研究者詳細

学術論文
分割表示 >>   全件表示

36 件中 1 - 36 件目

年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2016  From Dependency to Collaboration toward a More Global Society: The Struggles of Japanese Researchers in the Field of American Studies, from Pre-WWII to the Present  単著   
Nanzan Review of American Studies  , Center for American Studies, Nanzan University  , Vol. 38  , pp。41-48  , 2016/12   

概要(Abstract) 2016年7月2日に南山大学で開催された、"American Studies in Japan: Its History, Present Situation, and Future Course"と題された、南山大学アメリカ研究センター創設40周年記念シンポジウムの冒頭で主催者を代表しての趣旨説明演説を基にした論稿。 

備考(Remarks)  

2015  書評:Kazuyo Tsuchiya, Reinventing Citizenship: Black Los Angeles, Koreans Kawasaki, and Community Participation (University of Minnesota Press, 2014)  単著   
アメリカ研究  , アメリカ学会  , 第50号  , pp. 167-173  , 2016/02/17   

概要(Abstract) 土屋和代氏の英文著書の書評を基にした、日米比較現代史(社会運動史・「人種」民族関係史)研究に関する評論的論文である。 

備考(Remarks)  

2015  「米兵は鬼畜ではなかった」のか――沖縄戦をめぐる記憶の共有をめざして――  単著   
史苑  , 立教大学史学会  , 第76巻第1号  , pp. 112-133  , 2015/12   

概要(Abstract) 第二次世界大戦末期に沖縄で展開された日米両軍の凄惨な地上戦において多大な犠牲を強いられた沖縄民衆には、日本軍によって喧伝された言説に反して、「米兵は鬼畜ではなかった」とする記憶が残されている。それに反して、従軍米兵の間で伝えられる記憶はこれに反するものである。本稿は、従来の研究を踏まえつつ、近年に刊行された従軍米兵の新たな証言を一つの手がかりに、日米および地元の間の記憶の齟齬を埋めるべく、事実関係を再確定しつつ、歴史認識の共有をめざす試みである。 

備考(Remarks)  

2014  日本人研究者は欧米地域研究分野でどのような貢献をなしうるか?――ひとりの日本人米国社会運動史家による自らの仕事の意義を自問するささやかな試み――  単著   
南山大学大学院国際地域文化研究  , 南山大学大学院国際地域文化研究科  , 第10号  , pp. 141-150  , 2015/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2014  The Historical Significance of the Civil Rights Act of 1964  単著   
Nanzan Review of American Studies  , 南山大学アメリカ研究センター(The Center for American Studies, Nanzan University)  , 36  , pp. 99-111  , 2014/12   

概要(Abstract) アメリカのベトナム戦争への関与を決定的にしたトンキン湾事件と、人種やジェンダー等の差別を厳格に禁じた市民権法(the Civil Rights Act of 1964)が制定さて50周年の年に、アメリカよりゲストをお呼びしての国際シンポジウムで報告した原稿を基にしている。一見矛盾する二つの出来事を成り立たせたのは冷戦という構造であったことを論じている。 

備考(Remarks)  

2014  社会運動の契機を模索するアフリカ系アメリカ人の苦闘――ポスト冷戦期における賠償請求と歴史認識問題を中心に――  単著   
アメリカ史研究  , 日本アメリカ史学会  , 36  , pp. 4-23  , 2014/08/08   

概要(Abstract) 2014年で50周年を迎えた、アメリカ合衆国における人種やジェンダー等の差別を厳格に禁止したthe Civil Rights Act of 1964年を記念した特集号の巻頭論文である。アフリカ系アメリカ人の運動の在り方が、奴隷制とその遺制に対する賠償請求運動などの法廷闘争へと回帰しているが、その意義について論じている。 

備考(Remarks)  

2013  「より公正な社会」の追求と「過去の不正」への賠償をめぐって――米国における「積極的差別是正措置」論争と奴隷貿易および奴隷制への賠償請求訴訟運動との関係に焦点を当てつつ  単著   
アカデミア(社会科学編)  , 南山学会  , 5号  , pp. 17-47  , 2013/06   

