研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
谷口 佳津宏 ( タニグチ カヅヒロ , TANIGUCHI Kazuhiro )
所属
Organization
人文学部人類文化学科
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

哲学

学会活動
Academic societies

日本哲学会会員(1983.4〜現在に至る)
哲学会会員(1983.4〜現在に至る)
日本現象学会会員(1983.4〜現在に至る)
中部哲学会会員(1986.4〜現在に至る)
メルロ=ポンティ・サークル会員(1993.4〜現在に至る)
日本サルトル学会会員(1995.4〜現在に至る)
Groupe d'etudes sartriennes (GES)会員(1995.4~現在に至る)
日仏哲学会会員(1996.4〜現在に至る)

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (21)
著書数 books (2)
学術論文数 articles (19)

出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻第一種 博士課程  1986年03月  単位取得満期退学 
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取得学位
 
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
修士 文学修士    東京大学大学院  1983年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  サルトル哲学研究 

概要(Abstract) サルトルの哲学の全体像を明らかにし,その再評価を行なう。 

短期研究  『弁証法的理性批判』研究 

概要(Abstract) いまだ十分に解読されたとは言い難いサルトル後期の代表作『弁証法的理性批判』に見られる社会哲学,政治哲学の現代的意義を明らかにする。 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2014  サルトル読本  共著   
法政大学出版会  , 未設定  , 385p.  , 2015/03/27   

概要(Abstract) 第1部巻頭の「サルトルの栄光と不幸-『存在と無』をめぐって」(pp.54-67)を執筆。サルトルの栄光は常にそのつどの時代のなかで時代をリードしていったその知識人としてのあり方に負うものであるが,かえってそのことが人々による冷静なサルトル読解の妨げともなっており,そこにサルトルの不幸があるということを,『存在と無』に関するこれまでの読解状況を紹介しながら,そこに見られる一般的誤解を指摘することによって明らかにするとともに,今後あるべき読解の基本的構図を提示した。 

備考(Remarks)  

1988  哲学への旅−不安への誘い (第3章 行為の問題)  共著   
北樹出版  , 未設定  , 197 pp.(77-114  , 1988/05   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 牛島 謙,久保田顕二,谷口佳津宏,菊地恵善,円谷裕二 

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2022  『弁証法的理性批判』における方法の問題(その4)  単著   
アカデミア 人文・自然科学編  , 南山大学  , 第25号  , pp.17-23  , 2023/01/31   

概要(Abstract) サルトルの『弁証法的理性批判』で用いられている遡行的方法の「遡行」の意味を明らかにするとともに,『弁証法的理性批判』における総合(的方法)と分析(的方法)の関係について明らかにした。 

備考(Remarks)  

2021  了解とは何か:『弁証法的理性批判』における方法の問題(その3)  単著   
アカデミア 人文・自然科学編  , 南山大学  , 第23号  , pp.23-34  , 2022/01/31   

概要(Abstract) 『弁証法的理性批判』におけるサルトルの方法の一部を成す了解という方法が,当代のマルクス主義における人間不在という彼の批判と密接に関連したものであることを明らかにするとともに,ヤスパース流の他者了解の側面とハイデガー流の道具了解の側面を含むその了解概念の特徴を明らかにした。 

備考(Remarks)  

2020  サルトルの(現象学的)記述について:『弁証法的理性批判』における方法の問題(その2)  単著   
アカデミア 人文・自然科学編  , 南山大学  , 第21号  , pp.41-51  , 2021/01/31   

概要(Abstract) サルトルの『弁証法的理性批判』における記述が現象学的記述と呼べるかどうかは速断を許さぬ微妙な問題を含んでいるが,いずれにしても,サルトルのいう「批判的経験」における記述には,時と場所を問わず,具体的な状況を記述する際にしばしば一人称の表現がみられる点に特色がある。こうした手法の理論的根拠を『批判』のうちに探ることにより,サルトルの方法の一端を明らかにした。 

備考(Remarks)  

