研究者詳細

研究発表
分割表示 >>   全件表示

33 件中 1 - 33 件目

年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2016  日系企業進出に伴う日系社会の変容― メキシコの事例から ―  単独  2016/12/10 
日本移民学会2016年度冬季大会   

概要(Abstract)  2017年はメキシコへの日本人移住120周年となる。メキシコとの外交関係は最初の平等条約を締結しただけでなく、2005年に経済連携強化のための協定を締結発効している。このような良好な外交関係を背景に、北部のマキラドーラだけでなく、メキシコの中央高原(バヒオ)にも自動車産業が集まっている。本研究目的はこのような環境下で現地に根付いている日系社会がどのような影響を受け、どのような協力関係にあるのかを明らかにすることである。先行研究により、現状を把握して後、外務省領事移住部の作成した「海外における邦人と日系人団体の一覧表」および日系社会のリーダーへのインタビュー調査によって、日系企業進出に伴う日系社会の変容を人の移動と異文化理解の視点から考察する。
 以上の結果明らかになったのは1970年代末から1980年代にかけてはメキシコシティを中心として、日系企業と日系人およびメキシコ人の交流の場として、日墨協会があったが、2000年代になると日本語や日本文化がメキシコ人にも日系人にも人気となり地方へも拡散した。近年のバヒオへの自動車産業の進出によって、日本語が就職するためのツールとなっていることである。それを支えるかのように日系団体が語学や文化を普及し、JICAのボランティアが派遣されている。日系企業進出は雇用の拡大と日本語と日本文化の普及とともに進んでいるように観察できる。

東京学芸大学
 

備考(Remarks) 2016年度南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 「メキシコ日系社会の構造変化に関する研究:トランスナショナル・リレーションズの視点から」による研究成果の一部である。
 

2016  もっと知りたい! 「人の移動と平和」 南北アメリカ日系人の経験  単独  2016/10/15 
 

概要(Abstract) 招待講演

2016年度第5回ユネスコ平和セミナー
名古屋国際センター第一会議室

「今日の世界では人の移動がどのように平和と結び付くのかということが、最重要課題のひとつとなっている。南北アメリカに移動し活躍する日系人の経験から、この問いを一緒に考える。」
言葉の説明
難民: 政治的理由で迫害され、母国に住むことができず、移動を余儀なくされた人
移民: 自分の意思で、よりよい生活を求めて外国へ移動する人
国策移民: 政府の方針で移民を海外へ送り、国家が後ろ盾となっている移民
開発移民: 外国へ開発で貢献するために移動した人
企業移民: 企業に勤めていて、仕事のために海外へ赴任し、長期に亘って生活する人

日本人移民の歴史
明治元年からハワイ、北米、日露戦争後、中南米へ移民
講演のポスターの写真は、第二次世界大戦後、日本人の移民が再開され、国策移民、開発移民として誇りを持って船出をしている様子が良く表われている。
2015年にドミニカ共和国で開催された「第18回パンアメリカン日系大会」と、日系自動車産業の進出が進むメキシコで日本の良さと技術を活かし開発に貢献しようとする日系人(日本人の子孫)の2016年現地調査を紹介した。
このような講演の後、会場と双方向で話し合い、各グループの提案を共有し、「二つの文化をつなぐ架け橋としての『移動する人』という点を認識することが大切。また、二つの国、二つの地域において自分の能力を使って貢献する。」とまとめた。
 

備考(Remarks)  

2016  Diversity and Integration: “Youkai”, Supernatural Beings as Friends in Children’s Books and Other Media  単独  2016/08/18 
第35回国際児童図書評議会(IBBY:International Board on Books for Young People)   

概要(Abstract) 本報告は、2016年8月18日、ニュージーランドのオークランドで開催された第35回国際児童図書評議会(IBBY:International Board on Books for Young People)世界大会の発表原稿である。1953年に設立されたIBBYは子どもの本を通じて国際理解を進め、平和な世界をつくることを目標としている。
本大会のテーマは「Literature in a Multi-literate World(多くの表現手段のある世界における文学)」である。「Parallel Session 1: Mythology, Culture and Landscape in Literature(パラレルセッション1:文学における神話、文化と背景)」で報告した。
大会第1日目の18日12時45分からの第1.6セッションの2番目のスピーカーとして登壇した。スロベニア、日本、ニュージーランドの3人の報告だった。日本の子どもたちに2014年以来ブームとなっている「妖怪ウオッチ」が21世紀の日本の子どもをどのように励ましているのかを日本の社会状況の変化を考察しながら報告した。
民話や子どもの本を分析していくと、3人の報告者、いずれの国にあっても、妖怪(超自然現象)は日常世界で見られることが分かった。この現象の面白さは既成の社会概念を社会の変化に合わせて変えていく創造の源となっていることである。ここに共通性があり、伝統文化のグローバル化を見ることができる。また、域外からの文化の流入も見える。
英語を母語としない参加者が多いので、丁寧なスライドを作り、会場の反応を見ながら報告した。素晴らしい英語と褒められたのはうれしいことだった。ネイティヴチェックしてくださったラウル・ホーランド南山大学名誉教授に感謝する。


