氏名 Name |
川島 正樹 ( カワシマ マサキ , KAWASHIMA Masaki ) |
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所属 Organization |
外国語学部英米学科 |
職名 Academic Title |
教授 |
専攻分野 Area of specialization |
アメリカ研究(歴史) |
学会活動 Academic societies |
日本アメリカ史研究会会員(1982.4〜現在に至る) |
社会活動 Community services |
なし |
著書・学術論文数 No. of books/academic articles |
総数 total number (65)
著書数 books (20) 学術論文数 articles (45) |
学校名 Univ. |
卒業年月(日) Date of Graduation |
卒業区分 Graduation Classification2 |
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京都大学文学部史学科現代史専攻 | 1979年03月 | 卒業 |
大学院名 Grad. School |
修了課程 Courses Completed |
修了年月(日) Date of Completion |
修了区分 Completion Classification |
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立教大学大学院文学研究科史学専攻 | 博士後期課程 | 1988年03月 | 単位取得満期退学 |
学位区分 Degree Classification |
取得学位名 Degree name |
学位論文名 Title of Thesis |
学位授与機関 Organization Conferring the Degree |
取得年月(日) Date of Acquisition |
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博士 | 博士(文学)(論文博第505号) | 地域闘争とアメリカ社会―市民権運動史序説 | 京都大学大学院 | 2006年03月 |
修士 | 文学修士 | 立教大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程 | 1984年03月 | |
学士 | 文学士 | 京都大学文学部史学科 | 1979年03月 |
長期研究/短期研究 Long or Short Term research |
研究課題名 Research Topic |
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長期研究 | アメリカ合衆国における市民権(公民権)運動の歴史的意義の検討 |
概要(Abstract) 今日のアメリカ合衆国を語る上で不可欠の,人種差別撤廃を果たした市民権(公民権)運動の,運動と政策の両面から見た歴史的意義の検討を行い,アメリカ合衆国史上に正当に位置付けたい。単に1960年代半ばに達成された法的平等を越えて運動が米国史上で概念的に希薄なままだった所謂「社会権」の保障要求にまで進む,「勝利」後にまで視野を広げたい。そして運動が現在にまで残した未完の課題を確認したい。 |
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短期研究 | 一連の地域闘争としての市民権運動研究 |
概要(Abstract) 一連の地域闘争としての市民権運動の側面に注目し,昨今蓄積が進む地域レベルの研究の成果を踏まえ,運動の前後期にも目を配り,それが歴史的に果たした,あるいは連邦政府との関係において果たさせられてしまった,歴史的役割を吟味したい。夏季休暇等をつかって,なるべく現地に赴き,関係者への対面調査などを行い,アメリカ現代史の重要側面を抉り出したい。具体的には南部地方を中心に調査したい。 |
年度 Year |
著書名 Title of the books |
著書形態 Form of Book |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
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出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date | |||
2022 | はじめて学ぶアメリカの歴史と文化 | 共著 | |
ミネルヴァ書房 , 未設定 , 390 p. , 2023/01 | |||
概要(Abstract)
遠藤秦生他編著による初学者用のアメリカ史概説書の「第11章 未完のままの「偉大な社会」」(pp. 253-270)を担当する。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | 南山大学七十五年史 | 共著 | |
南山大学 , 未設定 , 594 p. , 2022/03 | |||
概要(Abstract) 「第二章 外国語学部 第二節 英米学科」および「第一一章 国際地域文化研究科」を担当する(pp. 192-200, 248-354)。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | 自由と解放を求める人びと——アメリカ黒人の闘争と多面的な連携の歴史 | 共著 | |
彩流社 , A5 , 273 p. , 2021/11/05 | |||
概要(Abstract) 岩本裕子・西﨑緑編著の本書において「第七章 「社会的構築物としての人種」概念に基づく通史的展望の意義――五つの設問を媒介に駆け足でアメリカ史を概観する試み」(pp. 227-257)を担当した。本書は科学研究費補助金基盤研究(B)の報告書である。川島は同グループの代表から講演依頼をされたことがあり、その縁でまとめ本である本書の最終章で歴史概説的内容の一文の執筆を依頼された。その概要は、章の見出し文にある通り、植民地時代初期から現在までの「人種」をキーワードにアメリカ合衆国の通史を大学の授業や一般向け講演会等で概説する際に参考とされるべき5項目の問いを掲げたものとなっている。 |
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備考(Remarks) |
