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年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2015  応用経済学シリーズ第2巻 トピックス応用経済学Ⅰ 貿易,地域,産業,企業  共著   
勁草書房  , B5  , 275  , 2015/06/10   

概要(Abstract) 応用経済学シリーズは日本応用経済学会設立10周年にあたって記念の一環として企画された。本書『トピックス応用経済学Ⅰ』は広範な分野にわたる応用経済学のうちの国際貿易、地域経済、資源と環境、流通経済、市場構造、企業行動、株価、雇用問題などに関する最新の問題を扱っている。

執筆担当部分(単独執筆):第9章「流通チャネルの調整問題と垂直的取引制限」(pp.143-157)多数の経済主体が協働するチャネルにおいて、個々の主体が自らの利害に沿って行動するとき、チャネルの利益は必ずしも最大にならない。そこで主体間の調整が必要になる。これを二重マージン問題、小売業者間のただ乗り問題、生産者間のただ乗り問題を例にとって説明し、それへの対応策としてフランチャイズ料の徴収や再販制、テリトリー制、専売店制などの垂直的取引制限を議論する。
 

備考(Remarks) 日本応用経済学会監修
内田交謹・成生達彦・山田光男・多和田眞編集
小川光、大川孝夫ほか18名
 

2007  マーケティングの革新的展開  共著   
同文舘  , A5  , 233p.  , 2007/11   

概要(Abstract) 本書は、マーケティングと経済学のインターフェースに着目する研究群、マーケティングの基本的研究群、マーケティング・サイエンスの研究群、これら3つの研究群を通して、マーケティングの現代的な動態性を明らかにすることを目指している。

執筆担当部分(単独執筆):第3章「ブランドの経済学」(pp.43-62) 経済学に基づいたブランド理論を概観する。まず、経済学はブランドをどうとらえるかを示した後、Telser(198),Klein and Leffler(1981),Kreps and Wilson(1982)に代表されるこれまでの標準的な評判の理論を概説し、それがブランドの評判理論としては不十分であることを論証したうえで、Mailath and Samuelson(2001) に代表される近年の情報経済学の成果であるブランドの評判理論を解説する。続いて、売り手がブランドの評判を利用する戦略としてのブランド拡張をブランドの評判理論ではどのように分析・説明できるかをChoi(1998)とCabral(2000)のモデルを用いて解説する。そして最後に買い手がブランドの評判を利用する戦略として顕示的消費の経済理論をBagwell and Bernheim(1996)に依拠して解説する。これらの解説を通して、経済学から捉えたブランドの理論がいかにシャープなものであるかを明らかにするとともにその射程を示す。 

備考(Remarks) 西村順二、石垣智徳、中田善啓、成生達彦ほか5名 

1992  リーディングス日本の企業システム第1巻 企業とは何か(第4章 中間組織と内部組織)  共著   
有斐閣  , 未設定  , 384 pp.(104-11  , 1993/01   

概要(Abstract) 近年、ゲーム理論などの新たな分析の枠組みや理論の視座を基礎として、経済学と経営学の2つの分野で、現実の課題に挑戦する研究、あるいは地道な調査活動によって、日本企業の分析が積み重ねられてきている。そうした中から約50編の業績が選ばれ、この4巻からなるシリーズが編成された。その第1巻「企業とは何か」は企業とは何をし、なぜ、誰のために存在するのかという最も基礎的な問題に対する研究を集めた巻である。(B5判、p.384)
 執筆担当部分(単独執筆):第4章「中間組織と内部組織−不完全契約と企業内取引−」第2節「物的資産の所有分布と取引の効率性」(p.104〜111)
 本章は「企業」を取引を制御するメカニズムの1形態とみなし、取引の効率性の観点から企業の「境界」はどのように決まるのか−特にどのようなメカニズムのもとで人的資産への投資は効率的に行われるか−という問題(「Make or buy」問題)を不完全契約(incomplete contracts)のフレームワークから分析した。第2節では内部化によって取引に不可欠な物的資産のコントロール残余権が得られる場合に、企業の境界の変化が人的資産への投資にどう影響を与えるかを分析した。 

備考(Remarks) 執筆者:伊丹敬之、加護野忠男、岩井克人、野中郁次郎、伊藤秀史、林田修、湯本祐司、伊藤邦雄、有賀健、宍戸善一、青木昌彦、小宮隆太郎、今井賢一、金井嘉宏 

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