氏名 Name |
山口 和代 ( ヤマグチ カズヨ , YAMAGUCHI Kazuyo ) |
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所属 Organization |
総合政策学部総合政策学科 |
職名 Academic Title |
教授 |
専攻分野 Area of specialization |
日本語教育,異文化間教育,異文化間コミュニケーション |
学会活動 Academic societies |
日本語教育学会会員(1995.4〜現在に至る) |
著書・学術論文数 No. of books/academic articles |
総数 total number (24)
著書数 books (0) 学術論文数 articles (24) |
大学院名 Grad. School |
修了課程 Courses Completed |
修了年月(日) Date of Completion |
修了区分 Completion Classification |
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名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻後期 | 博士課程 | 1999年03月 | 単位取得満期退学 |
学位区分 Degree Classification |
取得学位名 Degree name |
学位論文名 Title of Thesis |
学位授与機関 Organization Conferring the Degree |
取得年月(日) Date of Acquisition |
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博士 | 学術博士 | 日本語習得における人間関係の認知と文化的要因に関する考察―中国人および台湾人留学生を対象として― | 名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻博士後期課程 | 2002年03月 |
修士 | 学術修士 | 名古屋大学大学院国際開発研究科国際コミュニケーション専攻博士前期課程 | 1996年03月 | |
学士 | 文学士 | 金城学院大学文学部英文学科 | 1981年03月 |
長期研究/短期研究 Long or Short Term research |
研究課題名 Research Topic |
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長期研究 | 言語習得と文化の影響および文化変容 |
概要(Abstract) 第2言語の習得に際し,母国の文化からの影響はさけられない。言語習得に影響を及ぼす文化的諸要因をさぐり,言語と文化の関係,および,第2言語の習得と文化変容について研究する。 |
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長期研究 | 言語行動への社会文化的要因の影響と異文化適応 |
概要(Abstract) 人は他の人と接する際に、自身が持つ価値観だけではなく、社会や文化という様々な要因の影響を受け、状況を読み取り、理解しようとし、言語行動を選択する。言語や行動に影響を与えるそれらの要因にはどのようなものがあるのかを探る。また、異文化に適応する際には、生まれ育った社会や文化の影響を排除できないが、対象文化での言語行動の選択にどのような影響を与え、どのように対処していくのかを探る。 |
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短期研究 | 留学生の言語習得と文化習得 |
概要(Abstract) 留学生の目標言語である日本語の習得に彼らの母文化がどのように影響しているか,また,言語習得の過程で彼らにどのような文化変容が生じるかを研究する。 |
年度 Year |
論文題目名 Title of the articles |
共著区分 Collaboration Classification |
NeoCILIUS 請求番号/資料ID Request No |
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2021 | 感情労働に伴う事故内の感情管理に関する研究 ―人は感情労働を通じてどのように感情を管理しているのか― | 共著 | |
南山経営研究 , 南山大学経営学会 , 36/3 , pp.1-23 , 2022/03/30 | |||
概要(Abstract)
本稿では,「感情労働化する社会」を検証する研究の1つとして,人々が感情労働に従事した際に自己の内面で経験する感情にどのように向き合い,扱っているのかについて明らかにしていく。具体的には,一般に感情労働職と見做されてきた業務に従事する人々に限らず,本来,感情労働に従事する必要性が「少ない」もしくは「ない」と見做されてきた技能職や事務職など多様な職種で働く人々を対象とし,彼らが従事する感情労働に伴い個人内で行われる感情管理について検証する。さらに,他者に向けた感情労働と自己内で行う感情管理との関係についても検証する。 |
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備考(Remarks) |
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2021 | 働く人をめぐる感情労働とその影響要因(1)―インタビューの質的分析によるカテゴリー生成― | 共著 | |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第22号 , pp.131-146 , 2021/06/30 | |||
