研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
VOLPE,Angelina ( ヴォルペ アンジェリーナ , VOLPE,Angelina )
所属
Organization
国際教養学部国際教養学科
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

宣教学、日本のキリスト教史、キリスト教人間学

学会活動
Academic societies

名古屋キリシタン文化研究会会員(1990/06-1999/03)
日本カトリック教育学会会員(1992/10-現在に至る)
日本カトリック神学会会員(1993/10-現在に至る)
日本宗教学会会員(2000/04-2012/03)
日本宣教学会理事(2019/07-現在に至る)

社会活動
Community services

NGOオリーブジャパン国際開発協力協会創立者、会員(1991/01-現在に至る)
NGO I.S.I(イタリア児童を守る会)会員(1995/07-現在に至る)
Comunità Educanteカトリック学校法人 (2012年、SILA学園より名称変更)賛助会員(1998/08-2021/08)
Tonalestate International Summer University (2021年、Tonalestate国際平和文化協会より名称変更)会員、コンサルタント、通訳、パネリスト(2000/07-現在に至る)
International Congress of Catholic Laity, Roma, Observer(2000/11/25-30)
2005年愛知万博イタリア政府文化部門コンサルタント(2004/04-2005/09)
イタリア領事特派員(2004/11-2010/10)
カトリック名古屋教区アロイジオ賞選考委員(2004/06-2016/06)
NPO法人One Way 国際平和文化協会会員(2011/08-現在に至る)

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (39)
著書数 books (4)
学術論文数 articles (35)

出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
ローマグレゴリアナ大学大学院神学宣教博士ph.D 博士課程  1989年07月  修了 
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取得学位
     
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 神学宣教学博士 (Dottorato in Missiologia)  I "Kakure Kirishitan" (cristiani nascosti). Storia di una minoranza religiosa in Giappone.  ローマグレゴリアナ大学大学院 Pontificia Universitas Gregoriana Facultas Missiologiae  1989年07月05日 
修士 神学宣教学修士 (Licenza in Missiologia)  I "Kakure Kirishitan"  ローマグレゴリアナ大学大学院宣教学修士課程 Pontificia Universitas Gregoriana Facultas Missiologiae  1988年10月01日 
学士 学士 (Laurea in Lingue e Letteratura straniere moderne)  Marcello Mastrilli (1603-1637). Un missionario gesuita in Giappone nel sec. XVII.  ナポリ東洋大学人文学部日本語学科 Istituto Orientale di Napoli Facolta' di Lettere e Filosofia  1983年07月04日 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  キリスト教人間学・日本のキリスト教史 

概要(Abstract) 人間の価値と尊厳が脅かされる現代に生きる若者に、かけがえのない存在である人間を守ろうとしたナザレのイエスの「満ちた人間性」を紹介するための研究である。つまり、教育的観点からの近代的手法と新たな表現によって、キリスト教による普遍的な「人間の価値」を紹介する試みである。具体的には19-20世 紀に起きた2つの世界大戦、コロニアリズム、資本主義と社会主義の衝突の時代において、人々のために無償で働いたキリスト教社会活動家・政治家・教育者を 分析し、紹介する。彼らは日本でほとんど周知されていないが、当時、宗教プロパガンダ無しに、また宗教と文化の相違点にもつまずかず、それらの「共通点」 を評価し、ナザレのイエスに基づいて人生を賭けた人々である(シャルル・ド・フコー、アルチーデ・デ・ガスペリ、マドレーヌ・デルブレル、ジョルジョ・ ラ・ピーラ、プリーモ・マッツォラーリ、ジョヴァンニ・リヴァなど)。
同時に、日本のキリスト教史の研究も進める。キリスト教人間学が過去と現在、東西文化にどのような影響を個人と社会に与えていたか、キリシタンの価値観を探りながら考察する。
研究はキリスト教人間学の主たるテーマ(人間の尊厳、人間平等、良心、宗教の自由、平和の建設など)を発展させる。具体的に
1)16-17世紀、「キリシタンの時代」と言われている時代に外国の宣教師や日本人キリスト者はどのように日本社会に貢献したか。そしてなぜ弾圧と迫害が行われたか。
2)明治維新の始まりに起きた「浦上四番くずれ」と言われる迫害の原因を探り、浦上のキリシタンらの勇敢な態度がどのように宗教の自由化のプロセスに影響を与えたか。
3)大正から昭和初頭にかけ、歯止めのきかない軍国主義化が進む日本において、キリスト教徒がナザレのイエスの生き方をどのように証明できたか。あるいはできなかったか。



 
 

長期研究  ジョヴァンニ・リヴァによるキリスト教人間学 

概要(Abstract) ポスト第2バチカン公会議時代のイタリアで活躍した「革命的」キリスト者、ジョヴァンニ・リヴァ(1942年‐2012年)についての研究である。学生運動真っ盛りの1968—69年代に、最も「赤い」町であったレッジョ・エミリアで彼が始めた運動は、第2バチカン公会議が進めた「アッジョルナメント」と他文化・宗教・思想との対話を中心軸にして、非暴力で知性と良心による闘いであった。福音こそが社会、政治、経済を改善できると断言し、実際に多くの慈悲の業や文化活動を通して、福音書の具体的な革命の心を証明した。彼と共に働いた若者が創立した国際カトリック信徒団体「オペラ・ディ・ナザレ」は1999年にヨハネ・パウロ2世より教皇認可を受けた。ジョヴァンニ・リヴァが残した文献や講演記録、証言等を分析し、彼が生きたキリスト教を研究する。

 

短期研究  ジョルジョ・ラ・ピラの平和活動:壁を壊し橋を築く 

概要(Abstract) 過去にラ・ピーラについて何度か執筆し、また講じてきたが、現在起きているロシア・ウクライナ間の戦争、またハマスによるテロ事件とイスラエルのガザ攻撃をきっかけに、改めてラ・ピーラのソビエト連邦との対話、中東和平プロセスのための尽力に焦点を当て、研究を続けることにした。これらは学問的成果と共に、教育的にもよい影響を生み出すのではないか。
担当ゼミ(希望の文化の建設のために)と「人間の尊厳」科目に特に影響を与えるであろう。 

