12 件中 1 - 12 件目
年度 Year |
論文題目名 Title of the articles |
共著区分 Collaboration Classification |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
---|---|---|---|
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2022 | Black Trumpists: Minority Conservatives and Multiracial Whiteness | 単著 | |
Nanzan Review of American Studies , 南山大学アメリカ研究センター , 44 , pp. 105–21 , 2022/12 | |||
概要(Abstract) 本稿は、ドナルド・トランプ大統領を支持した黒人に焦点を当て、マイノリティ保守を考察する試論である。人種・性差別的な言動を繰り返すトランプの支持者として、これまで主に白人ナショナリストや白人優越主義者が注目されてきた。それに対して本論は、黒人保守の系譜をたどりながらトランプを支持する黒人男女を見ることによって、白人に限定されない〈白人性〉を分析している。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2021 | CPASデジタルコレクションの構築 | 単著 | |
アメリカ太平洋研究 , 東京大学 , 22号 , pp. 7–17 , 2022/03 | |||
概要(Abstract) 本稿では、2020年度に進められた東京大学アメリカ太平洋地域研究センター(Center for Pacific and American Studies, CPAS)所蔵資料のデジタル化・一般公開のプロジェクトについて述べた。これは東京大学のデジタルアーカイブズ構築事業の一環として実施されたもので、今回 CPAS では、第二次世界大戦中にアメリカ合衆国で制作されたプロパガンダポスターを「CPAS 第二次世界大戦期プロパガンダポスターコレクション」として、「高木八尺文庫」の一部を「CPAS 高木八尺デジタルアーカイブ」としてデジタル化した。本論文では、デジタルアーカイブズ事業の概要を示したのち、上記のデジタル資料について説明している。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2021 | ロックの祭典をひらく――1969年ウッドストックと1960年代世代の記憶―― | 単著 | |
アメリカ史評論 , 関西アメリカ史研究会 , 39 , pp. 1–21 , 2022/03 | |||
概要(Abstract) 本論文は,1969年ウッドストック音楽芸術祭(Woodstock Music and Art Fair)を音楽祭研究と1960年代論の両面から考察している。ウッドストックは単なる音楽イベントというより歴史的な出来事として記憶されてきたが,本稿は二つの問題の考察を通してこの音楽祭の脱神話化を試みた。第一にウッドストックは親密なコミュニティだったのかという問いかけであり,第二の問題はウッドストック音楽祭の多様なイメージと世代論との関連性である。こうした問題関心をもとに『ニューヨーク・タイムズ』紙や『ローリング・ストーン』誌、1960年代オルタナティブ紙、映画『ウッドストック』(1970)など同時代の資料の分析を通して,ロックフェスから60年代世代を考察している。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2020 | サンベルトの青い郊外――トランプ政権期におけるカリフォルニア州オレンジ郡 | 単著 | |
アメリカ太平洋研究 , 東京大学 , 第21号 , pp. 21–31 , 2021/03 | |||
概要(Abstract) 第二次世界大戦後,アメリカ南西部から南東部にかけて広がるサンベルトでは,白人中産階級の郊外地が拡大しつつ,現代アメリカ保守主義の支持基盤となった。本稿は,そうしたサンベルト郊外地がドナルド・トランプ政権期において共和党から民主党へ傾斜する状況とその背景を分析している。特に,1960年代に保守主義の象徴とされたカリフォルニア州オレンジ郡に焦点を当てて,変容する人口動態の影響や,都市リベラルと郊外リベラルの差異を考察した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2020 | 保守主義運動と政治献金革命:1964年大統領選挙におけるダイレクトメール戦略 | 単著 | |
アメリカ研究 , アメリカ学会 , 第54号 , pp. 89–109 , 2020/04 | |||
概要(Abstract) 本稿は1964年アメリカ大統領選挙を扱い,共和党の大統領候補バリー・ゴールドウォーターに対する保守派の支援運動を分析した。特に政治ダイレクトメールによる資金調達に焦点を当て,少数の大口献金から大多数の小口献金へと,アメリカの政治献金の長期的パターンが1960年代半ばに変容したことを明らかにした。それとともに本論文はアメリカ政治における「草の根」の意味も変化し始めたと指摘している。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2019 | “Get the ‘Little Man’ to Do His Share in National Campaigns”: Debates over Campaign Finance Reform, 1961-1974 | 単著 | |
同志社アメリカ研究 , 同志社大学アメリカ研究所 , 第56号 , pp. 1–25 , 2020/03 | |||
