2025/04/29 更新

写真b

ヨシネ カツミ
吉根 勝美
YOSHINE Katsumi
所属
経済学部 経済学科 准教授
職名
准教授
主な研究課題
長期研究:大衆化時代の大学教育とeラーニング

長期研究:不正確さや不確実性を受け入れるデータベースと情報検索

短期研究:柔軟性のある情報検索が可能な経済統計データベースの設計と試作

短期研究:eラーニングシステムを援用した学部教育のための教材相互利用・共同開発システムの設計と試作
専攻分野
情報科学

学位

  • 工学修士 ( 1988年3月   名古屋工業大学 )

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    修士

研究分野

  • 情報通信 / 学習支援システム

学歴

  • 名古屋工業大学   工学研究科   電気情報工学専攻

    - 1988年3月

  • 名古屋工業大学   工学部   情報工学科

    - 1986年3月

所属学協会

  • 情報処理学会会員(1992.4〜現在に至る)

  • 日本ファジィ学会会員(1992.4〜現在に至る)

  • 教育システム情報学会会員(1990.6〜現在に至る)

  • 電子情報通信学会会員(1986.10〜現在に至る)

委員歴

  • 情報処理学会会員(1992.4〜現在に至る)  

  • 日本ファジィ学会会員(1992.4〜現在に至る)  

  • 教育システム情報学会会員(1990.6〜現在に至る)  

  • 電子情報通信学会会員(1986.10〜現在に至る)  

論文

  • グラフ作成演習のための教材メタデータ整備

    吉根勝美

    南山経済研究   39 ( 3 )   265 - 274   2025年3月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:南山大学経済学会  

    近年,数理・データサイエンス・AIの教育が求められる中,リテラシーレベルの教育目標のひとつに,「適切な可視化手法を選択し,他者にデータを説明できる」がある.この目標は,大学生に対する情報教育の一環として長年実施されてきた表計算ソフトウェアの操作方法の指導にも共通するものがある.
     一方,教育方法については,「各大学・高専の特徴に応じて適切なテーマを設定し,実データ(あるいは模擬データ)を用いた講義を行うことが望ましい」とされているが,現状では,説明のために架空のデータを用いることが多い.
     そこで,本研究では,グラフ作成演習用の教材となりうる実際のグラフを収集したデータベースの構築のため,グラフに付与すべきメタデータを明らかにすることを目的とする.特に,社会科学系の学生には,各省庁が作成する白書からグラフが教材として相応しいと判断し,白書に掲載されているグラフに付与すべきメタデータを検討した.

  • 資料のデジタルデータ化~テキストデータを中心に

    吉根勝美

    アルケイア-記録・情報・歴史-   ( 19 )   35 - 46   2024年11月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)   出版者・発行元:南山アーカイブズ  

  • 統計の分析・伝達手段としてのグラフ作成演習における評価基準の開発

    南山経済研究   38 ( 3 )   171 - 180   2024年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    アカデミックスキルとしてのグラフ作成演習では,単なるグラフ作成手順の指導だけではなく,統計の分析・伝達手段としてのデータ可視化が適切になされているかどうかを評価する必要がある.しかし,学生が作成したグラフを指導者が添削するとき,グラフの善し悪しの評価基準は必ずしも明確でないことが多い.本稿では,グラフ作成演習における評価基準の開発を目的として,学生が授業で実際に作成したグラフ,行政機関が公表する白書にみられるグラフを手がかりに,実務でグラフを作成する人のためのガイドブックや大学生向け情報処理教育のテキストを参考にして,グラフの評価基準の開発に必要な項目について議論する.

  • 統計データ分析レポート作成の指導用教材としての公開公的文書の活用可能性の検討

    南山経済研究   37 ( 3 )   275 - 287   2023年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    統計データを分析してレポート作成を指導するための教材となり得るのは,実際の統計データを分析した結果を述べている論文や各種記事である。ただし,社会科学系の大学生の大多数にとっては,専門的な論文よりも,統計に関する文書や白書を見聞きする機会の方が多い。そこで本稿では,経済学部の大学生を対象にして,統計データ分析レポート作成を指導するための教材として,実際の統計データに基づいて公表されている公的文書の活用可能性について議論する。

  • 表形式データの収集から分析までをR言語で一体的に学ぶための教材開発

    南山経済研究   36 ( 3 )   287 - 296   2022年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    本稿では,データに基づく問題解決のサイクルであるPPDAC(Problem→Plan→Data→Analysis→Conclusion)のうち,Dataすなわちデータの収集とデータ表の作成と,Analysisすなわちデータの分析,パターンの発見の部分をR言語で扱えるようになることを目的として,表形式データの分析手法を指導するために開発したプログラミング初学者向け教材を検討した。

  • 統計データの特徴を記述する例文の収集手法~統計資料の説明能力の育成を目的として~

    南山経済研究   36 ( 3 )   277 - 286   2022年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    小中高大のそれぞれの段階で,実際のデータを用いた統計教育が求められている中,技術的な分析スキルの教育に注目が集まりがちだが,統計データから読み取れることを文章で記述するスキルの教育は,特に大学生や社会人に求められる。データの特徴を文章で説明するスキルの教育を実施するには,例題となるような多数の文章が必要となる。本稿では,各行政機関が公表する白書を題材にして,例題となるような文章を収集する方法について検討した。

  • ウェブスクレイピングによるデータ分析のための教材作成

    南山経済研究   34 ( 3 )   331 - 343   2020年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    ウェブサイトから情報を収集して分析する技術はウェブスクレイピングと呼ばれ,近年では,機械学習用の学習データを集める手法としても注目されている。本稿では,ウェブスクレイピングの技術を用いて,個々のデータを収集して,データ分析用の教材を作成する事例を紹介する。具体的には,経済学部におけるデータ分析の授業で利用可能な教材データの作成事例として,国土交通省の地価公示データと厚生労働省が提供する求人データを収集する手法をそれぞれ説明する。

  • 政府統計からデータ処理教材を作成するインターフェースの試作

    南山経済研究   33 ( 3 )   341 - 351   2019年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    大学生に対する統計教育において使用するデータには“reality”が求められる。特に、経済学部における統計教育において、教材として使用するデータに“reality”を求めるには、行政機関や地方自治体が発表している公的な統計データを使用することが効果的である。一方、統計教育の及ぶ範囲は大変広い上に、個別の統計に依存する部分が多い。広範囲に及ぶ統計教育を大学新入生対象に実施するには、教育内容を絞る必要があり、表計算ソフトウェアを使えるようにすることは、適切な目標設定の一つであると考える。表計算ソフトウェア実習のための教材を実際の公的な統計データから作成する際、インターネットを通じてダウンロードした公的な統計データのファイルをそのまま使用することはできないので、何らかの加工を施す必要がある。また、公的な統計データから教材を作成するときは、統計データが更新されるたびに教材も再作成するべきであり、教材作成のために使用する公的な統計データ自体も常に見直すべきであるが、これらは教材作成者には大変な負担である。本稿では、教材作成者の負担軽減を目的として、政府統計からデータ処理の実習用の教材にふさわしい実際のデータを見つけ出す支援システムにおけるインターフェースを試作して、その実現性や有用性を検討した。

  • 統計データを記述するスキルの育成を目的とした学習システムへの公共データの活用

    南山経済研究   32 ( 3 )   295 - 305   2018年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    大学卒業時までに身につけさせたい統計に関するスキルは2種類ある。ひとつはデータが属する分野に関わる専門的な知識から、統計の作られ方までを理解するスキルであり、もうひとつはデータ分析の結果と解釈を適切なことばで表現するスキルである。この2種類のスキルを学ぶには、公共データと白書・年次報告書を利用することが有効であるとし、本稿では、2種類の統計に関するスキルを育成することを目的とする学習システムを設計するにあたり、公共データと白書・年次報告書をどのように活用すればよいかについて議論した。

  • 経済データ分析教育のためのプログラミング教材開発

    南山経済研究   30 ( 2 )   103 - 115   2015年10月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    経済学部生を対象にしたデータ分析の授業で利用するために開発したプログラミング環境と,作成した教材について述べる。h本研究でのプログラミング環境の開発方針は,開発期間の短期化と,単一ファイルによる構成の2点である。また,教材の開発方針は,プログラミングの例題として,表計算ソフトによる既習事項を採用することである。

  • 公開買付とアンカリング

    南山経済研究   29 ( 3 )   199 - 213   2015年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    行動経済学の法学分野への応用を目的とし、公開買付の適切な価格をたずねるアンケートを実施する際に、回答者に割り当てられるIDナンバーや、アンケート用紙に印刷される写真が、公開買付の価格にどのような影響をあたるかを分析した。

  • 統計データの文章化実習を支援するシステムの設計~用語の使い方に着目した対話型支援を目指して~

    南山経済研究   28 ( 2 )   103 - 115   2013年10月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

     多くの大学では,初年次に情報リテラシー教育を実施し,コンピュータの基本操作を教えているが,表計算ソフトウェアによる統計データ処理の教育は必ずしも十分とはいえない。情報リテラシー教育の範囲では,統計計算のための操作指導までが限界であり,その計算の統計学的な意味まで理解させるのは困難である。大学教育における統計データ処理教育の目標は,統計学や統計処理手法の知識を実際のデータを適用して,的確な用語を使ってデータを文章化できるようになることである。統計学の専門家ではないほとんどの大学生や社会人にとって,社会や経済の現状を把握し,問題解決や意思決定のためにこそ統計を利用する意義がある。
     そこで本稿では,基本統計量を計算した結果を文章で説明するという実習を支援するシステムが,本格的な自然言語処理を導入しなくとも,十分に実現可能であることを明らかにする。キーワードマッチングにて実習支援システムを実現するため,実際に学生が書いた文章から,システム化に必要な用語を抽出した上で,学生が書いた文章を段階的に改善するような助言を決定するルールを,ある事例について検討する。