概要(Abstract) これまで感情労働職と見做されてきた業務に限らず,本来,感情労働に従事する必要性が「少ない」もしくは「ない」と見做されてきた技能職や事務職といった業務に従事する人々が,どのような思いで,なぜ感情労働に携わっているのか,すなわち,感情労働を引き起こす要因にどのようなものがあるかを明らかにしていく。本来の感情労働職に属する人々のみならず,属さないと見做されてきた職種に従事する人々に対しインタビュー調査を実施し,質的分析によるカテゴリー生成の結果,[概念]は93個,〈サブカテゴリー〉は24個,【カテゴリー】は7個が生成された。それらの関係性を検討した結果,カテゴリーは大きく2つ,すなわち,応対業務(=感情労働)に直接影響する1次的影響要因と,1次的影響要因に影響を与える2次的影響要因に識別された。したがって,感情労働には複数の影響要因が絡みあっており,直接に影響を及ぼす要因のみならず,副次的に影響を及ぼす要因との関係性の中でそのプロセスを詳細に解明することが必要だと考える。本稿では,まず,1次的影響要因について報告する。 |
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備考(Remarks) 久村恵子、大塚弥生 |
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2020 | 感情労働をめぐる影響要因の概観に関する研究 ―人はなぜ感情労働に従事するのか― | 共著 | |
南山経営研究 , 南山大学経営学会 , 35/3 , pp.319-343 , 2021/03/30 | |||
概要(Abstract) 本稿では,感情労働化する社会において,一般的に感情労働職と見做されてきた業務に従事する人々に限らず,本来,感情労働に従事する必要性が「少ない」もしくは「ない」と見做されてきた技能職や事務職に従事する人々が,なぜ感情労働に従事せざるを得なくなっているのか,またどのような思いで感情労働に携わっているのかを明らかにしていく。具体的には,感情労働職を対象に実施されてきた感情労働に対する影響要因に関する先行研究をレビューする。その上で,本来の感情労働職に属する人々のみならず,属さない職種に勤める人々に対しインタビュー調査を実施し,職種を問わず人々が従事している感情労働への影響要因の概観を明らかにし,感情労働化する社会の起因を考察する。 |
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備考(Remarks) |
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2020 | 日本語授業における教師ストラテジーの様相―ファシリテーターとしての教員の振る舞いと意図― | 単著 | |
アカデミア文学・語学編 , 南山大学 , 108 , pp.217-240 , 2020/06/30 | |||
概要(Abstract)
学校教育における教員の役割に関する研究では,近年「ファシリテーター」としての役割が注目されている。教員は教室において,学習者を励ましたり,支えたり,指示・注意を与えたりすることで「ファシリテーター」としての役割を担っている。その際に用いられるのが,様々な「教師ストラテジー」である。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 感情労働化する社会における感情労働の実態―誰が感情労働に従事しているのか― | 共著 | |
南山大学経営研究 , 南山大学経営学会 , 34/3 , pp.225-243 , 2020/03/30 | |||
概要(Abstract) 本稿では,ある特定の職種で働く人々のみが感情労働をする社会から,職種に関わらず,働く人々は 感情労働に携わらなくてはならない社会へと変わりつつある実態について明らかにしていく。そのため,感情労働の提唱者であるHochschild(1983)に立ち返り,本来,感情労働はどのように捉えられてきたのかについて先行研究をレビューする。その上で,一般的に感情労働職とみなされてきた業務に従事する人々に限らず,本来,感情労働に従事する必要性が「少ない」もしくは「ない」と見なされてきた 技能職や事務職に従事する人々を調査対象とした 感情労働の現状に関するインタビュー調査を用い,職種を問わず人々が従事している感情労働の実態,すなわち,感情労働化する社会の実態について考察する。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 教師ストラテジーと感情作業に関する一考察―日本語教員へのインタビュー調査から― | 単著 | |
アカデミア文学・語学編 , 南山大学 , 107 , 223-240 , 2020/01/31 | |||
概要(Abstract)
Hochschild(1983)により提唱された「感情労働」に関する研究は,対人サービス職に加え,対人援助職を対象とするなど,多様な専門領域へと広がりを見せている。だが,教育職を対象とした研究は,他業種を対象とした研究と比較すると,その数は多くない。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 働く人をめぐる感情労働の様相―インタビュー調査の質的分析によるカテゴリー生成― | 共著 | |
アカデミア人文・自然科学編 , 南山大学 , 19 , pp.45-63 , 2020/01/31 | |||
概要(Abstract) 労働者の感情労働の実態を明らかにするために、従来の感情労働が極めて高く想定される職種のみならず、技能職でありながらある程度の感情労働が想定される職種、感情労働が想定されていない職種の3職種に属する労働者に対してインタビューを行った。質的分析によるカテゴリー生成の結果、感情労働には、「他者に向けて行われる」表面化した行動と、「自己の内面で行われる」表面化しない行動の2面があることが確認されたが、本稿では、「他者に向けて行われる」表面化した感情労働の様相に焦点を当て報告する。「他者に向けて行われる」表面化した感情労働の概念は38個、サブカテゴリーは12個、カテゴリーは3個であった。これらのカテゴリーは質的に異なる様相を示しているため、生成された各概念、サブカテゴリー、カテゴリーの内容について精緻化し考察した。 |
