研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
上峯 篤史 ( ウエミネ アツシ , UEMINE Atsushi )
所属
Organization
人文学部人類文化学科
職名
Academic Title
准教授
専攻分野
Area of specialization

考古学、文化財科学会、先史学

学会活動
Academic societies

2008年5月-現在に至る 日本考古学協会
2011年7月-現在に至る 旧石器文化談話会 評議員
2012年4月-現在に至る Society for East Asian Archaeology(東アジア考古学会)
2012年10月-現在に至る World Archaeological Congress(世界考古学会議)
2013年7月-現在に至る 日本文化財科学会
2019年5月-現在に至る 物質文化研究会 運営委員
2020年8月-現在に至る 日本旧石器学会 会誌委員

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (40)
著書数 books (8)
学術論文数 articles (32)

出身学校
学校名
Univ.
卒業年月(日)
Date of Graduation
卒業区分
Graduation
   Classification2
立命館大学文学部史学科日本史学専攻 2005年03月  卒業 
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出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻 博士後期課程  2011年03月  修了 
同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻 博士前期課程  2007年03月  修了 
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取得学位
     
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 博士(文化史学)  縄文・弥生時代におけるサヌカイト製石器群の技術論的研究  同志社大学大学院  2011年03月20日 
修士 修士(文化史学)  近畿地方における縄文・弥生時代石器群の技術論的研究 : 剥片剥離技術の検討を中心に  同志社大学大学院  2007年03月20日 
学士 学士(文学)    立命館大学 2005年03月21日 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  東アジアの人類移動史から見る日本列島先史文化の起源と変遷 

概要(Abstract) 私たちホモ・サピエンスは約30万年前にアフリカで誕生し、遅くとも5万年より前にはアフリカを出て、東アジアにやって来ました。彼らがいったいどんな人々で、旅路の途中、東アジア各地でネアンデルタール人などの先行人類たちとどんな出会いをしたのか。私たちの正体を知るために是非知りたい点です。人類の進化と移動の歴史のなかで、私たち日本列島に暮らす人類の文化の成り立ちを考え、その移ろいを見ていくことが、私の当面の研究テーマです。 

短期研究  日本と東アジアの旧石器文化研究 

概要(Abstract) 東アジアに新人がやってきたことで何が変わったのかを調べるため、学外の研究者や海外の研究機関と共同で出土遺物を調査しています。また日本列島各地で発掘調査や出土遺物の調査を進め、日本列島に人類が暮らしはじめたのはいつなのかを考えています。 

短期研究  縄文・弥生時代の石器研究 

概要(Abstract) 縄文時代や弥生時代の石器を調べ、彼らの知恵や暮らしを明らかにする研究に取り組んでいます。 

短期研究  新しい石器研究法の開発 

概要(Abstract) 考古学以外の研究法と考古学の研究法とを組み合わせて、新しい研究方法を試行錯誤することにも取り組んでいます。 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2023  滋賀里遺跡資料図譜  共著   
真陽社  , B5  , 57  , 2023/05   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  木崎夏期大学遺跡   共著   
南山大学上峯篤史研究室  , B5  , 10  , 2022/02/28   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  愛知県南知多町天神山遺跡-縄文時代前期初頭の発掘調査-   共著   
南山大学上峯篤史研究室  , B5  , 20  , 2022/01/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2020  旧石器考古学辞典 四訂版  共著   
雄山閣  , A5  , 352  , 2021/01/25   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2020  石の目を読む:石器研究のための破壊力学とフラクトグラフィ  未設定   
京都大学学術出版会  , 未設定  , 217  , 2020/04/22   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  考古調査ハンドブック20 縄文石器提要   共著  9784821605323 
ニューサイエンス社  , A5  , 510  , 2020/03/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  大論争 日本人の起源   共著  4800299292 
宝島社  , その他  , 347  , 2019/10/28   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2017  縄文石器: その視角と方法  単著   
京都大学学術出版会  , その他  , 340  , 20180331   

概要(Abstract) 考古資料の常連、“縄文石器”。その観察・分類・記載においては何に注意すべきか、石器の何がわかっていて何がわからないか、石器研究が縄文文化の解明にどのように役立つのか。縄文人の巧みな石器づくりを詳らかにする緻密な技術解析、多種多様な石器を明解に整理した編年、分析化学の方法と考古学の問題意識を融合させた石材移動論。様々な切り口をもって石器と忍耐強く対話し続けた先に、人や物が移動する縄文時代像がはっきりと見えてくる。著者の17年にわたる試行錯誤から導かれた研究の視点と手順を一冊に編み上げた、先史考古学必携の書。(出版社ホームページより転載) 

備考(Remarks)  

2012  縄文・弥生時代石器研究の技術論的転回  未設定   
雄山閣  , 未設定  , 310  , 20121225   

概要(Abstract) 近畿地方における縄文・弥生時代のサヌカイト製石材を対象に、徹底した遺物観察と定量分析に基づいた剥片剥離技術と打撃法の研究から、縄文~弥生移行期の石材消費戦略、集落間関係の実態と変容を明らかにする。(出版社ホームページより転載) 

備考(Remarks)  

2010  よくわかる考古学  共著   
ミネルヴァ書房  , B5  , 274  , 20100501   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 執筆担当部分:「縄文人の使った道具」, pp.40-43. (4p.) 

