長期研究:周縁的観光現象の人類学的探究
長期研究:楽園観光地における宗教と観光の研究
長期研究:楽園の観光人類学
長期研究:バリ宗教の人類学的研究
長期研究:人類学的観光研究の再考
2024/11/13 更新
博士 ( 2008年5月 大阪大学 )
文学修士 ( 1990年3月 南山大学 )
人文・社会 / 文化人類学、民俗学 / 観光 宗教 理論 インドネシア 奄美・沖縄
南山大学 文学研究科 文化人類学専攻
- 1994年3月
日本島嶼学会(2004.4〜現在に至る)
日本社会学会会員(1999.7〜現在に至る)
日本民俗学会会員(1987.6〜1998.3まで)
日本文化人類学会会員(1987.6〜現在に至る)
日本島嶼学会(2004.4〜現在に至る)
日本社会学会会員(1999.7〜現在に至る)
日本民俗学会会員(1987.6〜1998.3まで)
日本文化人類学会会員(1987.6〜現在に至る)
人類学的パラドクス論覚書――論理空間から社会空間へ
吉田 竹也
アカデミア人文・自然科学編 28 1 - 27 2024年6月
観光の定義の困難さについて――概念の脱構築から観光の周縁の記述へ
人類学研究所研究論集 12 4 - 45 2023年3月
アノマリーとしての世界自然遺産――奄美・沖縄の事例に関する観光リスク論的考察
島嶼研究 22巻 ( 1号 ) 109 - 120 2021年2月
観光恐慌2020年に関する覚書――観光リスク論の観点から
アカデミア 人文・自然科学編 21 297 - 306 2021年1月
安らかならぬ楽園のいまを生きる――日本人ウブド愛好家とそのリキッド・ホーム
人類学研究所研究論集 7 68 - 109 2019年3月
ひとつになった乙姫と白百合の現存在――恒久平和を念願する時限結社の超越過程
人類学研究所研究論集 6 20 - 57 2019年3月
合理化のパラドクスをめぐる覚書
年報人類学研究 7号 137 - 149 2018年3月
バリ宗教の合理化論をめぐる再検討―ギアツからヴェーバーへ
文化人類学 81(2) 302 - 311 2016年9月
ヴェーバー合理化論の基盤認識と人類学――客観性・因果連関・歴史の叙述
アカデミア 人文・自然科学編 12 1 - 21 2016年6月
地上の煉獄と楽園のはざま―沖縄本島南部の慰霊観光をめぐって
人類学研究所研究報告 3 41 - 94 2016年3月
楽園観光地の構造的特徴―シミュラークル、脆弱性、観光地支配
島嶼研究 17 ( 1 ) 1 - 20 2016年2月
シミュラークルと沈黙の記憶――バリ島の観光地ウブドの絵画をめぐって
人類学研究所 研究論集 1 181 - 200 2013年3月
反観光論に向けてのプロレゴメナン
アカデミア人文・自然科学編 3 175 - 198 2012年1月
バリ島のエコツーリズムの逆説
島嶼研究 第11号 35 - 43 2011年3月
世界の夜明けのたそがれ-楽園観光地バリの明と暗-
アカデミア(人文・自然科学編新編) 1 1 - 30 2011年1月
観光地の発展と構造的ポジショナリティ-ゆんぬの島の民族誌的研究
島嶼研究 9号 1 - 22 2009年9月
バリ宗教と人類学-人類学的解釈学の探究
(学位論文) 268(A4) 2008年5月
文化というまなざし-人類学的文化論覚書-
アカデミア(人文・社会科学編) 84号 43 - 126 2007年1月
バリ島ウブドの日本人店舗(2)-爆弾テロ事件以降の出来事をめぐる覚書-
人類学研究所通信 第12号 14 - 25 2004年3月
民族誌論覚書-20世紀人類学のパラダイムと民族誌-
アカデミア(人文・社会科学編) 第77号 1 - 79 2003年6月
「バリ宗教」の誕生-植民地統治下における宗教表象枠組の素描-
アカデミア(人文・社会科学編) 73号 89 - 141 2001年6月
現代バリ宗教と祈り
アカデミア(人文・社会科学編) 71号 143 - 167 2000年3月
マトゥル・バンタン-バリ島のヒンドゥーの供物と儀礼-
アカデミア(人文・社会科学編) 70号 311 - 345 1999年9月
現代バリ島の方位認識と象徴分類
アカデミア(人文・社会科学編) 68 1 - 19 1998年9月
現代バリ宗教の変容論
社会人類学年報 Vol. 22 155 - 169 1996年10月
ムスポ-バリ島のヒンドゥーの祈り-
人類学研究所通信 3・4 2 - 12 1995年4月
表層の遊戯-バリの闘鶏に関するもうひとつの解釈-
南方文化 21輯 70 - 85 1994年11月
バリ島の暦とワリゴ
歴史と構造-文化人類学的研究- 22 19 - 30 1994年3月
ギアツの文化システム論-その可能性と限界-
ソシオロジ 36巻3号 21 - 36 1992年12月
現代バリ宗教の様相論-意味システムの複合性に関する予備的考察-
