2025/10/30 更新

写真b

アオヤギ ヒロシ
青柳 宏
AOYAGI Hiroshi
所属
人文学部 人類文化学科 教授
職名
教授
主な研究課題
長期研究:自然言語における形式と意味
短期研究:動詞形態と機能範疇に関する日韓比較研究
専攻分野
言語学
外部リンク

学位

  • Ph.D. (in Linguistics) ( 1998年8月   南カリフォルニア大学大学院言語学専攻 )

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    博士

    学位論文名:On the Nature of Particles in Japanese and Its Theoretical Applications

  • M.A. (in Linguistics) ( 1993年5月   南カリフォルニア大学大学院言語学専攻 )

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    修士

  • M.A. (in Education) ( 1986年3月   国際基督教大学 )

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    修士

  • B.A. ( 1984年3月   国際基督教大学 )

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    学士

研究キーワード

  • 韓国語

  • 複合述語

  • 統語論

  • 統語表示

  • 生成文法

  • 機能範疇

  • 格助詞

  • 日韓対照

  • 日本語

  • 文法化

  • 授受(補助)動詞

  • 形態論

  • 受動

  • 使役

  • ミニマリスト

  • パラメター

  • とりたて詞

  • 項構造

  • (ミクロ)パラメター

研究分野

  • 人文・社会 / 言語学

  • 人文・社会 / 言語学  / 統語論、形態論、日韓比較研究

学歴

  • 南カリフォルニア大学大学院   言語学専攻

    - 1998年8月

  • University of Southern California   Graduate School of Arts and Sciences   Department of Linguistics

    1991年9月 - 1994年8月

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    国名: アメリカ合衆国

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  • 国際基督教大学   教育学研究科   博士後期課程 英語教育専修

    1986年4月 - 1987年3月

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    国名: 日本国

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  • 国際基督教大学   教育学研究科   教育方法学専攻英語科教育法専修

    - 1986年3月

  • 国際基督教大学   教育学研究科   博士前期課程 英語教育専修

    1984年4月 - 1986年3月

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  • 国際基督教大学   教養学部   語学科

    1980年4月 - 1984年3月

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    国名: 日本国

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  • 国際基督教大学   教養学部   語学科

    - 1884年3月

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経歴

  • ハワイ大学マノア校   言語学科   客員研究員

    2021年10月 - 2022年3月

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    国名:アメリカ合衆国

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  • 南山大学   人文学部   教授

    2005年4月 - 現在

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    国名:日本国

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  • 国立ソウル大学   人文学部言語学科   客員研究員

    2003年9月 - 2004年3月

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    国名:大韓民国

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  • 南山大学   人文学部 人類文化学科   助教授

    2000年4月 - 2005年3月

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    国名:日本国

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  • 南山大学   外国語学部英米科   助教授

    1998年4月 - 2000年3月

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    国名:日本国

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  • 南山大学   外国語学部英米科   講師

    1989年4月 - 1998年3月

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    国名:日本国

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  • 関西外国語大学   外国語学部 英米語学科   特任講師

    1987年4月 - 1989年3月

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    国名:日本国

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  • 東京電機大学   工学部   非常勤助手

    1986年4月 - 1987年3月

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    国名:日本国

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所属学協会

  • 日本語文法学会(2007.10〜現在に至る)

  • 日本語学会(旧国語学会)会員(1996.4〜現在に至る)

  • 日本言語学会会員(1996.4〜現在に至る)

  • アメリカ言語学会(Linguistic Society of America)会員(1994.9〜現在に至る)

  • 日本英文学会会員(1989.4〜2013.3)

  • 日本英語学会会員(1986.11〜1998.3)

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委員歴

  • 日本言語学会   評議員  

    2024年4月 - 現在   

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  • 日本言語学会   『言語研究』編集委員  

    2018年4月 - 2021年3月   

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    団体区分:学協会

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  • 日本語文法学会   学会誌委員  

    2010年4月 - 2016年3月   

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    団体区分:学協会

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  • 日本言語学会   評議員  

    2009年4月 - 2012年3月   

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    団体区分:学協会

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  • 日本語文法学会(2007.10〜現在に至る)  

  • 日本語学会(旧国語学会)会員(1996.4〜現在に至る)  

  • 日本言語学会会員(1996.4〜現在に至る)  

  • アメリカ言語学会(Linguistic Society of America)会員(1994.9〜現在に至る)  

  • 日本英文学会会員(1989.4〜2013.3)  

  • 日本英語学会会員(1986.11〜1998.3)  

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論文

  • On Verb Serialization in Japanese and Korean

    Universals and Parameters: Proceedings of the 15th Seoul International Conference on Generative Grammar   No. 15   43 - 55   2013年8月

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    出版者・発行元:Hankuk Publishing  

     影山(1993)以来日本語の複合述語には「統語的」なものと「語彙的」なものがあり、後者は「他動性調和原則」に従うとされてきた。しかし、Halle & Marantz (1993), Marantz (1997, 2001)らの提案する分散形態論における、生成能力は文法の統語部門にのみ存在するとう仮説の下では、「語彙的」な複合述語は存在しえない。そこで、「語彙的」な複合述語とは2つの語根がまず併合したのちに動詞化素(v)が併合し、動詞化素と述語の他動性を決定する機能範疇(Voice)が他動性に関して一致するという分析を提案し、「他動性調和原則」は文法原理ではなく、この分析の帰結に過ぎないことを示した。
     さらに、同様に韓国語の複合述語にも「統語的」なものと「語彙的」なものがあるとされてきたが、韓国語の後者は日本語の「語彙的」なものとは異なり、語根同士の併合したものは生産的ではなく、連結母音-eの介在が示すように、語根に動詞化素(v)が併合したもの同士がさらに併合したものである可能性が高い(Ko & Sohn 2011)。本論文では、Ko & Sohnの分析をさらに支持する証拠を挙げつつ、彼らのいうHigh- and Low- SVCに対して別の見方を示唆した。

  • On the Asymmetry in Passives between Japanese and Korean

    JELS   27   11 - 20   2010年4月

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    出版者・発行元:日本英語学会  

    日本語の受身文「太郎が花子に髪を切られた」には「髪」が「太郎」のものである解釈と「花子」のものである解釈の2通りがあるが、韓国語の対応する受身文には後者の解釈はない。また、韓国語には日本語の「太郎が花子に泣かれた」のような自動詞語幹の間接受身文も存在しない。これらの事実はWashio (1992)などで論じられているが、本稿ではさらに日韓語の受身文における違いとヤリ・モライ表現における違いを関係づけ、日本語にはTPより高い位置に適用句(Applicative Phrase)が存在すると仮定すれば、すべてを統一的に説明することができると提案した。この主張が正しければ、日本語の最も高い適用句はPylkkänen (2000, 2008)やMcGinnis (2001)などが主張している高い適用(High Applicative)句よりもさらに構造上高い位置に現れることになる。

  • Toward a Unified Account of Morphological Causatives and Passives in Korean

    Locality and Minimalism: Proceedings of the 9th Seoul International Conference on Generative Grammar   9 - 27   2007年8月

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    出版者・発行元:Hankuk Publishing  