短期研究  尾張・美濃地域のキリシタン 

概要(Abstract) 徳川幕府の弾圧を受けて処刑された尾張・美濃地域のキリシタンは2千人以上にのぼる。しかし、この悲劇を知る人は専門家をおいて他にいないといえよう。平和に暮らしていた数多くのキリシタン村が17世紀に破壊された。村人は囚われ拷問を受け、処刑された。幕府はそのキリシタン虐殺を正当化する理由として「国の安全」を挙げた。このように蓋をしてしまった悲劇を考究することによって、若者が暴力の理不尽さを学び、このような悲劇を繰り返すことがないように、という希望を込めて進める研究である。
2022年に、かつての悲劇が起きる前の約30年間を尾張で活躍したコンスタンティノという日本人信徒の足跡を探求した。「日本二十六聖人」のうちの5人が、コンスタンティノが作った共同体にいたと思われる。

 

短期研究  日本国憲法と平和 

概要(Abstract) 日本カトリック司教団は、改憲に反対することを繰り返し表明してきました。様々な文書の中で、司教たちが、キリスト者はアガペである神の子らとして絶え間なく平和を構築しなければならないとアピールしています。私は以前より、キリスト教人間学の柱である「平和」というテーマに取り組み、平和と人権を中核とする日本国憲法という人類史上、稀有な財産を丁寧に研究することにしました。 

短期研究  シャルル・ド・フコー(1858年‐1916年)による「普遍的な兄弟愛」を探る 

概要(Abstract) 2005年11月13日、ベネディクトゥス16世はシャルル・ド・フコーの列福式で、彼こそが「普遍的な兄弟愛」へわれわれを招くと述べた。「兄弟愛」がただの理想、あるいはユートピアとして考えられる世において、富と貴族の身分を捨てて最も見捨てられた砂漠の民トゥアレグと共に生活したド・フコーは、その理想的な愛を実現した。本研究は彼の手紙や日記を紹介しながら、植民地建設という複雑な時代にド・フコーがどのように他文化・他宗教の人々を兄弟のように愛したか分析した。
成果:1)2010年8月6日、トナーレエスターテ文化平和フォーラム発表。
2)2010年9月14日、日本カトリック神学会発表。
3)2011年3月、南山神学雑誌論文。
4) 2011年7月2日、日本宣教学会発表。 

短期研究  Christianity between the end of the Tokugawa era and the beginning of the Meiji imperial Restoration 

概要(Abstract) My research is an attempt to find the reasons why the change of government from the Shogunate to Meiji Reform did not immediately lead to end the persecution of Christians. Why were 3,414 Christians, including women and children, deported from their village of Urakami? In order to facilitate a better understanding of these complex issues, I am also investigating the life and courageous testimonies of Takagi Senuemon and his companions.  

短期研究  Christianity and Nationalism in Japan. From the End of the Meiji Era to the Fifteen Years War 

概要(Abstract) Between the end of the nineteenth century and the first half of the twentieth century, after the persecutions of the period known as kirishitan jidai, the Church had to go through another period of great suffering: that of the imposition of state Shinto, of wars with China, Russia and United States, up to the two atomic bombs on Hiroshima and Nagasaki. It was only after the Second World War that the Church finally could be free to witness her preference to Christ, rather than to the state. Why did the Meiji reformers choose, in the process of modernizing Japan, the way of the emperor's cult to unify the people? How did Christians face this religious-political system imposed by the Meiji era on?
My research concerns some stages of this history of conflict, heroism and suffering of the Christian community which also ended up compromising with an extreme nationalism in one of the most tormented times in Japanese History.
 

短期研究  Mission in Japan. The Beginnings: the Power and the Glory 

概要(Abstract) My aim is to outline the reasons why the early missions between XVI and XVII centuries had been so successful and why the Japanese government had relentlessly tried to eradicate Christianity from the Country. Is it likely to compare Japanese culture to a swamp, thus preventing Christianity to take roots on this soil? Was it an issue of religious differences or of other kind?
 

短期研究  プリモ・マッゾラーリ神父による非暴力 

概要(Abstract) イタリア人司祭プリモ・マッツォラーリ(1890年‐1959年)の研究である。
彼は二つの世界大戦の悲劇を経験し、イタリアでの非暴力運動を建設した知識人のグループの一人である。戦争を始める前に、他の解決策を必死に探すべきであると主張し、防衛の戦争をも拒絶した。しかし、彼の平和のための働きはイタリア政府だけではなく、ローマ教皇庁にさえ理解されなかったため、彼の出版物は長い間禁じられていた。1959年、亡くなる少し前にヨハネ23世によって彼の名誉は回復された。本研究は特に彼の傑作『殺すな(Tu non uccidere)』についてである。
東西世界において軍事力強化への歩みが進む現在、反軍事主義のパイオニアであったマッツォラーリ神父の声を若者に是非聞かせたいと思い、昨年から研究を始めた。

成果:2014年3月、南山神学雑誌論文。
 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2019  Il Cristianesimo in Giappone. Storie di coraggio e di dolore.  単著   
Urbaniana University Press  , その他  , 175 pp.  , 2019/05   

概要(Abstract) この本は、2016年から2018年に渡って“Urbaniana Journal”に掲載された3つの論文からなる。
16世紀中期の日本は西洋文化とは大きく異なる文化であったにもかかわらず、キリスト教はまたたくまに大成功を収め「キリスト教世紀」と呼ばれるほどの時代を迎えた。しかしその後、繁栄する日本の共同体は徹底的に迫害を受ける。多くのキリシタンが拷問、処刑、流刑という艱難に直面することになった。1873年にその迫害は正式に終わるが、実際は第2世界大戦後まで続いたと言える。
当本は宣教師と彼らの霊的な子ども、日本人のキリスト者が歩んだ「十字架の道」の段階を思考し、なぜ世界で最も長期に渡る迫害になったのか、キリスト教はなぜ当時の国の指導者にとって「危険」であったのか、その理由を分析する。同時に、日本史と世界史においてほぼ知られてない偉大な愛と勇気の証人であったキリスト者を紹介する。
 

備考(Remarks) This book has been reviewed by the newspaper "Avvenire" (5th December 2019, Gerolamo Fazzini).  

