 2011/06/00   

概要(Abstract) 訳者:藤川美代子、白莉莉。原題:岳永逸「生活、政治與商品:作為文化社会生態的草根相声」 

備考(Remarks)  

2010  徐藝乙「中国の歴史・文化における伝統手工芸」  翻訳  共訳 
『国際常民文化研究機構国際シンポジウム報告書Ⅱ “モノ”語り―民具・物質文化からみる人類文化―』  , 国際常民文化研究機構・神奈川大学日本常民文化研究所  , pp. 159-168  , 2011/03/00   

概要(Abstract) 小熊誠監訳、藤川美代子訳。原題:徐藝乙 「中国历史文化中的传统手工艺」 

備考(Remarks)  

2010  周星「「モノ」と人―祭礼品、贈答品、芸術品としての饅頭―」  翻訳  共訳 
『国際常民文化研究機構国際シンポジウム報告書Ⅱ “モノ”語り―民具・物質文化からみる人類文化』  , 国際常民文化研究機構・神奈川大学日本常民文化研究所  , pp.177-187  , 2011/03/00   

概要(Abstract) 小熊誠監訳、藤川美代子訳。原題:周星「物与人:馒头作为祭品、礼品和艺术品」 

備考(Remarks)  

2010  「中国広東省の水上居民を訪ねて」  寄稿  単著 
『非文字資料研究』  , 神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター  , 第24号  , pp.21-22  , 2010/07/00   

概要(Abstract) センターの派遣研究員として中山大学を訪問した期間中、広東省汕尾を訪れることができた。汕尾には、かつて海上で船上生活をしていた人々が暮らす定住拠点がある。ここで祀られる神明の名称は、福建省南部の船上生活者の間で祭祀される神明と同じである。しかし、その由来や性格には細かい差異が認められる。小さな差異から、中国南部各地の船上生活者を囲む社会的・民俗的背景の相違を探る必要があることを指摘している。 

備考(Remarks)  

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2016  趣旨説明「水上と陸上に生きる ―アジアの船上生活者が経験した「陸上がり」」  単独  2017/02/18 
南山大学人類学研究所 共同研究「定着/非定着の人類学:「ホーム」とは何か」関連第1回公開シンポジウム  , 南山大学人類学研究所   

概要(Abstract)  1950年代頃からアジア各地の水辺に次々と建てられた、杭上家屋や鉄筋の集合住宅。水上を漂う根なし草のような小船での暮らしは、蔑みの対象から、憐みの対象へと変わった。「陸上には、学校も病院もある。あなたたちにも、安全で、豊かで、文化的かつ科学的な生活を営む権利がある。さぁ、陸上へ!」と。そう、船上生活者は、陸上の世界へと救済されたのだ。
 ――それから半世紀。各地の船上生活者たちは、どこで、いかに暮らしているだろうか。本シンポジウムでは、日本・中国・香港・タイの事例報告から、一連の「陸上がり」をめぐる政策が各地の船上生活者たちにもたらしたものは何だったのかを考える。
 文化人類学・民俗学・歴史学の立場から、船上生活者の日常に注目してきた4名の発表者が共有するのは、船での「移動」、陸上がり政策が目指した「定住」、そして(元)船上生活者が実践する「定住」は、いずれも、単純な現象ではないとの理解である。ともすれば、家屋の獲得というその一点によって、「水上での移動から、陸上での定住へ」との過度に単純化された図式で語られがちな陸上がり。この陸上がりという事態を、日常を生きる(元)船上生活者の側から見つめることは、最終的には、社会科学全般に膾炙する「移動/定住」という二項対立的な理解のあり方を、問い直すことにつながるはずである。
 

備考(Remarks)  

2016  「水上と陸上に住まう:中国・福建の連家船漁民が経験した「陸上定居」」  単独  2017/02/18 
南山大学人類学研究所 共同研究「定着/非定着の人類学:「ホーム」とは何か」関連第1回公開シンポジウム  , 南山大学人類学研究所   