    日本語では使役、受身にそれぞれsase、rareが用いられるのに対して、韓国語においては7つの使役形態素{i, hi, li, ki, wu, kwu, chwu}のうち{i, hi, li, ki}は受動形態素としても用いられる。また、韓国語には自動詞語幹の間接受動文(例:先生が学生に泣かれた)は存在しないが、他動詞語幹のそれ(例:太郎は花子に髪を切られた)は存在する(ただし、韓国語では「髪」は「太郎」のものでなければならない)。
    これらの諸事実を説明するために、日韓語の使役形態素がvPを補部として取る一種のvとして派生に導入され、またBaker, Johnson & Roberts (1989)の提案を再解釈して、受動化は他動詞化素vにDが基底で併合したものだとの分析を提案した。
    この分析に従えば、日韓両語の使役、受動形態の違いをHalle & Marantz (1993)のPF部門における語彙挿入の違いに帰することができる。すなわち、日本語においては、それぞれ、
    {V+v+v} → /sase/
    {V+v+D} → /rare/
    という語彙化が起こるが、韓国語では、vがD素性を持っているとすれば、語彙化の規則がunderspecifiedで、使役、受動のいずれも、
    {V+v+[D]} → /hi/
    に従っているとみることができる。
    この分析の帰結のひとつは、韓国語において許される他動詞語幹の受動文はいわゆる「間接受動」ではなく、内項の所有者(possessor)が(内項への付加位置を介して)主語位置に上昇した「直接受動」の一種であるということである。
    さらに、この味方が正しければ、日本語に許される真の間接受動文は韓国語には許されないことになる。

  • Discourse Effects, Case Marking and Scrambling in OV Languages

    English Linguistics   第23巻2号   465−492   2006年11月

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    出版者・発行元:日本英語学会  

    Saito (1989)以来、かきまぜ規則(scrambling)は「意味的に空」であるとの見方が定着している。しかし、Saitoがいうように、たとえ演算子−変項構造(operator-variable construction)をつくらないという意味において意味的に空であるとしても、かきまぜ規則が文の意味解釈にまったく影響を及ぼさないという保証はない。本稿では、かきまぜ規則の存在が認められているトルコ語、ヒンディー語、ペルシア語などの他のOV型言語と比較しながら、日本語におけるかきまぜ規則の広義の意味的作用について検討した。得られた結論は、主題のハを持つ日本語において、かきまぜ規則は情報構造的には焦点化(focalization)であり、この点で主題化(topicalization)との分業が明確である。また、かきまぜ規則の結果VP外に移動した名詞句には特定性(specificity)の解釈が要求されることから、特定性解釈が不可能か困難な遊離数量詞(floating quantifier)を伴った名詞句はLFで強制的に元位置に戻される(undone)ことが判明した。

  • On the predicate focus construction in Korean and Japanese

    Harvard Studies in Korean Linguistics   XI   359 - 372   2006年1月

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    出版者・発行元:Harvard University, Cambridge, Massachusetts  

    日韓語には動詞末に-wa/nunなどの助詞を置いて述部をとりたてる表現があるが、韓国語は「食べはした」のように虚辞的動詞を用いた構文(HFC)のみならず、「食べは食べた」のように本動詞を繰り返す構文(EFC)も許す。この違いを日韓両語の動詞と接辞の膠着をもたらすシステムの違いから演繹的に導き出すことを試みた。

  • Morphological case marking as phoneticization

    The Proceedings of the 2004 LSK International Conference   vol. 1   59 - 71   2004年7月

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    出版者・発行元:The Linguistic Society of Korea  

    Chomsky (1993)で提案された照合理論における格は、LFへの派生過程で消去されなければならない非解釈的な存在であったが、この理論では韓国語や日本語における格助詞の配列に対する制限をすべて正しく説明することはできない。むしろ、韓国語や日本語における格表示とは、Spell-OutからPFへの派生で格素性を音声化することで解釈可能なものにすることだと仮定すれば、格助詞の配列のみならず、格助詞と他の助詞との上接・下接、格助詞削除などの現象をもすっきりと説明できることを示した。しかるに、本稿の分析の重要な帰結は、韓国語や日本語の格表示は格助詞によってのみなされるものではなく、隣接した音形のある要素であれば何でも格表示子になりうる、ということである。

  • 日本語における述語と時制要素の膠着について

    『アカデミア』文学・語学編   70号   1 - 30   2001年6月

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    出版者・発行元:南山大学  

    日本語における述語と時制要素の膠着の事実は,前者の後者への主要部移動の結果であると従来説明されてきたが,日本語が厳密に主要部後置型の言語であるがゆえに,直接これを支持する証拠も否定する証拠も見い出すことは困難であった。しかし,本稿では,量化詞的助詞の分析に基づき,日本語に顕在的述語上昇は存在せず,膠着の事実はむしろ形態部門における併合(morphological merger)によって説明されるべきだと主張する。さらに,この分析がもたらす形容詞の屈折や語順に関する帰結にも言及する。

  • On the Nature of Particles in Japanese and Its Theoretical Implications(博士論文)

    296 pp.   1998年8月

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    出版者・発行元:University of Southern California  

  • Particles as Adjunct Clitics

    The Proceedings of NELS 28   28巻   17 - 31   1998年6月

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    出版者・発行元:GSLA, University of Massachusetts  

  • On Association with Focus and Scope of Focus Particles in Japanese

    MIT Working Papers in Linguistics (Formal Approaches to Japanese Linguistics 1)   24巻   23 - 44   1994年11月

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    出版者・発行元:Massachusetts Institute of Technology  

    モ、サエ、ダケなどの係助詞、副助詞が付加した名詞句は量化された名詞句(QP)と同様に作用域を取るが、さらに格助詞と共起する場合としない場合がある。後者の場合は空代名詞proと関係づけられた非項位置に出現するため、空演算子による束縛によって、より広い作用域を取る可能性があることを示唆した。

  • 中国語複合動詞の分類再考ー語彙的アスペクトの観点からー

    日本言語学会第143回大会予稿集   143   346 - 351   2011年11月

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    出版者・発行元:日本言語学会  

    中国語の単純動詞は一般に活動(activity)か状態(state)しか表すことができないとされているが、実はVendler/Dowtyがいう達成(accomplishment)も到達(achievement)も表す動詞があることを主張した。たとえば、中国語の「殺」は日本語の「殺す」と違い、対象が必ずしも死ななくてもよいので、「張三は李四を二度殺したが、李四は死ななかった」は論理的矛盾を引き起こさない。そして、対象が死ぬことを含意せしめるためには「殺死」(すなわち、「殺」+「死」)と複合動詞を用いなければならない。一方、「校正」タイプの動詞は「校」+「正」とは分析できない単純動詞である。これらの動詞に「(正)在」による活動/継続相の有無を調べるテスト、前置時間詞のテスト、後置時間詞のテストをかけてみると、それぞれ「殺死」タイプは到達動詞、「校正」タイプは活動動詞および達成動詞に分類されるべきであり、すなわち、中国語にもVendler/Dowtyのいう動詞の4分類が存在することが判明した。

  • 日本語の動詞連鎖におけるテ形前項に関する一考察 査読

    青柳宏

    分散形態論の新展開   55 - 82   2023年12月

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    担当区分:責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • 日韓語の適用形について-補助動詞ヤルとcwu-taを中心に- 招待 査読

    青柳宏

    コーパスからわかる言語変化・変異と言語理論   3   162 - 175   2022年12月

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    担当区分:責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:論文集(書籍)内論文  

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  • How High Is High Applicative in Japanese and Korean? 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Japanese Korean Linguistics (Papers from Poster Session)   28   1 - 16   2021年5月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • On the causative and passive morphology in Japanese and Korean 招待 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Open Linguistics   7 ( 1 )   87 - 110   2021年3月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:Walter de Gruyter GmbH  

    Abstract

    Drawing on the layered verb phrase hypothesis, the unexpected adversity imposed on the subject of causative–passives in Japanese will be explained by the loci of -sase and -rare, both of which may instantiate more than one functional heads. This hypothesis also gives an account of the marginal status of passive–causatives whose passivized subject (=causee) is animate. Turning to Korean, /Hi/ is univocally causative, and its apparent use as passive is the result of Voice–Cause bundling. Furthermore, the possible and impossible uses of /Hi/ and /Hu/ as passive morphology result from their selectional properties.

