研究者詳細

研究発表
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年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2015  「福建の水上居民にとって「家」とは何か-ある家族の年代記から-」  単独  2015/07/04 
南山大学人類学研究所公開シンポジウム「建築人類学の行方」  , 南山大学人類学研究所   

概要(Abstract) 人にとって、「住まう」とはいかなる営みなのか。本発表では、中国福建における「連家船漁民」のおよそ100年にわたる家族史を事例としながら、「水上に住まう」人々にとって「家」という空間が持つ意味を考察することで、上述の問題について検討する。 

備考(Remarks)  

2015  「台風の被害を受け止めるシマ―奄美群島における家屋の変遷と社会の変化」  単独  2015/05/31 
日本文化人類学会第49回研究大会  , 日本文化人類学会   

概要(Abstract) 本報告の目的は、自然災害という危機が襲ってきた時に、人はそれをいかに受け止め、対処し、復興へ向かうのかという普遍的な問題を、地域社会に広がる社会関係資本(Social Capital)に注目しながら考察することにある。具体的には、毎年のように台風が通過する奄美群島において、家屋が倒壊するという大被害を受けた時に働く、村落内のネットワークに着目する。研究の結果、台風災害と復興の文脈で機能するシマ内部の社会的紐帯は、基本的には、近世から 1970 年代頃まで継続したと考えられると指摘できる。1970 年代以降の奄美は、都市部においては、沖縄と同様に RC 家屋が増加する傾向にあるが、その一方で、農村部では、群島内外の都市部への出稼ぎのために若年層が流出してシマの過疎化が急速に進行し、多くの家屋が老朽化している状況が目立っている。長い間台風に対応してきた奄美のシマは、人口減少・高齢化という社会動態が、災害への対応力を弱め、災害時にかつて機能的していた社会関係資本を縮
小し変質せしめているということができる。 

備考(Remarks)  

2014  「連家船漁民の研究:水・陸のはざまを生きる福建南部の水上居民」  単独  2015/03/19 
関東地区研究懇談会2014年度博士論文・修士論文発表会  , 日本文化人類学会関東地区研究懇談会   

概要(Abstract) 2013年度に提出した博士学位論文の研究内容を発表。福建省南部の船上生活者、連家船漁民たちの間での約6年間にわたる現地調査をもとにした研究。船上を生活・生産の場としてきた連家船漁民たちは、地域社会において数の上でマイノリティとして位置づけられてきただけではない。彼らは生活形態や、そこから派生する身体的特徴の異質さにより、マジョリティである農民や市街地の人々といった漢族たちから、「異民族」あるいは貧困者・被差別階級としてカテゴライズされており、水・陸の境界がエスニシティや経済・階級の境界として意味づけられてきた。発表者は、船上生活者に限らず、マイノリティを対象とした研究では往々にして、対象者が社会的に劣位に置かれることを過度に強調しすぎるあまり、彼ら自身がその状況をどのように解釈しているのかを等閑視してきたことを問題にしている。その上で、中華民国期から現在に至る歴史的文脈の中で、連家船漁民たちの生活や所属意識、民俗事象に起こった変化を彼らの語りや日常実践から読み解き、そこから彼ら自身による主体的な実践や解釈のあり方を導くことを目指した。 

備考(Remarks)  

2012  「水上の移動生活を支える陸上の親族ネットワーク」  単独  2012/06/30 
日韓次世代学術フォーラム第9回国際学術大会  , 日韓次世代フォーラム   

概要(Abstract) 中国各地の船上生活者は、1960年代以降、集合住宅の一室や自分の家屋を得て、住処を次々と陸上へ移した。従来の研究では、「陸上がり=定住=水上での移動なし」という構図が暗黙裡に前提され、陸上がり後の彼らの生活は軽視されるきらいがあった。本発表は、中国福建省の九龍江で船上生活をしてきた「連家船漁民」たちのうち、家屋を得た現在も船での移動生活を続ける家族の暮らしをと事例として挙げ、彼らの移動生活がどのような社会関係の中で可能となってきたのか、家族・親族のネットワークに焦点を当てて考察する。 

備考(Remarks)  

2011  「闽南地区水上居民的生活与祖先观念(邦訳:福建省南部における水上居民の生活と祖先観)」  単独  2011/12/17 
第二届海洋文化与社会发展研讨会  , 国家海洋局东海分局、上海市海洋局、上海有海洋大学   

