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学術論文
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29 件中 1 - 10 件目

年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2017  合理化のパラドクスをめぐる覚書   単著   
年報人類学研究  , 南山大学人類学研究所  , 7号  , 137-149  , 2018/03/31   

概要(Abstract) 本稿は、マックス・ヴェーバーの「合理化」概念の理論的展開の可能性を、「合理化のパラドクス」という論点に焦点を当てて考察・整理しようとする覚書である。なお、この論考は、インドネシアのバリと日本の沖縄を事例とした、楽園観光地における観光と宗教の合理化について考察しようとする中期的研究の一環をなすものであり、民族誌的研究への接続を念頭におきつつ、その前段における一般 理論的整理を目指したものである。  

備考(Remarks)  

2016  バリ宗教の合理化論をめぐる再検討―ギアツからヴェーバーへ  単著   
文化人類学  , 日本文化人類学会  , 81(2)  , pp. 302-311  , 2016/09   

概要(Abstract) 本稿は、ギアツの論考「同時代のバリにおける「内在的改宗」」に示される宗教合理化論を、ヴェーバーの宗教合理化論と対比させ、合理化論の彫琢可能性をバリを事例に探求しようとするものである。中心となる論点は、ある視点での合理化が別の視点では非合理化でありうるという契機に注目することで、ヴェーバーの合理化論の豊かな可能性を引き出す解釈の方向性を探求することにある。ギアツの合理化論の理論的外延を明確にしつつ、合理化概念の別様の可能性を明らかにすることが、この論考のおもな射程である。 

備考(Remarks)  

2016  ヴェーバー合理化論の基盤認識と人類学――客観性・因果連関・歴史の叙述  単著   
アカデミア 人文・自然科学編  , 南山大学  , 12  , pp. 1-21  , 2016/06   

概要(Abstract) 本稿は、マックス・ヴェーバーの合理化論の基盤にある解釈学的認識を明確にし、これを人類学とくにクリフォード・ギアツの解釈人類学と対比し、両者の共通性を再確認しようとする試論である。管見のかぎり、彼らの解釈学的認識の具体的な関係性を整理した先行研究は存在しない。本稿は、両者の共通性を、おなじく解釈学的な問題関心を共有する立場から、検証しようとするものである。 

備考(Remarks)  

2015  地上の煉獄と楽園のはざま―沖縄本島南部の慰霊観光をめぐって  単著   
人類学研究所研究報告  , 南山大学人類学研究所  , 3  , 41-94  , 2016/03   

概要(Abstract) 本稿は、戦争直後の沖縄の苦難から、慰霊観光地化そして楽園観光地化という過程をあらためて振り返ることから、「危機と再生の人類学」について考察を試みるものである。結論では、危機と再生とは相互背反的なものではなく、同時に並走し共在しうること、より正確にいえば、危機の潜勢態としてのリスクは、再生と並行し、さらにいえば再生を内部に取り込みつつ深化しうることが、指摘される。なお、本稿は、観光と宗教の関係を合理化とリスク社会化という観点から捉える、筆者の中期的な研究の一環をなすものでもある。 

備考(Remarks)  

2015  楽園観光地の構造的特徴―シミュラークル、脆弱性、観光地支配  単著   
島嶼研究  , 日本島嶼学会  , 17/1  , pp. 1-20  , 2016/02   

概要(Abstract) 本稿は、バリと沖縄の事例を通して楽園観光について論じた拙書の論点を踏まえつつ、楽園観光という観光形態よりも、楽園観光地がもつ構造的な特徴を明確化することに向けた研究であり、島嶼において展開するこの種の観光地の基本的なメカニズムをまずは一般化して捉えることにより、事例研究への足掛かりを得ようとするものである。 

備考(Remarks)  

2012  シミュラークルと沈黙の記憶――バリ島の観光地ウブドの絵画をめぐって  単著   
人類学研究所 研究論集  , 南山大学人類学研究所  , 1  , pp. 181-200  , 2013/03   