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2018 | 「1968年」再訪――時代の転換期の解剖 | 共著 | |
行路社 , A5 , 26p. , 2018/10 | |||
概要(Abstract) 世界史的な画期点となった1968年の50周年の年に地域研究センター共同研究の一環で3年間行った共同研究の成果本における分担執筆者となり、「第2 章 貧者の行進からウォール街占拠へ—1968年のアメリカ社会運動と現在への影響」(33-58頁)を執筆した。内容的にはアメリカ合衆国の「人種統合」を目指して凶弾に倒れたM・L・キング牧師の暗殺と2011年秋に高揚したウォール街占拠闘争の思想的連関性を論じた。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | 宗教と政治のインターフェイス―現代政教関係の諸相 (南山大学地域研究センター共同研究シリーズ 9) | 共著 | |
行路社 , 未設定 , 32p. , 2017/03 | |||
概要(Abstract) 地域研究センター共同研究「政治と宗教のインターフェイス」の研究成果まとめ本、丸岡高弘・奥山倫明編『政治と宗教のインターフェイス――現代政教関係の諸相』所収、「第1章 アメリカにおける政教分離の文脈的研究」(pp. 21-52)を執筆。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | American History, Race and the Struggle for Equality: An Unfinished Journey | 単著 | |
Palgrave-Macmillan , 未設定 , 300 p. , 2017/01 | |||
概要(Abstract) 「人種」をめぐる諸問題に焦点を当てて概観したアメリカ史の通史。 |
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備考(Remarks) |
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2015 | 記憶の共有をめざして――第二次世界大戦70周年を迎えて | 編著 | |
行路社 , A5 , 533p. , 2015/08/15 | |||
概要(Abstract) 第二次世界大戦の終結70周年を前に、3年間にわたって、南山大学地域研究センターの共同研究として、いわゆる歴史認識問題について、3年間にわたって基本的事実の確認作業とともに、各界における第一線級の方々22名にご講演等をいただいた上で、ご投稿をお願いした。私は「はしがき」と「序章」の執筆をし、共同研究の研究代表を務めた。 |
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備考(Remarks) |
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2014 | アメリカの歴史を知るための63章【第3版】 | 共著 | |
明石書店 , 未設定 , pp. 269-277 , 2015/03 | |||
概要(Abstract) 従来の版にバラク・オバマ大統領に関する最終章「バラク・オバマの登場」を加えた最新版。 |
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備考(Remarks) |
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2014 | アファーマティヴ・アクションの行方――過去と未来と向き合うアメリカ | 単著 | |
名古屋大学出版会 , A5 , 198+34(付録と索引) , 2014/11/30 | |||
概要(Abstract) アメリカ合衆国の歴史を、政治的論争を呼んでいるアファーマティヴ・アクションの将来を見通しながら、「人種」をキーワードに植民地時代から現代までを概説している。巻末に統計数値や地図、学習者のための簡単な説明付きの参考文献案内を含む付録がある。 |
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備考(Remarks) |
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2011 | 宮川佳三編『アメリカ研究統合化の役割として「映画」』(第7章) | 共著 | |
行路社 , A5 , pp. 145-168 , 2011/11/10 | |||
概要(Abstract) 「第7章 学生と見たい『黒人映画』」を分担執筆した。映画の分析と評論を主要な手法として、新たなアメリカ研究の統合化を目指す、共同研究の成果の一翼を担った。以前に執筆発表した同名の論文を加筆補正したものである。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
論文題目名 Title of the articles |
共著区分 Collaboration Classification |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2022 | 米国最高裁判決と「人種」――奴隷制廃止と市民権・学校統合と住宅隔離・投票権をめぐる攻防―― | 単著 | |
アメリカ研究 , アメリカ学会 , 57号 , pp. 79-104 , 2023/03 | |||
概要(Abstract) 「裁くアメリカ/ 裁かれるアメリカ」を特集テーマとする編集部からの依頼原稿において、「人種」にかかわるアメリカ合衆国最高裁判決の推移を展望している。 |
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備考(Remarks) |
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2022 | 荒木圭子『マーカス・ガーヴィーと「想像の帝国」――国際的人種秩序への挑戦』――BLM運動隆盛下でのブラック・ナショナリズムの意義を再訪する試み | 単著 | |
アメリカ史評論 , 関西 , 40号 , pp. 29-38 , 2023/02 | |||
概要(Abstract) 荒木圭子氏が公刊したマーカス・ガーヴィーに関する研究書の書評を基にしつつ、BLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動の隆盛下での黒人ナショナリズムの再評価の意義を論じた。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | アメリカの世紀は終わったのか――中野耕太郎氏の近著に寄せて―― | 単著 | |