概要(Abstract)  中国福建南部の連家船漁民を事例に、1960年代の居住地割譲と集合住宅建設から始まる一連の陸上定居が、一方では集団化政策を進める為政者にとって連家船漁民の管理(住所の確定・労働配置・漁業収益の効率的な回収と再分配)に適した制度であるように見えながら、連家船漁民自身は「苦渋に満ちた生活からの脱却の契機」として語るという状況について分析。また、非差別的状況からの脱却のために家屋の獲得を強く希求しながら、生業・生活を陸上空間だけに限定するいわゆる「定住」状態に関心を示さない連家船漁民の現在の生活のあり方を示した。 

備考(Remarks)  

2015  「南島住宅の台風対応における相互扶助」  単独  2016/02/19 
名古屋大学未来材料・システム研究所第4回エネルギーシステムシンポジウム「災害に強い電力システムを考える」  , 名古屋大学未来材料・システム研究所   

概要(Abstract) 名古屋大学未来材料・システム研究所からの依頼で行なわれた講演。 

備考(Remarks)  

2015  「台風を受け止めるシマ:奄美群島の家屋と社会」  単独  2015/10/24 
南山大学人類学研究所公開研究会「台風に対応する社会と文化-沖縄・奄美・台湾の比較研究-」  , 南山大学人類学研究所   

概要(Abstract) 本発表の根底にあるのは、自然現象により発生する生活基盤の破壊という危機を、社会はいかに受け止め、対処し、復興へと向かうのかという問いである。注目するのは、台風常襲地域の奄美大島において、家の建築・補修に際して働くシマ(=村落)内部の社会関係資本である。同じ台風常襲地域である沖縄や台湾では1960年代以降、強固なコンクリート構造の家屋が普遍化するのに対し、奄美大島では「壊れやすいが再建しやすい」という特徴を持ちあわせた伝統的な木造の分棟形式が現在まで維持されてきた。それを支えるのは、過疎化・高齢化の中で変化しながらも保持されてきたシマ内部の助け合いであることが明らかになった。 

備考(Remarks)  

2015  「水/陸のはざまで―中国福建・長崎・福岡の水上生活者にとっての「教育」」  単独  2015/09/26 
中部人類学談話会 第232回例会「水上から陸へ-水上生活者の子どもと児童福祉施設-」  , 中部人類学談話会    

概要(Abstract) 中国でも日本でも、近代学校教育制度は、定住・親との同居を暗黙裡に前提として施行されてきた。それゆえ、移動生活を基礎とする船上生活者の子どもたちは、そもそも学校教育に接近することが困難で、不就学・長期欠席に陥ることが多かった。本発表では、船上生活を営む家庭の子どもたちが教育制度に取り込まれる際に導入された寄宿舎に注目し、学校のみでは完結しない教育の空間で、誰がどのように子どもを教え、育ててきたのか、そして子どもたちにとって学校教育はどのような意味を持ってきたのかを、中国と日本の事例から検討する。 

備考(Remarks)  

2015  「福建の水上居民にとって「家」とは何か-ある家族の年代記から-」  単独  2015/07/04 
南山大学人類学研究所公開シンポジウム「建築人類学の行方」  , 南山大学人類学研究所   

概要(Abstract) 人にとって、「住まう」とはいかなる営みなのか。本発表では、中国福建における「連家船漁民」のおよそ100年にわたる家族史を事例としながら、「水上に住まう」人々にとって「家」という空間が持つ意味を考察することで、上述の問題について検討する。 

備考(Remarks)  

2015  「台風の被害を受け止めるシマ―奄美群島における家屋の変遷と社会の変化」  単独  2015/05/31 
日本文化人類学会第49回研究大会  , 日本文化人類学会   