2009  『20世紀の聖者-マドレーヌ・デルブレル、ジョルジョ・ラ・ピーラ、アルチーデ・デ・ガスペリ』  単著   
ドン・ボスコ社  , A5  , 174 pp.  , 2010/03   

概要(Abstract) まえがきより

「マドレーヌ・デルブレルとジョルジョ・ラ・ピーラ、アルーチデ・デ・ガスペリについてのこれらの学術論文の目的は、学究だけではなく、学生たちにに読んでもらいたいという視点から生まれた。事実多くの学生は、すべての宗教は苦しみにあふれる人生の、そしてマドレーヌ・デルブレルが17歳の時に書いたように『最も大きく、議論の余地のない理性的な不幸』である死の恐怖からの逃げ道であると考える。彼らにとってキリスト教もその中の一つに過ぎない。ナザレのイエスを歴史上の実存者ではなく、サンタクロースのようなものとしてとらえる学生も多い。またカトリック教会に対するイメージも良いものであるとは言いがたい。実際、高校で使われる教科書は、しばしば、キリスト教が十字軍や魔女狩り、異端審問のような否定的な出来事に関連するものとして紹介されている。しかし若者が最も驚嘆するのは、命までを犠牲にしたイエス・キリストを証した歴史上の人間の存在である(日本の殉教者はその一つの例である。)その人生は、彼らが基盤としている偉大な神秘を証明していよう。彼らはただの善人なのか、あるいは狂人なのかと、その人生を分析すれば真実は明らかになるであろう。『風は自分の思いのままに吹くが、その音を聞いても風がどこから来てどこへ行くかを知るまい。霊から生まれた人もそれと同じである(ヨハネ3:8)』とイエスはファリサイ人のニコデモに説明した。」私が進めたい仕事はこれである。『霊によって』動く、歴史における人間そのものを若い世代に紹介することである。(中略)」 

備考(Remarks) 教皇大使 大司教アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロによる推薦のことば

「ヴォルペ先生の論文集を喜びながら読みました。これは大変近代的でありながら敬虔なキリスト教徒という稀有な存在の3人、マドレーヌ・デルブレル、ジョルジョ・ラ・ピーラ、アルチーデ・デ・ガスペリについての論文集です。(中略)3人の著書からの多くの引用と豊富な脚注を通して、この本は彼らと調和させてくれます。彼らはフランスとイタリアの社会・政治界で活躍しましたが、人生の理想をいつも守り、キリスト教と教会に従順に生きました。著者に心からお祝いを述べたいと思います。ヴォルペ女史は、彼らを生き生きとした者として、愛と尊重をもって忠実に紹介してくださいました。」 

1996  『声−人間とその魂』  編著   
ドン・ボスコ社  , A5  , 151 pp.  , 1996/05   

概要(Abstract) 本書は、6人の作家や知識人(エミリー・ブロンテ、シャーロット・ブロンテ、オスカ―・ワイルド、C.S.ルイス、ジョヴァンニ・リヴァ、アントニオ・デ・ペテロ)を紹介する。異文化の間に潜んでいる美の意識、正義観、生きる希望、神の探求を分析しながら、日本人の若い世代に人類の共通の人間生を考えさせる。本書の特徴はその6人の中のイタリア人のリヴァとデ・ペテロを始めて日本人の読者に紹介することである。 

備考(Remarks)  

1994  隠れキリシタン  単著  ISBN4-8165-048-C0016 
南窓社  , A5  , 130 pp.  , 1994/12/15   

概要(Abstract) 長崎地域ではまだ「隠れキリシタン」が存在している。本書は初めてヨーロッパの読者に独特な宗教を持つこの小さいグループを紹介した。約3世紀の間のキリスト教弾圧のためにローマから離されて、外国人宣教師の支えなしで日本の多くのキリシタンは隠れて自分の信仰を守り続けた。現在の隠れキリシタンは彼らの子孫である。筆者は彼らに出会い、彼らが語った宗教心を本書のもっとも重要な資料にした。  

備考(Remarks) 日本語訳改訂版(イタリア語版:“I Kakure”, One Way、1992/09)。 序文:ヨゼフ・ピタウ。  

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2023  地中海と中東における平和のための尊者 ジョルジョ・ラ・ピーラの活動  単著   
南山神学  , 在名古屋教皇庁認可神学部、南山大学人文学部キリスト教学科   , 47号  , pp. 147-180  , 2024/03   

概要(Abstract) In this article, given the recent tragic events that are once again affecting the peoples of the “Abrahamic family”, I wanted to present some traits of Giorgio La Pira's (1904-1977) commitment to the pacification of the Mediterranean and Middle Eastern areas. Giorgio La Pira called these peoples “those of the great lake of Tiberias”.
Because of La Pira's intense activities and the enormous amount of published and unpublished materials, I had only dwelt on the period between the first Conference for Peace and Christian Civilization (1952), and the genesis of the first Mediterranean Colloquium (1958).
“What did La Pira do in these six years? Who did he meet, and what did he propose? How did he take action to establish relations between people who otherwise would never have talked to each other?” These are some of the questions I wanted to address here. Because I believe that, in order to talk about peace, we need concrete examples of people, who had given their lives to work for peace. Because of their work, human beings do not kill each other, but talk to each other and find solutions, if not of brotherly love, which would be the ideal to strive for, at least at the level of reasonable compromise.

 

備考(Remarks) 日本語 

2023  LE MISSIONI DI OWARI E MINO DEL GIAPPONE NEL SEDICESIMO SECOLO L’apostolato del laico Costantino e dei suoi amici  単著  2024/02 
Urbaniana University Journal  , Urbaniana University Press  , LXXVI 3/2023  , pp. 241-270  , 2024/02   

概要(Abstract) The primary cause that prompted me to write this article was my friendship with Monsignor Junichi Nomura, bishop emeritus, and a great expert on the vicissitudes of the Christians of the Owari and Mino areas, where thousands of Christians were killed in the 17th century, and where I have lived for more than thirty years. However, we will not talk here about the martyrs, but rather about the early years of the mission, that is, from the middle of the 16th century, years of intense evangelisation and extraordinary flourishing of the missions. The investigation will lead us to meet some exceptional personalities, who are still little known. One of these is Constantine of Hanamasa. It was this middle-aged man who, after meeting Jesuit missionaries, dedicated the rest of his life to spreading the gospel, sowing the seeds of faith and courage that produced communities that gave their lives for Christ. In addition to visiting the places where Constantine lived in order to search for traces of his existence, in this research we made use above all of Luis Fróis’ History of Japan, thanks to which Constantine has not disappeared from historical memory.
 