  • キャリア形成を意識した大学教育カリキュラム履修指導支援システムの構想

    南山経済研究   27 ( 3 )   259 - 269   2013年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    学生一人ひとりにきめ細かく履修指導を実施するには,教員の時間も人員も足りないから,履修ガイダンスのIT化が望まれる。専門分野の学術的知識はもちろん,カリキュラムにおける授業の位置づけ,キャリア形成における授業の位置づけを,暗黙的な知識として有している教員こそが,個々の学生の学習状況や希望進路に応じて適切に助言をする最適任者といえる。しかし,教員の人数は,特に文系では限られており,教員個人の意識のレベルで扱われる暗黙的な知識が,教員の間で共有されることはあまりなかった。本来,個々の授業科目の内容は担当教員に一任されている場合が多く,シラバス等の形で明記されることのない,教員個人の意識のレベルで扱われる情報も多い。例えば,授業科目間の類似性・連続性や,キャリア形成に関する項目は,明示的に表記されないことが多い。しかし,このような情報こそ,本研究における履修指導支援システムの実現には重要である。そこで,本研究では,履修指導に関わる教員の暗黙知を顕在化し,それをベースとする履修指導を支援するためのシステムを提案する。

  • 経済データ分析実習のための例題作成支援機能の試作

    南山経済研究   24 ( 3 )   285 - 296   2010年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学部  

    データ分析の手法を実習するための教材として、ウェブで公開されている経済データをそのまま用いるのは不適切であり、教員が適切な加工を施しているのが現状である。この作業は、もとの統計データが更新されるたびに必要であり、教員の負担となっている。そこで本稿では、教材作成の自動化を試みた2つの事例について報告する。ひとつは折れ線グラフ作成のための教材、もうひとつは、対前年同月変化率(増減率)の算出のための教材である。

  • ウェブ上でのプログラミング体験学習環境の構築 〜表計算ソフト既習者・プログラミング初学者を意識して〜

    南山経済研究   23 ( 2 )   143 - 155   2008年10月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    南山大学経済学部生2年次以上対象の選択科目「データ解析A」の2008年度における授業は,副題を「プログラミングによる経済統計データの解析」として,「プログラミングを通して,データ解析手法をより深く理解する」ことを学修目標として設定した。ここで求められるのは,本格的なプログラミング教育ではなく,プログラミングの体験学習であるから,そのための特別な準備はできるだけ避けたい。
    そこで,今回の授業では,学習者が学修目標を達成するのに必要最小限の環境を,必要最小限の開発工程で済ませられるような工夫をした。実際には,プログラミング言語JavaScriptによって書かれたプログラムを入力すると,1クリックで直ちに実行できるウェブページを開発した。また,計算結果を表形式で表示する機能や,グラフを表示する機能を付加した。

  • 学部教育におけるウェブの活用

    南山経済研究   22 ( 3 )   147 - 155   2008年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    2007年度秋学期に実施した2つの授業について、ウェブの利用目的や授業の中での位置づけを考慮しながら、「静的な」ウェブを構築した事例と「動的な」ウェブを構築した事例を紹介し、今後の学部教育におけるウェブの役割を考察している。

  • ファジィ集合論に基づくデータベースの設計と情報検索手法

    南山経済研究   14巻1・2号   319 - 331   1999年9月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

  • 実験的計測に基づく印象語間の類義語関係の定量的研究

    教育システム情報学会誌   Vol.14No.2   71 - 82共同研究に   1997年7月

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    出版者・発行元:教育システム情報学会  

  • Information retrieval for fine arts database system

    The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers Transactions on Information an   Vol.E80-DNo.2   206 - 211共同研究   1997年2月

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    出版者・発行元:The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers  

  • 経済学部大学生を対象にしたコンピュータ・リテラシー教育のための学習教材,学習環境および教授方略

    日本教育工学雑誌   Vol.19No.3   159 - 170共同研究   1995年12月

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    出版者・発行元:日本教育工学会  

  • コンピュータ支援による試行錯誤型学習のためのファジィ論的方略

    日本ファジィ学会誌   Vol.5No.5   1212 - 1221共同研   1993年10月

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    出版者・発行元:日本ファジィ学会  

  • ファジィ推論による試行錯誤型学習のCALモデル

    電子情報通信学会論文誌   Vol.J76-ANo.4   663 - 672共同研究   1993年4月

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    出版者・発行元:電子情報通信学会論文誌  

  • Non-linear analysis of a linear-non-linear-linear system

    International Journal of Systems Science   Vol.23No.4   623 - 630共同研究   1992年4月

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    出版者・発行元:Taylor and Francis  

  • Estimation of kernel function of non-linear system by gaussian non-white noise

    International Journal of Systems Science   Vol.22No.3   595 - 603共同研究   1991年3月

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    出版者・発行元:Taylor and Francis  

  • ウィーナ解析による非線形情報処理の研究(修士論文)

    81 pp.   1988年3月

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    出版者・発行元:名古屋工業大学  

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書籍等出版物

  • 大人になるための経済学入門

    ( 担当: 共著)

    日本放送出版協会  2002年4月 

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    総ページ数:296  

    「IT革命とビジネス」と題して、前半では、情報のデジタル化の利点とインターネットの急速な普及状況について解説し、後半では、日米における1999〜2001年ごろの電子商取引の実状についてまとめている。特に、アメリカにおける電子商取引が始まったころの状況を、商取引の形態別に紹介するとともに、その後のめまぐるしい状況の変化についても触れている。また、日本における電子商取引の特徴として、コンビニエンス・ストアを拠点とする電子商取引と、携帯電話を活用した電子商取引の2点について説明している。

  • 情報教育シリーズ〜情報システム概論

    ( 担当: 共著)

    パワー社  1995年10月 

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    総ページ数:197 pp.共同執筆  

MISC

  • 大学教育とeラーニング

    南山経済研究   25 ( 3 )   125 - 126   2011年3月

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    出版者・発行元:南山大学経済学会  

    大学教育の新しいあり方をeラーニングという観点に立って考察することを大きな課題として,eラーニング用教材の共同利用のための整備,問題解決能力の育成を目指す学習支援方法の開発,大学4年間を通じた履修を支援するシステムの構築という3つの具体的な課題への取り組みについて述べている。

講演・口頭発表等

  • 統計データ分析演習のための教材用グラフのデータベース化

    吉根勝美

    電子情報通信学会教育工学研究会  2025年3月  電子情報通信学会

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    開催年月日: 2025年3月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:信州大学教育学部長野キャンパス  

    大学新入生に対する情報教育の一環として,表計算ソフトウェアの操作スキルを指導することが多い.特に,社会科学系の新入生には,データ分析ツールとしての表計算ソフトの使い方やデータ視覚化の手順を指導することが望ましい.本発表では,統計調査データを引用する白書等を活用して,公開文書に掲載されているグラフから,データ視覚化の指導に有用なグラフを収集し,メタデータを付与してデータベース化する方法を検討する.

  • データラングリングの入門用教材としての統計調査の活用方法の一考察

    吉根勝美

    電子情報通信学会教育工学研究会  2024年12月  電子情報通信学会

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    開催年月日: 2024年12月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:九州工業大学飯塚キャンパス  

    大学生を対象にしたデータ分析の授業の基礎的な段階では,形式を整えてある架空データを教材とすることが多いが,応用段階で実際の統計調査データを教材とする場合,データ分析以前に,データを入手し,整理することなど,分析以外の手法も指導する必要がある.本稿では,文系大学生を対象としたデータ分析の授業において,データラングリング入門にふさわしい教材として,統計調査データをどう活用すればよいかについて議論する.

  • 公開文書を用いたグラフ作成演習用教材開発のためのメタデータの提案

    吉根勝美

    電子情報通信学会教育工学研究会  2024年7月  電子情報通信学会

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    開催年月日: 2024年7月

    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

    開催地:愛媛大学城北キャンパス  

    社会科学系の新入生に対するデータリテラシー教育の一環としての表計算ソフトウェア演習では,実際の統計調査から題材を得ることが望ましい.各省庁が作成する白書や民間機関が作成する同様の報告書では,引用した統計データの説明にグラフを使うことが多い.本発表では,表計算ソフトによるグラフ作成演習用教材開発に資することを目指し,公開文書に掲載されているグラフと説明文から,グラフに付与すべきメタデータを検討する.

  • データ分析演習における定量的比較に関する記述を支援する例文集作成の試み

    電子情報通信学会教育工学研究会  2024年3月  電子情報通信学会

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    大学の初年次教育の表計算ソフトウェア演習で,統計データの分析を題材にするとき,データ可視化のグラフ作成とともに,データの定量的な比較を表現する文章記述の指導も欠かせない.英語ではDescribing Graphs and Chartsと題された教材で単語や例文が豊富に存在するが,日本語は十分とは言い難い.本発表では,データの定量的な比較に関する記述とその指導を支援する例文集を,行政機関が公表する白書等から構築する手法を検討する.

  • データ分析演習における定量的比較に関する記述の評価基準開発の予備的研究

    電子情報通信学会教育工学研究会  2023年12月  電子情報通信学会

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    大学の初年次教育としての情報リテラシー教育では,特に社会科学系の学部で,表計算ソフトウェア演習の一環として統計データの分析を行うことが多い.この演習では,ソフトウェアの操作法や表計算について学ぶことも重要だが,計算結果を定量的に比較して分かることを的確に記述できるようになることも重要である.しかし,そうした記述を的確に評価するための基準は必ずしも明確ではない.本原稿では,データ分析演習において定量的比較に関する記述の評価基準を検討する準備段階として,英語による数的な表現のための単語や定型表現について調査するとともに,日本語による数的な表現のための単語や定型表現を収集する方法について検討する.

