研究者詳細

学術論文
分割表示   全件表示 >>

51 件中 1 - 10 件目

年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  「山内清男の縄紋文化モデルの難点」  単著   
『アルケイア』  , 南山アーカイブズ  , no.11  , pp.83-116  , 2017/03/15   

概要(Abstract) 縄紋文化研究の体系を構築した山内男博士のその体系の立論根拠を問い直したものである。結論としては、縄紋土器一系統説は無根拠なものであることを例証した。 

備考(Remarks)  

2016  「展示されている安行2式土器」  未設定   
『南山大学人類学博物館紀要』  , 南山大学人類学博物館  , 34  , pp.23-33  , 2016/03/18   

概要(Abstract) 南山大学人類学博物館には千葉県堀之内貝塚出土の安行2式大波状口縁深鉢形土器が展示されている。本論は、当該土器の特徴を細かく議論して、紋様施紋上、独特なクセがあることを指摘した。さらに、そのクセを追求していくことで、安行2式土器が展開する関東地方には、当該クセがみられる土器群とみられない土器群の別があることを指摘した。さらに、クセの有無は偶然ではなく、土器作りにかかわる集団の違いであることを指摘した。それら三つに指摘から、安行2式土器の土器製作にかかわるシステムを復元した。従来のように関東地方各地の集落で土器が作られるのではなく、特定集団が製作した土器が一定の地域で受容されるというシステムである。 

備考(Remarks)  

2015  「消費される縄紋文化」  単著   
『物質文化』  , 物質文化研究会  , 96  , pp.89-109  , 2016/03/01   

概要(Abstract) 筆者は、山内清男の土器型式編年研究を尊重する。先史考古学の方法として層位と型式を駆使した研究故に、である。ただし、山内が説く縄紋文化(根拠:縄紋土器一系統説)には反対で、山内が主張した短期編年の縄紋文化は山内の著作中のみの存在と考える。だが、14C年代測定法に依拠する研究者までもが縄紋文化(根拠:縄紋土器一系統説)を前提にすることに危惧する故に、長期編年の縄紋文化もあり得ないことを、短期編年の縄紋文化がかかえる難問(アポリア)を明らかにすることで、確認したい。14C年代測定法に依拠するのであれば、縄紋文化とは異なる先史土器文化像を新たに構築すべき、というのが筆者の提言である。具体的には、更新世N島(日本島)の隆起線紋土器文化の独特さとして、Jゾーン(太平洋沿岸部)を利用しての堅果類への先適応および階層化社会を描いてみた。堅果類への先適応では、隆起線紋土器の用途が加熱調理ないしは煮沸として開花したことを、階層化社会では、隆起線紋土器製作者が社会の上層を占めたことを、である。 

備考(Remarks)  

2014  「保美貝塚出土土器の理解のために」  単著   
南山大学人類学博物館紀要  , 南山大学人類学博物館  , 33号  , pp.1-15  , 2015/03/20   

概要(Abstract) 南山大学所蔵の保美貝塚出土土器群の今日的意義を考えるために著したのが本稿である。とくに橿原式紋様土器が出土していることに注目して、広域編年のおける後期末・晩期初頭を論じた。第1点は、保美貝塚例が安行3a式の標本である小豆沢例とが並行すること、第2点は、第1点を踏まえて、東海地方の精製土器は橿原式紋様土器で粗製土器は土着の土器であることを例証した。そのことから、東海地方以西で出土する亀ヶ岡式土器や安行式土器は模倣品ではなく、それぞれの荷担者が持ち込んだか、あるいは、移動先で製作したと考えるべきことを強調した。 

備考(Remarks)  

2014  「福井洞穴の爪形紋土器」  単著   
物質文化  , 物質文化研究会  , 95号  , pp.171-190  , 2015/03/01   

概要(Abstract) まず、福井洞穴の調査報告にかかわる文献を博捜して、福井洞穴の2層から爪形紋土器と細石器と伴に出土し、下層の3層から隆起線紋土器が細石器と伴に出土したと先行研究で考えられていることを見直した。その結果、同遺跡2層と3層にかかわる発掘所見が複雑な経緯をたどったことを確認することとなり、結局、2層からは爪形紋土器と長脚鏃などの石鏃と細石器が出土し、3層からは隆起線紋土器と石鏃と細石器が出土したと復元した。つぎに、福井洞穴2層の爪形紋土器が単一な内容ではないことを、泉福寺洞穴6b層の土器資料との比較から筆者がかつて例証したことを再確認した上で、福井洞穴と泉福寺洞穴においては、在地の爪形紋土器である福井式と、外来の爪形紋土器である曽根式と同じく外来土器である刺突紋土器の三種類が存在することも再確認した。そこで、曽根式と刺突文土器は、隆起線紋土器・南原式に由来する「ハ」の字形爪形紋と親和性が高いことなどに鑑みて、隆起線紋土器からはじまる広域連動が継続していたことの内実を問題提起した。 