アカデミア(社会科学編) , 南山大学 , 22号 , pp. 151-161 , 2022/01/31 | |||
概要(Abstract) 岩波新書の「アメリカ合衆国史4巻シリーズ」の合評会が催された。本稿は,本学アメリカ研究センターが主宰した第3回目である中野耕太郎氏を著者とする同シリーズ第3巻『20世紀アメリカの夢——世紀転換期から1970年代』の合評会においてコメンテーターの役割を担った筆者による読み上げ原稿を基にし,他の合評会を含めたコメントや各著者の応答および他の参加者を交えた討論の内容等を踏まえ,必要に応じて適宜改稿されたものである。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | BLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動の歴史的背景を探る試み――資産格差・住宅隔離・学校再隔離に関する近年のアメリカにおける研究動向の分析―― | 単著 | |
アカデミア(社会科学編) , 21号 , 1-39 , 2021/06 | |||
概要(Abstract) アメリカ合衆国では警察による黒人男性への差別的な対応に抗議するBLM(ブラック・ライヴズ・マター、「黒人の命も大切だ」などと訳される)運動が高揚し、世界的にも支持者を確出しつつある。本稿は米国人研究者による注目すべきいくつかの関連近刊書を手掛かりに、BLM運動が高揚し広く支持を得ている歴史的背景を明らかにしようとする試みである。 |
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備考(Remarks) |
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2020 | 米国社会における『人種』分断の背景を探る――BLM(Black Lives Matter)運動はなぜ共感の輪を広げたのか | 単著 | |
世界平和研究 , 平和政策研究所 , 228号 , pp. 38-45 , 2021/02 | |||
概要(Abstract) アメリカ合衆国において2020年に高揚したBLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動の歴史的背景を明らかにした論文である。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | MLK50の年にちなんで ――キング牧師の実像を求めて | 単著 | |
アメリカス研究 , 天理大学アメリカス学会 , 第24号 , pp. 1-21 , 2019/11/27 | |||
概要(Abstract) キング牧師暗殺50周年追悼の一環として、天理大学アメリカス学会・第23回年次大会(2018年11月24日)で行った記念講演「MLK50の年にちなんで―キング牧師の願いはどこまで達成されたか?」を基に、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのとりわけ後期の思想と実践を顧みて、同時代のビートルズの音楽活動の分析も交えて、その実像を探求した論文である。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | アメリカ大衆音楽と『人種』の陰影――ソウル、カントリー、そしてフォークをめぐる歴史的素描の試み | 単著 | |
『アカデミア(社会科学編)』 , 第17号 , pp. 1-29 , 2019/06/30 | |||
概要(Abstract) 本稿はソウルとカントリーという南部由来のアメリカ大衆音楽における「人種」による分断を歴史的に概観し、その原因を探り、その解消の道を展望することを目的とする。従来フォークロア研究の分野においては「人種」に基づく独自文化と集団的アイデンティティの発展を肯定的にとらえ、両ジャンルの分断情況を受け入れる見解が主流だった。実は「人種」に沿った大衆音楽ジャンルの分断は元々あったのではなく、19世紀末から20世紀初頭にかけて南部で確立した「人種」に基づく隔離体制であるジム・クロウがもたらしたもので、それを商業的に利用して収益を上げた音楽産業やそれを肯定的に受け止めたフォークロア研究者の責任も重い。アメリカ大衆音楽の歴史はミュージシャンの弛まぬクロスオーヴァー努力の歴史でもあった。ジム・クロウ体制が終焉を迎えて半世紀以上を経過してもアメリカ社会の分断が解消し難く残る現状に鑑み、両音楽ジャンルの解消の可能性も視野に入れてアメリカ大衆音楽の未来も展望する。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | 貧者の行進からウォール街占拠へ――1968年のアメリカ社会運動と現在の影響 | 単著 | |
「1968年」の意義に関する総合的研究――「時代の転換期」の解剖(南山大学地域研究センター共同中間報告書,2017年度) , 南山大学地域研究センター , pp. 21-38 , 2018/03 | |||
概要(Abstract) 南山大学地域研究センター共同研究「『1968年』の意義に関する総合的研究――『時代の転換期』の解剖」の一環として、2017年5月19日に南山大学名古屋キャンパスで行った口頭発表に基づいた論文である。内容的には1968年春、アメリカ合衆国テネシー州メンフィスで起こった衛生労働者のストライキとそれを支援し、その渦中で暗殺されたM・L・キング牧師の活動の歴史的及び今日的意義を考察している。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | 日本人歴史家が英語で米国概説史を出版する試み――22年間の個人的苦闘の軌跡と新たな研究課題への挑戦 | 単著 | |
The Fulbrighter in Nagoya , 名古屋フルブライト・アソシエーション , No. 27 , pp. 39-52 , 2018/01 | |||
