研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
佐々木 陽子 ( ササキ ヨウコ , SASAKI Yoko )
所属
Organization
外国語教育センター外国語教育センター
職名
Academic Title
講師
個人または研究室WebページURL
URL
http://researchmap.jp/read0047425
専攻分野
Area of specialization

コミュニケーション、コミュニケーションデザイン研究

1 心理学/社会心理学を基礎に,多文化間コミュニケーションの諸相に関する理論と実践の分析研究. 多文化共生社会の実現に資するコミュニケーションデザイン研究. 

2 教育学/教育社会学・教育心理学を基礎に,多文化共生を質的に深め量的に広げるための多様な教育/学習に関する研究.ワークショップ/アクティブラーニングの実践とその分析研究.

3 コミュニティーの文化コミュニケーションと多文化共生の観点から、各種交流事業の開発実践とその分析. (まちづくりと国際化)

学会活動
Academic societies

1996年‐現在 COISAN国立大学留学生指導研究協議会
1996年‐現在 異文化間教育学会
2002年‐現在 日本社会心理学会
2002年‐現在 日本教育心理学会
2003年‐現在 日本シミュレーション&ゲーミング学会
2005年‐現在 日本平和学会
2006年‐現在 トランセンド研究会 (2009年-現在 理事)
2012年‐現在 日本科学者会議

社会活動
Community services

-日本科学者会議 女性部会(発足準備作業中)

-アサーション・トレーニング 日本精神科学研究所 認定トレーナーとして 日精研および地方公共団体で研修を実施 2000年4月 - 現在

-日朝関係共同学習会 大阪大学コミュニケーションデザイン・センターにて定期実施。ワークショップ形式による共感を基礎とした学びほぐし(unlearn)を目指す。 2015年10月 - 現在

-名古屋市南京友好都市三十五周年記念音楽会【運営参加・支援】 名古屋市教育委員会等 実行委員会 2012年9月 - 2013年1月

-アジア女子大学(バングラデシュ)【助言・指導, 企画】 アジア女子大学 日本に於ける企業NGO経験プログラム 2012年5月 - 2012年8月

-おおさか社会フォーラム【運営参加・支援】 おおさか社会フォーラム 実行委員会、トランセンド研究会 2009年9月 - 2010年3月

-紛争転換のための対話トレーニング・ワークショップ【講師】 大阪YWCA、トランセンド研究会 西成地区の地域問題に関するトランセンド・ワークショップのファシリテーション 2007年6月 - 2007年9月

-Game Presentation: Peace Building Game in a Region of Conflict(ボスニア・ヘルツェゴビナ)【講師, 実演】 Democracy and Human Rights in Multiethnic Societies. Konjic, Bosnia-Herzegovina 2006年7月 - 2006年7月

-The Governance of the Israeli-Palestine Conflict(イタリア)【講師】 ISIG: Institute Di Sociologia Internazionale Gorizia 2005年9月 - 2005年9月

-平和構築ゲームのデザインと概要【講師】 東京工業大学21世紀COEプログラム 2005年 - 2005年

-キャンパス・セクシュアル・ハラスメント 全国ネットワーク【講師, 企画, 運営参加・支援, 調査担当, その他】 九州ブロック、東海ブロック 担当 各種シンポジウム開催、研修提供、女性会館調査事業協力、事務局業務、相談業務 1998年 - 2002年

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (40)
著書数 books (1)
学術論文数 articles (41)

出身学校
学校名
Univ.
卒業年月(日)
Date of Graduation
卒業区分
Graduation
   Classification2
名古屋大学教育学部教育学科 1989年03月  卒業 
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出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
名古屋大学大学院文学研究科日本言語文化専攻 博士前期課程  1991年03月  修了 
名古屋大学大学院 国際開発研究科国際コミュニケーション専攻 博士後期課程  1995年07月  退学 
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取得学位
   
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
修士 学術修士    名古屋大学大学院文学研究科日本言語文化専攻博士前期課程  1991年03月 
学士 教育学士    名古屋大学教育学部  1989年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  多文化共生のための社会コミュニケーション研究 

概要(Abstract) 多民族化、多言語化する社会の課題に関して、「多文化共生とコミュニケーション」の観点から分析、研究する。

1 アジアやアフリカなど旧植民地から創出された知、女性や障がい者など社会のマイノリティから提示された知、またそれとの共同的呼応的に深められた知を通して形成されてきた、主に欧米研究領域における文化研究の諸理論(ポストコロニアル研究、フェミニズム研究を含む)をもとに、多文化共生の普遍的課題と理論を社会におけるコミュニケーションの観点から分析研究。(地域を限定しない理論研究)

2 現在進行形で起こる国際間の集団間接触問題に対し、「文化/多文化共生」の観点から分析研究。(イスラエル・パレスチナ、日朝関係、バルカン半島、スイス、イタリア、ポーランドなどのフィールドでの国際的な調査研究および研究成果交流)

3 日本社会の文化的・社会的・地理的な周辺領域で起こる多文化共生課題(日本社会が抱えるポストコロニアルな諸課題、および、社会の文化多元化に関する諸課題を含む)の分析研究。


基本的には聞き取り調査や文書資料などを基にした伝統的な人文社会学的な分析研究手法を用いるが、それに併せて社会心理学的理論および手法による調査研究分析も行う。さらに最新の開発されつつある調査研究手法を必要に応じて併用する(自由連想PAC分析法、描画分析法など)。


【研究基盤:名古屋大学教育学部教育学科教育言論、名古屋大学大学院文学研究科日本言語文化専攻、名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻、大阪大学CSCDコミュニケーションデザイン・センター、異文化間教育学会、社会心理学会、教育心理学会】 

長期研究  多文化共生のための教育/学びに関する研究 

概要(Abstract) ESD:Education for Sustainable Developmentに代表されるような、多様なアクティブラーニング=能動的学習形態(ゲーミング,シミュレーション,ワークショップ,演劇,国際開発教育)に関して、多文化共生を実現するための教育/学びという観点からの分析研究。

1 日本国内における共生的な多文化環境を実現するための教育的課題の研究および教育開発(1996年~現在)

2 イスラエル・パレスチナにおける共生的な多文化環境を実現するための教育的課題の研究および現地での教育開発への参加(2004年~現在)

3 シミュレーションやゲーミング、対話、芸術などの教育的媒介場面を通した「紛争の転換」(トランセンド法)に関する研究および教育的実践とその分析研究(1996年~現在)


既存の教育現場に対する外部観察による分析研究を行う方法に加えて、新たな学び(learnだけではなくunlearn)の場を創出するための教育開発研究も併せて行いながら、多様な「学び」の可能性を模索する。