概要(Abstract) 本報告の目的は、自然災害という危機が襲ってきた時に、人はそれをいかに受け止め、対処し、復興へ向かうのかという普遍的な問題を、地域社会に広がる社会関係資本(Social Capital)に注目しながら考察することにある。具体的には、毎年のように台風が通過する奄美群島において、家屋が倒壊するという大被害を受けた時に働く、村落内のネットワークに着目する。研究の結果、台風災害と復興の文脈で機能するシマ内部の社会的紐帯は、基本的には、近世から 1970 年代頃まで継続したと考えられると指摘できる。1970 年代以降の奄美は、都市部においては、沖縄と同様に RC 家屋が増加する傾向にあるが、その一方で、農村部では、群島内外の都市部への出稼ぎのために若年層が流出してシマの過疎化が急速に進行し、多くの家屋が老朽化している状況が目立っている。長い間台風に対応してきた奄美のシマは、人口減少・高齢化という社会動態が、災害への対応力を弱め、災害時にかつて機能的していた社会関係資本を縮
小し変質せしめているということができる。 

備考(Remarks)  

2014  「連家船漁民の研究:水・陸のはざまを生きる福建南部の水上居民」  単独  2015/03/19 
関東地区研究懇談会2014年度博士論文・修士論文発表会  , 日本文化人類学会関東地区研究懇談会   

概要(Abstract) 2013年度に提出した博士学位論文の研究内容を発表。福建省南部の船上生活者、連家船漁民たちの間での約6年間にわたる現地調査をもとにした研究。船上を生活・生産の場としてきた連家船漁民たちは、地域社会において数の上でマイノリティとして位置づけられてきただけではない。彼らは生活形態や、そこから派生する身体的特徴の異質さにより、マジョリティである農民や市街地の人々といった漢族たちから、「異民族」あるいは貧困者・被差別階級としてカテゴライズされており、水・陸の境界がエスニシティや経済・階級の境界として意味づけられてきた。発表者は、船上生活者に限らず、マイノリティを対象とした研究では往々にして、対象者が社会的に劣位に置かれることを過度に強調しすぎるあまり、彼ら自身がその状況をどのように解釈しているのかを等閑視してきたことを問題にしている。その上で、中華民国期から現在に至る歴史的文脈の中で、連家船漁民たちの生活や所属意識、民俗事象に起こった変化を彼らの語りや日常実践から読み解き、そこから彼ら自身による主体的な実践や解釈のあり方を導くことを目指した。 

備考(Remarks)  

2012  「水上の移動生活を支える陸上の親族ネットワーク」  単独  2012/06/30 
日韓次世代学術フォーラム第9回国際学術大会  , 日韓次世代フォーラム   

概要(Abstract) 中国各地の船上生活者は、1960年代以降、集合住宅の一室や自分の家屋を得て、住処を次々と陸上へ移した。従来の研究では、「陸上がり=定住=水上での移動なし」という構図が暗黙裡に前提され、陸上がり後の彼らの生活は軽視されるきらいがあった。本発表は、中国福建省の九龍江で船上生活をしてきた「連家船漁民」たちのうち、家屋を得た現在も船での移動生活を続ける家族の暮らしをと事例として挙げ、彼らの移動生活がどのような社会関係の中で可能となってきたのか、家族・親族のネットワークに焦点を当てて考察する。 

備考(Remarks)  

2011  「闽南地区水上居民的生活与祖先观念(邦訳:福建省南部における水上居民の生活と祖先観)」  単独  2011/12/17 
第二届海洋文化与社会发展研讨会  , 国家海洋局东海分局、上海市海洋局、上海有海洋大学   

概要(Abstract) 福建省南部で船上生活をしてきた「連家船漁民」の一人の男性を例に、彼のいう祖先には、血縁関係のない者や、異姓の者、未婚で横死した者など多様な死者が含まれることに注目した。彼の一般的な漢族では子孫に悪い影響をもたらす「鬼」の範疇に入る死者までもが祖先とみなされている。父系同姓親族という単純な枠組みでは捉えられぬこの特徴について、連家船漁民たちの日常生活と関連づけながら論じた。 

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2016  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  船上生活者の教育と福祉に関する文化人類学的研究:日本と中国の比較 
代表     