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備考(Remarks) |
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2016 | 日本語の形容表現に対する留学生のイメージと社会・文化的価値観の影響 | 単著 | |
アカデミア 人文・自然科学編 , 南山大学 , 第12号 , pp.117-134 , 2016年6月 | |||
概要(Abstract) 本稿では,中国,タイ,台湾,韓国の4カ国からの留学生と日本人学生を対象とし、評価語として使われる形容表現に対する留学生のイメージを探ることで,社会・文化が持つ価値体系の言語への影響をみた。形容詞などの形容表現に対するイメージを明らかにするため,SD法(意味微分法)を用いた調査を行い,分析に際しては,各項目に対して調査対象者の出身地間での平均値の差を見るために一元配置の分散分析および多重比較(Bonferroni)を実施した。その結果,多くの形容表現に関して,日本人が持つイメージとは異なる要素が複数あることがわかった。また,日本語未習者として来日し,同じカリキュラムの下,日本語を学習した場合でも,彼らが身につけた日本語の形容語に対するイメージを構成する要素には多くの点で相違が見られた。さらに,同じ中国語圏である中国と台湾からの留学生の調査結果に差が見られたことから,日本語の形容語のイメージ構成には母国語の影響というよりは社会・文化的価値観の影響が強く表れるのではないかと推測された。 |
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備考(Remarks) |
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2015 | 留学生の「ほめ」にみられる社会・文化的価値観の影響 | 単著 | |
『アカデミア』人文・自然科学編 , 南山大学 , 第10号 , pp.137-150 , 2015年6月 | |||
概要(Abstract)
本稿では,日本語の「ほめ」の特徴をまとめ,留学生の礼状にみられた目上に対する「ほめ」について分析し,さらに「ほめ」に使われる形容語に対する留学生のイメージを探ることで,社会・文化が持つ価値体系の言語への影響をみた。 |
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備考(Remarks) |
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2012 | 内容重視型言語教育による学部留学生へのアカデミック・ジャパニーズの指導―総合政策学部の日本語科目を例として― | 単著 | |
南山大学国際教育センター紀要 , 南山大学国際教育センター , 13 , pp.17-35 , 2013/1/31 | |||
概要(Abstract)
日本留学試験の開発をきっかけとして、日本語教育の現場では「アカデミック・ジャパニーズ」に関する様々な議論が展開された。「課題達成のための日本語能力」である「アカデミック・ジャパニーズ」を養成するにはどのような方法論が有効かについて、本学部の日本語未習留学生を対象とした日本語科目を例に考えた。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
題名等 Titles |
カテゴリ Category |
細目 Authorship |
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掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date | |||
2018 | アカデミック・ジャパニーズの養成を目指した授業実践―総合政策学部「日本語Ⅲ(総合)」における取り組み | 実践報告 | 単著 |
南山大学外国人留学生別科紀要 , 南山大学外国語教育センター , 第2号 , pp.51-62 , 2019/03/27 | |||
概要(Abstract)
本学部の日本語プログラムは、共通教育科目である日本語科目として位置づけられ、学部での勉学や勉学生活に資するアカデミック・ジャパニーズの養成を目指した授業を行っている。2017年度には、学部のカリキュラム改正に伴い、「日本語Ⅲ(総合)」のシラバスを大幅に変更した。 |
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備考(Remarks) |
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2018 | 学科科目の履修を目指した読解授業の実践―総合政策学部「日本語Ⅲ(読解)」― | 実践報告 | 共著 |
南山大学外国人留学生別科紀要 , 南山大学外国語教育センター , 第2号 , pp.63-74 , 2019/03/27 | |||
概要(Abstract)
総合政策学部では、多様化し複雑化する現代社会の諸問題を多角的な視点から認識・分析し、政策に繋がる専門性に特化した知識とスキルの習得を目標としている。 |
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備考(Remarks) 山本菜穂子 |