  • 効果的なデータ可視化を目指したグラフ作成演習における評価基準開発の予備的研究

    電子情報通信学会教育工学研究会  2023年10月  電子情報通信学会

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    大学の初年次教育としての表計算ソフトウェア演習では,特に社会科学系の学部では,社会統計を可視化するグラフ作成演習が行われることが多い.アカデミックスキルとしては,グラフ作成者の意図が適切に可視化できているかを評価する必要があるが,実状はグラフの作成手順の指導にとどまることが多い.本稿では,グラフ作成演習で作られたグラフの評価項目の構成方法について,具体的な事例をもとに検討する.

  • 統計グラフの解釈を記述する指導のための公開公的文書の教材化

    電子情報通信学会教育工学研究会  2022年12月  電子情報通信学会

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    大学教育課程の数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度が始まっており,リテラシーレベルでは,社会での実例を題材とした「データを読む,説明する,扱う」ことが求められる.特に,社会科学系の学生には,専門的・技術的な知識より,統計データの解釈を文章化する能力が必要である.そこで,統計グラフの解釈を記述する指導のため,行政機関が公表する白書等,ウェブ公開された公的文書の教材化の可能性を議論する.

  • 統計的探究プロセスにおけるデータ分析力育成のための大学生向け教材開発

    電子情報通信学会教育工学研究会  2022年6月  電子情報通信学会

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    データサイエンスを専門で学ぶことができる大学が増えている一方で,自分が学んでいる分野にデータサイエンス的な素養を取り入れる傾向も進んでいる.こうした意欲を持つ大学生は,従来の確率論や統計学に加え,統計的探究プロセスに対する理解も欠かせない.これは小学校学習指導要領(平成29年告示)解説でも紹介されており,「分析」の段階では,集めたデータに対して,目的やデータの種類に応じてグラフにまとめたり,統計量を求めたりするなどして特徴や傾向を把握することとしている.本研究では,大学生が統計的探究プロセスを理解することを目的として,実際に公表されている統計とその関連資料をもとにして,統計的探究プロセスにおける分析力の育成に有用な教材開発を試みる.

  • 統計データを記述する例文収集の試み-データを説明する能力の育成を目的として-

    教育システム情報学会第46回全国大会  2021年9月  教育システム情報学会

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    すべての大学生に統計教育を実施する必要性が高まる中,特に社会科学系の学生には,実社会に結びついたデータを用いることが望ましい.統計教育では,単にデータ分析ができるようになるだけではなく,実際のデータを文章で説明する能力の育成も重要だ.その能力を育成する教育をするには,例文となる文章が有用となるだろう.本稿では,行政機関が公表する白書から,実データについて説明している文章の抽出を試み,ある1編の白書から例題となりうる文章をある程度は収集できることを確認した.

  • 統計資料の特徴を記述する例文収集の試み~文章で統計資料を説明する能力の育成を目的として~

    電子情報通信学会教育工学研究会  2021年6月  電子情報通信学会

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    実際のデータから読み取れることを文章で説明する能力は,ほとんどの大学生や社会人に求められる.データを根拠にしたレポートの作成において,データの特徴を適切な図表で表現することと並んで,数字を含む適切な文章で説明する作業は不可欠である.実際のデータの特徴を文章で説明する教育を実施するには,例題となる文章が必要となる.そこで本稿では,データの特徴を文章で説明する能力の育成を最終的な目標にして,その学習を促進するための例題を収集する試みについて述べる.

  • 表計算ソフトウェア演習への公開データの活用

    教育システム情報学会第45回全国大会  2020年9月  教育システム情報学会

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    大学新入生を対象にした表計算ソフトウェアの演習では,架空のデータではなく,その後の専門的な学習につながる実際のデータを用いる方が望ましい.本稿では,経済学部への新入生を対象にして,ウェブスクレイピングの技術を用いて,公開データから表計算演習のための教材を開発した2つの事例を紹介する.具体的には,公開されている地価情報や求人情報の個別データから,表計算演習の例題として使用可能な教材を生成する.

  • 公開データを用いたデータ処理演習用教材開発

    電子情報通信学会教育工学研究会  2020年6月  電子情報通信学会

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    データ処理演習では,架空のデータよりも実際のデータを用いる方が,学習者の興味・関心を喚起させることが期待できる.本稿では,経済学部に所属する大学生を対象にして,ウェブスクレイピングの技術を用いて,公開データからデータ処理演習のための教材を開発した2つの事例を紹介する.1つは,国土交通省地価公示による地価情報であり,もう1つは,厚生労働省職業安定局が提供する求人情報である.それぞれ,集計前の個別データから必要なデータを抽出して,データ処理演習の例題として使用可能なCSVファイルを生成する.

  • 集計前データの統計教育教材化の可能性

    教育システム情報学会2019年度第6回研究会  2020年3月  教育システム情報学会

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    大学生に対する統計教育では,実際のデータを用いて学習者の興味・関心を喚起したい.特に経済学部でしばしば用いられる経済統計の多くは,調査あるいは業務で得られた個々のデータを集計した統計であるが,むしろ,集計前の個々のデータの方が興味・関心を得やすいだろう.集計前の個々のデータがウェブで公開されている場合があるので,これを自動収集して教材化する事例を示し,統計教育教材としての可能性を考えたい.

  • 政府統計を用いた社会科学系向けデータ分析教材作成

    教育システム情報学会第44回全国大会  2019年9月  教育システム情報学会

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    社会科学系の大学新入生を対象にした表計算ソフトウェアによるデータ分析の指導では,架空のデータではなく,後に実際の分析対象となるデータを教材にする方が望ましい.社会科学系の学生には,さまざまな分野を網羅する政府統計がデータ分析の教材に適しているが,統計ごとにデータ構成が異なるため,一律的な教材化が困難である.本稿では,政府統計を用いたデータ分析教材の作成支援手法を,具体例を通して検討する.

  • 実際のデータが持つ特徴に着目した統計学習教材の作成 ~ 政府統計を題材にして ~

    電子情報通信学会教育工学研究会  2019年6月  電子情報通信学会

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    統計の基礎を学ぶ段階では,説明や計算に都合がよい架空のデータを例題として使うことが多いが,大学生・社会人が学ぶ際には,研究や仕事で扱う実際のデータを例題にする方が望ましい.ただし,実際のデータがいつでも統計の学習に都合がよいとは限らない.本発表では,政府統計を題材にして,大量のデータからなる統計表から,特定の学習項目の例題としてふさわしい特徴をもつデータを抽出する方法を検討する.

  • 政府統計からデータ処理向け教材を生成する手法の検討

    教育システム情報学会2018年度第6回研究会  2019年3月  教育システム情報学会

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    社会科学系の大学新入生には,問題発見・解決能力の向上のため,政府統計の収集と分析のスキルを獲得させたいので,新入生対象の情報教育の一環としての表計算ソフトウェア指導では,実際のデータを教材として使用したい.政府統計は,調査方法やデータの読み方のコツなどがそれぞれに異なるが,新入生には多数の政府統計に接触させたい.本稿では,データ処理向けの教材作成に目的を特化して,教材生成の手法を検討する.

  • 経済データ処理実習のための例題データベース

    教育システム情報学会第43回全国大会  2018年9月  教育システム情報学会

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    学部新入生に対する情報リテラシー教育において,オフィスソフトの基本的操作を習得させる際には,学部の専門性に配慮することが望ましい.例えば,経済学部においては,表計算ソフトを用いて実際の経済データに簡単な処理を施し,グラフ化して,短いレポートを作成するということである.本研究では,例題作成支援に資することを目的にして,データ処理で使用する経済データのデータベース構築の要件を議論する.

  • 経済学部におけるデータ処理実習のための例題データベースの設計

    教育システム情報学会2018年度第2回研究会  2018年7月  教育システム情報学会

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    学部新入生に対する情報リテラシー教育において,オフィスソフトの基本的操作を習得させる際には,学部の専門性にも配慮することが望ましい.例えば,経済学部においては,実際の経済データを用いて,表計算ソフトによる簡単な処理を施し,グラフ化して,ワープロによりレポートを作成するという実習形態が考えられる.本発表では,データ処理実習で使用するための例題作成に資することを目的として,経済データのデータベースの設計について議論する.

  • データ解析実習のための例題データベースの構築

    電子情報通信学会教育工学研究会  2018年6月  電子情報通信学会

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    データ解析に関する授業は,理論が教授される講義と,ソフトウェアを操作して実際にデータを解析する実習からなる.実習の初期段階では架空データを用いることが多いが,個別の業務や研究に応用できるレベルに達するには実データによる経験を積まなければならない.そこで本稿では,データ解析の実習で用いる例題データをインターネットで公表されている実際のデータから収集して,データベースを構築する手法について議論する.

  • 統計データを含むレポート作成指導のためのシステム化への公共データの活用

    教育システム情報学会2017年度第6回研究会  2018年3月  教育システム情報学会

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    現学習指導要領では,高校数学で統計に関する内容が必修化され,次期指導要領では,小中学校の統計教育が充実するが,実社会では,実際の統計データに基づいたレポートが求められる.このとき,使用する統計に関わる分野の知識が必要となるので,こうしたレポートの作成スキルの育成は,大学で実施するのが適切である.本稿では,このスキル育成を目的とするシステム化への公共データと白書・年次報告書の活用について検討する.

  • 統計を解釈して表現するスキルの育成を目的とする学習システムへの公共データの活用

    電子情報通信学会教育工学研究会  2017年11月  電子情報通信学会

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    現行の学習指導要領では,高等学校の数学で統計に関する内容が必修化され,次期指導要領では,小中学校でも統計教育が充実される。しかし,実社会に出れば,実際の統計を解釈して表現するスキルが必要となるが,実際の統計に関する知識も必要であることから,小中高でこのスキルを学ぶことは難しい。本稿では,このスキル育成を目的として,公共データと白書・年次報告書を活用した学習システムについて検討する。

  • レポート作成指導のための統計データ言語表現のデータベース化の試み

    教育システム情報学会第42回全国大会  2017年8月  教育システム情報学会

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    数値データを根拠とするレポート作成では,データをグラフで表現したり,適切に要約した文章を書いたりする必要がある.公的な統計データを利用してレポートを作成する課題を大学生に課すとき,グラフ作成のための表計算ソフトの操作指導はよく行われるが,データの文章表現の指導方法が確立されているとは言いがたい.本研究では,統計データの言語表現をデータベース化して,これをレポート作成指導に役立てる方法を検討する.

