氏名 Name |
加藤 隆雄 ( カトウ タカオ , KATO Takao ) |
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所属 Organization |
人文学部心理人間学科 |
職名 Academic Title |
教授 |
専攻分野 Area of specialization |
教育社会学、社会学 |
学会活動 Academic societies |
日本教育社会学会会員(1985.9〜現在に至る) |
著書・学術論文数 No. of books/academic articles |
総数 total number (40)
著書数 books (7) 学術論文数 articles (33) |
大学院名 Grad. School |
修了課程 Courses Completed |
修了年月(日) Date of Completion |
修了区分 Completion Classification |
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東京大学大学院教育学研究科教育社会学専攻 | 博士課程 | 1992年03月 | 単位取得満期退学 |
学位区分 Degree Classification |
取得学位名 Degree name |
学位論文名 Title of Thesis |
学位授与機関 Organization Conferring the Degree |
取得年月(日) Date of Acquisition |
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修士 | 教育学修士 | 東京大学大学院 | 1987年03月 |
長期研究/短期研究 Long or Short Term research |
研究課題名 Research Topic |
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長期研究 | 生政治と教育 |
概要(Abstract) フーコーが提唱した生政治という視角に拠って立つことで、教育がいかに生政治の力(生権力)によって生成変形されてきたかを明らかにする。そして特にデュルケムの社会化論・市民教育論・道徳教育論において、どのように生政治が働いていたかを明らかにする。 |
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長期研究 | 文化・社会化・社会秩序 |
概要(Abstract) 子どもの社会化と社会秩序がどのように関わっているか,また文化が社会化にどのような影響を及ぼすか,さらに文化と社会との相互作用はどのように定式化されるかについて,三つの方向から特に理論的研究を行っている。 |
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短期研究 | 子ども・青年文化の研究 |
概要(Abstract) 「子どもコード」という概念を用いて、子どもと青年,子ども文化と青年文化の特徴づけを行うとともに、コードの歴史的生成と変容についても明らかにする。 |
年度 Year |
著書名 Title of the books |
著書形態 Form of Book |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
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出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date | |||
2017 | 教育社会学事典 | 共著 | BB2538863X |
丸善出版 , B5 , 108-111 , 2018/01 | |||
概要(Abstract) 日本教育社会学会が編集した中項目事典。「理論」「方法」「研究領域」の三部構成で325項目のテーマが網羅されている。第1部「教育社会学の理論」第3章「理論」の「ポストモダン論と生政治論」(pp.108-111)を担当。リオタールに由来するポストモダンという認識が教育社会学においては、近代の産物としての教育・学校として相対化する視点をもたらしたことを指摘した。しかし、そうした研究が近代的教育批判としての位置しか果たせなかったことを、理論的な射程の限界に由来するものとした。そして、十分に咀嚼できなかったフーコーの理論を、生政治論として捉え直すことで、再びこれらの研究を発展させる道筋を示した。 |
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備考(Remarks)
執筆者:加野芳正、北澤毅、加藤隆雄 他250名。 |
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2012 | 新しい時代の教育社会学 | 共著 | BB1062407X |
ミネルヴァ書房 , A5 , 218 , 2012/10/30 | |||
概要(Abstract) 教育社会学の新たな知見や理論を取り込んだリーディングス。第10章「教育とジェンダー」(pp. 132-145)を担当。ジェンダーとは何かということを考察し、既存のジェンダー秩序がいかに人のアイデンティティと連動しているかについて解説した。さらに、そのようなジェンダー秩序への組み込みに抵抗する拠点としてのジェンダーフリー教育の意義について述べるとともに、ジェンダーという概念自体に潜むジレンマに対して、ジェンダーフリー教育がいかなるスタンスをとるべきかを論じた。 |
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備考(Remarks) 加野芳正、田中理絵、門脇厚司、岩見和彦、柳治男、油布佐和子、紅林伸幸、越智康詞、伊藤茂樹、加藤隆雄、北澤毅、西田芳正、葛城浩一、小方直幸 |
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1995 | 「異界」を生きる少年少女 | 共著 | BN13038690 |
東洋館出版社 , A5 , 253 pp. , 1995/07/30 | |||
概要(Abstract) 日本教育社会学会の課題研究を発展させた論文集。第9章「社会化ポストモダンの曠野よりなぜ子どもたちは社会化されないか」(pp.207-228)を担当。子どもと大人のボーダレス現象を、社会化という概念装置の失墜として捉え、子どもが社会化されなくなった状態を「社会化ポストモダン」として論じた。まず、現代における青年期の延長、青年文化と子ども文化の混淆などを例示し「社会化寡少」と命名した。次に、子どもが大人の行動様式を先取りする現象を取り上げ、「社会化過多」と名付けた。これらは社会化論が指示していたあり方からは大きく外れるものであり、社会化の理論が暗黙に前提していたものの再検討を要求するものである。アドルノやウィトゲンシュタイン、リオタールの議論を援用しながら、社会化論の暗黙の前提とそれが置き換えられたものとを対置し、社会化ポストモダンの情況を明らかにし、今後の子どものあり方を考察した。 |
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備考(Remarks) 門脇厚司,石川洋明,諏訪哲二,清永賢二,富田英典,宮台真司,山村賢明,藤村正之,石戸教嗣,加藤隆雄,岩見和彦 |
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1995 | 文化の社会学 | 共著 | BN12577995 |
