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著書
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年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2021  コロナの影響と政策―社会・経済・環境の観点から―  共著   
創成社  , A5  , pp. 66-82  , 2022/03/30   

概要(Abstract)  本稿は、2020年1月から2021年の国の第一次補正予算までの間に、国および東京都がとった財政的対応を明らかにするとともに、その課題について述べたものである。まず、国は予備費を活用することにより当面の財源を補った後、学校の一斉休業を契機として、特別定額給付金をはじめとする大規模な財政出動に舵を切った。もっとも、三度にわたる補正予算を通じて編成された予算は、少なからず2021年度に繰越された。これに対して、東京都は2010年代以降に積み上がった財政調整基金を原資として、感染拡大防止協力金や時短協力金を給付したほか、オリンピック東京大会を実施した。こうした基金は歳出削減による不用を基にしているが、財源を死蔵する恐れがある、不用が前提となっているなどの課題も残されている。そのため、国による財政出動の決断は欠かせない。 

備考(Remarks) 第4章「コロナ禍における国・東京都の財政的対応」を担当。 

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