概要(Abstract) 本稿では21世紀の幕開けとともに問題化しつつある、市民権運動後の1970年代に始まる、一見大胆な「人数枠設定」を伴う「積極的差別是正措置(アファーマティヴ・アクション)」の行方と、多くがその恩恵を受けたアフリカ系アメリカ人法律家や大学教員を主な担い手とする「奴隷制と法的隔離に対する賠償請求運動(リパレーションズ)」が起こった背景について明らかにし、両者の関係に留意しながらその意義を分析した。一見「唐突」に感じられる後者の集団訴訟だが、その目的が前者の恩恵を受けられない、大都市中心部のゲットーの「アンダークラス」の根本的救済にあることを踏まえ、「人種」をめぐる「運動後」の時代のアメリカ現代社会の本質的問題の一端を抉り出している。 

備考(Remarks)  

2012  「アメリカの褐色化(Browning of America)」に関する諸議論をめぐって――新移民の大量流入とオバマ政権んを誕生させた米国社会背景的変化の分析  単著   
アカデミア(社会科学編)  , 南山大学  , 第3号  , pp. 91-109  , 2012/06   

概要(Abstract) アメリカ合衆国のヒスパニック系(ラティーノスとも呼ばれる中南米系住民)作家で評論家のリチャード・ロドリゲスが10年ほど前に出版し、物議をかもした『褐色人(Browon)アメリカの最後の発見』の再吟味をもとに、アフリカ系アメリカ人を抜いて「最大のマイノリティ」となったヒスパニック系の自己主張の書と誤解されがちな本書でロドリゲスが主張したかった真意を「人種」構造の解体傾向であったことを再確認しながら、昨今の「人種」をめぐる議論の変化を「多人種化」カテゴリーの隆盛傾向とオバマ政権を生み出した要因のなかに見出している。 

備考(Remarks)  

2008  学生と一緒に見たい「黒人映画」  単著   
映画の多元的解釈のための基礎研究(南山大学地域研究センター共同研究最終報告書,2006〜2008年度)  , 南山大学地域研究センター委員会  , 73-90  , 2009/03   

概要(Abstract) 所謂アメリカ合衆国の「黒人映画」について、その定義を狭義の黒人監督の製作によるものや黒人俳優が主体の映画のみならず、アメリカにおける「人種」の問題を扱った映画というように、緩やかに定めつつ、主に「アメリカ研究」に関する授業で教材として使用することを念頭に置きつつ、その問題点や意義を抉り出し、論じた。 

備考(Remarks) 研究代表: 加藤隆浩、他11名による共同研究の成果報告書 

2005  地域闘争とアメリカ社会―市民権運動史序説  単著   
537  , 2006/03   

概要(Abstract) アメリカ合衆国現代史における最重要課題の一つでありながら、長らくまとまった研究がなされてこなかった市民権運動(Civil Rights Movement、「公民権運動」とも訳される)二間して、その一連の地域闘争としての特徴を踏まえつつ、それらを現地で取材した多くの関係者へのインタヴューも交えて地域的研究を統合しようと努めた。本論文により京都大学より博士(文学)の授与を受けた。 

備考(Remarks) 京都大学大学院文学研究科提出学位(博士[文学])申請論文 

2004  「『自由の夏』運動の歴史的前提――1950年代〜60年代初頭のミシシッピ州市民権運動史研究  単著   
『アカデミア』人文・社会編  , 南山学会  , 80  , 215-272  , 2005/01   

概要(Abstract) 1964年夏に3人の活動家が「失踪」し、間もなく遺体が発見されたことで今なお鮮烈に記憶される「自由の夏」運動の高揚の歴史的諸前提としての、第二次世界大戦後、とりわけ1950年代から60年代初頭にかけての、ミシシッピにおける自生的黒人運動についての諸事実を掘り起こし、空前の州レベルでの市民権運動の拡大をもたらす内的要因と、60年代以降のSNCCなどの活動家の参入による外的要因をともに分析し、跡付けている。
 

備考(Remarks)  

2004  バーミングハム闘争再訪――複数の合意文書からその歴史的意義を考察する試み  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山学会  , 79  , 195-320  , 2004/06   

概要(Abstract) 1963年春、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が率いて、画期的な連邦差別禁止法である市民権法(1964年)の成立をもたらしたとされるアラバマ州の工業都市で展開された「バーミングハム闘争」を、一次史料ならびに最新の二次文献を駆使して再吟味し、その歴史的意義の確定を試みた。 

備考(Remarks)  