備考(Remarks) イタリア語 

2021  La Costituzione del Giappone: raro patrimonio dell'umanità  単著   
Quaderni Biblioteca Balestrieri  , Biblioteca Balestrieri  , 31, XX 2/2021  , pp. 86-104  , 2021/12   

概要(Abstract) In the articulate essay written by Angelina Volpe, we discovered that in the Constitution of Japan, there are elements of fraternity in the recognition of the equality of all citizens and in the rejection of any discrimination, such as race, creed, gender, social status and family of origin. Volpe's writing is interesting for the originality of the theme. It presents the reasons for fraternity that have inspired the Japanese constitutional legislation.
(From The Journal Editorial) 

備考(Remarks) Italian language. 

2020  Giovanni Riva y la educación: La pasión infinita  単著   
Horizontes educativos, J.E. BOURILLON (coord.), La teoría pedagógica en la escuela: miradas de ayer y hoy  , Universidad Pedagógica Nacional, Ciudad de México  , pp.303-316  , 2021/01   

概要(Abstract) This article is part of the text by J. E. BOURILLON (coord.) La teoría pedagógica en la escuela: miradas de ayer y hoy, which aims to provoke the reader to reflect on the fact that education is not a technique rather is an art.
The article wants to briefly present the educational thought of Giovanni Riva (1942-2012) but, above all, his educational passion.
The greatest philosophy is love, Giovanni said. Love of knowledge, in fact, is love for man; passing it on to the younger generations is always an act of love and, to quote Lorenzo Milani, "study is therefore to serve". To serve oneself first of all, because it is a constant work to reach one's true self, the self that is openness to the infinite and nostalgia for the "totally Other"; and to serve others, because we all belong to the same origin and the same destiny.

 

備考(Remarks)  

2020  Primo Mazzolari: la pace crocifissa  単著   
Quaderni Biblioteca Balestrieri  , Biblioteca Balestrieri  , 28, Anno XIX, 1/2020  , pp. 59-84  , 2020/06   

概要(Abstract) This is a revised and updated version in Italian of the article already published in Japanese ("Nanzan shingaku", 37, 2014/03) and Spanish ("La Cuestión Social", año 24, 2, Abril-Junio 2016). 

備考(Remarks)  

2020  教育とミッションージョヴァンニ・リヴァによるキリスト教的教育ー  単著   
南山神学  , 在名古屋教皇庁認可神学部 南山大学人文学部キリスト教学科  , 43号  , pp. 125-151  , 2020/03   

概要(Abstract) Giovanni Riva (1942~2012) was a "born educator". I believe he had a special gift. That of being able to educate young people to live with self-esteem. He always spoke with sincerity, was never ideological, to anyone he met. His words were deep, free, and persuasive because it came from a life completely dedicated to Christ.
This paper, was written by using many unpublished documents, presents his educational activities that had evolved over almost 50 years, from the years immediately after the Second Vatican Council, by analyzing his educational thought and method. In particular, the author wants to analyze what "Christian Education" meant for him.







 

備考(Remarks)  

2019  Educazione e missione: Cristo tra i giapponesi di oggi. Dall'epoca Meiji all'epoca Heisei.  単著   
Studium ricerca  , Edizioni Studium  , 2019/02  , pp.330-352  , 2019/03-04   

概要(Abstract) Public schools in Japan have changed the method of transmitting knowledge and information to memorization. The purpose is to make pupils capable of overcoming the university entrance examinations. Admission to an university will subsequently guarantee a bright future in relation to employment.
After 12 years of formal education without literary, philosophical, nor religious basic knowledge, however, young people in the university find themselves in the desert of thought. Consequently, there is a general inaction and university is becoming a kind of "car park". In addition, the number of suicides among young people aged between 15-24 years old is indeed alarming.
It is the highest among the so called developed countries. Given this situation, the challenge facing the Christians,especially the educators, is enormous. What can they do to help young Japanese today? What contribution can they offer to the Japanese society whose young people are, according to psychologist Taizo Kato, "sad and lonely"? 

備考(Remarks) This article is the contribution presented at the XIII International Symposium of University Professors, which was held on 8 September 2016 at Lumsa University in Rome, during the History of Christianity session "Mercy transforms the world: Christianity and society. Ideas, actions and changes ". 

2018  Christianity and nationalism in Japan. From the End of the Meiji Era to the Fifteen Years War  単著   
Urbaniana University Journal  , Urbaniana University Press  , LXXI 3/2018  , pp.143-183  , 2018/12   

概要(Abstract) Between the end of the nineteenth century and the first half of the twentieth century, after the persecutions of the period known as kirishitan jidai, the Church had to go through another period of great suffering: that of the imposition of state Shinto, of wars with China, Russia and United States, up to the two atomic bombs on Hiroshima and Nagasaki. It was only after the Second World War that the Church finally could be free to witness her preference to Christ, rather than to the Japanese state. Why did the Meiji reformers choose, in the process of modernizing Japan, the way of the emperor's cult to unify the people? How did Christians face this religious-political system imposed by the Meiji era on?
I wanted to retrace some stages of this history of conflict, heroism and suffering of the Christian community which also ended up compromising with an extreme nationalism in one of the most tormented times in Japanese History.
 

備考(Remarks) イタリア語 

2017  Christianity between the end of the Tokugawa era and the beginning of the Meiji imperial Restoration: the last persecution.  単著   
Urbaniana University Journal  , Urbaniana University Press  , LXX/2 2017  , pp. 151-186  , 2017/08   

概要(Abstract) The article is an attempt to relate and discuss the difficulties and struggles of those whom Bernard Petitjean called "dear little flock", i.e., the Japanese Christians. What were the reasons why the change of government from the Shogunate to Meiji Reform did not immediately lead to end the persecution of Christians? Why were 3,414 Christians, including women and children, deported from their village of Urakami? In order to facilitate a better understanding of these complex issues, the author also presents the life and courageous testimonies of Takagi Senuemon and his companions.  

備考(Remarks) イタリア語 

2016  Mission in Japan. The Beginnings: power and glory  単著   
Urbaniana University Journal  , Urbaniana University Press  , LXIX 3/2016  , pp. 101-136  , 2016/12   

概要(Abstract) Treasuring her twenty eight years of life in Japan, the author's aim is to outline the reasons why the early missions between XVI and XVII centuries had been so successful and why the Japanese government had relentlessly tried to eradicate Christianity from the Country. Is it likely to compare Japanese culture to a 'swamp', thus preventing Christianity to take roots on this soil? Was it an issue of religious differences or of other kind?


