2025/03/17 更新

写真b

カンノ コウタ
寒野 康太
KANNO Kota
所属
人文学部 キリスト教学科 講師
職名
講師
専攻分野
基礎神学、組織神学、教会論、エキュメニズム、神学的認識論

学位

  • 博士(神学) ( 2018年5月   パリ・カトリック大学 (Institut catholique de Paris) )

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    博士

    学位論文名:“La « méthode économique » de J. H. NEWMAN. Des Ariens du quatrième siècle à l’Essai sur le développement de la doctrine chrétienne”

  • 人文学修士(神学)(Maîtrise ès arts en théologie) ( 2009年1月   コレージュ・ドミニカン大学(Collège universitaire dominicain (Ontario, Canada)) )

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    修士

    学位論文名:“Genèse de la formule théologique Creatio ex nihilo chez Tertullien. Lecture de « Contre Hermogène »”

研究キーワード

  • ニューマン 二十世紀の神学 教会論 

  • 教皇フランシスコ 兄弟の皆さん フラテリ・トゥッティ

  • ジョゼフィン・バトラー シエナのカタリナ フェミニズム

研究分野

  • 人文・社会 / 宗教学  / キリスト教学 基礎神学 教会論 エキュメニズム

  • 人文・社会 / 思想史  / 十九世紀英国宗教思想 近現代フランス・カトリシズム

学歴

  • パリ・カトリック大学 博士課程 (Institut catholique de Paris, Cycle des études du doctorat)   神学研究科   基礎神学(Théologie fondamentale)

    - 2016年12月

  • コレージュ・ドミニカン大学神学部修士課程 (Collège universitaire dominicain, Maîtrise ès arts en théologie)   神学研究科   組織神学 (Théologie systématique)

    - 2009年2月

  • コレージュ・ドミニカン大学(Collège universitaire dominicain (Ontario, Canada)   神学部   神学科

    - 2005年4月

  • 早稲田大学   教育学部   国語国文

    - 1998年3月

所属学協会

  • カトリック教育学会

    2024年4月 - 現在

  • 日本宗教学会、カトリック神学会、教父研究会

委員歴

  • 日本カトリック教育学会   選挙管理委員会 委員長  

    2024年10月 - 現在   

  • 日本宗教学会、カトリック神学会、教父研究会  

留学歴

  • 2010年9月 - 2017年1月   パリ・カトリック大学   博士(神学)

  • 2002年9月 - 2009年1月   コレージュ・ドミニカン大学   人文学修士

論文

  • 第二バチカン公会議とシノダリティー(協道・共歩性) 招待

    寒野 康太

    日本カトリック神学会誌   ( 35 )   3 - 24   2024年8月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

  • 「教皇文書『Fratelli tutti(兄弟の皆さん)』に見られる神学的特徴―包括性ということ」

    『社会と倫理』   38号   21 - 51   2023年12月

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    出版者・発行元:南山大学社会倫理研究所  

    教皇フランシスコの回勅「Fraterlli tutti」を神学的に分析し、執筆の姿勢が、世上一般にいわれているような非神学的な態度ではなく、カトリックの神学のさまざまな潮流の一つのあり方を体現しているものであることを示そうとした。

  • 霊性の継承―バトラーのカタリナへのまなざし

    西方キリスト教の女性―その霊的伝承と雅歌の伝統   論文集   165 - 208   2023年

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    出版者・発行元:「キリスト教と女性」研究会 教友社  

    十九世紀の最初期のフェミニスト、ジョゼフィン・バトラーがどのように中世の女性シエナのカタリナを読み解いて伝記を作成したかということについて分析し、、それぞれが身を置いた歴史的事情はちがっても、キリスト教伝統の中にある「預言者」的性格をともに自覚し、社会に関わる姿勢としたということを浮き彫りにすることで、キリスト教の霊性というものが、歴史をまたぐ継承の形を取りうることを明らかにしようとつとめた。

