研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
阪本 俊生 ( サカモト トシオ , SAKAMOTO Toshio )
所属
Organization
経済学部経済学科
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

社会学、経済社会学、消費社会論、プライバシー論

学会活動
Academic societies

関西社会学会会員(1986.5〜現在に至る)
日本社会学会会員(1986.5〜現在に至る)
社会経済システム学会会員(1983.10〜現在に至る)
経済社会学会会員(1996.10〜現在に至る)
東海社会学会会員(2009.5~現在に至る)
関西社会学会学会誌『フォーラム現代社会学』査読委員(2019年~現在に至る)
東海社会学会理事(2019年~現在に至る)
東海社会学会年報編集委員(2019年~現在に至る)

社会活動
Community services

生き方死に方を考える社会フォーラム(世話人)(2019年~現在に至る)
社会倫理研究所奨励賞(野田賞)審査委員(2019年~)

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (36)
著書数 books (14)
学術論文数 articles (22)

出身学校
学校名
Univ.
卒業年月(日)
Date of Graduation
卒業区分
Graduation
   Classification2
大阪大学人間科学部人間科学科・社会学専攻 1994年03月  卒業 
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出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
大阪大学大学院人間科学研究科社会学専攻 博士後期課程  1989年03月  単位取得満期退学 
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取得学位
   
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 博士(15025号)    大阪大学大学院  2000年01月 
修士 学術修士    大阪大学大学院人間科学研究科社会学専攻理論社会学課程  1987年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  情報化社会における社会変容について 

概要(Abstract) 個々人の情報管理が進むなか、それが社会および経済にいかなる影響をもたらしつつあるかを社会学的に分析する。 

短期研究  ジョージ・アカロフのアイデンティティ経済学の経済社会学的研究 

概要(Abstract) ジョージ・アカロフのアイデンティティ概念の経済学への導入の試みとは、社会学の研究対象である規範を経済学に組み込む試みでもある。この研究を手がかりにした経済社会学の可能性を、社会学理論の観点から探究する。 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2020  新自殺論  共編著   
青弓社  , B5  , 291p.  , 2020/5/26   

概要(Abstract) 自殺は高度に社会的な現象である。だから自殺の理解には、個人的事情の裏に隠された社会的要因の究明が欠かせない。デュルケムの『自殺論』をゴフマンの自己イメージ(対面=フェイス)の概念に関連づけて現代の自殺を読み解く新しい自殺の社会学である。 

備考(Remarks) 編集および以下を執筆
第3章 『自殺論』と現代の自殺
第4章 社会変化と自殺率
第5章 国際比較から見る現代の日本の自殺
第8章 スティグマと自殺
第9章 岡檀『生き心地露の良い町』にみるフェイスと自殺
第10章 フェイスと自殺の諸相
第11章 自殺とフェイスについて 

2016  とまどう男たち 生き方編  共著   
大阪大学出版会  , A5  , pp.194-218.  , 2016/7/6   

概要(Abstract) 第5章 男はなぜ自殺するか:女性の労働参加と男性の自殺、を執筆。
日本における1998年以降の自殺増加について、欧米先進国と比較し、女性の労働参加と男性自殺との関係について論じた。1970年代以降、女性の労働参加が進んだ欧米社会では、男性自殺率と経済指標との関係にあまり相関がみられなくなっている。に日本の男性自殺率の急増とその持続は、女性の労働参加の体制作りが遅れとかかわってるのでないかという仮説をたてて論じている。
 

備考(Remarks)  

2016  とまどう男たち 死に方編  共著   
大阪大学出版会  , A5  , pp.60-87.  , 2016/7/6   

概要(Abstract) 第2章 男の自殺とクジャクの羽、を執筆。
男性自殺率の変化の背景にある、性の問題を社会進化論におけるジェフリー・ミラーの性淘汰の論点を交えて分析した。 

備考(Remarks)  

2014  異人論とは何か:ストレンジャーの時代を生きる  共著   
ミネルヴァ書房  , B5  , 316p.  , 2015/03/31   

概要(Abstract) 現代社会における異人(ストレンジャー)について、ゲオルク・ジンメルやアルフレッド・シュッツ、アーヴィング・ゴッフマンおよびディヴィッド・モーガンの現代社会学を参照しつつ、社会学的観点からとらえた。現代社会についてのモーガンの知人(acquaintance)およびゴッフマンの「集まり」概念を手がかりにしつつ、今日の社会変化を組織の社会から場面の社会への変容(場面化する社会)としてとらえ、現代における異人とは、場面的な異人だとする議論を展開している。 