民族学研究 56巻3号 297 - 307 1991年12月
文化システムとしての祭礼-バリ島のオダランの意味構成-
南方文化 17輯 37 - 52 1990年11月
祭礼のモナドロジー-バリ島のオダランの解釈学-
文学研究科修士論文 126p. 1990年1月
ギァーツの宗教論ノート-現象学的観点から-
歴史と構造-文化人類学的研究- 17 23 - 34 1989年3月
今日の祖名継承法-沖永良部島一村落に於ける「ナーチキ」をめぐって-
民族学研究 53巻2号 214 - 228 1988年9月
バリ研究と多様性:C.Geertzの村落論とJ.S.Lansingの現象学的モノグラフについて
歴史と構造-文化人類学的研究- 16 19 - 35 1988年3月
周縁観光論―観光サバルタンの把握に向けて
( 担当: 単著)
南山大学人類学研究所 2023年6月
基本概念から学ぶ観光人類学
( 担当: 共著)
ナカニシヤ出版 2022年4月
人間・異文化・現代社会の探究―人類文化学ケースブックー 第2版
( 担当: 単著)
樹林舎 2022年4月
神の島楽園バリ――文化人類学ケースブック
( 担当: 単著)
樹林舎 2021年7月
生き方としてのフィールドワーク――かくも面倒で面白い文化人類学の世界
( 担当: 共著)
東海大学出版部 2020年3月
地上の楽園の観光と宗教の合理化――バリそして沖縄の100年の歴史を振り返る
( 担当: 単著)
樹林舎 2020年3月
第6章 観光の理論的分析に向けて-バリにおける経済二元論と文化のインヴォリューション論
( 担当: 単訳)
ミネルヴァ書房 1. 『ホスト・アンド・ゲスト―観光人類学とはなにか―』(市野澤潤平、東賢太朗、橋本和也監訳、430 p.) 2018年6月
人間・異文化・現代社会の探究―人類文化学ケースブック
( 担当: 単著)
樹林舎 2018年4月
反楽園観光論―バリと沖縄の島嶼をめぐるメモワール
( 担当: 単著)
人間社 2013年7月
社会変動と宗教の〈再選択〉-ポスト・コロニアル期の人類学研究
( 担当: 共著)
風響社 2009年3月
アジア市場の文化と社会-流通・交換をめぐる学際的まなざし
( 担当: 共著)
風響社 2005年11月
バリ宗教と人類学-解釈学的認識の冒険
( 担当: 単著)
風媒社 2005年3月
文化人類学を再考する
( 担当: 共著)
青弓社 2001年12月
文化人類学への誘い
( 担当: 共著)
(株)みらい 2000年4月
変貌する社会-文化人類学からのアプローチ-
( 担当: 共著)
ミネルヴァ書房 1997年5月
「岩原紘伊著『村落エコツーリズムをつくる人びと―バリの観光開発と生活をめぐる民族誌』風響社 2020年 333頁」
東南アジア―歴史と文化 52 155 - 159 2023年7月
書評:東賢太朗・市野澤潤平・木村周平・飯田卓(編)『リスクの人類学――不確実な世界を生きる』(世界思想社、2014年)
年報人類学研究 5 8p 2015年3月
バリ島 ティルタ・ウンプル寺院
地図・地図資料 2014年1学期号 p.2(1p.) 2014年4月
「楽園」の宗教変容-バリ島のヒンドゥーの現在-
『リトルワールド』 53号 p.12 - 17 1995年3月
沖永良部島の祖先崇拝と社会-知名町正名地区調査報告書-
B5判p.216 1990年5月
奄美・沖縄の世界自然遺産と観光
2022年次日本島嶼学会沖永良部大会 2022年10月 日本島嶼学会
観光サバルタンの探究に向けての予備的考察
日本島嶼学会2020年次大会 2020年12月 日本島嶼学会
ホスト&ゲスト論のオルタナティヴに向けて―バリ島ウブドの日本人のリキッド・ホーム、分科会12『ホスト・アンド・ゲスト』再考―観光人類学の新展開に向けて
日本文化人類学会第52回研究大会 2018年6月 日本文化人類学会
安らかならぬ楽園のいまを生きる ―バリ島ウブドの日本人の揺らぐホーム―
共同研究「定着/非定着の人類学:「ホーム」とは何か」 , 人類学研究所 2017年8月 南山大学人類学研究所
ひとつになった乙姫と白百合の現存在―恒久平和を念願する時限結社の超越の過程
共同研究「非営利組織の経営に関する文化人類学的研究」 2016年10月 人類学研究所
ギアツからヴェーバーへ
日本文化人類学会第49回研究大会 2015年5月 日本文化人類学会
リスク社会の中の楽園観光、分科会A①「楽園観光の現在形―イメージからフィールドへ」
日本文化人類学会第48回研究大会 2014年5月 日本文化人類学会
リスク社会と楽園観光
人類学研究所共同研究「危機と再生の人類学」 2014年2月 南山大学人類学研究所
観光に抗する島――球美の島の民族誌的研究
日本島嶼学会2011年次大会 2011年9月 日本島嶼学会
バリ島の疑似エコツーリズム
2009年次日本島嶼学会久米島大会 2009年10月 日本島嶼学会