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2013 | アカデミック・ジャパニーズの養成を目指した授業実践―総合政策学部「日本語Ⅱ(総合)」― | 実践報告 | 単著 |
南山大学国際教育センター紀要 , 南山大学国際教育センター , 14 , 53-64 , 2014/02 | |||
概要(Abstract) 内容重視型言語教育は学生の知的興味を維持し、主体的な学習態度を作り出すような仕組みを授業に取り入れることを可能にする。内容重視を念頭にデザインされた日本語Ⅱ「総合」での授業実践と、履修者の変化に伴いどのような工夫が必要になったかについて述べる。 |
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備考(Remarks) |
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2008 | 総合政策学部における日本語プログラム(2008年度) | 実践報告 | 共著 |
南山大学国際教育センター紀要 , 南山大学国際教育センター , 9 , 86-102 , 2008/12 | |||
概要(Abstract) 2000年4月に創設された南山大学総合政策学部の日本語プログラムは、共通教育科目である日本語科目として位置づけられており、4年間で卒業させることを目標に、日本語未習留学生を直接1年生として受け入れている。限られた時間数で学部生として自立できる日本語力を身につけさせることを目標に、アカデミック・ジャパニーズに特化したプログラムデザインを行ったが1、2004年度の学部カリキュラムの大幅な見直しに伴い、日本語科目も科目名称とコマ数分割の変更を行った。その後も各科目の担当教員は、常に全体的な「文法」「スキル」「トピック」というバランスに配慮して授業を進め学習項目の検討を行ってきた。そして、各授業のシラバスをさらに明確にし、授業内容と科目名称を一致させるため、2007年度に、一部の科目で分割と名称変更を行い、更なる改善を目指した。本稿では、2007年度に行ったカリキュラムの変更点について記し、2008年度春学期に実施した授業からいくつか取り上げ、その授業内容について報告する。 |
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備考(Remarks) 山口薫、伊藤由香、村上かおり、横内美保子、山本菜穂子、宮谷敦美、日下部玲子、鈴木清香、高木恵子 |
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2007 | 日本語プログラム関係 | 報告書 | 共著 |
特色ある大学教育支援プログラム年次報告書(2007年度) , 南山大学 , 2008/03 | |||
概要(Abstract) 2007年度に行った海外における日本語教育プログラムの調査について報告し、また、本学部における日本語科目の改善の試み及び教材作成について報告した。 |
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備考(Remarks) 山口薫、寺島啓子 |
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2006 | 日本語プログラム関係 | 報告書 | 共著 |
特色ある大学教育支援プログラム年次報告書(2006年度) , 南山大学 , 30-93 , 2007/03 | |||
概要(Abstract) 海外における日本語教育プログラムの調査について報告し、また、本学部における日本語科目の改善の試み及び教材作成について報告した。 |
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備考(Remarks) 山口薫,伊藤由香 |
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2005 | 総合政策学部における日本語プログラム | 実践報告 | 共著 |
南山大学国際教育センター紀要 , 南山大学国際教育センター , 第6号 , pp.70-82 , 2006/03/20 | |||
概要(Abstract) 総合政策学部における日本語プログラムについて述べるため、まず留学生受け入れシステム、プログラムの概要について説明し、次にシラバス作成について触れた。さらに、カリキュラム改編と日本語科目の時間割についてレベルに分けて報告し、今後の課題について述べた。 |
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備考(Remarks) 山口薫、伊藤由香 |
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2005 | 日本語プログラム関係 | 報告書 | 共著 |
【特色ある大学教育支援プログラム】年次報告書(2005年度) , 南山大学 , 22-58 , 2006/03 | |||
概要(Abstract) 総合政策学部における日本語プログラム改善のため、国内と国外における日本語プログラムの調査を行い、その視察の概要と成果について報告した。さらに2005年度に行われたプログラム改善の試みと教材作成について報告した。 |
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備考(Remarks) 伊藤由香,山口薫 |
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2004 | 日本語プログラムへの取り組み | 報告書 | 共著 |
【特色ある大学教育支援プログラム】年次報告書(2004年度) , 南山大学 , 19-35 , 2005/03 | |||
概要(Abstract) 総合政策学部における日本語プログラムの背景と概要、シラバス作成、プログラム改善の試み、カリキュラム改編について報告した。 |