  • 「正典」としての雅歌―諸解釈の交差する場

    西方キリスト教の女性―その霊的伝承と雅歌の伝統   論文集   209 - 258   2023年

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    出版者・発行元:「キリスト教と女性」研究会 教友社  

    「雅歌」というものが聖書正典における解釈の歴史の中で、さまざまな解釈の立場を生じさせてきたということを見ながら、聖書解釈が、必ずしも、信仰や教会の伝統的な解釈のみを尊重するというのではなく、いわゆる世俗的な読解も包含しうるということをポール・リクールの読解などを通じて明らかにした。また、解釈の多様性を「正典」はむしろ前提としているのではないかということを、神学上の文献を参照しつつ論じた。

  • ローマ・カトリック教導権における女性理解 : 中世研究にもとづく現代の神学

    西洋中世研究   11   92 - 110   2019年

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    出版者・発行元:西洋中世学会  

    中世研究がどのように現代のカトリック教会教導権の女性理解に関して新たな知見をもたらすことができるか、その可能性をトマスの女性理解、自然法理解、教会、中世における王権と並ぶものとしての大学の存在などを参照しつつ、可能性を探った。

  • “Doubles explorations d’« identité (ipséité) » dans le cas de l’Apologia pro vita sua”

    Transversalité   2018 年 4−6月号   85 - 100.   2018年

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    出版者・発行元:Institut catholique de Paris  

    ニューマンの学問的探求と実存的探求は、ポール・リクールの「時間と物語」の中にみられる自己同一性の理解によって よりよく会得されることを論じた

  • “La « méthode économique » de J. H. NEWMAN. Des Ariens du quatrième siècle à l’Essai sur le développement de la doctrine chrétienne”, (博士論文)

    2017年

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    ニューマンの神学手法について、アングリカンのときも、カトリックのときも、自分の手法に関し自覚的であり、一貫性を主張していたこと、また、その神学手法の自覚についての説明と、彼の教会観の変遷に関する自らの説明が分ちがたく結ばれていることに関して論じた。

  • “Reading the Bible and the Doctrinal Question in Arians of the Fourth Century”

    Newman Studies Journal   2014年秋号, Vol 11, N.2   38 - 44.   2014年

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    出版者・発行元:National Institute for Newman Studies  

    ニューマンの聖書理解と神学の関わりを、彼の教父研究読解から論じ、ニューマンの業績の二十世紀のカトリック神学の基礎に与えた影響を論じた。

  • “Genèse de la formule théologique Creatio ex nihilo chez Tertullien. Lecture de « Contre Hermogène »” (修士論文)

    2009年

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    どのようにキリスト教神学がヘレニズム哲学と決別しつつ、また、継承しつつ、自らの学問的性格を自覚しえたかに関して、テルトゥリアヌスの議論において弁論術の使用と聖書解釈の関わりを見ることによって論じた

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MISC

  • 共同討議後の所感 査読

    寒野 康太

    日本カトリック神学会誌   ( 35 )   48 - 50   2024年8月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • 研究ノート:田上雅徳の論考が示唆するもの -政治哲学が神学に投げかける問い

    南山神学    45号   171ー177   2022年3月

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    出版者・発行元:在名古屋教皇庁認可神学部・南山大学人文学部キリスト教学科編・発行  

    田上の政治哲学の論考がどれだけ近代の神学論争と関わっているか、そして神学的知見がどのように政治哲学へ貢献できるかを論じた。

講演・口頭発表等

  • 正典としての雅歌

    公開研究会 東方キリスト教と女性  2022年11月  科研費研究会 東方キリスト教と女性

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    ズーム形式で、公開発表ののち、一時間ほど、質疑応答を行なった

  • 『言語と証人』についての神学的読解

    合評会 宮本久雄『言語と証人』  2022年10月  立教大学教授 阿部善彦 清泉女子大学准教授 坂田奈々絵

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    単独発表の後、三十分ほどの質疑応答、また、その後、合評の各発表者へのコメントを務めた。