有信堂高文社 , A5 , 213 pp. , 1995/05/25 | |||
概要(Abstract) ピエール・ブルデューの文化的再生産の理論的検討と、それをもとにした調査の分析を行ったリーディングス。2章「資本をめぐる実践 文化と社会階層のミクロ社会学」(pp.40-63)を担当。ブルデューの理論を、日常的社会学の立場から「資本をめぐる実践」として解釈、その射程と有効性を論じた。資本はもともとマルクスがその運動の法則を経済の領域において捉えたものであるが、ブルデューは資本を、さまざまな領域に存在する運動体として捉えた。マルクスが問題化した資本は、経済領域における一変種なのであり、ブルデューは文化領域における資本、つまり、文化資本を概念化し、その転化の三形態を明らかにした。そこでの過程が、戦略や差し手(ターン)として捉えうる諸実践なのであり、これは資本が身体化したハビトゥスによって生み出される。このような資本をめぐる実践の諸形態を類型化し、最後に資本概念を発展させるためのいくつかの視点を提示した。 |
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備考(Remarks) 宮島喬,田辺浩,加藤隆雄,杉原名穂子,喜多加実代,耳塚寛明,中西祐子,高山啓子,宇都宮京子,水島和則 |
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2010 | ファシリテーター・トレーニング 第2版 | 共著 | BB0437733X |
ナカニシヤ出版 , B5 , 199pp. , 2010/12 | |||
概要(Abstract) 従来の教え込み型の教師から、学習者のニーズを尊重し、社会変革を推進する教育者(ファシリテーター)をいかに実現するかについて、そのあり方を問いつつ、その養成に資するように書かれたものである。著者担当の章(第2部12「〈子ども−大人〉関係を脱構築する者」)では、子どもが現在置かれた状況を概観しつつ、子どもと大人が相関的な存在であり、一方が他方の内容を規定するような関係にあることを述べた。「子ども」「大人」は、それぞれ独立した項ではないことから、「〈子ども−大人〉関係」という概念を用いることとし、まずその発生をアリエスの論に従って述べた。次に、〈子ども−大人〉関係が現代においてどのように変容しているかについて、(1)「年長の子ども」の不在、(2)「青年」の登場という点に着目して分析した。最後に、このような歴史的一形態としての〈子ども−大人〉関係を脱構築する者のモデルとして、ラドクリフ=ブラウンや亀山佳明に依拠した「社会的オジ」を説明した。これは、子どもに対する働きかけの新たなモデルであり、同じく教育における〈教える−教えられる〉関係を脱構築しようとするファシリテーターのモデルとして考えられることを示した。 |
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備考(Remarks) 執筆者: 津村俊充、石田裕久、加藤隆雄 他27名 |
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2002 | ファシリテータートレーニング | 共著 | BA63729206 |
ナカニシヤ出版 , B5 , 187pp. , 2003/03 | |||
概要(Abstract) 従来の教え込み型の教師から、学習者のニーズを尊重し、社会変革を推進する教育者(ファシリテーター)をいかに実現するかについて、そのあり方を問いつつ、その養成に資するように書かれたものである。著者担当の章(第2部11「子ども・青年文化を〈読む〉」)では、まず、子ども文化と青年文化を捉える視点として、柳田國男の民俗資料の分類が有効であることを示した。続いて、それをどのように読解していくかについて、スチュアート・ホールによる受け手の読解の類型を取り上げ、商品化された子ども・青年文化に対しては、子ども・青年がいかに受容していくのかというプロセスと、研究者が受け手の読解についてどのように解読するのかという二重のプロセスが存在していることを指摘した。 |
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備考(Remarks) 執筆者: 津村俊充、石田裕久、加藤隆雄 他25名 |
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2001 | 子どもの対人関係能力を育てる 子供の心と体をひらく知識と技法(教職研修総合特集・読本シリーズNo.151 | 共著 | BA56234804 |
教育開発研究所 , A5 , 244pp. , 2002/03 | |||
概要(Abstract) IT化、少子化や核家族化、地域社会の変化など、子どもをとりまくコミュニケーション環境の変化等により、以前に比べ、子どもの対人関係能力やソーシャルスキルが低下してきている。そこで、対人関係能力として、対人コミュニケーションの概念や機能、あり方について解説すると同時に、子どもたちの対人関係能力を育むにはどのような学習内容や方法、スキルが必要であるのか、さらに、それらを学校現場(小・中学校)で実践するにはどのような授業展開が考えられるかを検討し、記述している。(2章2「少子化と対人コミュニケーション」を担当。) |
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備考(Remarks) 執筆者:津村俊充、加藤隆雄 他54名 |
年度 Year |
論文題目名 Title of the articles |
共著区分 Collaboration Classification |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2021 | エスと機械―『アンチ・オイディプス』のミクロ-マクロ問題への寄与― | 単著 | |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第23号 , 35-44 , 2022/01 | |||
概要(Abstract) |
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備考(Remarks) |
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2021 | ミクロ-マクロ問題を組み直す―ブリュノ・ラトゥールとANT― | 単著 | |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第22号 , pp.75-90 , 2021/06 | |||
概要(Abstract) |
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備考(Remarks) |
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2020 | ウェーバー行為論の物語論的転回に向けて―ミルズとシュッツからの発展― | 単著 | 2185-3282 |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第21号 , pp.87-98 , 2021/01 | |||
概要(Abstract) |
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備考(Remarks) |