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備考(Remarks) 伊藤由香,山口薫 |
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2002 | 日本語未習留学生を1年半で専門分野へ近づけるために | 調査報告 | 共著 |
第14回日本語教育連絡会議報告・発表論文集 , 日本語教育連絡会議 , 14 , pp.52-58 , 2002/03 | |||
概要(Abstract) 新たな留学生政策を推進する日本政府の動きに先立ち、いくつかの私立大学では既に各大学独自の方式による「渡日前入学許可」を実施している。そのような状況を踏まえ、4年間での大学学部卒業を目指し、日本語未習者を短期間で専門分野へ近づけるための日本語教育コース試案についての報告である。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
題目又はセッション名 Title or Name of Session |
細目 Authorship |
発表年月(日) Date |
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発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos. | |||
2021 | 自己の内面で行われる感情労働の実態-インタビューの質的分析によるカテゴリー生成- | 共同 | 2021/08/28 |
日本人間性心理学会第40回記念大会 , 日本人間性心理学会第40回記念大会準備委員会 | |||
概要(Abstract)
本発表は、従来研究対象とされてきた職種のみならず、感情労働が想定されていない職種の労働者の語りをも質的に分析することによって、自己内の感情労働の実態を明らかにすることを目的とし、「感情労働の実態」についてのインタビューのうち、「自己内における感情労働」の語りを質的に分析した結果を報告したものである。分析の結果、「他者に向けて行われる感情労働」と「自己内における感情労働」の2つの領域が見出された。感情労働は具体的な言動として現れるだけのものではなく、内面において自身の感情を「抑制・統制・処理」していること、また自身の感情や行為は「自覚」される場合とそうでない場合があることが示された。労働者の心の健康維持や促進、職場適応において、表面化された行為だけでなく、内面への視点や配慮の必要性が示唆された。 |
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備考(Remarks) |
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2020 | 質的調査からみる感情労働と影響要因の概観 | 共同 | 2020/09/20 |
日本コミュニティ心理学会第23回大会 , 日本コミュニティ心理学会 | |||
概要(Abstract) 本発表は、従来の感情労働が極めて高く想定される職種のみならず、技能職でありながらある程度の感情労働が想定される職種、感情労働が想定されていない職種の3カテゴリーに属する労働者に対して行ったインタビューのデータを質的に分析し、感情労働を引き起こす要因について報告したものである。質的分析によるカテゴリー生成の結果、感情労働を引き起こす要因には、応対業務(=感情労働)に直接影響する1次的影響要因と、1次的影響要因に影響を与える2次的影響要因が存在することが明らかとなった。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 感情労働化する社会における感情労働の特徴とその効果 | 共同 | 2019/11/17 |
経営行動科学学会第22回全国大会 , 経営行動科学学会 | |||
概要(Abstract)
本研究は、「感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究」の基礎研究として、社会における感情労働化を検証するため、多様な業界における職種の感情労働の程度と、その感情労働が人々にもたらす効果を明らかにすることを目的とした。そのため、先行研究にて感情労働の要請が高いとされてきたサービス業を、ホスピタリティの提供を主とする対人サービス職と、技能の提供を主とする技能系サービス職に分ける。そして、感情労働の要請が認識されてこなかった職種にも焦点を当て、各職種における感情労働の特徴とその効果についてポジティブおよびネガティブの両側面から検証した。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 労働者はどのような感情労働をしているのか-インタビューの質的研究によるカテゴリー生成- | 共同 | 2019/09/22 |
日本人間性心理学会第38回大会 , 日本人間性心理学会 | |||
概要(Abstract)
近年、働く人々をめぐる問題の1つとして、心を労働の手段としてみる「感情労働」の問題があるが、その実態は明らかにされていない。 |
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備考(Remarks) |
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2004 | 日本語未習者は一年半で専門に近づいたか | 共同 | 2004/08 |
第17回日本語教育連絡会議 , 日本語教育連絡会議 | |||
概要(Abstract) 南山大学総合政策学部開設と同時に開始された日本語未習留学生に対し日本語力を問わないいわゆる「ゼロスタート」での日本語教育プログラムは、2003年度末には第一期卒業生を送り出した。そこで、完成年度までの4年間に行われたシラバスデザインの改善のポイントについて紹介し、プログラム修了生や卒業生に行ったアンケート調査の結果から、日本語プログラムへの評価をと今後の課題について述べた。 |