【研究基盤:名古屋大学教育学部教育学科教育言論、名古屋大学国際開発研究科国際コミュニケーション専攻 大阪大学CSCDコミュニケーションデザイン・センター、大阪大学WSDワークショップデザイナープログラム、日精研アサーショントレーニング、COJコミュニティ・オーガナイジング・ジャパン、国際トランセンド研究所、日本トランセンド研究会、日本平和学会、JASAG日本シミュレーションゲーミング学会、ISAGA国際シミュレーションゲーミング学会 など】 

長期研究  芸術(演劇、シミュレーション)を介した、共生観の樹立および紛争の転換(トランセンド)に関する国際研究 

概要(Abstract) 芸術が偏見や紛争問題に対し、和平や民主化に果たす役割は、米国の公民権運動や、南アフリカの民主化、コソボ紛争後の取り組み等々、諸地域での実践研究を通し解明されてきた。中東地域における紛争とりわけ高度に創造的対話転換が要求される段階に至ったイスラエル・パレスチナ紛争においても、芸術を通した対話や共生の試みの豊かさと可能性を示す多くの事例がある-混成フィルハーモニーの演奏を通して対話や和解を模索するダニエル・バレンボイム(イスラエル)、子どもに文化ルーツと自己表現の手段を与えることで地域をエンパワーメントしたジェニン「自由劇場」(パレスチナ、およびイスラエル共同)、芸術表現を多用した非暴力抵抗により国際世論の支援を得て強制接収された農地返還の最高裁判決(イスラエル)を得たビリン村(パレスチナおよび国際)、占領政策下の日常的構造的暴力を可視化したNaji al-Aliの風刺漫画「ハンダラ君」(パレスチナ難民)、構造的暴力の象徴とされる「分離壁」に描かれたメッセージ・アート(パレスチナ、イスラエル、および国際)、イスラエル国内における共存を目指す村ネベシャロームの芸術的試みと和解や協力への動き等々(イスラエルおよび国際)-これらの現場における、芸術を介した共生観についての研究分析。

【競争的研究費】
2010-2013年度 科学研究費補助金 基盤研究(B) 「シミュレーションを通した共生観の構築に関する社会心理学的実証研究」(研究代表者) 17,550,000 円 など

【学内研究費】
海外留学 2014年12月~2015年2月

【研究成果】
トランセンド研究会 発表 2015年3月
トランセンド研究会 会誌掲載論文 2016年1月発行 など 

長期研究  共生日本語教育 

概要(Abstract) 多文化共生に資する日本語教育の在り方、理念、実践に関する総合的研究

アクティブラーニングをとりいれた、学習者中心主義的な能動的な言語教育の教材開発および教育分析 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2004  家族間暴力防止の基礎理論  共訳   
明石書店  , A5  , 368  , 2004/11/01   

概要(Abstract) ケヴィン・ブラウン 著
マーティン・ハーバート 著
藪本 知二 監訳
甲原 定房 監訳
(福祉・教育分野)

監訳者はしがき
序文
はしがき
謝辞
序 論 家族間暴力とは何か?
第1章 家族間暴力の形態と防止レベル
第2章 家族間暴力の原因
第3章 強制的な家族関係
第4章 配偶者虐待の予測
第5章 配偶者虐待の防止
第6章 子ども虐待の予測と防止
第7章 子どもを虐待・ネグレクトする親への対応
第8章 きょうだい間虐待の予測
第9章 親虐待の予測と防止
第10章 高齢者虐待の予測と防止
第11章 暴力連鎖の防止
第12章 暴力のある家族への対応
結 論 家庭内暴力による損失
参考文献

 

備考(Remarks) ISBN 9784750320090

大学で留学生カウンセリングを担当し、各種ハラスメントを多く扱ってきた経緯から、労働環境におけるハラスメントとDVの類似性から翻訳作業に加わることになり、第4章「配偶者虐待の予測」を担当した。 主に九州地区のフェミニズム研究の研究者および実務者による共訳。 

1999  留学生アドバイザーという仕事―国際教育交流のプロフェッショナルとして   共訳   
東海大学出版会  , B5  , 320  , 1999/12   

概要(Abstract) 留学生教育に関わるのは語学教員だけではない。日本の国立大学を中心に文部科学省は、留学生センターという学内部署に、日本語教育部門に並び、留学生指導相談部門という二つの部門を並置することで、留学生の受け入れ推進の質的充実を図ってきた。アメリカの留学生受け入れ業務においては、この後者の部門「留学生指導相談部門(のちに教育交流部門という名称に変更されることが多くなった)」の業務は、FSA(留学生アドバイザー)と称される専門家が担当することとなり、その業務の新規性から、理解されないことや誤解されがちであることなどから、「教育交流部門」を担当する専門家が担う業務の範囲や、どのような能力が求められるかについて書かれたこの本が、留学生受け入れの「バイブル」として評価を高めた。日本では、依然として留学生教育=日本語教育のことだ、という旧来然の認識が残るため、日本における留学生教育の担当者の意識向上のために、本書を邦訳することとして、日本で活躍する国立大学の留学生指導相談部門担当者、および教育交流専門家が共訳した。 

備考(Remarks) 3章担当

ISBN: 4486014804  

1997  留学生交流ボランティアのための基礎ノート  共著   
国際教育交流研究会  , 未設定  , 48-56  , 1998/03   

概要(Abstract) 留学生交流ボランティアを行なおうとする人を読者に想定して関連理論や実践へのアドバイスをまとめた。筆者は第4章「異文化とのコミュニケーション−なぜ違う文化を知ろうとするのか」を担当した。 

備考(Remarks)  

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  日朝関係を「まなびほぐす」; ゲーミングや対話を用いたワークショップ実施事例から  単著   
日本シミュレーション&ゲーミング学会全国大会論文報告集  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 2016 春号  , 16-23  , 2016/05/31   

概要(Abstract) 大阪大学コミュニケーションデザインセンターで2015年度に行われた、日本社会の多様性と共生に関する視野を得るための学外開放型ワークショップの実践記録である。関西地域にとりわけ特徴的な文化の多様性として在日朝鮮人の存在が挙げられる。彼らの置かれた社会状況に関しては、いまだに政策的な措置が教育においても年金等の社会報奨においても十分に取られていないうえ、それにも関わらず差別と偏見が続く。このような状況の中で対話を成立し理解へ結びつける一つの方法として、一人一人の時間と歴史、経験を持ち寄るワークショップ形式をとおし「学びほぐし」(アンラーン・固定してしまった知を再構築すること)を試みた。この論文で行われた試みは、翌2016年度に「大阪大学総合学術博物館 記憶の劇場」のプロジェクト(文化庁支援事業)のなかの、多文化共生ワークショップにも引き継がれて実践されている。 