 

備考(Remarks) 2016年度南山大学パッヘ研究奨励金II-B(海外出張・渡航費助成)を受けた。
 

2015  移民研究の現状と展望  共同  2016年2月27日 
公開講座 「日本人と海外移住」  , 日本移民学会およびJICA横浜 海外移住資料館共催   

概要(Abstract) 招待講演
 第12回 「移民研究の現状と展望」飯野正子(津田塾大学)、浅香幸枝(南山大学)
 戦後70年が経ち、新たな世界秩序が模索されている時代にあって、人の移動はいかなる意味を持つのか、日本移民学会の研究成果を紹介しながら、移民研究の醍醐味を参加者の皆さんと考える。
 飯野正子先生が前半の国際関係と人の移動についてカナダ・米国を担当され、浅香が共同研究のプロジェクトや文部科学省の大学世界展開力強化事業プログラムでの人の移動に関する問題を日系社会・大学・企業が一体となって解決を目指す新しい教育動向について、さらに日系人の国境を越えた連帯とネットワークについて最近の国際会議の様子を紹介し、同時代を生きる移動した人々と日本に住む私たちとの関係を一緒に考察する。
 

備考(Remarks)  

2015  「アメリカの日系人の現状」  共同  2015年8月8日 
XVIII Pan-American Nikkei Convention “COPANI 2015” (第18回パンアメリカン日系大会)  , パンアメリカン日系協会、ドミニカ共和国・サントドミンゴ   

概要(Abstract) 国際会議
 ポッター先生と共同で発表した。前日のセッションでドミニカ共和国をはじめとする移住の歴史を踏まえた後、応用のテーマとして「アメリカの日系人の現状」での報告であった。浅香は最初に『外交青書』(2014-2015年)や新聞、日本移民学会での研究動向の中に表現された日系人の現状と展望について話した。その後ポッター先生がODAの人間の安全保障との関連でラテンアメリカの日系人の役割の可能性を発表した。両報告とも好評で、特に若い人たちから将来の日本との関係について積極的な質問があり、南山大学への留学希望も寄せられ、充実した大会報告であった。


 

備考(Remarks) 2015年度南山大学パッヘ研究奨励金II-B(海外出張・渡航費助成)を受けた。 

2014  “The Idea of Inclusion Is Represented in Japanese Children’s Books”  単独  2014/09/13 
第34回国際児童図書評議会世界大会   

概要(Abstract) http://www.ibbycongress2014.org/en/program/parallel-sessions.html

「日本の子どもの本に描かれた包摂(インクルージョン)の思想」
日本の子どもの本には自然との共生や異文化との共生をテーマとする傾向にある。3歳から12歳までの子どもの絵本の発達は、この世界の現実を再考するのに役立っている。

南山大学パッヘ研究奨励金II-B(海外出張・渡航費助成)を受けた。
 

備考(Remarks)  

2013  “Entrega del libro tratando 30 años de historia de APN en las relaciones con la política multicultural de Japón”y “Nuevo proyecto de investigación sobre Nikkei en las Américas 2014-2018”  単独  2013/09/12 
国際学会・会議報告  , 第17回パンアメリカン日系大会 パンアメリカン日系協会   

概要(Abstract) 第17回パンアメリカン日系大会 パンアメリカン日系協会 アルゼンチン・ブエノスアイレスの年次総会にて、「日本の多文化共生政策とパンアメリカン日系協会の30年の歴史を扱った本の贈呈と2014年から2018年における南北アメリカNikkeiについての新研究プロジェクト」講演をした。2013年7月に開始された「南北アメリカNikkei研究会」(代表 浅香)の研究計画を提示しパンアメリカン日系協会との協力を要請、受理された。現在、共同研究が進められている。
 

備考(Remarks)  

2012  The Japanese Diaspora in Literature: How migration results in encounters with different cultures, but also prompts reflection on one’s own identity  単独  2012/08/24 
The Seminar Session Presentation, The 33rd IBBY World Congress, Congress Theme: Crossing Boundaries: Translations and Migrations  , IBBY: International Board on Books for Young People (UK)   

概要(Abstract) 一年がかりの概要審査の結果、報告が許可されたものである。異文化との出会いで自分の文化を再考したメキシコ、ブラジル、日本における3つの日本人移民の作品と日本人としての連帯を継続してきた歌会始に見られる和歌の比較分析をした。日本人のディアスポラにおける文学作品の特徴は大人も子どもも一緒に作品を味わっていることである。とりわけ、歌会始は海外の移住者も参加し、日本人意識を維持している。メキシコやブラジルでは日本文化を現地で貢献して発展させるという志を描いたものに特徴がある。報告に対して、日本人が争わず、秩序を維持するやり方にフロアから関心が寄せられ、和歌の作り方やなぜ子どもやほとんどの大人が和歌作りをできるのかという質問が寄せられた。日本の教育水準の高さが感心された。
 