2004  A Progress Report of a Five-Year Personal Project to Revisit the Civil Rights Movement: A Brief Essay Commemorating the Fiftieth Anniversary of Brown v. Board of Education and the Fortieth Anniversary of the Civil Rights Act”  単著   
Nanzan Review of American Studies  , Center for American Studies, Nanzan University  , Vol. 26  , pp. 11-26  , 2004   

概要(Abstract) 現代アメリカ合衆国社会に極めて大きな影響を及ぼし、及ぼし続けている市民権運動(Civil Rights Movement)の成果としての市民権法(the Civil Rights Act of 1964)の成立40周年の年に当たり、5年間の現地滞在研究の成果を踏まえつつ、いったい一連の地域闘争はいつ始まり、いつ終わったのか、今でも残された未完の課題を地元民衆はどう引き継いでいるのか。このような問題意識を基に行った現地滞在研究のまとめの一環としての口頭報告の原稿を基にした論文である。 

備考(Remarks)  

2003  「リトルロック学校危機」再訪――1950年代末の「上からの」隔離廃止努力と南部地域社会  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , 77  , 2003/06   

概要(Abstract) 1957年9月にアーカンソー州都リトルロックで起こった、9人の黒人生徒のセントラル高校への入学という「人種統合」命令に大して反発した白人住民の暴動に関して、関係者への現地聞き取り調査を含め、さまざまな史料を(再)吟味した。暴動の原因はやはり「人種」をめぐる偏見であり、黒人居住区の西進がもたらす市内で進行中のブロックバスティングへの不安が、事態をより劇的にしたことを明らかにした。また、現在までの学校の「人種統合」の到達点も明らかにしている。 

備考(Remarks)  

2002  In Search of the Meaning of the Civil Rights Movement: A Perspective Drawn from Three Case Studies  単著   
Publication of the Proceedings from The Kyoto American Studies Summer Seminar, Julyn25-27, 2002  , Center for American Studies, Ritsumeikan University  , 2002  , 35-54  , 2003/03   

概要(Abstract) 毎年夏に京都で開催される国際セミナーの「人種」をテーマとした社会科学部会で行った報告に基づく論文である。ジョージア州オールバニー、イリノイ州シカゴ、ミシシッピ州ハティスバーグの3地域を事例として取り上げ、全国的注目を集めた市民権運動(=公民権運動)の高揚期以降に地域社会の中でどのように運動が受け継がれ、変遷を重ね、現在にどのような課題を残しているかを、報告者自身の現地滞在研究を踏まえて分析した。メイン・コメンテーターのW・J・ウィルソン教授から建設的批判をいただいた。 

備考(Remarks)  

2002  オールバニー運動再訪―一連の地域闘争としての米国市民権運動史研究試論  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , 75  , 93-146  , 2002/06   

概要(Abstract) 1961年秋から62年夏にかけて、アメリカ合衆国ジョージア州南西部に所在するオールバニーで持続的に展開されたアフリカ系アメリカ人に対する隔離制度に対する大衆的抵抗運動は、市民権運動(=公民権運動)における最初の街頭での大規模な持続的大衆的抗議行動とされている。オールバニーにおける闘争は同時に、マーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師が南部キリスト教指導者会議(SCLC)設立後に最初に指導し「失敗」に終った地域闘争として、一般的に記憶されている。本稿は2001年夏の現地調査を踏まえた同闘争の再検討の試みである。 

備考(Remarks)  

2001  市民権運動史研究における日本人研究者の位置・役割・倫理―ミシシッピ・フリーダム民主党  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , 73  , 257-298  , 2001/06   

概要(Abstract) 関西アメリカ史研究会第38回年次大会(平成12年11月)におけるフォーラム「アメリカ史研究の実践をめぐって」で行った報告原稿を、その後の討論を踏まえて改稿したものである。同フォーラムは同年5月に開催された西洋史学会年次大会で提起された、西洋史研究における過度の実証研究重視の傾向に対する竹中亨氏(大阪大学)からなされた批判をめぐる小シンポジウムを受けて設けられた。本稿では、最近の研究動向にお加え、筆者自身が近年毎年夏にアメリカ合衆国で行ってきた各地の運動当事者や研究者とのインタビューを踏まえた。 

備考(Remarks)  

2001  The Aftermath of Rev. King’s Dream: Boston Busing Revisited  単著   
Crossing Cultural Borders: Toward an Ethics of Intercultural Communication―Beyond Reciprocal Anthro  , International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan  , Nov. 10-13, 199  , 225-236  , 2001/03   