備考(Remarks)  

2015  当事者研究スゴロク―逸脱を受容し共存する人間観へ  共著   
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 2015秋号  , 100-105  , 2015/12/05   

概要(Abstract) 北海道にある「べてるの家」という精神障害者施設で行われ始めた「当事者研究」という治療モデルが、注目を集めるようになり、2015年には毎日新聞に特集記事が組まれるほどになった。関連書籍も多数発行され、「当事者研究」をキーワードにした医療やコミュニケーション研究の論文も著されてきている。この「当事者研究」のコンセプトをもとに作成されたスゴロクおよびカルタが、近年では、まちづくり会議など地域活性化の現場で数多く使用されるようになった。本研究では、これらのシミュレーション&ゲーミングのツールを、社会教育の観点から捉え、「多文化化する社会の課題」に新たなアプローチを提示するものとして分析し直した。

研究および発表は、ゲーム開発者の陸奥賢とささきようこによる共著で行った。  

備考(Remarks)  

2015  多文化教育からみた在日朝鮮人教育の課題と意義-「植民地責任」論をふまえた積極的平等の共有に向けて―  単著   
アカデミア 社会科学編  , 南山大学  , 9号  , 91-106  , 2015/06   

概要(Abstract) 要旨
本稿は在日朝鮮人の教育課題を、「植民地責任」論を基にしながら、多文化社会において子どもが受ける教室内外の社会的影響を解明してきた欧米の多文化教育理論の観点から、消極的および積極的平等に分けて分析した。さらにそれら二種類の教育課題を日本社会が共有する意義について論じた。
ディアスポラとして日本に暮らす在日朝鮮人に対する教育においては、「等しく整えられた安全な学習環境」(消極的平等)に加えて、歴史的な植民地化により従属的社会集団にされた人びとが「剥奪されたものを回復する」(積極的平等)過程も、必要な教育的課題である。両課題に顕著な努力と成果を見せる在日朝鮮人教育の実践は、在日朝鮮人社会のみならず、日本社会がポストコロニアルかつ脱国家主義的な多文化化を模索する上で重要な示唆を孕むものであり、今後その教育的意義の更なる解明とその社会的な共有が必要である。

キーワード: 在日 朝鮮 多文化 植民地責任 平等 

備考(Remarks) 南山大学 パッヘ研究奨励金(2013年度) 成果物 

2013  異文化理解におけるシミュレーションを通した学び-ハイパーリアルの陥穽を超えて  単著   
アカデミア人文・自然科学編  , 南山学会  , 6号  , pp. 195-211  , 2013/06   

概要(Abstract) 教育実践におけるシミュレーションの働きが、どのように異文化間コミュニケーション学習における新たな認知の枠組みを構築する上で機能するかについて、分析した。 

備考(Remarks)  

2012  対話と共生のための社会シミュレーション・ゲーミング―イスラエル・パレスチナ地域における実施の意義と目的  単著   
日本シミュレーション&ゲーミング学会全国大会論文報告集  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 2012年度秋号  , 7-10  , 2012/10/01   

概要(Abstract) 占領と被占領関係にある両者のフィールド内部におけるシミュレーション・ゲーミング体験の果たしうる役割について、ノーマライゼーションとの比較を軸に、「共生」を実現するための教育的介入の意義の側面について論じた。 

備考(Remarks)  

2012  PAC分析法を使った平和概念の内部構成分析-社会アイデンティティーを保持した関係構築への意欲  単著  AA12516017 
アカデミア社会科学編  , 南山学会  , 第3号  , 171- 178  , 2012/06   

概要(Abstract) 自由連想結果をクラスター図に示し、それを互いに確認しながらインタビューを行うという典型的なPAC分析の手法によって、「平和」概念の内部構造分析を行った。分析の結果、理想論、楽観的、悲観的、社会的協力のモデルという4要素が被験者の平和観構成であると分かった。とくに協力モデルのイメージで、被験者の平和概念は、他者との関係構築の意欲と関与することが示された。 

備考(Remarks) http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/kenkyu/kyoken/gakkai/academia/syakai.html
第3号(2012年6月)(宮川佳三教授退職記念号) 

2012  異文化理解におけるシミュレーションを通した学び  単著   
日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 2012年度春号  , 39-42  , 2012/05   

概要(Abstract) 異文化理解授業の中で行われたシミュレーション要素に注目した授業記録をもとに、シミュレーションに関するボードリヤールの哲学的分析を柱に、偏見、メディア報道、ナショナリズムなどをシミュレーションを重ねながら議論した教室内活動を記録し、それによって達成度が明白ではない学習者主体の教育形態の中で行われる知的試行の内実を分析しようと試みた。
 

備考(Remarks)  

2011  葛藤場面を対話に導く能力とは何か--対話的自己主張(アサーティブネス)概念と異文化コミュニケーション能力の分析  単著  AA12166505 
トランセンド研究 : 平和的手段による紛争の転換  , トランセンド研究会  , 9巻1号  , 24-45  , 2011/06   

概要(Abstract) 文化適応目的の「異文化コミュニケーション能力」の指標得点と、主張手法「アサーション」との、相違点を解明する目的で、質問紙調査分析した。自他の一方のみを通すコミュニケーション態度傾向は、「自文化中心主義」が高く、「多様性」「自己受容」が低く、葛藤場面では状況説明を多用する傾向があった。自他尊重のコミュニケーション態度傾向は、「自己受容」「共感力」「多様性」得点が高く、葛藤場面では交渉重視の傾向があった。 

備考(Remarks) http://ci.nii.ac.jp/naid/40018925671
 

2011  書評「慌てふためく起立の前に、着座する椅子のことを」―梨木香歩『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(理論社 2011年4月)を読む  単著  AA12166505 
トランセンド研究 : 平和的手段による紛争の転換  , トランセンド研究会  , 9巻1号  , 1-2  , 2011/06   

概要(Abstract) 吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』(岩波文庫)を踏まえたとされる梨木香歩著『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(理論社 2011年4月)に含まれる、若者にとっての現在的な平和の諸課題について論じた。『ひとはみな、ハダカになる。』(理論者)に代表されるような性の売買および性暴力が「受忍すべき現実」と認められ売るのかどうかなど、若者にとって身近かつ深刻なテーマを、当該著作が絶妙な筆致で扱う点について評論した。 

備考(Remarks)  