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2019 | 医療化はいかに物語られたか―少年事件報道記事のテキストマイニングによる分析― | 共著 | AA12516006 |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第19号 , pp. 19-30 , 2020/01/30 | |||
概要(Abstract) 前稿で検討した1997~2000年代前半の一連の少年事件と、2010年代における少年事件の報道の比較を、テキストマイニング(KHコーダーを使用)を用いて分析した。当初見られた「猟奇的犯罪」を精神障害によって説明し、治療の対象にしようとする医療化がどのような趨勢をたどっているかについて、2014年の事件に至る5件のケースにおいて検討した。共起ネットワークなどの分析によって、医療化が衰勢を示していることが明らかになった。また、それぞれの報道の意味論的な構造を論じ、医療化的語彙の物語論的な価値を検討した。 |
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備考(Remarks) 共著者:木村祐子(東京成徳大学) |
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2016 | 〈子どもコード〉の生成と展開―児童文学と特撮テレビ番組の分析― | 単著 | AA12516006 |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第13号 , pp. 39-50 , 2017/01/31 | |||
概要(Abstract) 従来の子ども文化の研究は、歴史と批評へと収斂してきたが、前者は子どもを歴史的にとらえることができず、後者は批評という場に開くことで分析的な作業を難しいものにしてしまった。本稿では、「子どもコード」という概念を提案し、それによって子ども文化の内実を記述することができることを示した。19世紀半ば以降から20世紀にかけての児童文学の分析により、コードの内側とその外部諸要素を仮説的に定式化した。これは、1960年代の日本の子ども向け特撮番組においても見られること、さらに「子どもだまし」という要素が加わっていることを明らかにした。そして、「過コード化」の概念を用い、子ども文化がより子どもらしいものへと収縮している現象についても取り上げた。最後に、コード理論の可能性として、青年文化と脱コード化・再コード化などとの関係について素描し、新たな課題として提起した。 |
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備考(Remarks) |
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2018 | 医療化の衰退と物語作用―少年事件をめぐる言説の分析― | 共著 | 2185-3282 |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第16号 , pp. 105-118 , 2018/06/30 | |||
概要(Abstract) 「少年犯罪」と称されるようになった1997~2000年代前半の一連の少年事件と、2010年代における少年事件の報道を比較することで、前者に見られた逸脱の医療化の傾向が後者では衰退していることを、新聞・雑誌記事テクストとインタビューデータから明らかにする。これは、二つの次元で起きていることから説明される。第一に、空間的=実践的次元。加害少年に障害名を付与することは、同じ障害として診断される一般の児童・少年に対しても加害少年と同じラベルを適用することになる。これに対して、反対・批判・抵抗・異議申し立てなどの反作用が生じる。第二に、言説的=物語的次元である。マスメディア報道は物語構造をもつが、医療化は物語の解決を妨げる要素となっているため、言説平面上においても、物語構造は医療化を排除するように作用する。両者は次のように関係づけることができる。実践的空間内の関係を、言説平面上に投影した場合、それは物語の連辞的構造として把握されるのに対して、言説平面上の物語構造は、統辞的構造として把握される。 |
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備考(Remarks) 共著者:木村祐子(東京成徳大学) |
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2015 | ポストモダン教育社会学の展開と隘路、そして生政治論的転換 | 単著 | AN0005780X |
教育社会学研究 , 東洋館出版社 , 第94集 , pp. 5-24 , 2014/05/31 | |||
概要(Abstract) 「ポストモダン」論によって影響を受けた1980年代後半の日本の教育社会学を「ポストモダン教育社会学」と呼ぶことにする。それは、「モダン」としての教育・学校制度の異化に向かったが、アリエス、ブルデューと並んでインスピレーションの供給源となったのが、『監獄の誕生』におけるフーコーの「規律訓練」の視点であった。しかし、1990年代以降の教育システムの変動によって、異化の手法で捉えられた教育・学校制度の理解は不十分なものとなり、ポストモダン教育社会学の訴求力も低下していく。他方、フーコー研究においては、2000年代以降、規律訓練の概念が「生政治」論の一部であることが明らかになるのだが、1990年代以降の教育システムは、まさにこの生政治論的視点からよりよく捉えうることをフーコー理論を概略しながら論じた。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | デュルケムの〈分析-構築〉における道徳教育論 | 単著 | AA12516006 |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第12号 , pp. 23-36 , 2016/06/30 | |||
概要(Abstract) 黙殺されるか、あるいは教育社会学的に扱われるかのどちらかだったデュルケム教育学は、デュルケム社会学と〈分析-構築〉というべき関係を有していることをまず論じた。この〈分析-構築〉が現代の社会学に重要な示唆を与える可能性を考察したうえで、〈構築〉の最たる著作である『道徳教育論』のテクスト構造を検討した。まず、〈分析-構築〉が『モンテスキューとルソー』に原型を持ち、〈分析〉の部分が「モンテスキュー論」と密接な関係をもつことをふまえたうえで、「ルソー論」と『道徳教育論』との関係を精査していくと、ルソーが実践の理論として、モンテスキューが分析の理論において得ていた位置とは異なる扱いを受けていたことが判った。デュルケムは、ルソーに由来する部分(「社会集団への愛着」)以外に、非ルソー的な「規律への精神」を新たに設け、道徳教育を論じていた。規律への精神が子どもの内部に確立されることは、フーコーのいう生権力の一つである「規律型権力」が行使されることとして考えられ、生政治の介入を見て取ることができた。このような介入ゆえに、デュルケムの〈分析-構築〉を、現代のグローバル社会におけるグローバルシティズンシップ教育へ写像する可能性に対しては、より広汎で深い考量が必要であることが示唆された。 |
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備考(Remarks) |
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2013 | 生政治の〈介入〉とはいかなる事態か―フーコー『知の考古学』における権力作用の研究― | 単著 | AA12516006 |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第7号 , pp. 1-14 , 2014/01/30 | |||