備考(Remarks)  

2013  「隆起線紋土器における広域連動—花見山式の再設定および三角山式の設定より—」  単著   
物質文化  , 物質文化研究会  , 94号  , pp.1-28  , 2014/03/01   

概要(Abstract) 本稿は、関東の南原式由来の型式群の変遷として、続南原式→花見山式(古古・古・中・新)→万福寺式を提示し、九州の泉福寺下層式由来の型式群の変遷として、三角山式(古古・古・中・新)→栫ノ原式を提示した。つぎに、花見山式の細別と三角山式の細別がそれぞれが並行・連動することと、万福寺式と栫ノ原式が並行・連動することを例証した。さらに、それらを踏まえて、南関東と南九州が交流の安定的な中心をなすことを問題提起した。あわせて、南関東と南九州が古地理空間からみて、太平洋沿岸部の更新世であってもドングリなどの植物資源の獲得が見込めるゾーンの北端と南端に対応することを説いた。そのゾーンが隆起線紋土器が発達した基盤的範囲なのである。 

備考(Remarks)  

2013  「土器で考える」  単著   
『東海縄文論集 大塚達朗代表還暦記念』  , 東海縄文研究会  , pp.1-19  , 2013/05/26   

概要(Abstract) 土器で考えるという先史考古学上最も基本的な方法に関して、筆者の学問的遍歴や、山内清男博士の学問業績について述べた。あわせて、筆者の最も関心をよせる縄紋文化起源論に関する問題点を総覧した。他方、新提案として、日本列島形成以前の陸塊島を日本島とよび、その太平洋岸の植生帯に注目することで、隆起線紋土器文化の発達がうまく見通せることを強調した。 

備考(Remarks)  

2012  「弥生土器様式論」  単著   
考古学研究  , 考古学研究会  , 第59巻第2号  , pp.43-55  , 2012/09/30   

概要(Abstract) 森本六爾および小林行雄が提唱した弥生土器様式がいかなる背景と内容を有したか、そのことを山内清男の縄紋土器型式と比較しながら検討したものである。縄紋土器型式が科学的な根拠を有したのとは対照的に、弥生土器様式は満洲国建国を文化史的に支持することを目的としたものであることを初めて明らかにした。さらには、その様式は、山内の亀ヶ岡式土器型式の認識のご都合主義的援用であることも初めて指摘した。つまり、様式なるものは、考古学上の学術的概念および用語ではないのである。 

備考(Remarks)  

2012  「福井洞穴の長脚鏃」  単著   
縄文時代  , 縄文時代文化研究会  , 第23  , pp.97-118  , 2012/05/20   

概要(Abstract) 福井洞穴を調査した芹沢長介の報告所見を年代順に悉皆的に分析したものである。検討結果、福井洞穴の第2層爪形紋土器文化層には長脚鏃が伴うことは間違いないことを再確認した。つぎに、その2層より下層の隆起線紋土器文化層には細石刃が伴うことは確かであるが、そこにも石鏃が見いだされていたことを、その証拠となる発言・文献とあわせて指摘した。ということは、西北九州に於ける土器文化の出現と石鏃の出現はほぼ並行したものであることを問題提起できた。 

備考(Remarks)  

2011  「保美貝塚出土の安行3c式土器」  単著   
南山大学人類学博物館紀要  , 南山大学人類学博物館  , 第30号  , pp.1-31  , 2012/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 南山大学がかつて調査した保美貝塚から、安行3c土器が二点出土していることを確認した。それに基づいて、関東地方からはるか離れて出土した当該安行3c式土器の東海地方での出土は、当該土器荷担者の東海地方での製作の可能性を考え、安行3c式土器を関東地方からより以西に伝えることが目的である旨の新しい見解を述べた。それとあわせて、橿原式紋様土器の変遷にも言及し、三角形刳込紋が抜け落ちることで沈線紋化する変化過程があることを示して、晩期後半には、むしろ安行3c式由来の三叉紋が西日本に広がる可能性を説いた。 

Page: [<<PREV] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [NEXT>>]