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研究発表
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年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2016  日系企業進出に伴う日系社会の変容― メキシコの事例から ―  単独  2016/12/10 
日本移民学会2016年度冬季大会   

概要(Abstract)  2017年はメキシコへの日本人移住120周年となる。メキシコとの外交関係は最初の平等条約を締結しただけでなく、2005年に経済連携強化のための協定を締結発効している。このような良好な外交関係を背景に、北部のマキラドーラだけでなく、メキシコの中央高原(バヒオ)にも自動車産業が集まっている。本研究目的はこのような環境下で現地に根付いている日系社会がどのような影響を受け、どのような協力関係にあるのかを明らかにすることである。先行研究により、現状を把握して後、外務省領事移住部の作成した「海外における邦人と日系人団体の一覧表」および日系社会のリーダーへのインタビュー調査によって、日系企業進出に伴う日系社会の変容を人の移動と異文化理解の視点から考察する。
 以上の結果明らかになったのは1970年代末から1980年代にかけてはメキシコシティを中心として、日系企業と日系人およびメキシコ人の交流の場として、日墨協会があったが、2000年代になると日本語や日本文化がメキシコ人にも日系人にも人気となり地方へも拡散した。近年のバヒオへの自動車産業の進出によって、日本語が就職するためのツールとなっていることである。それを支えるかのように日系団体が語学や文化を普及し、JICAのボランティアが派遣されている。日系企業進出は雇用の拡大と日本語と日本文化の普及とともに進んでいるように観察できる。

東京学芸大学
 

備考(Remarks) 2016年度南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 「メキシコ日系社会の構造変化に関する研究:トランスナショナル・リレーションズの視点から」による研究成果の一部である。
 

2016  もっと知りたい! 「人の移動と平和」 南北アメリカ日系人の経験  単独  2016/10/15 
 

概要(Abstract) 招待講演

2016年度第5回ユネスコ平和セミナー
名古屋国際センター第一会議室

「今日の世界では人の移動がどのように平和と結び付くのかということが、最重要課題のひとつとなっている。南北アメリカに移動し活躍する日系人の経験から、この問いを一緒に考える。」
言葉の説明
難民: 政治的理由で迫害され、母国に住むことができず、移動を余儀なくされた人
移民: 自分の意思で、よりよい生活を求めて外国へ移動する人
国策移民: 政府の方針で移民を海外へ送り、国家が後ろ盾となっている移民
開発移民: 外国へ開発で貢献するために移動した人
企業移民: 企業に勤めていて、仕事のために海外へ赴任し、長期に亘って生活する人

日本人移民の歴史
明治元年からハワイ、北米、日露戦争後、中南米へ移民
講演のポスターの写真は、第二次世界大戦後、日本人の移民が再開され、国策移民、開発移民として誇りを持って船出をしている様子が良く表われている。
2015年にドミニカ共和国で開催された「第18回パンアメリカン日系大会」と、日系自動車産業の進出が進むメキシコで日本の良さと技術を活かし開発に貢献しようとする日系人(日本人の子孫)の2016年現地調査を紹介した。
このような講演の後、会場と双方向で話し合い、各グループの提案を共有し、「二つの文化をつなぐ架け橋としての『移動する人』という点を認識することが大切。また、二つの国、二つの地域において自分の能力を使って貢献する。」とまとめた。
 

備考(Remarks)  

2016  Diversity and Integration: “Youkai”, Supernatural Beings as Friends in Children’s Books and Other Media  単独  2016/08/18 
第35回国際児童図書評議会(IBBY:International Board on Books for Young People)   

概要(Abstract) 本報告は、2016年8月18日、ニュージーランドのオークランドで開催された第35回国際児童図書評議会(IBBY:International Board on Books for Young People)世界大会の発表原稿である。1953年に設立されたIBBYは子どもの本を通じて国際理解を進め、平和な世界をつくることを目標としている。
本大会のテーマは「Literature in a Multi-literate World(多くの表現手段のある世界における文学)」である。「Parallel Session 1: Mythology, Culture and Landscape in Literature(パラレルセッション1:文学における神話、文化と背景)」で報告した。
大会第1日目の18日12時45分からの第1.6セッションの2番目のスピーカーとして登壇した。スロベニア、日本、ニュージーランドの3人の報告だった。日本の子どもたちに2014年以来ブームとなっている「妖怪ウオッチ」が21世紀の日本の子どもをどのように励ましているのかを日本の社会状況の変化を考察しながら報告した。
民話や子どもの本を分析していくと、3人の報告者、いずれの国にあっても、妖怪(超自然現象)は日常世界で見られることが分かった。この現象の面白さは既成の社会概念を社会の変化に合わせて変えていく創造の源となっていることである。ここに共通性があり、伝統文化のグローバル化を見ることができる。また、域外からの文化の流入も見える。
英語を母語としない参加者が多いので、丁寧なスライドを作り、会場の反応を見ながら報告した。素晴らしい英語と褒められたのはうれしいことだった。ネイティヴチェックしてくださったラウル・ホーランド南山大学名誉教授に感謝する。