備考(Remarks)  

2012  人の移動と多文化共生:循環移民の視座から  単独  2012/04/14 
学会報告  , 日本ラテンアメリカ学会中部日本部会研究会   

概要(Abstract) 18名参加の盛況な研究会となった。質疑応答も活発で「人の移動と多文化共生」というテーマが若手研究者の研究関心に非常に合致していることが会場から伝わってきた。会終了後も個別の研究事例への助言を求められ、12名参加の懇親会も3時間半にもおよんだ。次回の共同研究のテーマとして「人の移動と多文化共生:循環移民の視座から」(3年間)が大変有効であると実感できた。
 当日は2月29日に学位授与された博士論文『地球時代の日本の多文化共生政策:漂泊と定住とトランスナショナル・エスニシティ』を軸に今後の研究課題を報告した。パンアメリカン日系協会を研究するきっかけとなった1987年の榎本移民の調査の再開を共同研究の中に位置付けた。日本帝国時代と1990年の入国管理法の改正施行により、「漂泊と定住」が復活し、アメリカ大陸に定住し現地のキーパーソンとなった2世の「トランスナショナル・エスニシティ」の仮説事例説明をした。また、日本が自然災害の多さから移民を送り出していた史実から、地域の持続可能な発展のために循環移民の視座から再検討する必要性を述べた。農学士草鹿砥寅二の生涯と農政についての考え方の資料の保存と再考、100年前からの知恵や異文化が出会う場としての開かれた場としての小学校建設について、報告した。 

備考(Remarks)  

2011  ソフトパワーとしての子どもの本 :子どもの本は世界を救うか?―IBBYとJBBYの活動の事例研究―  単独  2011/11 
学会報告  , 2011年度研究大会  , 日本国際政治学会   

概要(Abstract) 本報告は、南山大学地域研究センター共同研究「ソフトパワーと平和構築」の研究成果をもとになされた。3年間の研究で明らかとなったのは、日本のソフトパワーが米国や中国のように戦略を支えるために使われていないということである。さらに言えば、ソフトパワーで相手に影響力を行使するよりは、相手に喜んでもらい、結果良くなるということを志向しているのではないかということである。本パネルでは5人のパネリストが子どもの本、環境外交と総合安全保障(小田桐確)、ソフトパワーとしての安全保障(太田正登)、EPAと日本・ラ米関係の新展開(渡邊頼純)、日本の人間の安全保障とラテンアメリカ(D.M.Potter)と多角的に分析を加えた。
筆者は、1953年に設立されたIBBY(国際児童図書評議会)と日本支部のJBBYの活動を事例研究にした。この組織は第一次・第二次世界大戦の反省から、子どもの本を通じて国際理解を進めているNGOである。世界72ヶ国が加盟している。IBBYを日本の企業が支援しており、中南米の読書推進活動を支えている。また、日本の文庫、紙芝居は読書の普及モデルと世界では考えられている。文学作品に、他者への共感性を育み、人々の心に働きかけるため新しいパラダイムを伝える力を持っている。子どもたちは物語を共有することによって、互いに親しみを感じ、異なる文化を尊重しながらも人類としての共感を育んでいる。 

備考(Remarks) 「ソフトパワーとしての子どもの本 :子どもの本は世界を救うか?―IBBYとJBBYの活動の事例研究―」、単独、2011年度研究大会、「ソフトパワーと平和構築:日本とラテンアメリカからみた内発力と平和のための知恵」パネルコーディネーター ラテンアメリカ分科会、日本国際政治学会、2011年11月11日、つくば国際会議場。 

2011  Porque ser Nikkei no es ser diferente sino el que hace la diferencia  単独  2011/09 
国際学会・会議報告  , 第16回パンアメリカン日系大会  , パンアメリカン日系協会   

概要(Abstract) 本パネルは、南山大学地域研究センター共同研究「ソフトパワーと平和構築」の研究成果をもとになされた。大会テーマは「日系であることは異なっているということではなく、違いが出せるということ」に対応して、「違いを求めて日系であること:ソフトパワーの視点から」というパネルを出した。3人のパネリストの報告からなる。冒頭に筆者は「和して同ぜず」と同じなのではないかとフロアに質問した。「ソフトパワーとしての法律」(二宮正人)「ソフトパワーとしての和学」(アッセマ庸代)「ソフトパワーとしての子どもの本」の3つの報告を行った。「恩・義理」と言ったソフトレイが昨今注目されており、茶道を通じて日本の和学の交流が行われている。
筆者は、東日本大震災、福島原子力発電所の事故の後、技術立国日本では1924年から出版されている『子供の科学』が振り仮名付きで小学生にも分かるように最新の研究成果を伝えて、新ビジネスの可能性も子どもたちに伝えた。このように、日本の子どもの本は科学知識を絵本で伝えるのにとても優れており、実験のやり方も指南している。日本人が震災後も落ち着いているというのは、冷静に考える材料がすぐに民間から提供されるからである。このような文化資産は、日本人だけでなく、日本人の子孫である日系の人たちの資産でもあると報告した。日本語を学ぶメリットは大きい。報告の後、このような良書をどのように手に入れるかとの質問を多く受けた。また中身のある教材として使いたいとの意見が出された。技術者、研究者として活躍する日系人も多いので、南北アメリカの現地の状況に精通して日本の科学技術を活かして活躍する可能性がある。 