差別化できなかった観光地-ゆんぬの島の構造的ディレンマ
複合社会比較研究会例会 2008年10月 複合社会比較研究会
観光の選択?宗教の選択?-バリの社会と宗教の現状をめぐって-
人類学研究所第8期長期プロジェクト研究会 2006年7月 南山大学人類学研究所
観光地バリにおける宗教と観光の選択-その主体をめぐる予備的考察
第8期長期プロジェクト予備研究会 2005年6月 南山大学人類学研究所
市場としての観光地-バリ島ウブドの日本人店舗について-
「市場(market)」研究プロジェクト 2002年11月 南山大学人類学研究所
観光学術学会賞(教育・啓蒙著作賞)
2023年7月 観光学術学会 『基本概念から学ぶ観光人類学』、共著(市野澤潤平、吉田竹也ほか11名)、2022年4月、ナカニシヤ出版
楽園観光地における宗教と観光の研究
楽園観光という特異な観光の舞台となる観光地における、観光と宗教の関係性を、人類学的な民族誌的研究と社会学などの理論研究とを総合させることによって、探求する。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探究
2023年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探究
2023年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探究
2022年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:600000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探究
2022年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探究
2021年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:600000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探究
2021年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探求
2020年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:600000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探求
2020年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探求
2019年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
バリと沖縄の楽園観光地に生きる観光サバルタンの事例考察を通した観光リスク論の探求
2019年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:700000円
本研究は、人類学的な民族誌研究と社会学理論研究とを組み合わせ、「観光サバルタン」という概念を提起しつつ、観光リスク論の発展に寄与しようとするものである。観光地化は、ポリティカルエコノミーの観点からもフーコーのいう生権力の観点からも、ひとつの支配の浸潤と捉えうる一面をもつと考えられる。「観光サバルタン」は、観光地化がもつこの支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を指し示す暫定的名称である。本研究では、「楽園」での癒しを求める観光者を受け入れる「楽園観光地」社会に生きるこうした人々の生のあり方を、インドネシアのバリ島と日本の奄美・沖縄の事例に照らして記述的に明らかにするとともに、そこから現代の観光の発展が一方で孕むリスクとその顕在化について考察しようとするものである。
楽園観光地社会を事例とした観光リスクに関する人類学的研究
2018年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:100000円
本研究は、「楽園」での癒しをもとめる観光者を受け入れる「楽園観光地社会」が、グローバル化の進む現代社会においてもつ構造的特徴を、バリ島と沖縄の事例に照らし、再帰的近代論およびリスク社会論の視点を導入しつつ、検討しようとする研究である。
楽園の観光と宗教の合理化とリスク社会化に関する人類学的研究
2017年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:100000円