2008  トランセンド関西: 大阪YWCAにおけるトランセンド・ワークショップ・シリーズ報告  共著  AA12166505 
トランセンド研究 : 平和的手段による紛争の転換  , トランセンド研究会  , 6巻2号  , 42-58  , 2008/12   

概要(Abstract) 2008年に数カ月かけて大阪YWCAで連続開講された紛争解決のためのスキルを伸ばすワークショップの内容を、理論と実践の双方からまとめなおした。大阪で問題となっている野宿者問題を例に、市民が話し合いをスキームにのっとっておこなうことで、紛争が単なる否定的な問題だけではなく、その後の創造的な構造転換の契機になることをまとめた。 

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  (書評) なぜ戦争は伝わりやすく平和は伝わりにくいのか-ピース・コミュニケーションという試み  書評  単著 
新英語教育  , Vol.560  , 45  , 2016   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2015  命の根っこを守る権利  寄稿  単著 
トトリ通信  , 朝鮮高校無償化ネット愛知  , 12  , 9-10  , 2015/01/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) http://mushouka.aichi.jp/wp-content/uploads/2015/01/totori_12.pdf 

2011  慌てふためく起立の前に着座する椅子のことを:梨木香歩『僕は、そして僕たちはどう生きるか』を読む  書評  単著 
トランセンド研究  , トランセンド研究  , 9(1)  , 1-2  , 2011/06/30   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2005  The Governanve of the Israeli-Palestine Conflict  招待講演  単著 
抄録  , ISIG(Institute Di Sociologia Internazionale, Gorizia)、イタリア  , 2005/09   

概要(Abstract) ガバナンスという点から紛争を考察し、紛争がどうした理由でネットワーク化するか、また逆にネットワークによって解決するかについて論じた。とくにイスラエルパレスチナ地域の紛争に関わる3者の利害関係を事例として、それぞれの集団から見える現実について紹介するとともに、ネットワーク理論(バラバシ)に当てはめてこれを議論した。 

備考(Remarks)  

2003  シミュレーション&ゲーミングにおける感情の問題について  学会研究部会発表  その他 
JASAG人文社会科学への応用に関する研究部会 研究会  , シミュレーション&ゲーミング学会  , 2003/12   

概要(Abstract) S&Gの効果のベースとなる感情および共感の問題について話題提供を行い、参加者とくにシミュレーションと政治学に関心がある人々と議論した。 

備考(Remarks) 東海大学 

2000  福岡市女性センター・アミカス1999年度市民グループ調査研究支援事業報告書  調査報告  共著 
福岡市女性協会  , 2000   

概要(Abstract) 福岡市により採択された、1999年度市民グループ調査研究支援事業の報告書(全144頁)、第二・三章を共同執筆。 

備考(Remarks)  

1999  異なるものへの公平な態度を育む教育〜第20回大会特別課題研究に参加して  寄稿  未設定 
異文化間教育学会ニューズレター   , 異文化間教育学会   , 36  , 1999/01    

概要(Abstract) 異文化間がより頻繁に接触するようになった現在、「異なるもの」への態度が問われてきた。異なるということが、差別を容認しては、均一集団内部の差異さえ強調され新たな差別を生むことになるだろう。異なるということは、決して差別を容認する理由にはならない。こうしたことを、教育の中でどのように扱えばいいのかについて、大会課題研究として話し合った件をまとめた。  

備考(Remarks)  

1998  熊本大学留学生生活実態調査  調査報告  単著 
熊本大学  , 1998/01   

概要(Abstract) 300名を超える熊本大学が抱える留学生のアカデミック面および日常生活面での現状およびサポート体制を明らかにし、よりよい制度を構築する目的で、約100項目にわたり質問紙調査を行った。概観記述するとともに、結果から特筆する点について分析した。いわゆる漢字圏留学生と非漢字圏留学生の違いが大きく、これらを混同することにより、教育支援体制の過剰及び不足につながると指摘した。また、留学の動機や、留学期間中の友人関係も、勉学や適応に大きく影響することが明らかになった。 

備考(Remarks) 文部省留学生経費特別配分予算調査報告書(担当者申請により受理配分)により実施した調査の報告書。熊本大学留学生センター、留学生指導相談部門担当(単独担当者)の筆者が全体をすべて執り行った。 

1997  留学生危機管理  報告書  共著 
1997年JAFSA夏期研究集会報告書  , JAFSA  , 1997   

概要(Abstract) 1997年JAFSA夏期研究集会で筆者と花見が担当した、留学生担当職員への研修(危機管理問題)について報告した 

備考(Remarks)  

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学術関係受賞
年度
Year
受賞学術賞名
Name of award
受賞対象となった研究/業績/活動等
Activity for which award given
受賞年月(日)
Date
授与機関
Award presenter
1998  国際教育研究奨励賞  留学生の適応問題研究発表  1998年05月01日 
国際研究奨学財団 

備考(Remarks) NAFSA、アメリカ合衆国留学生教育交流担当者会議における「留学生の適応問題研究」発表に対して 

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2016  セッション「コンフリクトを超える知を生み出す学び:分断社会における和解の可能性  共同  2016/10/28 
北海道大学サステナビリティ・ウィーク10周年記念国際シンポジウム  , 北海道大学   

概要(Abstract) 占領下での「抵抗する芸術」-パレスチナ、ジェニン自由劇場の事例から 

備考(Remarks)  

2016  共感から理解へつなぐゲーミング:カードゲーム「大切なもの」の事例から  単独  2016/05/31 
日本シミュレーション&ゲーミング学会 JASAG 2016 春季全国大会  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 『日本シミュレーション&ゲーミング学会全国大会論文報告集』  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 2016春号  , 16-23   

概要(Abstract) 大阪大学コミュニケーションデザインセンターで2015年度に行われた、日本社会の多様性と共生に関する視野を得るための学外開放型ワークショップの実践記録である。関西地域にとりわけ特徴的な文化の多様性として在日朝鮮人の存在が挙げられる。彼らの置かれた社会状況に関しては、いまだに政策的な措置が教育においても年金等の社会報奨においても十分に取られていないうえ、それにも関わらず差別と偏見が続く。このような状況の中で対話を成立し理解へ結びつける一つの方法として、一人一人の時間と歴史、経験を持ち寄るワークショップ形式をとおし「学びほぐし」(アンラーン・固定してしまった知を再構築すること)を試みた。 

備考(Remarks)  

2015  当事者研究スゴロクー逸脱を受容し共存する人間観へ  共同  2015/12/06 
日本シミュレーション&ゲーミング学会 2015年度 秋期全国大会  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会 全国大会論文報告集   , NPO法人日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 2015年秋号  , 100-105   