備考(Remarks) 12. MESA DE TRABAJO: Jóvenes Nikkei:Ser Nikkei en busca de lo que hace la diferencia : desde el punto de vista del soft power. XVIº COPANI-16a. Convención Panamericana Nikkei México – Cancún 2011 ""Porque ser Nikkei no es ser diferente sino el que hace la diferencia"" Cancún Palece Hotel, Septiembre 1 al 3, 2011. (第16回パンアメリカン日系大会(メキシコ・カンクン)、日系青年部会パネル「違いを求めて日系であること:ソフトパワーの視点から」座長)、2011年9月3日。 

2010  “Globalizing Diversity and Tolerance through Children’s Books: A Case Study of Japanese Picture Books Loved by Many Readers,”  単独  2010/09/11 
国際会議報告   

概要(Abstract) 「メディアとグローバリゼーションのセミナー」で、日本、カンボジア、米国(2人)、オーストラリアから5つの報告があった。いずれの報告もグローバリゼーションにより生じた社会変動に対して社会をより良くするために児童文学やメディアはどのように貢献できるかというスケールの大きな報告だった。「子どもの本を通して世界に伝える多様性と寛容:多くの読者に愛された日本の絵本の事例研究」を報告した。
 会場からは着眼点の良さと詳細な分析を高く評価していただいた。絵本に描かれた性善説に基づく日本人の行動様式を見て、日本人の気持ちがよく分かったと何人もの参加者から指摘があった。なぜ、主人公が人間の子どもではないのかと質問があった。たぶん、人間が直接的に出てくると、日本人読者はなかなか納得できないのではないかと回答した。絵本を通じて、微妙な日本人の感じ方が会場の参加者に伝わり、絵本が持つ異文化理解の力が証明された会となった。(JBBY会報『Book & Breads』第106号、15頁に掲載) 

備考(Remarks) (概要審査通過) The Seminar Sessions Presentation, The 32nd IBBY World Congress, Congress Theme: The Strength of Minorities, September 11, 2010 at Santiago de Compostela. 

2009  ソフトパワーと平和構築:日本人・日系人組織の構造と機能についての一考察  単独  2009/11 
学会報告  , 2009年度研究大会  , 日本国際政治学会   

概要(Abstract) 2007年7月サンパウロで開催された第14回パンアメリカン日系大会と第48回海外日系人大会合同大会、2008年10月東京で開催された第49回海外日系人大会、2009年9月ウルグアイ・モンテビデオで開催された第15回パンアメリカン日系大会、2009年10月に東京で開催された第50回海外日系人大会での参与観察とインタビューと大会資料により、最近の日本人と日系人組織を考察し、報告した。
第15回パンアメリカン日系大会は初めて若者も代表者会議に出席し、各国5名の代表者のうち1名は必ず若者が入り、インターネットや新情報機器に強い若手を参加させ、時代に適応する体制を取り、資金や助言は大人たちがすることとなった。日伯国際大学プロジェクトが承認され、世界に誇る日本の高度な生産技術・学術成果・企業経営理念・東洋医学などを若者に伝えるためサンパウロに設立し、日本とブラジルそしてラテンアメリカ諸国の学術交流センターとすることとなった。一方、第50回の海外日系人大会では、日本に留学している日系人と日本の日系人労働者の子弟との交流「メリープロジェクト」が始まった。つらいことばかりではなく、自分が楽しいと思ったことを軸にして人生を組み立てようというアイディアである。日本と日系人移住国との交流がすでにある2つの国際的組織を通して強化されつつある。『地域研究センター共同研究2009年度中間報告』(南山大学)、127〜145頁収録。 

備考(Remarks) 「ソフトパワーと平和構築:日本人・日系人組織の構造と機能についての一考察」、単独、2009年度研究大会、「国際関係論の新たな様相」自由論題部会、日本国際政治学会、2009年11月8日、神戸国際会議場 

2009  Migración Circular y el espíritu y rol dela APN  単独  2009/09 
国際学会報告  , 第15回パンアメリカン日系大会  , パンアメリカン日系協会   

概要(Abstract) 大会テーマ「グローバル化した世界における日系人」であり、パネルの座長として、二宮正人サンパウロ大学教授とアルベルト松本神奈川大学非常勤講師とともに「循環移民とパンアメリカン日系協会の精神と役割」と題してパネルを企画した。両研究者とは、「多文化共生の諸相」「ソフトパワーと平和構築」研究会を通じて共同研究をすすめており、研究成果および大会参加者との意見交換をめざした。
9月18日は、浅香の司会のもと、両研究者が、「法的分析から見た日本における日系移民」「日本の日系移民の統合か帰国か」と題して報告した。『地域研究センター共同研究2009年度中間報告』(南山大学)、99〜106頁収録。
二宮報告は、ブラジルに帰国するより、日本語を学び、日本にとどまるほうが有利だと状況を話し、松本報告は、大人が日本語を学び、日本の社会に統合されること、子弟の教育に力を注ぐこと、よき市民であり隣人となることを提言した。 