  • 統計データの記述を含むレポート作成指導の支援システム

    電子情報通信学会教育工学研究会  2017年6月  電子情報通信学会

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    大学生に対するレポート作成指導において,レポートの構成の仕方や倫理的な注意事項について指導することは多い一方,統計データを根拠とするレポートの場合,データを適切に要約して記述するための指導方法が確立されているとは言いがたい.本研究では,統計データに関わる記述が豊富にある経済紙誌や白書類を活用して,レポート作成指導を支援するためのシステム化について検討する.

  • 統計データの表現を含むレポート作成指導の支援システム

    教育システム情報学会2012年度第6回研究会  2017年3月  教育システム情報学会

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    大学の授業では,理解度の確認や成績評価のために,学生にレポートを課すことが多い.大学生に対して,レポートの構成の仕方や倫理的な注意事項について指導されることは多い.統計データを根拠とするレポートの場合,データを適切に要約した文章を書く必要があるが,この指導方法が確立されているとは言いがたい.本研究では,統計データに関わる文章をデータベース化して,これをレポート作成指導に役立てる方法を検討する.

  • 経済データ分析のためのプログラミング教材開発

    教育システム情報学会第41回全国大会  2016年8月  教育システム情報学会

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    昨今,プログラミング教育は子供の習い事として関心が向かいがちだが,文系の大学生には,表計算ソフトに代わるツールとして,ひいてはプログラミング独特の思考法を学ぶ機会として有用であろう。筆者は,データ分析初学者の経済学部生を対象にして,ウェブベースのJavaScript プログラミング環境を構築した.本稿では,経済データ分析の学習のために開発したプログラミング教材について報告する.教材の特徴は,実際のデータや文章を必ず引用していることである.授業の一例も紹介する.

  • 経済データ分析の授業におけるプログラミング教材の開発

    電子情報通信学会教育工学研究会  2016年6月  電子情報通信学会

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    プログラミング教育への関心は過熱気味であるが,その目的はさまざまであり,まさに同床異夢である。筆者は,経済学部生を対象にしたデータ分析の授業で使用するために,ウェブベースのJavaScriptプログラミング環境を構築した.本稿では,この環境を利用した授業の実践をもとに,経済データ分析の教育とプログラミングの教育を融合するために開発した教材について報告する.

  • プログラミングによる経済データ分析実習の試み

    教育システム情報学会第40回全国大会  2015年9月  教育システム情報学会

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    経済学部生対象の表計算ソフトによるデータ分析実習の代替案として,JavaScriptプログラミングによる実習を提案する.開発したプログラミング環境はウェブベースで,唯一つのファイルからなる.例題として,表計算ソフトから連想しやすいプログラムを書く問題を用意した.さらに,SVG(Scalable Vector Graphics)によるグラフィックス機能を付加し,グラフを描くプログラミングも可能にした.

  • 経済データ分析を学ぶことを目的としたウェブベースのプログラミング環境

    電子情報通信学会教育工学研究会  2015年6月  電子情報通信学会

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    経済学部生を対象にしたデータ解析の授業において,表計算ソフトによる実習のほかに,プログラミングを導入している.新たに生じるコストを最小限にするため,ウェブベースのJavaScriptプログラミング環境を構築した.表計算ソフトによるグラフ作成実習の代わりに,簡単な図形の作図機能を組み合わせるプログラミングができるように,SVG(Scalable Vector Graphics)によるグラフィックス機能を付加した.

  • 文系学生向け統計学習教材のためのメタデータ作成

    教育システム情報学会第39回全国大会  2014年9月  教育システム情報学会

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    特定分野の専門家には,専門のための統計理論とデータ分析手法が必要である一方,一般の社会人には,仕事上の課題解決のための統計知識とデータ処理手法が必要であり,文系学生の多くが卒業後使う統計学は後者である.統計を学ぶための題材は多種多様遍在しており,自ら学びたい学習者にも,コースウェア作成者にも不便な状況である.本稿では,様々な題材を統計学習のために活用することを目的としたメタデータの設計を試みる.

  • 多人数授業を補完する文系大学生向け統計学学習システムの検討

    電子情報通信学会教育工学研究会  2014年6月  電子情報通信学会

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    いわゆるビッグデータやオープンデータをビジネスに生かす機運が高まっており,多くの人に統計に対する理解が求められている。新学習指導要領は小中高の統計教育を強化したものの,教科・科目によりその目標は異なる。文系の大学生には,統計理論に関する知識より,与えられた統計データを的確に読解する能力が問われる。本稿では,文系大学における統計学の多人数授業を補完する学習システムの実現に必要な要件を検討する。

  • 用語を手掛かりとした統計データの読解・表現能力向上のための 実習支援システム

    教育システム情報学会第38回全国大会  2013年9月  教育システム情報学会

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    統計データに基づく思考の第1歩は,グラフや数表を読み取って,読み取ったことを言葉で表現することである。発表者は,その能力を向上させるための実習を,大学1年生の学生を対象にした情報リテラシーの授業の一環として実施している。本発表では,実習で学生が書いた文章に基づいて,統計データを説明する文章を定型化し,文章で使用した,あるいは使用しなかった用語を手掛かりとする,個別実習支援のシステム化を議論する。

  • 統計用語に注目して助言を行うデータ処理実習支援システム

    電子情報通信学会教育工学研究会  2013年6月  電子情報通信学会

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    統計データ処理実習において,データに基づく考察の出発点は,グラフや数表を適切な言葉で説明することである.実習用に用意された統計データは多種多様だが,ある種の共通な構造を持つデータの説明文は定型的になる.ただし,それぞれの統計にふさわしい用語を用いる必要がある.本研究では,実習時に学生が書いた説明文に見られる,あるいは見られない用語を手掛かりに,より適切な説明文に誘導する助言システムについて議論する.

  • 統計データ処理実習のための教材データベースと連携する対話型学習支援システム

    電子情報通信学会教育工学研究会  2013年3月  電子情報通信学会

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    するためであるが,教科書の練習問題が解けることと,現実の統計データが分析できることの間には大きなギャップがある.そこで,実習を繰り返すことでギャップを小さくすることを目的とし,実習用に整備した統計データのデータベースと,統計データの特性に合わせて実習を対話的に支援するシステムの連携手法について発表する.

  • 卒業後のキャリアを意識した大学カリキュラムの履修指導支援システム―教員の暗黙的な知識の活用―

    教育システム情報学会2012年度第6回研究会  2013年3月  教育システム情報学会

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    進学率が50%を超え,多様な背景や目的をもった大学生に対する履修指導では,卒業後のキャリアも意識させる必要がある。学術的な専門知識を有しつつ,授業内容と職業の関係を暗黙的に知っている教員こそ,履修指導に適任である。しかし,学生一人ひとりにきめ細かく対応するには教員不足・時間不足の問題がある。そこで本発表では,この問題を解消するため,教員の暗黙的な知識を活用した履修指導のシステム化を提案する。

  • 統計計算結果の説明能力の育成を目的とした学習支援システム

    教育システム情報学会第37回全国大会  2012年8月  教育システム情報学会

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    統計データ解析を指導する授業では,基本的な講義および計算練習と,現実の統計データへの応用との間に大きなギャップがある。これを埋める第一歩は,計算結果の意味するところを実際のデータに即して説明できるようにすることである。本研究では,統計計算結果の説明能力の育成を目的として,説明に多用されるキーワードと典型的な説明文のテンプレートを用いた学習支援システムを提案する。

  • 統計量を説明する能力の向上のための対話型学習支援システム~統計レポート作成支援を目指して~

    電子情報通信学会教育工学研究会  2012年6月  電子情報通信学会

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    統計データ解析の授業の入門段階では,基礎的な統計学の講義の後,計算問題を解く実習をする.上級段階では,社会や経済の状況を把握し,政策立案に資するために,現実のデータを分析し,レポートにまとめる.2つの段階の間には大きなギャップがあり,統計学の難しさの主たる要因である.現実のデータに合わせて統計量を説明する能力が,このギャップを埋める第一歩である.現実のデータには,それぞれの分野に固有の特徴があるから,適用できる分析方法はある程度限られることになる.したがって,統計量を説明する文章は,数種類のパターンになる.この特性を利用して,統計量の説明文を書く実習を対話形式で支援するための手法を議論する.