概要(Abstract) 1999年11月に国際日本研究センターで開催された国際シンポジウム,The Fourteenth International Symposium, “Crossing Cultural Borders: Toward a Cross-cultural Ethics―Beyond Reciprocal Anthropology,” International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan, Nov. 10-13, 1999)で報告したペーパー。ボストンにおけるスクールバス輸送を手段とした裁判所命令による「人種隔離廃止」措置をめぐる事件を題材に,「異文化」の交流の実践面における本質的問題を抉り出した。報告後の討の内容にも触れている。 

備考(Remarks)  

2000  『ちびくろサンボ』はすこやかによみがえるか?―『ちびくろサンボ』論争と日本人アメリカ史研究者の位置を  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , 72号  , 227-262  , 2001/03   

概要(Abstract) 「合評会:灘本昌久著『ちびくろサンボよ すこやかによみがえれ』(径書房,1999年)」(京都大学現代史研究会例会,京都大学文学部,1999年12月11日)で報告したペーパーを補正したもの。灘本氏の業績に敬意を表し,かつその所説に基本的に同意しながらも,アフリカン・アメリカン史を専攻する者として批判をも加え,「互恵的配慮」という共通の倫理を打ち立てるべきことを提起した。 

備考(Remarks)  

1999  ブラック・パワー以降のアフリカン・アメリカン政治・経済・文化闘争再訪―「PC」と「アンダークラス」の  単著   
『アカデミア』人文・社会科学編  , 南山大学  , 70  , 99-120  , 2000/03   

概要(Abstract) 本稿は,アメリカ学会第33回年次大会部会B「文化戦争」(大正大学,1999年6月6日)および南山学会例会(南山大学,1999年10月27日)の報告原稿に修正加筆したものである。文化の自己定義権要求としてもあった市民権運動の未完の課題の一つに焦点を当てたものである。紆余曲折を経ながらも、定着の度合いを強めるキャンパスにおける文化闘争に比べ、大都市中心部の「アンダークラス」の苦境は皮肉にも「文化」的言説によって政府の不関与が正当化されている。 

備考(Remarks)  

1998  “Civil Rights and the Course of a ‘Nation-State’: Local Movements and National Policy in the Cold  単著   
Publication of the Proceedings from The Kyoto American Studies Summer Seminar , July 30-August 1, 19  , Center for American Studies, Ritsumeikan University  , 1998  , 25-45  , 1999/03   

概要(Abstract) アメリカ合衆国から著名な研究者をゲストに招いて、日本の中心的研究者が集うアメリカ研究セミナーが数年来毎夏に京都で開催されている。この論文は平成10年夏に開かれた1998年度のセミナーの歴史社会部会で行った報告原稿を、報告後の討論をもとに改稿したものである。最近の詳細な地域運動史の成果に依拠した。1950年代後半から60年代にかけて高揚したいわゆる市民権(=公民権)運動によって,第2次世界大戦後のアメリカ合衆国の国際政治上の位置や対外政策の変化の中で、「遅れた国民国家化」がようやく達成されたのである。 

備考(Remarks)  

1997  現代アメリカ合衆国における「アンダークラス」論争の史的検討―W・J・ウィルソン説の展開と歴史家たち  単著   
人文論叢  , 三重大学人文学部文化学科  , 15  , 93-121  , 1998/03   

概要(Abstract) ウィリアム・ジュリアス・ウィルソン教授(シカゴ大を経て現在ハーバード大学)の「アンダークラス」生成の所説に対して,いわゆる「アンダークラス」が歴史的に1964・65年の法的差別の撤廃以前からの問題であったとの共通認識に基づいて,マイケル・カッツら歴史家たちが建設的批判を試みた。本稿はこの歴史家たちの批判をもとに,「アンダークラス」論争における本質的問題点を整理したものである。 

備考(Remarks)  

1997  憲法修正から見るアメリカ史―「人種」と「女性」に焦点を当てつつ  単著   
ふびと  , 三重大学歴史研究会  , 50  , 47-64  , 1998/02   

概要(Abstract) 現在まで27ヵ条の修正を付加しつつ今日ま使用され続けているアメリカ合衆国憲法の修正条項に注目しながら,アメリカ史を「人種」と「女性」をキーワードに概観することを試みた。 