    DOI: 10.1515/opli-2021-0004

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    その他リンク: https://www.degruyter.com/document/doi/10.1515/opli-2021-0004/pdf

  • On the Peculiar Nature of Double Complement Unaccusatives in Japanese 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Journal of Japanese Linguistics   36 ( 1 )   1 - 45   2020年4月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • On the Syntax of Causatives in Korean 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Universal Grammar and Its Cross-linguistic Instantiations: Proceedings of GLOW in Asia XII and the 21st Seoul International Conference on Generative Grammar   XII   21 - 39   2019年10月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • On Verb-stem Expansion in Japanese and Korean 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Japanese/Korean Linguistics   24   71 - 86   2017年12月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • On the Source of Adversity and the Architecture of Verb Phrase in Japanese 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    The Syntax-Morphology Interface: Proceedings of the 19th Seoul International Conference on Generative Grammar   19   53 - 69   2017年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • On Serialized Verbs in Japanese and Korean

    Harvard Studies on Korean Linguistics   XV   219 - 231   2014年4月

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    出版者・発行元:Harvard ISOKL and Harvard-Yenching Institute  

    日本語の語彙的複合述語が語根√root同士の併合であるのに対し、韓国語の複合動詞は語根に動詞化素vが併合したものが生産的で、その帰結として両言語の複合動詞にさまざまな違いが生じることを論じ、さらに、日本語には動詞化素vが併合する前に語根と併合するlexical aspectがあり、そのため「〜あげる」を初めとする後項がアスペクト的な意味を持つ複合動詞が多いことを指摘した。

  • On Serialization of Verbs in Japanese and Korean 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Harvard Studies in Korean Linguistics   XV   219 - 231   2014年4月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • On the Asymmetry in Passives between Japanese and Korean 招待 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    JELS   27   11 - 20   2010年4月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

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  • On Information Packaging of Topicalized and Scrambled Sentences in Japanese

    Proceedings of the 18th International Congress of Linguists   276 - 294   2009年4月

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    出版者・発行元:Linguistic Society of Korea  

    Aoyagi (2006)で提案した、日本語においてかきまぜ規則で文頭に置かれた要素は「焦点」の解釈を受けるという仮説が、音韻的にも支持されることを示した。さらに、Vallduví (1992, 1995)の提案を修正して、2種類のinformation packagingを認めれば、統語構造と情報構造の間の写像がより透明化されうる可能性を示した。

  • とりたて詞の形態的、統語的、意味的ふるまいについて-係助詞、副助詞という分類の有意性を中心に-

    日本語文法   第8巻2号   37 - 53   2008年9月

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    出版者・発行元:日本語文法学会  

    伝統的な国語学で区別された係助詞と副助詞をまとめた「とりたて詞」という呼称は便利ではあるが、助詞の接続順序などの形態・統語的な現象や作用域の広狭などの意味的な現象は、その呼称はどうあれ、2種の助詞を区別して初めて説明可能になることを論じた。

  • 日本語におけるかきまぜ規則の情報構造的意味

    語言與文化論述   371 - 395   2008年2月

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    出版者・発行元:台灣国立中山大学人文社会科学研究中心  

     日本語のかきまぜ規則は基本的に情報構造上の焦点(focus)をつくる操作であることを実証し、Valluduvi (1992)の情報パッケージ理論を採用すれば、かきまぜ規則適用後のIPをその左端にあるXPとそれ以外を2分割することで、適切に文の情報構造を派生することができる。また、主題文にも同様の分割が起こるが、この場合Valluduviが提案したものとは別の情報パッケージ構造が必要となる。
     本稿の主張が正しければ、Rizzi (1997)のようなC-システムの複雑化は必ずしも不要になる。

  • とりたて詞の統語的、形態的ふるまいについて〜係助詞・副助詞という分類の有意性を中心に〜

    日本語文法学会第8回大会予稿集   31 - 40   2007年10月

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    出版者・発行元:日本語文法学会  

    奥津(他)(1986)以来、山田(1936)ら伝統的国語学者による係助詞と副助詞の別をひとまとめにして「とりたて詞」と呼ぶことが一般に行われているが、複数の助詞の接続順序、焦点結合(association with focus)の最大領域の広狭などの諸事実を説明するためには、(その呼称はともかく)やはり2種類の助詞の区別を立てることは必要であると論じた。

  • Toward a Unified Account of Morphological Causatives and Passives in Korean 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Locality and Minimalism: Proceedings of the 9th Seoul International Conference on Generative Grammar   9   9 - 27   2007年8月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • On Morphological Merger: Toward an Explanation of Verbal Agglutination in Japanese and Korean

    Nanzan Linguistics   No. 3   1 - 32   2006年6月

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    出版者・発行元:the Center for Linguistics, Nanzan University  

    形態的併合(morphological merger)は、PF側の派生の形態部門において、主要部と主要部を併合する操作であるが、Marantz (1984)以来、その適用が隣接条件(adjacency condition)に従うことが認められているだけで、その詳細には不明な点が多い。そこで、本稿ではこの操作を一般に知られている他の操作−特に、主要部上昇(head raising)と主要部下降(head lowering)−に帰することができないか検討した。Embick and Noyer (2001)はこれをPFにおける主要部下降だとしたが、この提案には概念的にも経験的にも問題が多いことを指摘したうえで、顕在的統語部門と同様にPFにおいても許される移動の形式は上昇(raising)だけで、日本語などで観察される主要部下降の結果のように見える現象を、Fukui and Takano (1998)が提案した線形化(Linearization)の副産物であるとみる可能性を示唆した。また、この見方で基本語順の異なる英語やフランス語の事実も説明可能であることを論じた。

  • On Morphological Merger: Toward an Explanation of Verbal Agglutination in Japanese and Korean

    Aoyagi, Hiroshi

    Nanzan Linguistics   3   1 - 32   2006年6月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • On the Predicate Focus Construction in Korean and Japanese 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Harvard Studies in Korean Linguistics   XI   359 - 372   2006年1月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • Morphological Case Marking as Phoneticization 査読

    Aoyagi, Hiroshi

    Proceedings of the 2004 LSK International Conference   Volume I   59 - 71   2004年7月

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(国際会議プロシーディングス)  

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  • Morphological case vs Abstract CASE

    Journal of Language Sciences   Vol. 11, no. 1   111 - 143   2004年2月

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    出版者・発行元:the Korean Association of Language Sciences  

    日本語や韓国語における格は、Chomsky (1981)以来一般に仮定されている、いわゆる抽象格(abstract Case)ではなく、Marantz (1991)のいう形態格(morphological case)であると考えるべきだと主張した。

  • Does Japanese Take Lower case or Upper Case?

    文部科学省科学研究費補助金成果報告書『複合述語と項構造 〜 項構造の統語表示に関する比較研究』   35 - 62   2002年3月

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    出版者・発行元:南山大学  

    一般言語理論では項位置に出現する名詞句はすべて抽象格(abstract Case=Upper Case)に関する形式素性(formal features)を持ち,それぞれ対応する機能範疇が持つ素性との間に照合関係(checking relation)が成り立つときのみ認可されると考えられているが,日本語の格に関しては,むしろ音韻部門において付与される形態格(morphological case=Lower case)であると考えるべきである。これにより,格助詞のみならず係助詞や副助詞をも含んだ助詞の複雑な

  • いわゆる「総記」のガに関する覚え書き

    『アカデミア』文学・語学編   67号   769 - 788   1999年9月

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    出版者・発行元:南山大学  

    久野(1973)以来広く認められている「総記」という概念が実は原子的(atomic)なものではなく、総称的(generic)な解釈と義務的焦点(obligatory focus)の読みが合わさったもので、久野のいう「中和」は後者にしか起こらないことを示した。

  • On Kuroda’s Scope Mystery

    『アカデミア』文学・語学編   61号   97 - 133   1996年9月

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    出版者・発行元:南山大学  

  • Judgment Types and Sentence Interpretation - A preliminary study

    『アカデミア』文学・語学編   60号   301 - 334   1996年3月

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    出版者・発行元:南山大学  

  • Focus and Scope Interpretation(梗概)