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2023  Nouvelle etude des industries lithiques decouvertes sur le site paleolithique de Sjara-osso-gol, Mongolie interieure, Chine  共著   
L'anthropologie  , 202403   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2023  下呂石原産地「湯ヶ峰」における人類活動痕跡の探索-「遺跡」分布と湯ヶ峰山頂遺跡の様相-  共著   
日本考古学  , 日本考古学教会  , 56  , 79-92  , 2023/05   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2022  前・中期旧石器時代遺跡の立地と古地形- 長野県大町市木崎小丸山遺跡を載せる丘陵の地形変遷-  単著   
旧石器考古学  , 旧石器文化談話会  , 87  , 2023.3.31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  Lithic production strategy of early upper Paleolithic in Shuilian Cave, North China  共著   
Quaternary International  , the International Union for Quaternary Research  , online  , 2022/02   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2020  中国鋸歯縁石器群の機能論―河北省西白馬営遺跡からの予察(2)―  共著   
パレオアジア文化史学A01 2020年度研究報告書   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2020  西白馬営:泥河湾盆地におけるMIS3の鋸歯縁石器群  共著   
パレオアジア文化史学A01 2020年度研究報告書   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2020  存否問題のムコウ  単著   
旧石器時代研究への視座  , 2   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  京都府京丹後市上野遺跡における堆積物の帯磁率測定  単著   
京都府埋蔵文化財情報  , 京都府埋蔵文化財調査研究センター  , 137  , 2020/03/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  中国鋸歯縁石器群の機能論―河北省西白馬営遺跡からの予察―  共著   
パレオアジア文化史学A01 2019年度研究報告書  , 東京大学  , 2020/03/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  摩天嶺:泥河湾盆地におけるMIS9の鋸歯縁石器群   共著   
パレオアジア文化史学A01 2019年度研究報告書  , 東京大学  , 2020/03/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2023  愛知県春日井市 梅ヶ坪遺跡 調査報告書  調査報告  共著 
194  , 202312   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 「梅ヶ坪遺跡採集遺物の石材原産地推定」を担当 

2022  2021年の歴史学界ー回顧と展望ー 日本 考古 1 旧石器時代  研究動向  単著 
史学雑誌  , 史学会  , 131(5)  , 2022.6   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2013  中国における侯家窰遺跡出土石器群の評価について  調査報告  共著 
平成21-24年度科学研究費補助金基盤研究(A)研究成果報告書『東北アジアにおける古環境変動と旧石器編年に関する基礎的研究』  , pp.115-132  , 201311   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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学術関係受賞
年度
Year
受賞学術賞名
Name of award
受賞対象となった研究/業績/活動等
Activity for which award given
受賞年月(日)
Date
授与機関
Award presenter
2016  日本文化財科学会第10回ポスター発表賞  偽石器はどうしてできたのか?  2016年06月05日 
日本文化財科学会 

備考(Remarks)  

2016  The 2015 Hakubi Annual Report Meeting Best Presentation Award  Long Distance Transported Obsidian Speak Inter-Regional Relationships  2016年04月18日 
京都大学白眉センター 

備考(Remarks)  

2015  学際研究着想コンテスト 奨励賞   ホモ・サピエンスがやって来た約4万年前、日本列島は無人だったのか?  2015年10月02日 
京都大学 

備考(Remarks)  

2004  課外・自主活動個人奨励金  考古学研究会における活動、関西学生考古学研究会の設立  2003年03月09日 
立命館大学 

備考(Remarks)  

2003  文学部ゼミナール大会  “古墳の破壊”再考~石室石材抜き取りの歴史的評価のために~  2003年12月22日 
立命館大学 

備考(Remarks)  