概要(Abstract) 北海道にある「べてるの家」という精神障害者施設で行われ始めた「当事者研究」という治療モデルが、注目を集めるようになり、2015年には毎日新聞に特集記事が組まれるほどになった。関連書籍も多数発行され、「当事者研究」をキーワードにした医療やコミュニケーション研究の論文も著されてきている。この「当事者研究」のコンセプトをもとに作成されたスゴロクおよびカルタが、近年では、まちづくり会議など地域活性化の現場で数多く使用されるようになった。本研究では、これらのシミュレーション&ゲーミングのツールを、社会教育の観点から捉え、「多文化化する社会の課題」に新たなアプローチを提示するものとして分析し直した。

研究および発表は、ゲーム開発者の陸奥賢とささきようこによる共著で行った。 

備考(Remarks)  

2015  ハイブリッド社会におけるPLAY(演劇パフォーマンス) による他者理解の可能性  共同  2015/09/22 
日本心理学会 第79回大会  , 日本心理学会  , 日本心理学会 CD-ROM版発表論文集  , 日本心理学会   

概要(Abstract) http://www2.rikkyo.ac.jp/web/ishiguro/framepage1.files/201509PlaySympoJPANagoya.pdf

占領-被占領という非対称な政治関係が様々な抑圧を生む社会状況の中、難民キャンプの中にある地域劇場である「ジェニン自由劇場」が子どもたちに与えた「学び」の質に関し、1記録映画『アルナの子どもたち』、2 現在のスタッフによる劇場説明、3 各種媒体に残る主宰者ジュリアーノ・カーミス氏(2011 年に暗殺)の発言群、の三種を分析対象として、パ
ウロ・フレイレの「自由のための文化行動」の視点から分析した。 

備考(Remarks) http://www.myschedule.jp/jpa2015/search/detail_session/id:67

企画セッションの趣旨
PLAYが人間発達にとって重要であることは心理学の中では繰り返し論じられている。しかし、それはその認知、情動、社会技能といったモジュール化された機能に向けられ、身体・社会的な活動としてのPLAYは十分着目されて来なかったのではないか。本シンポジウムでは人間発達に対するPLAYの持つ力を「演じることと他者理解」に焦点を当てて検討する。石黒はいずれの社会の常態も雑多で異種混交状態にあると捉え、他者承認に対する演劇パフォーマンスの役割を問う。国際コミュニケーション学の佐々木はパレスチナのジェニン自由劇場を事例として、芸術を通した抵抗、紛争転換の可能性を論じる。心理臨床家である土屋は介護や支援など多様な日常に溢れる葛藤場面を事例に日常において演じることの意味を問う。発達心理学者の浜田には個体発達の観点から、社会教育学者の宮崎にはコミュニティ発達の観点からそれぞれコメントをいただき、議論を深めたい。 

2015  パレスチナとイスラエルにおける他者理解・他者受容  単独  2015/09/21 
第5回複雑系科学シンポジウム  , 複雑系科学研究会   

概要(Abstract) http://www.jsa.gr.jp/commitee/hukuzatsukei.html

集団間紛争下のアイデンティティ形成の影響を社会心理学の知見のモデル化を示し、オースタハメル(2003)の植民地主義の特徴に従って現地分析し、現状が植民地主義の実践状況にあるとした上で、この現状に抵抗することを物理的、非物理的接収に二分し、後者の意義に注目するという枠組みを示した。
その上で、文化と情報によるたたかい(サイード『文化と抵抗』(P123))とは何かを分析した上で、ジェニン自由劇場の地域社会とくにトラウマを受けた子ども達への教育において、いかなる機能を果たしてきたかについて社会コミュニケーションの観点から詳しく分析した。
 

備考(Remarks) 大阪大学 広報ウェブ
https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/event/4162/

(発表内容は阪大出版会より書籍化作業) 

2015  大学をめぐる葛藤  共同  2015/05/09 
第4回複雑系科学ワークショップ  , 複雑系科学研究会   

概要(Abstract) 大学という組織の持つ階層性を、複雑系科学の観点から、社会コミュニケーションに関して分析し、大阪大学の主に関連授業に出席する学生らと内容に関して具体的に議論した。 

備考(Remarks) http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/~nagano/csws4-1.pdf
 

2014  抵抗の本質を考えるーイスラエル・パレスチナにおける植民地占領下の文化・教育・交流の意義の分析から  単独  2015/03/10 
「トランセンド研究会」研究会  , トランセンド研究会  , トランセンド研究  , トランセンド研究会  , 13号2巻   

概要(Abstract) イスラエルーパレスチナ間は、軍事占領に基づく非対称な政治環境により、関係悪化の一途にあり、2014年7月に始まったガザ空爆では大規模な死傷者を生じさせるに至った。軍事紛争の火種は今なお消えたとは言えない。それどころかISILに代表されるような、さらなる排他主義的暴力が勃興し、それを一種の抵抗として礼賛までする流れすら発生してしまっている。
構造的暴力が存在するとき、それに付随して様々な実質的暴力も顕在化しやすくなり、紛争関係における平衡は非常に脆弱になる。従って消極的平和(火のない状態を平和とする)だけではなく、構造の中に埋め込まれた幾多の「平和ならざるもの」にも焦点を当てて問題化し対峙するという「積極的平和」(http://blog.goo.ne.jp/artpeace/e/1e4afc25bccc2d2a04e41a52d70798a0)の態度こそが、長期的恒久的に安定した平和な関係、すなわち対等で相互尊重による関係の樹立において、何としても重要である。その重要性に関して、イスラエルーパレスチナ間も例外ではない。
現地における直接暴力の最大の象徴がコンクリート分離壁であるとはよく指摘されることであるが、その背後にある思想として、「入植」を是とする「植民地主義」の存在を抜きにこの紛争の本質を語ることはできない。かつて欧州各国が競ってアフリカやアジアを接収対象とし、また日本も朝鮮半島や台湾など近隣諸国に対して苛烈な接収を行った背景に、この「植民地主義」とそれに伴う入植行動、接収行動が存在する。それが周回遅れで現在進行形で行われているのが、パレスチナの土地であり、従ってほぼ世界各地で行われた「入植に伴い起こる接収問題、物理的および精神的抑圧状態」が実際に、現地では連綿と発生している。この極めて明確な構造的暴力の存在を、まず明記しておきたい。
構造的暴力が存在するとき、人はこれに抵抗し、あるいは意識的・無意識的にそれに適応・同化する。「抵抗と、適応/同化の境界線」は、表層的に想定されるほど単純なものではない。本発表では構造的暴力の渦中で抵抗する人や団体が、構造的/直接的暴力に抵抗すべく行動しながらも、意図せずして構造的/直接的暴力に加担してしまう現状に着目しながら、そこでの「抵抗と、適応/同化の境界線」の意味を改めて確認し、「抵抗」や「超越」といった極めて困難な試みをする目指す団体を取り上げながら、「抵抗」の意味を議論しようと試みた。 