概要(Abstract) 名古屋フルブライト・アソシエーションの例会(2017年7月15日)でのプレゼンに基づいて、日本人のアメリカ史研究者として英米系の主要学術出版社から「人種」に特化したアメリカ史概説書を英文で出版する際に行った準備や実際に経験した解決すべき問題等に関して、今後このような計画をお持ちの若手研究者の参考に資することを意図して論文としてまとめた。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | From Dependency to Collaboration toward a More Global Society: The Struggles of Japanese Researchers in the Field of American Studies, from Pre-WWII to the Present | 単著 | |
Nanzan Review of American Studies , Center for American Studies, Nanzan University , Vol. 38 , pp. 41-48 , 2016/12 | |||
概要(Abstract) 2016年7月2日に南山大学で開催された、"American Studies in Japan: Its History, Present Situation, and Future Course"と題された、南山大学アメリカ研究センター創設40周年記念シンポジウムの冒頭で主催者を代表して行った趣旨説明に基づく論稿。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
題名等 Titles |
カテゴリ Category |
細目 Authorship |
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掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2022 | アメリカの草の根反差別――地域闘争の効用から何を学ぶか | 書評 | 単著 |
図書新聞 , 図書新聞 , 3546号 , p. 3 , 2022/06/11 | |||
概要(Abstract) 武田進一他編『ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ』(東京外国語大学出版会、2022年3月刊)の書評。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | 止めたい! 人種差別 2「黒人の命も大切だ」ブラック・ライブズ・マター運動ほか | 監修 | 未設定 |
汐文社 , 40 , 2022/03 | |||
概要(Abstract) アメリカ合衆国で2020年に注目を浴びた「BLM(ブラック・ライブズ・マター、黒人の命も大切だ)」運動に関して、その歴史的背景や世界の類似の問題に視野を広げて、小学生を読者対象としてイラストや写真等を交えて平易な文で解説した書物の監修をした。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | 止めたい! 人種差別 1 アジア人差別が起こした銃撃事件 ほか | 監修 | 未設定 |
汐文社 , 40 , 2022/02 | |||
概要(Abstract) アメリカ合衆国で2020年に注目を浴びた「BLM(ブラック・ライブズ・マター、黒人の命も大切だ)」運動に関して、その歴史的背景や世界の類似の問題に視野を広げて、小学生を読者対象としてイラストや写真等を交えて平易な文で解説した書物の監修をした。 |
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備考(Remarks) |
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2020 | BLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動が示す希望――米国分断に次世代が風穴 | 寄稿 | 未設定 |
中日新聞(夕刊) , 中日新聞社 , 2020/10/09 | |||
概要(Abstract) 『中日新聞』の金曜夕刊の文化欄に寄稿した、アメリカで高揚し,支持が広く世界に波及するBLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動の背景について一般向けに解説した論稿。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 現実主義に裏打ちされつつ理想主義を堅持してきた社会運動家の生き様 | 書評 | 単著 |
図書新聞 , 図書新聞 , 3398号 , p. 5 , 2019/05/04 | |||
概要(Abstract) ホリス・ワトキンス『公民権運動の実践と知恵』(彩流社、2019年2月刊)に関する書評。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | MLK50の年にちなんで――キング牧師の願いはどこまで達成されたか―― | 寄稿 | 単著 |
天理大学アメリカス学会ニューズレター , 天理大学アメリカス学会 , 第80号 , pp. 1-4 , 2019/04/23 | |||
概要(Abstract) 1968年4月4日に道半ばに凶弾に倒れたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の最後の二年間の知られざる活動に焦点を当て、残された課題を確認する試み。併せて、アメリカの大衆音楽における「人種」分断情況についても言及している。 |
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備考(Remarks) 「MLK50の年にちなんで――キング牧師の願いはどこまで達成されたか?」と題されて天理大学で行われた天理大学アメリカス学会年次大会(2018年11月24日)における講演内容の要約文。 |
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2018 | 「現代アメリカの人種・貧困問題と『市民権運動』の今日的意味――キング牧師暗殺50周年を迎えて」 | 寄稿 | 単著 |
『世界平和研究』 , 世界平和教授アカデミー , 220 , 68-78 , 2019/02 | |||
概要(Abstract) キング牧師暗殺50周年に因んでその功績を偲び、現在に残された課題を再確認するためのレクチャー的インタビューを文書化したものである。 |
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備考(Remarks) |