本研究は、マックス・ヴェーバーの合理化論を再帰的近代におけるリスク社会論と交差させる視点から、インドネシアのバリ島と日本の沖縄それぞれのおよそ100年にわたる社会過程を事例として取り上げ記述することを通して、現代の「楽園」イメージにもとづき造成された観光地(以下、楽園観光地と呼ぶ)における観光と宗教の関係性について論じる研究である。
楽園観光地における宗教と観光の合理化の研究
2016年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:800000円
研究内容(Research Content) 本研究は、マックス・ヴェーバーの合理化論を読み直し、これを理論的枠組みとする視点から、インドネシアのバリ島における宗教と経済の関係を、ヒンドゥーと観光の関係という具体的な局面に絞って検討し、現代のバリ社会、ひいては「楽園」イメージを前面に推しだした観光地(楽園観光地)のもつ構造の一端を明らかにしようとする、人類学的な研究である。
楽園観光地における宗教と観光の合理化の研究
2016年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
本研究は、インドネシアのバリ島、および国内の沖縄周辺地域の島嶼社会を事例とし、「楽園」という形容を与えられる観光地における観光と宗教の合理化を、島嶼学・人類学・社会学などを架橋しつつ、探求しようとするものである。研究目的は、科研で採択を受けた研究と合致する。また、本申請研究は、2015年度パッヘ研究奨励金I-A-2(研究成果刊行物提出済み)の継続研究でもある。
楽園観光地における宗教と観光の合理化の研究
2015年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:800000円
研究内容(Research Content) 本研究は、マックス・ヴェーバーの合理化論を読み直し、これを理論的枠組みとする視点から、インドネシアのバリ島における宗教と経済の関係を、ヒンドゥーと観光の関係という具体的な局面に絞って検討し、現代のバリ社会、ひいては「楽園」イメージを前面に推しだした観光地(楽園観光地)のもつ構造の一端を明らかにしようとする、人類学的な研究である。
楽園観光地における宗教と観光の合理化の研究
2015年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
本研究は、インドネシアのバリ島、および国内の沖縄周辺地域の島嶼社会を事例とし、「楽園」という形容を与えられる観光地における観光と宗教の合理化を、島嶼学・人類学・社会学などを架橋しつつ、探求しようとするものである。研究目的は、科研で採択を受けた研究と合致する。また、本申請研究は、2014年度パッヘ研究奨励金I-A-2(研究成果刊行物提出済み)の継続研究でもある。
楽園観光地における宗教と観光の合理化の研究
2014年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:800000円
本研究は、マックス・ヴェーバーの合理化論を読み直し、これを理論的枠組みとする視点から、インドネシアのバリ島における宗教と経済の関係を、ヒンドゥーと観光の関係という具体的な局面に絞って検討し、現代のバリ社会、ひいては「楽園」イメージを前面に推しだした観光地(楽園観光地)のもつ構造の一端を明らかにしようとする、人類学的な研究である。
楽園観光地における宗教と観光の合理化の研究
2014年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
インドネシアのバリ島、および国内の沖縄周辺地域の島嶼社会を事例とし、とくに「楽園」という形容を与えられる観光地に関する資料にもとづいて、島嶼学と人類学とを架橋しつつ、観光と宗教の合理化について探求しようとする。科研で採択を受けた同名の研究と連動した研究である。
楽園観光地における宗教と観光の合理化に関する研究
2013年
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究C
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:900000円
本研究は、マックス・ヴェーバーの合理化論を読み直し、これを理論的枠組みとする視点から、インドネシアのバリ島における宗教と経済の関係を、ヒンドゥーと観光の関係という具体的な局面に絞って検討し、現代のバリ社会、ひいては「楽園」イメージを前面に推しだした観光地(楽園観光地)のもつ構造の一端を明らかにしようとする、人類学的な研究である。
楽園観光地における宗教と観光の合理化の研究
2013年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
科研費による研究と連動させつつ、インドネシアのバリ島、および国内の沖縄周辺地域の島嶼社会を事例とした、「楽園」という形容を与えられる観光地に関する、島嶼学と人類学とを架橋させた中長期的な研究の一環である。