備考(Remarks) https://en-gb.facebook.com/events/658012180988698/
 

2014  Ideas of equality and diversity in the context of "Colonial Responsibilities" for Korean education in Japan  単独  2014/12/07 
Peace as a Global Language(地球語としての平和国際会議) PGL 2014  , Peace as a Global Language   

概要(Abstract) http://pgljapan.org/2014/

The Japan-based interdisciplinary conference Peace as a Global Language (PGL) was conceived in the anxious year following ‘911, by activists of the Gender Awareness in Language Education group. “Wanting to emphasize peace, feeling very sad and worried,” they envisioned “a healing conference devoted entirely to social awareness and socially aware teaching”. Since its first meeting in 2002, PGL—open to activists, aid professionals, academics and students–has been held yearly in locations all over Japan, This year it celebrates its 13th anniversary at Kobe Gakuin University’s Port Island Campus. 

備考(Remarks) 報告は以下
http://mushouka.aichi.jp/wp-content/uploads/2015/01/totori_12.pdf
の9-10頁に記載。 

2013  共生における社会アイデンティティー-ジェニン自由劇場『アルナの子どもたち』(映画)を元に  単独  2013/09/24 
第3回 複雑系科学シンポジウム  , 日本科学者会議、複雑系科学研究会   

概要(Abstract) 「社会の変革」は多くの要素が絡み合い実現されるものという点から「複雑系科学」の一つとして分析され得るため、ここまでの研究成果としてジェニン国連難民キャンプにおけるアート教育の記録を元に、紛争から共生に向かうにあたって、社会アイデンティティーの変化に関する分析を複雑系科学研究委員会にて学会発表した。現代社会が抱える様々な構造的困難を変革・転換する複雑系科学の点から、多様な領域の関心から実りある議論を得ることができた。 

備考(Remarks)  

2012  対話と共生のための社会シミュレーション・ゲーミング―イスラエル・パレスチナ地域における実施の意義と目的  単独  2012/10/20 
日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会全国大会論文報告集  , 日本シミュレーション&ゲーミング学会  , 2012年度秋号  , 7-10   

概要(Abstract) 占領と被占領関係にある両者のフィールド内部におけるシミュレーション・ゲーミング体験の果たしうる役割について、ノーマライゼーションとの比較を軸に、「共生」を実現するための教育的介入の意義の側面について論じた。  

備考(Remarks)  

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2015  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  教育におけるエスニシティとアイデンティティの関係―多文化教育の文脈から 
代表    2,000 

研究内容(Research Content) 近年の東アジアの文化的相互排外状況に関して、特に朝鮮半島と日本との異文化コミュニケーション課題に関する社会状況の把握促進を通し、相互対話と市民的共生観を樹立するための方策を探求する。シミュレーション・ゲーミング環境における擬似的体験を通して、地政的および歴史的に包括的、長期的な視点を得て、今後の多文化共生社会を創出するための政策立案に先立つ地域間対話の素材を提供する。  

備考(Remarks) 多文化共生問題が日本社会において注目を集める現在、これまでに、在日朝鮮人の多文化共生問題については、多文化教育の実践の数量形式に関する調査は国内で行われてきたものの、内的「学び」の詳細な過程についてほとんど詳しい研究が行われてきていない。本研究では多文化共生教育におけるエスニシティとアイデンティティの関係性に焦点を当てたナラティブ・アプローチによって、在日朝鮮人のアイデンティティに注目しながら、学びの質と過程を浮き彫りにするべく調査研究を行う 

2013  科学研究費補助金  シミュレーションを通した共生観の構築に関する社会心理学的実証研究 
研究代表者  文部科学省  1,013,000円 

研究内容(Research Content) 紛争地、および非紛争地の間におけるシミュレーション・ゲーミング等のアートを使った対話ワークショップの実践的研究および、共生観の内部構造に関して質的心理学的の手法を通した調査を国際的に行う。 

備考(Remarks)  

2013  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  Game Presentation: Peace Building Game in a Region of Conflict植民地主義的ダイナミズムに関する社会シミュレーション・ゲーミング 
研究代表者    300000 

研究内容(Research Content) 朝鮮半島が日本の《植民地》支配におかれたことは、すでに敗戦記念日の首相談話等でも明確に表明されていて、歴史的な事実である。しかしその一方で、それが民衆の実態として、どのように日常生活を覆っていったのか、現在の日本社会に十分に伝えられているとは言えない。植民地支配における宗主国の人々は支配階級としての権力を無意識に保持実践する一方で、被支配階級とされた人々は物理的剥奪のみならず文化や尊厳、政治的自由を含む実に多様な内的接収を受けることとなった。
社会シミュレーションゲーミングは、そのような《動態》としての《関係》を再現し、その《システム》(ここでは植民地支配下でのシステム)が人々をどのような発想や行動に促していくのかを体験的に理解させるツールである。研究者本人(佐々木陽子)はまず、植民地支配の実態について書籍および関連する学会、研究会、国際シンポジウム等への参加を通し、植民地主義の動態そのものを把握し、多文化教育の観点から論文としてまとめることを研究の第一段階とした。

植民地主義の残渣は現在の社会においても深刻な影響を残している。ポストコロニアリズム研究は、《終了した課題》というより《今後の重要な課題》として、多様な学問分野の学際的協力の下にさらに推進されるべきと考えている。 

備考(Remarks)  

2013  科学研究費補助金  シミュレーションを通した共生観の構築に関する社会心理学的実証研究 
代表  日本学術振興会  1,013,000円 

研究内容(Research Content) 紛争地、および非紛争地の間におけるシミュレーション・ゲーミング等のアートを使った対話ワークショップの実践的研究および、共生観の内部構造に関して質的心理学的の手法を通した調査を国際的に行う。 

備考(Remarks)  

2012  科学研究費補助金  シミュレーションを通した共生観の構築に関する社会心理学的実証研究 
研究代表者  文部科学省  2,687,000円 

研究内容(Research Content) 紛争地、および非紛争地の間におけるシミュレーション・ゲーミング等のアートを使った対話ワークショップの実践的研究および、共生観の内部構造に関して質的心理学的の手法を通した調査を国際的に行う。 