概要(Abstract) 1960年代から1970年代初めにかけて,アメリカ連邦議会では選挙資金改革の議論が繰り返された。本稿は,その一連の討議をたどりながら,民主党と共和党が増大する選挙資金にいかに対応したのかを検討した。議会での論争は1974年連邦選挙運動法改正に結実したが,民主党リベラルが推進した改革にもかかわらず,その恩恵は共和党や保守派が受けることになり1980年の「レーガン革命」の一因となっていった。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2019 | 政治が世代を語るとき 1960年代保守主義からみた若者世代 | 単著 | |
立教アメリカン・スタディーズ , 立教大学アメリカ研究所 , 第42号 , pp. 51–67 , 2020/03 | |||
概要(Abstract) 本稿はアメリカ政治における世代言説の分析を目的とする。特に1960年代の若者世代についてはニューレフトなど左翼に注目が集まってきたが,本報告では保守主義運動に加わった大学生グループ「自由のための青年アメリカ人(Young Americans for Freedom)」に焦点を当てて,党派的対立が高まる時代において「世代」概念がどのように語られるか観察した。1960年代に新左翼と保守として対立した若者を通して,リベラルと保守の分断が著しい今日のミレニアル世代の意味について考察も加えた。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2019 | Conservatives on Madison Avenue: Political Advertising and Direct Marketing in the 1950s | 単著 | |
Nanzan Review of American Studies , 南山大学アメリカ研究センター , 41 , pp. 3–25 , 2019/12 | |||
概要(Abstract) 本稿は1950年代の保守主義と消費文化に関する論考である。ニューヨーク市マディソン街は米国の広告業界の中心地であり,第二次世界大戦後に新たなマーケティング手法が考案されていた。従来のマスメディアと異なり,特定の商品を購入しやすい消費者にターゲットを絞る広告形態は,すぐに政治活動家にも利用された。本稿は,反共産主義の政治広告を見ながら,いかに個人照準型メディアが「感情の政治」を促すかを分析した。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2018 | 1952年大統領選挙と政治コンサルタントの台頭 | 単著 | |
アメリカ研究 , アメリカ学会 , 第52号 , pp. 111–133 , 2018/05 | |||
概要(Abstract) 本稿は1950年代の共和党の選挙戦略を中心に,広告技術を選挙に利用した政治コンサルタントの役割を分析した。民主党と共和党の異なる選挙戦略を比較対照することで,本論は1950年代にコンサルタントが攻撃的で感情的なメディア戦略を特徴とする選挙を展開し,いかに新しい「草の根」動員を形作ったかを検討した。このような広告産業と政治との関係を通して,1950年代の反知性主義の一側面を明らかにした。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2010 | メディアによる文化的公共圏の再編成――戦後における音楽祭の日米比較を中心に―― | 共著 | |
GCOEワーキングペーパー次世代研究 , 京都大学グローバルCOE , 第26号 , 1–43 , 2010/09 | |||
概要(Abstract) 本稿は第二次世界大戦後の音楽祭に関する日米比較論であり,〈文化的公共圏〉という枠組みを用いながら,音楽フェスティバルという現象を歴史的に考察した。ここでは具体的事例として3つの音楽祭――1958年に始まった大阪国際フェスティバル,1969年アメリカのウッドストック音楽祭,そして1969年と1970年に開催された日本ロック・フェスティバル――を取り上げ,日米のクラシック祭とロックフェスティバルを比較している。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2009 | スポックの子どもたち――1940年代から60年代における育児書の子ども像と世代言説 | 単著 | |
パブリック・ヒストリー , 大阪大学西洋史学会 , 第7号 , pp. 44–63 , 2010/02 | |||
概要(Abstract) 本稿は,ベビーブーマー世代をめぐる言説の分析を目的とする。多くの世代論が10代後半から20代にかけての若者を中心に語るのに対し,本論文は子どもに焦点を当てた。具体的には第二次世界大戦後の育児法に大きな影響を及ぼしたとされる『スポック博士の育児書』を取り上げ,その1946年初版,1957年や1968年改訂版の内容を調査した。その結果世代=子ども論から得られる知見は,むしろベビーブーム世代とその親世代との連続性を浮かび上がらせている。 |
|||
備考(Remarks) |
|||
2009 | 保守の「新しい社会運動」 草の根保守主義団体ジョン・バーチ協会と1960年代米国市民社会 | 単著 | |
アメリカ史評論 , 関西アメリカ史研究会 , 第27号 , pp. 1–29 , 2009/11 | |||
概要(Abstract) 本稿は冷戦期アメリカの反共産主義団体〈ジョン・バーチ協会〉を調査し,保守派の社会運動が1960年代の米国市民社会の中でどのように変容していったのかを考察する。本論では,主に左翼運動を通して把握されてきた「新しい社会運動」論を右派運動にも応用し,また米国の結社文化の伝統に位置づけながらバーチ協会の組織文化を分析することで,1960年代論の再考を試みた。 |
|||
備考(Remarks) |
Page: [<<PREV] [1] [NEXT>>]
Copyright(C) 2010 Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved.