2024/12/03 更新

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サトウ ハジメ
佐藤 創
SATO Hajime
所属
総合政策学部 総合政策学科 教授
職名
教授
主な研究課題
長期研究:開発途上国の経済発展と制度・産業変化

短期研究:アジア諸国における産業構造変化の研究
専攻分野
経済発展論(とくに南アジア)、国際開発論

学位

  • 博士(経済学)(Doctor of Philosophy (PhD) in Economics) ( ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(University of London, The School of Oriental and African Studies) )

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    博士

  • 修士(開発経済学)(Master of Science (MSc) in Development Economics) ( ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(University of London, The School of Oriental and African Studies) )

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    修士

  • 修士(政治学) ( 早稲田大学 )

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    修士

  • 学士(政治学) ( 早稲田大学 )

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    学士

研究分野

  • 人文・社会 / 基礎法学

  • 人文・社会 / 経済政策

  • 人文・社会 / 地域研究

所属学協会

  • アジア政経学会、アジア法学会、南アジア学会、国際開発学会

委員歴

  • アジア政経学会、アジア法学会、南アジア学会、国際開発学会  

論文

  • The Emergence of “Modern” Ownership Rights Rather than Property Rights 査読

    Journal of Economic Issues   52(3)   676 - 693   2018年9月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    新古典派経済学の所有権の出現に関する理論はデムセッツのものが出発点であるが、この理論の前提や論理を再検討したもの。デムセッツによる相対価格や資源配分の変化という観点から普遍的な意味での所有権の出現を把握するアプローチに対して、とくに後発の日本やインドを歴史的にみると、土地に関する前近代的な権利関係が植民地化の圧力や税収の確保の観点から変容しており、すなわち社会の変容という観点からより具体的に近代的な意味での所有権の出現を捉えることが重要ではないかと論じたもの。

書籍等出版物

  • 世界諸地域における社会的課題と制度改革

    ( 担当: 共著)

    三修社  2023年3月 

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    総ページ数:296 p.  

    開発途上国における経済発展に伴う都市部や農村部における土地需要の多様化は、土地登記制度の整備を重要な課題としており、本論文ではインドに光を当て、土地登記制度の改革の経緯や方向性、進捗動向、また理論的な問題を検討した。具体的には、土地登記制度の意義や類型、インドの土地登記制度の起源を整理し、1980年代以降の経済自由化の進行により土地需要が変化するなかでどう土地登記制度改革が展開したかを明らかにし、改革の方向についての政治的あるいは経済的な要因を考察しつつなぜ改革が難しいかを分析し、土地登記制度改革は時代の要請ではあるが、土地権利関係の変革は容易には解決できず時間がかかる性質があることを論じた。

  • 徹底解説! これからのインドビジネス:政治・経済・社会・ビジネス環境

    ( 担当: 共著)

    日本貿易振興機構  2022年9月 

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    総ページ数:252 p.  

    経済大国化してきているインドの基礎知識や昨今の変化を、学術的な観点のみならず最新のビジネス事情まで紹介した本のなかで、土地をめぐる登記や賃貸、土地収用などの現状や留意点などについて紹介したもの。

  • コロナの影響と政策:社会・経済・環境の観点から

    ( 担当: 共著)

    創成社  2022年3月 

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    総ページ数:240 p.  

    新型コロナ対策について、インドの事例に注目して世界最大のロックダウンと称された措置を中心に、社会科学分野横断的な観点から考察しようとしたもの。具体的には、多数の貧困層を抱えるインド社会の現実に即して、そもそもインドで「ロックダウン」とはなにを意味していたかを再確認し、ロックダウンのような措置を採用することを可能にしている政府の権限を検討した。また、ロックダウンやその他の政策的対応の経済的・社会的影響がどのように及んだか、政策的措置の展開を整理しつつ最新の司法判例を検討し、出稼ぎ労働者など社会グループごとに検討することの重要性を指摘した。

  • 新版アジア憲法集

    ( 担当: 共著)

    明石書店  2021年12月 

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    総ページ数:1312 p.  

    バングラデシュ憲法の特徴を、憲法改正をめぐる政争と混迷という視点から論じたもの。バングラデシュ憲法は1971年の独立後1972年に施行されてより、1975年からの15年あまりの軍政の時代を含み、2019年まで17回の改正を経ている。主な改正の内容と背景を検討し、憲法の基本構造は議会といえども改正することはできないという法理をインドの判例を参照して最高裁判所が導入して過去の憲法改正の有効性に関する判断を次々に下したことにより混乱が生じたこと、また、とくに重要と考えられる、軍政終了後に公正な選挙を担保するために導入された選挙管理内閣制度が廃止されるに至った背景を考察した。さらに時の政権が自党に有利な形で憲法改正を行うなどの現状の問題点も示している。こうした憲法の問題も、昨今のバングラデシュの好調な経済パフォーマンスなど、広い政治経済的な文脈において検討する必要を指摘した。

  • 新版アジア憲法集

    明石書店   2021年12月 

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    担当ページ:pp. 48-90  

  • アジア動向年報2021

    ( 担当: 共著)

    アジア経済研究所  2021年5月 

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    総ページ数:588 p.  