  • 統計データ処理実習を促進するための会話プログラムの試作

    2011年度教育システム情報学会第6回研究会  2012年3月  教育システム情報学会

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    特定の学問分野の学修と卒業後の職業的自立は大学教育の2大目標である。両者は、入学から卒業まで継続して一体的に指導されるべきだが、実際に受講できる授業科目は限られるという制約を伴う。本研究では、履修の自由度が高く、進路も多種多様な学部のカリキュラムにおいて、学修計画の立案から具体的な科目の学習までを継続的に支援するシステムの実現を目標とし、本報告では、カリキュラムと履修指導支援モデルを、prolog言語におけるファクトとルールを用いて記述する。

  • 問題意識を高めることを目的としたe-Learning の考察‐統計学を事例にして‐

    第36回教育システム情報学会全国大会  2011年9月  教育システム情報学会

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    多くの統計学の授業では、統計公式の解説と、計算問題の実習を中心としている。そのため、受講者は、計算の手順は習得できても、公式の意味や計算結果を考察する段階で学習の不十分さが目立つ。筆者らは、学習者の漠然とした問題意識を手掛かりに、統計データを考察することの重要さを自覚させ、自分で問題意識を持って学習行動するまでの過程をe-Learningとして支援する手法の開発を試みている。本講演では、そのための、教授方略と仕組みについて報告する。

  • 統計データ処理実習を促進するための会話プログラムの試作

    電子情報通信学会教育工学研究会  2011年6月  電子情報通信学会

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    本稿では、統計データ処理の実習を支援する会話プログラムの設計とその実装手法を議論する。一般に統計学の授業では、学生たちは最初に統計学の講義を受け、それに続いて統計データ解析の演習授業を受ける。残念なことに、統計データ処理演習の段階になると、学生たちの中には支援や助言なしには積極的にデータ解析について考えられない者がいる。そうした消極的な学生に積極的に問題を考える訓練をするための “会話プログラム”を開発している。この会話プログラムは、そうした学生に、学生の持っている問題を統計データ解析でどのように解決するかを積極的に考える訓練をする。 研究会では、会話プログラムの基本構想とその実現に向けたコンピュータ実装手法を報告する。

  • 統計データ処理実習における学生の能動的な行動を引き出す会話プログラムの設計

    教育システム情報学会2010年度第6回研究会  2011年3月  教育システム情報学会

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    表計算ソフトによる統計データ処理の実践的な実習を支援する会話プログラムの設計と実装手法を報告する。教師から学生への一方的な指導から、学生自身に考えさせる段階に進んだときに、学生の能動的な行動を引き出すことを目的とする。本研究では、いわゆる会話ボットのコンピュータからの問いかけをきっかけに、解析すべき統計データの特徴を統計学のどの手法で説明すべきかを学生自身に気づかせる教授方略を開発する。

  • e-ラーニング用教材の共同利用のためのインターフェース

    教育システム情報学会東海支部研究会  2010年12月  教育システム情報学会東海支部

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    18歳人口が減少し、かつ大学進学率が50%を超える中、きわめて多様な大学生を受け入れなければならない時代に、教育の質保証、学士力、社会人基礎力・就業力というキーワードを使った大学教育への要請が高まっている。eラーニングは、この要請に対処するための一手法に位置づけることができる。本発表では、eラーニングのための教材を共同利用・開発するための拠点作りを進めている状況を報告する。この拠点では、特に、大学4年間を通じた履修支援や問題解決能力の育成の支援を目指している。前者では、卒業後の職業的自立も考慮した支援方法を検討している。後者では、統計学教育・データ処理実習を事例として検討している。

  • e-ラーニング用教材の共同利用のための人的組織化〜統計学を事例として〜

    第35回教育システム情報学会全国大会  2010年8月  教育システム情報学会

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    統計学は、文系と理系を問わず、使われる分野は多岐にわたる。統計学の特徴は、分野ごとに意味の異なるデータに対して、合計、平均、標準偏差等の同じ概念が適用されることにある。このため統計学教育では、それぞれの分野で工夫された教材が開発されている。本稿では、教材の多様性を活かし、多数の教員が共同で作成し利用するe-ラーニング教材の仕組みと人的組織について考察する。

  • ハイパーリンクを活用したe-ラーニングコンテンツのモデル〜統計学教材と宇宙旅行シミュレーションの2事例について〜

    第35回教育システム情報学会全国大会  2010年8月  教育システム情報学会

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    本稿では、複雑な構造を持つ学習教材をe-Learning化する際の学習教材の構成について議論する。因みに統計学や物理学では、基本公式は簡潔に定義されているにも関わらず、そのデータ処理方法は多様である。そのために、基本事項を学習することと、学習内容を様々な具体的課題に応用することを区別し、基本事項の学習では具体的な応用事例に合わせた各々の応用領域に特有の解説も必要である。本文では、こうした複雑な構造の学習教材の体系化について考察する。異なる2分野を扱ったのは、広範に適用可能なモデル設計を可能にするためである。

  • オープンソースCMS の開発と活用

    教育システム情報学会第34回全国大会  2009年8月  教育システム情報学会

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    本発表は、教育システム情報学会第34回全国大会の東海支部での開催にあたり企画されたワークショップの全体説明であり、オーガナイザ連名での発表である。これまでの支部活動を踏まえてe-LearningやCMS(Course Management System)をテーマとし、初期経費が不要で会員相互で支援し情報交換をしながらの共同開発・共同利用に適しているといわれるオープンソースCMSの現状と将来の可能性を議論する。

  • 文書構造を記述するXMLに関する事例研究 電子商取引からeラーニングへの応用の可能性まで

    南山大学経済学会研究会  2001年10月  南山大学経済学会

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    近年,開発工数やデータ保守の面が重視されるようになり,文書の構造を記述する言語XMLが様々な分野で応用されている。本発表では,ビジネスや教育を対象にして,XMLがいかに活用されているかを報告する。

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 海外日本語教育指導者との協働による学術論文執筆支援プログラムの開発とその評価

    2020年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:150000円

    本研究の目的は,日本語指導者との協働により日本語論文指導プログラムを開発することである.本研究により,海外在住日本語教師のスキル向上,日本語教育環境が未整備な国・地域での日本語学習者への質保証,日本語教育リソースの海外発信・共同利用の実現が期待される.具体的には,学術的文書の執筆能力「到達度基準表」の策定し,基準表による学習者の分類と文章執筆教授方略の考案して,学習者特性の相違と基準表との関連性を分析し,学術論文指導に応用する.

  • 海外日本語教育指導者との協働による学術論文執筆支援プログラムの開発とその評価

    2019年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:200000円

    本研究の目的は,日本語指導者との協働により日本語論文指導プログラムを開発することである.本研究により,海外在住日本語教師のスキル向上,日本語教育環境が未整備な国・地域での日本語学習者への質保証,日本語教育リソースの海外発信・共同利用の実現が期待される.具体的には,学術的文書の執筆能力「到達度基準表」の策定し,基準表による学習者の分類と文章執筆教授方略の考案して,学習者特性の相違と基準表との関連性を分析し,学術論文指導に応用する.

  • 海外日本語教育指導者との協働による学術論文執筆支援プログラムの開発とその評価

    2018年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:250000円

    本研究の目的は,日本語指導者との協働により日本語論文指導プログラムを開発することである.本研究により,海外在住日本語教師のスキル向上,日本語教育環境が未整備な国・地域での日本語学習者への質保証,日本語教育リソースの海外発信・共同利用の実現が期待される.具体的には,学術的文書の執筆能力「到達度基準表」の策定し,基準表による学習者の分類と文章執筆教授方略の考案して,学習者特性の相違と基準表との関連性を分析し,学術論文指導に応用する.

  • 海外日本語教育指導者との協働による学術論文執筆支援プログラムの開発とその評価

    2017年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:200000円

    本研究の目的は,日本語指導者との協働により日本語論文指導プログラムを開発することである.本研究により,海外在住日本語教師のスキル向上,日本語教育環境が未整備な国・地域での日本語学習者への質保証,日本語教育リソースの海外発信・共同利用の実現が期待される.具体的には,学術的文書の執筆能力「到達度基準表」の策定し,基準表による学習者の分類と文章執筆教授方略の考案して,学習者特性の相違と基準表との関連性を分析し,学術論文指導に応用する.

  • プロトコルを用いた個別学習者概念辞書の作成と読解力向上への教育実践的応用

    2016年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:120000円

    学習者の作文やレポートを含むプロトコルを用いて,学習者の概念辞書の作成する手法を開発するのが本研究の目的である。個別概念辞書を作成することにより,概念辞書による学習者の分類を行い,語彙習得支援と誤概念の訂正方法を考案する。さらに,専門分野(専攻領域の差異),母語,習熟度(成績の高低)などの学習者特性と個別概念辞書の関連性を明らかにすることで,外国人への日本語教育,日本人の語彙習得(言語獲得),文章理解支援などの幅広い分野に貢献できる教育環境や学習指導方略の確立を目指す。

  • プロトコルを用いた個別学習者概念辞書の作成と読解力向上への教育実践的応用

    2015年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:120000円

    学習者の作文やレポートを含むプロトコルを用いて,学習者の概念辞書の作成する手法を開発するのが本研究の目的である。個別概念辞書を作成することにより,概念辞書による学習者の分類を行い,語彙習得支援と誤概念の訂正方法を考案する。さらに,専門分野(専攻領域の差異),母語,習熟度(成績の高低)などの学習者特性と個別概念辞書の関連性を明らかにすることで,外国人への日本語教育,日本人の語彙習得(言語獲得),文章理解支援などの幅広い分野に貢献できる教育環境や学習指導方略の確立を目指す。

  • プロトコルを用いた個別学習者概念辞書の作成と読解力向上への教育実践的応用

    2014年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:300000円

    学習者の作文やレポートを含むプロトコルを用いて,学習者の概念辞書の作成する手法を開発するのが本研究の目的である。個別概念辞書を作成することにより,概念辞書による学習者の分類を行い,語彙習得支援と誤概念の訂正方法を考案する。さらに,専門分野(専攻領域の差異),母語,習熟度(成績の高低)などの学習者特性と個別概念辞書の関連性を明らかにすることで,外国人への日本語教育,日本人の語彙習得(言語獲得),文章理解支援などの幅広い分野に貢献できる教育環境や学習指導方略の確立を目指す。

  • 創造的思考力訓練を目的としたeラーニングの授業設計とその教育教材の開発研究

    2013年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(C)  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:570000円

    大学全入時代と産業のグローバル化の同時進行で、大学教育としての学士力の品質管理が重要課題となった。本研究の目的は、学士力の一部をなす問題解決能力・数理的スキル・創造的思考力の育成を目指した教授方略の開発とそのための問題発見・問題解決の訓練に特化したe-Learning「コンピュータ支援型論理思考訓練システム」を実現することである。本訓練システムの研究開発によって、創造的思考力訓練の教授方略を明確にし、学士力向上の具体的方策のコンピュータ実装を図る。また、広い分野領域で活用されている統計学をベースとし、手持ちデータの考察による問題発見から問題解決に至る過程を体験できる訓練の場を提供する。