概要(Abstract) ミシェル・フーコーが主張した生権力は、テクストへの介入という形態をとると考えられることから、生政治ないし生権力の行使のされ方についての検討が必要となった。その結果、諸思想家が生権力概念をさまざまなかたちで解釈し発展させているにもかかわらず、どの思想家も(1)生権力を、施行された政策・慣習が転化した制度・考案された様々な装置によってのみ執行されるものとして捉えている、(2)生政治・生権力が、フーコーの著作全体を貫くキー概念として積極的にとらえていないだけでなく、『知の考古学』との関連をほとんど考慮していない、(3)『知の考古学』を孤立した単独著作として捉える傾向があるだけではなく、フーコーの意図とは逆に、物質的実践ではない言説の分析に関わる研究として捉える傾向がある、ということがわかった。本稿では、言説が物質的実践であり、介入であることを『知の考古学』に即して示し、『知の考古学』が、生権力の〈介入〉の内実を分析する手立てとなる研究であることを主張した。 |
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備考(Remarks) |
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2009 | フロイトのテクストにおける生-政治の介入―「性欲論三篇」におけるヘゲモニー的リビドー体制― | 単著 | AN00132224 |
アカデミア 自然科学・保健体育編 , 南山大学 , 第15巻 , pp. 17-28 , 2010/01/30 | |||
概要(Abstract) フロイトの「性欲論三篇」のテクストの変容を検討し、それがフーコーの述べる「生-政治」の具体的な表出形態であることを主張した。「性欲論三篇」の1905年初版と1915年以降の追加修正とを比較すると、多形倒錯的なリビドーという初期の概念が、生殖に方向づけられたリビドー体制のもと再概念化されている。1905年版の「性欲論三篇」の第一論文においては、リビドーは「多形倒錯的」、すなわち対象との自由な結びつきを秘めるものと考えられた。そのなかでも、特に身体的発達に基盤を有する場合があり、それらは口唇体制・肛門体制・性器体制として語られている。1905年版において、リビドーは多様なあり方を承認されている。しかし、1915年以降「男根期」の概念が導入されることで、これらの体制は、ばらばらの「諸」体制ではなく、成人的なセクシュアリティへと方向づけられた「段階」として整序されることになる。「性的な活動」は「生殖活動」と言い換えられ、段階づけをはっきり示した一節が書き加えられる。これらの変更の結果として、第一論文が述べる多形倒錯的リビドーは、その叙述に変化はないものの、そうした段階からは外れた「変態」性欲として劣位なものへとその位置を変えることになってしまう。そして、生殖に方向づけられたリビドーが「正常なもの」として、優位に置かれる。本稿は、このようにして諸リビドー体制が序列化された全体体制を「ヘゲモニー的リビドー体制」と名づけたが、このような体制化こそが、フーコーの述べる「生−政治」の現出形態である。生−政治は、生、生殖、医療などに権力が浸透する状況を示す概念であるが、フロイトにおけるヘゲモニー的リビドー体制の成立は、生への社会的管理の一例であることが本稿で示された。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
題名等 Titles |
カテゴリ Category |
細目 Authorship |
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掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2020 | 片岡栄美[著]『趣味の社会学: 文化・階層・ジェンダー』書評 | 書評 | 単著 |
教育社会学研究 , 東洋館出版社 , 108集 , pp.193-195 , 2020/05 | |||
概要(Abstract) |
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備考(Remarks) |
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2019 | 戸江哲理[著]『和みを紡ぐ』 | 書評 | 単著 |
『社会学評論』 , 日本社会学会 , 70/1 , 58-59 , 2019/07 | |||
概要(Abstract) 戸江哲理氏の著書『和みを紡ぐ』について書評を行った。本著作が、母親たちの集う場所の会話分析を丹念に行い、新たな知見を紡ぎ出そうとしていることを評価するとともに、社会学的モノグラフとしての価値をもつことを指摘した。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | 下司晶[著]『教育思想のポストモダン 戦後教育学を超えて』 | 書評 | 単著 |
『図書新聞』 , 3306号 , 2017/06/10 | |||
概要(Abstract) 教育哲学者である下司晶氏の著書『教育思想のポストモダン 戦後教育学を超えて』について書評を行った。本著作が、戦後日本の教育学思想の綿密な分析によっていることを評価しつつ、ポストモダン教育学のあり方について意見を述べた。 |
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備考(Remarks) |
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2012 | 牧野智和[著]『自己啓発の時代 「自己」の文化社会学的研究』 | 書評 | 単著 |
日本教育社会学会編『教育社会学研究』 , 東洋館出版社 , 第91集 , 139-141 , 2012/11 | |||
概要(Abstract) 日本教育社会学会の紀要である『教育社会学研究』編集部から依頼のあった牧野智和著『自己啓発の時代 「自己」の文化社会学的研究』について書評を行った。本著作が、戦後を中心とした自己啓発書の綿密な分析によっていることを評価しつつ、理論と方法の競合関係、自己啓発書の読者を捉える視点に欠けることになどを指摘した。 |
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備考(Remarks) |
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2011 | 柳沼良太[著]『ポストモダンの自由管理教育―スキゾ・キッズからマルチ・キッズへ―』 | 書評 | 単著 |
日本教育社会学会編『教育社会学研究』 , 東洋館出版社 , 第89集 , 91-93 , 2011/11 | |||
概要(Abstract) 日本教育社会学会の紀要である『教育社会学研究』編集部から依頼のあった柳沼良太著『ポストモダンの自由管理教育―スキゾ・キッズからマルチ・キッズへ―』について書評を行った。本著作が、特に1980年代以降の広範な教育動向を踏まえたうえで、最新の理論に基づきながら社会思想史的な分析をしていることを評価しつつ、キータームとしての「ポストモダン」の曖昧さや、それ自身の物語性について指摘して、本書が取り上げている事象を捉える別の観点について提起した。 |
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備考(Remarks) |
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2009 | 「成熟」 | 辞書・事典 | 単著 |