備考(Remarks)  

2009  禁欲と強欲  共著   
講談社  , A5  , 285  , 2010/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2009  身体・セクシュアリティ・スポーツ  その他   
世界思想社  , B5  , 53-62  , 2010/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2008  ポスト・プライバシー  単著   
青弓社  , B5  , 246p  , 2009/01   

概要(Abstract)  プライバシー意識の変化を概観することを通じて、現代における社会システムの変化を明らかにする理論的な試みである。情報技術の発達と活用を進める現代社会は、そこに暮らす人びとの社会的な自己や社会関係のあり方をいかなるかたちで変えつつあるのか。このことをプライバシー概念の保護対象の変化を考察することで明らかにしようとした。 

備考(Remarks)  

2002  大人になるための経済学入門  共著   
NHK出版   , A5  , 296  , 2002/04    

概要(Abstract) 概要(Abstract) 本書は、読者が「わかりやすく経済を学ぶ」とともに、「自ら経済現象について考える力を身につける」ようになることを意図して書かれた経済学の入門書である。本編は「基本を学ぶための説明」(入門以前)と「興味ある各種の話題を取り上げた説明」(入門)の2部構成となっており、また巻末では、25人の執筆者が1冊ずつ推薦図書を紹介している。  

備考(Remarks)  

2001  文化社会学への招待:〈芸術〉から〈社会学〉へ  共著   
世界思想社  , 未設定  , 2002/03   

概要(Abstract) 漱石の『門』を通じて,近代化と夫婦の親密さの関わりおよび,近代化の中で形成される親密な関係の問題性について,家族システム論などを手がかりに分析した。 

備考(Remarks)  

2000  臨床社会学を学ぶ人のために  共著   
世界思想社  , 未設定  , 260 pp.(92-119)  , 2000/09   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2022  現代のアイデンティティを社会の観点から見ることについて:アカロフのアイデンティティ経済学と現代社会学  単著   
社会経済システム  , 社会経済システム学会  , 42号  , 14  , 2023年3月   

概要(Abstract) ジョージ・アカロフのアイデンティティ経済学を社会学的なアイデンティティ論及びアカロフが自らの議論の基礎におくゴフマン社会学の観点とを比較し、これらの違いからもたらされる意味を論じている。 

備考(Remarks) 査読付 

2021  新型コロナ問題と2020年における日本の女性自殺者の増加-男女共同参画の障壁としての日本社会の道徳問題-  単著   
東海社会学会年報  , 東海社会学会  , 第13号  , pp.20-45  , 2021/9   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  経済格差とフェイスから見た自殺:Erving Goffmanの社会学とGeorge A. Akerlofのアイデンティティ経済学を手がかりに  単著   
精神科治療学  , 星和書店  , 第36巻第8号  , pp.887-893  , 2021/8   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  日本社会の『プライバシー観』と『個人情報観』  単著   
都市問題  , 後藤・安田記念東京都市研究所  , 第112巻第6号  , pp.38-47  , 2021/6/1   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2020  監視社会化とプライバシー:プライバシーの観点からの監視批判の試み  単著   
社会と倫理  , 南山大学社会倫理研究所  , 第35号  , pp.117-139  , 2020/10   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  現代における、社会と自殺のかかわりをどうみるか?-社会的な連帯や絆をその裏側から考える  未設定   
自殺予防と危機介入  , 日本自殺予防学会  , 第40巻第1号  , pp.84-96  , 2020/3/31   

概要(Abstract) デュルケムの『自殺論』は自殺研究の古典の1つとしてよく知られているが、その社会学的視角そのものが、今日の自殺研究に活用されているとは言いがたい。また個人化が進む現代では、この視角から自殺を考えることは困難なようにも見える。本論はこの課題に対して、C・ボードロとR・エスタブレの自殺社会学の研究を足がかりにしつつ、さらにE・ゴフマンの社会学の出会いとフェイス(体面)の視点を導入することで、デュルケム社会学を、現代の自殺研究に活用する新たな視角を紹介する。すなわち、連帯や人とのつながりを重視する社会関係資本論、あるいは社会的排除論や居場所論などとは異なる視角からの自殺研究の可能性を明らかにする。 