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2023  上野遺跡の年代と石材利用  単独  20231119 
京丹後市上野遺跡・福知山市稚児野遺跡検討会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2023  携帯型蛍光X線分析装置による”白頭山(長白山)黒曜岩”の追跡と方法論的試行  単独  20231022 
日本文化財科学会第40回記念大会  , 日本文化財科学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2023  石英製石器のレプリカ作成と使用痕分析への応用  共同  20231021 
日本文化財科学会第40回記念大会  , 日本文化財科学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2023  Nexus of biface production and characteristic of gray obsidian at central Japan  単独  2023/07 
International Obsidian Conference (IOC) Engaru 2023   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2022  現生人類の定着イベントと中国北部の旧石器文化  単独  2023.1 
2022年度日本中国考古学会大会  , 日本中国考古学会大会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2022  岐阜県下呂市湯ヶ峰流紋岩原産地における考古学・地質学的調査(2)  単独  2022.6 
第20回日本旧石器学会2022年度総会・研究発表・シンポジウム  , 日本旧石器学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2022  現生人類の定着と中国北部の旧石器  単独  2022.5 
近江貝塚研究会第342回例会  , 近江貝塚研究会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  下呂石の細分とその考古学的可能性  共同  2021年9月19日 
日本文化財科学会第38回大会  , 日本文化財科学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  帯磁率測定による地層対比と旧石器包含層の年代決定   共同  2021年9月19日 
日本文化財科学会第38回大会  , 日本文化財科学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  岐阜県下呂市湯ヶ峰流紋岩原産地における考古学・地質学的調査(1)   未設定  2021年6月19日 
日本旧石器学会 第19回総会・研究発表・シンポジウム  , 日本旧石器学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2023  科学研究費補助金  「武器形打製石器」導入の技術史から弥生社会の変容過程をたどる 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2023  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  後期旧石器時代前半期石器群の行動論的研究 
代表     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2022  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  黒ボク土の形成年代と層序学的位置に基づく縄文時代草創期・早期の遺物編年 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2022  科学研究費補助金  「武器形打製石器」導入の技術史から弥生社会の変容過程をたどる 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2021  高梨学術奨励基金研究助成  ホモ・サピエンスの定着は東アジアの人類文化に何をもたらしたか?(2) 
  高梨学術奨励基金   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2021  科学研究費補助金  「武器形打製石器」導入の技術史から弥生社会の変容過程をたどる 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2021  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  中国旧石器文化研究(3):鋸歯縁石器群の年代精査 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2020  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  中国旧石器文化研究(2):新人(ホモ・サピエンス)の定着をめぐる文化財科学的研究 
代表     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2020  科学研究費補助金  「武器形打製石器」導入の技術史から弥生社会の変容過程をたどる 
代表  日本学術振興会   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2020  科学研究費補助金(基盤研究C)  「武器形打製石器」導入の技術史から弥生社会の変容過程をたどる 
代表  日本学術振興会   

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2022  フィールド調査における社会還元活動の実践 

発掘調査の成果を社会還元すべく, 市民に開かれた発掘調査成果報告会を岐阜県下呂市で開催した. 報告会は発掘調査参加学生の自主性を重んじ, 適宜指導を加えた. 本企画には多数の新聞報道があり, 県内外から多数の来場者が集まったほか, 下呂市長から庁舎に招かれ, 直々に感謝のお言葉を賜った. 

2022/08/29~2022/09/14 
2019  フィールドノート貼付型テキストの作成 

考古学実習Aにおいて、フィールドノート(測量野帳)サイズにまとめた授業レジュメを配布し、受講生各自に貼り付けを指示した。レジュメには測量技術等の要点がまとめられており、授業時に使用することでフィールドノートを使う習慣を身につけられるだけでなく、授業後にフィールドに出た際も参照しやすいものとなった。 

20190410~ 
2019  発掘調査におけるアクティブラーニングの実践 

鳥ヶ崎遺跡(島根県松江市)において発掘調査を体験してもらった後, 木崎夏期大学遺跡(長野県大町市)の発掘調査においては, 発掘調査区の設定から発掘調査中の試行錯誤において, なるべく学生ら自身で方策を検討してもらったうえで, 指導を加えるようにした. これによって, 発掘調査に関わるノウハウの定着率を大きく向上させることができた. 上野遺跡(京都府京丹後市)では学年別に到達目標を設定し, 調査全体の経過に注意しながら発掘調査に取り組んでもらうことで, 時間意識と責任感の向上を図った. 