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備考(Remarks) 山口和代,伊藤由香,梅田康子 |
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2002 | 専門分野への橋渡しを目指して―総合政策学部留学生に対する日本語教育―第2報 | 共同 | 2003/03 |
第20回日本語教育方法研究会 , 日本語教育方法研究会 | |||
概要(Abstract) ゼロスターターを対象とした日本語プログラムについての第2回目の報告。修了生等への聞き取りやアンケートおよび担当教員間での意見交換を参考にコースの改善を試み、学習項目はトピック、スキルともに一部手直しを行い、使用する教材および時間配分に関しても変更を加えた。 |
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備考(Remarks) 山口和代,梅田康子 |
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2002 | 日本語未収留学生を1年半で専門分野に近づけるために | 共同 | 2002/08 |
第14回日本語教育連絡会議 , 日本語教育連絡会議 | |||
概要(Abstract) 新たな留学生政策を推進する日本政府の動きに先立ち、いくつかの私立大学では既に各大学独自の方式による「渡日前入学許可」を実施している。そのような状況を踏まえ、4年間での大学学部卒業を目指し、日本語未習者を短期間で専門分野へ近づけるための日本語教育プログラムの試案ついて発表した。 |
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備考(Remarks) 梅田康子,山口和代 |
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2000 | 専門分野への橋渡しを目指して―総合政策学部留学生に対する日本語教育内容と方法 | 共同 | 2001/03 |
第16回日本語教育方法研究会 , 日本語教育方法研究会 | |||
概要(Abstract) アジア各地から日本語未習留学生が、4年間での大学学部の卒業を目指すために必要な日本語プログラムの試案について発表した。日本語未習者を短期間で専門分野へ近づけるためには、基礎日本語力を養成するための構造シラバスに、専門分野をにらんだトピックシラバス、アカデミック・リテラシーを養成するためのスキルシラバスを段階的に織り込む必要があるとの発表を行った。 |
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備考(Remarks) 山口和代,梅田康子 |
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1999 | 日本語習得と文化理解―中国人および台湾人留学生の日本語表現にみる文化的要因― | 単独 | 1999/01 |
第3回社会言語科学会大会 , 社会言語科学会 | |||
概要(Abstract)
不満表明行為を中心にアンケート調査とインタビュー調査を行い、中国人および台湾人留学生と日本人母国語話者のストラテジーの違いへの文化的要因の影響を探った。 |
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備考(Remarks) |
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1996 | 留学生の日本語表現とコミュニケーション・スタイル-中国人および台湾人留学生の社会文化的要因を中心として | 単独 | 1996/10 |
日本語教育学会秋季大会 , 日本語教育学会 | |||
概要(Abstract) 発話行為に関する調査をもとに、日本人の発話行為のストラテジー選択には、まず「上下関係」、次に「親疎関係」、さらに事柄の「緊急度・必要性・コスト」が判断基準になり、一方中国人・台湾人留学生の場合は、まず「権限」、次に「威信」、そして「親疎関係」、さらに事柄の「緊急度・必要性・コスト」が判断基準になると発表。 |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
助成名称または科学研究費補助金研究種目名 Name of grant or research classification for scientific research funding |
研究題目 Research Title |
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役割(代表/非代表) Role |
助成団体 Granting body |
助成金額 Grant amount |
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2021 | 科学研究費補助金 | 元外国人留学生の日本の職場への適応 :人間関係における感情作業と感情管理からの検討 | |
非代表 | 独立行政法人 日本学術振興会 | ||
研究内容(Research Content) 本研究は、一般的に「元外国人留学生は日本の職場に適応し易い」とされるこの見解に疑問を抱き、元外国人留学生の日本の職場への適応を職場内外の人間関係の構築と維持に着目し、元留学生の感情的側面から職場適応の健全性を検証する。具体的には、元留学生と元日本人学生に対する面接調査を中心に、職場内外の人々との応対にて従事している感情作業とその際の感情管理を明らかにし、元留学生であるがゆえの職場適応の困難度と健全度を感情的側面から解明する。 |