    英文学研究   72巻2号   328   1996年1月

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    出版者・発行元:日本英文学会  

  • On Agreement-inducing vs. Non-agreement-inducing NPIs

    The Proceedings of NELS 24   24巻   1 - 15   1994年10月

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    出版者・発行元:GSLA, University of Massachusetts  

    日本語の2種類の否定極性項目(NPI)について、モ-NPIが否定辞による非選択的束縛(unselective binding)によって認可されるのに対して、シカ-NPIは否定辞との一致(agreement)のためのLF移動を必要とするので、前者より後者により厳しい局所性(locality)が発現すると論じた。

  • On NPILicensing in Japanese

    Japanese/Korean Linguistics   4巻   295 - 311   1994年9月

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    出版者・発行元:Center for the Studies of Language and Information (CSLI), Stanford University  

    日本語の2種類の否定極性項目(NPI)について、統語的には遊離数量詞と同様に非項位置を占め、モ-NPIが否定辞による非選択的束縛(unselective binding)によって認可されるのに対して、シカ-NPIは否定辞との一致(agreement)によって認可されると主張した。

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書籍等出版物

  • 日本語の助詞と機能範疇

    ( 担当: 単著)

    ひつじ書房  2006年3月 

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    総ページ数:202+viii  

    日本語のとりたて詞(係助詞・副助詞)、格助詞が一般言語理論の中でどのように位置づけられるべきかを明らかにするとともに、時制辞、補文標識などの接辞とあいまってどのように日本語を類型論的に特徴づけているかを論じた。

  • 複雑述語研究の現在

    ( 担当: 共著)

    ひつじ書房  2014年1月 

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    総ページ数:27 p.  

     本稿は日本語と中国語の複合動詞を表す複合事象のタイプに着目して比較対照した論考である。  日本語で生産的な「押し倒す」のような複合動詞は語彙的に生成されるのに対し、これと意味的に対応する中国語の「推倒」のような複合動詞は統語的に生成される。また、事象タイプでみると、日本語の「押し倒す」は達成事象を表すのに対し、中国語の「推倒」は到達事象を表すという違いがある。  影山(1993)以来一般に日本語の生産的な語彙的複合動詞は「他動性調和原則」に従うといわれる。ところが、「(目を)泣き腫らす」「飲み疲れる」のような例外的とみられる語彙的複合動詞はこの原則に従わず、また表す事象タイプも到達事象である。  一方、中国語にも「校正」「拡大」のような語彙的に生成されるとみられる複合動詞も存在し、達成事象を表す。  また、日本語の統語的複合動詞の後項となる「〜始める」「〜続ける」などの動詞にはアスペクト動詞が多く、複合動詞全体が表す事象は到達事象になることが多い。  すなわち、日中両語において、(例外的なものを除くと)語彙的複合述語は達成事象を、統語的複合述語は到達事象を表すという一般化が成立する。  さらに、主要部後置型の日本語で複合動詞全体のアスペクトが後項によって決まるのは当然であるが、主要部前置型といわれる中国語においてもやはり全体のアスペクトが後項によって決まっているようにみえるのは、実は前項と後項の間にアスペクトを決定する機能範疇が存在するためであるとの仮説を提案した。

  • 統語論の新展開と日本語研究-命題を越えて-

    ( 担当: 共著)

    開拓社  2010年11月 

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    総ページ数:33  

    日本語のかき混ぜ規則(scrambling)は意味的に空だといわれている。文の真理条件を変更したり、英語のWH移動のように演算子−変項(operator-variable)構造を作ったりはしないからである。しかし、文の談話機能的な広義の意味解釈を含めると、かき混ぜ規則は決して意味的に空ではない。本稿では、まず、かき混ぜ規則によって文頭に移動した句が焦点をなすことを実証的に示す。すなわち、このことは、日本語においては助詞ハによる主題化とかき混ぜ規則とで情報構造上の役割分担が厳密にできていることを意味する。さらに、Vallduví (1992, 1995)が提案する情報構造(IS)という独自の表示のレベルを採用し、これに修正を加えて、統語構造と情報構造の写像関係を明らかにする。加えて、いわゆる主題のハ句と対照のハ句の統語的、情報構造的な違いについても論じる。本稿の結論は、少なくとも日本語の主題や焦点などの表示に関するかぎり、Rizzi (1987)で提案された従来より複雑なCP、TP構造を仮定する必要はない、ということである。

  • Linguistics: In Search of the Human Mind–a Festschrift for Kazuko Inoue–

    ( 担当: 共著)

    開拓社  1999年10月 

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    総ページ数:33  

MISC

  • Morpho-syntactic characteristics of Japanese and Korean

    Hiroshi Aoyagi

    Science Impact   41 - 43   2023年3月

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    担当区分:責任著者   記述言語:英語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)  

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  • On the Asymmetries in Passives between Japanese and Korean

    日本英語学会第27回大会   2009年11月

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    出版者・発行元:日本英語学会(於:大阪大学豊中キャンパス)  

    日本語の受身文「太郎が花子に髪を切られた」には「髪」が「太郎」のものである解釈と「花子」のものである解釈の2通りがあるが、韓国語の対応する受身文には後者の解釈はない。また、韓国語には日本語の「太郎が花子に泣かれた」のような自動詞語幹の間接受身文も存在しない。これらの事実はWashio (1992)などで論じられているが、本稿ではさらに日韓語の受身文における違いとヤリ・モライ表現における違いを関係づけ、日本語にはTPより高い位置に適用句(Applicative Phrase)が存在すると仮定すれば、すべてを統一的に説明することができると提案した。すなわち、このことは自然言語がPylkkänen (2000, 2008)、McGinnis (2001)らの提案する2つの適用句に加えて第3の適用句を許容することを意味する。

  • On the Left-edge Puzzle: How Do Syntax and Phonology Interact with Information Structure?

    東北大学大学院文学研究科公開シンポジウム「統語構造と文脈-言語認知脳科学の可能性-」   2009年6月

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    出版者・発行元:東北大学(川内南キャンパス)  

    Aoyagi (2006)で提案した、日本語においてかきまぜ規則で文頭に置かれた要素は「焦点」の解釈を受けるという仮説が、音韻的にも支持されることを示した。さらに、Vallduví (1992, 1995)の提案を修正して、2種類のinformation packagingを認めれば、統語構造と情報構造の間の写像がより透明化されうる可能性を示唆した。

  • On the Left-edge Puzzle: How Does Scrambling Interact with Semantics and Information Structure?

    the First Workshop for the International Research Project on Comparative Syntax and Language Acquisition   2008年11月

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    出版者・発行元:南山大学言語学研究センター  

    日本語においては、ハ句を文頭に置く操作がもっぱら主題化であるのに対し、かきまぜ規則である句を文頭に置くと、その句は「焦点」の解釈を受けるというAoyagi (2006)の仮説が音韻的にも支持されることを示した。さらに、Vallduví (1992, 1995)の提案を修正して、2種類のinformation packagingを認めれば、統語構造と情報構造の間の写像がより透明化されうる可能性を示唆した

  • 南山大学連続講演会講演集「教養教育への扉」

    194p   2008年3月

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    出版者・発行元:(株)N.E.S.  