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2018 | 10. 「書評:廣部泉著『人種戦争という寓話――黄禍論とアジア主義』」 | 書評 | 単著 |
『西洋史学』 , 大阪大学大学院文学研究科西洋史学研究室 , 265 , 74-77 , 2018/06 | |||
概要(Abstract) 戦前の日本におけるアジア主義の発展と欧米における黄禍論の広がりを表裏のものとしてとらえた話題の研究書の書評論文である。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | アイデンティティ・ポリティクス | 辞書・事典 | 単著 |
アメリカ文化事典 , 丸善出版 , pp. 202-203 , 2018/01/20 | |||
概要(Abstract) アメリカ学会創立50周年を記念して編集出版された『アメリカ文化事典』所収の一項目を執筆した。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | 本の紹介: ジョン・L・ルーリー、シェリー・A・ヒル 著、倉石一郎、久原みな子、末木淳子 約『黒人ハイスクールの歴史社会学』 | 書評 | 単著 |
部落解放 , 解放出版 , 739号 , 2017/03/10 | |||
概要(Abstract) 2012年に出版されたアメリカ黒人の高校教育をめぐる第二次世界大戦以降の歴史的展望を提示した研究書の最近出された日本語訳に関する紹介文。解放出版編集部より依頼された原稿である。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
題目又はセッション名 Title or Name of Session |
細目 Authorship |
発表年月(日) Date |
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発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos. | |||
2018 | MLK50の年にちなんで――キング牧師の願いはどこまで達成されたか? | 単独 | 2018/11/24 |
天理大学アメリカス学会年次大会 , 天理大学アメリカス学会 | |||
概要(Abstract) キング牧師暗殺追悼50周年にちなんで、天理大学アメリカス学会の招きで、メンフィスでの「最後の聖戦」とその後のアフリカ系アメリカ人を中心とした「人種」に基づく差別の解消の程度を分析する講演。 |
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備考(Remarks) |
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2018 | アメリカにおける「人種」差別と市民権運動: 19の問に答えながら駆け足で概観する米国史 | 単独 | 2018/06/15 |
世界史総点検研究会③ , 鹿島平和研究所 | |||
概要(Abstract) アメリカ合衆国の歴史を植民地時代から現代まで「人種」に焦点を当てて概観する口頭による講義。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | MLK 50にちなんで: メンフィス清掃労働者ストからウォール街占拠運動を経てトランピズムの彼方までを展望する試み | 単独 | 2018/03/04 |
科研費 基盤研究(B)一般 課題番号 17H02409 課題名「共鳴かつ葛藤する闘争―公民権運動の相対化による1960年代の社会的分析―」 , 科研費 基盤研究(B)一般 課題番号 17H02409 課題名「共鳴かつ葛藤する闘争―公民権運動の相対化による1960年代の社会的分析―」 | |||
概要(Abstract) アメリカ合衆国における「人種」や「ジェンダー」に焦点を当てた共同研究が科学研究費補助金・基盤研究(B)に採択された歴史研究グループの招待により、明治大学駿河台校舎グローバルフロントを会場に1時間半の講演を行い、1時間半の質疑を受け、応答した。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | 日本人歴史家が英語で米国概説史を出版する試み――22年間の個人的苦闘の軌跡と新たな研究課題への挑戦 | 単独 | 2017/07/15 |
名古屋フルブライト・アソシエーション例会 , 名古屋フルブライト・アソシエーション | |||
概要(Abstract) 名古屋地区のフルブライターの同窓会組織の主催による講演会で、日本人のアメリカ史研究者が英語で英米系腫瘍学術出版社から「人種」に特化したアメリカ史概説を出版した自らの経験を交えて、同じ意図を抱く若手の研究者に今後の参考になる内容のお話をした。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | 貧者の行進からウォール街占拠へ――1968年のアメリカ社会運動と現在への影響 | 単独 | 2017/05/19 |
南山大学地域研究センター共同研究「『1968年』の意義に関する総合的研究――『時代の転換期』の解剖」 , 主催:南山大学地域研究センター、共催:南山大学アメリカ研究センター、同ラテンアメリカ研究センター、同大学院国際地域文化研究科 | |||
概要(Abstract) 南山大学地域研究センター共同研究「『1968年』の意義に関する総合的研究――『時代の転換期』の解剖」の分担研究者として、同じく共同研究に参加する加藤隆浩氏(本学スペインラテンアメリカ学科教授、ラテンアメリカ研究センター長)とともに、学内外の約200名の聴衆を前に口頭によるプレゼンテーションを行った。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
助成名称または科学研究費補助金研究種目名 Name of grant or research classification for scientific research funding |
研究題目 Research Title |
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役割(代表/非代表) Role |
助成団体 Granting body |
助成金額 Grant amount |
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2008 | 大学院教育改革支援プログラム | 多文化社会対応企業人・教員養成プログラム | |