概要(Abstract) 福建省南部で船上生活をしてきた「連家船漁民」の一人の男性を例に、彼のいう祖先には、血縁関係のない者や、異姓の者、未婚で横死した者など多様な死者が含まれることに注目した。彼の一般的な漢族では子孫に悪い影響をもたらす「鬼」の範疇に入る死者までもが祖先とみなされている。父系同姓親族という単純な枠組みでは捉えられぬこの特徴について、連家船漁民たちの日常生活と関連づけながら論じた。 

備考(Remarks)  

2011  「中国水上居民の暮らしと祖先観」  単独  2011/10/2 
日本民俗学会第63回年会  , 日本民俗学会   

概要(Abstract) 船で移動生活を送る「連家船漁民」にとっての「祖公(祖先)」には、一般的な漢族宗族の原則では排除されるはずの死者が多く含まれる。配偶者を亡くした漁民が子連れで結婚を複数回繰り返すことや漁中の夭折によって生まれるきわめて複雑な親族関係に注目することで、船での移動生活を可能とするために、彼らは日常生活で現れる様々なネットワークを用いて、死者と血縁関係でつながらぬ者までその子孫とし、死者を祭る仕組みを作りだしてきたと論じた。 

備考(Remarks)  

2010  「神明祭祀活動にみる水上居民の所属意識―中国福建省の『連家船』漁民を例に」  単独  2010/11/6 
中部大学 国際関係学部中国語中国関係学科・東アジア人類学研究会共催セミナー  , 中部大学 国際関係学部中国語中国関係学科、東アジア人類学研究会   

概要(Abstract) 船上生活を送ってきた「連家船漁民」たちが同姓親族集団で行う神明祭祀に着目した発表。集団化政策の中で各組織の成員として集団化されたことにより、経済生活上は結びつきを失っているかにみえるこの同姓親族集団の全体像は、儀礼の際にだけ姿を現す。若者たちもこの儀礼に参加することで成員同士の具体的な関係性を理解するようになってゆく。宗族の歴史を示す族譜や位牌を持たない連家船漁民は、文字記録などに頼らずとも、祭祀活動の場を通して知りうる範囲の祖先の歴史を次世代へと伝えていくことが可能となっていることを指摘した。 

備考(Remarks)  

2006  「奄美大島の死者儀礼からみる死のケガレ―クロホジョウの一元的理解を越えて―」  単独  2006/06/18 
日韓次世代フォーラム第3回国際学術大会  , 日韓次世代フォーラム   

概要(Abstract) 奄美大島の村落で行なわれた現地調査をもとにした発表。洗骨の意味を解釈する研究者の間では、死により発生するケガレ、クロホジョウ(黒不浄)の状態は、単に悪いもの、排除すべきものとして捉えられてきた。しかし、現地調査からは、クロホジョウがもつ非・否定的な側面もみえてくる。クロホジョウを、洗骨・改葬を伴う土葬と火葬という2つの文脈で解釈することにより、死のケガレの一元的な解釈を乗り越えることを目指す。 

備考(Remarks)  

2005  「奄美大島名瀬市の火葬場をめぐる価値づけ―むかし、人を焼くにおいは自然なことだった…それが今では環境問題―」  単独  2005/11/20 
日本民具学会第30回大会  , 日本民具学会   

概要(Abstract) 奄美大島で行なわれた現地調査と文献調査をもとにした発表。洗骨・改葬を伴う複葬が一般的であった奄美群島で、火葬が広く普及し始めるのは1960年代後半である。奄美群島各地の火葬場設置は、主に復興・振興事業の中で進められた。奄美大島名瀬市営火葬場の設置に関わる行政資料やフィールド・データをもとに、火葬場という空間が行政や人々によってどのように価値づけられてきたのかを明らかにする。 

備考(Remarks)  

2004  「歴史のなかの死者儀礼」  単独  2005/03/19 
沖縄民俗学会例会  , 沖縄民俗学会   

概要(Abstract) 琉球王国、島津藩、鹿児島県、連合軍の統治下に置かれ、再び鹿児島県へと組み込まれるといった複雑な歴史をたどってきた奄美大島。人々が死者を葬る方法も、時の為政者によって左右され、風葬から洗骨・改葬を伴う土葬へ、さらに火葬へと変化してきた。それを奄美大島の人々はどのように受容してきたのか、人々の視点から具体的な事例に基づいて明らかにする。 

備考(Remarks)  

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