研究内容(Research Content)  本研究は、国家の理念や政治体制に大きな差異が認められる近代以降の日本と中国において、船上生活者の子どもたちをめぐり実施されてきた学校教育・社会福祉のあり方を比較検討し、それらが持つ意味を、「国家の意図」というマクロな側面と、「当事者の受け止め方」というミクロな側面から考察することを目指す。
 本研究では、「日本と中国において、船上生活者に対して実施された学校教育・社会福祉とは、何を意味してきたのか」という問いに重層的な答えを与えるために、以下の研究方法を採る。まず、行政資料や教科書、副読本といったテキストの分析を通して、1)国家の描く「国民像」と教育制度の近現代史、2)船上生活者を学校へ向かわせる力を解明する。また、教育や福祉の現場に関わってきた元・教員や用務員、保育士といった人々の回想録やインタビューを通して、3)学校や宿舎における教育・福祉実践の実態を描き出す。さらには、4)都市と漁村の船上生活者の元でのインタビューや参与観察を通して、教育・福祉実践を受け止める船上生活者自身の受容・拒絶・無関心といった態度について明らかにする。
 

備考(Remarks)  

2016  科学研究費補助金  船上生活者の教育と福祉に関する文化人類学的研究:日本・中国の都市部と村落部の比較 
代表  日本学術振興会   

研究内容(Research Content)  本研究は、国家の理念や政治体制に大きな差異が認められる日本と中国において、船上生活者の子どもたちをめぐり実施されてきた学校教育・社会福祉のあり方を比較検討し、それらの意味を「国家の意図」と「当事者の受け止め方」という両面から考察することを目的とする。近代以降、どの国でも学校教育とは「国民」を作り上げる営為と共にあり、それは「正しい国民像」から逸脱した者の「排除」ないし「矯正」と表裏一体の関係にある。船上生活者とは中国でも日本でも、船に住まうがゆえに学校教育へ接近できぬ存在であり、彼らにとっては義務教育制度の施行と受容自体が、自らの生活習慣を否定する意味を持っていた。
 本研究では、1)国家の描く「国民像」と教育制度の歴史、2)船上生活者を学校へ向かわせる力、3)学校や宿舎における教育・福祉の実践、4)それらを受け止める船上生活者自身の態度に注目する。 

備考(Remarks) 2016~2019年度の助成 

2015  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  土地と住居空間をめぐる人類学的研究―東アジアの水辺生活者の視点から 
代表    400,000 

研究内容(Research Content) 本研究の目的は、日本・台湾・中国の各地で船上や水辺に暮らす「水辺生活者」の日常生活に焦点を当て、土地・家屋が持つ意味とは何なのかを問うことにある。陸上の世界に対する彼らの執着・拒絶・無関心といった態度を、各地のマクロな社会的コンテクストに位置づけ考察することで、マジョリティ(=陸上定住者)のものとして各地域社会に広がる、土地・家屋が有する文化的意味といったものを、水辺の側から逆照射し、地域ごとの特徴を比較検討することが可能となる。 

備考(Remarks)  

2013  大学院生等に対する研究活動助成  「中国福建省南部における水上居民の「陸地定住」をめぐる人類学的研究―「漂泊」/「定住」の狭間を生きる連家船漁民の事例から」 
代表  公益信託澁澤民族学振興基金   

研究内容(Research Content) 1949年以降、中国で進められた陸上定住政策により土地と住居を得た水上居民たちにとって、「陸地定住」が意味するものとは何かを問う。福建省南部九龍江河口において、長く陸地に土地を所有せず、船で暮らしてきた「連家船漁民」と呼ばれる人々は、1960年代、集団化の中で農村の耕作地を譲り受けて集合住宅を建設し、そこは漁村という生活・生産の拠点として機能し始めた。しかし、現実に眼を向ければ、内海や外海へ漁に出る人々が依然として漁村全体の77%を占め、彼らの大半は夫婦や家族で3ヶ月から半年ほどの間、出先の港に漁船を泊め、その船で寝泊まりして過ごす。休漁期に漁村へ戻っても、食事を家で摂るのみで、昼は船で網を修繕し、夜は甲板の下部で寝泊まりをする人も多い。彼らにとって、住居の獲得は移動生活の終焉と定住生活の開始を意味してきたといえるだろうか。かつて、土地や住居を持たぬことから差別の眼差しに曝されたという連家船漁民たちの話からわかるように、(研究者を含めた)周囲の人々にとって、水上や船上の世界は貧しく、悲惨なものとして陸上世界とは真逆の意味を付加されがちである。しかし、この調査から窺えるのは、水/陸という世界の間に、さほど明瞭な境界を設けずに、その間をいとも簡単に乗り越えながら、両世界に跨った生活を営もうとする連家船漁民の態度である。 

