研究者詳細

教育活動
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年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2016  宗教学(1)(宗教とキリスト教・同志社) 

 太古より人類は宗教において宇宙,自然,およびそこに生きるみずから自身を解釈し,その意味と意義とを了解してきた。 宗教学は,こうした宗教および宗教現象について学問的に理解しようとする試みである。本授業では,まず人間において宗教 が有する根本的な意味について考察し,次いで,宗教の原初形態,宗教的コスモロジー,死と来世の問題等の宗教学が問うて きた諸テーマを取り上げて学習する。 

 
2016  宗教学(2) 

 いつの時代も宗教は世界の諸地域,諸文明の文化的基層として働いてきた。ゆえに,世界史についての立ち入った理解をう るためにも,また混迷の度合いを増す 21 世紀現代の世界情勢とその動向を深層より読み解くためにも,世界の諸宗教の伝統 とその基本内容についての知識は重要である。本授業では,世界の宗教史について,人類の精神史上決定的な働きをなしてき た世界宗教を中心に学習する。大きく東洋と西洋,多神教と一神教といった観点において宗教がどのような性格的特徴により 類型化されるかを概観し,次いでキリスト教,イスラーム(教),仏教といった世界宗教について,それぞれの成立事情や基 本的な思想内容,さらにはそれらがもたらした文明史的な意義や影響について学ぶ。  

 
2016  中世キリスト教史(アウグスティヌス ‐ その生涯と思想 ‐) 

 ヘレニズム,ヘブライズムそれぞれの思想的特徴を確認することから始め,次いでキリスト教の成立からアウグスティヌスに至るまでの古代教父の伝統について学ぶ。そのうえで,アウグスティヌスの生涯について,若き日の彷徨と模索の時代より,神と真理を求める彼がいかにしてまたいかなる経路によりキリスト教への回心に至ったかをたどる。また,種々の論争にかかわった後半生において,彼が受けとめた神学・哲学上の諸問題,およびそこにおいてうち立てられることになった諸思想について学ぶ。悪の問題,信仰と理性,恩恵と自由意志についてなど,以降の西欧神学・哲学の基本的解釈として継承されることになる考え方を学習する。  

 
2016  中世キリスト教史演習(アウグスティヌス『告白』を読む) 

 アウグスティヌスの主著である『告白(Confessiones)』を演習形式で講読する。アウグスティヌスの『告白』は西洋文芸史上最大の古典の一つとして知られる。そこには,神(真理)探求と自己探求とが連動して進められるアウグスティヌス特有の探 求の軌跡とともに,彼の神学(宗教)・哲学上の諸問題,諸思想の大部分が提示されている。実存的かつ理論的な種々の問題に葛藤し,迷いつつも,どこまでも真理の光を求めてやまない真摯なる魂の姿は,古来より多くの読者の心をうち続けてきた。本授業では,『告白』の翻訳テキストの精読をとおし,そこに提示される考え方や諸問題について共同で考察し,検討する。  

 
2016  キリスト教精神史(1)(キリスト教と古代・中世世界) 

 ヨーロッパの古代後期から中世までを,キリスト教精神史の観点から通観し,考察する。1世紀にローマ帝国の辺境で誕生したキリスト教は,迫害を経験しながらも当時の帝国内で急速に広まり,4世紀には公認宗教,および国家宗教となる。ヘブライズムの伝統を継承し,神の国の到来を説くその教えは,ギリシア・ローマのヨーロッパ古典文化との接合,ゲルマン諸部族の教化を経て,やがて宗教・政治・経済・社会を統合する「コルプス・クリスチアヌム(キリスト教的社会有機体)」としてのヨーロッパ世界を形成するに至る。本授業では,こうしたキリスト教を本質的要素として持つ古代後期,中世のヨーロッパについて年代史的に,また種々の側面より学習する。 

 
2016  キリスト教精神史(2)(キリスト教と近代世界) 

 西欧近代世界の形成およびその展開を,キリスト教精神史の観点から通観し,考察する。西欧近代は「コルプス・クリスチ アヌム(キリスト教的社会有機体)」としてのヨーロッパ世界の解体過程の一方で,宗教改革の運動に代表されるように,宗教(キリスト教)的要素を推進力として形成されてきた性格を持つ。近代世界とは,思想・政治・経済・社会の諸側面にわたり,そうしたキリスト教的な制度やものの考え方によって方向づけられた時空間であったと言えよう。したがって,西欧近代とキリスト教との関係性を理解することは,(近代文明の限界が露呈され始めている現代社会において)正しく「近代」を相対化し,来るべき未来に向き合うためにも意義を持つことである。  

 

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