備考(Remarks)  

2018  現代における自殺の社会学的分析の新たな視角:ゴフマンのフェイス論からのアプローチ  単著   
『社会と倫理』  , 南山大学社会倫理研究所  , 33号  , pp.53-70  , 2018/11/30   

概要(Abstract) 現代自殺率の動向について、ゴフマンのミクロ社会学の視点を応用する観点から分析している。このことを通じて、かつてデュルケムは19世紀ヨーロッパの自殺率の分析から、社会的紐帯によって自殺が抑止されることを『自殺論』において論じた。だが、現代社会においては、集団や組織の紐帯よりもむしろ、個々人のフェイスの形成や維持のしやすさが自殺とかかわっていることを本論は主張している。 

備考(Remarks)  

2012  現代社会における経済状況と自殺:デュルケムの『自殺論』における貧困概念の検討  単著   
南山経済研究  , 南山大学経済学会  , 第27巻第1号  , pp.41-56  , 2012/06   

概要(Abstract) デュルケムの『自殺論』における貧困概念と、今日の貧困との違いについての比較と分析。デュルケムにおける貧困概念は、統合された貧困であるのに対し、今日の貧困は剥奪された貧困である。このことから、デュルケムのいう『貧困の抑止力」が20世紀以降は、発展途上国には引き続き当てはまるものの、経済的に豊かな先進国には当てはまらないという統計的事実について論じた。 

備考(Remarks)  

2010  デュルケムの自殺論と現代日本の自殺:日本の自殺と男女の関係性の考察に向けて  単著   
関西学院大学社会学部紀要  , 関西学院大学社会学部  , 112号  , pp.7-18  , 2011/03   

概要(Abstract) Emile Durkheim’s unique analysis of suicide is well known. Using social statistics, he
attempted to find the causes of suicide exclusively in social factors and not in
individualistic factors. He believed that suicide could shed light on society and this article
is an introduction to a study that analyzes suicide in contemporary Japan from the
Durkheimian perspective.
Suicide rates in 20th century western countries are drastically altered from the 19th
century, when Durkheim researched them. Analyzing several current studies on suicide,
this article suggests an interpretive perspective that focuses on the rapidly changing form
of the relationship between men and women in Japan, where high suicide rates have lasted
more than ten years. 

備考(Remarks)  

2010  プライバシー意識からみる社会序説:ゴフマン社会学による社会変化の分析の可能性  単著   
東海社会学会年報  , 東海社会学会  , 2号  , 109-121  , 2010/06   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2023  現代社会の自殺をどうとらえるか-フェイス論の視点について  調査報告  単著 
『会報 特集:新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行と自殺予防・自死遺族支援-学際的・共同研究集会から-』  , 一般社団法人 全国精神保健福祉連絡協議会  , 2022年号  , 18  , 2023/7   

概要(Abstract) 2022年度開催の学際的・共同研究集会学際的・共同研究集会において報告した、現代社会の自殺をどうとらえるかについての、社会学者Erving Gofmanのフェイス論の視点からの分析に関する報告書。
 

備考(Remarks)  

2022  コロナ禍で増える自殺 抑止に経済学の知見広がる  インタビュー記事  単著 
日本経済新聞 電子版  , 日本経済新聞  , 2022/8/30   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2022  個人情報管理が進む社会におけるプライバシー保護のために  寄稿  単著 
『ちくま』4月  , 筑摩書房  , 4月号  , 3p.  , 2022/3   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2021  徳田剛(2020)『よそ者/ストレンジャーの社会学』(晃洋書房) 書評  書評  単著 
『社会と倫理』  , 南山大学社会倫理研究所  , 第36号  , 2021/9   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2017  小森田龍生著『過労自紙の社会学:その原因条件と発生メカニズム』書評  書評  単著 
『図書新聞』  , 図書新聞  , 2017/6/18   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  貞包英之・元森絵里子・野上元著『自殺の歴史社会学』書評  書評  単著 
図書新聞  , 図書新聞  , 第3293号  , 2017/3/4   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  岡檀著『生きごこちのいい町』書評  書評  単著 
『社会と倫理』  , 南山大学社会倫理研究所  , 第31号  , 2016/8   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2015  社会学理論応用辞典  辞書・事典  共著 
社会学理論応用辞典  , 丸善出版  , 800頁(予定)  , 2015/10   

