38 件中 1 - 10 件目
年度 Year |
論文題目名 Title of the articles |
共著区分 Collaboration Classification |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2023 | 破壊的コンテストの厚生分析 | 単著 | |
南山経済研究 , 第38巻第3号 , 129-139 , 2024年3月 | |||
概要(Abstract) 利権獲得の努力が利権自体の価値を減少させる破壊的コンテストと、利権の価値が外生的である標準的コンテストについて、プレイヤーたちの均衡利得を比較した。費用の弾力性が小さく、利権毀損の弾力性が大きく、コンテスト参加者数が小さいほど、破壊的コンテストの優越が発生しやすいことが明らかになった。 |
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備考(Remarks) |
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2022 | 明示的内部構造を有する集団によるコンテストについて | 単著 | |
南山経済研究 , 南山大学経済学会 , 37/3 , 161-174 , 2023/03 | |||
概要(Abstract) 2段階CES関数によって集団の活動水準が表されるという定式化により、競合集団の各々が下位集団で表現される明示的内部構造を持つという方向に集団コンテストモデルを一般化した。その上で、集団の勝利確率を最大化するという意味で最適な報酬体系の特徴づけを行い、下位集団の個人間の貢献の補完性および集団内個人の異質性の程度の変化が、下位集団の個人及びその外に居る(同一集団の)個人の報酬に及ぼす影響を明らかにした。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | 非対称な製品差別化の下での線形価格寡占モデルへのシェア関数アプローチ | 単著 | |
南山経済研究 , 南山大学経済学会 , 第36巻第3号 , 205-219 , 2022/03 | |||
概要(Abstract) 製品差別化に非対称性を導入した線形価格寡占モデルを考え、シェア関数アプローチを適用することで、全ての企業が正の生産・販売を選ぶ均衡が存在するための十分条件を与えた。さらに、そのような均衡における商品間の代替可能性ならびに需要・費用の非対称性と、価格・生産量・利潤の間の関係を明らかにした。 |
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備考(Remarks) |
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2020 | 自発的防災行動の単純モデル | 単著 | |
南山経済研究 , 第35巻第3号 , 299-313 , 2021/03 | |||
概要(Abstract) 災害リスクを共有する集団に属する個人の災害リスク低下への自発的貢献について、災害発生の確率を低下させるリスク削減型の貢献と損害の大きさを低下させる被害削減型の貢献という二つのタイプに区分し、均衡における貢献水準とタイプ間で生じる相違点について明らかにしている。。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 破壊的コンテストの単純モデル | 単著 | |
南山経済研究 , 第34巻第3号 , 233-248 , 2020/03 | |||
概要(Abstract) 利権獲得の努力が利権の価値を低下させるような「破壊的」コンテストの基本的モデルを提示し、その均衡の存在と一意性を確認するとともに、利権獲得の技術的効率性の上昇が獲得努力の総量を常に低下させるという破壊的コンテストに固有の結果を示した。 |
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備考(Remarks) |
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2018 | Selective incentives and intragroup heterogeneity in collective contests. | 共著 | |
Journal of Public Economic Theory , Wiley Periodicals, Inc. , Vol.20 no.4 , pp.477-498 , 2018/08 | |||
概要(Abstract) 構成員の異質性を導入した集団間コンテストにおいて各集団が個別報酬制を内生的に決定する場合の分析を行なった。プライズの評価における異質性は個別報酬制に影響を与える一方、貢献能力に関する異質性は影響しないことが明らかになった。さらに各個人の貢献について限界費用の弾力性が一定である場合には、コスト・シェアリングの程度が構成員のプライズの評価の分布のLehmer mean となることも示した。 |
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備考(Remarks) |
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2014 | Intra-group Heterogeneity in Collective Contests | 共著 | |
Social Choice and Welfare , Springer , Vol.43, Issue1. , pp.219-238 , 2014/06 | |||
概要(Abstract) 各集団の内部でプライズに対する評価が一様でないような集団コンテストを考え、その均衡の存在、一意性、特徴について分析した。集団内の評価の分布が不平等であることが勝利確率を高めるかどうかは、その集団にとってコンテストが"hard"なものかどうかによって異なってくることを示した。また、集団行動に関するオルソンの予測が(selective incentive に関するものを除き)全て覆る場合があることを示した。 |
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備考(Remarks)
共著者S. Nitzan (分担50%) |
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2011 | Prize Sharing in Collective Contests | 共著 | |
European Economic Review , Elsevier , Vol.55/issue5 , pp.678-687. , 2011/06 | |||
概要(Abstract) 集団レントシーキングについて、各集団内で獲得した利権の分配ルールを内生化(集団の外部から観察不能な構成員間の契約として決まる)したモデルを考え、利権獲得活動の効率性において有利な集団の選ぶ分配ルールの特徴づけや、この内生化が大集団の優位性に及ぼす影響などを分析した。非効率な集団ほど構成員に強いインセンティブを与える分配ルールを選ぶこと、利権が僅かでも公共財的部分を持つだけで小集団の優位性は完全に消滅することなど、従来の直感と異なる興味深い結果が得られた。 |
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備考(Remarks)
共著者:Shmuel Nitzan |
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2009 | フランチャイズ制におけるロイヤルティ契約−二重のモラルハザード問題の観点から− | 共著 | |
流通研究 , 日本商業学会 , 第12巻第3号 , 1-12 , 2009/12 | |||
概要(Abstract) コンビニエンス・ストア業界では加盟店が本部に支払うロイヤルティに関して粗利益ロイヤルティ方式が主流であり、売上高ロイヤルティは例外的存在でしかない。この現象について本稿は、加盟店が本部を介さずに一部の商品を直接に仕入れる状況では、「二重のモラルハザード問題」の解決のために粗利益ロイヤルティの採用が有利になるからだという仮説を提示する。 |
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備考(Remarks)
共著者:成生達彦、清水俊輔 |
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2008 | Collective contests for commons and club goods | 共著 | |
Journal of Public Economics , Springer , Vol.93, Issues 1-2 , 48-55 , 2009/2 | |||
概要(Abstract) 海底資源・水資源などに関する紛争を念頭に置きつつ、獲得後に勝利集団内で共同利用される財をめぐる、集団間紛争のモデルを分析した。規模の小さい集団が紛争で優位に立つのはどのような場合か、規模の大きい集団の方が獲得した財の利用が非効率であるにも関わらず有利になるのはどのような場合か、といった問題について、各個人の紛争に投入する努力の限界費用に関する弾力性、共同利用が生む混雑の効果に関する弾力性など幾つかの弾力性概念を用いて判定できることを示した。また、集団内での共同利用の管理の高度化が、前段階の共同資源獲得の紛争において有利な集団を変えてしまう可能性があることも示した。 |
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備考(Remarks)
共著者:Shmuel Nitzan |
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