 

備考(Remarks) 2016年度南山大学パッヘ研究奨励金II-B(海外出張・渡航費助成)を受けた。
 

2015  移民研究の現状と展望  共同  2016年2月27日 
公開講座 「日本人と海外移住」  , 日本移民学会およびJICA横浜 海外移住資料館共催   

概要(Abstract) 招待講演
 第12回 「移民研究の現状と展望」飯野正子(津田塾大学)、浅香幸枝(南山大学)
 戦後70年が経ち、新たな世界秩序が模索されている時代にあって、人の移動はいかなる意味を持つのか、日本移民学会の研究成果を紹介しながら、移民研究の醍醐味を参加者の皆さんと考える。
 飯野正子先生が前半の国際関係と人の移動についてカナダ・米国を担当され、浅香が共同研究のプロジェクトや文部科学省の大学世界展開力強化事業プログラムでの人の移動に関する問題を日系社会・大学・企業が一体となって解決を目指す新しい教育動向について、さらに日系人の国境を越えた連帯とネットワークについて最近の国際会議の様子を紹介し、同時代を生きる移動した人々と日本に住む私たちとの関係を一緒に考察する。
 

備考(Remarks)  

2015  「アメリカの日系人の現状」  共同  2015年8月8日 
XVIII Pan-American Nikkei Convention “COPANI 2015” (第18回パンアメリカン日系大会)  , パンアメリカン日系協会、ドミニカ共和国・サントドミンゴ   

概要(Abstract) 国際会議
 ポッター先生と共同で発表した。前日のセッションでドミニカ共和国をはじめとする移住の歴史を踏まえた後、応用のテーマとして「アメリカの日系人の現状」での報告であった。浅香は最初に『外交青書』(2014-2015年)や新聞、日本移民学会での研究動向の中に表現された日系人の現状と展望について話した。その後ポッター先生がODAの人間の安全保障との関連でラテンアメリカの日系人の役割の可能性を発表した。両報告とも好評で、特に若い人たちから将来の日本との関係について積極的な質問があり、南山大学への留学希望も寄せられ、充実した大会報告であった。


 

備考(Remarks) 2015年度南山大学パッヘ研究奨励金II-B(海外出張・渡航費助成)を受けた。 

2014  “The Idea of Inclusion Is Represented in Japanese Children’s Books”  単独  2014/09/13 
第34回国際児童図書評議会世界大会   

概要(Abstract) http://www.ibbycongress2014.org/en/program/parallel-sessions.html

「日本の子どもの本に描かれた包摂(インクルージョン)の思想」
日本の子どもの本には自然との共生や異文化との共生をテーマとする傾向にある。3歳から12歳までの子どもの絵本の発達は、この世界の現実を再考するのに役立っている。

南山大学パッヘ研究奨励金II-B(海外出張・渡航費助成)を受けた。
 

備考(Remarks)  

2013  “Entrega del libro tratando 30 años de historia de APN en las relaciones con la política multicultural de Japón”y “Nuevo proyecto de investigación sobre Nikkei en las Américas 2014-2018”  単独  2013/09/12 
国際学会・会議報告  , 第17回パンアメリカン日系大会 パンアメリカン日系協会   

概要(Abstract) 第17回パンアメリカン日系大会 パンアメリカン日系協会 アルゼンチン・ブエノスアイレスの年次総会にて、「日本の多文化共生政策とパンアメリカン日系協会の30年の歴史を扱った本の贈呈と2014年から2018年における南北アメリカNikkeiについての新研究プロジェクト」講演をした。2013年7月に開始された「南北アメリカNikkei研究会」(代表 浅香)の研究計画を提示しパンアメリカン日系協会との協力を要請、受理された。現在、共同研究が進められている。
 

備考(Remarks)  

2012  The Japanese Diaspora in Literature: How migration results in encounters with different cultures, but also prompts reflection on one’s own identity  単独  2012/08/24 
The Seminar Session Presentation, The 33rd IBBY World Congress, Congress Theme: Crossing Boundaries: Translations and Migrations  , IBBY: International Board on Books for Young People (UK)   

