研究者詳細

学術論文
分割表示   全件表示 >>

25 件中 21 - 25 件目

年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
1991  ヴィクトル・ユゴーにおける時間経験の諸相  単著   
『アカデミア』文学・語学編  , 南山大学  , 第50号  , 275-305  , 1991/01   

概要(Abstract) ユゴーは詩の精神的価値に関して絶対的な確信をもっていた。それにもかかわらず彼の詩において詩の根拠にかんする苦渋に満ちた問いかけが繰り返される。そうした詩の根拠にかんする自問の中でしばしば問題になるのは「現在」や「過去」との関係である。「過去」は非在であるが,「現在」的存在も時間的厚みを欠いたはかない存在にすぎない。こうした時のアポリアを前にしてユゴーはさまざまな詩的戦略を試みるが,そうした試みの分析を通して明らかになることは,ユゴーにとって「今=ここ」において存在の価値を基礎づけることが困難であるという点である。これはアルブイが指摘した「ユゴーは歴史を内側から生きることができなかった」という指摘と関連づけて考えることができる。 

備考(Remarks)  

1988  “La me´ moire et la conscience de soi -Etude sur 《Les Contemplations 》de Victor Hugo”  単著   
Etudes de Langue et Litte´rature Francaises  , Socie´ te´ Japonaise de Langue et Litte´ rature Francaises  , No.54  , 1-17  , 1989/01   

概要(Abstract) ユゴーの亡命時代の抒情詩集の傑作『静観詩集』には過去の叙情的回想と交霊術体験を契機にユゴーが深めていった神秘主義的思索の二つの要素が併存している。こうした二つの要素の併存はこの詩集の統一性を損なっているように一見みえるが,両者を「記憶」という共通のテーマでくくることができる。しかしこの共通のテーマから出発しながら,両者は「自己意識」についてほとんど対極的な規定を提出することになる。それによってこの詩集が提示する「自己」の概念がきわめて深いアポリアを含んだものになっていることを本論文は論証した。 

備考(Remarks)  

1986  “Trois aspects du lyrisme hugolien (1828-1856):Nature-Passe´ - Fantastique. Recherche sur la naissance de la voix poe´ tique  単著   
572 pp.  , 1986/10   

概要(Abstract) ユゴーの抒情詩において詩とはなにか,詩において語るものはなにかなど詩自体の本質を問う詩が多くある。そうした詩を分析することによりユゴーの詩論を解明した。ユゴーの詩論には三つのモメントがある。ユゴーはまず詩を自然の代弁者とする。その一方でユゴーは詩を通じて自らの過去とたえまない対話を行い,詩を過去からの声とする。そして最後に,とりわけ亡命時代の交霊術体験以後,詩は「異郷」からの声として規定されるようになる。 

備考(Remarks) パリ第三大学、第三課程博士号請求論文 

1980  ジャージー島の交霊術  単著   
形成  , 新ふんど会  , 第43号  , 1-20  , 1980/04   

概要(Abstract) 1850年代にアメリカから「交霊術」が渡来しヨーロッパ全土で大流行をみたが,第二帝政と対立して英領ジャージー島に亡命していたユゴーもこの交霊術に熱中した。ユゴー家での交霊術は他に例をみない豊かな「啓示」をおこない,その「啓示」はユゴーの作品に多大な影響を与えている。本論文ではその影響関係を詳述し,とくに交霊術で出現した霊が偶然もちだした「疑い」という概念がユゴーの宗教思想において中心概念となっていく経緯を論証した。 

備考(Remarks)  

1979  死後のユゴー  共著   
白百合女子大学フランス語フランス文学論文集  , 白百合女子大学  , 1-14  , 1979/03   

概要(Abstract) 本論文はユゴーにかんする批評の変遷をたどったものである。ユゴーの作品に関しては,長い間その神秘主義的傾向はおおむね閑却されてきたが,シュールレアリスムによる再評価以来,とりわけこの側面に関心がもたれるようになった。人間ユゴーにかんする評価はフランス社会自体の政治的動向が大きく影響した。第三共和制時代の政府によるユゴーの神格化からはじまり,20世紀初頭の右翼思想家による偶像破壊的伝記を通過し,近年ようやく厳密な資料分析にもとづく伝記研究が始まった。 

備考(Remarks) 辻昶氏との共著。共同執筆のため本人分抽出不可能 

Page: [<<PREV] [1] [2] [3] [NEXT>>]