概要(Abstract) インドネシアのバリ島の観光地ウブドにおける絵画を取り上げ、物質文化と社会的な記憶との関連について論じたものである。ウブドの絵画について、マクレイによる先行研究があるが、その議論を再検討し、バリ芸術がシミュラークルとしての特徴をもつとともに、語りえない沈黙の記憶を語っているのではないかとする解釈を提起する。 

備考(Remarks)  

2011  反観光論に向けてのプロレゴメナン  単著   
アカデミア人文・自然科学編  , 南山大学  , 3  , pp. 175-198  , 2012/01/30   

概要(Abstract) 観光研究は、政策論や経営工学の立場を中心としているが、人類学や社会学においてもひとつの下位領域を構成しつつある。しかしながら、実学志向的な観光研究全体の中において、観光がもたらす負の側面に着目した一部の人類学的観光研究が占めるべき位置づけは、かならずしも明確になっているとはいえない。本稿は、今日の人類学的観光研究の向かうべき方向性のひとつを「反科学」にあるとみなし、反科学としての観光論の基本的な論点整理を試みたものである。 

備考(Remarks)  

2010  バリ島のエコツーリズムの逆説  単著   
島嶼研究  , 日本島嶼学会  , 第11号  , 35-43  , 2011/03   

概要(Abstract) バリ島の文化観光についてはすでにおおくの議論があるが、自然観光について論じた研究はほとんどない。この論考は、人類学的な参与観察とインタヴューに基づき、バリ島のエコツーリズムの現状について暫定的な総括を行ったものであり、大衆観光型の開発と結び付いたエコツーリズムが、バリ島の環境破壊をもたらしていく危険性が高いことを指摘するものである。 

備考(Remarks)  

2010  世界の夜明けのたそがれ−楽園観光地バリの明と暗−  単著   
アカデミア(人文・自然科学編新編)  , 南山大学  , 1  , 1-30  , 2011/01   

概要(Abstract) インドネシアのバリ島は、世界に数ある楽園イメージを売り物とした観光地(楽園観光地と呼ぶことにする)のひとつである。この論文では、楽園観光地バリの形成過程と現状を、楽園らしからぬ一面にも目配りしながら記述する。近年のバリ研究は、陰りの見えつつあるバリ観光の現状をやや悲観的な観点からとらえようとする傾向がある。ただ、こうしたバリの現状は、インドネシア通貨危機やクタでの爆弾テロ事件などによる危機が顕在化する以前の、スハルト時代からの観光開発の負の側面が顕在化したものだと理解することができる。論文では、オランダによる植民地支配以前にさかのぼり、「楽園」のイメージで捉えられたバリの観光化の軌跡をあらためて振り返り、現状の把握へとつなげ、議論を整理する。 

備考(Remarks)  

2009  観光地の発展と構造的ポジショナリティ−ゆんぬの島の民族誌的研究  単著   
島嶼研究  , 日本島嶼学会  , 9号  , 1-22  , 2009/09   

概要(Abstract) この論文は、観光地の発展ではなく、発展から低迷へと進んだ事例に焦点を当てて、観光が抱えるリスクについて検討したものである。ゆんぬの島(与論島の別称)は、沖縄が復帰を果たす以前、日本最南端の島だった。沖縄の復帰とそれにつづく海洋博の開催に前後する1970年代、与論はこの沖縄の観光開発を触媒とした空前の観光ブームに沸いた。しかしながら、やがて亜熱帯のビーチリゾートをもとめるおおくの観光客は、沖縄の本島・離島へ、そしてさらには国外に点在する楽園観光地へと向かうようになった。与論は、複合的な観光資源と観光サイトを抱える沖縄という観光圏の中に、イメージのレベルでは帰属しているが、組織的には十分なつながりを打ち立てるにはいたらず、観光地としての独自色をあらためて打ち出し顧客にアピールできないまま、低迷状態に陥ったといってよい。論文では、端的にいえば、奄美の中の与論ではなく沖縄の外の与論というこのポジショナリティ、つまりは与論観光の沖縄観光への従属的な関係性に焦点を当て、これが与論観光低迷の構造的な要因の中心にあることを論じた。 

備考(Remarks)  

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