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学術論文
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年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
1987  バリ研究と多様性:C.Geertzの村落論とJ.S.Lansingの現象学的モノグラフについて  単著   
歴史と構造−文化人類学的研究−  , 南山大学大学院文化人類学研究室  , 16  , 19-35  , 1988/03   

概要(Abstract) バリの文化・社会は地域毎にきわめて多様である。このバリの多様性は、バリ研究を進展させるひとつの契機であるとともに、何らかの一般化を阻むひとつのアポリアでもある。この論文では、バリの「多様性」を独特の理論的方法的観点から主題化した2つの研究を取り上げ、民族誌的研究における「多様性」問題の、解決ならぬ再生産について検討する。 

備考(Remarks)  

2015  地上の煉獄と楽園のはざま―沖縄本島南部の慰霊観光をめぐって  単著   
人類学研究所研究報告  , 南山大学人類学研究所  , 3  , 41-94  , 2016/03   

概要(Abstract) 本稿は、戦争直後の沖縄の苦難から、慰霊観光地化そして楽園観光地化という過程をあらためて振り返ることから、「危機と再生の人類学」について考察を試みるものである。結論では、危機と再生とは相互背反的なものではなく、同時に並走し共在しうること、より正確にいえば、危機の潜勢態としてのリスクは、再生と並行し、さらにいえば再生を内部に取り込みつつ深化しうることが、指摘される。なお、本稿は、観光と宗教の関係を合理化とリスク社会化という観点から捉える、筆者の中期的な研究の一環をなすものでもある。 

備考(Remarks)  

2015  楽園観光地の構造的特徴―シミュラークル、脆弱性、観光地支配  単著   
島嶼研究  , 日本島嶼学会  , 17/1  , pp. 1-20  , 2016/02   

概要(Abstract) 本稿は、バリと沖縄の事例を通して楽園観光について論じた拙書の論点を踏まえつつ、楽園観光という観光形態よりも、楽園観光地がもつ構造的な特徴を明確化することに向けた研究であり、島嶼において展開するこの種の観光地の基本的なメカニズムをまずは一般化して捉えることにより、事例研究への足掛かりを得ようとするものである。 

備考(Remarks)  

2009  観光地の発展と構造的ポジショナリティ−ゆんぬの島の民族誌的研究  単著   
島嶼研究  , 日本島嶼学会  , 9号  , 1-22  , 2009/09   

概要(Abstract) この論文は、観光地の発展ではなく、発展から低迷へと進んだ事例に焦点を当てて、観光が抱えるリスクについて検討したものである。ゆんぬの島(与論島の別称)は、沖縄が復帰を果たす以前、日本最南端の島だった。沖縄の復帰とそれにつづく海洋博の開催に前後する1970年代、与論はこの沖縄の観光開発を触媒とした空前の観光ブームに沸いた。しかしながら、やがて亜熱帯のビーチリゾートをもとめるおおくの観光客は、沖縄の本島・離島へ、そしてさらには国外に点在する楽園観光地へと向かうようになった。与論は、複合的な観光資源と観光サイトを抱える沖縄という観光圏の中に、イメージのレベルでは帰属しているが、組織的には十分なつながりを打ち立てるにはいたらず、観光地としての独自色をあらためて打ち出し顧客にアピールできないまま、低迷状態に陥ったといってよい。論文では、端的にいえば、奄美の中の与論ではなく沖縄の外の与論というこのポジショナリティ、つまりは与論観光の沖縄観光への従属的な関係性に焦点を当て、これが与論観光低迷の構造的な要因の中心にあることを論じた。 

備考(Remarks)  

1992  ギアツの文化システム論−その可能性と限界−  単著   
ソシオロジ  , 社会学研究会  , 36巻3号  , 21-36  , 1992/12   

概要(Abstract) 上記の論文でも触れた意味の様相理論の可能性を、クリフォード・ギアツの文化システム理論を批判的に再検討することで、理論研究の面から明確にしようとする。ギアツの文化システム理論には認識上理論上いくつか不整合な点が存在するが、それらの難点は「意味」概念を様相論的に再定式化する観点から、説明可能なものとなる。この点を論じ、ギアツの文化システム理論の可能性と限界を整理する。 

備考(Remarks)  

1996  現代バリ宗教の変容論  単著   
社会人類学年報  , 東京都立大学 社会人類学会  , Vol. 22  , 155-169  , 1996/10   

概要(Abstract) 既存のバリ宗教研究のおおくは、戦後のバリ宗教に生じている一種の改革運動をかならずしも重視せず、戦前・戦後を通じて基本的に変わらない「伝統的なバリ宗教」を描こうとしてきた。しかし今日、すくなくとも人々の宗教観念は確実に変貌を遂げており、この観念次元の変化を受けたかたちで行為面でもいくつかの変化や変化の兆しが観察される。こうした現代バリ宗教の変容の主要な点を、筆者の収集したデータに基づいて記述し、現状を考察する。 

備考(Remarks)  

1999  現代バリ宗教と祈り  単著   
アカデミア(人文・社会科学編)  , 南山大学  , 71号  , 143-167  , 2000/03   

概要(Abstract) 現在のバリ宗教において、祈りは一神教的神観念の浸透を端的に示す行為契機だといえる。とくに儀礼の脈絡から外れたところで行われる祈りを見れば、このことが明確になる。ところがこうした儀礼の外で行われる祈りに注目した研究はほとんどない。この論文では、現在のバリ人が儀礼以外のいかなる機会に祈るのかについて記述するとともに、バリ人の宗教生活の偏差の背景となる、現代バリ社会の構造的変容に触れ、宗教変容と社会変容というふたつの問題系を考察するための整理を試みる。 

備考(Remarks)  

1988  今日の祖名継承法−沖永良部島一村落に於ける「ナーチキ」をめぐって−  単著   
民族学研究  , 日本民族学会  , 53巻2号  , 214-228  , 1988/09   

概要(Abstract) 沖永良部島には、祖先の名にちなんだ名前を子どもにつける、ナーチキと呼ばれる習慣がある。この種の名づけの習慣は、従来「祖名継承法」として、構造機能主義的親族論の観点から論じられてきた。しかしナーチキの名前継承関係は、かならずしも構造機能主義の観点から整合的に説明されえない特徴をもつ。この点を明らかにし、ナーチキを当該社会の文化的価値観に位置づけるもうひとつの理解枠組の可能性について検討する。 

備考(Remarks)  

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