 

備考(Remarks) イタリア語 

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2021  Memorie di Dominico Takagi Sen'emon  翻訳  単著 
Urbaniana University Journal  , Urbaniana University Press  , LXXIV 3/2021  , 129-158  , 2022/02   

概要(Abstract) Takagi Sen'emon was exiled in 1868 to Tsuwano because of his Christian faith. In fact, the Christian religion was forbidden by the Japanese government until 1873. Sen'emon was one of the leaders of the community of Urakami, which was almost entirely deported to various places in Japan. He survived torture, hunger and cold and was able to return to his village where he lived until his death in 1899, devoting himself to works of mercy and prayer. Sen'emon never spoke of what had happened to him so as not to create conflict between those who had resisted and those who had abjured. However, in obedience to his bishop, Bernard Petitjean, he dictated his memoirs, which we present here under the title of “Memoirs of Dominico Takagi Sen'emon”. What is striking about his story is the lack of“frills”: concise, essential, without a word of resentment towards those who made him suffer and to whom he always responded on the basis of his adamantine faith.


 

備考(Remarks) This is the first translation from Japanese of the Memoirs of“Dominico Takagi Sen'emon”. It is accompanied by 80 footnotes and an introduction by the translator.
(Italian language). 

2021  「希望の道に生きる人」  巻頭言  単著 
宣教学ジャーナル  , 日本宣教学会  , 14/15,2020/2021  , pp.2-5  , 2021/06/26   

概要(Abstract) The preface for vol. 15 of the Journal of the Japan Missiological Society is intended to briefly introduce the readers to the Society's spirit, which can also be seen in the theme for the annual Conference, attended by representatives of all Christian Churches in Japan. The theme of the 14th Japan Missiological Conference held at Kibe Hall in Yotsuya (29th June 2019) was “Where Can We Find Hope: in this Disaster from the Missiological Standpoint of View”. The keynote speech delivered by Bishop Emeritus Kazuo Koda, President of Caritas Minamisoma, was about the voices of the suffering of the people of Fukushima and it was indeed resonated into the hall. Christians do not try to explain the pains of the people with abstract reasoning but rather invite all of us to look at the cross. At the same time, they stand by those who suffer. I think this is true for Bishop Koda as well as the other speakers. Therefore, you want to listen to them more. They are intellectuals, but they are also genuine witnesses. As St.Augustine said: “We do not enter into truth except through love”.
 

備考(Remarks)  

2018  Giovanni Battista Sidoti (Palermo 22 agosto 1667-Tokyo 27 novembre 1715). Missionario e martire in Giappone (Mario Torcivia)  書評  単著 
Urbaniana University Journal  , Urbaniana University Press  , LXXI  , pp.249-254  , 2018/01   

概要(Abstract) Mario Torcivia's book "Giovan Battista Sidoti (Palermo 22 August 1667 - Tokyo 27 November 1715). Missionario e martire in Giappone" is the first scientific biography of this great Italian missionary Giovan Battista Sidoti, the last to land in Japan during Sakoku jidai. In July 2019 the author will present the Japanese translation edited by Sophia University. 

備考(Remarks)  

2016  Primo Mazzolari: la paz crucificada  翻訳  単著 
La Cuestión Social  , Asociación Mexicana de Promoción y Cultura Social  , Año 24, n. 2  , pp. 192-215  , 2016/04   

概要(Abstract) El primer libro que conseguí de la rica producción del genio del padre Mazzolari fue Tu non uccidere (Tú no matarás), publicado de manera anónima en 1955. Que en los años ’50, en plena Guerra Fría, más allá de todas las teorías de las así llamadas guerras “justas”, en ambientes incluso católicos, un sacerdote dijera: “Quien piense que con la guerra defiende la libertad, se encontrará en un mundo sin ninguna libertad”, llamando a todos (a los cristianos de manera particular) al deber supremo que es el de no matar, era, sin duda, un acto revolucionario. De hecho, también este libro, como ya otros de manera precedente, fue puesto en el índice del Santo Oficio y, por consiguiente, retirado de las librerías.
No obstante, a casi sesenta años, este libro continúa siendo una provocación para todos aquellos que no se contentan con pseudo-teorías justificativas de la guerra, detrás de las cuales se esconden los intereses egoístas de “militares, políticos y banqueros”.
Este breve ensayo quiere ser un pequeño vehículo de esta “provocación”, sobre todo para los jóvenes, a reflexionar sobre el hecho de si la paz es sólo una utopía o un ideal hacia el cual tender, construyendo juntos relaciones no de abuso ni de violencia, sino de escucha, respeto y colaboración con el otro.
 

備考(Remarks) 『プリモ・マッゾラーリ神父(1890‐1959)と平和 ー平和は十字架に架けられているー』南山神学、37 号、2014/03 の翻訳である。

On the 12th December 2014 Mexican writer and academic Francisco Prieto wrote:

Leí el texto de Angela Volpe que me ha parecido importante aparte de que está excelentemente escrito. Sé que lo leería con entusiasmo y provecho Javier Sicilia, y me parece que se lo puedes mandar.

 

2013  Quattro cristiani Madeleine Delbrêl - Giorgio La Pira - Alcide De Gasperi - Charles de Foucauld  翻訳  単著 
Officina delle 11  , 221p.  , 2014/02   

概要(Abstract) 自著『20世紀の聖人』(2010年ドン・ボスコ社)に「シャルル・ド・フコーによる『普遍的な兄弟愛』」(2011年「南山神学」)を加筆したイタリア語版として出版。

3月15日、出版記念講演会(Officina delle 11出版社主催 イタリア・アグロポリ)。
 

備考(Remarks)  

2012  イエスを知るために  翻訳  単訳 
ドン・ボスコ社  , 203  , 2012/10   

概要(Abstract) なぜイエスを紹介する必要があるのか。歴史上でのこの男だけが、自分こそがすべての時代、民族、文化と宗教の人々が探している神秘の顔であると主張したからである。そこでわれわれは理性的な分析によってイエスという啓示の仮説に出会う。自己実現の希望がこの男の提案によって果されるかどうか、リヴァ師は一つ一つ確認しながらその問いかけ-イエス・キリスト-に近づく。
改訂版は翻訳を見直し、脚注を入れた。

 