概要(Abstract) 一年がかりの概要審査の結果、報告が許可されたものである。異文化との出会いで自分の文化を再考したメキシコ、ブラジル、日本における3つの日本人移民の作品と日本人としての連帯を継続してきた歌会始に見られる和歌の比較分析をした。日本人のディアスポラにおける文学作品の特徴は大人も子どもも一緒に作品を味わっていることである。とりわけ、歌会始は海外の移住者も参加し、日本人意識を維持している。メキシコやブラジルでは日本文化を現地で貢献して発展させるという志を描いたものに特徴がある。報告に対して、日本人が争わず、秩序を維持するやり方にフロアから関心が寄せられ、和歌の作り方やなぜ子どもやほとんどの大人が和歌作りをできるのかという質問が寄せられた。日本の教育水準の高さが感心された。
 

備考(Remarks)  

2012  人の移動と多文化共生:循環移民の視座から  単独  2012/04/14 
学会報告  , 日本ラテンアメリカ学会中部日本部会研究会   

概要(Abstract) 18名参加の盛況な研究会となった。質疑応答も活発で「人の移動と多文化共生」というテーマが若手研究者の研究関心に非常に合致していることが会場から伝わってきた。会終了後も個別の研究事例への助言を求められ、12名参加の懇親会も3時間半にもおよんだ。次回の共同研究のテーマとして「人の移動と多文化共生:循環移民の視座から」(3年間)が大変有効であると実感できた。
 当日は2月29日に学位授与された博士論文『地球時代の日本の多文化共生政策:漂泊と定住とトランスナショナル・エスニシティ』を軸に今後の研究課題を報告した。パンアメリカン日系協会を研究するきっかけとなった1987年の榎本移民の調査の再開を共同研究の中に位置付けた。日本帝国時代と1990年の入国管理法の改正施行により、「漂泊と定住」が復活し、アメリカ大陸に定住し現地のキーパーソンとなった2世の「トランスナショナル・エスニシティ」の仮説事例説明をした。また、日本が自然災害の多さから移民を送り出していた史実から、地域の持続可能な発展のために循環移民の視座から再検討する必要性を述べた。農学士草鹿砥寅二の生涯と農政についての考え方の資料の保存と再考、100年前からの知恵や異文化が出会う場としての開かれた場としての小学校建設について、報告した。 

備考(Remarks)  

2011  ソフトパワーとしての子どもの本 :子どもの本は世界を救うか?―IBBYとJBBYの活動の事例研究―  単独  2011/11 
学会報告  , 2011年度研究大会  , 日本国際政治学会   

概要(Abstract) 本報告は、南山大学地域研究センター共同研究「ソフトパワーと平和構築」の研究成果をもとになされた。3年間の研究で明らかとなったのは、日本のソフトパワーが米国や中国のように戦略を支えるために使われていないということである。さらに言えば、ソフトパワーで相手に影響力を行使するよりは、相手に喜んでもらい、結果良くなるということを志向しているのではないかということである。本パネルでは5人のパネリストが子どもの本、環境外交と総合安全保障(小田桐確)、ソフトパワーとしての安全保障(太田正登)、EPAと日本・ラ米関係の新展開(渡邊頼純)、日本の人間の安全保障とラテンアメリカ(D.M.Potter)と多角的に分析を加えた。
筆者は、1953年に設立されたIBBY(国際児童図書評議会)と日本支部のJBBYの活動を事例研究にした。この組織は第一次・第二次世界大戦の反省から、子どもの本を通じて国際理解を進めているNGOである。世界72ヶ国が加盟している。IBBYを日本の企業が支援しており、中南米の読書推進活動を支えている。また、日本の文庫、紙芝居は読書の普及モデルと世界では考えられている。文学作品に、他者への共感性を育み、人々の心に働きかけるため新しいパラダイムを伝える力を持っている。子どもたちは物語を共有することによって、互いに親しみを感じ、異なる文化を尊重しながらも人類としての共感を育んでいる。 

備考(Remarks) 「ソフトパワーとしての子どもの本 :子どもの本は世界を救うか?―IBBYとJBBYの活動の事例研究―」、単独、2011年度研究大会、「ソフトパワーと平和構築:日本とラテンアメリカからみた内発力と平和のための知恵」パネルコーディネーター ラテンアメリカ分科会、日本国際政治学会、2011年11月11日、つくば国際会議場。 

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