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備考(Remarks) |
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2020 | 科学研究費補助金 | 元外国人留学生の日本の職場への適応 :人間関係における感情作業と感情管理からの検討 | |
非代表 | 独立行政法人 日本学術振興会 | ||
研究内容(Research Content) 本研究は、一般的に「元外国人留学生は日本の職場に適応し易い」とされるこの見解に疑問を抱き、元外国人留学生の日本の職場への適応を職場内外の人間関係の構築と維持に着目し、元留学生の感情的側面から職場適応の健全性を検証する。具体的には、元留学生と元日本人学生に対する面接調査を中心に、職場内外の人々との応対にて従事している感情作業とその際の感情管理を明らかにし、元留学生であるがゆえの職場適応の困難度と健全度を感情的側面から解明する。 |
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備考(Remarks) |
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2019 | 科学研究費補助金 | 感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究 | |
非代表 | 独立行政法人 日本学術振興会 | ||
研究内容(Research Content) 産業界全体のサービス産業化に伴い、我が国では「おもてなしの心」を付加価値として活用する社会動向が見られる。加えて、過剰な「顧客至上主義」により、どのような仕事であれ、働く人々に自己の感情を犠牲にし「顧客の心に寄り添う」こと、すなわち「感情労働」の要請が強まっている。感情労働に関する既存研究は、ある特定の職種のみを感情労働とし、学術領域も局所的かつ断片的な研究に留まっている。そこで本研究では、従来から感情労働の要請が高いとされてきた職種のみならず、その要請が認識されてこなかった職種にも注目する。また、組織心理学、臨床心理学、社会心理学の研究者による横断的視点から定性的および定量的調査を実施、汎用性の高い感情労働尺度の開発と、社会における感情労働化の動向を検証する。さらに、現時点の就労状況のみならず、入職時点から現時点に至るまでの就労経験といった経時的な側面より感情労働への適応プロセスを検証する。 |
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備考(Remarks) |
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2018 | 科学研究費補助金 | 感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究 | |
非代表 | 独立行政法人 日本学術振興会 | 500000円 | |
研究内容(Research Content) 産業界全体のサービス産業化に伴い、我が国では「おもてなしの心」を付加価値として活用する社会動向が見られる。加えて、過剰な「顧客至上主義」により、どのような仕事であれ、働く人々に自己の感情を犠牲にし「顧客の心に寄り添う」こと、すなわち「感情労働」の要請が強まっている。感情労働に関する既存研究は、ある特定の職種のみを感情労働とし、学術領域も局所的かつ断片的な研究に留まっている。そこで本研究では、従来から感情労働の要請が高いとされてきた職種のみならず、その要請が認識されてこなかった職種にも注目する。また、組織心理学、臨床心理学、社会心理学の研究者による横断的視点から定性的および定量的調査を実施、汎用性の高い感情労働尺度の開発と、社会における感情労働化の動向を検証する。さらに、現時点の就労状況のみならず、入職時点から現時点に至るまでの就労経験といった経時的な側面より感情労働への適応プロセスを検証する。 |
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備考(Remarks) |
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2017 | 科学研究費補助金 | 感情労働化する社会と感情労働への適応プロセスに関する研究 | |
非代表 | 独立行政法人 日本学術振興会 | 11000000円 | |
研究内容(Research Content) 産業界全体のサービス産業化に伴い、我が国では「おもてなしの心」を付加価値として活用する社会動向が見られる。加えて、過剰な「顧客至上主義」により、どのような仕事であれ、働く人々に自己の感情を犠牲にし「顧客の心に寄り添う」こと、すなわち「感情労働」の要請が強まっている。感情労働に関する既存研究は、ある特定の職種のみを感情労働とし、学術領域も局所的かつ断片的な研究に留まっている。そこで本研究では、従来から感情労働の要請が高いとされてきた職種のみならず、その要請が認識されてこなかった職種にも注目する。また、組織心理学、臨床心理学、社会心理学の研究者による横断的視点から定性的および定量的調査を実施、汎用性の高い感情労働尺度の開発と、社会における感情労働化の動向を検証する。さらに、現時点の就労状況のみならず、入職時点から現時点に至るまでの就労経験といった経時的な側面より感情労働への適応プロセスを検証する。 |
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備考(Remarks) |
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2006 | 2005年度パッヘ研究奨励金「I−A−2」 | 留学生の日本語習得と日本語表現のスタイル | |