反楽園観光論の探求―バリと沖縄の楽園観光地を事例として―
2012年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:300000円
インドネシアのバリ島、および国内の沖縄周辺地域の島嶼社会を事例とし、とくに「楽園」という形容を与えられる観光地に関する資料収集をおこなうことによって、島嶼学と人類学とを架橋した観光研究の可能性を探求しようとするものであり、申請者がこれまで過去数年間にわたっておこなってきたこの研究テーマの総括的な作業をおこないつつ、あらたな研究への接続をはかろうとするものである。
楽園観光の人類学―バリと沖縄の島嶼社会を事例として
2011年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
配分額:165000円
世界には「楽園」と呼ばれる観光地がいくつも存在する。本研究は、その中からとくにインドネシアのバリ島および沖縄とその周辺地域の島々に関する参与観察と資料収集を継続的におこない、楽園観光に関する人類学な考察をおこなおうとするものである。研究奨励金は、おもに沖縄の久米島・粟国島・石垣島・八重山周辺離島における資料収集費に用いた。
楽園観光の人類学的研究-バリと沖縄を中心として-
2010年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
担当区分:研究代表者
助成金
バリ島と与論・沖縄の観光地に関する人類学的研究
2008年
南山大学 パッヘ研究奨励金I-A-1
担当区分:研究代表者
配分額:1000000円
助成金
再帰的な観光人類学研究の探究
2008年
日本学術振興会 科学研究費補助金
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:500000円
助成金
再帰的な観光人類学研究の探究
2007年
文部科学省 科学研究費補助金
担当区分:研究代表者 資金種別:競争的資金
配分額:500000円
助成金
バリ島と南西諸島における観光人類学的研究の探究
2007年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
配分額:300000円
助成金
観光と文化に関する人類学的研究
2006年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
助成金
再帰的な観光人類学研究の探求
2006年
文部科学省 科学研究費補助金
資金種別:競争的資金
助成金
観光と文化に関する人類学的研究
2005年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
助成金
バリ島における宗教文化と観光の人類学的研究
2004年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
助成金
バリにおける宗教文化と観光の人類学的研究
2003年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
助成金
バリ宗教の民族誌論的研究-観光地の人類学的研究試論-
2002年
南山大学 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2
助成金
バリ宗教の人類学的研究
バリ宗教を近現代の歴史過程の中に位置づけて考察するとともに,バリ宗教文化を論じる人類学のパースペクティヴや理論それ自体をも考察の対象とし,バリ宗教とバリ研究の相互作用のあり方を検討しようとする。
人類学的観光研究の再考
バリ島に関する研究と、日本の南西諸島(奄美・沖縄)に関する研究とを対比させつつ、これに既存の可能理論研究にたいする批判的な再検討を加味しながら、人類学の立場からの観光研究をあらためて再構築しようとする。
楽園の観光人類学
インドネシアのバリ島と、日本の奄美・沖縄、とくに与論島を念頭において、「楽園」と呼ばれてきた観光地における観光化の現状や問題点について検討し、あわせて観光理論の関するあらたな可能性を探求する。
バリ島の観光地における日本人ビジネスの人類学的研究
グローバル化の一端としての観光地化と外国人長期滞在者の増加とが交差する中に、バリに在住する日本人(元日本人)の観光ビジネスがある。彼らの観光ビジネスやそれを取り巻く状況について論じることから、現代バリの社会・文化・宗教を、従来の人類学的地域研究の枠組みとは別の角度から、捉えなおそうとする。
バリの宗教と観光をめぐる考察
バリ島のヒンドゥーの現状と歴史的構築の過程を、この島の観光化の過程と結びつけて理解しようとする。
事例発表・シンポジウム参加
2005年1月
社会活動
2002年9月