備考(Remarks)  

1997  多文化主義的アメリカ史理解の挑戦―Ronald Takaki, A Different Mirror: A History of Multicultural Amer  単著   
アメリカ史評論  , 関西アメリカ史研究会  , 15  , 38-47  , 1997/10   

概要(Abstract) アメリカ合衆国における多文化主義的歴史解釈の唱道者として名高いロナルド・タカキ教授(カリフォルニア大学バークレー校)の新刊書の書評を通して,ヨーロッパ中心主義的歴史叙述に対する批判としての,多文化主義的アメリカ史解釈の意義を評価した。 

備考(Remarks)  

1997  Democracy and Justice in Boston School Busing  単著   
Nanzan Review of American Studies  , 南山大学アメリカ研究センター  , 29-1  , 23-39  , 1997/08   

概要(Abstract) 本稿は,南山大学アメリカ研究センター20周年記念シンポジウム「歴史の中のアメリカ民主主義」(南山大学,1996年11月16日)の報告原稿に加筆補正したものである。コメンテーターのロバート・ウィービー教授(ノースウェスタン大学)より好評を得た。 

備考(Remarks)  

1996  ボストン・スクール・バスィング論争再訪―「失敗」神話の検証に向けて  単著   
アメリカ研究  , アメリカ学会  , 31号  , 59-81  , 1997/03   

概要(Abstract) 本稿は,1995−96年度フルブライト若手研究者としてボストン・カレジに滞在研究した折に収集した,当事者へのインタビューを含む一次史料の分析に基づいて,1974年の連邦地裁判決の実行を契機に問題化したバス通学による「人種」統合をめぐる紛争を,歴史的に考察したものである。 

備考(Remarks)  

1994  1965年夏以降のM・L・キング―FBI秘密ファイルの再検討を中心に  単著   
歴史評論  , 校倉書房  , 531号  , 19-34  , 1994/07   

概要(Abstract) 通常1964・65年の連邦法の成立によって,南部での差別との闘いは「勝利」のうちに終わったとされる。しかし南部での法的差別の撤廃は北部を含めた実質的差別との本格的な闘いの幕開けにすぎなかった。本稿では,1975年の連邦議会の決議で開示が特別に決まったFBI秘密史料に依拠しつつ,キング牧師の「晩年」の困難な闘いを公安当局の目を通して分析し直そうとする試みである。 

備考(Remarks)  

1993  マーティン・ルーサー・キング, Jr.の思想的深化と「第三世界」―「勝利」後の闘いに焦点を当てつつ  単著   
人文論叢  , 三重大学人文学部文化学科  , 11  , 125-141  , 1994/03   

概要(Abstract) アメリカ合衆国の人種差別撤廃運動の指導者として名高いマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の活動は,通常は1964・65年の二つの連邦法の成立をもたらした南部での法的差別の撤廃と,それ以降の貧困との闘いとに二分される。本稿はいわゆる「アンダークラス」への共感とその問題への対処といった当初からの一貫性に注目して,その歴史的役割を再評価した。 

備考(Remarks)  

1993  ガーヴィー運動衰退期のマーカス・ガーヴィー(1925〜1940年)  単著   
史苑  , 立教大学史学会  , 54巻2号  , 57-78  , 1994/03   

概要(Abstract) ジャマイカ生まれの黒人運動家マーカス・ガーヴィーは合衆国公安当局の執拗なマークを受け,「郵便詐欺」事件で逮捕収監され,やがて国外退去処分を受けた。本稿は,従来ほとんど歴史的研究の対象とされなかった運動衰退期のガーヴィーの行動を中心に,ガーヴィー運動を跡付け,歴史的意義を考察したものである。 

備考(Remarks)  

1993  「真珠湾」と「ヒロシマ」のはざま―日米双方から日米戦を再検討する試みとして  単著   
異文化の理解と誤解(三重大学学内特別研究費:学際的・総合的教育の方法論)  , 三重大学人文学部文化学科  , 27-34  , 1994/03   

概要(Abstract) 日米開戦50周年を迎え,なぜにアメリカ合衆国は「パールハーバー」を語り,日本は「広島・長崎」にもっぱら注目するのか。日本にとっての「真珠湾」とアメリカにとっての「ヒロシマ」という視点から,双方の歴史を比較検討しながら,日米の戦争観の乖離を埋める方途を模索した。 