申請者代表 | 文部科学省 | 12342千円 | |
研究内容(Research Content) |
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備考(Remarks) 3年計画の1年目として |
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2004 | 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 | アメリカ合衆国市民権運動史研究 従来の研究のまとめ(継続課題) | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) |
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2003 | 南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 | アメリカ合衆国市民権運動史研究 従来の研究のまとめ(継続課題) | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) |
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2002 | 科学研究費補助金 | 現地聞き取り調査を主要方法とする米国公民権運動史研究 | |
研究代表 | 日本学術振興会 | 1500千円 | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) 2年計画の2年目 |
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2001 | 科学研究費補助金 | 現地聞き取り調査を主要方法とする米国公民権運動史研究 | |
研究代表 | 日本学術振興会 | 1900千円 | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) 2年計画の1年目 |
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2001 | 南山大学パッヘ研究奨励金I-A | アメリカ合衆国市民権運動史研究 南部の地域闘争を中心に | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) |
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2000 | 科学研究費補助金 | アメリカ合衆国における公民権運動の歴史的意義の検討 | |
研究代表 | 日本学術振興会 | 80千円 | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) 3年計画の3年目 |
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2000 | 南山大学パッヘ研究奨励金I-A | アメリカ合衆国市民権運動史研究 南部の地域闘争を中心に | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) |
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1999 | 科学研究費補助金 | アメリカ合衆国における公民権運動の歴史的意義の検討 | |
研究代表 | 日本学術振興会 | 90千円 | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) 3年計画の2年目 |
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1999 | 南山大学パッヘ研究奨励金I-A | 地域的闘争としてのアメリカ合衆国における公民権運動史研究 | |
研究内容(Research Content) 研究助成 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
タイトル Title |
内容等 Content |
活動期間 Period of Activities |
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2019 | 外国語学部主催FD研修会「WebClassの諸機能とその活用法」 |
過去3年間にわたりWebClassの効果的な活用法を模索してきた川島正樹教授(英米学科)を講師とし、情報センターより梶野綾子氏を助言者として招き、実践例を提示しつつ25分の講演と15分の質疑応答を行った。外国語学部から28名、他学部(経済学部)から2名、合計30名の参加者(教員)により、とりわけ後半においては短時間での集中した質疑応答が展開された。教員相互の授業改善努力が刺激されただけでなく、教員からの現行システム修正の要望と情報センター職員から改善努力についての現状報告もなされるなど、教員と当該事務当局との意思疎通もなされ、効果的な研修の場となった。 |
2019/07/24 |
2018 | 多人数クラスにおけるWebClassシステムを活用した受講生の毎回の小テストの実践 |
多人数(183名)の共通教育「学際」科目である「歴史の諸相 2」(Q3)において、毎回の出席確認を兼ねて小テストを実施した。特に工夫を凝らしたのは3択または4択の客観テストの作成と実施である。これによって、従来実施してきた記述式の小テストと組み合わせて、採点の省力化と受講生の理解度の把握が効果的に達成できた。 |
2018/09/19~2018/11/07 |
2017 | 多人数クラスにおけるWebClassシステムを活用した受講生相互のアクティブ・ラーニングの実践 |
映像資料を活用した共通教育「学際」科目である「人権をめぐって 2」(Q1)の多人数授業(約300名)において、資料の視聴後に感想を周囲の受講生と話し合わせたり、担当教員の解説に関する受講生同士の意見交換を行わせたりし、それをほぼ毎週合計5回にわたり受講生各自に文章化させ、本学のWebClassを通じてレポートを添付ファイルで提出させ、週末にすべてコメント付して評点を加えた。この討論に基づく小レポートの評点の合計は最終評点の50%を占めた。各受講生がその都度確認可能なコメントを付した評定には週末ごとに大変な時間(毎回10時間ほど)を費やしたが、学生による授業評価によれば受講生の反応は大変よかった。またWebClassを通じた担当教員との個人的な質疑応答も翌週に全体化するなどして、受講生個人および全体の復習に大いに役立った。概ね当初の予想通り、あるいは予想を超えて、大変に効果的であった。 |