  • 計量言語学的手法を用いたコーパスからの漢字特徴量抽出と新常用漢字の教育実践的研究

    2013年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:150000円

    本研究の目的は,大規模な日本語コーパス(電子化されたテキストデータ)を活用して,すべての常用漢字の特徴量(読み書き難易度,造語力,頻度,パターン別の出現傾向など)を計量的に測定する手法を構築することである。2010年,「常用漢字表」は,29年ぶりに改訂され,字数が大幅に増加し,2136字となった。これらすべての漢字は小中高校で学習する。そこで,本研究では,常用漢字表の「現行版」と「改訂版」の漢字の特徴量を算出・比較することにより,①特徴量による漢字の分類を行い,②中学・高校の学年別漢字配当を考案し,その教育的妥当性を検討する。さらに,③デジタルデバイスを用いた新しい常用漢字の指導方略を考案し,高校では「主な常用漢字は書ける」に対応する。これにより,義務教育から高校卒業までの間,体系的な漢字の指導方法の確立を目指すのが本研究の目的となる。

  • 計量言語学的手法を用いたコーパスからの漢字特徴量抽出と新常用漢字の教育実践的研究

    2012年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:150000円

    本研究の目的は,大規模な日本語コーパス(電子化されたテキストデータ)を活用して,すべての常用漢字の特徴量(読み書き難易度,造語力,頻度,パターン別の出現傾向など)を計量的に測定する手法を構築することである。2010年,「常用漢字表」は,29年ぶりに改訂され,字数が大幅に増加し,2136字となった。これらすべての漢字は小中高校で学習する。そこで,本研究では,常用漢字表の「現行版」と「改訂版」の漢字の特徴量を算出・比較することにより,①特徴量による漢字の分類を行い,②中学・高校の学年別漢字配当を考案し,その教育的妥当性を検討する。さらに,③デジタルデバイスを用いた新しい常用漢字の指導方略を考案し,高校では「主な常用漢字は書ける」に対応する。これにより,義務教育から高校卒業までの間,体系的な漢字の指導方法の確立を目指すのが本研究の目的となる。

  • 創造的思考力訓練を目的としたeラーニングの授業設計とその教育教材の開発研究

    2012年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(C)  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:230000円

    大学全入時代と産業のグローバル化の同時進行で、大学教育としての学士力の品質管理が重要課題となった。本研究の目的は、学士力の一部をなす問題解決能力・数理的スキル・創造的思考力の育成を目指した教授方略の開発とそのための問題発見・問題解決の訓練に特化したe-Learning「コンピュータ支援型論理思考訓練システム」を実現することである。本訓練システムの研究開発によって、創造的思考力訓練の教授方略を明確にし、学士力向上の具体的方策のコンピュータ実装を図る。また、広い分野領域で活用されている統計学をベースとし、手持ちデータの考察による問題発見から問題解決に至る過程を体験できる訓練の場を提供する。

  • 個別的状況を配慮した個人対応の指導を可能にするeラーニング教授方略の数理モデル

    2011年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(C)  基盤研究(C)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:100000円

    一般にe-Learningでは、学習する側にとって時間や場所の制約が緩く、教育する側にとって「学習教材の提供」や「試験による学力評価」などをインターネット経由で機械的かつ臨機応援に対応できる利点がある。これによって、従前の方法では不可能な効率の良いかつ質の高い教育を実現する可能を持っている。しかし、この実現には、受講者の個人的な事情・状況・要望への配慮はもちろんのこと、表現メディアの異なる学習教材、様々な学力の学習者への対応、量的かつ質的な広がりのある多くの教材を扱う学習教材データベースと学習支援ソフトウェアを完備する必要がある。本研究の動機は、こうしたe-Learningの持つ可能性を生かすために、従前の教育や学習の方法とは異なる教育戦略が重要であることを体験から知り、その改善の重要性を痛感したことである。
    本研究の目的は、様々な学力水準や受講動機を持つ受講者に対して、個々の受講者の個別的で多様な情況を考慮したe-Learningのための学習支援方略の数理モデルを設計しコンピュータ実装することにある。これにより、各々の学習者が自分のペースで学習できるe-Learningの長所を生かし、「基礎学力」や「学習意欲」や「学習環境」を総合的に配慮した学習支援を実現し、従来の教室授業に劣らない学習者への柔軟な対応のできるe-Learningの実現を目的としている。

  • 計量言語学的手法を用いたコーパスからの漢字特徴量抽出と新常用漢字の教育実践的研究

    2011年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(B)  基盤研究(B)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:400000円

    本研究の目的は,大規模な日本語コーパス(電子化されたテキストデータ)を活用して,すべての常用漢字の特徴量(読み書き難易度,造語力,頻度,パターン別の出現傾向など)を計量的に測定する手法を構築することである。2010年,「常用漢字表」は,29年ぶりに改訂され,字数が大幅に増加し,2136字となった。これらすべての漢字は小中高校で学習する。そこで,本研究では,常用漢字表の「現行版」と「改訂版」の漢字の特徴量を算出・比較することにより,①特徴量による漢字の分類を行い,②中学・高校の学年別漢字配当を考案し,その教育的妥当性を検討する。さらに,③デジタルデバイスを用いた新しい常用漢字の指導方略を考案し,高校では「主な常用漢字は書ける」に対応する。これにより,義務教育から高校卒業までの間,体系的な漢字の指導方法の確立を目指すのが本研究の目的となる。

  • 創造的思考力訓練を目的としたeラーニングの授業設計とその教育教材の開発研究

    2011年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(C)  基盤研究(C)

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

    配分額:1000000円

    大学全入時代と産業のグローバル化の同時進行で、大学教育としての学士力の品質管理が重要課題となった。本研究の目的は、学士力の一部をなす問題解決能力・数理的スキル・創造的思考力の育成を目指した教授方略の開発とそのための問題発見・問題解決の訓練に特化したe-Learning「コンピュータ支援型論理思考訓練システム」を実現することである。本訓練システムの研究開発によって、創造的思考力訓練の教授方略を明確にし、学士力向上の具体的方策のコンピュータ実装を図る。また、広い分野領域で活用されている統計学をベースとし、手持ちデータの考察による問題発見から問題解決に至る過程を体験できる訓練の場を提供する。

  • 個別的状況を配慮した個人対応の指導を可能にするeラーニング教授方略の数理モデル

    2010年

    日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(C)  基盤研究(C)

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    資金種別:競争的資金

    配分額:200000円

    一般にe-Learningでは、学習する側にとって時間や場所の制約が緩く、教育する側にとって「学習教材の提供」や「試験による学力評価」などをインターネット経由で機械的かつ臨機応援に対応できる利点がある。これによって、従前の方法では不可能な効率の良いかつ質の高い教育を実現する可能を持っている。しかし、この実現には、受講者の個人的な事情・状況・要望への配慮はもちろんのこと、表現メディアの異なる学習教材、様々な学力の学習者への対応、量的かつ質的な広がりのある多くの教材を扱う学習教材データベースと学習支援ソフトウェアを完備する必要がある。本研究の動機は、こうしたe-Learningの持つ可能性を生かすために、従前の教育や学習の方法とは異なる教育戦略が重要であることを体験から知り、その改善の重要性を痛感したことである。
    本研究の目的は、様々な学力水準や受講動機を持つ受講者に対して、個々の受講者の個別的で多様な情況を考慮したe-Learningのための学習支援方略の数理モデルを設計しコンピュータ実装することにある。これにより、各々の学習者が自分のペースで学習できるe-Learningの長所を生かし、「基礎学力」や「学習意欲」や「学習環境」を総合的に配慮した学習支援を実現し、従来の教室授業に劣らない学習者への柔軟な対応のできるe-Learningの実現を目的としている。

  • 柔軟性のある情報検索が可能な経済統計データベースの設計と試作

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    求めているデータが漠然としている状況においても情報検索ができる情報システムの実現を目的として,さまざまな経済統計のデータベース化を事例にして,数値データに含まれる不正確さや不確実性の取り扱い方,非数値データの数値化,検索条件に含まれるあいまいさや多様性の扱い方を,設計と試作を通じて考察する。

  • eラーニングシステムを援用した学部教育のための教材相互利用・共同開発システムの設計と試作

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    教員が個別に作成している様々な教材を,学生の教育に有効に活かすため,教材の相互利用や共同開発を円滑に進めることができるシステムの実現を目的として,教材の管理方法を検討したり,部分的なシステムを試作したりする。

  • 不正確さや不確実性を受け入れるデータベースと情報検索

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    従来型のコンピュータシステムに求められる正確な処理ではなく,実はさほど厳密でもない人間の求めに応じたコンピュータ処理の実現を目的として,不正確さや不確実性を取り入れたデータベースの構築や情報検索の手法を,個別の事例を通して考察する。

  • 大衆化時代の大学教育とeラーニング

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    18歳人口が減少し,大学進学率が50%を超え,きわめて多様な学生を受け入れる大学教育に対して,質保証,学士力,社会人基礎力,就業力等のキーワードに象徴される要請が高まっている。新しい情報通信技術(ICT)が次々に登場する中,eラーニングは大衆化時代の大学教育にどう資することができるかを,実践を重ねながら考察する。

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その他

  • 教育システム情報学会第44回全国大会プレカンファレンス

    2019年9月

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    教育システム情報学会第44回全国大会(2019/9/11~2019/9/13,静岡大学浜松キャンパス)において,「プレ学生研究発表会&ライトニングトーク」と題したプレカンファレンスのオーガナイザを務めた.このプレカンファレンスの特徴は,発表形式を1人5分間で発表するライトニングトークとしたことで,研究成果の発表のみならず,新たな取り組みの宣言,新たな課題の共有など,自身の研究や取り組みに関わる内容なら,どのような発表でも構わないとしたことである.