2015  サルトル哲学における性格の問題  単著   
中部哲学会年報  , 中部哲学会  , no.46  , pp.38-49  , 2015/04/25   

概要(Abstract) 人の性格はどのようにして認識されうるかという点に関するサルトルの所論の検討を通じて,人が自分で自分の性格を知るということは原理的に不可能であるということを明らかにした。 

備考(Remarks)  

2011  サルトルの身体論 -対他身体をめぐって-  単著   
アカデミア  , 南山大学  , no.3  , pp.31-45  , 2012/01/30   

概要(Abstract) サルトルの『自我の超越』および『存在と無』における身体論に含まれる三つの問題(自らの対他身体(他人にとっての身体)は自らにどのように体験されるのかということ,自他の対他存在の構造的同一性はどのように保証されるのかということ,『自我の超越』における「概念としての我」と「幻の充実としての身体」との関係はいかなるものなのかということ)を検討し,諸家の従来の解釈を批判するとともに,新たな解釈を提示した。 

備考(Remarks)  

2009  「ある」から「為す」へ−サルトル『存在と無』第4部をめぐって−  単著   
アカデミア人文・社会科学編  , 南山大学  , No.90  , pp.117-139  , 2010/01   

概要(Abstract) 『存在と無』第4部の内容を詳細に分析し,そこでの主題である「ある」「為す」「持つ」という三つのカテゴリー間の関係についての記述に見られる論理的な齟齬のよってきたる原因を明らかにした。 

備考(Remarks)  

2008  サルトルにおける自我と疎外  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , No.87  , pp.1-32  , 2008/06   

概要(Abstract) サルトルの前期思想の展開を「疎外なき自我」から「自我の疎外」への推移としておさえたうえで,『自我の超越』における自我論の問題点を指摘するとともに,『存在と無』における他者との関係における「自我の疎外」の意味を仔細に検討した。 

備考(Remarks)  

2005  サルトルのプラクシス概念について  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , No.82  , pp.27-44  , 2006/01   

概要(Abstract) サルトルの後期思想の中心概念のひとつである「プラクシス」について,その含意を明らかにするとともに,前期思想との連続面を浮き彫りにした。 

備考(Remarks)  

2002  サルトルの情動論  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , No.75  , pp.1-35  , 2002/06   

概要(Abstract) 『自我の超越』以来の、情動を含めた心的なものを反省的態度における意識の超越物とみなすサルトルの基本的主張と、それとは一見相容れないようにみえる『情動論粗描』での非反省的態度としての情動という主張とを統一的に解釈することを目的として、サルトルの情動論の全面的検討を試みた。 

備考(Remarks)  

2001  存在の開示としての真理−ハイデガーとサルトル−  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , No.73  , pp.31-63  , 2001/06   

概要(Abstract) サルトルの遺稿『真理と実存』における真理観を,サルトルが影響をうけたとされるハイデガーの真理観と対比して,比較検討した。 

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2015  サルトルを語る場合に無視しえない書物  書評  単著 
図書新聞  , 図書新聞  , 3223号  , p.5  , 2015/09/19   

概要(Abstract) アニー・コエン=ソラル『サルトル伝(上)(下)』石崎晴己訳,藤原書店,2015年の書評。 

備考(Remarks)  

2008  石崎晴巳・澤田直編『サルトル 21世紀の思想家ー国際シンポジウム記録論集](思潮社,2007年)  書評  単著 
『フランス哲学・思想研究』  , 日仏哲学会  , 第13号  , 174-176  , 2008/12   

概要(Abstract) 上記書籍の書評であるが,とくに,シンポジウムでの討論内容を中心に論評した。 

備考(Remarks)  

2003  CCNE,Avis sur l'ethique de la recherche dans les sciences du comportement humain.Rapport  翻訳  共訳 
続・独仏生命倫理研究資料集(付録)  , 千葉大学  , 2004/02   

概要(Abstract) フランス国家倫理諮問委員会の報告書「人間行動科学における研究の倫理に関する見解。報告」の全訳。 

備考(Remarks) 別刷付録のため頁づけなし。時本楠緒子との共訳。 

2002  「身体」「運動志向性」「運動感覚」「身体図式」  寄稿  共編著 
『認知科学辞典』  , 共立出版  , 2002/08   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 辞典の項目執筆。 