2017/04/12~2017/05/31 |
年度 Year |
活動名称 Name of activities |
活動期間 Period of Activities |
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2008 | 国際セミナーの企画運営 | 2008/7/24-29 |
活動内容等(Content of Activities) 5カ年計画の名古屋アメリカ研究夏期セミナー(通称NASSSS)の第二年度の催し。年次テーマは「多様な視線からのアメリカ研究 ジェンダーと比較研究(Americanism from Various Perspectives: Gender and Comparative Approaches)」。第1回の昨年同様にアメリカと日本をはじめ、アジア・オセアニア各国からも研究者や院生を交えて、専門家会議国際院生セミナーを実施。また初日にはアメリカの大統領選挙をテーマに、地元一般市民向けの公開講座を催して好評を博した。 |
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2008 | テレビ番組編集助言・出演 | 2008/11/12, (アンコール再放送)2009/2/11 |
活動内容等(Content of Activities) NHK総合テレビの番組「その時歴史は動いた」の特集番組「I Have a Dream―キング牧師のアメリカ市民革命」の番組編集に関する助言および案内役として出演。(放映時間43分) |
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2007 | 国際セミナーの企画運営 | 2007/07/28-31 |
活動内容等(Content of Activities) 5ヵ年計画の催しである名古屋アメリカ研究夏期セミナー(Nagoya American Studies Summer Seminars, 2007-11、通称NASSS)の初年度の催しの企画運営業務をNASSS事務局長として行う。NASSSは1950年に始まった「東京大学・スタンフォード大学共催セミナー」以来半世紀以上続く「アメリカ研究セミナー」の系譜に連なるものであり、国際交流基金・日米センターの共催を得て、アメリカ研究振興会、名古屋アメリカン・センター、渋沢財団、日米教育委員会(フルブライト委員会)、米日財団等の各種財団、及び地元有力企業の協賛のもとで、実現の運びとなった。とりわけ長い歴史の中で初めての試みとなる、日米のみならず他のアジア太平洋諸国からも多数の参加者を得て開催された「国際大学院生セミナー」は好評を博した。 |
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2006 | 全国学会年次大会・国際シンポジウム開催 | 2006/06/09 |
活動内容等(Content of Activities) アメリカ学会第40回記念年次大会(南山大学アメリカ研究センター30周年記念)の国際的学術シンポジウム「American Studies in Trans-Pacific Perspective」の開催業務を担当する。同シンポジウムには日米をはじめ、オーストラリア、フィリピン、中国、ロシア、韓国など、7カ国から著名な学者が報告を行った。 |
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2001 | 学術調査 | 2001/08/05-09/09 |
活動内容等(Content of Activities) 「現地聞き取り調査を主要方法とする米国公民権運動史研究(文部省科学研究費補助金基盤研究C-2)」に関する調査活動・米国の研究者によるレヴューおよび関係者へのインタビューを含む史料収集・ジョージア州オールバニー,ミシシッピ州ハティスバーグ,同ジャクソン,イリノイ州シカゴ |
年度 Academic Year |
学術研究著書の件数 No. of Academic Books |
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers |
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins |
学会受賞等の受賞件数 No. of Academic Awards Received |
国際学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences |
国際学会での研究発表の件数 No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences |
国内学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf. |
国内学会での研究発表の件数 No. of Papers Presented at National Academic Conf. |
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2022 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2021 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2019 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2018 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
2017 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
2016 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
2015 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2013 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2023/05/01 更新
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