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年度 Year |
題目又はセッション名 Title or Name of Session |
細目 Authorship |
発表年月(日) Date |
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発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos. | |||
2022 | 奄美・沖縄の世界自然遺産と観光 | 単独 | 2022/10/22 |
2022年次日本島嶼学会沖永良部大会 , 日本島嶼学会 | |||
概要(Abstract)
本発表は、文化人類学的な観光研究の立場から、奄美大島・徳之島・沖縄島北部・西表島の世界自然遺産と観光の関係について検討した拙論(吉田 2021)を、その後の民族誌的事実を反映させつつ、補足・修正したものである。 |
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備考(Remarks) |
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2020 | 観光サバルタンの探究に向けての予備的考察 | 単独 | 2020/12 |
日本島嶼学会2020年次大会 , 日本島嶼学会 , 日本島嶼学会2020年次大会要旨集 , 日本島嶼学会 , pp. 25-26 | |||
概要(Abstract) 本発表は、観光地支配の構造に取り込まれそこに従属する人々を「観光サバルタン」という新たな理念型によって定式化する可能性を提起し、今後の民族誌的研究に向けての論点整理を行おうとする、予備的な考察である。従来の観光研究では、観光に関わる主体を、ホストとゲスト、あるいは両者を媒介するミドルマンといった枠組みで捉える視点が支配的であった。ホスト&ゲストのパラダイムが無効であるとは思わないが、こうした枠組みによっては、観光者の中に富者と貧者との格差があり、観光業を営む主体の側にも強者と弱者や勝者と敗者との差異があり、そのような格差が観光地間の格差も含めて拡大しつつあることは、十分捉えられない。この差異つまりは観光現象の多様性や裾野の広がりを把握するとともに、現代観光の構造的特徴を再把握するために、観光サバルタンの探究は重要な視点となると考える。 |
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備考(Remarks) 2020年次日本島嶼学会新潟県粟島浦村での開催が新型コロナウイルス感染症拡大を受け中止となったため、要旨集のみ刊行。 |
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2018 | ホスト&ゲスト論のオルタナティヴに向けて―バリ島ウブドの日本人のリキッド・ホーム、分科会12『ホスト・アンド・ゲスト』再考―観光人類学の新展開に向けて | 単独 | 2018/06/03 |
日本文化人類学会第52回研究大会 , 日本文化人類学会 | |||
概要(Abstract) 『ホスト・アンド・ゲスト』という論集の議論枠組みの有効性を踏まえつつ、「観光サバルタン」やホストでもありゲストでもあるような主体すなわち〈ホスト&ゲスト〉のリキッドな生に注目し、当該論集出版後の1990~2010年代の時代状況に即した新たな観光研究の議論枠組みの可能性を、バリ島の民族誌的事実に触れつつ提示する。 |
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備考(Remarks) 査読付き学会発表 |
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2017 | 安らかならぬ楽園のいまを生きる ―バリ島ウブドの日本人の揺らぐホーム― | 単独 | 2017/08/03 |
共同研究「定着/非定着の人類学:「ホーム」とは何か」 , 人類学研究所 , 南山大学人類学研究所 | |||
概要(Abstract) 本発表は、バリ島の中でもウブド(Ubud)という内陸の観光地に焦点を当て、ここを生活の拠点とする日本人(国籍変更者やアイデンティティの面で両属的・両義的な者も含む)を事例に、現代のリキッドで揺らぐホームに生きる人々の一端を捉えようとする、民族誌的研究である。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | ひとつになった乙姫と白百合の現存在―恒久平和を念願する時限結社の超越の過程 | 単独 | 2016/10 |
共同研究「非営利組織の経営に関する文化人類学的研究」 , 人類学研究所 | |||
概要(Abstract) 本発表は、沖縄本島の糸満市にある「ひめゆり平和祈念資料館」に焦点を当て、その設立と運営の経緯を整理することから、非営利組織の変化とその背景について考察しようとする人類学的研究である。なお、本稿は、沖縄を含む楽園観光地の宗教と観光の関係を主題とする私の中期的な研究の一環をなす。 |
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備考(Remarks) |
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2015 | ギアツからヴェーバーへ | 単独 | 2015/05/31 |
日本文化人類学会第49回研究大会 , 日本文化人類学会 | |||
概要(Abstract) クリフォード・ギアツのバリ研究に示される宗教合理化論を、ヴェーバーの宗教合理化論の論理と対比させつつ、批判的に再検討しようとする。この議論は、バリあるいは広く楽園観光地の宗教と観光の合理化に関する発表者の研究の一環をなす。理論的な検討が議論の中心となるが、新たな理解の可能性を、バリ宗教に関する民族誌的事実にも触れつつ考察する。 |
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備考(Remarks) |
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2014 | リスク社会の中の楽園観光、分科会A①「楽園観光の現在形―イメージからフィールドへ」 | 単独 | 2014/05/17 |
日本文化人類学会第48回研究大会 , 日本文化人類学会 | |||
概要(Abstract) 分科会A①「楽園観光の現在形―イメージからフィールドへ」の中で、単独発表「リスク社会の中の楽園観光-バリ島ウブドの日本人観光ビジネスを中心に―」を行った。バリ島でのテロ事件収束後の観光回復基調の中で日本人観光客の減少傾向に直面する移住者の観光ビジネスを、リスク社会論の観点から論じた。 |
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備考(Remarks) 査読付き学会発表 |
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2013 | リスク社会と楽園観光 | 単独 | 2014/02/28 |
人類学研究所共同研究「危機と再生の人類学」 , 南山大学人類学研究所 | |||
概要(Abstract) 人類学研究所共同研究「危機と再生の人類学」の一環としての研究発表である。共同研究における「危機」概念とリスク概念との関係を整理し、インドネシアのバリ島の事例を基に、現代のリスク社会と観光との関係を考察した。 |
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備考(Remarks) |
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2011 | 観光に抗する島――球美の島の民族誌的研究 | 単独 | 2011/09/10 |
日本島嶼学会2011年次大会 , 日本島嶼学会 | |||
概要(Abstract) 球美の島つまり久米島は、沖縄本島にほど近い離島観光地のひとつである。久米島はおおくの観光資源を有し、沖縄県もこの島の観光地化を積極的に進めてきたといえるが、これまでの集客は微増程度にとどまっており、久米島観光はかならずしも順調な進展を遂げてきたとはいえない。しかし、そうした久米島観光のあり方は、急速な観光の発展や乱開発がもたらす負の側面を回避していると理解することもできる。発表では、この微増にとどまる久米島観光の正のポテンシャリティについて、現地の人々の認識を踏まえ、発表した。 |
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備考(Remarks) |
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2009 | バリ島の疑似エコツーリズム | 単独 | 2009/10 |
2009年次日本島嶼学会久米島大会 , 日本島嶼学会 | |||
概要(Abstract) 1990年代以降のバリ島では、大衆観光のいっそうの展開がみられるとともに、そうした大衆観光に代わるオールターナティヴツーリズムやサステナブルツーリズムも興隆し、両者が複雑に折れ重なった状況を看取することができる。エコツーリズムは本来、環境保全と観光振興とを有機的に結び付けることで現地社会の持続的な発展をねらった観光の形態である。しかし、現代のバリでは、エコツーリズムの名の下におこなわれる観光開発がバリにおける後戻りできない環境破壊を必然的にもたらすであろうという、ある種の逆説といいうるものが看取される。発表では、こうしたバリの現状を、村落観光、動物園施設、国立公園の3つの側面に焦点をあてて紹介した。 |
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備考(Remarks) |
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