備考(Remarks) 改訂版。
単者:『はじめに』3-6頁;注:1-82。
 

2001  小さなキリスト教人間学  翻訳  単訳 
ドン・ボスコ社  , 141  , 2001/05   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2000  "Educare-accompagnare"(教育とは共に歩むことである)  ゼミ記録書  その他 
1One Way  , 127  , 2000/04   

概要(Abstract) 1998年8月27日から31日に幼稚園から高等学校までの教師のために行われた研修ゼミのまとめであり、教育の根本を考えることが目的であった。これは、キリスト教徒の教師のための「生きている教育のマニュアル」であると言える。 

備考(Remarks) (SILAカトリック学園教育ゼミ記録書、1998/08/27-31 

1999  イエスを知るために  翻訳  単訳 
ドン・ボスコ社  , 197  , 1999/09   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

1995  出会えぬ兄弟ー隠れキリシタンの歴史と現状ー  ビデオ、脚本単著  その他 
音響映像グループ  , 1995/06   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2023  “New...minded”  単独  2023/08/09 
Tonalestate International Summer University 2023 "In principio era la meraviglia, primum vivere, deinde docere?"  , トナーレエスターテ国際交流協会   

概要(Abstract) My lecture (Giovanni Riva: “The Infinite Passion. How Giovanni talked to Japanese people”) was placed in the programme as the final one at the International Summer University. There are two main reasons. Firstly, the theme of Tonalestate 2024 edition is about the meaning of learning and education while Giovanni Riva was a great educator all his life. Secondly, Giovanni Riva was the creator and initiator of Tonalestate. The central topic is about how he could always find a point of encounter with people from other cultures and religions (in this case, with Japanese people), starting from the humanity common to every human being, which he called “the elementary experience”.



 

備考(Remarks)  

2023  研究発表「ジョルジョ・ラ・ピーラとキリスト者の課題:壁を壊し、橋を架ける」  単独  2023/06/24 
日本宣教学会  , 日本宣教学会   

概要(Abstract) 発表はジョルジョ・ラ・ピーラ(1904 年-1977年)についてとりあげた。ラ・ピーラは、ヨーロッパによる植民地制度の終結、アルジェリアの独立、ベトナム戦争の終戦、イスラエルとアラブ諸国の和平プロセスのために平和大使として勤めた。さらに、ロシアの回心のために全力を尽くした。今年の宣教学会の、基調講演者であった小野先生がロシア正教駐日修道司祭であったため、ロシアとの友好的な関係についてのみ発表した。
ラ · ピーラは「聖なる」ロシアを愛しており、冷戦のさなかにモスクワへの訪問を計画した。平和大使として、ソビエト連邦最高会議のメンバーに会ったのも、彼らにキリストに根付いたロシアのアイデンティティを覚えさせたいためだったと述べている。
実際、多くの困難に打ち勝ち、ラ · ピーラはこの旅を 1959 年 8 月に実現した。訪問期間の最後に、モスクワ府主教ニコライの下を尋ねた。二人の会話の核心は東西のキリスト教徒の一致は「恵みの実で」あり、「民族間の一致と平和のための確実なパン種」だった。
希望が見えない時代にラ · ピーラがキリスト者は希望を抱く者だと証明したと言える。この時代に生きることを託された私たちが悲観論に陥ることのないように、彼は尊い模範と言えよう。

 

備考(Remarks) 学会の参加者の皆さんとラ・ピーラについて質疑応答の良い時間を過ごせて、幸いであった。
 

2022  「出会いによって導かれた研究ーマルチェロ・マストリリから尾張のコンスタンティノまでー」  共同  2022/07/02 
イナッショ祭り2022  , イナッショ祭り実行委員会・禁教期のキリシタン研究会   

概要(Abstract) 自身の日本キリシタン研究は、イエズス会の殉教者マルチェロ・マストリリから始まった。大学卒業後、隠れキリシタンに興味を持ち、1984年から1990年までその研究に専念した。そこから尾張のコンスタンティノにたどり着いた。この探究は「出会い」によって導かれ、発展できたと言えよう。その中で「隠れ」キリシタンとの出会いは重要であった。彼らへの感謝をこめて、キリシタン研究への私の関心を語った。
 

備考(Remarks) 私の講話は二日間の研究会の一部であった。
プログラムの他の活動:7月1日、イエズス会日本管区長デ・ルカ神父による講話、聖心女子大学学長高祖神父による講話、
7月2日、奈留島「阿古木隠れキリシタン史料館」聖別式とミサ。 阿古木隠れキリシタン史料館館長柿森氏にインタビュー。
 

2018  Andare a scuola in Giappone  単独  2018/08/07  
TONALESTATE 2018" Pagliaccio, e mangia e bee e dorme e veste panni"国際平和文化フォーラム  , TONALESTATE国際交流協会   

概要(Abstract) Who are the young Japanese today? What do they want? What should an educator do first? What is the university and what is its real purpose? I tried to answer these questions also with the help of the participants' questions, which were numerous and interesting, especially those from high school and university students.  

備考(Remarks)  

2016  Education and Mission: Christ among Japanese people today  単独  2016/09/08 
Jubilee of Universities, and of Research Centres, XIII International Symposium of University Professors  , Vicariato di Roma. Ufficio Pastorale Universitaria   

概要(Abstract) Public schools in Japan have changed the method of transmitting knowledge and information to memorization. The purpose is to make pupils capable of overcoming the university entrance examinations. Admission to an university will subsequently guarantee a bright future in relation to employment.
After 12 years of formal education without literary, philosophical, nor religious basic knowledge, however, young people in the university find themselves in the desert of thought. Consequently, there is a general inaction and university is becoming a kind of "car park". In addition, the number of suicides among young people aged between 15-24 years old is indeed alarming. It is the highest among the so called developed countries. Given this situation, the challenge facing the Christians,especially the educators, is enormous. What can they do to help young Japanese today? What contribution can they offer to the Japanese society whose young people are, according to psychologist Taizo Kato, "sad and lonely"?
 