備考(Remarks)  

2011  科学研究費補助金  シミュレーションを通した共生観の構築に関する社会心理学的実証研究 
研究代表者  文部科学省  5,900,000円 

研究内容(Research Content) 紛争地、および非紛争地の間におけるシミュレーション・ゲーミング等のアートを使った対話ワークショップの実践的研究および、共生観の内部構造に関して質的心理学的の手法を通した調査を国際的に行う。 

備考(Remarks)  

2010  科学研究費補助金  シミュレーションを通した共生観の構築に関する社会心理学的実証研究 
研究代表者  文部科学省  3,900,000円 

研究内容(Research Content) 紛争地、および非紛争地の間におけるシミュレーション・ゲーミング等のアートを使った対話ワークショップの実践的研究および、共生観の内部構造に関して質的心理学的の手法を通した調査を国際的に行う。 

備考(Remarks)  

2007  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  地域紛争の解決と平和構築におけるシミュレーション・ゲーミングの研究 
研究代表者    7,000 

研究内容(Research Content) グローバル問題を扱う上で、市民に焦点を当て、その意識構造に着目する取り組みとして、1960年代後半より、社会シミュレーション・ゲーミングという手法が提案されてきた。環境問題に関して有効性が確認されたこの手法は、新たなグローバル問題としての平和問題について、現在発展途上にある。本研究は、過去の研究代表者の研究経緯の発展形として、イスラエルおよびパレスチナの両地域において、紛争と平和構築に関する社会シミュレーション・ゲームの実施を行い、同時に参加者の社会認識に対してそれがどのような社会認識の変化を及ぼすかについて効果測定を行うという、2点の実施が主たる目的である。 

備考(Remarks) 研究代表者は、2000年ごろから集団間紛争の解消教育を扱い始め、2004年度から科学研究費により、紛争解決への社会心理学的研究を行ってきた(集団間紛争の解決を目的としたバーチャルな他者とのネットワーク形成過程の研究:2004年4月~2007年3月科学研究費補助金若手研究(B)課題番号16730316)及びFOST(財団法人 科学技術融合振興財団・2006年2月~2007年3月)。主に、シミュレーション・ゲームが紛争地の平和的関係に与える効果について研究し、その成果として、地域紛争と平和樹立に関するシミュレーション・ゲームをデザインし、実施するなかで、日本、アメリカ、ポーランド、イタリアにて試行、改良を重ねた結果、2007年3月末までにほぼゲームとしての有効性を保障できる作品に仕上がった。今回の研究では、これを実際に、イスラエルとパレスチナの地域で実施するのが主たる内容である。 

2007  JASAG 日本シミュレーション・ゲーミング学会 研究部会主査研究費  紛争と平和に関するシミュレーション・ゲーミング 
研究代表者  日本シミュレーション・ゲーミング学会  200,000円 

研究内容(Research Content) 紛争と平和に関するシミュレーション・ゲーミングの実施と分析 

備考(Remarks)  

2006  科学研究費補助金  紛争地における平和構築のストラテジーに関する聞き取り調査 
研究代表者  文部科学省  3,300,000 円 

研究内容(Research Content) 「紛争をどのように解決するのが望ましいか」(紛争解決ストラテジー)についてのイメージを、個人の認知的情意的構造の面から探索する手法であるPAC 分析法を用いて、国際間研究者の協力によって共同研究した。イメージ測定研究、国際教育交流の効果測定に関する研究として、また「平和」概念の内部構成について、国際学会等にて発表。 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2015  平和の探求(国際理解教養科目) 

大文字で概念化されやすい「平和」を、日常に即した諸概念の実践から「対話」「相互尊重」「紛争を勝敗にせず、超越する(トランセンド)」「構造に埋め込まれた平和ならざる状態を発見し、それに迎合せずにきちんと対峙する(積極的平和)」ことを、実践として行うよう、各種の課題と共に解説演習した。同時に学生の反応を一部アーカイブし、分析した。 

2015年度 
2015  日朝関係共同学習会 

日本と朝鮮半島の間における社会的文化的課題と、その解決に向けた対話関係の深まりに関して、シミュレーション、ゲーミング、演劇の要素を取り入れた多文化共生のためのワークショップによって、学習会を開く。学習会は、それ自体が実験的要素を持っており、学習会の準備段階から日朝の学内有志により共同で作業が行われる。 

2015/10/03~現在 
2013  ホームレス支援と大学生をつなぐ(課外フィールドワーク) 

名古屋市内にて、キリスト教団体および南山大学の在学生、卒業生、労組、医療関係者によって行われているホームレス状態におかれた人々に対する食の炊き出し、および相談事業を、在学生と共に訪問し、支援協力した(夏期、越冬)。また越冬募金の街頭活動を学生と共に支援参加した。

豊かさに隠れて見えづらい都市の現実を、現実にともに暮らす多様な人を顔の見える形で出会うことを通して理解し、地域政策を排除の論理で行わないような包括的共生的視点を育成する。 

2013-2014年度 
2013  「コミュニティオーガナイジング」の手法を使った地域課題に関する対話活動(教育方法の開発) 

オバマ大統領とも関係が深く日本でも注目が高まってきたガンツ博士(ハーバード大)が60年代からの地域活動実績をもとに形式化した「コミュニティオーガナイジング」の手法を、学生の課題で演習する。学生を主体とした地域課題の発見~ステークホルダー間の対話の再現に至るまでを、ワークショップ形式で実施した。地域の国際化が主な話題となり、地域対話の深めかたを修得した。 

2013- 
2011  「フューチャーサーチ」を使った地域コミュニケーションの能動的学習(教育方法の開発) 

アジア出身の留学生を対象に、「フューチャーサーチ」の手法により、過去の問題の掘り起こし、現在から将来を展望するアジアの課題の発掘、そして未来のアジア像に関する国際対話を行う。
結果として二つのグループがそれぞれの成果を演劇で披露した。 

2011- 
2010  シミュレーション(「語り」と「騙り」の間)を使った異文化接触問題の理解教育(教材開発) 

関与する人々が、事実をそれぞれの立場から述べることで、一つ一つの話は完全に嘘ではないにも関わらず全く違う話が出来上がってしまう様を描いた映画『羅生門』をもとに、シミュレーション報道を学生が行い、その報道されたものを比較することで、異文化接触がどのように展開するかを学習した。国際問題という遠い話題で起こる意見の衝突をシミュレーションの中で体験することにより、異文化環境がいかに情報伝達に偏りを与え、政治的影響を受けるのかについての理解を深めた。自己開発教材。 