備考(Remarks) 単独での助成 

2013  2013年度研究助成  「水上生活者の子どものために設置された児童福祉施設の研究―『住むための船』から『学ぶための寮』へ移った子どもたちの視点から」 
非代表(共同研究者)  一般財団法人 住総研   

研究内容(Research Content) 本研究では日本と中国をフィールドとし、「住むための船」で生活する子どものために設置された住居兼教育機関について、民俗学、建築史学、文化人類学的な方法によってあきらかにすることを目的とする。
 

備考(Remarks) 研究主査:厚香苗、共同研究者:藤原美樹、藤川美代子 

2013  科学研究費補助金  「琉球列島と台湾における台風災害と復興過程に表れる人のつながりに関する比較研究」 
非代表(研究協力者)  日本学術振興会   

研究内容(Research Content) 台風常襲地域である沖縄・奄美・台湾における台風被害の歴史的実態を明らかにし、それぞれの地域社会が台風にどのように対応し、台風被害からどのように復興を図ってきたかを明らかにすることを目的とする。そこから、個々の地域において自然環境と人との相互作用が生み出してきた災害に対応するための社会的・文化的構造を解明することを目指す。 

備考(Remarks) 研究代表者:玉城毅、研究分担者:西村一之、研究協力者:山田浩世、藤川美代子 

2011  2011年度奨励研究  現代中国の社会変化期における水上居民の暮らし 
代表  神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター   

研究内容(Research Content) 共産党政権下に入る時期の前後から現在までの中国社会において、福建省南部の水上居民たちの具体的な暮らしぶりがどのように変化してきたのか、「連家船漁民」と呼ばれる人々の語りを積み重ねながら理解することを目的とする。具体的には、投網・延縄・流動定置網・運搬といった作業タイプの異なる人たちがこれまでにたどってきた道のりについて、国共内戦での解放軍参加、学校への入学や共産党入党、集団労働への参加、改革開放後の生業選択といったいわば公的な生活の面と、親との関係、婚姻、子育てといった私的な生活の面という両面に注目しながら把握する。彼らの生活はもちろん国家レベルの政策や社会変化という大きなうねりと無縁ではありえない。マクロとミクロの視点を合わせて、決して一枚岩ではない連家船漁民の人々の過去と現在を捉えることを目指す。 

備考(Remarks) 単独での助成 

2010  2010年度奨励研究  中国福建省南部における水上生活者の葬送儀礼とその変遷 
代表  神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター   

研究内容(Research Content) 福建省南部の九龍江河口で暮らしてきた水上生活者の葬送儀礼と祖先祭祀の変遷について、彼らを取りまく国家や地域社会の変化というマクロな視点でたどり、それらに付随する死や死者に対する観念を導き出すことを主な課題とする。研究の対象時期を、彼らが土地を得て定住する1960年代の前後に大きく分け、後半は迷信打破という共産党の思想が強まる時期や土葬が禁止される時期などの変化に注目する。 

備考(Remarks) 単独での助成 

2009  2009年度 笹川科学研究助成 (海洋部門)  「「連家船」で暮らす水上生活者たちの生活戦術―中国福建省九龍江河口に生きる「連家船」の人々の漁法・取引に関する人類学的研究―」 
代表  日本科学協会   

研究内容(Research Content) 中国福建省の九龍江に暮らしてきた連家船漁民と呼ばれる船上生活者たちの漁法や漁獲物の取引に焦点を当て、現地調査を中心としながら、文献資料の情報を織り交ぜて研究した。一口に連家船漁民といっても、その船の形態や規模、漁法の方法、そこに乗り込む人の数や関係、取引相手が異なることに注目する。また、国際社会の影響を受け、中国では独特な禁漁期間を設けていることにも触れている。 

備考(Remarks) 単独での助成 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2016 
2015 
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2017/03/06 更新