備考(Remarks)  

1992  モントゴメリーは公民権運動の出発点たりうるか?―モントゴメリー・バス・ボイコットの生成・発展過程の再  単著   
アメリカ史研究  , アメリカ史研究会  , 15号  , 29-43  , 1992/08   

概要(Abstract) モントゴメリーのバス・ボイコット運動は真に「下からの」差別撤廃運動の出発点と判断してよいだろうか。本稿は,長らく歴史研究の中で省みられることがなかった,当時のインタビュー史料などをもとに,性別や世代や階級を超えた差別撤廃に向けた「コミュニティ」の創生努力と成果の道筋を跡付け,そのような意味で運動の出発点と言うに値すると結論付けた。 

備考(Remarks)  

1992  公民権運動を始動させた女性たち―モントゴメリー・バス・ボイコットに関するジョー・アン・ロビンソンの手  単著   
生活の科学  , 椙山女学園大学生活科学部  , 14  , 69-81  , 1992/04   

概要(Abstract) 公民権運動の出発点と目されることが多いアラバマ州モントゴメリーのバス・ボイコット運動の出発点において重要な役割を果たしながら,長らく歴史の暗部に埋もれたままとなっていた「女性政治会議」のリーダーの手記をもとに,彼女らの役割を評価し,運動の組織課程で経験された意識変容を明らかにした。 

備考(Remarks)  

1989  ガーヴィー運動の生成と発展(1914〜1924年)―第一次大戦後の米国での活動を中心として  単著   
史苑  , 立教大学史学会  , 50巻1号  , 48-84  , 1990/03   

概要(Abstract) ジャマイカ生まれの黒人運動家マーカス・ガーヴィーは,従来は第一次大戦期に復活し高揚した白人の人種差別主義への反動としての黒人の側からの逆の人種主義として,あるいは「アフリカに帰れ」というスローガンに代表される敗北主義的な側面から,アメリカ黒人思想の潮流において正当には評価されがたい存在だった。本稿は,公開出版された一次史料集の丹念な分析により,ガーヴィー運動高揚期を照射し,ガーヴィー思想がアメリカの黒人民衆と知識人にどのように支持されたかを明らかにした。 

備考(Remarks)  

1989  「アトランタ妥協」の再検討―タスキーギ校をめぐるブッカー・T・ワシントンの黒人「自助」の展開  単著   
西洋史学  , 日本西洋史学会  , 154号  , 16-32  , 1989/11   

概要(Abstract) 1987年5月に熊本大学で開催された西洋史学会第37回大会の部会報告に加筆修正を施したものである。一次史料の詳細な分析を通じて,「再建」期以降の「ジムクロー」(人種隔離復活)時代における黒人「融和主義者」という従来のワシントン像に修正を迫った。 

備考(Remarks)  

1985  ブッカー・T・ワシントンにおける「自助」と「連帯」―米西戦争・フィリピン「反乱」をめぐって  単著   
史苑  , 立教大学史学会  , 44巻第2号  , 79-118  , 1985/06   

概要(Abstract) 南北戦争後のアメリカ合衆国南部の「再建」期以降の黒人思想において,従来「融和主義者」とみなされた黒人教育家の文書史料のを検討することで,再評価を試みた。とりわけ19世紀末〜20世紀初頭における,いわゆる「米西戦争」と「フィリピン反乱」の時期の秘密の反差別活動を照射した。 

備考(Remarks)  

1983  ブッカー・T・ワシントンにおける自助と抵抗――アメリカ帝国主義成立期の黒人思想の一断面――  単著   
1984/03   

概要(Abstract) 南北戦争後に活躍した奴隷出身の「保守的教育家」として名高いブッカー・T・ワシントンの私的生活を含めた文書公開に伴って、彼が奴隷制廃止後の法制化を伴った南部を主として確立された「ジム・クロー」体制(「人種」隔離体制」)に対して法廷闘争を含む反対活動をしていたことを沖らかにするなど、「現実主義的な反差別主義者」としての側面をも照射し、全体像を明らかにした上で、アフリカ系アメリカ人史に正当な位置づけを試みた。同論文で立教大学より「修士(文学)」の学位を授与された。 

備考(Remarks) 立教大学大学院文学研究科提出修士(文学)申請論文 

Page: [<<PREV] [1] [NEXT>>]