新版増補 生命倫理事典 , 太陽出版 , pp. 527-528 , 2009/12 | |||
概要(Abstract) 生命倫理の観点を踏まえながら、「成熟」について、用語の由来と説明を行い、その倫理的な含意について現在の状況をもとに論説した。 |
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備考(Remarks) |
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2009 | 「青年期」 | 辞書・事典 | 単著 |
新版増補 生命倫理事典 , 太陽出版 , p. 556 , 2009/12 | |||
概要(Abstract) 生命倫理の観点を踏まえながら、「青年期」について、用語の由来と説明を行い、その倫理的な含意について現在の状況をもとに論説した。 |
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備考(Remarks) |
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2009 | 「引きこもり」 | 辞書・事典 | 単著 |
新版増補 生命倫理事典 , 太陽出版 , pp. 754-755 , 2009/12 | |||
概要(Abstract) 生命倫理の観点を踏まえながら、「引きこもり」について、用語の由来と説明を行い、その倫理的な含意について現在の状況をもとに論説した。 |
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備考(Remarks) |
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2009 | 「ニート」 | 辞書・事典 | 単著 |
新版増補 生命倫理事典 , 太陽出版 , p. 701 , 2009/12 | |||
概要(Abstract) 生命倫理の観点を踏まえながら、「ニート」について、用語の由来と説明を行い、その倫理的な含意について現在の状況をもとに論説した。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
題目又はセッション名 Title or Name of Session |
細目 Authorship |
発表年月(日) Date |
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発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos. | |||
2019 | チェコとスロバキアにおける市民性教育―学校カリキュラムの自律性の観点から― | 共同 | 2019/9/13 |
日本教育社会学会第71回大会 , 日本教育社会学会 | |||
概要(Abstract) チェコとスロバキアにおける学校・大学・教育省へのインタビュー調査から、共産主義体制と統合・分離の過去を持つ両国における市民性教育の在り方を、学校カリキュラムの自律性という観点をふまえて分析・考察した。特に、クリティカル・シンキングについて、チェコではより積極的にカリキュラムに取り込もうとしていたのに対して、スロバキアでは異なっていた点が注目される。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | 新聞記事における少年犯罪報道の分析―医療化論と物語論の視角から― | 共同 | 2017/10/22 |
日本教育社会学会第69回大会 , 日本教育社会学会 | |||
概要(Abstract) 1990年代と2010年代の少年事件についての新聞記事を比較し、1990年代に見られた「逸脱の医療化」の傾向が、2010年代の新聞報道において弱まっていることを明らかにした。その要因として、第一に、犯罪の要因として語られた精神障害が、2000年代以降、広く教育現場に普及浸透していき、少年犯罪の原因とすることが障害を持つ者一般に対する偏見を助長するとの懸念が高まっていったことが挙げられる。第二に、マスメディア報道が物語構造を強く有しているのに対し、精神障害についての医療化の言説が、物語構造を壊すように作用するため、マスメディアの言説から排除する力が働いたことが指摘された。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | 教育報道の脱物語化と交渉的解読空間のアーキテクチャ | 単独 | 2016/9/18 |
日本教育社会学会第68回大会 , 日本教育社会学会 | |||
概要(Abstract) 課題研究「現代社会におけるメディアと教育―メディア環境の変容は教育をどのように変えようとしているのか―」での招待発表であり、「最後のマスメディア」であるテレビが、教育をいかに物語化しているかについて諸メカニズムを分析するとともに、事例を引きながら、脱物語化するメディアとしての潜在性を有しているインターネットが、いかに交渉的解読を可能にしているかについて論じ、そのアーキテクチャ構築が重要であることを主張した。 |
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備考(Remarks) |
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2014 | 青年における政治的イリテラシーと市民性―デュルケムとアーレントからの視点― | 単独 | 2014/9/13 |
第66回日本教育社会学会大会 , 日本教育社会学会 , 『第66回日本教育社会学会大会 発表要旨集』(CD-ROM) | |||
概要(Abstract) 現代日本における青年の政治への態度を「政治的イリテラシー」と名づけ、学校教育における市民性教育の可能性を問う観点から、デュルケムの「方法的社会化」の存立条件を吟味した。それは一方では、電子メディアによる現実の植民地化を被っており、他方では、市民社会が公共性と市民性に分裂しているために原理的な不可能性を有している状況を、アーレントらに基づきながら論じた。 |
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備考(Remarks) |
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2012 | 教育社会学におけるポストモダンとフーコー―近代教育批判をめぐる批判的回顧― | 単独 | 2012/10/28 |
第64回日本教育社会学会大会 , 日本教育社会学会 , 『第64回日本教育社会学会大会 発表要旨集』(CD-ROM) | |||
概要(Abstract) 1980年代日本における教育や学校を対象とした「近代性批判」研究を総括し、そこで主要な役割を果たしたミシェル・フーコーの受容のされ方について批判的に検討を加えた。そこでは、フーコーの「権力(pouvoir)」概念は、「規律=訓練(discipline)」をもたらすものとして扱われてきた。しかし、このような捉え方が、フーコー権力理論の半面に過ぎないことを指摘、「生-権力(bio-pouvoir)」の視座から教育システムを捉え直すことを提案した。 |
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備考(Remarks) |
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2011 | 教育社会学の〈生‐政治〉論的転換-社会化の史的構築とその分析- | 単独 | 2011/9/24 |
第63回日本教育社会学会大会 , 日本教育社会学会 , 『第63回日本教育社会学会大会 発表要旨集』(CD-ROM) | |||