研究内容(Research Content) |
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備考(Remarks) |
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2005 | 2005年度パッヘ研究奨励金「I−A−2」 | 留学生の日本語習得と日本語表現のスタイル | |
研究内容(Research Content) |
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備考(Remarks) |
年度 Year |
タイトル Title |
内容等 Content |
活動期間 Period of Activities |
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2021 | 総合政策日本語Ⅱ |
授業、プリント作成、ppt資料作成 |
2021/11/04~2022/01/31 |
2021 | 総合政策日本語Ⅰ |
授業、プリント作成、ppt資料作成 |
2021/06/05~2022/07/31 |
2021 | 日本語Ⅱ(総合) |
授業、プリント作成、ppt資料作成、DVD資料作成 |
2021/04/01~2022/01/30 |
2021 | 日本語Ⅲ(読解) |
授業、プリント作成、テキストプリント作成 |
2021/04/01~2022/01/30 |
2021 | 日本語Ⅲ(総合) |
授業、プリント作成、ppt資料作成 |
2021/04/01~2022/01/30 |
2020 | 総合政策日本語Ⅱ |
授業、プリント作成、ppt資料作成 |
2020/11/04~2021/01/30 |
2020 | 総合政策日本語Ⅰ |
授業、プリント作成、ppt資料作成 |
2020/06/05~2020/07/31 |
2020 | 日本語Ⅲ(総合) |
授業、プリント作成、ppt資料作成 |
2020/04/01~2021/01/30 |
2020 | 日本語Ⅲ(読解) |
授業、プリント作成、テキストプリント作成 |
2020/04/01~2021/01/30 |
2020 | 日本語Ⅱ(総合) |
授業、プリント作成、ppt資料作成、DVD資料作成 |
2020/04/01~2021/01/30 |
年度 Year |
活動名称 Name of activities |
活動期間 Period of Activities |
---|---|---|
2011 | 総合的な学習 | 2012/02/23 |
活動内容等(Content of Activities) 高校の総合的な学習活動における発表の審査 |
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2010 | 講演会 | 2011/02/16 |
活動内容等(Content of Activities) 『国際交流講演会』/国際交流促進/学部における国際教育の例を中心に留学生受け入れの意義と留学生用カリキュラムのあり方について講演/広島修道大学 |
年度 Academic Year |
学術研究著書の件数 No. of Academic Books |
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers |
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数 No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins |
学会受賞等の受賞件数 No. of Academic Awards Received |
国際学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences |
国際学会での研究発表の件数 No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences |
国内学会でのゲストスピーカーの件数 No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf. |
国内学会での研究発表の件数 No. of Papers Presented at National Academic Conf. |
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2021 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2020 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
2019 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
2018 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2017 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2016 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2015 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2013 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2012 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2022/03/03 更新
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