備考(Remarks)  

2014  キリストと兄弟を愛することを教えてくれた友人‐ジョヴァンニ・リヴァ(1942年‐2012年)  単独  2014/07/05 
日本宣教学会  , 日本宣教学会 (清泉女子大学)   

概要(Abstract) ポスト第2バチカン公会議時代のイタリアで活躍した革命的なキリスト者、ジョヴァンニ・リヴァ(1942年‐2012年)について発表した。学生運動の時代、1968—69年に、最も「赤い」町であったレッジョ・エミリアで彼が始めた運動は、非暴力で、知性と良心で闘うことであった。福音こそが社会、政治、経済を改善することができることを断言しただけではなく、実際に多くの慈悲の業や文化活動を始めたリヴァが福音書の具体的な革命心を証明した。彼と共に働いた若者がカトリック信徒団体を造り、1999年に「オペラ・ディ・ナザレ」の名前で教皇ヨハネ・パウロ2世に認められた。オペラ・ディ・ナザレの規約に会員が受洗する義務が定められてないことに、Ecumenismに強く関心を持つこの学会の参加者は最も興味を示した。 

備考(Remarks)  

2013  日本の憲法・人類の宝物  単独  2013/08/04 
TONALESTATE 2013 "Imbroglio. Segni, linguaggio e significato"国際平和文化フォーラム  , TONALESTATE国際交流協会   

概要(Abstract) 日本国憲法の誕生やその内容(特に第9条)を分析しながら、なぜ人類の宝物として守るべきか、論じた。フロアーから多くの質問もあった。 

備考(Remarks)  

2012  アーカイブズの日伊比較 知と技術の継承と展開  単独  2013/02/17  
中京大学社会科学研究所・日伊文化交流シンポジウム  , 中京大学社会科学研究所   

概要(Abstract) イタリアはギリシャ文化に基づいており、その輝きは市民レベルの美術や政治に関する議論や、哲学・歴史に重点を置く教育制度の中にいまだに見える。しかし、ギリシャ文明から受け継いだ財産(哲学、美術、言語学、数学、科学など)はイタリアだけにとどまらず、世界的なものとなっている。
「イタリア文化の源流」であるギリシャ文明についての話を通して、「伝統」がアジアや日本も含む世界的な相互作用の中で形成されることを伝えたかった。
今日、私たちは世界レベルの視点での考察が必要な時代に入っている。
「伝統」は世界スケールのなかで活かされ再生しつつあるというメッセージを伝えた。
 

備考(Remarks) セッション2のゲストスピーカー。
全体討論者。
 

2011  シャルル・ド・フコーによる自己聖化としての宣教  単独  2011/07/02 
日本宣教学会  , 清泉女子大学   

概要(Abstract) 28歳で回心し自己の召命を探し苦しんだシャルル・ド・フコーは、トラピスト修道院を経て人生の最後の15年間をアルジェリアとサハラ砂漠で過ごした。彼が最も献身したのはトゥアレグ族である。本発表は、トゥアレグの人々に言葉ではなく人生を通してイエス・キリストを証ししたド・フコーの独特で魅力的な宣教活動を紹介した。 

備考(Remarks)  

2010  シャルル・ド・フコーによる「普遍的な兄弟愛」を探る  未設定  2010/09/14 
日本カトリック神学院福岡キャンパス  , 日本カトリック神学会   

概要(Abstract) 2005年11月13日、ベネディクトゥス16世はド・フコー(1858-1916)の列福式で、彼こそが「普遍的な兄弟愛」へわれわれを招くと述べた。本発表は日本国内で未発表の彼の手紙や日記を紹介しながら、植民地建設という複雑な時代にド・フコーがどのように他文化・他宗教の人々に対して「普遍的な兄弟愛」を実行できたか分析した。 

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2004  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  戦後における教育と宣教の問題 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

2003  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  Education and mission in Japan in Modern Age 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)      

2001  南山大学パッヘ研究奨励金I-A  教会における信徒の召命と使命 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2023  Symposium “Giovanni Riva. Il mio prof.” 

This symposium, organized by the group of educators “The Great Teachers”, has been the first of a trilogy dedicated to the figure of Giovanni Riva as an educator. The moderator was Loredana Caruccio, computer science researcher at the University of Salerno. The speakers were Pasquale Cucco, professor of engineering at the University of Salerno, and myself as a guest speaker.
The theme of my talk was: How did Giovanni talk to the Japanese? The purpose of my speech was to present the extraordinary personality of Giovanni Riva. He knew how to interact with people from different cultures, religions and genders, always start from the humanity that we all have in common.
This symposium has been organized by “The Great Teachers”, an International Association of Educators, whose president is prof. Elena Lanzoni.
 

2023/03/04 
2022  Tonalestate International Summer University 

Session : Vidi: how do we look at each other?
講演「The Great Company ・教育:無償の仕事」& panel discussion.

Educational work is noble work because the educator is "the one who touches the future" (from the Bhutanese film: Lunana. A Yak in the classroom).
My presentation was about the responsibility, risks and also the perspectives of this precious work, based on my experience of 33 years of teaching in Japan.


 

2022/08/07  
2022  キリスト教は宗教ではないージョヴァンニ・リヴァはどのようにノンクリスチャンにイエスを紹介したかー 

ジョヴァンニ・リヴァによるキリスト教人間学を紹介した。
彼のメソッドは、ナザレのイエスを「宗教の創立者」としてではなく、「自己を犠牲にしてまでも満ちた人間性に達する方法と生き方を人類にもたらした方」としてである。
講話のほか、このテーマについて高校生・ 大学生とワークショップを行った。
主催者:カトリック信徒団体「オペラ・ディ・ナザレ」

 

2022/04/24 
2022  講演「The Greatest Love 日本キリシタン史より」 

なぜフランシスコ・ザビエルが多くの日本人に愛されたのか。キリスト教は日本の社会にどのように貢献したか。16世紀から1873年までにキリシタンは徹底的に迫害され、処刑され、追放された。この迫害の一番の理由は何だったか。これらのトピックを紹介し、参加者とともに議論した。
主催者:One Way国際平和文化協会 

2022/04/03 
2020  Lecture online Vidas dedicatas: mi nombre es Madeleine Delbrêl 

マドレーヌ・デルブレルの生涯について、ICTE (Instituto Cíentifico Técnico y Educativo Ciudad de México) の学生と教員に話した。多くの質問を得て、豊かな会話になった。 

2020/12/04 
2019  I giovani e il Giappone: racconto di un'esperienza 

The lecture was organized by the International Student University Movement "The Others" together with a group of high school teachers, in Reggio Emilia University. The theme was about the meaning of studying at university for Japanese youth, starting from my experience as a professor and educator at Nanzan University. 