概要(Abstract) ミシェル・フーコーが晩年に提起した「生-政治(bio-politique)」の概念は、人間の生死・性・生育などに係る領域を捉えるための概念であるが、教育の領域について生-政治的な観点からする研究が欠けていることから、生-政治的観点に基づく研究の必要性をデュルケムの社会化論を例にとって論じた。 |
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備考(Remarks) |
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2007 | 中学生における心理主義的な意識と行動 | 共同 | 2007/9/23 |
日本教育社会学会第59回大会 , 日本教育社会学会 | |||
概要(Abstract) 中学2年生を対象に実施した質問紙調査により、心理主義的な意識と行動(友人関係の維持や悩みの相談先など)に関して、学校差・地域差・性差・学力差・メディア接触等の観点から分析し、明らかにした。「1.研究の目的と方法」では、「心」が行為の説明原理となり社会の構成原理となっていく過程である「心理主義化」について説明し、調査対象の選定と実施方法・概要を述べた。「2.心理主義的意識」では、心理主義化を構成すると考えられた項目に対して因子分析を行った。その結果「コントロール」「未知のものへの態度」「自己責任」などの因子を抽出し、心理主義化の現象に複数の側面を区別した。また、地域差による分析から、大都市と町村の中間的な地域において、心理主義がより強く表れることを示した(以上加藤)。「3.友人関係」では、男子よりも女子の方が友人関係において不安を抱いており、また感情管理・自己コントロールにおいても、心理学知識においても男子より高い傾向があった。しかし、だからといって、スクールカウンセラーに対する期待は高くなるとはいえなかった(以上木村)。「4.悩みと相談先」においては、中学生が悩みを相談する相手は、依然として友人・親・教師でありスクールカウンセラーはほとんど利用されていないという実態が示された。「5.結論」では、スクールカウンセラーが自己管理の一環として組み込まれていく可能性について指摘した(以上小針)。 |
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備考(Remarks) 共同研究者 小針誠、木村祐子 |
年度 Year |
助成名称または科学研究費補助金研究種目名 Name of grant or research classification for scientific research funding |
研究題目 Research Title |
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役割(代表/非代表) Role |
助成団体 Granting body |
助成金額 Grant amount |
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2021 | 科学研究費補助金 | 公教育をめぐるマスメディアのリアリティ構成に関する研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 5万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content)
近年の教育政策は、教員の自律性、教育の専門性・公共性を破壊し、主体的に従順な国民になるよう育成するなど民主主義の根幹を揺るがしている。ところが、こうした問題が社会 |
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備考(Remarks) |
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2021 | 科学研究費補助金 | 教師教育における知の再編と実践的研究型教職大学院モデルの構築に向けた総合的研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 10万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content) |
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備考(Remarks) |
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2020 | 科学研究費補助金 | 教師教育における知の再編と実践的研究型教職大学院モデルの構築に向けた総合的研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 10万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content) |
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備考(Remarks) |
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2017 | 科学研究費補助金 | テレビメディアにおける言説・映像空間の特性と教育世論の形成に関する実証的研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 30万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content) 文部科学省科学研究費補助金による助成金(課題番号25245075)。教育言説の形成にテレビがどのような影響を与えているかを、実証的・理論的に検討する。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | 科学研究費補助金 | テレビメディアにおける言説・映像空間の特性と教育世論の形成に関する実証的研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 20万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content) 文部科学省科学研究費補助金による助成金(課題番号25245075)。教育言説の形成にテレビがどのような影響を与えているかを、実証的・理論的に検討する。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 | 〈子どもコード〉の歴史的・理論的研究 | |
代表 | 124000円 | ||
研究内容(Research Content) 子ども文化および青年文化を、作品とテクストの評論という形ではなく、文化としての外的な分析手段として、「子どもコード」という概念を充実させ精緻化していく研究を行った。その成果は「〈子どもコード〉の生成と展開―児童文学と特撮テレビ番組の分析―」(南山大学紀要『アカデミア』人文・社会科学編第13号,pp.39-50)として発表した。この中では、「子どもコード」という概念の必要性、その定義と、実際に子どもコードが生成する場面の分析を行った。 |
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備考(Remarks) |
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2015 | 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 | デュルケムの社会化論とアーレントの市民社会論の生政治論的解釈による理論的研究 | |