2010- 
2006  「対話による紛争転換法」(トランセンド理論)を使った、国際理解教育(教育方法の開発) 

「対話による紛争転換法」は国連の研修プログラムにも取り入れられた学習方法であり、トランセンド理論とも呼ばれる。これによって開発された対話シートを利用し、過去、現在、未来のシートに記入しながら、各国の懸念について留学生の間で話し合った。台中の学生が「このような話題で話し合うことは、本国に居ては絶対不可能だっただろう」と評したほど、細やかな内容が話し合われ、学生個人の間でも未来志向型の関係を築くことに成功した。

参照『平和的手段による紛争の転換―超越法』(国連の対話ワークショップで使用されたコミュニケーション法の教育的活用) 

2006- 
2004  文化発見型学習による異文化コミュニケーション学習(教育方法の開発) 

国際理解教育において、自他の分化の相対化、比較は必ず行わなければならない。留学生の自己表現能力を高める上でも、自文化について発見し、比較の中で理解することは、動機づけられた表現行為となるため、効果がある。文化について発見し、比較する活動を、日本語1(運用)、日本語2(表現技術)の中で行った。 

2004- 
2004  異文化コミュニケーション教育におけるワークショップ形式授業の試み(教育方法の開発) 

名古屋市立大学にて、兼任非常勤講師として、「異文化コミュニケーション」の授業を担当した(日本人学生、留学生、混在)。描画分析の手法や、シミュレーションゲーミングの手法も一部取り入れて紹介した。学生は各自の描画等の表現物通して、自他の理解を深めることができた。学生間での議論を活用したワークショップ形式が好評で、友人に紹介され他大から聴講に来る学生もいた。 

2004- 
2002  新聞を使った国際理解教育(教育方法の開発、教材開発) 

日本語の新聞で報道される自国の記事をもとに、学生間で議論を行うスタイルを開発した。論点以外に、質問項目を準備し、質問項目には学生全体で回答を出すという活動を行った。議論が白熱すると、90分の授業枠に収まらないことさえあり、学生評価も非常に高かった。学生の学習動機に左右されるものの、学習方法として非常に有効であると思われた。

(参照 「まわしよみ新聞」http://www.mawashiyomishinbun.info/about/ 
コミュニケーション能力教育としての新聞活用) 

2002- 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2015  日朝関係共同学習会  2015/10/06- 

活動内容等(Content of Activities) 大阪大学において、学内および学外のステークホルダーを対象に、ワークショップ形式による「社会コミュニケーションとまちづくり」の観点から、在日朝鮮人社会と日本社会の問題を共に考える。 

2014  留学(海外)(イスラエル/パレスチナ地域)  2014 

活動内容等(Content of Activities) パレスチナ暫定自治区、イスラエルにおける、複数の宗教、民族、地域にまたがる「共生に向けた文化交流」を基礎とする対話への取組を調査する。
 

2014  「朝鮮高校無償化ネット愛知」への寄稿  2013- 

活動内容等(Content of Activities) http://mushouka.aichi.jp/wp-content/uploads/2015/01/totori_12.pdf

『ととり通信』(朝鮮学校にも差別なく無償化適用を求めるネットワーク愛知、会報)第12号 , 9-10頁(2015年1月15日発行)に、Peace as Global Language 国際学会で研究者(佐々木陽子)が発表した内容と、聴衆の反応を簡単に報告した。

概略すると、いわゆる隣国敵視政策によって偏見が助長される日本社会の中で、政府が主導する形で朝鮮学校への組織的排除が行われてきていること。そうした「出身国とのつながりやルーツを原因として差別すること」が米国でかつて日系人に対して行われた歴史的事実が、その後の米国社会でどう評価され、市民権の返還、謝罪と補償、基金の創設につながったかを報告した。

日本国内で行われているこの種の差別は、関東大震災後の混乱に乗じて大量殺人を生んだこともあり、現在もなお欧州等でくすぶる宗教差別と相乗し、社会不安の源泉となる。差別する側の問題を直視し、根本的な解決に向けて学問的にも努力することが、共生社会の実践の基礎となるだろう。

NGO等と力をあわせ、今後とも外国にルーツを持つ人々への差別行動を社会から根絶すべく、努力していかねばならない。 

2013  研究出張(海外)(イスラエル/パレスチナ地域)  2010-2014 

活動内容等(Content of Activities) 科研費出張

パレスチナ、イスラエル地域における芸術を通した交流共生への試みを調査する 

2012  沖縄ピース・スタディー・ツアー  2012年6月~10月 

活動内容等(Content of Activities) 沖縄ピース・スタディー・ツアーの企画実施(沖縄平和運動センター、沖縄キリスト教学院、沖縄YWCA、トランセンド研究会と連携) 於 沖縄県  

2012  NGOインターン生受入(海外教育機関 バングラデシュ)  2012年4月~8月 

活動内容等(Content of Activities) アジア女子大学(Asian University for Women・バングラデシュ)からNGO活動インターン生を受入指導。トランセンド研究会理事として。
 

2012  日本科学者会議ワークショップ (於 大阪大学)  2012年4月~2013年3月 

活動内容等(Content of Activities) 講演「社会心理学から見た集団間紛争の緩和過程と、非暴力抵抗運動の広がり-人は何に呼応しネットワーク化するか」、日本科学者会議ワークショップ。平和学における複雑系科学の可能性。 

2012  「名古屋南京友好都市三十五周年記念音楽会」実行委員会  2011年9月~2012年3月 

活動内容等(Content of Activities) 「名古屋南京友好都市三十五周年記念音楽会」(後援:
名古屋市教育委員会、名古屋姉妹友好都市協会、名古屋国際センター、愛知県教育委員会、愛知県国際交流協会、注名古屋中華人民共和国総領事館、日本のうたごえ全国協議会、中日新聞社、毎日新聞社、朝日新聞社、読売新聞社)。 於 名古屋市
 

2009  紛争転換のためのワークショップ(おおさか社会フォーラム)  2010/03/22 

活動内容等(Content of Activities) 「紛争転換のための対話トレーニング・ワークショップ」実施(おおさか社会フォーラム2010)於 大阪市 

2009  映画『ビリンー闘いの村』上映&監督トーク会 (於 南山大学)  2009年7月 

活動内容等(Content of Activities) 映画『ビリン、闘いの村』(2007年日本)の上映・監督トーク会、ゲストコメント担当(於 南山大学)

http://bund.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000004355 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2016 
2015 
2014 
2013 
2012 
2011 
2010 
2009 
2008 
2007 
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2017/04/29 更新