    2007年度に開催した南山大学連続講演会「教養教育への扉」(全8回)の講演をまとめた講演集。各回とも今日的な問題を学問横断的にさまざまな視野から検討し、それを実践に移していく教養を学ぶものとして開催された。
    本著者は「ことばの不思議」と題して、言語獲得における「プラトンの問題」を中心に、われわれの母語に関する知識が先天的、遺伝的形質(すなわち、普遍文法)にしばられていることを論じた(pp.73-100)。

  • ことばの獲得の不思議

    きんか   2008年3月号   1 - 5   2008年3月

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    出版者・発行元:近畿化学工業界  

    母語の獲得にまつわる不思議を外国語学習との相違、言語資料の貧弱さ(刺激の貧弱さ)、「プラトンの問題」、新語の創造などの観点から一般読者に分かりやすく論じた。

  • 日本語におけるかきまぜ規則の意味的、情報構造的影響について

    大阪大学ゲストスピーカープログラム   2008年1月

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    出版者・発行元:大阪大学(豊中キャンパス)  

    日本語におけるかきまぜ規則が、たとえSaito (1989)がいう意味で空(すなわち、量化子−変項構造は作らない)であったとしても、数量詞の作用域や焦点など、意味的、情報構造的な影響はあることを論じた。

  • 日本語におけるかきまぜ規則の意味的、情報構造的影響について

    2008年第1回大阪大学外国語学部Syntax Workshop   2008年1月

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    出版者・発行元:大阪大学(箕面キャンパス)  

    日本語におけるかきまぜ規則が、たとえSaito (1989)がいう意味で空(すなわち、量化子−変項構造は作らない)であったとしても、数量詞の作用域や焦点など、意味的、情報構造的な影響はあることを論じた。

  • とりたて詞の統語的、形態的ふるまいについて

    日本語文法学会第8回大会   2007年10月

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    出版者・発行元:日本語文法学会(於:筑波大学)  

    奥津(他)以来、「とりたて詞」として一括されることが多い係助詞と副助詞の区別が、助詞の連結順序、焦点結合の最大領域の広狭などから、必要であることを論じた。

  • Causatives Meaning Passive Revisited

    Morphology and Lexicon Forum 2007   2007年7月

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    出版者・発行元:Morphology and Lexicon Forum(於:神戸大学)  

    韓国語において使役形態素と受動形態素が同形でありうるのは、どちらの派生にも複数の軽動詞vが関与しているためで、それゆえHalle & Marantz (1993)の語彙挿入(vocabulary insertion)では区別されないからだと論じた。

  • On morphological merger: a perspective from Japanese and Korean

    仙台地区言語学研究会(SACL)   2007年2月

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    出版者・発行元:東北学院大学  

    形態的併合については、従来隣接条件だけを満たせばよいと考えられてきたが、これを広く認められている主要部上昇、または主要部下降に帰する可能性について検討した。日本語や韓国語の動詞重複構造などのデータを合理的に説明するためには、韓国語ではPF部門において主要部上昇が起こると考えるのが妥当であるが、日本語においてAoyagi (2006)で提案した主要部下降による分析には概念的、経験的問題があり、むしろFukui and Takano (1998)で提案された線形化の副産物であると考えた方がよいことを主張した。

  • Discourse effects, case marking, and 'scrambling' in OV languages

    国立台湾中山大学尖端研究プロジェクト東アジア言語学ワークショップ   2006年11月

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    出版者・発行元:国立台湾中山大学  

    左右両方向への移動を許すヒンディー語、トルコ語などにおける左への「かきまぜ規則」の適用は、実は日本語におけるハによる主題化に該当し、日本語におけるかきまぜ規則は機能的には逆の焦点化であることを実証的に示した。また、日本語でかきまぜ規則の適用を受けた名詞句が特定性の解釈を受ける傾向があること、またOV型言語に広くみられる格助詞脱落、または無格の対格名詞句はDの動詞への編入によって説明されるべきことを示唆した。

  • Discourse effects, case marking and 'scrambling' in OV languages

    国立清華大学言語学コロキアム   2006年11月

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    出版者・発行元:国立清華大学  

    左右両方向への移動を許すヒンディー語、トルコ語などにおける左への「かきまぜ規則」の適用は、実は日本語におけるハによる主題化に該当し、日本語におけるかきまぜ規則は機能的には逆の焦点化であることを実証的に示した。また、日本語でかきまぜ規則の適用を受けた名詞句が特定性の解釈を受ける傾向があること、またOV型言語に広くみられる格助詞脱落、または無格の対格名詞句はDの動詞への編入によって説明されるべきことを示唆した。

  • Discourse effects, case marking and 'scrambling' in OV languages

    Hyderabad-Nanzan Joint Workshop on Argument Structure and the Interface of Syntax and Semantics   2006年10月

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    出版者・発行元:南山大学言語学研究センター  

    左右両方向への移動を許すヒンディー語、トルコ語などにおける左への「かきまぜ規則」の適用は、実は日本語におけるハによる主題化に該当し、日本語におけるかきまぜ規則は機能的には逆の焦点化であることを実証的に示した。また、日本語でかきまぜ規則の適用を受けた名詞句が特定性の解釈を受ける傾向があること、またOV型言語に広くみられる格助詞脱落、または無格の対格名詞句はDの動詞への編入によって説明されるべきことを示唆した。

  • Discourse effects, case marking, and 'scrambling' in OV languages

    国立台湾師範大学言語学コロキアム   2006年10月

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    出版者・発行元:国立台湾師範大学  

    左右両方向への移動を許すヒンディー語、トルコ語などにおける左への「かきまぜ規則」の適用は、実は日本語におけるハによる主題化に該当し、日本語におけるかきまぜ規則は機能的には逆の焦点化であることを実証的に示した。また、日本語でかきまぜ規則の適用を受けた名詞句が特定性の解釈を受ける傾向があること、またOV型言語に広くみられる格助詞脱落、または無格の対格名詞句はDの動詞への編入によって説明されるべきことを示唆した。

  • On verbal morphology in Korean and Japanese

    Cambridge-Hyderabad-Nanzan Joint Workshop on Functional and Lexical Categories   2006年3月

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    出版者・発行元:南山大学言語学研究センター  

    まず、日本語や韓国語の動詞と時制辞の膠着には顕在的統語部門における主要部移動が関与していないという最近の議論を紹介したうえで、代案として提案されている形態的併合が韓国語ではPF部門における主要部上昇として、日本語では同部門における主要部下降として実現していると論じた。

  • 韓日比較統語論からの考察-韓国語が日本語について教えてくれること

    韓国日本学連合会第3回国際学術大会韓国日本学連合会第3回国際学術大会   2005年7月

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    出版者・発行元:韓国日本学連合会(於:南ソウル大学、韓国、平澤)  

    日本語と韓国語は文法的に類似点が多いが、韓国語には日本語には表面的に見られない主文の補文標識や関係節の連体形式素が見られたり、「自分」に対応する照応形「自己」には主語指向性が見られない、などの違いがある。しかしながら、日本語のデアルのダ交替の可否を説明するためには、日本語でも主文や関係節に補文標識が存在すると仮定する方が合理的であり、また、韓国語で「自己」に主語指向性が見られないとされるケースに対応する日本語においても「自分」にやはり主語指向性が見られないという事実を指摘し、韓国語の研究が日本語

  • 韓日比較文法に関する一考察〜動詞形態論を中心に

    韓日修交40周年記念 国際韓国言語文化学会 日本学術大会   2005年3月

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    出版者・発行元:国際韓国言語文化学会(於:京都東急ホテル)  

    日韓語はともに動詞語幹と接辞が膠着する言語であるが、動詞重複構造において顕著な差異がみられる。つまり、日本語は虚辞的動詞を用いた「りんごを食べもした」は許すが、「りんごを食べも食べた」と本動詞が重複することは許さないのに対して、韓国語はこの両方を許す。この差が、動詞と接辞の膠着が日本語においては形態部門における接辞の下降によってもたらされる(英語型)のに対して、韓国語においては動詞の上昇によってもたらされる(仏語型)ことに由来するとの分析を提示した。

  • Morphological case marking as phoneticization

    第8回南山言語学コロキアム   2004年9月

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    出版者・発行元:南山大学言語学研究センター  

    Chomsky (1993)で提案された照合理論における格は、LFへの派生過程で消去されなければならない非解釈的な存在であったが、この理論では韓国語や日本語における格助詞の配列に対する制限をすべて正しく説明することはできない。むしろ、韓国語や日本語における格表示とは、Spell-OutからPFへの派生で格素性を音声化することで解釈可能なものにすることだと仮定すれば、格助詞の配列のみならず、格助詞と他の助詞との上接・下接、格助詞削除などの現象をもすっきりと説明できることを示した。さらに、本稿の分析の重要な帰結として、韓国語