1999  「アンガジュマン」  寄稿  共編著 
『フランス哲学・思想事典』  , 弘文堂  , 518-519  , 1999/01   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 事典のコラム欄執筆。 

1998  「存在と無」「弁証法的理性批判」「マルロー」  寄稿  共編著 
『岩波哲学・思想事典』  , 岩波書店  , 1998/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 事典の項目執筆。 

1994  「アンガジュマン」「愛撫」「魔術的実現」「サルトル」  寄稿  共編著 
『現象学事典』  , 弘文堂  , 1994/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 事典の項目執筆。 

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2019  『弁証法的理性批判』における方法の問題  単独  2019/12/07 
日本サルトル学会第44回研究例会  , 日本サルトル学会  , 南山大学   

概要(Abstract) 2018年度に『アカデミア』に発表した同名論文(その1)をうけて,更にCRDにおける方法概念のうちに含まれる問題点を,特に弁証法的循環性という点を中心に展開した。 

備考(Remarks) 『アカデミア』誌に「『弁証法的理性批判』における方法の問題(その2)」として発表予定。 

2013  私にとっての私の性格は私によっていかにして把握されるのであるか―サルトルに即して―  単独  2013/09/29 
中部哲学会   

概要(Abstract) 大会シンポジウム「性格・個性・キャラ 現代における人間存在を問い直す」の提題者の一人として、巷間広く行なわれている性格判断、性格診断等の杜撰さに対する批判を念頭におきつつ、自己認識の可能性と不可能性をめぐるサルトルの思索を好意的に論評、紹介した。 

備考(Remarks)  

2009  「ある」かつ,あるいは,または「為す」  単独  2009/12 
日本サルトル学会第24回研究例会  , 関西学院大学梅田キャンパス   

概要(Abstract) 論文「「ある」と「為す」」(2010年1月)の元となった研究発表(概要は該当論文の項参照) 

備考(Remarks)  

2004  サルトルのプラクシス論  単独  2004/11/06 
哲学会  , 哲学会(東京大学)   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2003  サルトルについて私が知っている二、三の事柄  単独  2003/07 
三重哲学会  , 三重大学   

概要(Abstract) サルトルの「実存哲学」の反ヒューマニズム的性格について明らかにし,同時に,その形而上学志向を解明するとともに,従来の一般的なサルトル観の誤りを指摘した。 

備考(Remarks)  

1998  サルトルとメルロ=ポンティーコミュニケーションの地平  単独  1998/09/26 
サルトル研究会・メルロ=ポンティ・サークル合同シンポジウム  , サルトル研究会とメルロ=ポンティ・サークルの共催   

概要(Abstract) シンポジウム第一部「自由と他者」において,メルロ=ポンティの『知覚の現象学』とサルトルの『存在と無』における自由論を中心に発表および討議を行なった。 

備考(Remarks)  

1997  サルトルの想像力論におけるアナロゴンの概念について  単独  1997/10 
日本現象学会  , 日本現象学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2003  科学研究費補助金  独仏を中心としたヨーロッパ生命倫理の全体像の解明とその批判的考察 
  日本学術振興会   

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks) 研究分担者 

2002  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  サルトル研究 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

2001  南山大学パッヘ研究奨励金I-A  サルトル研究 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2016  教材作成 

2016年度秋学期,学科科目「近世哲学史II」の授業のための教材(パワー・ポイント用)を授業計画に即して新たに作成した。 

2016/09/15~2017/01/23 
2016  教材作成 

2016年度,秋学期全学共通科目「倫理学」の教材をここ数年の新しい情報を加えて改定した。 

2016/09/15~2017/01/23 
2011  教材の開発 

担当科目「哲学概論A」,「倫理学」,「近世哲学史I」,「近世哲学史II」,「哲学・倫理学における人間の尊厳2」で使用するパワー・ポイント教材を作成した。 

2011/04/01~2012/03/31 
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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2022 
2021 
2020 
2019 
2018 
2017 
2016 
2015 
2014 
2013 
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2023/02/27 更新