  • 共同討議 「他者学としてのキリスト教学」 招待

    共同討議・阿部善彦、松村康平、藤原佐和子

    立教大学人文研究センター共同研究プロジェクト  2025年2月  立教大学人文研究センター共同研究プロジェクト

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    開催年月日: 2025年2月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:東京都 豊島区 池袋 立教大学   国名:日本国  

  • シンポジウム「第二バチカン公会議以後の日本のカトリック神学者たち 招待

    日本カトリック神学会 第36回 学術大会  2024年9月  日本カトリック神学会

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    開催年月日: 2024年9月

    記述言語:日本語   会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

    開催地:愛知県 名古屋市 昭和区 南山大学   国名:日本国  

  • 35回学術大会のシンポジウム「どうする教会論」シンポジウム提題 「第二バチカン公会議とシノダリティー」」

    カトリック神学会 学術大会  2023年8月  カトリック神学会

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    現在の教皇フランシスコが唱導しているシノダリティーが、教会論的に、第二バチカン公会議が新たにカトリック教会に導き入れようとした、「解釈学的姿勢」と密接に関わっているのではないかということを論じた。

  • ジョゼフィン・バトラーにおけるシエナのカタリナ像 霊性の継承

    科研研究費による公開研究発表会「東方ギリシャ教父と女性」  2022年1月  科学研究費補助金・基盤研究B 課題番号20H01191 研究代表者・宮本久雄

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    十九世紀の英国女性、ジョゼフィン・バトラーが 女性の地位の向上をめざす運動を開始したとき、それは、単なる社会運動としてではなく、聖書的な意味での預言であるという意識を持っていた。そうしたあり方をバトラーが汲み取った女性として、シエナのカタリナがあげられる。この二人の女性の特質と聖書神学上の預言の概念との関連性を論じた。

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その他

  • カトリック修道会 ドミニコ会

    2023年

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    前年と引き続き、修道会で、さまざまな役を担った。
    本校のカトリック精神並びに、「人間の尊厳のために」というモットーを深く理解し、
    授業研究の具体的展開に資するものであった。

職務上の実績に関する事項

  • 2023年4月 -現在
    学内のミサ執行

その他教育活動及び特記事項

  • 神言神学院における「マリア論」輪講担当

    2023年5月 - 2023年6月

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    神学院の授業と、キリスト学科の授業は乗り入れされることも多いが、今回は、神学院で独自に開催された。科目名は、「神学研究A」であり、今回「マリア論」をテーマに、輪講形式で実施された。この中で、マリア論と教会教導権との関わりという回を担当した。この授業の中で、教会教導権の自己理解とマリア論の内実が関連しているということを論じた。

  • キリスト教思想の授業 講義資料作成 宗教論講義資料改正

    2022年

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    標記の授業のために 資料を作成し、宗教論に関して、資料を一部改正し、定期試験の問題作成を行なった

  • 人文学とキャリア形成

    2024年6月 - 2024年9月

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    坂下先生とともに人文学とキャリアというもの関わりを示す、教材、それにもとづく議論を提供するため、議論を重ね、さまざまな資料にあたった。この科目を通して、人文学部四学科が、多様な学術的特質を持っているのと同時に、人文学の共通した姿勢を共有しているということを示そうとした。

  • 博士課程の院生との共同討議

    2022年4月 - 2024年1月

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    2022年から2023年、当大学の博士課程に在籍していた院生と、ニューマンの歴史的状況について、ズームなどを通じて討議した。

  • 講義資料の作成 掲載 科目 「宗教論」

    2021年

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    本学の共通科目である、宗教論を様々な観点から理解してもらう為に、一連の講義資料を作成し、掲載した。出来るだけ、諸宗教の幅のひろさ、そして宗教の評価にも様々な見方があることを反映する講義資料となるよう努めた。

社会貢献活動

  • カトリック説教者兄弟会・通称ドミニコ会 会員 カトリック司祭