  • Morphological case marking as phoneticization

    韓国言語学会   2004年7月

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    出版者・発行元:韓国言語学会(於:延世大学、韓国、ソウル)  

    Chomsky (1993)で提案された照合理論における格は、LFへの派生過程で消去されなければならない非解釈的な存在であったが、この理論では韓国語や日本語における格助詞の配列に対する制限をすべて正しく説明することはできない。むしろ、韓国語や日本語における格表示とは、Spell-OutからPFへの派生で格素性を音声化することで解釈可能なものにすることだと仮定すれば、格助詞の配列のみならず、格助詞と他の助詞との上接・下接、格助詞削除などの現象をもすっきりと説明できることを示した。

  • 日本人学習者が見た韓国語の難しさ

    東亜大学韓国語教師養成講座   2003年12月

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    出版者・発行元:東亜大学(韓国、釜山)  

    韓国語と日本語はあらゆる面でよく類似している。むしろ、その類似性ゆえに韓国語を習得しようとする日本語話者が母語からの類推により冒しやすい誤りがあることを、音声面、語彙面、形態面、統語面から具体的に例証した。

  • 日本語における述語と時制要素の膠着について

    青柳 宏

    アカデミア 文学・語学編   ( 70 )   1 - 30   2001年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:南山大学  

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  • いわゆる「総記」のガに関する覚え書き (南山大学創立50周年記念論文集)

    青柳 宏

    アカデミア 文学・語学編   ( 67 )   769 - 788   1999年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:南山大学  

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  • On Kuroda's Scope Mystery

    青柳 宏

    アカデミア. 文学・語学編   61   97 - 133   1996年9月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:南山大学  

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  • Judgment Types and Sentence Interpretation:A Preliminary Study

    青柳 宏

    アカデミア 文学・語学編   ( 60 )   301 - 334   1996年3月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:南山大学  

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  • 研究発表第四室(日本英文学会第67回大会報告)

    青柳 宏, 大村 光弘, 三好 暢博, 岡 俊房

    英文學研究   72 ( 2 )   328 - 329   1996年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般財団法人日本英文学会  

    DOI: 10.20759/elsjp.72.2_328

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  • 4. ON BINDING AND NOMINALS

    青柳 宏

    英文學研究   68 ( 2 )   410 - 410   1992年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:一般財団法人日本英文学会  

    DOI: 10.20759/elsjp.68.2_410_2

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講演・口頭発表等

  • On (so-called) Lexical and Syntactic Compound Verbs in Japanese and Korean

    韓国国立ソウル大学言語学コロキアム  2013年3月  韓国国立ソウル大学

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     従来日本語にも韓国語にも生産性の高い語彙的複合動詞が存在すると考えられてきたが、生成エンジンが統語部門だけである分散形態論のモデルでは、これらはすべて統語部門で形成されると考えられる。両者の違いは、併合のレベルの違いにある。つまり、日本語では範疇未指定の語根と語根を併合したあとに品詞を決定づけるvと併合するが、韓国語では前項と後項のそれぞれの語根をvと併合したのちに両者をさらに併合する方法が生産的である。さらに、影山(1993)の「他動性調和原則」やKo & SohnのMatching Conditionは実は独立した原則ではなく、併合操作の帰結とみなすべき可能性がある。

  • On Aspectual Properties of Resultative Compound Verbs in Chinese and Japanese

    台灣国立中山大学人文系日中対照言語学ワークショップ  2013年2月  台灣国立中山大学

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     日中両語には語彙的複合述語と統語的複合述語のいずれもが存在し、前者は達成事象を後者は到達事象を表すという共通点がみられることを指摘し、主要部後置型の日本語においてのみならず、主要部前置型とみられる中国語においても後項が事象タイプを決定しているように見えるのは、前項と後項の間に介在する機能範疇の働きによるものだとの提案を行った。

  • On Aspectual Properties of Resultative Compound Verbs in Chinese and Japanese

    台灣国立師範大学英語系言語学コロキアム  2013年2月  台灣国立師範大学

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     日中両語には語彙的複合述語と統語的複合述語のいずれもが存在し、前者は達成事象を後者は到達事象を表すという共通点がみられることを指摘し、主要部後置型の日本語においてのみならず、主要部前置型とみられる中国語においても後項が事象タイプを決定しているように見えるのは、前項と後項の間に介在する機能範疇の働きによるものだとの提案を行った。

  • On Applicative/Aspect Positions in Japanese and Korean

    日韓方言と言語記述に関する国際シンポジウム2012  2012年11月  京都大学

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     日本語と韓国語ではVPの上下に位置する機能範疇を用いる点では同じだが、vPより高い位置の機能範疇は日本語においてのみ使われ、これが両言語の「文法化」の差異となって現れるとの主張を行った。

  • 中国語複合動詞の分類再考ー語彙的アスペクトの観点からー

    日本言語学会第143回大会  2011年11月  日本言語学会

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    中国語の単純動詞は一般に活動動詞(activity verbs)か状態動詞(stative verbs)しか存在しないといわれる。ただし、単純動詞でも「校正」タイプのように2音節のもの、また「殺死」のような複合動詞も含めると、Vendler/Dowtyの動詞4分類にある達成動詞(accomplishment verbs)や到達動詞(achievement verbs)も存在することを主張した。

  • On the Source of Asymmetries in Passives between Japanese and Korean

    the 11th Seoul International Conference on Generative Grammar  2009年8月  韓国生成文法学会(於:韓国外国語大学)

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    日本語の受身文「太郎が花子に髪を切られた」には「髪」が「太郎」のものである解釈と「花子」のものである解釈の2通りがあるが、韓国語の対応する受身文には後者の解釈はない。また、韓国語には日本語の「太郎が花子に泣かれた」のような自動詞語幹の間接受身文も存在しない。これらの事実はWashio (1992)などで論じられているが、本稿ではさらに日韓語の受身文における違いとヤリ・モライ表現における違いを関係づけ、日本語にはTPより高い位置に適用句(Applicative Phrase)が存在すると仮定すれば、すべてを統一的に説明することができると提案した。

  • On Information Packaging of Topicalized and Scrambled Sentences in Japanese

    the 18th International Congress of Linguistis  2008年7月  国際言語学者会議(於:高麗大学)

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    Aoyagi (2006)で提案した、日本語においてかきまぜ規則で文頭に置かれた要素は「焦点」の解釈を受けるという仮説が、音韻的にも支持されることを示した。さらに、Vallduví (1992, 1995)の提案を修正して、2種類のinformation packagingを認めれば、統語構造と情報構造の間の写像がより透明化されうる可能性を示唆した。

  • 日本語におけるかきまぜ規則の意味的、情報構造的影響について

    第109回現代日本語学研究会  2007年12月  名古屋大学留学生センター

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    日本語におけるかきまぜ規則が、たとえSaito (1989)がいう意味で空(すなわち、量化子−変項構造は作らない)であったとしても、数量詞の作用域や焦点など、意味的、情報構造的な影響はあることを論じた。

  • On the predicate focus constructions in Korean and Japanese

    the 11th International Symposium on Korean Linguistics  2005年8月  Harvard University

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    日本語、韓国語におけるVPを-wa/nunによって焦点化する現象は、日本語ではPFにおける主要部下降、韓国語では主要部上昇を仮定することよって説明可能であることを論じた。

  • You go up, I go down!

    the 7th Seoul International Conference on Generative Grammar  2005年8月  韓国生成文法学会(於:建国大学、韓国、ソウル)

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    韓国語、日本語における-wa/nunによる述部の焦点化とその違いは、韓国語がPFにおいて主要部上昇により連鎖を形成するのに対して、日本語は同部門において主要部下降を選択するためであると論じた。

  • Morphological case vs Abstract CASE

    November Meeting of the Korean Generative Grammar Circle  2003年11月  大宇財団ビル(韓国、ソウル)

