研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
岩崎 賢 ( イワサキ タカシ , IWASAKI Takashi )
所属
Organization
外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科
職名
Academic Title
講師

取得学位
 
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
未設定 博士(文学)  メシーカ人の供犠の宗教学的研究 ――解体と確立  筑波大学 2005年03月20日 
詳細表示
研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  古代アステカ王国の宗教 

概要(Abstract) メソアメリカに出現した古代アステカ王国の神話と儀礼の解釈。現代メキシコ先住民の宗教文化とメソアメリカの古代的宗教伝統との連続性について。 

詳細表示
著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2015  アステカ王国の生贄の祭祀 血・花・笑・戦  単著   
刀水出版  , A5  , 202 p.  , 2015/08/15   

概要(Abstract) 本書は「刀水歴史全書第90巻」として刊行された著書で、内容は博士論文ののちに発表したアステカ人の生贄の儀礼に関する諸研究を土台に、新しい章を書き加えつつ、アステカ人の宗教的世界観・宇宙論を総合的に論じたものである。アステカ人は宇宙を一つの巨大な神の身体として捉えており、その内部を構成する太陽・月・大地・動植物、そして人間などの各存在者は、この巨大な神(大いなる生命体)の身体を構成する細胞・器官のようなものとして理解していた。筆者はこうした宇宙論=身体論こそが、アステカ人の生贄の儀礼を根底から支えていた原理であったことを、「血」「花」「笑い」「戦い」の宗教的象徴を主題としてとりあげつつ明らかにした。 

備考(Remarks) 先スペイン期の神話と儀礼に関する情報、多数の古代的図像資料、さらに現代の民俗学的資料を用いて、古代アステカの宇宙論を解釈する。 

2012  メソアメリカ宗教伝統における性愛のシンボリズム  共著   
楽瑯書院  , A5  , 20 p.  , 2012/03/22   

概要(Abstract) 本論文は篠田知和基編『神話・象徴・図像Ⅱ』に収録された論文である。本人担当部分は「メソアメリカ宗教伝統における性愛のシンボリズム」(91-110頁)である。この論文では、古代アステカの時代から、20世紀の現代先住民にいたるまで、いかに農耕的宇宙の豊穣のシンボルとしての「聖なる性」が、宇宙を男性と女性に分ける二元論的宇宙論の枠組みの中で、神話的・儀礼的・図像的に表現されてきたかを明らかにした 

備考(Remarks)  

2007  メキシコ革命と大地母神の神話  共著   
リトン  , A5  , 22 p.  , 2007/09/22   

概要(Abstract) 本論文は山中弘・松村一男編『神話と現代』という著作に収録された論文である。本人担当部分は「メキシコ革命と大地母神の神話」という論文である(401-423頁)。この論文では、20世紀初頭に勃発したメキシコ革命において、主導者の一人であるエミリアーノ・サパタに率いられた農民兵たちが、いかなる宗教的動機によって革命に参加したかを、彼らの間で読まれていたナワトル語の文書の解読を通して明らかにした。 

備考(Remarks)  

詳細表示
学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2014  アステカ人の供犠 ――頂くことと捧げること  単著   
古代アメリカ  , 古代アメリカ学会  , 第17号  , pp. 1-24  , 2014/12/03   

概要(Abstract) 本論文では、アステカ人の供犠の儀礼を、16世紀以前の先スペイン期の絵文書群を史料として論じた。そこではアステカ供犠は、人間・動植物・大地・太陽・月などからなる大宇宙を、同じ血液を共有する一つの巨大な生命体としてみる生命的宇宙論に立脚した宗教的行為であったことが示された。 

備考(Remarks)  

2013  花は笑う――アステカ人の宗教における創造のシンボリズム  未設定   
宗教研究  , 日本宗教学会  , 87巻376号  , pp.131-156  , 2013/06/06   