  • 南山大学オープンキャンパス模擬授業

    2019年7月

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    「高校数学『データの分析』は経済学に必要だ」と題して、実際のデータ『賃金構造基本統計調査(初任給)』、『就労条件総合調査』、『労働経済動向調査』を題材として、四分位数、箱ひげ図、相関関係、散布図をテーマとした模擬授業を実施した。

  • 愛知県立豊田高等学校 大学模擬授業(2年)

    2017年11月

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    「経済学は文系か?理系か?」と題した模擬授業を実施した.前半では,経済学におけるある程度の数学の必要性と,データを読み取る力の重要性を説明した.後者については,文系理系に関係なく必要とされる能力であることをふまえ,後半では,「若者の内向き志向」に関連する新聞記事を例題にして,その根拠となるいくつかのデータを検証した.

  • 教育システム情報学会第42回全国大会プレカンファレンス

    2017年8月

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    教育システム情報学会第42回全国大会プレカンファレンスにおいて,「学習者がすでに持つ知識・技能・経験を生かしながら、他者との相互作用の中で学習内容の理解を深められるプログラミング学習環境の開発と評価」をテーマとし,「学習者中心のプログラミング学習環境の開発と評価」と題して開催されたワークショップに登壇者の一名として参加し,「社会科学系におけるプログラミング教育」と題して発表した.

  • 教育システム情報学会第41回全国大会プレカンファレンス

    2016年8月

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    今日、社会の変化に対応できる資質や能力を育成するという観点から「21世紀型能力」について提言がなされている。21世紀型能力とは、思考力、基礎力、実践力からなるとされている。すなわち、科目を横断するコンピテンシー(汎用的なスキル)として、問題解決能力、論理的思考、コミュニケーション、チームワーク、メタ認知、自己調整、内省、批判的思考などが重視され、従来型の知識獲得偏重からの脱却と、それに合わせた新しい教育環境の構築や入試制度の改革まで進められようとしている。こうした新しい形態の学びを支援するにあたり、どのようなeラーニング環境が求められているのか、その現代的課題を議論することを目的とするワークショップ「eラーニングの現代的課題」の共同オーガナイザを務めた。さらに登壇者として、「統計データ処理教育とプログラミング教育」について話題提供した。

  • 南山高等学校女子部 南山大学土曜セミナー

    2015年11月

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    「論より証拠、勘よりデータ」と題した模擬授業を実施した。証拠やデータを社会科学的に分析して議論することの大事さを伝えることを目的に設定し,実際の経済データを配布し,さまざまなデータの見方を体験してもらうという形式で授業を進行した。

  • 教育システム情報学会第40回全国大会プレカンファレンス

    2015年9月

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    この2~3年で,“タブレット端末”を利用した教育や,“アクティブラーニング”,“反転授業”,“MOOC”といった新しい形態の学習方法が話題にのぼっている.これまで長年蓄積されてきたeラーニング教材やさまざまな教育データは,こうした新しい形態の学習にも活用すべきである.同世代の半数近くが大学へ進学する時代を迎える中,大学教育や生涯学習のあり方を再構築するにあたり,新しい学習形態の導入は当然議論の対象となる。
    これらを踏まえ,「eラーニング教材の蓄積を活用した大学教育・生涯学習における新しい学習形態に向けて(2)」と題したワークショップの共同オーガナイザ兼登壇者を務めた。

  • 教育システム情報学会第39回全国大会プレカンファレンス

    2014年9月

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    「eラーニング教材の蓄積を活用した大学教育・生涯学習における新しい学習形態に向けて」と題して開催したワークショップの共同コーディネータ兼報告者を務めた。昨年あたりから,“タブレット端末”を利用した教育や,“反転授業”とか“MOOC”といった新しい形態の学習方法が話題にのぼっており,従来のeラーニング教材が,こうした新しい形態の学習にどう活用できるかは,検討すべき課題である.また,あらゆる分野で,あらゆるデータがデジタル化されており,そうしたデータの利用のオープン化が広がれば,大学生や社会人に対する教育での効果的な利用方法も検討すべき課題である.これらの課題についてワークショップを開催した.

  • 南山学会シンポジウムにおける講演

    2013年11月

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    「リポジトリ化時代とこれからの教育・研究活動」をテーマとした2013年度南山学会シンポジウムにて,「大学教育と生涯学習のための教育用リポジトリの可能性」と題して,MOOCに代表される授業のオープン化の現状を報告するとともに,実際の授業を一事例として,多様な教材をリポジトリ化することによる教育のオープン化の可能性を述べた。

  • 教育システム情報学会第38回全国大会プレカンファレンス

    2013年9月

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    「データ分析に基づいたeラーニング開発に向けて」と題して開催したワークショップのコ共同コーディネータ兼報告者を務めた。昨今,統計学に注目が集まり,データ分析の重要性が叫ばれる中,eラーニングおよびその周辺で開発されている教材やシステム等について,教員の力量(KKD(勘・経験・度胸))だけに依存しない「データ」という切り口から,あらためて再検討した。

  • 南山大学オープンキャンパス模擬授業

    2013年7月

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    「統計データを説明するコトバ ~数表、グラフ、文章~」と題して、コンピュータ実習を交えた模擬授業を実施した。

  • 研究出張(国内)

    2013年3月

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    西野和典・九工大教授,津森伸一・近大九州短大教授の各研究室を訪問し,教育工学に関する研究打合せおよび意見交換を行った。具体的な内容は,以下の通り。
    西野和典・九工大教授「研究室紹介」「多観点の時系列評価を可能とした映像システム開発」
    津森伸一・近大九州短大教授「SPI2問題を用いた数学問題演習システム」「情報教育担当教員のためのSNS活用」
    野崎浩成・愛教大准教授「新常用漢字に追加・削除された漢字の使用実態」
    磯本征雄・名女大研究員「数理系科目履修のための補助教材」
    吉根勝美「卒業後のキャリアを意識した大学カリキュラムの履修指導支援システム」「統計データ処理実習のための教材データベースと連携する対話型学習支援システム」

  • 高校での模擬授業

    2012年11月

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    岐阜県立大垣東高等学校にて、「経済データで考える~数字とグラフと言葉~」と題した模擬授業を実施した。

  • 教育システム情報学会第37回全国大会ワークショップ

    2012年8月

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    eラーニング教材では,属性の異なる情報が,データ構造上,密接な関係を持っている.教材作成者は,教育上の効果を考えて,異なる属性の間にも何らかの整合性を持たせているはずであり,既存教材のデータベース化においても,そうした意図が反映されるべきである.特に数値情報と文字情報の整合性に注目し,「教材データベース構築における数値情報と文字情報の整合性について」と題したワークショップを共同で企画し,eラーニング全般にわたり,様々な立場から議論した.

  • 教育システム情報学会第36回全国大会ワークショップ

    2011年8月

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    これまでに、e-Learningで使える学習教材が、様々な場所で多数蓄積されている状況を踏まえ、そうした学習教材を共同で有効利用する方策を協議することを目的に、「e-Learning教材の共有化における諸課題の解決に向けて」と題した開催されたワークショップの共同オーガナイザを務めた。

  • 南山大学オープンキャンパス模擬授業

    2011年7月

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    「統計数字に隠れた法則―表計算ソフトの活用―」と題して、いわゆるベンフォードの法則について、実習を交えた模擬授業を実施した。

  • 第12回社会人のための講演会(経済学研究科が開催)

    2009年7月

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    最近の社会での話題や研究分野での潮流をとらえ、年に2回(7月、12月)に経済学研究科が開催している社会人や大学生を対象とした講演会にて、「数字を見る・視る・観る」と題して講演を行った。主な内容は以下の通り。
    1.グラフにだまされないために
    2.平均にだまされないために
    3.不平等を図で示す
    4.対数目盛でグラフを描く

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その他教育活動及び特記事項

  • 学科科目「データ解析B」

    2024年6月 - 2024年7月

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    2024年度より、教育内容を「データの可視化」に特化した。学生は各自のノートPCを持参する。授業ではWebClassを活用し、さまざまなグラフの実例を提供した。、また、授業中に学生が作成したグラフを回収して、学習状況を確認した。

  • 学科科目「データ解析A」

    2023年6月 - 2023年7月

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    2021年度に実施したオンライン授業に対応するために作成した教材を、対面授業を前提にした教材に改訂した。なお、本授業は講義およびPCによる演習を組み合わせて実施しており、2021年度と同様、毎回の授業における演習の成果をWebClassを通じて回収し、学生の理解度を確認している。

  • 学科科目「データ解析B」

    2022年6月 - 2022年7月

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    本授業はPCによる演習を含むため、受講者にはノートPCを持参させ、授業時間中に教室からWebClassを利用させた。授業の冒頭で、受講者にはWebClassから教材と演習課題を入手させ、課題の解説後、PCによる演習に取り組ませた。授業の終わりに、演習の成果物をWebClassに提出させた。

  • 学科科目「データ解析A」

    2021年6月 - 2021年7月

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    第2回~第7回の授業では、授業時間の最初の30分で、参照すべき資料のURLを提示したうえで予習課題に取り組んでもらい、残りの授業時間を用いて、対面とオンラインのハイブリッドで予習課題をふまえた授業を行った。
    第9回~第12回の授業では、別々のファイルやワークシートに記録されているデータから、必要なデータを抽出してひとつのワークシートにまとめるプログラムの作成を目標として、実在するデータを用いて教材を作成した。具体的には、名古屋市交通局提供のオープンデータである1日当たり駅別乗車人員(平成24年度~令和元年度)を題材とし、Excel VBAによるプログラミングの例を27個作成した。

  • 学科科目「データ処理入門」の教材作成

    2020年6月 - 2020年7月

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    教材作成
    2020年度第2~3クォーター
    学科科目「データ処理入門」の授業をオンラインで実施するにあたり,前年度まで紙で配布していた教材および課題を精査したうえで再作成し,PDFファイルにより提供した.