代表 | 30万円 | ||
研究内容(Research Content)
現在、重要性が高まっている市民性教育を構想するうえで、基本的な視座を提供してくれるデュルケム(社会化論)、アーレント(市民社会論)、フーコー(生政治論)の文献の理論的研究。 |
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備考(Remarks) |
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2015 | 科学研究費補助金 | 教職の政治性と教員の脱政治化に関する総合的研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 10万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content) 文部科学省科学研究費補助金による助成金(課題番号23330241)。市民社会形成のために教員養成が果たす役割を研究する。 |
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備考(Remarks) |
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2015 | 科学研究費補助金 | テレビメディアにおける言説・映像空間の特性と教育世論の形成に関する実証的研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 20万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content) 文部科学省科学研究費補助金による助成金(課題番号25245075)。教育言説の形成にテレビがどのような影響を与えているかを、実証的・理論的に検討する。 |
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備考(Remarks) |
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2014 | 科学研究費補助金 | 教職の政治性と教員の脱政治化に関する総合的研究 | |
研究分担者 | 文部科学省 | 12万円(直接経費研究者内訳) | |
研究内容(Research Content) 文部科学省科学研究費補助金による助成金(課題番号23330241)。市民社会形成のために教員養成が果たす役割を研究する。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
タイトル Title |
内容等 Content |
活動期間 Period of Activities |
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2020 | 「社会学概説」における教材の作成 |
学科科目「社会学概説」の授業15回分について、各回24~48枚のスライドにまとめたパワーポイントの資料を作成した。 |
2020/11~2021/1 |
2020 | 「教育と文化」における教材の作成 |
学科選択科目「教育と文化」について、読み書きの歴史にかかわるパワーポイント資料を作成した。 |
2020/11~2021/01 |
2020 | 「教育学概論」における教材の作成 |
学科必修科目「教育学概論」で、教育と子どもの歴史に関する100ページほどの資料、を作成し、配布するとともに、問題集形式の「まとめ」のプリントを作成した。また、パワーポイントで資料を作成した。 |
2020/11~2021/01 |
2020 | 「現代教育論」における教材の作成 |
学科科目「現代教育論」で、授業のパワーポイント(15回分各24枚程度)を作成した。 |
2020/11~2021/01 |
2020 | 「教育社会学」における教材の作成 |
学科科目「教育社会学」で、授業の内容に関連する文献の抄録資料(50ページ程度)を作成・配布するとともに、「まとめ」のプリントを作成・配布した。 |
2020/09~2020/11 |
2020 | 「コミュニケーション論」における教材の作成 |
学科科目「コミュニケーション論」で授業内容をまとめたパワーポイントの資料(各回24~48スライド)を作成、資料として配布するとともに、「まとめ」のプリントを作成・配布した。 |
2020/09~2020/11 |
2020 | 「心理人間学演習ⅠA~ⅠC・ⅡA~ⅡC」における教材の作成 |
授業テキストを発展させる期末レポート問題を作成し、事後の学習の深化に努めた。 |
2020/04~2021/01 |
2019 | 「子ども・青年社会学」における教材の作成 |
学科科目「子ども・青年社会学」の授業15回分について、各回24~48枚のスライドにまとめたパワーポイントの資料を作成した。 |
2019/6~2019/7 |
2019 | 「社会学概説」における教材の作成 |
学科科目「社会学概説」の授業15回分について、各回24~48枚のスライドにまとめたパワーポイントの資料を作成した。 |
2019/11~2020/1 |
2019 | 「教育学概論」における教材の作成 |
学科必修科目「教育学概論」で、教育と子どもの歴史に関する100ページほどの資料、を作成し、配布するとともに、問題集形式の「まとめ」のプリントを作成した。また、パワーポイントで資料を作成した。 |
2019/11~2020/01 |
年度 Year |
活動名称 Name of activities |
活動期間 Period of Activities |
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2019 | 科学研究費・基盤研究(C)(一般)「教師教育における知の再編と実践的研究型教職大学院モデルの構築に向けた総合的研究」(課題番号19K02526)インタビュー調査 | 2019/11/16~2019/11/17 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究として、早稲田大学教職大学院、東京学芸大学教職大学院において、教員のインタビュー調査を行い、教職大学院制度に関連する問題とそれへの対応について情報を収集した。 |
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2018 | 「ライフコース・アプローチに基づく教師の力量形成に関する第2回継続調査研究」研究会海外視察 | 2019/3/18~3/30 |
活動内容等(Content of Activities) 基盤研究(B)「ライフコース・アプローチに基づく教師の力量形成に関する第2回継続調査研究」に係る調査(共同研究)。チェコ共和国、スロバキア共和国での学校・大学・教育省において教員、学生、教育省職員らにインタビュー調査を行った。 |
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2017 | 「道徳の教科化と教育の保守化をめぐる学校現場の政策受容過程に関する総合的研究」研究会海外視察 | 2018/3/3~3/15 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(B)「道徳の教科化と教育の保守化をめぐる学校現場の政策受容過程に関する総合的研究」(課題番号16H03788)に係る海外視察をドイツ連邦共和国(ハイデルベルク、ドレスデン、ベルリン)における初・中等学校、高等学校、大学において行った。イハイデルベルクでは、取り組みを視察し、学校における教育実践を見学し、教員にインタビューを行った。また、大学の学長、教育人間学部長、学部教員とのインタビューおよびディスカッションを行った。ドレスデンでは、大学での教員養成課程、幼稚園教諭養成課程の講義の見学を行い、教員養成制度に関するインタビューを行った。ベルリンでは、大学での教員養成課程、幼稚園教諭養成課程の講義の見学を行い、教員養成制度に関するインタビューを行った。 |