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    生成文法において一般に受け入れられている格の理論は、基本的に抽象格のそれであり、格フィルターが名詞句の認可条件のひとつとなっているが、Kim (1995)が韓国語において示したように、日本語においても格が抽象格の表れであるとする根拠は薄く、むしろ音韻形態的なものと考えるべき根拠があると主張した。

  • (Lower) case for (Upper) Case

    The 1st Korean Generative Grammar Circle Fall Conference  2003年11月  釜山国立大学(韓国、釜山)

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    生成文法において一般に受け入れられている格の理論は、基本的に抽象格のそれであり、格フィルターが名詞句の認可条件のひとつとなっているが、Kim (1995)が韓国語において示したように、日本語においても格が抽象格の表れであるとする根拠は薄く、むしろ音韻形態的なものと考えるべき根拠があると主張した。

  • Lower case for Upper Case: Toward an explanatory theory of the Japanese case marking system

    関西言語学会第26回大会  2001年10月  竜谷大学

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    日本語の格が統語部門で形式素性により認可される抽象格(abstract Case)というよりも,むしろ音韻部門において付与される形態格(morphological case)であると分析すべき根拠を論じ,さらにこの分析が助詞一般の承接順序やいわゆる「格助詞削除」に対してもたらす帰結にも言及した。

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日韓語の機能範疇と文法化の比較に基づく(ミクロ)パラメター研究

    研究課題/領域番号:24K03855  2024年4月 - 2028年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    青柳 宏

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    配分額:2730000円 ( 直接経費:2100000円 、 間接経費:630000円 )

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  • 動詞接辞および補助動詞をなす機能範疇に関する日韓比較研究

    研究課題/領域番号:20K00555  2020年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    青柳 宏

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    配分額:2080000円 ( 直接経費:1600000円 、 間接経費:480000円 )

    前年度までの研究で、日本語に存在する受益助動詞の(ーテ)モラウと除外型受身のラレに該当するものが韓国語に存在しないのは、Aoyagi (2010)で初めて提案したように、典型的な外項を導入するVoiceよりも構造的に高い位置に日本語ではHigh Applicativeが導入されうるのに対して、韓国語ではこれが不可能だという仮説は支持された。ただし、授益の(ーテ)ヤルに対応する助動詞(-e) cwu-taは韓国語にも存在し、これが問題として残された。
    令和3年度の研究で、日韓語の授益の助動詞(ーテ)ヤルと(-e) cwu-taを比較したところ、興味深い事実が判明した。
    (1)ジョンはメリーに飯を食わせて/服を着せて・やった.(2)ジョンはメリーに漫画を読ませて/鉛筆をつかませて・やった.
    日本語は(1), (2)いずれの使役形も(ーテ)ヤルに埋め込むことができるが、韓国語の(-e) cwu-ta に埋め込むことができるのは、(1)のタイプの使役形だけである。ここで、(2)のタイプの使役文の被使役者にはなんらかの能動性(agency)が必要であるのに対し、(1)のそれには能動性がなくてもよい。すなわち、(1)のメリーは赤ん坊や人形であってもよい。このことは、(1)の使役素がVoicePを埋め込むような高い位置にあるのではなく、VPとVoicePの間にあってLow Applicativeを認可するものであることを示唆する。
    さらに興味深いことに、受益の(ーテ)モラウや除外型のラレに相当する形態素は存在しないものの授益のヤルに当たる形態素は存在する琉球語の首里方言や宮古方言でも使役形の埋め込みに関しても韓国語の(-e) cwu-taと同様の振る舞いを示すことが判明した。

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  • 日本語を中心とした動詞句階層構造の統合的研究

    研究課題/領域番号:17K02700  2017年4月 - 2020年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    青柳 宏, 中嶌 崇, 高橋 英也

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    配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )

    本課題研究の目的は、研究代表者および2名の研究分担者が以前から主張してきた外項を導入しうる複数の機能範疇主要部が階層をなすという階層的動詞句仮説の妥当性を日本語を中心とするさまざまな言語事実から示すことにある。現代日本語共通語の受身と使役、自他交替のみならず、韓国語の受身と使役との比較、東北方言のラサルを始めとする自発・可能・受動形態素のバリエーション、および古語の受動形態素ル・ラルからラレへの史的変化の事実はすべて上記仮説を裏づけるものであることが分かった。

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  • v-システムに関する言語・方言横断的および通時的研究

    研究課題/領域番号:26370463  2014年4月 - 2017年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    青柳 宏, 中嶌 崇, 高橋 英也

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    配分額:2860000円 ( 直接経費:2200000円 、 間接経費:660000円 )

    本課題研究で明らかになったのはつぎの点である。(i)共通日本語および東北・北海道方言の述語形成には、語根(Root)と複数の機能範疇主要部(v, Applicative, Causative, Voiceなど)が関わっている。(ii)文法化には、語彙範疇または機能範疇が構造的により高い位置に現れる機能化(functionalization)があるばかりか、逆に語彙範疇が語根化(radicalization)するものもある。(iii)韓国語にも潜在的に多重接辞形が存在する(中期韓国語や慶尚道方言)が、標準韓国語では音韻的縮約が起こり多重接辞が単純化した。また、語根化は進んでいない。

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  • 日本語、韓国語、中国語の複合動詞の比較対照研究

    2013年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:300000円

  • 日韓(中)語のボイス・アスペクトの交替現象に関する対照研究

    2012年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:300000円

     日中韓の3言語における複合述語に着目し、ボイス・アスペクトの比較対照研究を行った。
     日本語と中国語の複合述語においては、前者において生産的な「押し倒す」タイプが語彙的であり、後者において生産的な「推倒」タイプが統語的という違いがあるが、いずれの言語においても語彙的なものと統語的なものの両方が存在し、語彙的なものが達成事象を表し、統語的なものが到達事象を表すという違いがあることが判明した。また、主要部後置型の日本語においてのみならず、主要部前置型といわれる中国語においても後項が複合述語全体の事象タイプを決めているようにみえるのは、ある機能範疇が介在するためであるとの仮説を提案した。
     一方、日本語と同様に韓国語にも語彙的な複合述語と統語的な複合述語の両方が存在するとされてきたが、分散形態論の立場からみると、少なくとも生産的なものに関しては、語彙的な複合述語を認める必要はないとの見解に達した。ただし、日本語では語根と語根を直接併合した複合述語が生産的であるのに対し、韓国語では前項と後項の語根をまず品詞を特定する機能範疇と併合したのちに両者のさらなる併合を行うことが多い。さらに、両言語で前項と後項の形態的他動性が一致するのは、影山(1993)などが提案する「他動性調和原則」によるのではなく、この併合という操作からの帰結であるとする仮説を提案した。

  • 機能範疇の働きと(ミクロ)パラメターに関する日韓対照研究

    研究課題/領域番号:23520476  2011年 - 2013年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    青柳 宏, 高野 祐二, 杉崎 鉱司

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    配分額:3380000円 ( 直接経費:2600000円 、 間接経費:780000円 )

    本課題研究の成果として、つぎのことが明らかになった。まず、統語形態論的に日本語は韓国語よりもより広範な領域の機能範疇が利用可能であるようにパラメター設定がなされている。具体的には、前者ではVoicePとTPの間でHigher Applicativeが、VPより下でLower Aspectがそれぞれ利用可能である。つぎに、日韓語はいずれも分裂文を形成するが、「主格制約」に関して違いを示し、同制約が前者では統語部門で作用し、後者では音韻・形態部門で作用する。さらに、日韓の幼児は、格助詞と後置詞の区別、項削除の可能性に関して、観察しうる最初期において既に成人と同様の知識を有している。

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  • 機能範疇の働きと(ミクロ)パラメターに関する日韓対照研究

    2011年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(C)  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:2600000円