  • 学科科目「経済専門演習I」

    2020年4月 - 2021年1月

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    学科科目「経済専門演習I,II」
    2020年度
    オンライン会議システムZoomを用いてゼミを実施した.特に,議論促進のために,ブレイクアウトルームを活用した.

  • 学科科目「データ解析A」

    2019年6月 - 2019年7月

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    Excel VBAによるプログラミングの教材として、現実のデータ分析の場面を想定し、別々のファイルやワークシートに存在している年ごとのデータから、必要なデータを抽出してひとつのワークシートにまとめるプログラムを作成することを課題とした。

  • 学科科目「経済専門演習I」

    2019年4月 - 2019年7月

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    3年生対象のゼミにおいて、数名のグループに分かれて議論した結果を、ゼミの時間の終盤でWebClassの掲示板に書き込ませることにより、ゼミでの議論をゼミ生全員で共有できるようにした。

  • 学科科目「データ解析B」のWebClass用教材改訂

    2018年11月 - 2019年1月

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    シラバス改訂に伴い、WebClass用の教材も改訂した。具体的には、経済データの特性、経済データの入手、データの蓄積と管理、データの視覚化、データの言語化、対数グラフ、ヒストグラム(基本統計量)、箱ひげ図(順序統計量)、散布図(相関係数)、移動平均と季節調整、加重平均の各項目に対応する教材を作成した。

  • 学科科目「データ解析A」のWebClass用教材改訂

    2018年6月 - 2018年7月

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    シラバスの改訂に伴い、WebClass用教材も改訂した。具体的には、経済データの入手と特性、データの視覚化と言語化、対数グラフ、度数分布表と記述統計量、散布図と相関係数、移動平均と季節調整、プログラミングの基礎(変数の利用)、同(サブルーチン)、同(配列変数と反復処理)、同(条件分岐)の各項目に対応する教材を作成した。

  • 学科科目「データ解析A」のWebClass用教材改訂

    2017年6月 - 2017年7月

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    前年度に、授業進行のほとんどをWebClassに移行したが、使用するプログラミング言語をVBAに変更し、それに伴い教材を改訂した。

  • 学科科目「データ解析B」のWebClass用教材改訂

    2016年9月 - 2017年1月

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    前年に引き続き、授業のほとんどをWebClassにて実施し、そのための教材を改訂した。また、アンケートの公開機能を活用し、授業中に課した課題の回答を受講者同士で共有できるようにした。このことは、学生の参加意欲を高めるのに効果的であっただろう。

  • 学科科目「データ解析A」のWebClass用教材開発

    2016年4月 - 2016年7月

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    授業進行のほとんどをWebClassに移行し、そのための教材を開発した。また、アンケートの公開機能を活用し、授業中に課した課題の回答を受講者同士で共有できるようにした。このことは、学生の参加意欲を高めるのに効果的であっただろう。

  • 学科科目「データ解析B」の教育方法

    2015年9月 - 2016年1月

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    PC教室における授業時間中の実習に対する動機付けを高めたり、学生一人ひとりが自分の考えを深めたりするために、実習に対する解答を、e-learningシステムWebClassの公開アンケート機能を通じて受講者全員に発表させた。

  • 学科科目「データ解析A」の教材改訂

    2015年4月 - 2015年7月

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    2014年度に開発したJavaScriptプログラミング環境で使用するプログラミング教材とするプログラミングの例題と解答例を、実際の経済データを分析するよう改訂した。

  • 「データ解析B」での教材作成と更新

    2014年9月 - 2015年1月

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    前年度までに作成していた教材について,可能な限り最新の経済データに更新したり,参照すべき資料を追加したり,教授方法や例題の見直しを行うなどして,配布資料を改訂した。

  • 「データ解析A」でのプログラミング実習環境の開発

    2014年4月 - 2014年7月

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    2013年は、JavaScriptプログラムを含むHTML文書自体を作成させていたが、本年度は、JavaScriptによるプログラミングをウェブ上で体験できるように環境を開発し、初学者を対象にしたプログラミングの例題を作成した。このシステムでは、簡単なグラフィックも描けるようにした。

  • 「データ解析B」での教材作成

    2013年9月 - 2014年1月

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    前年度までに作成していた教材について,最新の経済データに更新したり,教授方法や例題を差し替えたりするなどの見直しを行い,配布資料(A4判22ページ相当)を作成改訂した。

  • 「データ解析A」での教材作成

    2013年4月 - 2013年7月

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    前年までは、JavaScriptによるプログラミングをウェブ上で体験できるように開発したシステムを使用していたが、2013年度はJavaScriptプログラムを含むHTML文書自体を作成させる方法に切り替え、初学者を対象にしたプログラミングの例題を作成した。

  • 「データ解析B」での教材開発

    2012年9月 - 2013年1月

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    表計算ソフトによるデータ分析手法を理解するため、最新の経済データに更新したテキスト(A4判21ページ相当)をあらためて作成した。

  • 「データ解析A」での教材開発

    2012年4月 - 2012年7月

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    プログラミング言語ProcessingおよびJavaScriptによるプログラミングをウェブ上で体験できるように開発したシステムを見直し、それを使用して授業を行った。あわせて講義資料(A4判で12ページ相当)をあらためて作成した。

  • 「データ解析B」での教材開発

    2011年9月 - 2012年1月

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    表計算ソフトによるデータ分析手法を理解するため、空欄を書き込みながら学習できるテキスト(A4判26ページ相当)を作成した。

  • 「データ解析A」での教材開発

    2011年4月 - 2011年7月

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    プログラミング言語ProcessingおよびJavaScriptによるプログラミングを手軽に体験できる環境をウェブ上に開発し、それを使用して授業を行った。あわせて講義資料(A4判で19ページ相当)を作成した。

  • 「データ解析A」での実践

    2010年4月 - 2010年9月

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    プログラミング言語ProcessingおよびJavaScriptによるプログラミングを手軽に体験できる環境をウェブ上に開発し、それを使用して授業を行った。あわせて講義資料(12ページ)を別途作成した。

  • 「データ解析B」での実践

    2009年10月 - 2010年3月

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    表計算ソフトによるデータ分析手法を理解するためのテキスト(15ページ)を作成した。また、ほぼ毎回宿題を課し、メールで提出させるようにした。

  • 「データ解析A」での実践

    2009年4月 - 2009年9月

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    JavaScriptによるプログラミングを通してデータ分析手法を理解するためのテキスト(12ページ)を作成するとともに、プログラムを書き込むと、1クリックで直ちにそのプログラムが実行されるウェブページを作成し、実習に活用した。

  • 「データ解析B」での実践

    2008年10月 - 2009年3月

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    副題を「表計算ソフトによる経済統計データの解析」とし、新入生対象の必修科目「データ処理入門」において表計算ソフトを用いて行ったデータ分析の深化を試みた。
    PC教室における授業中の実習課題に対するこたえを、授業の参加者が発表できるように、Wikiを用意して、そこにこたえを書き込ませた。したがって、参加者同士で、こたえを確認しあうことができた。

  • 「データ解析A」での実践

    2008年4月 - 2008年9月

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    副題を「プログラミングによる経済統計データの解析」とし、新入生対象の必修科目「データ処理入門」において表計算ソフトを用いて行ったデータ分析と同じことを、コンピュータ・プログラムにより行うことを試みた。
    使用したプログラミング言語はJavaScriptである。プログラムをテキストエディタに書き込み、保存し、実行するという手間を省くため、あるウェブページを開発した。受講者は、そのウェブページにプログラムを書き込むと、1クリックでただちに実行できるため、プログラミングにおける試行錯誤が簡単にできる。

  • 「データ処理入門」、「データ解析A・B」での実践

    2007年4月 - 2008年3月

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    「データ処理入門」(学科科目、1年次、春学期・秋学期、2単位)、「データ解析A・B」(学科科目、2年次以上、A:春学期・B:秋学期、2単位)は、いずれもPC教室で実施している授業であり、授業で使用する教材やレポート課題はウェブに公開している。

  • 「データ処理入門」、「データ解析A・B」用に作成した教材

    2007年4月 - 2008年3月

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    各科目で作成している教材やレポート課題には、架空のデータではなく、直近の経済データから題材を得るようにしている。

  • 「データ解析A」についての学生による授業評価

    2007年4月 - 2007年9月

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    コンピュータ・プログラミングを取り上げたこともあり、「難しい・ついていけない」という自由記述があった一方で、「初めての内容で面白い・新鮮」という記述もあった。

  • 「データ処理入門」「データ処理入門」「経済演習II・III・IV」での実践

    2004年4月 - 2007年3月

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    「データ処理入門」では、経済学部の新入生が経済データの処理手法とレポートの作成方法を習得することを目的として、講義資料(A4判12ページ)を作成しており、その内容は毎年改訂している。授業での実習や小レポート、定期試験(レポート)の課題には、架空のデータではなく、実際の経済データを題材とした問題を作成している(2004年度-2006年度)。
    「データ処理入門」は、いずれも前述のデータ処理入門の後継科目であり、2006年度より独立の2単位科目として実施している。データ解析Aの内容は、経済データを処理するコンピュータプログラミングであり、同Bの内容は、データ処理入門での表計算ソフトによるデータ分析手法の発展である。いずれの科目もPC教室における実習が主であり、実在のデータを教材としている。講義内容や教材はウェブで公開した。(2006年度)。
    「経済演習II・III」では、プレゼンテーションソフトを用いた口頭発表を行っている(2004年度-2006年度)。
    「経済演習II・III・IV」では、電子メールを使った学生との授業外コミュニケーションの実施している(2004年度-2006年度)。

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