備考(Remarks) MESA DE TRABAJO: Imigración Panel: Migración Circular y el espíritu y rol dela APN -Asociación Panamericana Nikkei coodinación XVº COPANI-15a. Convención Panamericana Nikkei Uruguay - Montevideo 2009 ""Los Nikkei en un mundo globalizado"" Radisson Victoria Plaza Hotel, Septiembre 17 al 19, 2009. (第15回パンアメリカン日系大会(ウルグアイ・モンテビデオ)、移民部会パネル「循環移民とパンアメリカン日系協会の役割と精神」座長)、2009年9月18日。 

2009  Migración Circular y el espíritu y rol de la APN-Asociación. Panamericana Nikkei:el “soft power” de los nikkei en el marco de la APN  単独  2009/09 
国際学会報告  , 第15回パンアメリカン日系大会  , パンアメリカン日系協会   

概要(Abstract) 9月18日、前日のパネル報告に続き、浅香の報告は全体会議での講演として採択され、「パンアメリカン日系協会の日系人のソフトパワー」を報告した。『地域研究センター共同研究2009年度中間報告』(南山大学)、107〜123頁収録。前日のパネルと本講演は、ファイル化され、南北アメリカ12カ国あるパンアメリカン日系協会の各支部に送信され、共有された。大会の様子はロサンゼルスの名門日系新聞Pacific Citizenに掲載され、講演について、統計の扱いの的確さとパンアメリカン日系協会についての新しい知見、スペイン語による会場との質疑応答の手際の良さを好評された。
パンアメリカン日系協会のモットーであった良き市民であろうは、21世紀においても有効なものであり、国境をまたいで生活する移民は2重の機会があるので、その良さを自覚し、金儲けだけではなく、その有利な立場を使って、若者や子弟の教育そして社会の枠組みつくりに貢献することが、PANAの精神を示すことになると提言した。会場からは、日本にいる日系人労働者のイメージが自分たちのイメージとなることへの危機感と受け止められ、各国日系人の代表からそれぞれの国の日系人の日本での様子や援助について発言があった。各国で重鎮として活躍するパンアメリカン日系協会のエリートたちが、日本の日系人と連携することにより、循環移民がもたらす送金、資源の移動、知識、技術をともにそれぞれの国で生かしていく効果の大きさとメリットを提言した。そうしたサイクルにより、日系人はソフトパワーを発揮でき、先祖の国と自分の国をつなぐことが可能となる。 

備考(Remarks) “Migración Circular y el espíritu y rol de la APN-Asociación. Panamericana Nikkei:el “soft power” de los nikkei en el marco de la APN” ponencia (第15回パンアメリカン日系大会(ウルグアイ・モンテビデオ)、全体会議「循環移民とパンアメリカン日系協会の役割と精神:パンアメリカン日系協会における日系人のソフトパワー」講演)、2009年9月19日。 

2009  文化・社会研究方法論-現代的課題を扱うことの意味と方法-  単独  2009/07 
大学院での講演  , 名古屋大学大学院 国際開発研究科講演会  , 名古屋大学大学院 国際開発研究科   

概要(Abstract) 「国際関係論と多文化共生のための文化政策」
 国際関係論(国際政治)研究の中で近年の新しい潮流は政治、経済からのアプローチに留まらず、文化的側面を研究することである。すなわち、民族、宗教、各国民、各集団の持つ文化アイデンティティが決して収斂することなく拡散する方向に働き、国際政治の不安定要因を増幅しているからである。また、グローバル化により、異文化はいともたやすく国境を越える状態になっている。
このような国際関係における文化の問題を扱うことを目的としている。
 現代的課題を扱うことは、自分自身の生き方を研究対象からも問われることとなる。また、研究成果をフィールドに戻すという相互作用で、研究者も含めて影響を与え合っている。
 事例に学び、共に解決策を探すという手法は、研究対象が実際に生きている人たちであるので、その人間としての尊厳は十分以上に配慮されなければならない。基本は、その人の望まないことはしない、聞かないということが大切である。そうしなくても、データが集積する過程で、実像が明らかになってくる。また、研究後も、調査させてもらった人たちと友人として末永く付き合っていけるかも大切なポイントである。
 また、共同研究のプロジェクト化は、研究の効率化、思わぬ独りよがりを防ぐために重要である。関心のある国内外の学会の動向も常にアンテナを張り、押さえておくことは大切だ。このプロジェクトの中では、互いに信頼関係の中で、自由に意見交換しあうことが、思わぬ成果を出す。最初の構想から外れることを恐れるべきではない。
 以上の現代的課題は、比較という手法により、共時的に各国比較・地域比較が可能だ。だが、歴史を遡って通時比較をすることによって、その対象が存在する文明圏の中での特徴をつかむことも大切だと考えている。なぜなら、民衆の持つ伝統への志向はその中にあり、近代が見失った知恵もそこに隠れているからだ。
          