概要(Abstract) 「秘密とプライバシー」「ダブル・バインドとメタコミュニケーション」という2つの項目について、各2頁ずつ、これらの事象や概念がどのようなかたちで社会学理論に応用されてきたかを、古典から現代にいたる社会学理論の事例を紹介しつつ説明している。
 

備考(Remarks)  

2015  マイナンバー制度とプライバシー  座談会  未設定 
三田評論  , 慶應義塾大学出版会  , 2015年10月号  , pp.2-19.  , 2015/10   

概要(Abstract) マイナンバー制度導入にあたっての、プライバシーの問題点について慶應義塾大学総合政策学部の新保史生教授、同法学部の山本龍彦教授、およびソフトバンク株式会社ネットワークサービスの開発課課長、吉井英樹氏と座談会をおこなった。住基ネットのときとは異なり、今回は個人番号は見える番号であり、適正取扱について厳格な制度が必要ということをめぐって議論した。 

備考(Remarks)  

2012  現代社会学事典  辞書・事典  単著 
弘文堂  , 2012   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2022  監視資本主義とアイデンティティ  単独  2022/9/3 
経済社会学会第58回全国大会  , 経済社会学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2022  現代社会の自殺をどうとらえるか  単独  2022/11/4 
COVID-19感染症の世界的流行後における自殺予防・遺族支援のあり方に関する学際的研究集会  , 統計数理研究所   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  現代における自殺と社会  単独  2019/9/7 
日本自殺予防学会総会  , 日本自殺予防学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2019  個人化社会とゴフマンの社会学: 集団・組織から、集まり・エンカウンターへ  単独  2019/5/25 
ゴフマン理論の経験的応用のための研究会  , 関西ゴフマンフォーラム   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2018  Suicide and face: suicide and society in Japan from Goffman's view.  単独  2018/7/16 
国際社会学会研究発表(ISA World Congress of Sociology in Toronto)   , ISA World Congress of Sociology in Toronto   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2018  岡檀『生き心地の良い町』にみるフェイスと自殺との関係  単独  2018/10/13 
現代社会学研究会  , 現代社会学研究会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2017  社会学からみた自殺予防の未来:フェイス(顔)を考える視点  単独  2018/1/5 
筑波大学医学エリア講演  , 筑波大学医学エリア臨床講義室B   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2017  社会学からみた自殺予防の未来・・・フェイス(顔)を考える視点  単独  2018/1/20 
南山大学社会倫理研究所懇話会(自殺の社会学 自殺はなぜ起きるのか?)  , 南山大学社会倫理研究所   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2017  社会学からみた自殺予防の未来:フェイス(顔)を考える視点  単独  2017/9/24 
第41回日本自殺予防学会大会 教育講演  , 日本自殺予防学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2017  貞包・元森・野上著『自殺の歴史社会学』と自殺対策の問題をめぐって  単独  2017/4/15 
現代社会学研究会  , 現代社会学研究会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2013  科学研究費補助金  ポスト工業社会における男性の健康と医療化 
山中浩司  文部科学省  3206389円 

研究内容(Research Content) 近年、医療関係者、心理学者、社会学者の間で問題となっている男性ジェンダーと健康リスクとの関連について、これに関与する社会文化的要因としての社会的に構築された「男性性masculinlty」を明らかにし、同時に、こうした問題の医療化の側面についてその原因や社会的文脈を明らかにし、この両面からポスト工業社会において「男性」がもたらす問題のより柔軟で社会化された解決法について政策提言を行いたい。本研究でとりあげるのは、以下の三つのトピックである。1)肥満、メタボ健診における男性の健康行動の医療化、2)男性の医療行動と自殺、3)男性更年期障害(andropause)。 

備考(Remarks)  

2013  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  1980年以降の日本の自殺率の変化のら統計データを用いた社会学的分析 
代表    285000 