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2017 | テレビ科研研究会 | 2017/4~2017/10 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(A)「テレビメディアにおける言説・映像空間の特性と教育世論の形成に関する実証的研究」(課題番号25245075)に係り、数度にわたり、論文作成に向けた検討を行った。 |
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2016 | テレビ科研研究会 | 2016/4~2017/2 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(A)「テレビメディアにおける言説・映像空間の特性と教育世論の形成に関する実証的研究」(課題番号25245075)に係り、学会発表に向けて検討を行った。1月には立教大学のグループと合同研究会を開催し、研究の理論枠組について発表を行って、議論を交わした。また、数度にわたり、論文作成に向けた検討を行った。 |
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2016 | 教員養成制度の日伊比較に関わる海外調査 | 2016/11/18~11/27 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(C)「グローバリゼーション下の教育実習を中核とした教員養成制度改革の日伊比較研究」(課題番号25381282)」の研究協力者として、イタリア・トリノ大学(言語科学部、教育科学部、生物学部、理学部)における教員養成制度に関するインタビュー調査を行い、教授、課程履修者とのセッションを行い、イタリアの教員養成制度の特徴の把握と日本の教員養成制度との比較を行った。 |
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2015 | 「市民社会と教師」研究会海外視察 | 2015/9/27~10/8 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(B)「教職の政治性と教員の脱政治化に関する総合的研究」(課題番号23330241)に係る海外視察をトルコ共和国(イスタンブル、アンカラ)における初・中等学校、高等学校、大学において行った。イスタンブルでは、MEF大学における、大学の教育学部が地域と一体となった取り組みを視察し、アヤザ小学校における教育実践を見学し、教員にインタビューを行った。また、MEF大学の学長、教育人間学部長、学部教員とのインタビューおよびディスカッションを行った。アンカラでは、ヴィルケント大学での教員養成課程、幼稚園教諭養成課程の講義の見学を行い、教員養成制度に関するインタビューを行った。 |
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2015 | 「市民社会と教師」研究会 | 2015/4~2016/3 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(B)「教職の政治性と教員の脱政治化に関する総合的研究」(課題番号23330241)に係る研究会であり、2015年度はこれまでの海外視察調査でのデータの分析を行い、論文として成果を公にした。また、次年度の論文発表に向けて、執筆内容の検討を行った。 |
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2015 | テレビ科研研究会 | 2015/4~2016/3 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(A)「テレビメディアにおける言説・映像空間の特性と教育世論の形成に関する実証的研究」(課題番号25245075)に係り、学会発表の内容を検討した。1月には立教大学のグループと合同研究会を開催し、デ研究の理論枠組について発表を行って、議論を交わした。また、2月には、論文作成に向けた検討を行った。 |
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2014 | 「市民社会と教師」研究会 | 2014/4~2015/3 |
活動内容等(Content of Activities) 共同研究・基盤研究(B)「教職の政治性と教員の脱政治化に関する総合的研究」(課題番号23330241)に係る研究会であり、2014年度は市民性教育に関しての議論を重ね、学会発表と論文として成果を公にした。また、次年度の論文発表に向けて、執筆内容の検討を行った。 |
年度 Academic Year |
学術研究著書の件数 No. of Academic Books |
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers |
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins |
学会受賞等の受賞件数 No. of Academic Awards Received |
国際学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences |
国際学会での研究発表の件数 No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences |
国内学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf. |
国内学会での研究発表の件数 No. of Papers Presented at National Academic Conf. |
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2021 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2019 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2018 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2017 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2016 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
2015 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2013 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2012 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2022/05/31 更新
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