備考(Remarks) 「文化・社会研究方法論−現代的課題を扱うことの意味と方法−」2009年7月14日、名古屋大学大学院 国際開発研究科・第1講義室。 

2009  文化・社会研究方法論-現代的課題と政策について-  単独  2009/07 
大学院での講演  , 名古屋大学大学院 国際開発研究科講演会  , 名古屋大学大学院 国際開発研究科   

概要(Abstract) 具体的な研究の事例
 今まで行った共同研究は多文化共生からジェンダー、都市、トランスナショナリズムまで多岐に亘っている。それぞれ、研究成果を大学生以上一般向きの書籍の出版という形で公刊してきた。とりわけラテンアメリカ研究に関しては和文の研究書が皆無と言ってよい状態だったので、先駆者の先生方に混じって一生懸命仕事をしたことが、良い思い出となっている。基礎的文献を上梓できたことは誇りであり、今も第一線でいたいという気持ちの支えになっている。
 学術的なものとしては、国立民族学博物館「現代ペルー社会の構造と動態」研究プロジェクト(2002-2006年)京都大学地域研究統合情報センター「現代アンデス諸国における社会変動」研究プロジェクト(2006-2008年)に参加した。現在の共同研究、2006-2008年度南山大学地域研究センターの共同研究「多文化共生の諸相:ラテンアメリカと日本の日系ラテンアメリカ人社会の事例から」(代表:浅香)、2009-2011年度の共同研究「ソフトパワーと平和構築」(代表:浅香)を実施する時の目安となっている。
 地域社会の政策立案と直接関わるレベルのものから、新聞の紙面審査、学術的研究、現代民話や神話の国際比較、子どもの本を通じた国際理解、翻訳まで及んでいる。なぜ、こんなに多様なことをしたかというと、好奇心がそうさせたとしか言いようがない。ひとつのテーマを追求する仕方も効率的であるが、若くて元気だった私は、人の3倍努力すればよいと決心し、複数のテーマを夢中でやっていたし、現在もしている。各分野の良い・一流の指導者や仲間に恵まれたことも助けとなっている。研究テーマの設定はいろいろな仕方があるが、生涯に亘って長続きするのは、自分の好きなことだ。
 新しい研究テーマでも、その分野で一流の業績を挙げた研究者と交流し、先行研究を「ローラー作戦」ですべて網羅してしまうことが大切だ。このあたりは、日々地道に勉強するしかない。現在では、先行研究は容易にインターネットを通じて、得られるようになっている。けれども、図書館あるいは書庫、資料館で目当てのものを、時間をかけて、徹底的に洗い出すことはぜひしてほしい。 

備考(Remarks) 「文化・社会研究方法論-現代的課題と政策について-」2009年7月21日、名古屋大学大学院 国際開発研究科・第1講義室。 

2008  日本の多文化共生政策 :内発的発展論の視座から  単独  2009/02/19 
公開講演  , 名古屋大学大学院 国際開発研究科   

概要(Abstract) 多様な日本の現状を概観し、多文化共生概念が生まれた背景、多文化共生政策の指針を中心に分析し、地方ごと、特に外国人集住都市である東海地域の事例を中心にして、検討した。実際に棲み分けしている外国人の人口分布から、各地域ごとの発展に合った受け入れ策を検討する必要性と、全国レベル・国際レベルでの日本の政策ビジョンの整合性が求められると指摘した。 

備考(Remarks)  

2008  日本の多文化共生政策--内発的発展論の視座から--  単独  2009/02 
大学院での講演  , 名古屋大学大学院 国際開発研究科講演会  , 名古屋大学大学院 国際開発研究科   

概要(Abstract) 多様な日本の現状を概観し、多文化共生概念が生まれた背景、多文化共生政策の指針を中心に分析し、地方ごと、特に外国人集住都市である東海地域の事例を中心にして、検討していくことを目的としている。方法論の内発的発展論とは、国際関係における近代化の構造と機能について、日本、中国などの非西欧社会の経験から工業化のパターンの多様性を理論化しようとするものである(鶴見、1976:56)。
 外国人住民といっても地域によって多様である。日本政府の多文化共生政策の指針は日本人と外国人を住民として同じ扱いにすることは評価できる。しかし実現にはかなりの予算と人員がかかると思われる。本人の日本語能力・学歴が異なり、日本との外交関係(旧植民地出身者、旧日本国籍保持者やその子孫)によって現在日本にいる理由も異なるので、2国間レベルで、年金も含めて相互に擦り合わせる必要がある。日本で公的年金や保険に加入した場合の特典をきちんと伝えることが大切だ。ブラジルやペルーなどのように人数が多い場合は優先的に対処する必要がある。人口過剰であった時代の日本が移住を受け入れてもらった国々は配慮されなければならないだろう。国籍をめぐる議論はその歴史背景からなされねばならないと考える。
 また、国民的なコンセンサスを得て、どのような人たちを新日本人として受け入れるのか長所・短所を明らかにすることが必要なことだろう。ラテンアメリカでの多文化共生が上手くいった事例の特徴として、移民政策を実施した後に、移動した人と受け入れた地域双方に、実質的な利益が出たことである。 こうした文脈の中で新しい日本のビジョンを描くことが急務である。その時、忘れてはならないのは、社会的弱者に位置付けられている日本人のことである。誰もが安心して暮らせ、自分の力を出し挑戦できる体制を整える必要がある。そうでなければ、安価な労働力というだけの外国人が増え、国内での労働環境の悪化と異文化対立を無用に激化させることが予測できる。