    2020年のインドの政治経済の動向につき、経済を担当し、その動向について整理したもの。

  • 図解インド経済大全

    ( 担当: 共著)

    白桃書房  2021年1月 

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    総ページ数:420 p.  

    世界的にプレゼンスを高めるインド経済につき、全11産業分野(73業界)につき解説したインド経済の入門書において、「ガラス」、「紙パルプ」、「鉄鋼」の三つのセクターについての解説を担当した。

  • アジア動向年報2020

    ( 担当: 共著)

    アジア経済研究所  2020年6月 

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    総ページ数:594 p.  

    2019年のインドの政治経済の動向につき、経済を担当し、その動向について整理したもの。

  • 試される正義の秤:南アジアの開発と司法

    ( 担当: 単著)

    名古屋大学出版会  2020年2月 

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    総ページ数:296 p.  

    インドでは1980年代より公益訴訟という訴訟形態での司法積極主義が展開している。その起源は、文字も読めない社会的弱者の権利を擁護して、裁判所みずから正義を届けるべく始まったものであるが、その出現から40年余りを経てインド経済の発展とともに、その対象は環境問題や政治腐敗に広がり、司法の恣意的利用をとくに2000年代から引き起こしている。このインドの公益訴訟について法の支配という観点からの両義性を明らかにしようとするとともに、より一般的に政治の司法化といった現象がなぜ生じるのかということを考察しようとしたもの。

  • アジア動向年報2019

    ( 担当: 共著)

    アジア経済研究所  2019年6月 

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    総ページ数:614 p.  

    2018年のインドの政治経済の動向につき、経済を担当し、その動向について整理したもの。

  • アジア太平洋と関西:関西経済白書2018

    ( 担当: 共著)

    アジア太平洋研究所  2018年10月 

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    総ページ数:260 p.  

    2014年に始まったモディ政権の下でのインド経済の状況と日本企業の進出状況などについての概説。

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MISC

  • (Book Review) Tirthankar Roy and Anand V. Swamy 'Law and the Economy in a Young Democracy: India 1947 and Beyond'

    The Developing Economies   60(4)   270 - 272   2022年9月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

  • アジア動向年報 2010 - 2019 インド編

    p. 356   2022年2月

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    出版者・発行元:アジア経済研究所  

  • (Book Review) Madhusudan Datta, 'Reform and the Structure of the Indian Economy: Output–Value Added Symbiosis'

    The Developing Economies   59(4)   416 - 418   2021年12月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

  • 書評 上池あつ子著『模倣と革新のインド製薬産業史』

    南アジア研究   31   147 - 152   2021年7月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:日本南アジア学会  

  • A Note on Premature Deindustrialization

    IDE Discussion Paper Series   No. 763   34 p.   2019年12月

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    出版者・発行元:Institute of Developing Economies (IDE-JETRO)  

  • 書評 秋田茂著『帝国から開発援助へ : 戦後アジア国際秩序と工業化』

    アジア経済   59(2)   53 - 53   2018年6月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

  • インド公益訴訟の他国への伝播

    アジア法研究   11   129 - 135   2018年6月

  • 書評 Chirashree Das Gupta, 'State and Capital in Independent India: Institutions and Accumulation'

    アジア研究   64(2)   52 - 56   2018年4月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等  

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講演・口頭発表等

  • 賢者としての裁判官:インド最高裁の場合

    アジア法学会2023年記念シンポジウム  2023年6月  アジア法学会

  • インドにおけるロックダウンの法的根拠

    日本南アジア学会第35回大会  2022年9月  日本南アジア学会

  • Populism and the Judiciary: The Case of Public Interest Litigation in Pakistan

    The 13th INDAS-South Asia International Conference: Populism, Diversity, and 'Enemies of the People': Politics and Society in South Asia in the Twenty First Century  2021年12月 

受賞

  • 第42回アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞

    2021年7月   日本貿易振興機構アジア経済研究所   試される正義の秤ー南アジアの開発と司法(2020 名古屋大学出版会)

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • インドの経済発展における土地収用問題についての研究

    2023年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究C 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

  • インドの経済発展における土地収用問題についての研究

    2022年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究C 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

  • インドの経済発展における土地収用問題についての研究

    2021年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究C 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

  • インドの経済発展における土地収用問題についての研究

    2020年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究C 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

  • インドの経済発展における土地収用問題についての研究

    2019年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究C 

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金