2019/03/11 
2017  Lecture for High School Students 

I gave a lecture in the High School “Alfonso Gatto” (Agropoli, Italy) on the topic: “Education in Japan: for the formation of the human personality or for the search of success?”.
One hundred people (educators, pupils and parents) joint the lecture.
 

2018/03/24 
2016  日本カトリック大学連盟創設40周年記念事業『カトリックのルーツを辿る旅』 

日本カトリック大学連盟創設40周年記念事業として実施されたイタリアツアーに引率者(引率者は筆者を含めて3名)として参加。
参加学生は18名、博物館や教会訪問、ミサ、巡礼、カトリック大学とその図書館見学、現地教員との交流、フランシスコ教皇の一般謁見にも参加。 

2016/09/01-08 
2010  2010年南山大学総合政策学部主催学外体験プログラム(海外) 

Tonalestate国際文化平和フォーラム担当教員
10名の学生は3回の事前研究に参加し、イタリア、ポンテディレーニョで12日間、現地のフォーラムのボランティアスタッフとして働いた。 

2010/08/02-13 
2009  2009年南山大学総合政策学部主催学外体験プログラム(海外) 

Tonalestate国際文化平和フォーラムの担当教員
14名の学生は3回に及ぶ事前研修に参加し、イタリア, ポンテディレーニョで10日間、現地のフォーラムのスタッフとして働いた。 

2009/08/02-13 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2023  国際文化交流   2023/08/4-13 

活動内容等(Content of Activities) Tonalestate International Summer University “Il principio era la meraviglia”, primum vivere deinde docere?
トナーレエスターテ国際交流協会主催のInternational Summer Universityにおいて、日本地区の責任者として、当文化ゼミでの講演、通訳、学生のワークショップのコーディネーター担当。
4日 オリエンテーションのコーディネーター
5日~6日 高校生・大学生のワークショップのコーディネーター
7日~9日 パネリストのアシスタント、同時通訳
9日 講演
9日~13日 高校生・大学生のワークショップのコーディネー
ター。


 

2022  国際文化交流・panel discussion  2022/08/07 

活動内容等(Content of Activities) Tonalestate International Summer University
Session : Vidi: how do we look at each other?
I participated in the panel discussion on 'gratuitousness' in Christianity, Judaism, Islam together with professors Hervé Elie Bokobza and Ghaleb Bencheick, and my former student Chun Ni Yeaung.  

2021  国際文化交流  2021/08/07~09 

活動内容等(Content of Activities) Tonalestate 2021
Who am I.A? Artificial Intelligence
8月7日から9日にかけて、トナーレスターテ国際平和文化フォーラム2021が(近年のCOVID-19流行によりオンライン方式を採択して)開催された。世界の識者、科学者、慈善活動団体の代表者らゲストスピーカーが人工知能についてディベートし、またショートムービーを利用して各分野のプレゼンテーションが行われた。
私は「AIを考える:文化と言語の立場から」(8分映像)というテーマで参加した。またスタッフコーディネーターとしてフォーラムに協力。 (トナーレスターテ国際平和文化フォーラム2021 https://tonalestate.org参照)。
 

2020  国際文化交流  2020/08/07~11 

活動内容等(Content of Activities) Tonalestate 2020
裏切られた町:Ad urbe tradita
2020年のトナーレスターテ国際平和文化フォーラムは、8月7日から11日までオンライン方式(COVID-19流行のため)にて開催。
トナーレスターテ・スタディーセンターの一員として参加した。様々な国の大学や高校の教員から構成される10人のメンバーは、年間を通してトナーレスターテのテーマに関する研究成果やアイデアを交換する。
 

2019  国際文化交流   2019/08/03~11  

活動内容等(Content of Activities) パッソ・デル・トナーレ、ポンテ・ディ・レーニョ
トナーレエスターテ国際平和文化フォーラム(テーマ:「Hombres Nuevos 新しい人間)
トナーレエスターテ国際交流協会主催の国際平和文化フォーラムにおいて、日本地区の責任者として、通訳、学生のワークショップのコーディネーター担当。
4日‐5日オリエンテーションのコーディネーター
6日‐8日パネリストのアシスタント、同時通訳(主な通訳:
・6日「宗教画の新しい表現」柴田高良氏
・7日 「消えつつある日本社会の村落共同体」森山幹弘氏)
9日‐11日、高校生・大学生のワークショップのコーディネーター。
 

2018  国際文化交流  2018/08/05~14 

活動内容等(Content of Activities) パッソ・デル・トナーレ、ポンテ・ディ・レーニョ
トナーレエスターテ国際平和文化フォーラム(テーマ:The loss of Humanity in Present Days)
トナーレエスターテ国際交流協会主催の国際平和文化フォーラムにおいて、日本地区の責任者として、当文化ゼミでの講演、通訳、学生のワークショップのコーディネーター担当。
5日オリエンテーションのコーディネーター
6日ー9日パネリストのアシスタント、同時通訳
7日講演
10日ー14日、高校生・大学生のワークショップのコーディネーター。 

2018  Panel discussion  2018/03/03 

活動内容等(Content of Activities) 南山大学創立50周年記念基金事業 国際教養学部開設記念
「人間らしく自立した個人として生きるために」 

2017  LECTURE  2017/09/09 

活動内容等(Content of Activities) Vite dedicate, storia dei martiri del Giappone
Officina delle 11, Agropoli 

2017  LECTURE  2017/09/08 

活動内容等(Content of Activities) Vite dedicate: i martiri del Giappone nel XIX secolo.
Centro Culturale One Way, Reggio Emilia 

2017  国際文化交流  2017/08/05-15 

活動内容等(Content of Activities) パッソ・デル・トナーレ、ポンテ・ディ・レーニョ
トナーレエスターテ国際平和文化フォーラム(テーマ:理性 タイトル:「Il Barbaro 『汝等は獣のごとく生くるため造られしものにあらず』」)
トナーレエスターテ国際交流協会主催の国際平和文化フォーラムにおいて、日本地区の責任者として、当文化ゼミでの講演、通訳、学生のワークショップのコーディネーター担当。
6日オリエンテーションのコーディネーター
7日ー10日ネリストのアシスタント、同時通訳
11日ー15日、高校生・大学生のワークショップのコーディネーター。
 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2023 
2022 
2021   
2020 
2019 
2018 
2017 
2016 
2015 
2014 
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2024/04/09 更新