鶴見和子「国際関係と近代化・発展論」(武者小路公秀、蝋山道雄編『国際学 理論と展望』)東京大学出版会、1976年初版1980年3刷。 

備考(Remarks) [大学院での講演]
1.「日本の多文化共生政策--内発的発展論の視座から--」2009年2月19日、名古屋大学大学院 国際開発研究科・オーディトリアム。 

2008  絵本に描かれた天空の世界:伝承する宇宙観  単独  2009/01/05 
シンポジウム報告  , 比較神話学シンポジウム  , 比較神話学研究組織   

概要(Abstract) 21世紀に向けて出版された絵本を詳細に分析すると、先祖がえりといってよいような、天空の世界が描かれている。日本人の伝統的な宇宙観を描いた作品が、リンドグレーン賞を受賞している。伝統的に描かれる太陽・月・星・雲は、近代絵本でどのように描かれ、そして近代が行き詰まりをみせ、新たな生き方を模索するときに、また太陽・月がくっきりと描かれようになった。芸術性が高く多くの読者を獲得している日本で出版された絵本を中心に分析することによって、伝承される宇宙観を明らかにした。 

備考(Remarks) 南山大学名古屋キャンパス 

2008  Human Security and Stories in History: the Telling of Modern Folktales  単独  2008/09/09 
国際会議報告  , The 31st IBBY World Congress   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) Congress Theme: Stories in History -Histories in Stories- 

2007  Globalización y Convivencia Multinacional  単独  2007/09/28 
国際学会報告  , XIII Congreso FIEALC  , FIEALC   

概要(Abstract) session 4-A5  “Globalización y Convivencia Multinacional”をroom 5において、座長、報告者そして討論者をした。
 本報告者は、“La política multicultural en Japón y sus perspectives”を行った。本パネルの特徴は、多文化共生をめざして、現実的に国際関係、経済・政治状況から、インカ帝国および現代アルゼンチンおよび日本の妥協可能な政策や概念を研究するもので、具体性があり、高い評価を受けることができた。 

備考(Remarks) 2007年9月28日
XIII Congreso FIEALC
(Federación Internacional de Estudios sobre América Latina y el Caribe)
第13回ラテンアメリカ・カリブ海地域研究国際会議
研究発表 パネル座長、討論者として出席
中国・マカオ 
ホテル・ベネチアン・リゾート・コンベンション 

2007  多文化共生の諸相:ラテンアメリカと日本の日系ラテンアメリカ人社会の事例から  単独  2007/06/03 
学会報告  , 日本ラテンアメリカ学会第28回年次大会  , 南山大学名古屋キャンパス   

概要(Abstract) パネルは「在日日系ペルー人の情報収集」(寺澤宏美)、「アルゼンチンの多文化共生」(アルベルト松本)と共にパネルを開催した。
 定住化の進行により、集住都市の産業の成長に欠くことのできない外国人労働者問題を、多文化共生という立場から、国レベル、集住都市レベルで出された政策を比較検討して、今後の課題を示した。 

備考(Remarks) パネルF
「多文化共生の諸相:ラテンアメリカと日本の日系ラテンアメリカ人社会の事例から」(コーディネーター・司会 浅香幸枝)
「日本の多文化共生政策と課題」を報告 

2006  アルゼンチン現代民話21話に見る天空の世  単独  2007/01 
シンポジウム報告  , 比較神話学研究組織 GRMC (広島市立大学)  , 名古屋青少年文化センター   

概要(Abstract) アルゼンチンのバッティーニが収集した3152話の現代民話のうち21話が天空の世界に関するものである。牧畜業の人々が屋外で自分たちも聖家族のように生活し、死後は銀河を渡って天空にある天国に行けると信じているところに特徴がある。 

備考(Remarks) 神話学シンポジウム「天空の神話」 

2006  風と鳥−スペイン語圏の現代民話に見る天上界の住人に関する一考察−  単独  2006/09 
国際シンポジウム報告  , 比較神話学研究組織 GRMC (広島市立大学)  , 花園大学   

概要(Abstract) 他の報告者の報告にからめて、準備した4つの特徴の資料に加えて報告した。ハチドリが創生神話に関して、王権を支えるものの役割を担っていることも指摘した。 