2019/04/01~ 
2018  修士論文審査副査 

立命館大学大学院文学研究科に提出された修士論文審査の副査を担当した 

201902 
2014  ゲストスピーカーの招聘 

リテラシー入門II、考古学・文化遺産概論I、新しい日本史像、歴史観の形成(以上、立命館大学)、考古学(1)-53(同志社大学)、考古学(大阪成蹊大学)にて実施。科目内容に合致しつつも、自身による講義では扱いにくい視角や研究領域を講義に盛りこむため、ゲストスピーカーを積極的に招聘した。講義においては上述の事項のほか、研究に関わる体験談も盛りこんでもらった。この取り組みは授業内容の多様化はもちろん、講義にメリハリをつけることや、受講生の学習意欲を刺激する効果があった。
授業後に受講生に対して実施したアンケート調査では、この取り組みに対する好意的な意見が目立った。 

20140901~ 
2014  博物館と連携した教育活動 

京都市からの打診を受けて、関西の若手研究者と京都市が協力した研究・博物館展示を企画し、これに学生約50名(大阪成蹊大学、京都大学、同志社大学、奈良大学、佛教大学、立命館大学、龍谷大学、早稲田大学)の参加を受け入れた。本企画では、京都市が所蔵しながらも活用できていなかった資料群に、若手研究者による最新研究でスポットライトを当てた。学生らは研究に協力する中で最新研究を学び、各研究成果を学生ならではの工夫をこらして展示した。
一連の研究成果を京都市考古資料館で特別展示として公開したところ、先行研究の焼き直しではない目新しい研究成果、若手研究者や学生ならではの展示構成や親近感が話題となり、来館者も増加するなど好評を博した。本企画は京都新聞にて報道されたほか、独特の研究体制が国内外で注目され、招待講演や英文学術誌における紙面紹介の機会を得た。また本企画に参加した大学院生のほとんどが考古学・博物館学関係の専門職に、学部生の多くが専門職ないしは大学院に進学するなど、人の育成と定着に大きく貢献した。
 

20140601~20150331 
2013  ICT技術の運用によるきめ細かな教育 

考古学特殊講義I、考古学(1)-53(同志社大学)、考古学(大阪成蹊大学)にて実践。自身は非常勤講師として講義を担当しているため、授業時間外における学生との関わりに限界がある。開講大学が導入している学習用Webツールを用いればこの問題は改善されるが、これらの普及が不十分だった当時、あるいは現在でも同ツールを導入していない大学では、教育の質に関して大きな障壁となっている。そこで受講生専用のホームページを作成し、シラバスの閲覧、参考資料の配付に用いた。また同ホームページ内に、受講生からの質問への回答用のWeb掲示板を作成し、授業時間内に限定されない、きめ細かな教育の提供に努めた。
授業後に受講生に対して実施したアンケート調査では、この取り組みに対する好意的な意見が目立った。 

20130401~20190331 
2013  聴覚障害をもつ学生の研究指導と交流支援 

同志社大学において実践。重度の難聴に負けじと高い向学心をもつ学生に対して、筆談やICT技術の運用、他の学生らを交えたコミュニケーションによって、学習・研究相談を継続した。また他大学の学生との交流の機会を設け、実地にて交流を支援することで、障がいによって生じる様々な壁を低くすることに努めた。一連の活動と学生自身の努力の努力の成果として、当該学生と共同で研究論文を執筆することができ、査読付学術雑誌に掲載された。 

20130401~20180331 
2013  マークシート処理システムの活用による大人数授業の運営 

受講生数が200名を超える大人数講義では、受講生の反応や出席状況を管理することが難しく、授業担当者の独りよがりの講義を招きやすい。そこでマークシート処理システム(MarkScan、神奈川県立総合教育センター)にAdobe Illustratorを組み合わせてコメントシートを作成し、授業ごとに受講生に記入させた。これを機械処理することで、大人数講義であっても 個々の学生の状況を把握することが可能となり、授業内容や難易度の調整、補足説明などに活かすことができた。 

20130401~ 
2012  講義そのものを題材とした、研究成果発信法の講義 

考古学特殊講義I(立命館大学)、考古学(1)-53(同志社大学)、考古学(大阪成蹊大学)にて実践。毎回の講義ごとに、講義テーマのおもしろさ・説明のわかりやすさ・配付資料のわかりやすさについて、択一式の授業評価を受講生にお願いした。それを最終講義で集計・分析し、「何がわかりやすく・おもしろいのか」、どうすれば「わかりやすく・おもしろくなるのか」を受講生とともに考える題材とした。
授業後に受講生に対して実施したアンケート調査では、この取り組みに対する好意的な意見が目立った。 

20120401~20120930 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2023  地域と連携した地域史研究の実践   

活動内容等(Content of Activities) 岐阜県下呂市、坂祝町、静岡県富士市、奈良県山添村で実施。詳細は以下の通り。
https://researchmap.jp/7000011331/presentations/43450262
https://researchmap.jp/7000011331/social_contribution/44452372 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2023 
2022 
2021 
2020 
2019 
2018 
2017 
2016 
2015 
2014 
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2024/05/16 更新