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学術論文
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年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2001  「バリ宗教」の誕生−植民地統治下における宗教表象枠組の素描−  単著   
アカデミア(人文・社会科学編)  , 南山大学  , 73号  , 89-141  , 2001/06   

概要(Abstract) 戦後のバリ宗教については、バリ人自身がこれを一神教として捉える理解枠組を構築してきたのにたいして、人類学者や外国人観光客の側はそうしたバリ人側の宗教理解枠組を十分視野に入れず、オリエンタリスティックな戦前以来の多神教的な理解を温存させあるいは強化させてきた、という問題がある。こうした異文化理解に関わる重大な問題の起源は、20世紀前半の植民地時代にあるといってよい。この論文では、さしあたりオランダによる植民地体制の確立までの経過を追いながら、バリの植民地化に関わる主要な出来事に関連して垣間見える、バリ側とオランダ側との認識のずれを整理するとともに、オランダ側の主導する文化政策のもとに「バリ宗教」という理解枠組がバリにおいてたちあがる前後の状況を、近年の歴史人類学的バリ研究の成果を整理することによって、記述しようとする。 

備考(Remarks)  

1999  マトゥル・バンタン−バリ島のヒンドゥーの供物と儀礼−  単著   
アカデミア(人文・社会科学編)  , 南山大学  , 70号  , 311-345  , 1999/09   

概要(Abstract) バリ人の宗教生活の実質は多彩な供物を用いた種々の儀礼活動にあるといえる。この論文では、バリ島の1地域における筆者の観察をもとに、主要な儀礼活動の概略を記述するとともに、多様な儀礼にほぼ一貫して見出される構造パタンを抽出する。そして儀礼実践が近年人々に浸透しつつあるヒンドゥーイデオロギーと微妙なもたれあいの関係にあることを指摘し、宗教実践と宗教観念の相互作用関係を注意深く理解しようとする視線から、儀礼にいそしむ現代バリ人の宗教生活を理解しようとすることが必要であることを指摘する。 

備考(Remarks)  

1998  現代バリ島の方位認識と象徴分類  単著   
アカデミア(人文・社会科学編)  , 南山大学  , 68  , 1-19  , 1998/09   

概要(Abstract) バリ文化における方位観・象徴分類の重要性は、従来のバリ研究においても論じられている。しかしながらこの方位観を近年の宗教変容との連関で論じた研究は存在しないといってよい。この論文は、筆者の収集したデータに基づき、方位認識を現代の社会的脈絡に位置づけ、宗教的知識の一部として理解するとともに、方位観がコスモロジーとしての一面だけでなく、イデオロギーとしての一面をももっていることを指摘する。 

備考(Remarks)  

1995  ムスポ−バリ島のヒンドゥーの祈り−  単著   
人類学研究所通信  , 南山大学人類学研究所  , 3・4  , 2-12  , 1995/04   

概要(Abstract) 戦後のバリでは、一種の宗教改革運動の影響を受けて、人々の宗教生活にかなりの変容が見受けられるようになっている。とくに一神教的神観念の浸透と、神への祈り(ムスポ)の重視という点は、この改革運動の影響力を如実に物語る点である。この論文では、筆者の収集した民族誌的データに基づき、現在のバリ宗教における祈りという行為と、この行為を背後で支える神観念について記述し、そこに見られるいくつかの特徴を指摘する。 

備考(Remarks)  

1994  表層の遊戯−バリの闘鶏に関するもうひとつの解釈−  単著   
南方文化  , 天理南方文化研究会  , 21輯  , 70-85  , 1994/11   

概要(Abstract) バリの闘鶏は、「深層の遊戯」という形容とともに、文化人類学ではよく知られた民族誌的現象である。しかし筆者が見聞する限り、今日の闘鶏のあり方は50年代の調査に基づいた従来の研究が提示する姿とはかけ離れたものであり、ある意味ではこれと対照的な特徴を示すものである。この論文では、90年代のバリの1地域における闘鶏の姿を筆者の収集したデータに基づいて記述するとともに、既存の闘鶏解釈がはらむ問題点を整理する。 

備考(Remarks)  

1993  バリ島の暦とワリゴ  単著   
歴史と構造−文化人類学的研究−  , 南山大学大学院文化人類学研究室  , 22  , 19-30  , 1994/03   

概要(Abstract) バリには、複数の暦のシステムと、それらの暦に連関する、主に吉凶にまつわる知識(ワリゴ)がある。この論文では、バリ人の社会生活、とりわけ宗教生活にとってきわめて重要な意義をもつこの暦とワリゴについて、その基本的特徴をまとめるとともに、従来のバリの暦に関する研究が論じていない、暦に連関するいくつかの民族誌的事実を、筆者の収集したデータに基づいて指摘する。 

備考(Remarks)  

1991  現代バリ宗教の様相論−意味システムの複合性に関する予備的考察−  単著   
民族学研究  , 日本民族学会  , 56巻3号  , 297-307  , 1991/12   

概要(Abstract) 戦後のバリ宗教に関しては、宗教の合理化・近代化を論じる議論がある一方、逆に伝統の重視や伝統への回帰現象を論じる議論がある。これら2つの議論は、一見すると互いに相反する2つの現象を論じているように見えるが、実はおなじ事態がもつ別の様相を、それぞれ異なる理論的観点から論じているにすぎないといいうる。この論文では、意味の様相理論の立場に立って、こうしたバリ宗教の現状を再解釈し整理しようとする。 

備考(Remarks)  

1990  文化システムとしての祭礼−バリ島のオダランの意味構成−  単著   
南方文化  , 天理南方文化研究会  , 17輯  , 37-52  , 1990/11   

概要(Abstract) バリ島の寺院祭礼は、供物、儀礼的手続き、トランス、バロン・ランダ劇、影絵劇(ワヤン)、闘鶏などを主要な構成要素とする。これら構成要素は形態的にも意味論的にも地域によってきわめて多様なあり方を示すが、その一方でバリ語で「ラメ」と呼ばれる特定の価値観を実現したものであるという点で、互いに重なり合う意味論的特性をももっている。こうした寺院祭礼の多様性と意味論的統合性について考察する。 

備考(Remarks)  

1989  祭礼のモナドロジー−バリ島のオダランの解釈学−  単著   
文学研究科修士論文  , 南山大学  , 126p.  , 1990/01   

概要(Abstract) インドネシアのバリ島の宗教において、オダラン(寺院祭礼)はきわめて重要な儀礼である。しかし、既存の研究はオダランを構成する諸部分を主題化するにとどまり、オダランの総体を明確にしているとはいえない。この論文では、意味論の観点に立ってオダランの意味構成を分析・考察したものである。 

備考(Remarks)  

1988  ギァーツの宗教論ノート−現象学的観点から−  単著   
歴史と構造−文化人類学的研究−  , 南山大学大学院文化人類学研究室  , 17  , 23-34  , 1989/03   

概要(Abstract) クリフォード・ギアツは、独自の文化システム理論の観点から「宗教」の理論的定義を行っている。彼の議論は、人類学の宗教理論の中でかなり影響力をもっているが、そこには理論上・方法上いくつかの矛盾や不整合な点がある。その主要な問題点として、model ofとmodel forの概念、および「意味の問題」をめぐる論理的破綻につい て論じ、彼の宗教論の可能性と限界について整理する。 

備考(Remarks)  

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