概要(Abstract) 本論文では、アステカ宗教伝統における「花」のシンボリズムと強い連関性を持つ「笑い」のシンボリズムについて、16世紀のナワトル語・スペイン語文献や、20世紀の現代先住民の神話・物語などを参照しつつ、その宗教学的考察を行った。そこでは「笑い」は歌や踊りや性と結びついて、宇宙の豊穣や創造性をもたらす出来事であったことが示された。 

備考(Remarks)  

2013  セサル・チャベスの立つ宗教的地平――メキシコ系アメリカ人の公民権運動に関する一考察  未設定   
ラテンアメリカ・カリブ研究  , ラテンアメリカ・カリブ研究会  , 20号  , pp. 39-56  , 2013/05/09   

概要(Abstract) この研究ノートでは、1960年代にアメリカ合衆国のカリフォルニア州で、メキシコ系アメリカ人の農業労働者の労働条件の改善を求める民衆運動を指導したセサル・チャベスに関して、彼を「チカーノ運動推進者」と「労働運動指導者」という二つのカテゴリーに還元して理解する従来的な見方を批判し、チャベスはこれらのカテゴリーを包含するような「生きた共同体の創造」というパースペクティブに立って思考し行動したということを論じた。 

備考(Remarks)  

2011  クエポニ:戦場に咲くアステカ戦士  単著   
宗教学・比較思想学論集  , 宗教学・比較思想学研究会  , 12号  , pp. 1-22  , 2011/04/11   

概要(Abstract) 本論文では、アステカ人の宗教性をよく表現する、ナワトル語の古代宗教詩や神話の分析を通して、ナワトル語において「咲く」という意味の「クエポニcueponi」という言葉が、「咲く」以外にも、「光り」「即位する」「誕生する」などの意味を持つ言葉であることを示し、アステカ宗教の様々な側面において、「咲く」及び「花」という要素が、神々による世界創造の象徴的表現としての意味を持っていたことを明らかにした。 

備考(Remarks)  

2006  アステカ宗教の新たな理解に向けて:供犠における死の問題  単著   
ラテンアメリカ・カリブ研究  , ラテンアメリカ・カリブ研究会  , 13号  , pp. 1-10  , 2006/05/22   

概要(Abstract) この研究ノートでは、アステカ宗教の中心的要素である供犠についての従来的議論が、しばしば供犠を「神に神聖な食べ物を捧げる」行為としての側面にのみ目を向け、それが「神を食べる行為」であることや、実際にこの儀礼に参加する者の実存的体験のありようを共感的に理解することに対して、十分な注意を払ってこなかったことを指摘した。 

備考(Remarks)  

2018  近代メキシコは先住民的伝統をどう理解しようとしたか ――A・カソとM・ガミオのアステカ論  単著   
アカデミア 人文・自然科学編  , 南山大学  , 第17号  , 12 p.  , 2019/01/15   

概要(Abstract) この論文では、近代メキシコの知識人が、自らの伝統である古代アステカ文明をいかに理解しようとしたかを、二人の代表的な歴史学者A・カソとM・ガミオを例に挙げて論じた。前者は近代主義的な立場から、後者は価値共感的な立場から、この文明を解釈しようとしていることを示した。 

備考(Remarks)  

詳細表示
その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  アステカ王国の生贄の祭祀/著者自身による新刊書紹介  書評  単著 
ラテンアメリカ・カリブ研究  , ラテンアメリカ・カリブ研究会  , 23号  , pp.64-69  , 2016/05/06   

概要(Abstract) 本稿は2015年に出版された拙著『アステカ王国の生贄の祭祀』の、著者自身による内容紹介である。そこでは本書を構成する各章の内容について簡潔にまとめた。 

備考(Remarks)  

2014  「アカムバイ」ほか26項目 『世界地名大事典』  辞書・事典  単著 
世界地名大事典  , 朝倉書店  , 2014/09/03   

概要(Abstract) これは竹内啓一総編集『世界地名大事典』の第9巻「中南アメリカ」に掲載された事典項目である。内容はメキシコ中央部の主要都市・行政区の地理・政治・経済等の情報や、その地の歴史・文化などを簡潔にまとめたもので、執筆した26項目のうち、短い項目で200字、長いもので1200字である。 