     パラメター研究がかつてのマクロ・パラメターの研究からミクロ・パラメターの研究が主流になりつつある現在、類似性の高い日本語と韓国語を比較対照することは一般言語理論の進展にとって大いに貢献が期待される。
     本研究は、日韓両語を統語論(移動、削除など)、形態論(使役・受身などのボイスや適用形、複合述語など)、言語獲得(項削除、かき混ぜの獲得など)の観点から総合的に比較対照しようという試みである。

  • ボイスおよび情報構造に関する日韓対照研究

    2010年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:300000円

    研究助成

  • 日韓語におけるボイスおよび情報構造の対照研究

    2009年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:300000円

    研究助成

  • 日韓語における動詞形態の対照研究、および日本語の情報構造について

    2008年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:300000円

    研究助成

  • 動詞形態と機能範疇に関する日韓比較研究

    2007年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:300000円

    研究助成

  • 日韓語の存在文・所有文とアスペクト表現の比較研究

    2006年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    研究助成

  • 動詞形態と機能範疇に関する日韓比較研究

    2005年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    担当区分:研究代表者 

    研究助成

  • 機能範疇と比較統語論

    2002年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A 

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    担当区分:研究代表者 

    研究助成

  • 複合動詞と項構造

    2001年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 

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    資金種別:競争的資金

    研究分担者

  • 自然言語の機能範疇と比較統語論

    2001年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A 

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    担当区分:研究代表者 

    研究助成

  • 複合動詞と項構造・項構造の統語表示に関する比較研究

    研究課題/領域番号:11610568  1999年 - 2001年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    阿部 泰明, 村杉 恵子, 青柳 宏, 斎藤 衛

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    配分額:3600000円 ( 直接経費:3600000円 )

    平成11年度には南山大学で開催された第二回アジア理論言語学会(Asian GLOW)に併せて項構造に関わるワークショップを開催した。このワークショップには三人のスピーカー(Anoop Mahajan氏,渡辺明氏、James Higginbotham氏)を招き、ヒンドゥー語における複合述語と格の問題、名詞編入に関する媒介変数的変動の問題、時制と相の統語表示というトピックでの発表を行った。またK.A.Jayaseelan氏、Mikinari Matsuoka氏、Gloria Cocchi氏の上記学会での発表を受けて、意見交換を行った。
    本テーマに関連して、Mark Baker氏、Richard Larson氏、宮川繁氏、Jonathan Bobaljik氏には研究レポートを提出してもらった。研究代表者、分担者はそれぞれの研究分野における論文を執筆した。
    平成12年度には宮川繁氏、R.Larson氏、Ayesha Kidwai氏、Tim Stowelll氏、高橋大厚氏、M.Baker氏、J.Bobaljik氏の講演会を企画し、本研究テーマに関連した討議を行った。研究代表者、分担者はそれぞれの研究分野における論文を執筆した.
    平成13年度は本研究課題の最終年度にあたり、複数の研究者との意見交換を行いつつ、最終成果報告書の編纂にあたった。Susi Wurmbrand氏との意見交換、同氏による研究レポート、George Tsoulas氏の講演などを通じて、本研究テーマの深化に努めた。
    研究分担者は各研究テーマでの論文執筆にあたり、研究代表者は三年間の研究成果を報告書に纏める作業を行った。最終報告書には研究期間中に様々な形で研究協力を行った研究者の論文も併せて収録し、231ページに九編の論文が収められ、項構造に関わる三年間の研究成果が結実したものとなった。

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  • 動詞形態と機能範疇に関する日韓比較研究

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    機能範疇の違いが言語間に存在する様々な統語的差異をどのように生み出しているのかという問題に日本語と韓国語から何らかの解答を提出することを目標とする。
    よく知られているように、日本語と韓国語はいずれもSOV型の膠着言語であり、統語的に酷似している。しかし、否定形式、連体接尾辞の有無、軽動詞(light verb)の出現の仕方、複合述語の連結順序、動詞重複構造、ヴォイスの形態など二言語間には微妙な差もある。ここで注目すべきことは、これらの差異にはいずれも機能範疇がからんでいると考えられることである。
    従来の研究では無視されたり、単に事実の指摘だけに終わることの多かった日韓語の差異をも機能範疇という観点から捉えることができれば、本研究が日韓対照研究、ひいては比較統語論研究全般にあらたな貢献が可能だと考える。

  • 自然言語における形式と意味

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    日本語・英語などの個別言語の分析をもとに,自然言語における形式(語彙構造,統語構造)と意味(論理形式)の関係を明らかにする。特に,普遍文法の観点から,論理形式が言語間できわめて均一であるのに比して,語彙構造,統語構造に言語間でどのような差異がみられるのか,また,その差が何に起因するのかを考える。

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その他

  • 海外研究出張

    2013年3月

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    韓国国立ソウル大学人文学部言語学科ナム・スンホ教授の招聘による日韓対照共同研究のための出張

  • 講演会講師

    2013年2月

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    近畿化学工業会における「韓国はハン(恨)のナラ(国)−隣国のより深い理解に向けて−」と題する招聘講演

  • 学会誌編集委員

    2010年

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    日本語文法学会誌『日本語文法』編集委員

  • 研究海外出張

    2010年

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    日韓語のボイス比較研究のための共同研究打ち合わせ(漢陽大学)および資料収集

  • 学会評議員

    2009年4月 - 2012年3月

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    日本言語学会評議員(中部地区代表)

  • 論文査読委員

    2008年

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    Article reviewer for Natural Language and Linguistic Theory

  • 講演会講師

    2007年7月

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    南山大学連続講演会「教養教育への扉」(於:南山大学名古屋キャンパス)における講演。題目「ことばの不思議」

  • 論文要旨査読委員

    2007年4月

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    日本言語科学会 発表論文要旨査読

  • 論文査読委員

    2007年

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    Article reviewer for Lingua

  • 論文要旨査読委員

    2006年4月

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    Abstract reviewer for Formal Approaches to Japanese Linguistics 4 (FAJL4)

  • 学術講演会講師

    2003年12月

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    東亜大学(韓国、釜山)韓国語教師養成講座における講演
    演題:「日本語母語話者が見た韓国語の難しさ」

  • 研究休暇

    2003年10月 - 2004年3月

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    日韓語における助詞、格表示、動詞形態に関する対照研究(韓国国立ソウル大学言語学科)

  • 学術講演会講師

    2002年3月

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    東北大学大学院言語科学研究科の招聘による学術講演
    演題:「日本語の格について」

  • 論文査読委員

    2002年

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    『言語研究』 日本言語学会 論文査読

  • 研究海外出張

    2002年

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    受動態と格表示に関する日韓対照研究のために調査、および資料収集・慶熙大学

  • 論文査読委員

    2001年

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    Article reviewer for Journal of East Asian Linguistics

  • 研究海外出張

    2001年

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    日本語との対照研究のための韓国語の研究,および資料収集・韓国外国語大学

  • 論文要旨査読、学会運営、予稿集編集委員

    1999年4月 - 1999年12月

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    Abstract reviewer and organizer for the 2nd GLOW in Asia and editor for its proceedings

  • 論文要旨査読委員

    1995年4月

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    Abstract reviewer for West Coast Conference on Formal Linguisitics 14 (WCCFL14)

  • 論文査読委員

    1995年 - 1996年

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    Squibs and Discussions reviewer for Linguistic Inquiry

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その他教育活動及び特記事項

  • コンソーシアム科目の企画、講義担当、およびワークショップの企画、運営

    2007年

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    平成19年度文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブ「言語科学国際共同研究のカリキュラム化」におけるイギリス・ケンブリッジ大、インド・ハイデラバード国立言語研究所との合同コンソーシアム科目「統語論研究」の企画、講義を担当し、それに続く"Interface Conditions"に関するワークショップを企画、運営した。

  • 海外(韓国)における「フィールドワーク(文化人類学)」の企画、実施、および報告書作成

    2005年12月 - 2006年1月

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    「フィールドワーク(文化人類学)」の学外授業(於韓国・釜山)の企画、準備、実施、および報告書作成