備考(Remarks) 国際比較神話学シンポジウム 風と鳥の神話学――天がける神霊 Oiseaux-Vent,esprits qui planent dans l'air 

2005  Nueva identidad transnacional de los líderes NIKKEI de origen japonés en el ...  単独  2005/09 
国際学会報告  , 2005 XII Congreso Roma FIEALC   

概要(Abstract) 1982年にパンアメリカン日系大会はメキシコで始まり、2005年にはバンクーバーで13回世界大会が開催された。二世が中心の大会であり、生まれた国の良き市民として120%活躍して貢献してきた。2000年になるとアニメ、すし、カラオケなどがブームとなり、
日本人の血を受け継がない者に対しても経済効果を上げるようになった。ソフトパワーとしての日本文化に新しい一局面が出てきた。 

備考(Remarks) 題名/演題名等:Nueva identidad transnacional de los líderes NIKKEI de origen japonés en el Continente de las Américas 

2004  ラテンアメリカのジャポニスム:エンリケ・ゴメス・カリーリョに見る日本へのまなざし  単独  2004/11 
学会報告   

概要(Abstract) 2004年12月に出版予定される同名の論文(『ラテンアメリカの諸相と展望』に所収)に基づき報告した。 

備考(Remarks)  

2003  Globalización y Japonismo  単独  2003/09 
国際学会報告  , 2003 XI Congreso Osaka FIEALC 大阪大学   

概要(Abstract) 標記のパネルについてコーディネーターをした。
Imagen original de los migrantes japoneses a través del 'Japonismo' en el triple contexto de fuerza económica, política y cultural について単独報告した。
日本人移民のイメージの良さは、スペインとの最初の出会いが良好であったことに加え、当時流行であったモダンとしてのジャポニスムを体現する政治的・経済的にもパワーを持ち始めた日本の国際的地位の上昇が相乗効果を上げている。 

備考(Remarks)  

2003  国際関係史におけるジャポニスモ−スペイン語圏と日本との関係を中心に−  単独  2003/06 
学会報告  , 日本ラテンアメリカ学会   

概要(Abstract) 標記のパネルについてコーディネーターをした。
「ジャポニスモによる日本人移民の原初イメージ」について単独報告した。
日本人移民が入植する前にすでにフランシスコ・ザビエルにまでさかのぼって日本人イメージはスペイン語圏では良好であり、日露戦争後、黄禍論で警戒されたアメリカ合衆国とは異なり、イベロアメリカでは日本人移民受け入れの素地があった。 

備考(Remarks)  

2002  スペイン語文化圏の鳥の民話  単独  2003/03 
研究発表  , 日本民話の会外国民話研究会   

概要(Abstract) 前回の共同研究「世界の民話における運命と予言」の継続研究。運命と予言を司るスペイン語文化圏の鳥に関する民話を新たに追加した資料すべてを検証して鳥に対するイメージを明らかにした。 

備考(Remarks)  

2001  Nikkei Migrants and their International Networks : The Pan American Nikkei Association  単独  2001/12 
国際会議報告  , 国立民族学博物館   

概要(Abstract) 「ラテンアメリカからの出移民:北アメリカ、ヨーロッパ、日本の事例」(人口移動の基礎研究:第7回国際シンポジウム)という共通テーマの中で報告した。移民受け入れ国であったラテンアメリカは、1980年代の経済危機の影響で、移民送出国となった。受け入れ先3地域での比較を試みたシンポジウムである。筆者は、アメリカ大陸で定住し現地化したパンアメリカン日系協会が、日本において同胞の名誉と権利を守るために、自民党や国会議員、海外日系人協会に働きかけ交渉を有利にしようとする経過を報告した。 

備考(Remarks)  

2001  The Pan American Nikkei(People of Japanese Origin) Association in International Relations  単独  2001/07 
国際学会報告  , 2001, Hong Kong Convention of International Studies  , 香港   

概要(Abstract) Globalization and Its Challenges in the 21st Centuryという共通テーマで、ISA (International Studies Association : USA) を中心に世界11地域の国際関係学会が合同で開催したもの。Asian Migrants and their Networks in International Relationsというパネルで、筆者は報告した。華人、東南アジアにおけるインド人コミュニティを報告する研究者に対して、日系移住者たちが南北アメリカ大陸で根をおろし、国境を越えて、「日系」という共通のアイデンティティを持ち、国際市民として活躍しており分裂よりは統合を志向する事例を報告。 

備考(Remarks)  

2001  ラテンアメリカの運命と予言の話(2)  単独  2001/04 
研究発表  , 日本民話の会外国民話研究会   

概要(Abstract) ラテンアメリカの伝説を見ると、北米先住民のように、かって鳥は人間であり言葉が話せるとする民話がある。鳥が「ききなし」を通じてあの世とこの世をつなぐものと、ラテンアメリカでは考えられていることが分かった。しかし、先住民系の民話のなかに、運命と予言というテーマの民話を捜すのは困難である。 

備考(Remarks)  

Page: [<<PREV] [1] [NEXT>>]