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学術論文
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年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2000  「イスラムのスカーフ事件―フランスにおける移民問題」  単著   
南山大学ヨーロッパ研究センター報  , 南山大学ヨーロッパ研究センター  , 7号  , 7-16  , 2001/03   

概要(Abstract) 1989年にフランスで発生した「イスラムのスカーフ事件」をめぐる論争の検討をとおして,フランスにおいて移民問題を契機として多文化主義的主張が台頭すると同時に,それがもたらす国家イメージの希薄化を危惧する論調も現れ,「国民とはなにか」というきわめて原理的な問題が再検討の対象となっていることを示した。 

備考(Remarks)  

2000  「死の世界からの声―ジャージー島の交霊術の語りの戦略」  単著   
『アカデミア』文学・語学編  , 南山大学  , 69号  , 171-200  , 2001/01   

概要(Abstract) ユゴーがジャージー島亡命中におこなった交霊術において、さまざまな霊が登場するが、そうした霊は過去に実在した人物のみならず、生存中の人物さらには「死」や「観念」などといった抽象名詞を名のる霊も登場する。本論文ではジャージー島の交霊術が生みだしたテクストについて、その啓示の内容だけが意味をもつのではなく、名前自体が意味をになわされており、交霊術のテクストの主体が霊の名前を極めて戦略的に用いていたことを明らかにした。 

備考(Remarks)  

1999  「名前のストラテジー(承前)--ジャージー島の交霊術」  単著   
流域  , 青山社  , 47号  , 42-46  , 1999/10   

概要(Abstract) ユゴーがジャージー島亡命中に実践した交霊術により生産されたテクストについて、交霊術参加者によって残された記録を分析し、テクストの発生の経緯から、それが特定の個人によって生み出されたと考えるよりも集団的な「主体」が生産したと考えるべきであること、そのテクストの文体や内容がユゴー的な性格をもっているとしても、それはユゴーがそうした「集団的な主体」に対して影響を与えたためであることを論証した。 

備考(Remarks) 分載発表(第二回、完結) 

1999  詩人と社会--ヴィクトル・ユゴーの『広場の孤独』」  単著   
『アカデミア』文学・語学編  , 南山大学  , 67号  , 419-448  , 1999/09   

概要(Abstract) ユゴーについてしばしば「共鳴の詩学」が語られ、ユゴーは大衆との深い共感のなかでその意志を雄弁に代弁する国民詩人であるといわれることが多いが、その一方でユゴーは群衆から孤立し、社会との断絶の中で、孤高の中に生きるというイメージも極めて多いし、またかれの実人生の中でそのような局面がしばしばあったことも無視しがたい事実である。本論文ではユゴーにおける「共鳴の詩学」と孤独のテーマとの葛藤的共存について論じた。 

備考(Remarks)  

1999  「都市の解読−ヴィクトル・ユゴー」  単著   
『研究報告集』  , 日本フランス語フランス文学会中部支部  , 23号  , 81-94  , 1999/05   

概要(Abstract) ユゴーにとって建物は書物であり,その総体である都市も書物や書物の集積である。ユゴーの小説作品には建築物を書物と見立て,それを解読することに耽溺する人物が多く登場するが,そうした書物としての建物や都市の解読にもっとも熱中するのは他ならぬ作者ユゴー彼自身である。本論文ではユゴーのテクストの中に現れる都市についてのユゴーの発言を分析し,ユゴーにとって都市が何よりも神話的次元をはらんだ存在であり,超越性への通路である事を明らかにした。
 

備考(Remarks)  

1999  「名前のストラテジー−ジャージー島の交霊術」  単著   
『流域』  , 青山社  , 46号  , 16-25  , 1999/04   

概要(Abstract) ジャージー島に亡命したユゴーは1853年から1855年に交霊術に熱中した。この交霊術において霊の行う「啓示」のテクストの主体が誰かについては根本的な疑念が残りはするが,ユゴー自身が直接(無意識のうちに)テクストを生産したとする新しい説にたいして,それが成立する可能性が低いことを示し,従来どおり霊媒役の次男のシャルルの無意識の発現であると考えることが妥当であることを論証した。 

備考(Remarks) 分載発表(第一回) 

1999  飛行装置とロマン主義的想像力--グランヴィル、ラマルチーヌ、ユゴー  単著   
『アカデミア』文学・語学編  , 南山大学  , 第66号  , 211-246  , 1999/03   

概要(Abstract) ロマン主義時代の三名の文学者においてそれぞれ独創的な飛行装置が登場することに注目し、その装置の記述を整理し、さらにそれぞれの文学者において飛行装置が異なった象徴的意味合いを担わされていることを明らかにした。とりわけユゴーにおいては、彼の霊的進歩史観のために飛行装置は人類の技術的イノヴェーションとして称揚されるにとどまらず、それには霊的意味が付与される。 

備考(Remarks)  

1995  「ロマン主義と折衷主義」  単著   
『アカデミア』文学・語学編  , 南山大学  , 60号  , 229-254  , 1996/03   

概要(Abstract) ロマン主義はしばしば有機体説と結びつけられ,一元論的な世界観をもつものとして表象されることが多い。しかしロマン主義時代の文化現象には統一性を欠いた雑多な事物の堆積というイメージが頻繁に出現する。つまり単一の原理によって統一された一元的な世界ではなく,異種の原理が併存する「折衷主義」的な世界,これがこれまで比較的見過ごされることが多かったロマン主義のもうひとつの側面である。本論文はこのロマン主義の「折衷主義的」性格を,クーザンの「折衷哲学」,諸教混淆思想,芸術における「様式」の否定,自己意識,ロマン主義文学のエクリチュールの実践の中に探り出し,実証した。 

備考(Remarks)  

1994  「言語と社会−ボナルドの言語起源論」  単著   
『アカデミア』文学・語学編  , 南山大学  , 58号  , 149-188  , 1995/03   

概要(Abstract) 本論文は,復古王政期の極右王党派思想家ルイ・ド・ボナルドの有名な言語神授説が彼の18世紀啓蒙思想批判の要となっていたことを明らかにした。ボナルドによれば言語にかんする謬説が社会の起源や宗教,権力,法律,認識の問題等々にかんする誤った見解の原因である。ボナルドは啓蒙思想の契約的言語観に対して言語神授説を対置し,人間は神から言語を与えられることによってはじめて思考やその他の社会的行為が可能になったと断言する。言語以前の人間とは単なる潜在性のかたまり,空虚な存在にすぎない。啓蒙思想の誤りはそうした空虚な存在を思考の出発点とした点にある。 

備考(Remarks)  

1994  「ピエール・ルルーの象徴論」  単著   
『アカデミア』文学・語学編  , 南山大学  , 57号  , 83-125  , 1994/09   

概要(Abstract) いわゆる「空想的社会主義者」のひとり,19世紀の哲学者ピエール・ルルーは1830年前後に集中して「象徴」にかんする論考を発表している。そうした数編の象徴論においてルルーはかならずしも首尾一貫した体系を展開しているわけではないが,「思考するメタファー」としての象徴,「現実のホモロジー」としての象徴,「自己表出」としての象徴など,近代的象徴理論の基礎となるような興味深い論点を多く提供している。しかし何よりルルーの象徴観について重要なのは,ルルーがカッシーラに先駆けて象徴を人間の精神活動の本源的な形式と考えている点である。その結果,象徴論は彼が構想する人間の知の総合的体系の結節点となる。 

備考(Remarks)  

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