研究内容(Research Content)  従来から、おこなわれてきた自殺と失業率や景気、所得といった経済指標、あるいは婚姻率や離婚率といった社会指標との相関をみる自殺研究とは異なり、より解釈的に踏み込んだ自殺論を展開するための研究をおこなっている。1980年頃から今日にいたるまで、グローバル化の進展などにより、世界の経済社会の環境が変化したことが指摘されている。U・ベックはこれを第1の近代から第2の近代への転換と指摘した。
 本研究では、このような経済社会の世界的転換と男女関係のあり方、制度を問題にする。すなわち、先進国においてはこの転換に適した男女の関係のしくみへと男女のあり方をスムーズに改変した国々と、そうでない国がある。そして、この社会経済環境と男女関係のあり方のマッチングの問題が、後期近代以降の自殺の増減にかかわっているということを明らかにしようとしている。
 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2022  講義 プライバシーと倫理 ミニレポート解説文 

講義 プライバシーと倫理において ミニレポート課題に関するポイントの解説文(教材解説) を3回にわたり作成し、オンラインを通じて配布し、また講義内において3回解説を行った。 

2022年11月~1月 
2022  社会学B1 講義用レジュメの修正(教材開発) 

講義用レジュメの全体的な見直しおよび修正をおこなった 

202204~202206 
2022  社会学B1 講義に関するミニレポート課題(教材開発) 

社会学B1の講義に関連する3回のミニレポート課題を配布用に作成した 

202204~202206 
2022  社会学B1 ミニレポート課題に関するポイントの解説文(教材解説) 

講義中に課したミニレポート3回分のポイントを説明する解説文を作成配布した 

202204-202206 
2022  大学院生指導用講義ノート作成(自殺の性差研究の整理)(教材作成) 

自殺の性差に関連する論文、文献、統計資料を整理して講義ノートを作成した。 

2022/04/27- 
2020  消費社会論A 講義用レジュメ作成(教材作成) 

消費社会論Aの配布用教材を作成した。全50ページ。 

2020/4~2020/6 
2020  社会学B 講義用レジュメ作成(教材作成) 

講義 社会学Bにおいて配布用教材を作成した。全55ページ。 

2020/4~2020/6 
2020  消費社会論B 講義用レジュメ作成(教材作成) 

講義 消費社会論Bで用いる教材作成。全52ページ。 

2020/11~2021/1 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2022  生き方死に方を考える社会フォーラム  2022/09/10 

活動内容等(Content of Activities) コロナ時代に考える日本人の意志決定のあり方 

2022  コロナ禍で増える自殺 抑止に経済学の知見広がる (日本経済新聞)  2022/08/30 

活動内容等(Content of Activities) 「コロナ禍で増える自殺 抑止に経済学の知見広がる」『日本経済新聞 電子版』にインタビュー記事 

2022  生き方死に方を考える社会フォーラム  2022/04/23 

活動内容等(Content of Activities) 人生最終章-医師から見た死に方について 

2022  社会倫理研究所奨励賞(野田賞) 審査委員  2019~ 

活動内容等(Content of Activities) 社会倫理研究所奨励賞(野田賞) 審査委員 

2021  生き方死に方を考える社会フォーラム  2022/03/12 

活動内容等(Content of Activities) 生きやすさについて考える 

2021  生き方死に方を考える社会フォーラム  2021/12/19 

活動内容等(Content of Activities) みとりについて考える 

2021  論点:若年層の自殺増加(毎日新聞)  2021/12/08 

活動内容等(Content of Activities) 「論点:若年層の自殺増加 メンツ・体面守れる社会に」『毎日新聞』インタピュー 2021年12月8日掲載。 

2021  生き方死に方を考える社会フォーラム  2021/08/29 

活動内容等(Content of Activities) 生き方死に方で考えるコロナの時代
コロナ禍、コロナ後の生き方、死に方、働き方、過ごし方、医療と生活 

2021  生き方死に方を考える社会フォーラム  2021/05/23 

活動内容等(Content of Activities) 石蔵文信と考えるコロナ禍での死生観 

2020  文春オンライン  2020/10/03 

活動内容等(Content of Activities) なぜ女性の自殺は40%も増えたのか? 専門家が解説する「女性自殺大国」日本の病巣
《竹内結子さん逝去 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2023 
2022 
2021 
2020 
2019 
2018 
2017 
2016 
2015 
2014 
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2024/04/01 更新