備考(Remarks)  

2012  ミレニアリズム  辞書・事典  単著 
宗教の事典  , 朝倉書店  , pp. 891-893  , 2012/11/04   

概要(Abstract) これは山折哲雄監修『宗教の事典』に収録された事典項目である。本人担当部分は「ミレニアリズム」という項目である(891-893頁)。ミレニアリズム(千年王国論)は、世界の終末とその後の新世界の到来を熱狂的に待望する民衆的宗教運動であるが、本稿では従来あまり紹介されることのない、スペイン植民地期の中南米の千年王国論的運動(メキシコのミシュトン戦争、アンデスのタキ・オンゴ運動)をとりあげ、その基本的性格を解説した。 

備考(Remarks)  

2012  アステカの宗教  辞書・事典  単著 
世界宗教百科事典  , 朝倉書店  , 2012/11/03   

概要(Abstract) これは井上順孝編『世界宗教百科事典』に収録された事典項目である。本人担当部分は「アステカの宗教」という項目である(702-703頁)。古代アステカ人の宗教について、アメリカやメキシコにおける最新の研究に基づいて、その最も基本的な要素について解説した。とくにアステカ人の宗教における「二元論的宇宙論」と「宇宙の周期的崩壊」という要素を、彼らの行っていた儀礼や神話を通して解説した。 

備考(Remarks)  

2005  「西太平洋の遠洋航海者」解説  辞書・事典  単著 
棚次正和・山中弘編著『宗教学入門』  , ミネルヴァ書房  , p. 239  , 2005/03/23   

概要(Abstract) これは棚次正和・山中弘編著『宗教学入門』という著作に収録された、解説文である。(全259頁。)本人担当部分はマリノフスキー著『西太平洋の遠洋航海者』の解説である(239頁)。この人類学の古典的名著に関して、マリノフスキーの宗教現象一般に対する基本的な視点と方法論について、特に彼の対象に対する共感的理解の方法に焦点を当てつつ、宗教学的な視点から、簡潔に解説した。 

備考(Remarks)  

詳細表示
研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2015  アステカ人の供犠における血のシンボリズム  単独  2015/05/06 
日本ラテンアメリカ学会  , 日本ラテンアメリカ学会   

概要(Abstract) 本発表では、主に先スペイン期の絵文書資料を用いながら、そこに見られるいくつかの「太陽・月・大地の神々が人間に血を与える」という主題を示す図像が、アステカ人の供犠の儀礼を解釈する上で重要な意味を持っていることを示した。 

備考(Remarks)  

2013  60年代のメキシコ系アメリカ人農場労働者の社会運動の宗教性  未設定  2013/09/02 
日本宗教学会  , 日本宗教学会   

概要(Abstract) 本発表では、1960年代にアメリカ合衆国のカリフォルニア州で、「チカーノのM・L・キング牧師」の異名を取るセサル・チャベスによって率いられた、メキシコ系アメリカ人(チカーノ)の農業労働者の労働条件の改善を求める民衆運動について、それを政治的・経済的要因のみから説明することは困難であること、その重要な活動のいくつかは、すぐれて宗教的な性質を持っているということを論じた。 

備考(Remarks)  

2005  “Interpretation and Aanalogy: A Discourse on the Aztec Humna-sacrifice.”  単独  2005/03/12 
第19回国際宗教学宗教史学会   

概要(Abstract) 本発表では英語で発表と質疑応答を行った。そこでは博士論文において行ったアステカ供犠についての議論に基づき、従来のアステカ供犠についての議論の問題点を指摘し、今後、アステカ供犠についての議論では、その儀礼に参加する人々の実存的・宗教的体験に即して、いわゆる「共感的理解」に重点を置いた解釈が必要であるということを論じた。
・発表要旨:Congress Secretariat of the 19th World Congress of IAHR, The Book of Abstracts, p. 101. 

備考(Remarks)  

詳細表示
著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2017 
2018 
詳細表示

2019/03/03 更新